| 【発明の名称】 |
釣り用ブラシ |
| 【発明者】 |
【氏名】尾関 孝文 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号ダイワ精工株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】汚れが固まったりこびり付いていても容易に掃除することのできる釣り用ブラシを提供する。
【解決手段】ブラシ毛10を装着した本体部12と、該本体部に連結した持ち手部14と、前記本体部の周辺部近くに設けられ、餌入れ等に付着した汚れを削ぎ落とすことのできるへら状部20とを具備するよう構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブラシ毛を装着した本体部と、該本体部に連結した持ち手部と、前記本体部の周辺部近くに設けられ、餌入れ等に付着した汚れを削ぎ落とすことのできるへら状部とを具備することを特徴とする釣り用ブラシ。 【請求項2】 前記へら状部は、先端に行くに従って厚さが薄くなるように形成されている請求項1記載の釣り用ブラシ。 【請求項3】 前記へら状部は、その先端がブラシ毛の装着領域の周縁位置よりも外側に位置している請求項1又は2記載の釣り用ブラシ。 【請求項4】 前記へら状部は、本体部におけるブラシ毛の装着側から遠ざかる斜め方向に形成されている請求項1〜3の何れか1記載の釣り用ブラシ。 【請求項5】 前記へら状部は、本体部の周縁から中心方向に向かう径方向において複数列形成されている請求項1〜4の何れか1記載の釣り用ブラシ。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は釣り用収納具の汚れを落すために用いられる釣り用ブラシに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から釣りに使用されるビク、バケツ、餌箱、クーラー等の釣り用収納具は汚れが付き易く、それを掃除するためにブラシが使用されてきた。このブラシとしては、台所で使用される家庭用品のブラシの他、下記特許文献1に示すように、釣り用のブラシも提案されている。これは、ハンドルを有するブラシであり、例えば、撒き餌等を収納した釣り用バケツ等に付着した撒き餌、生き餌等の汚れをブラシ毛で擦り落とすことができる。 【特許文献1】特開2003−180215号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 然しながら、これらの汚れは、未だ水分を多く含んだ状態であればブラシ毛で擦って水で洗い流すことができるが、塩分と共に固まってしまったり、乾燥してこびり付いたりした場合は、上記のようにブラシ毛で擦っただけでは落とすことができなくなる。 従って解決しようとする課題は、汚れが固まったりこびり付いていても容易に掃除することのできる釣り用ブラシを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 請求項1に係る発明では、ブラシ毛を装着した本体部と、該本体部に連結した持ち手部と、前記本体部の周辺部近くに設けられ、餌入れ等に付着した汚れを削ぎ落とすことのできるへら状部とを具備することを特徴とする釣り用ブラシを提供する。 持ち手部とは、指で摘め、摘んだ状態で掃除ができればよい。 請求項2では、前記へら状部は、先端に行くに従って厚さが薄くなるように形成されている請求項1記載の釣り用ブラシを提供する。 請求項3では、前記へら状部は、その先端がブラシ毛の装着領域の周縁位置よりも外側に位置している請求項1又は2記載の釣り用ブラシを提供する。 請求項4では、前記へら状部は、本体部におけるブラシ毛の装着側から遠ざかる斜め方向に形成されている請求項1〜3の何れか1記載の釣り用ブラシを提供する。 請求項5では、前記へら状部は、本体部の周縁から中心方向に向かう径方向において複数列形成されている請求項1〜4の何れか1記載の釣り用ブラシを提供する。 【発明の効果】 【0005】 本発明の請求項1では、汚れを落す掃除は、柔らかい汚れはブラシ毛で擦って行え、こびり付いた汚れはへら状部で削ぎ落とすようにしつつ行え、何れの汚れも1つの掃除道具である釣り用ブラシで行え、掃除道具1つの携行で済み、便利である。 請求項2では、へら状部が先端に行くに従って厚さが薄くなるように形成されているため、こびり付いた汚れと収納具の壁面との間に差し込み易く、また、硬くなった汚れを砕き易いため、掃除が容易になる。 請求項3では、へら状部の先端がブラシ毛の装着領域の周縁位置よりも外側に位置しているため、へら状部で掃除をする際に、ブラシ毛が邪魔になり難い。 請求項4では、持ち手部を持って、釣り用ブラシの本体部におけるブラシ毛側とは反対側を収納具の壁面に向けた状態で、こびり付いた汚れを削ぎ落とす場合、へら状部を壁面に圧接させ易い。 請求項5では、へら状部で擦り落す作業の際に、1回の擦り落しで同じ領域を複数回擦れるため汚れの落し残しが少なくなり、効率的である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る釣り用ブラシの側面図であり、図2は平面図である。プラスチック製等の本体部の一面側には、ブラシ毛10を立毛状態に設け、本体部側面部の所定位置(後側位置)には、把持して操作するための持ち手部14を一体的に形成して連結している。更には、本体部の側面部におけるこの持ち手部とは前後方向反対側位置である前側位置(この例では本体部の周辺部でもある)にへら状部20を設けている。このへら状部は、その先端が、本体部におけるブラシ毛10の装着領域周縁位置ラインLよりも前方位置に位置している。この例のへら状部は、図2に示す左右幅全体に亘ってラインLよりも前方であるが、発明としては、大部分が前方であればよい。また、該へら状部はその先端に行くに従って厚さが薄くなるように形成されている他、本体部におけるブラシ毛の装着側から遠ざかる斜め方向に向かっている。 【0007】 一方、前記持ち手部には、吊るすための孔18と、釣り用収納具の壁縁部を侵入可能にさせる凹部17を設けている。更には、凹部に侵入した前記壁縁部を挟持して外れ難くするための弾力性を有する挟持片部16が、凹部を形成する上下2壁の内、本体部におけるブラシ毛装着側とは反対側(上側)である一側の壁として持ち手部に形成されている。凹部17は、壁縁部を釣り用ブラシの前方側から挿入可能なように、(左右側部の他)前側が開口されている。 【0008】 図3は、釣り用収納具の例としての撒き餌30を入れる容器40の壁内側面にこびり付いた汚れ30’を、前記へら状部にて削り落としている状態を示す。図4は、容器40の壁縁部を凹部17に侵入させ、挟持片部16の弾性力によって挟持して保持した状態を示している。挟持片部16が、本体部におけるブラシ毛装着側とは反対側に相当する持ち手部の一側(上側)に形成されているため、保持状態ではブラシ毛が容器の中心側を向いている。従って、撒き餌30をすくって撒くための柄杓50内にこびり付いた撒き餌残りを、ブラシ毛に押し当てて擦って掃除ができる。 【0009】 図5は、前述の形態例の一変形例であり、へら状部20’の先端部を凹凸状に形成している。こうすれば、こびり付いた汚れを擦り落し易くなる。 図6は他の変形例であり、へら状部20”が先端まで厚さが概ね一定の形態であるが、通常は、図1に示すように先部が尖った形態の方が作業が容易である。 図7は更に他の変形例を示すが、へら状部20A,20Bは本体部12の前部周辺部近くに設けられており、その位置が前後方向にずれている。即ち、へら状部20Aが図7の図面に交差する方向に延伸しており、その直後位置(持ち手部14寄りの位置)に他のへら状部20Bが同方向に延伸している。この場合、前側のへら状部20Aの先端位置は、既述のラインLよりも前方であり、請求項3に係る発明の範囲である。 【0010】 図8は他の形態例の側面図を示し、図9はその平面図である。本体部12の上面部に持ち手部14’が一体的に連結形成されており、持ち手部を左右から指で挟むようにして保持できる。また、へら状部20は本体部の前方部のみならず、左右部にも設けられている点にも特徴がある。従って、左右のへら状部を使っても汚れを削ぎ落とせる。更には、へら状部が、斜め方向ではなく、本体部の広がり方向(ブラシ毛に直交する方向)に延伸している点にも特徴がある。へら状部を収納具の壁面にあまり斜めにならないような浅い角度で突き当てることができるため、壁面と汚れの間に差し込んで汚れを削ぎ落とし易い。 【0011】 上記例では、容器の壁縁部を挟持して保持する構造にはなっていないが、その構造を持たせた形態例を図10に示している。持ち手部14’は本体部12の上面部に一体的に連結形成されており、挟持片部16は、釣り用収納具の壁縁部を侵入可能にさせる凹部17を区画形成する上下壁の内の、本体部におけるブラシ毛装着側とは反対側に相当する上側の壁として形成されている。 【0012】 以上の各形態例とは異なり、持ち手部は本体部12に対して一体形成されておらず、適宜な手段で連結されていてもよい。 【産業上の利用可能性】 【0013】 本発明は、釣り用収納具の汚れを落すために用いられる釣り用ブラシとして利用できる。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】図1は本発明に係る釣り用ブラシの側面図である。 【図2】図2は図1のブラシの平面図である。 【図3】図3は図1のブラシの一使用形態例を示す図である。 【図4】図4は図1のブラシの他の使用形態例を示す図である。 【図5】図5は他の形態例の釣り用ブラシの平面図である。 【図6】図6は他の形態例の釣り用ブラシの側面図である。 【図7】図7は他の形態例の釣り用ブラシの側面図である。 【図8】図8は他の形態例の釣り用ブラシの側面図である。 【図9】図9は図8のブラシの平面図である。 【図10】図10は他の形態例の釣り用ブラシの側面図である。 【図11】は図10のブラシの平面図である。 【符号の説明】 【0015】 10 ブラシ毛 12 本体部 14 持ち手部 20 へら状部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
|
| 【出願日】 |
平成16年6月15日(2004.6.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101421 【弁理士】 【氏名又は名称】越智 俊郎
|
| 【公開番号】 |
特開2006−1(P2006−1A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月5日(2006.1.5) |
| 【出願番号】 |
特願2004−176390(P2004−176390) |
|