トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 植生ユニット
【発明者】 【氏名】玉川 冬紀
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】藤家 充朗
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【要約】 【課題】植生ユニットを屋根不燃材として使用することができなかった。植物が植生ユニットに根付く前に、強風等によって植物マットが飛ばされたり移動したりする虞があった。

【解決手段】植物を育成するための植生ユニット1であって、不燃性金属によって構成された略箱型の容器2と、該容器2の内側底面に水平方向に向って並列に形成される複数本のリブ2c・2c・・・とを具備し、前記リブ2c・2c・・・上に樹脂製のメッシュ4を着脱自在に配設した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物を育成するための植生ユニットであって、
不燃性金属によって構成された略箱型の容器と、
該容器の内側底面に対して直角上方に向って並列に形成される複数本のリブとを具備したことを特徴とする植生ユニット。
【請求項2】
前記リブ上に樹脂製のメッシュを配設したことを特徴とする請求項1に記載の植生ユニット。
【請求項3】
前記リブ上に樹脂製のメッシュを着脱自在に配設したことを特徴とする請求項1に記載の植生ユニット。
【請求項4】
前記容器外周の上部に切欠を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の植生ユニット。
【請求項5】
植物を育成する植生ユニットであって、
不燃性金属によって断面視略U字状に構成された容器に、
内部に格子状のリブが設けられた複数の樹脂製マットを連結して並べ、
該格子状のリブ上に固設され上方に植物マットが配設されるメッシュを配設したことを特徴とする植生ユニット。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根や屋上やベランダ等で植物を育成するための植生ユニットの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物の屋根、屋上、ベランダ、バルコニー等の自然の土壌が存在しない場所で植物を育成して緑化を行なう場合には、該屋根等にレンガ、コンクリートブロック等で枠組みを作り、該枠組みの内側に土壌を入れ、該土壌に所望の植物を植えて、周囲に砂利等を配設する等していた。
しかし、このような工法では、屋根、屋上、ベランダ、バルコニー等の模様替えを行う場合や、植物や土壌自体の撤去を行なう場合において、土壌の搬出や、後処理や、必要に応じて設けられた給水設備及び排水施設の撤去等を行なう必要があった。そして、そのような作業は非常に煩雑であり、且つ、多大な作業時間及び作業費用が必要となっていた。
また、このような工法では、特に給水等の維持管理作業に多大な時間と費用と労力が必要であった。
【0003】
そのため、近年、予め箱型等の所定形状に形成されている植生ユニットに土壌を入れて植物を植えておき、屋根等の緑化が必要となる領域に該植生ユニット自体を敷設する方法が提案され、実現されている。
そして、植生ユニット同士の結合を強固にして植生ユニット同士が離れることが無いようにしたり、植生ユニット同士の高さを均一にする等して、人間が植生ユニット上を歩いても植生ユニットの境目で躓いたりすることが無いようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−180167号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の植生ユニットでは、植生ユニット自体が樹脂製のものが多く、植生ユニットを屋根不燃材として使用することができなかった。また、勾配屋根上に給水を行なう場合は、水下方向に水が集中してしまい、植生ユニットの植物の生育に偏りが生じていた。加えて、植物の根付かせに土壌を使用していたため、植生ユニットの重量が大きくなり、その結果屋根への負担が大きくなっていた。また、屋根に勾配がある場合には土壌が雨水とともに下方向に流れてしまい、軒下にある樋が目詰まりを起こすことが多かった。そして、植生ユニットに植物マットを配設した後、植物が植生ユニットに根付く前に、強風等によって植物マットが飛ばされたり移動したりする虞もあり、植物が植生ユニットに根付くまでの間植生ユニットに網等を被せる必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、植物を育成するための植生ユニットであって、
不燃性金属によって構成された略箱型の容器と、
該容器の内側底面に対して直角上方に向って並列に形成される複数本のリブとを具備したものである。
【0007】
請求項2においては、前記リブ上に樹脂製のメッシュを配設したものである。
【0008】
請求項3においては、前記リブ上に樹脂製のメッシュを着脱自在に配設したものである。
【0009】
請求項4においては、前記容器外周の上部に切欠を設けたものである。
【0010】
請求項5においては、植物を育成する植生ユニットであって、
不燃性金属によって断面視略U字状に構成された容器に、
内部に格子状のリブが設けられた複数の樹脂製マットを連結して並べ、
該格子状のリブ上に固設され上方に植物マットが配設されるメッシュを配設したものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0012】
請求項1においては、植生ユニットを屋根不燃材として使用することができる。また、勾配屋根上に給水を行っても、水下方向だけに水が集中することなく、リブの間隔毎に水を分散して溜めることができ、植生ユニットの植物の生育に偏りが生じない。
【0013】
請求項2においては、植物の根付かせに土壌が必要でなくなるため、植生ユニットの重量が小さくなり屋根への負担が小さくなる。また、屋根に勾配があっても、土壌がほとんど流れないので、軒下にある樋が目詰まりを起こすことも減少する。
【0014】
請求項3においては、植物を植生ユニットに配設する前に、予め植物マットの植物を樹脂製のメッシュに根付かせることができ、植物が樹脂製のメッシュにまで根付いてから植生ユニットに配設することが可能となり、強風によって植物マットが飛ばされたり移動したりする虞が減少する。また、着脱が容易にできるのでメンテナンスも容易にできる。
【0015】
請求項4においては、植生ユニットを勾配屋根に配設した場合であっても、切欠から水が流れ出て植物マットのうち水下方向の植物だけが水枯れする虞がなくなる。
【0016】
請求項5においては、植生ユニットを屋根不燃材として使用することができる。また、勾配屋根上に給水を行っても、水下方向だけに水が集中することなく、植生ユニットの植物の生育に偏りが生じない。また、植物の根付かせに土壌が必要なくなるため、植生ユニットの重量が小さくなり屋根への負担が小さくなる。そして、屋根に勾配があっても、土壌がほとんど流れないので、軒下にある樋が目詰まりを起こし難くなる。加えて、植生ユニットを勾配屋根に配設した場合であっても、植生ユニットのうち水下方向の植物だけが水枯れする虞がなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【実施例1】
【0018】
図1は本発明の植生ユニット1の組み立て方法を示す斜視図、図2は本発明の植生ユニット1・1を示す左断面図、図3はメッシュ4の植生植生ユニット外枠2への取り付け方法を示す左断面図、図4は同じく斜視図、図5は植生植生ユニット外枠2を示す斜視図、図6は本発明の植生ユニット11の第2の実施例をしめす斜視図、図7は樹脂製マット13を示す斜視図、図8は樹脂製マット13・13・・・を溝板12に固設した状態を示す左断面図、図9は同じく正面断面図、図10はメッシュ14の樹脂製マット13への取り付け方法を示す斜視図である。
【0019】
図1乃至図3に示すように、本発明の植生ユニット1は、建物の屋根100等に配設されるものであって、金属製の植生ユニット外枠2に、樹脂製のメッシュ4を固設し、該メッシュ4の上方に所望の植物6が植栽された植物マット5が載置されるものである。以下では、図2の矢印方向Fを前方として説明を行なう。
【0020】
図1乃至図3に示すように、金属製の植生ユニット外枠2は不燃性のガルバニウム鋼板等によって略箱型形状に形成されている。詳しくは、植生ユニット外枠2は、底面2Bと側壁2L・2Rと前壁2Aとから構成されている。そして、植生ユニット外枠2の内側には底面2Bに対して直角上方向に左右方向に向ってのみ、複数のリブ2c・2c・・・が前後平行に形成されている。換言すれば、植生ユニット1を勾配のある屋根100等に配設する際に、該リブ2c・2c・・・が水平方向に延びるように、つまり、雨水等が流れ落ちる方向と直角方向に向ってリブ2c・2c・・・が形成されている。
【0021】
図1乃至図3に示すように、植生ユニット外枠2は、前記底面2B後端部にネジ7・7・・・等が螺挿されて、屋根100等に固設されるものである。そして、植生ユニット外枠2の前壁2Aは、左断面視において略L字状に形成されており、下辺2dが植生ユニット外枠2の底面2Bより下方に位置するように形成されている。また、植生ユニット外枠2の底面2Bの後端部は、上方に向って折り曲げられて、折り返し部2eが形成されている。
【0022】
以下、図2を用いて、屋根100上に植生ユニット1を並べて配設する手順について説明する。
植生ユニット1は、最も下側に位置する植生ユニット1から順に屋根100上方へ配設していく。まず、板状部材を折り曲げや押し出し等の加工によって側面視クランク状に形成した係止部材8の幅方向一側を、ネジ7・7・・・等によって屋根100の軒側(下側)の上面に傾斜方向と直角方向に位置させて固設する。このとき、該係止部材8の他側と屋根100上面との間には空間を有し、かつ、下方が開放されるように固定する。
【0023】
そして、この係止部材8の他側の開放された空間に植生ユニット外枠2の下辺2dを挿入して、係止部材8の他側が下辺2dと底面2Bの間に位置するように配設する。換言すれば、係止部材8の他端に、植生ユニット外枠2の下辺2dを引っ掛ける。そして、植生ユニット外枠2の底面2Bの後端部をネジ7・7・・・によって屋根100上に固設する。そして、他の植生ユニット1'の植生ユニット外枠2'の下辺2d'が、前記ユニットの折り返し部2eに引っ掛けられて、底面2B'の後端部がネジ7・7・・・等によって屋根100へ固設される。このようにして、植生ユニット1・1・・・は、前後方向に連結されながら、屋根100上に並べて配設される。
【0024】
図1乃至図3に示すように、前記植生ユニット外枠2に設けられたリブ2c・2c・・・上には、樹脂製のメッシュ4が固設されており、該メッシュ4上に所望の植物6・6・・・が植栽された植物マット5が載置される。メッシュ4上に載置された植物マット5に植えられた植物6・6・・・は、メッシュ4下方の前記リブ2c・2c・・・間に溜まった水分を利用して成長し、根が延びてメッシュ4に絡むようになる。このように、植物マット5以外の土壌を無くして、植物6を植生ユニット1に強固に植え付けることができる。
【0025】
このように、植物を育成するための植生ユニット1であって、
不燃性金属によって構成された略箱型の容器2と、
該容器2の内側底面に対して直角上方に向って並列に形成される複数本のリブ2c・2c・・・とを具備したので、
植生ユニット1を屋根不燃材として使用することができる。また、勾配屋根100上に給水を行っても、水下方向だけに水が集中することなく、リブ2c・2c・・・の間隔毎に水を分散して溜めることができ、植生ユニット1の植物6・6・・・の生育に偏りが生じない。
【0026】
また、前記リブ2c・2c・・・上に樹脂製のメッシュ4を配設したので、
植物6・6・・・の根付かせに土壌が必要でなくなり、植生ユニット1の重量が小さくなり屋根100への負担が小さくなる。また、屋根100に勾配があっても、土壌がほとんど流れないので、軒下にある樋が目詰まりを起こすことも少なくなる。
【0027】
次に、メッシュ4を着脱自在にリブ2c・2c・・・に取り付ける方法について説明する。
図4に示すように、メッシュ4下面には、樹脂等の可撓性を有する細長い円柱部材(棒状部材)4b・4b・・・が横方向(左右方向、リブと平行)に固設されている。円柱部材4b・4b・・・は樹脂等の可撓性を有する部材であれば好適であり、メッシュ4下面に熱溶着や接着等によって固設されるものである。そして、リブ2c・2c・・・上面には、該円柱部材4b・4b・・・が押し込まれて嵌着されるための断面視略円形の溝2f・2f・・・が形成されている。つまり、作業者等は、メッシュ4の円柱部材4b・4b・・・がリブ2c・2c・・・の溝2f・2f・・・の真上に位置するように、円柱部材4b・4b・・・の間隔とリブ2c・2c・・・の間隔を一致させて、円柱部材4b・4b・・・を溝2f・2f・・・に押し込むことにより、メッシュ4をリブ2c・2c・・・に固定することができる。反対に、メッシュ4を上方に引っ張れば、円柱部材4b・4b・・・が溝2f・2f・・・から引っ張り出されて、メッシュ4をリブ2c・2c・・・から取り外すことができる。
【0028】
なお、本実施例では断面円状の凸部(円柱部材4b)と凹部(溝2f)を嵌合する構成としているが、断面形状は限定するものではない。また、円柱部材4bと溝2fは植生ユニット外枠2内の長さとしているが、所定間隔毎に凹部と凸部を配置する構成とすることもできる。また、凹部をメッシュ側に凸部をリブ側に設ける構成とすることも可能である。
【0029】
このように、前記リブ2c・2c・・・上に樹脂製のメッシュ4を着脱自在に配設したので、
植物6・6・・・を植生ユニット1に配設する前に、予め植物マット5の植物6・6・・・を樹脂製のメッシュ4に根付かせておくことができ、予め植物6・6・・・を樹脂製のメッシュ4にまで根付かせてから植生ユニット1に配設することが可能となり、強風によって植物マット5が飛ばされたり移動したりする虞が減少する。また、着脱が容易にできるのでメンテナンスも容易にできる。
【0030】
次に、植生ユニット外枠2の前壁2Aの形状について説明する。
図5に示すように、植生ユニット外枠2の前壁2Aの上部には凹部が設けられており、植生ユニット1の前方、換言すれば勾配屋根100に取り付けた状態において下側にだけ水が溜まり過ぎることがないように凹部から水が流れ出るようにしている。つまり、前壁2Aの高い部分2AHの高さを側壁2L・2Rと同程度の高さとして、前壁2Aに形成した凹部の低い部分2ALの高さをリブ2cの高さと同程度になるようにしている。
ここで、前壁2Aに設ける凹部の形状は限定するものではなく、本実施例では前壁2Aに上端から下方に向って台形状の切欠きを設ける構成としているが、矩形状や三角形状や半円形等であっても良い。また、切欠きの個数も限定するものではない。また、リブ2cの高さと同程度の位置に孔を開口する構成であってもよい。
【0031】
このように、前記容器2外周の上部に切欠を設けたので、
植生ユニット1を勾配屋根100に配設した場合であっても、切欠から水が流れ出て植物マット5のうち水下方向の植物6・6・・・だけが水枯れする虞がなくなる。
【実施例2】
【0032】
次に、第2の実施例として、金属製の溝板12に複数の樹脂製マット13・13・・・を配設する植生ユニット11について説明する。
植生ユニット11は、前述同様に建物の屋根100等に配設されるものであって、図6に示すように、金属製の溝板12に複数の樹脂製マット13を前後方向(上下方向)に並べて連結して固設し、該樹脂製マット13内に形成された格子上のリブ13c・13c・・・上面にメッシュ14を固設し、該メッシュ14の上方に所望の植物16・16・・・が植栽された植物マット15が載置されるものである。以下では、図6の矢印方向Fを前方として説明を行なう。
【0033】
図6及び図9に示すように、金属製の溝板12は不燃性のガルバニウム鋼板等で正面断面視において略U字状に形成されている。詳しくは、溝板12は、底面2Bと側壁2L・2Rとから構成されている。本実施例では、溝板12に前後壁を形成していないが、前後壁のある容器であっても良く、限定するものではない。
溝板12内には、複数の樹脂製マット13・13・・・が配設され、該樹脂製マット13・13・・・下面が弾性接着材20等によって溝板12に固設されている。
【0034】
図7に示すように、樹脂製マット13は、側壁13L・13Rが前壁13Fや後壁13Bより高く形成されている。そして、前壁13Fは上端が前下方に向って折り曲げられて折り曲げ部13aが形成されており、図8に示すように、該折り曲げ部13aによって他の樹脂製マットの後壁13B上部を挟み込むことによって、樹脂製マット13・13同士を連結していくものである。図7、図8、図10に示すように、樹脂製マット13の内側底面には縦横方向に格子状に複数のリブ13c・13c・・・が形成されており、図8に示すように、リブ13c・13c・・・で形成された格子ごとに水を溜めて植物16・16・・・の育成に偏りが生じないように構成されている。
【0035】
図7及び図8に示すように、前記リブ13c・13c・・・上には、樹脂製のメッシュ14が固設されており、該メッシュ14上に所望の植物16・16・・・が植栽された植物マット15が載置される。メッシュ14上に載置された植物マット15に植えられた植物は、メッシュ14下方の前記リブ13c・13c・・・間に溜まった水分を利用して成長し、根が延びてメッシュ14に絡むようになる。このように、植物マット15以外の土壌を無くして、植物16・16・・・を植生ユニット11に強固に植え付けることができる。
【0036】
次に、メッシュ14を着脱自在にリブ13c・13c・・・に取り付ける方法について説明する。
第1の実施例と同様に、メッシュ14下面には、図10に示すような樹脂等の可撓性を有する細長い円柱部材14b・14b・・・が縦横方向に固設されている。そして、リブ13c・13c・・・上面には、該円柱部材14b・14b・・・が押し込まれるための断面視略円形の溝13f・13f・・・が形成されている。作業者等は、メッシュ14の円柱部材14b・14b・・・がリブ13c・13c・・・の溝13f・13f・・・の真上に位置するようにして、円柱部材14b・14b・・・を溝13f・13f・・・に押し込んで嵌着し、メッシュ14をリブ13c・13c・・・に固設することができる。反対に、メッシュ14を上方に引っ張れば、円柱部材14b・14b・・・が溝13f・13f・・・から引っ張り出されて、メッシュ14をリブ13c・13c・・・から取り外すことができる。
【0037】
次に、溝板12・12同士の横方向の連結について説明する。
図9に示すように、金属製の溝板12は、側壁12L・12Rが吊子17を介して屋根100に押し付けられて固設されるものであり、詳しくは吊子17の一端が釘18等で屋根100に固設されて該吊子17の他端が側壁12L・12Rと一緒に折り曲げられてかしめられるものである。このとき、隣り合う溝板の側壁12L・12Rと吊子17・17に共通のジョイナー19等を被せる構成にするとよい。
【0038】
また、植物を育成する植生ユニット11であって、
不燃性金属によって断面視略U字状に構成された容器12に、
内部に格子状のリブ13c・13c・・・が設けられた複数の樹脂製マット13・13・・・を連結して並べ、
該格子状のリブ13c・13c・・・上に固設され上方に植物マット15が配設されるメッシュ14を配設したので、
植生ユニット11を屋根不燃材として使用することができる。また、勾配屋根100上に給水を行っても、水下方向だけに水が集中することなく、植生ユニット11の植物6・6・・・の生育に偏りが生じない。また、植物6・6・・・の根付かせに土壌が必要なくなるため、植生ユニット11の重量が小さくなり屋根100への負担が小さくなる。そして、屋根100に勾配があっても、土壌がほとんど流れないので、軒下にある樋が目詰まりを起こし難くなる。加えて、植生ユニット11を勾配屋根100に配設した場合であっても、植生ユニット11のうち水下方向の植物6・6・・・だけが水枯れする虞がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の植生ユニット1の組み立て方法を示す斜視図。
【図2】本発明の植生ユニット1・1を示す左断面図。
【図3】メッシュ4の植生ユニット外枠2への取り付け方法を示す左断面図。
【図4】同じく斜視図。
【図5】植生ユニット外枠2を示す斜視図。
【図6】本発明の植生ユニット11の第2の実施例をしめす斜視図。
【図7】樹脂製マット13を示す斜視図。
【図8】樹脂製マット13・13・・・を溝板12に固設した状態を示す左断面図。
【図9】同じく正面断面図。
【図10】メッシュ14の樹脂製マット13への取り付け方法を示す斜視図。
【符号の説明】
【0040】
1 植生ユニット
2 植生ユニット外枠
2f 溝
4 メッシュ
4b 円柱部材
5 植物マット
6 植物
11 植生ユニット
12 溝板
13 樹脂製マット
13f 溝
14 メッシュ
14b 円柱部材
15 植物マット
16 植物
【出願人】 【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号
【出願日】 平成17年5月2日(2005.5.2)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎

【公開番号】 特開2006−304743(P2006−304743A)
【公開日】 平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願番号】 特願2005−134654(P2005−134654)