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【発明の名称】 水槽設備
【発明者】 【氏名】ジョセフ・クリストファー・カーリー

【氏名】マーク・ジェラルド・アグレスタ

【要約】 【課題】フィルタアセンブリとヒーターとを隠すのに使用される装飾的構造を含む装飾的水槽設備の提供。

【解決手段】装飾的構造物12は、入口38と出口40とを含む。入口38と出口40とが水槽内の水槽水の対角線循環を形成するように相対的に位置づけられ、水槽内の淀んだ領域を減少させる。ヒーター16は、更に、加熱され、濾過された水が装飾的水槽設備10によって分散されるように、フィルタアセンブリ14に関して配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水槽に使用される水槽設備であって、
a)前側部と、キャビティを画定する後側部とを有し、構造物入口と、構造物が水槽内に配置されるときに、水槽の水位の場所でまたはそれより上の場所で水を供給するように配置される構造物出口とを含む装飾的構造物、
を含み、
b)ポンプの動作中に、他のいずれの水流方向にも対向しない方向でキャビティ内に水が流れるように、構造物出口が構造物入口からずれ、それによって、水槽内に対角線循環を形成する設備。
【請求項2】
装飾的構造物の構造物出口に位置する余水路を更に含む、請求項1記載の設備。
【請求項3】
装飾的構造物のキャビティ内に配置可能なフィルタアセンブリを更に含み、フィルタアセンブリは水中ポンプを含む、請求項1記載の設備。
【請求項4】
装飾的構造物の構造物出口に位置する余水路を更に含み、余水路はフィルタアセンブリによって画定されている、請求項3記載の設備。
【請求項5】
フィルタアセンブリが、フィルタアセンブリのフィルタハウジング内に配置可能であり取り替え可能なフィルタカートリッジを更に含み、取り替え可能なフィルタカートリッジが、装飾的構造物に形成された頂部開口からアクセスすることができる、請求項3記載の設備。
【請求項6】
フィルタアセンブリが取り外し可能な内蔵型フィルタユニットである、請求項2記載の設備。
【請求項7】
装飾的構造物のキャビティ内に配置されたヒーターを更に含む、請求項1記載の設備。
【請求項8】
装飾的構造物が前壁および対向する側壁を含み、前壁が装飾的構造物の前側部を画定し、入口構造物が装飾的構造物の対向する側壁の一方に形成される、請求項1記載の設備。
【請求項9】
対向する側壁の一方に形成された入口構造物が唯一の入口構造物である、請求項8記載の設備。
【請求項10】
対向する側壁の間に延びるバックパネルを更に含む、請求項8記載の設備。
【請求項11】
水槽に使用される装飾的設備であって、
a)キャビティを画定する装飾的構造物と、
b)装飾的構造物のキャビティで配置され、フィルタハウジングおよびポンプを含むフィルタアセンブリと、
c)装飾的構造物を通って流れる水が濾過の前に加熱されるように、装飾的構造物のキャビティ内でフィルタアセンブリに近接して配置されたヒーターと、
を含み、
d)フィルタアセンブリのフィルタハウジングは、水槽の水位の場所でまたはそれより上の場所で、加熱され濾過された水を供給するように配置される余水路を含む装飾的設備。
【請求項12】
ヒーターが、フィルタアセンブリから約5.0インチを超えずに配置される、請求項11記載の設備。
【請求項13】
余水路から供給された加熱され濾過された水が、水槽内に含まれる水にリップル効果を形成する、請求項11記載の設備。
【請求項14】
フィルタアセンブリが装飾的構造物に装着される、請求項11記載の設備。
【請求項15】
フィルタハウジングの余水路が装飾的構造物の頂部縁に装着する、請求項14記載の設備。
【請求項16】
ヒーターが装飾的構造物に装着される、請求項14記載の設備。
【請求項17】
エアレーション装置の動作中に装飾的構造物の外部表面に沿って気泡が起こるように配置されるエアレーション装置を更に含む、請求項11記載の設備。
【請求項18】
水槽設備を組み立てる方法であって、
a)前側部と、キャビティを画定する後側部とを有して、構造物入口と構造物出口とを含む装飾的構造物を提供するステップと、
b)装飾的構造物のキャビティ内に、フィルタハウジングと水中ポンプとを含む内蔵型フィルタアセンブリを配置するステップと、
c)装飾的構造物の構造物出口が水槽の水位にまたはそれより上にあるように、装飾的構造物を水槽内に配置するステップと、
を含む、方法。
【請求項19】
構造物入口と構造物出口との間に、キャビティ内に形成された水流経路内にヒーターを配置するステップを更に含む、請求項18記載の方法。
【請求項20】
内蔵型フィルタアセンブリを配置するステップは、水槽内に含まれた水の中に手を伸ばさずに、ユーザが、フィルタハウジング内に配置可能であり取り替え可能なフィルタカートリッジにアクセス可能であるように、内蔵型フィルタアセンブリを配置することを含む、請求項18記載の方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本開示は、主に、水槽で使用される装飾的構造物に関する。特に、本開示は、フィルタアセンブリおよびヒーターを隠すように構成された装飾的構造物に関する。
【0002】
本願は、2004年6月15日に出願された米国特許出願第10,868,749号公報に基づき、その優先権がこれにより主張され、下記によって特徴づけられる。
[請求項1]
水槽内の水槽機器を隠す際に使用される装飾的設備であって、
a)構造物入口と構造物出口とを含む装飾的構造物であって、構造物入口は、構造物出口から垂直距離および構造物出口から水平距離に位置し、水平距離は垂直距離の少なくとも半分の大きさであり、水槽水が装飾的構造物を通って循環するときに水槽水の対角線循環を形成する装飾的構造物、
を含む装飾的設備。
[請求項2]
構造物入口と構造物出口との間の水平距離および垂直距離によって形成される水槽水の対角線循環は、水槽内の淀んだ水の領域を減少させる、請求項1記載の設備。
[請求項3]
装飾的構造物はキャビティを画定し、キャビティはキャビティ内に配置されたフィルタアセンブリを隠すように構成される、請求項1記載の設備。
[請求項4]
キャビティはキャビティ内に配置されたヒーターを隠すように構成される、請求項3記載の設備。
[請求項5]
構造物入口は、構造物の側壁に形成された複数の開口を含む、請求項1記載の設備。
[請求項6]
構造物出口は、余水路によって画定される、請求項1記載の設備。
[請求項7]
水槽設備であって、
a)水槽と、
b)フィルタアセンブリ入口およびフィルタアセンブリ出口を有するフィルタアセンブリと、
c)構造物入口および構造物出口を有し、フィルタアセンブリを隠すように構成される装飾的構造物と、
を含み、
d)フィルタアセンブリは、水の実質的に水平な流れが構造物入口とフィルタアセンブリ入口との間に形成されるように、装飾的構造物の構造物入口に対して配置される水槽設備。
[請求項8]
構造物入口は構造物出口に対して配置され、横から横への流れ成分を有する水槽内に流体流れを提供して、水槽内の淀んだ水の領域を減少させる、請求項7記載の設備。
[請求項9]
フィルタアセンブリに流れ込む水が、フィルタアセンブリ入口に入る直前に加熱されるように、フィルタアセンブリに密接して配置されたヒーターを更に含む、請求項7記載の設備。
[請求項10]
装飾的構造物がキャビティを画定し、フィルタアセンブリおよびヒーターはキャビティ内に配置される、請求項9記載の設備。
[請求項11]
装飾的構造物は、水槽の側部の間に画定された距離の少なくとも25パーセントで延びる、請求項7記載の設備。
[請求項12]
装飾的構造物が水槽の側部の間に画定された距離の大半で延びる、請求項11記載の設備。
[請求項13]
フィルタアセンブリ出口が構造物出口に位置する、請求項7記載の設備。
[請求項14]
構造物出口は、濾過された水が水槽の水位とほぼ同じ高さの場所で装飾的構造物を出るように、配置される、請求項13記載の設備。
[請求項15]
構造物出口は、濾過された水が水槽の水位より上の場所で装飾的構造物を出るように、配置される、請求項13記載の設備。
[請求項16]
構造物出口を出る水が、水槽内に含まれる水にリップル効果を形成する、請求項13記載の設備。
[請求項17]
構造物入口が構造物の壁に形成された複数の開口を含む、請求項7記載の設備。
[請求項18]
複数の開口が構造物の側壁内に位置する、請求項17記載の設備。
[請求項19]
複数の開口が装飾的構造物に固定されたグリルインサートによって画定される、請求項17記載の設備。
[請求項20]
複数の開口とフィルタアセンブリとの間に配置され、開口を通って流れ込む水を濾過の前に加熱するヒーターを更に含む、請求項17記載の設備。
[請求項21]
フィルタアセンブリが、水中ポンプおよびフィルタハウジングを含む、請求項7記載の設備。
[請求項22]
フィルタアセンブリ出口が、フィルタハウジングに形成された余水路によって画定される、請求項21記載の設備。
[請求項23]
構造物出口が余水路によって画定される、請求項7記載の設備。
[請求項24]
a)前側部および後側部を有する装飾的構造物と、
b)装飾的構造物の後側部に配置され、フィルタアセンブリ入口およびフィルタアセンブリ出口を有するフィルタアセンブリと、
c)フィルタアセンブリの動作中に、フィルタアセンブリ入口に入る直前に水が加熱されるように、フィルタアセンブリ入口に密接して配置されたヒーターと、
を含む水槽設備。
[請求項25]
装飾的構造物が、フィルタアセンブリおよびヒーターの各々を隠すように大きさが調整されている、請求項24記載の設備。
[請求項26]
装飾的構造物が構造物入口および構造物出口を含み、フィルタアセンブリ出口が構造物出口に位置する、請求項24記載の設備。
[請求項27]
構造物入口が構造物に形成された複数の開口を含む、請求項26記載の設備。
[請求項28]
構造物入口の複数の開口がグリルピースによって画定される、請求項27記載の設備。
[請求項29]
フィルタアセンブリのフィルタアセンブリ入口が、構造物入口から所定の距離に配置されて、構造物入口とフィルタアセンブリ入口との間に水の実質的に水平な流れを形成する、請求項26記載の設備。
[請求項30]
構造物入口が、構造物出口に対して配置され、横から横への流れ成分を有する水槽内に流体流れを提供して、水槽内の淀んだ水の領域を減少させる、請求項29記載の設備。
[請求項31]
ヒーターが、水平な水の流れ内に配置される、請求項29記載の設備。
[請求項32]
フィルタアセンブリ出口が余水路によって画定される、請求項24記載の設備。
[請求項33]
水槽内に水槽水を循環する方法であって、
水槽内に配置され、入口および出口を含み、水槽機器を隠すように構成されたキャビティを画定する装飾的構造物を提供するステップと、
装飾的構造物のキャビティ内にポンプを配置するステップと、
ポンプを動作させることによって水槽を通る対角水流経路を形成するステップであって、対角水流経路は、装飾的構造物の入口および出口の相対位置によって形成され、水槽内の淀んだ水の領域を減少させるステップと、
を含む方法。
[請求項34]
装飾的構造物の入口および出口の間の場所で水を加熱するステップを更に含む、請求項33記載の方法。
[請求項35]
加熱された水を濾過するステップを更に含む、請求項34記載の方法。
[請求項36]
ヒーターおよびフィルタアセンブリを提供するステップと、構造物入口を通って吸い込まれた水が濾過の直前に加熱されるように、フィルタアセンブリに密接してヒーターを配置するステップと、を更に含む、請求項34記載の方法。
[請求項37]
フィルタアセンブリおよびヒーターを隠すために、フィルタアセンブリおよびヒーターを装飾的構造物の後ろに配置するステップを更に含む、請求項36記載の方法。
[請求項38]
対角水流の一部が、加熱され濾過された水を構造物出口から水槽の主要容量へ戻すことによって供給される、請求項33記載の方法。
[請求項39]
加熱され濾過された水を戻すステップが、加熱され濾過された水を水槽水の表面レベルより上の場所で供給することを含む、請求項38記載の方法。
[請求項40]
加熱され濾過された水を戻すステップが、加熱された水を水槽水の表面レベルの場所で供給することを含む、請求項38記載の方法。
[請求項41]
加熱され濾過された水を戻すステップが、水槽水の表面レベルでリップル効果を形成することを含む、請求項38記載の方法。
[請求項42]
装飾的構造物の出口が、余水路によって画定される、請求項33記載の方法。
【背景技術】
【0003】
広く様々な水槽装飾は、水槽の美しさおよび楽しさを高めるのに使用するのに利用可能である。用途によっては、水槽装飾は、水槽付属品、例えば、循環管、エアレーション管、フィルタアセンブリ、ヒーター、または、他の付属品を隠すために用いられる。これらの付属品は一般に、水槽内の水生生物のために健康的な環境を維持するのに関連する。例えば、これらの種類の付属品は、適切な温度調整と、水循環と、水濾過とを維持するのに重要である。水槽装飾が水槽に審美的な価値を加える一方、水槽構成要素を隠すために装飾を使用することは、健康的な水生環境を維持するのに必要な構成要素の効果を妨害する可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、そのような設備および方法に対する改良が求められており、水槽の環境的な品質に関連する構成要素の効果を依然として維持すると同時に、高めさえして、一般に、水槽の審美的な品質を改良する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、フィルタアセンブリおよびヒーターを隠すのに使用される装飾的構造物を有する装飾的水槽設備に関する。装飾的構造物は、前側部および後側部を有し、後側部は、その中にフィルタアセンブリおよびヒーターが配置されるキャビティを画定する。装飾的構造物は、入口および出口も含む。設備の1つの特徴は、入口および出口のずれた位置に関連し、水槽内に水槽水の対角線循環を形成する。設備の別の特徴は、フィルタアセンブリに対するヒーターの近位位置に関し、それによって、余水路を経由して、水槽の主要容量の水に、加熱され濾過された水を供給する。
【0006】
望ましい製品の特徴または方法の様々な例は、ある程度、下記の記載で説明され、そして、ある程度、記載から明らかであり、または、開示の様々な態様を行うことによってわかる場合がある。開示の態様は、個別の特徴および特徴の組み合わせに関する。前述の一般的な記載と下記の詳細な説明は両方とも例示的なものに過ぎず、権利が請求される本発明を制限するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、添付の図面に例示される本開示の様々な特徴を詳細に参照する。可能な限り、同一または類似の部品を参照するのに図面全体にわたって同一の参照符号が使用される。
【0008】
図1〜8は、本開示の原理の水槽装飾設備10の1つの実施形態を例示する。水槽設備10は、典型的に、水槽またはタンク20内に配置される。例示された実施形態において、水槽設備10は、装飾的構造物12と、フィルタアセンブリ14と、ヒーター16とを含む。
【0009】
水槽設備10は、水槽水が設備10を通って循環するときに、水流の対角線循環(図1参照)が水槽20内に作られるように、組み立てられ、かつ配置される。従来の設備で形成された水循環は、典型的に、横から横への流れ成分を有する循環とは対照的に、上下の流れ循環を伴う。本設備10は、水槽内で水の対角線循環を生成するのに十分な横から横への流れ成分を形成し、それによって水槽内の淀んだ水の領域が減少するように設計される。従来の設備において、上下の循環は、そのような循環を水槽の一部または孤立した領域にのみ作る傾向があるため、淀んだ水の領域は一般的な問題である。下記により詳細に説明されるように、本設備によって設けられた対角線循環は、水槽で含まれた水の量の大半に影響を与える。それによって、本設備10の対角線循環は、淀んだ水の領域の発生を減少させる。
【0010】
次に、図2および3を参照すると、設備10の装飾的構造物12は、前側部または表面22、および後側部または表面24を有する。前側部22は典型的に、水槽の外観を、より自然に、美しく、かつ楽しいものにするように設計された特徴部または構造物18を含む。図1〜図8の例示された実施形態において、装飾的構造物12の特徴部は、水中根の形態に設計されている。図9〜図13および図20〜図24に例示された他の実施形態において、特徴部は、水中株の形態に設計されている。図14〜図19において、特徴部は、別の水中根システムの形態に設計されている。水槽の外観を高める他の設計は、本開示の範囲内である。例えば、特徴部18は、珊瑚または他の水中構造物の形態であってもよい。
【0011】
次に、図1および図4を参照すると、装飾的構造物12は、第1の端部26および第2の端部28を有する。水槽20内に配置されるときには、好ましくは、構造物12の第1の端部26は、水槽20の底部30(図1)に載置される。構造物12を水槽20の底部30に載置するように配置することは、構造物12の第1の端部26を、水槽の底部表面に、水槽の底部で砂礫層に、水槽の底部に配置されたライナーに、または、水槽の下部または底部領域に位置する他の構造物に、配置することを含む。
【0012】
構造物12の第2の端部28は、好ましくは、構造物12の第1の端部26が底部30に載置されるとき、水槽20(図1)の水位より上に配置される。一般に、構造物12は、第1の端部26から第2の端部28へ達する高さHを有する。高さHは、設備10が水槽20内に配置されるとき、フィルタアセンブリ14およびヒーター16へ容易にアクセスするように構造物12の第2の端部28が水から離れて延在して、大きさが調整される。実施形態によっては、高さHが水槽20の完全高さに対応するものもある。
【0013】
次に、図3および図5を参照すると、装飾的構造物12の後側部24は、水槽20の主要容量34(図1)とは別個の容量またはキャビティ32を画定する。構造物12の第2の端部28の頂部開口36は、構造物12が水槽20の後壁21に隣接して配置されるとき、後側部24によって画定されたキャビティ32へのアクセスを提供する。例示された実施形態において、キャビティ32は、後側部24の湾曲した形状および装飾的構造物12の第1および第2の側壁46、47によって形成される。キャビティ32は、フィルタアセンブリ14およびヒーター16がキャビティ内に配置されるときに、これらを隠すように構成される。好ましくは、フィルタアセンブリ14およびヒーター16の両方は、例えば、水槽の外部に装着されるフィルタアセンブリを有する設備ではなく、水槽20の内部にある。
【0014】
次に、図5および図6を参照すると、装飾的構造物12は、水循環入口38と水循環出口40とを画定する。入口38は、水槽20の主要容量34から構造物12の後ろに位置するキャビティ32への流体連通を提供する。出口40は、構造物12のキャビティ32から水槽20の主要容量34への流体連通を提供する。
【0015】
図2に戻って参照すると、構造物12の出口40は一般に、水が装飾的構造物12を出る場所72である。言い換えると、出口40は典型的に、フィルタアセンブリ14が配置される場所72によって画定され、特に構造的に画定された出口を必要としない。フィルタアセンブリ14は一般に、フィルタアセンブリ入口58を画定する水中ポンプ78(図7)と、フィルタアセンブリ出口60(図2)を画定するフィルタハウジング54と、を含む。例示された実施形態のフィルタアセンブリ出口60は、余水路68である。余水路は一般に、例えば、出入口とは対照的に、その上を水が流れる縁、出っ張りまたは表面である。余水路68が配置される場所72は、図1〜図8の実施形態における装飾的構造物12の出口40を、少なくとも部分的に画定する。
【0016】
特に構造的に画定された出口は本開示によって必要ないが、例示された実施形態において、出口40はまた、装飾的構造物12の頂部縁52に沿って形成され窪んだリップ50(図2および3)によっても部分的に画定される。リップ50は、フィルタアセンブリ14の余水路68を収容するように大きさが調整されている。他の実施形態は、フィルタアセンブリ14の構成に対応する特定の構造物を含んでも含まなくてもよい。更に、水循環出口40が、例えば、直接水を水槽の主要容量34内に戻すチャネル、開口、または他の出口構造物を含んでもよいことが企図される。動作中に、水は、リップ50の場所72で水槽20の主要容量34へ戻る。特に、水は、装飾的構造物12のリップ50に配置され、フィルタアセンブリ14のフィルタハウジング54に形成された余水路68を出る。
【0017】
好ましくは、水が設備10から水槽20の主要容量34へ供給される場所72は、水槽内の水の表面レベルに位置する。水槽水の表面レベルで構造物12を出る水は、水の表面にリップル効果を形成する。リップル効果は、水槽水の酸素レベルを高め、健康的な水中環境を維持するのを促進する。あるいは、水が設備から供給される場所72は、落水効果を形成するために、水槽内の水の表面レベルより上に位置してもよい。同様に、水が、水槽水の表面レベルより下の場所で、設備10から供給されてもよいことが企図される。
【0018】
図3および図6に戻って参照すると、構造物12の入口38は、装飾的構造物12の側壁46、47の一方に形成された少なくとも1つの開口、好ましくは複数の開口44を含む。例示された実施形態において、複数の開口44は、第1の側壁46に形成されたノッチ66内に挿入されたグリルピース42によって画定される。代替の実施形態において、複数の開口44は、構造物12の側壁46、47の一方内に直接形成されてもよい。開口44の数およびサイズは、フィルタアセンブリ14によって生成される特定の流速に対応するように構成される。
【0019】
図7に戻って参照すると、構造物12の出口40は、装飾的構造物12の第2の端部28に位置し、一方、入口38は、構造物の第1の端部26に隣接して位置する。加えて、出口40は、構造物12の側壁の一方(例えば、第2の側壁47)に隣接して位置し、一方、入口38は、構造物の対向する側壁(例えば、第1の側壁46)に位置する。構造物の入口38と構造物の出口40との相対位置が、水槽20内の水流の対角線循環を形成し、これにより、淀んだ水の領域を減少させる。
【0020】
特に、入口38および出口40の相対位置は、入口38および出口40の各々が、互いから垂直距離D1および水平距離D2に配置されるようにされる。好ましくは、水平距離D2は、垂直距離D1の少なくとも半分の大きさである(距離の各々は、構造物の入口および出口の中心線の間に画定される)。構造物の入口および出口38、40の相対的な配置は、水槽水の対角線循環を形成する横から横への流れ成分を生成し、水槽内の淀んだ領域を減少させる。1つの実施形態において、10から30ガロンの間の範囲の水槽では、水平距離D2は約5.0から6.0インチの間であり、垂直距離D1は約6.0から9.0インチの間であるが、開示された原理は、様々なサイズおよび用途に適用することができる。
【0021】
同様に、フィルタアセンブリ14は典型的にキャビティ32内に配置され、そのため、フィルタアセンブリ入口58は構造物入口38から距離D3に配置され、構造物入口38とフィルタアセンブリ入口58との間に、水の実質的に水平な流れ(図7において矢印Aによって表される)を形成する。水の実質的に水平な流れは、水槽水の対角線循環(図1)の横から横への流れ成分(図5)に寄与する流れベクトルを生成し、水槽20のキャビティ32および主要容量34の両方の内の淀んだ領域を減少させる。1つの実施形態において、構造物入口38とフィルタアセンブリ入口58との間の距離D3は、約2.0から3.5インチの間であるが、開示された原理は、様々なサイズおよび用途に適用することができる。
【0022】
本設備10によって生成された横から横への流れ成分は、従来の設備よりも、その流れ内により大きな割合の水を捕らえて吸い込み水槽内の循環を形成することによって、淀んだ水を減少させる。先に記載したように、従来の設備は、特定のサイズの水槽内に経路長さを有する上下循環を形成する。上下循環の経路長さは、同一の水槽内に形成された対角線循環の経路長さよりも短い。したがって、横から横への流れ成分を有する対角線循環は、従来の設備に比較して、その流れ内により大きな割合の水を捕らえて吸い込むことによって、水槽内の淀んだ水を減少させる。
【0023】
更に、開示された設備10によって形成された対角線循環を増やすために、装飾的構造物12は、好ましくは、水槽20のサイズおよび幅W2に適する幅W1(図5)を有する。理解されることができるように、幅W1は、構造的に、装飾的構造物12の水循環入口38と水循環出口40との間の水平距離D2の境界を画定する。好適な実施形態において、構造物12の幅W1は、水槽20の幅W2の少なくとも25%である。
【0024】
次に、図6および図7を参照すると、構造物入口38の開口44およびヒーター16は、入口38を通って流れる水が、構造物12のキャビティ32内に配置されたヒーター16と熱的連通するように、配置させている。開口44は、かなりの大半の水流が、濾過の前にヒーター16の加熱素子48を横切って通るように、位置する。例示された実施形態において、開口44は、加熱素子48の細長い構造物に対応するほぼ垂直なアレイ状に配置される。動作中において、水は、複数の開口44を通り引かれ、加熱素子48を横切り、フィルタアセンブリ入口58内に吸い込まれる。
【0025】
例示された実施形態において、ヒーター16は、フィルタアセンブリ14に密接して配置され、そのため、フィルタアセンブリ14に流れ込む水は、フィルタアセンブリ入口58に入る直前に加熱される。密接することによって、ヒーター16は、構造物入口38よりもフィルタアセンブリ入口58により近くに位置することを意味する。密接して配置されると、加熱された水は、濾過のためにフィルタアセンブリ入口58に入る。加熱され、かつ濾過された水は、水槽20の主要容量34に戻る。
【0026】
濾過のためにフィルタアセンブリ内に引かれる直前に水の流れを加熱することは、水槽水の温度を効果的に調整する。すなわち、加熱され、濾過された水を水槽20の主要容量34に戻し、水槽内に対角線循環を形成することによって、加熱され、濾過された水は、水槽内に良好に分散され、水槽の全体にわたってより均一な温度を提供する。従来の設備において、ヒーターは典型的に、水が伝導によって加熱されるように配置される。伝導的に加熱された水は、水槽水の主要容量の一般循環によってのみ循環される。従来の設備の加熱された水は、タンクの主要容量内に分散されず、かつ淀んだ領域を減少させる対角線循環内に加熱された水を吸い込むことにより分散されないため、精確さに欠ける温度調整および/または温度が変動する水ポケットの問題がしばしば発生する。
【0027】
図4に見ることができるように、装飾的構造物12は、水槽20の外観を高めるために、フィルタアセンブリ14およびヒーター16を隠す。視界から隠されると同時に、フィルタアセンブリ14およびヒーター16は、構造の高さHの構成のため、依然として容易にアクセス可能である。例えば、図2に示されるように、フィルタアセンブリ14は、構造物12の第2の端部28で開口36からアクセス可能である。自分の手を水槽水に浸すことなく、フィルタアセンブリ14を取り除き、交換し、および/または、メンテナンスすることできる。同様に、ヒーター16は、構造物12の第2の端部28で開口36からアクセス可能である。自分の手を水に浸すことなく、ヒーター16を調節することができる。
【0028】
例示された実施形態において、フィルタアセンブリ14は、典型的に、ブラケット(図示せず)によって水槽20の縁64に装着される。設備10の構造物12は、フィルタアセンブリ14が水槽20の縁64に装着されるとき、フィルタアセンブリ出口60が水循環出口40に、または隣接して位置するように、大きさが調整されることが好ましい。ヒーター16は、フィルタアセンブリ14に、構造物12に、水槽縁64に、装着されてもよく、または、図2、図3、および図5に例示された実施態様に示されるように、仕切壁74に装着されてもよい。
【0029】
例示された実施形態の仕切壁74は、開口76(図7)を含み、それを通って加熱された水が流れ、フィルタアセンブリ入口58に入る。仕切壁74は、ヒーター16に熱的連通している水のみがフィルタアセンブリ14に入るように、水の流れを方向づける。図7に示される水の水平流れを形成するのを促進するために、仕切壁の開口76は、構造物12の入口38およびフィルタアセンブリ14のフィルタアセンブリ入口58から(例えば、ほぼ水平な並びで)横切って位置する。
【0030】
次に、図3および図8を参照すると、設備10は、エアレーション装置80を更に含むことができる。例示された設備10において、エアレーション装置80は、送気管84に相互接続されたエアストーン82を含む。送気管84は、構造物のキャビティ32内に延び、構造物12の底部90に形成された開口86を通る。次いで、送気管は、構造物12の前側部22へ延びたチャネルまたはスロット88を経由する。エアストーン82は多孔性であり、送気管84からの空気をエアストーン82から泡立たせる。図1〜図8の例示された実施形態において、エアストーン82は、装飾的構造物12の前側部22に配置される。エアレーション装置80の動作中に、空気は構造物12の前側部22を泡立たせ、水槽水に酸素を供給する間に、水槽設備10の審美的魅力に更なる興味を加える。
【0031】
使用にあたり、水槽設備10は、水槽の全体にわたって水を効果的に循環する流体の流れを形成し、構造物12のキャビティ32および水槽20の主要容量34の両方の内のデッドスポットまたは淀んだ水の領域を減少させる。従来の設備において、水は簡単な背景ライナーの後ろで捕らえられることができるか、または、水槽の離れた領域で淀む可能性がある。開示された設備10において、フィルタアセンブリ14は、主要容量34から水を吸い込み、構造物12の水循環入口38を通り、ヒーター16の加熱素子48を横切って、フィルタアセンブリ14内に入るように配置される。次いで、加熱され、濾過された水は、構造物の水循環出口40から方向づけられ、水槽20の水表面を横切って分散される。開示された設備10によって形成された対角線循環は、水槽の淀んだ水の領域を減少させるだけではなく、フィルタアセンブリ14およびヒーター16の効果を高めさえする。
【0032】
次に、図9〜図13を参照すると、水槽装飾設備100の第2の実施形態が例示される。この実施形態において、水槽設備100もまた、装飾的構造物112と、フィルタアセンブリ114と、ヒーター116と、を含む。
【0033】
先の実施形態と同様に、水槽設備100は、水槽水が設備100を通って循環するとき、水流の対角線循環が水槽20内に形成されるように、組み立てられ、かつ配置される。同様に、水槽設備100の構造的特徴の多くは、先の実施形態のものに類似している。
【0034】
例えば、図9および図10を参照すると、装飾的構造物112は、前側部122と後側部124、および、第1の端部126と、第2の端部128とを有する。水槽20内に配置されると、構造物112の第1の端部126は、水槽20の底部30(図1)に載置される。装飾的構造物112の後側部124は、水槽20の主要容量34(図1)とは別個の容量またはキャビティ132を画定する。構造物112の第2の端部128の頂部開口136は、構造物112が水槽20の後壁21に隣接して配置されるとき、構造物112の後側部124によって画定されたキャビティ132へのアクセスを提供する。キャビティ132は、フィルタアセンブリ114およびヒーター116がキャビティ内に配置されたときに、これらを隠すように構成される。
【0035】
次に、図10〜図12を参照すると、装飾的構造物112は、水循環入口138と水循環出口140とを画定する。入口138は、水槽20の主要容量34から構造物121の後ろに位置するキャビティ132への流体連通を提供する。出口140は、構造物112のキャビティ132から水槽20の主要容量34への流体連通を提供する。
【0036】
構造物112の入口138は、装飾的構造物12の第1の側壁146および第2の側壁147の一方に形成された少なくとも1つの開口、好ましくは複数の開口144を含む。第2の実施形態において、複数の開口144は、第1の側壁146に形成されたノッチ166(図10)内に挿入されたグリルピース142によって画定される。
【0037】
図11を参照すると、構造物112の出口140は、装飾的構造物112の第2の端部128に位置し、一方、入口138は、構造物の第1の端部126に隣接して位置する。加えて、出口140は、構造物112の側壁の一方(例えば、第2の側壁147)に隣接して位置し、一方、入口138は、構造物の対向する側壁(例えば、第1の側壁146)に位置する。
【0038】
構造物入口138と構造物出口140との相対位置は、水槽水の対角線循環を形成する横から横への流れ成分を生成し、水槽20内の淀んだ領域を減少させる。加えて、フィルタアセンブリ114は典型的にキャビティ132内に配置され、そのため、フィルタアセンブリ入口158(図12)は、先に記載したように、構造物入口138から所定の距離に配置され、構造物入口138とフィルタアセンブリ入口158との間に、実質的に水平な水の流れを形成する。
【0039】
引き続き図12を参照すると、ヒーター116は、フィルタアセンブリ114に密接して配置され、そのため、フィルタアセンブリ114に流れ込む水は、フィルタアセンブリ入口158に入る直前に加熱される。濾過のためにフィルタアセンブリ114内に吸い込まれる直前に水の流れを加熱することは、水槽水の温度を効果的に調整する。
【0040】
次に、図13を参照すると、設備100は、エアレーション装置180を更に含む。例示された設備100において、エアレーション装置180は、送気管184に相互接続されたエアストーン182を含む。送気管184は、構造物112のキャビティ132(図12)内に延び、構造物112の底部190に形成された開口186を通る。次いで、送気管は、構造物12の底部190に形成された二次チャンバ192へ延びるチャネルまたはスロット188を経由する。複数の穴194は、側壁の一方(例えば、第1の側壁146)に隣接して形成される。エアストーン82は多孔性であり、送気管84からの空気をエアストーン82から穴194を通って泡立たせる。
【0041】
次に、図14〜図19を参照すると、水槽装飾設備200の第3の実施形態が例示される。この実施形態において、水槽設備200もまた、装飾的構造物212と、フィルタアセンブリ214と、ヒーター216と、を含む。
【0042】
先の実施形態と同様に、水槽設備200は、水槽水が設備200を通って循環するとき、水流の対角線循環が水槽20内に形成されるように、組み立てられ、かつ配置される。同様に、水槽設備200の構造的特徴のいくつかは、先の実施形態のものに類似する。
【0043】
例えば、次に、図14および図15を参照すると、設備200の装飾的構造物212は、前側部222と、後側部224と、第1の端部226と、第2の端228とを有する。水槽20内に配置されると、構造物212の第1の端部226は、水槽20の底部30(図1)に載置される。装飾的構造物212の後側部224は、水槽20の主要容量34(図1)とは別個の容量またはキャビティ232を画定する。構造物212の第2の端部228の頂部開口236は、構造物212が水槽20の後壁21(図1)に隣接して配置されるときに、後側部224によって画定されたキャビティ232へのアクセスを提供する。キャビティ232は、フィルタアセンブリ214およびヒーター216がキャビティ内に配置されたときに、これらを隠すように構成される。
【0044】
引き続き図14および図15を参照すると、装飾的構造物212は、水循環入口238と水循環出口240とを画定する。入口238は、水槽20の主要容量34から構造物212の後ろに位置するキャビティ232への流体連通を提供する。出口240は、構造物212のキャビティ232から水槽20の主要容量34への流体連通を提供する。構造物212の出口240は一般に、水が装飾的構造物212を出る場所272である。
【0045】
フィルタアセンブリ214は、フィルタアセンブリ入口258(図18)を画定する水中ポンプ278(図15)と、フィルタアセンブリ出口260(図17)を画定するフィルタハウジング254と、を含む。例示された実施形態のフィルタアセンブリ出口260は、余水路268である。余水路268が配置される場所272は、装飾的構造物212の出口240を画定する。
【0046】
次に、図14および図18を参照すると、構造物212の入口238は、装飾的構造物212の底部縁227に沿って形成された少なくとも1つの開口、好ましくは複数の開口244を含む。構造物212の出口240は、装飾的構造物212の第2の端部228に位置し、一方、入口238は、構造物の第1の端部226に隣接して位置する。加えて、出口240は、装飾的構造物212の中心線C−Cの一方の側に位置し、一方、入口238は、構造物の中心線C−Cの他方の側に位置する。構造物入口238と構造物出口240との相対位置は、水槽20内の水流の対角線循環を形成し、淀んだ水の領域の発生を減少させる。
【0047】
特に、入口238および出口240の相対位置は、入口238および出口240の各々が、互いから垂直距離D1’および水平距離D2’に配置されるようにされる。好ましくは、水平距離D2’は、垂直距離D1’の少なくとも半分の大きさである(距離の各々は、構造物の入口および出口の中心線の間に画定される)。構造物の入口および出口238、240の相対位置は、水槽水の対角線循環を形成する横から横への流れ成分を生成し、水槽内の淀んだ領域を減少させる。
【0048】
先の実施形態と同様に、装飾的構造物212は、水槽20の幅W2(図1)の少なくとも25%である幅W1’(図19)を有する。例示された実施形態において、構造物212の幅W1’は、水槽20の幅W2の大半にわたるように設計され、更に、水槽のサイズに依存して、水槽20の幅W2全体にわたってもよい。
【0049】
図18に戻って参照すると、ヒーター216は、フィルタアセンブリ214に密接して配置され、そのため、フィルタアセンブリ214に流れ込む水は、フィルタアセンブリ入口258に入る直前に加熱される。動作中において、水は、複数の開口244を通り、吸い込まれる、ヒーター216の加熱素子248を横切り、フィルタアセンブリ入口258内に吸い込まれる。
【0050】
図16に見られるように、装飾的構造物212は、水槽20の外観を高めるために、フィルタアセンブリ214およびヒーター216を隠す。視界から隠されるとともに、フィルタアセンブリ214およびヒーター216は、先に記載したように、依然として容易にアクセス可能である。
【0051】
先の実施形態と同様に、フィルタアセンブリ214は、典型的に、ブラケット(図示せず)によって水槽20の縁64に装着される。設備10の構造物212は、フィルタアセンブリ214が水槽20の縁64に装着されるときに、フィルタアセンブリ出口260が水循環出口240に位置するかまたは隣接するように、大きさが調整されることが好ましい。ヒーター216は、図18に例示されるように、フィルタアセンブリ214に、構造物212に、水槽縁64に、または、仕切壁274に装着されてもよい。
【0052】
次に、図16および図19を参照すると、設備200は、エアレーション装置280を更に含むことができる。例示された設備200において、エアレーション装置280は、送気管284に相互接続されたエアストーン282を含む。送気管284は、構造物のキャビティ232内に延び、装飾的構造物212の底部縁に形成された開口287を通る。エアストーン282は多孔性であり、送気管284からの空気をエアストーン282から泡立つことを可能にする。図14〜図19の例示された実施形態において、エアストーン282は、装飾的構造物212の前側部222に配置される。エアレーション装置280の動作中に、空気は構造物212の前側部222を泡立たせ、水槽水に酸素を供給する間に、水槽設備200の審美的魅力に更なる興味を加える。
【0053】
次に、図20〜図24を参照すると、水槽装飾設備300の第4の実施形態が例示される。この実施形態において、水槽設備300もまた、装飾的構造物312と、フィルタアセンブリ314と、ヒーター316と、を含む。
【0054】
図20および図21を参照すると、設備300の装飾的構造物312は、前側部または表面322および後側部または表面324を有する。前側部322は典型的に、水槽の外観をより自然に美しく楽しいものにするように設計された特徴部または構造物318を含む。装飾的構造物312は、第1の端部326(図21)および第2の端部328を有する。水槽20(図1)内に配置されると、構造物312の第1の端部326は、水槽20の底部30(図1)に載置されることが好ましい。構造物312の第2の端部328は、構造物312の第1の端部326が底部30に載置されるときに、水槽20(図1)の水位より上に位置することが好ましい。
【0055】
使用において、本開示の水槽装飾設備300は、自立型または自己安定型である。すなわち、設備300は、ブラケットまたはタイ等の追加固定装置を必要とせずに、水槽の底部30に載置される。フィルタアセンブリ314およびヒーター316の各々は、設備300の装飾的構造物312に装着するかまたは固定される。したがって、これらの隠された構成要素用にも追加固定装置は必要ではない。この特徴は、ユーザに、この設備を水槽内に配置し配置する際により大きな柔軟性を与え、そのため様々な水生光景または環境を形成することができる。
【0056】
図21の例示された実施形態において、バックパネル325が装飾的構造物312の後側部324に位置する。バックパネル325は、装飾的構造物312の対向する第1および第2の側壁346、347の間に延びる。装飾的構造物312の後側部324およびバックパネル325は、水槽20の主要容量34(図1)とは別個の容量またはキャビティ332を画定する。先の実施形態において、水槽20の後壁21は、本質的にバックパネルとして機能し、キャビティを画定した。しかし、この実施形態において、バックパネル325は、取り囲まれたキャビティが所望される用途に使用される設備300の構成要素として設けられる。例えば、いくつかの水槽設定において、ユーザは、後壁21と同一平面に設備を配置するのとは対照的に、水槽20の後壁21に対して傾斜させて水槽装飾設備を配置するように望むこともある。図21〜図24の実施形態のキャビティ332は取り囲まれているため、設備300は、水槽20の後壁21に対して傾斜させることができ、それによって、水槽光景を配置するかまたは設計するのに、より大きな柔軟性を与える。
【0057】
引き続き図21を参照すると、構造物312の第2の端部328の頂部開口336は、キャビティ332へのアクセスを提供する。先の実施形態と同様に、キャビティ332は、フィルタアセンブリ314およびヒーター316がキャビティ内に配置されたときに、これらを隠すように構成され、一方、引き続き、その中に位置する構成要素に容易なアクセスを提供する。
【0058】
次に、図24を参照すると、装飾的構造物12は、水循環入口338と水循環出口340とを画定する。入口338は、水槽20の主要容量34から構造物312のキャビティ332への流体連通を提供する。出口340は、構造物312のキャビティ332から水槽20の主要容量34への流体連通を提供する。構造物312の出口340は一般に、水が装飾的構造物312を出る場所372(図23)である。言い換えると、出口340は典型的に、フィルタアセンブリ314が配置される場所372によって画定され、特に構造的に画定された出口を必要としない。
【0059】
現在開示されている例示された実施形態の各々において、単数または複数の水循環入口および水循環出口は、水が他のいずれの水流方向に対向しない方向でキャビティ内に流れるように、互いからずれている。この特徴は、構造物のキャビティ(例えば、32、132、232、332)内に、および、水槽20の主要容量34内に、対角線循環を形成する。言い換えると、出口(例えば、40、140、240、340)は、全体的な対角線流れパターンが入口から出口へ形成されるように、すべての入口構造物(例えば、38、138、238、338)からの場所でずれている。対照的に、従来の設備の出口は典型的に、水が全方向から設備に入り、かつ対向する方向から出口へ向けて流れるように、多数の入口または開口の間のおよびその上に位置する。この水流の対向する水平流れベクトルは本質的に互いを打ち消し、そのため、そのような設備によって形成された水槽流れパターン全体は、上下流れパターンである。
【0060】
図22は、装飾設備300の水流パターン(矢印BおよびCによって表される)を示す。図示する通り、構造物312のキャビティ332に入るすべての水は、他のいずれの水流によって対向しない方向に流れる。先に記載したように、水流の対向しない横から横への流れ成分(矢印Bによって示され、矢印Cの水平ベクトルによって与えられる)は、水槽内に対角線循環を形成する。対角線循環は、従来の設備に比較して、その流れ内に、より大きな割合の水を捕らえ吸い込み、水槽内の淀んだ水の領域を減少させる。
【0061】
図24に戻って参照すると、構造物312の入口338は、装飾的構造物312に形成された少なくとも1つの開口、好ましくは複数の開口344を含む。例示された実施形態において、複数の開口344は、第1の側壁346に形成されたノッチ366(図20および図21)内に挿入されたグリルピース342によって画定される。入口338を画定するノッチ366および構造物312の出口340は、図7(例えば、D1およびD2)に関連して説明されるように、互いに対して寸法的に位置し、図1および5に示されるように、水槽20内に水流の対角線循環を形成する。
【0062】
図22を再度参照すると、フィルタアセンブリ314は一般に、水中ポンプ378とフィルタハウジング354とを含む。水中ポンプ378はフィルタアセンブリ入口を画定し、フィルタハウジング354はフィルタアセンブリ出口360(図23)を画定する。図23に示されるように、例示された実施形態のフィルタアセンブリ出口360は、余水路368である。
【0063】
余水路368が配置される場所372は、少なくとも部分的に、装飾的構造物312の出口340を画定する。出口340はまた、装飾的構造物312の頂部縁352に沿って形成され窪んだリップ350(図20)によっても部分的に画定されるが、特に構造的に画定された出口は本開示によって必要ない。リップ350は、フィルタアセンブリ314の余水路368を収容するように大きさが調整されている。代替の実施形態において、構造物312の窪んだリップ350は、それ自体が、水槽内に水を戻し供給する余水路を画定してもよく、一方、フィルタアセンブリ314は、単に、濾過された水の流れを構造物312の余水路に方向づけてもよい。
【0064】
図20〜図24の例示された実施形態において、窪んだリップ350は、更なるブラケットを使用することなくフィルタアセンブリ314全体を支持するように大きさが調整され、かつ構成される。特に、フィルタアセンブリ314の余水路368は、単に、構造物312の窪んだリップ350に載置されるかまたはその中に捕らえられ、一方、残っているフィルタハウジング354およびポンプ378は、キャビティ332内に下方に依存する。この装着設備は、フィルタアセンブリ314のメンテナンスを簡略化し、それによって、ユーザは、フィルタアセンブリ314を窪んだリップ350から外すか、またはフィルタアセンブリ314を窪んだリップ350に取り付けなければならず、フィルタアセンブリ314を構造物312から取り外すか、またはフィルタアセンブリを構造物312に取り付ける。
【0065】
言い換えると、フィルタアセンブリ314は、メンテナンスまたは他の目的のために構造物のキャビティ332から取り外すことができる差し込み型または内蔵型のフィルタアセンブリである。内蔵型にすることによって、フィルタアセンブリ全体、すなわち、フィルタハウジングに配置可能な水中ポンプ378、フィルタハウジング354およびフィルタカートリッジ333が、構造物312とは別個の交換可能なユニットの一部である。本装着設備もまた、フィルタアセンブリ314のメンテナンスを簡略化し、それによって、ユーザは、水槽水に手を入れることなく、構造物312の頂部開口326を通って、周期的なメンテナンスのために、フィルタアセンブリのフィルタカートリッジ333(図20)に容易にアクセスすることができる。
【0066】
代替の実施形態において、フィルタアセンブリ314は単に、フィルタアセンブリ314の余水路368が構造物312のほぼ窪んだリップ350内に位置するように、キャビティフロア331(図22)に載置されてもよい。更に別の代替の実施形態において、フィルタアセンブリ314は、設備300のバックパネル325に装着されてもよい。
【0067】
引き続き図22を参照すると、フィルタアセンブリ314はキャビティ332内に配置され、フィルタアセンブリ314と構造物入口338との間の距離D4を最大にする。1つの実施形態において、水中ポンプ378に形成されたフィルタアセンブリ入口の中心線と構造物入口338との間の距離D4は、約3.5から5.5インチの間であるが、開示された原理は、様々なサイズおよび用途に適用されることができる。フィルタアセンブリ314と構造物入口338との間の距離を最大にすることは、水流の速度を上げ、横から横への流れ成分のモーメントと、水槽内の対角線循環(図1)とに寄与する。
【0068】
次に、図22および図24を参照すると、構造物入口338の開口344およびヒーター316は、入口338を通って流れる水がヒーター316と熱的連通するように、配置される。特に、開口344は、水流の大半が、濾過の前にヒーター316の加熱素子348を横切って通過するように、位置する。例示された実施形態において、開口344は、ヒーター素子348の細長い構造に対応する略垂直なアレイに配置される。動作中において、水は、複数の開口344を通り、加熱素子348を横切り、フィルタアセンブリ314内に吸い込まれる。
【0069】
図22に示されるように、ヒーター316の加熱素子348は、フィルタアセンブリ314のポンプ378の近位に配置され、そのため、フィルタアセンブリ14に流れ込む水は、フィルタアセンブリ入口に入る前に加熱される。すなわち、ヒーター316は、流れ経路内に、キャビティ332内に、構造物312の入口338と出口340との間に、配置される。好ましくは、加熱素子348は、約5.0インチを超えない距離D5、より好ましくは、ポンプ378のフィルタアセンブリ入口の中心線から約4.0インチを超えない距離に配置する。ヒーター316およびフィルタアセンブリ314を近位相対場所に配置することによって、加熱され、濾過された水が、動作中に水槽20の主要容量34へ戻る。加熱され、濾過された水を水槽へ戻し、水槽内に対角線循環を形成することによって、加熱され、濾過された水は、水槽内に良好に分散され、水槽全体にわたってより均一な温度を提供する。
【0070】
例示された実施形態において、ヒーター316は、構造物312のキャビティ332内に位置するブラケット327に装着される。ブラケット327は、構造物312の第1の側壁346の内側部329に固定される。好ましくは、ブラケットはヒーター316を、ヒーターの制御機器がキャビティ332の頂部開口336を通って容易にアクセスすることができるように、配置され、一方、加熱素子348は、先に記載したように、構造物入口338とポンプ378のフィルタアセンブリ入口との間に位置する。
図21に戻って参照すると、設備300は、エアレーション装置380を更に含むことができる。例示された実施形態において、エアレーション装置380は、送気管384に相互接続されたエアストーン382を含む。送気管384は、構造物のキャビティ332内に延び、構造物312の第1の端部326に隣接して形成された開口386を通る。エアストーン382は多孔性であり、送気管384からの空気をエアストーン382から泡立たせる。エアレーション装置380の動作中に、空気は構造物312の前側部322を泡立たせ、水槽水に酸素を供給する間に、水槽設備300の審美的魅力に更なる興味を加える。
上記明細書は、本発明の完全な説明を提供する。本発明の多くの実施形態は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく作ることができるため、本発明の一定の態様は、後に添付する特許請求の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本開示の原理の水槽の中に位置して示された水槽装飾設備の1つの実施形態の正面斜視図である。
【図2】図1の水槽設備の正面斜視図である。
【図3】図2の水槽設備の背面斜視図である。
【図4】図2の水槽設備の正立面図である。
【図5】図2の水槽設備の上部平面図である。
【図6】図2の水槽設備の側立面図である。
【図7】図2の水槽設備の背立面図である。
【図8】図2の水槽設備の底部平面図である。
【図9】本開示の原理の水槽装飾設備の別の実施形態の正面斜視図である。
【図10】図9の水槽設備の背面斜視図である。
【図11】図9の水槽設備の正立面図である。
【図12】図9の水槽設備の背立面図である。
【図13】図9の水槽設備の底部平面図である。
【図14】本開示の原理の水槽装飾設備の更に別の実施形態の正面斜視図である。
【図15】図14の水槽設備の背面斜視図である。
【図16】図14の水槽設備の正立面図である。
【図17】図14の水槽設備の上部平面図である。
【図18】図14の水槽設備の背立面図である。
【図19】図14の水槽設備の底部平面図である。
【図20】本開示の原理による水槽装飾設備の更なる別の実施形態の正面斜視図である。
【図21】図20の水槽設備の背面斜視図であり、設備のバックパネルを示す。
【図22】図21の水槽設備の背立面図であり、バックパネルは取り除かれて示されている。
【図23】図20の水槽設備の正立面図である。
【図24】図20の水槽設備の側立面図である。
【出願人】 【識別番号】504377552
【氏名又は名称】テトラ・ホールディング(ユーエス)・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】Tetra Holding(US),Inc.
【出願日】 平成17年6月15日(2005.6.15)
【代理人】 【識別番号】100078662
【弁理士】
【氏名又は名称】津国 肇

【識別番号】100075225
【弁理士】
【氏名又は名称】篠田 文雄

【公開番号】 特開2006−114(P2006−114A)
【公開日】 平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願番号】 特願2005−174906(P2005−174906)