| 【発明の名称】 |
多目的煉瓦 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 吉男 【住所又は居所】茨城県猿島郡三和町下片田740 株式会社三和キャストン内
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 任意の色に着色した繊維補強コンクリートにより外形を四角形、多角形あるいは円筒形等に成形した煉瓦本体であり、天板部又は底板部の何れか1つを有し、これと対面する面は開口した中抜き空洞形態で、前記天板部又は底板部にノックアウトして水抜き穴を形成するための一部薄肉部を必要に応じて設け、単体若しくは多数個の組み合わせによりプランターあるいは舗装材等として用いることを特徴とする多目的煉瓦。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、プランターや庭等の舗装用に適した多目的煉瓦に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の一般的な煉瓦は、粘土に砂・石灰などを加え、型に入れて窯で焼き固めたものであり、普通、直方体に形づくり、土木建築材料として壁・道路・窯などに用ている赤煉瓦である。 【0003】 このような従来の煉瓦は、その用途が土木建築材料として壁・道路・窯などに限られており、しかも、むくの直方体であるため、重たくて持ち運びが容易ではなく円滑、且つ迅速な作業性に難点を有していると共に、成形には焼成するための窯設備や焼成の手間を有している等の問題がある。 【特許文献1】特開2002−054255公報 【特許文献2】特開2002−081152公報 【特許文献1】特開2002−317512公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明の目的は、軽量にして任意の色彩や形状によるプランターあるいは舗装材等として用いるを煉瓦を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、任意の色に着色した繊維補強コンクリートにより外形を四角形、多角形あるいは円筒形等に成形した煉瓦本体であり、天板部又は底板部の何れか1つを有し、これと対面する面は開口した中抜き空洞で、前記天板部又は底板部にノックアウトして水抜き穴を形成するための一部薄肉部を必要に応じて設け、単体若しくは多数個の組み合わせによりプランターあるいは舗装材等として用いることを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明によると、焼成用の窯や焼成の手間を要することなくプランターあるいは舗装材等として用いる軽量で作業性を向上し、任意の色彩や形状によるた多目的煉瓦を提供することができる効果を有している。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1は第1実施例、図2は第2実施例、図3は第3実施例、図4は第4実施例、図5は第5実施例、図6は第6実施例を示し、以下各実施例を順次説明する。 【0008】 図1は第1実施例であり、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は側面図である。この第1実施例は、直方体の煉瓦本体1aであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0009】 前記天板部2にはノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0010】 図2は第2実施例であり、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は側面図である。この第2実施例は、前記第1実施例の高さ方向の厚みを略1/2に小さくした直方体の煉瓦本体1bであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0011】 この第2実施例の天板部2にもノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0012】 図3は第3実施例であり、図3(A)は平面図、図3(B)は正面図、図3(C)は側面図である。この第3実施例は、前記第2実施例の変形例であり、一方の側面を凸円弧6とし、他方の側面を前記凸円弧6と対応した凹円弧7を形成した煉瓦本体1cであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0013】 この第3実施例の天板部2にもノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0014】 図4は第4実施例であり、図4(A)は平面図、図4(B)は正面図、図4(C)は側面図である。この第4実施例は、側壁が例えば6角の多角形に形成した煉瓦本体1dであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0015】 この第4実施例の天板部2にもノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0016】 図5は第5実施例であり、図5(A)は平面図、図5(B)は正面図、図5(C)は側面図である。この第5実施例は、扇形に形成した煉瓦本体1eであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0017】 この第5実施例の天板部2にもノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0018】 図6は第6実施例であり、図6(A)は平面図、図6(B)は正面図である。この第5実施例は、円筒形に形成した煉瓦本体1fであり、表面側に天板部2を有し、この天板部2と対面する裏面側は開口3した中抜きの空洞4の形態であり、任意の色の繊維補強コンクリートで成形されている。尚、上記天板部2は開口3した側を上向きに反転すると前記空洞4の底板部となる。 【0019】 この第6実施例の天板部2にもノックアウトにより簡単に穴抜きができる一部肉厚の薄い部分の水抜き穴5が必要に応じて形成されている。 【0020】 本発明は上記の通りの構造であるから、第1実施例〜第6実施例の何れにおいても内部が中抜きの空洞4であるため、軽量化が実現され、持ち運びが容易で作業性を向上し工期の短縮と労力の軽減が図られる。 【0021】 本発明による煉瓦の用途は、表面側の天板部2を上向きにして、例えば、家庭の庭の敷石や公園、庭園などの歩道等に敷き詰める煉瓦舗装材として用いられる。この場合、第1実施例及び第2実施例の直方体の煉瓦本体1a、1bでは縦横区分した碁盤の目のような形態で敷き詰められ、第3実施例の一方の側面を凸円弧6とし、他方の側面を前記凸円弧6と対応した凹円弧7を形成した煉瓦本体1cでは、その長手方向端で凸円弧6と凹円弧7が嵌合した鱗状の形態で敷き詰められ、第4実施例の多角形に形成した煉瓦本体1dでは多角形の各面を対接して敷き詰めることにより多角形態の模様のように具現され、第5実施例の扇形に形成した煉瓦本体1eでは扇形模様を具現して敷き詰められる。また、第6実施例の円筒形に形成した煉瓦本体1fでは飛び石状態で敷き詰められる。従って、何れの煉瓦本体1aから1fにおいても美麗な模様形態の舗装面が得られるのである。 【0022】 また、開口3した側を上向きに反転することにより、天板部2が空洞4の底板部となり、この空洞4内に鹿沼土、赤玉土、培養土、腐葉土等の園芸用土を充填してプランターとして用いられる。このプランターとして用いるときには、底板部となった天板部2に形成されている水抜き穴5をノックアウトして穴抜きする。 【0023】 プランターとして用いる場合は、第1実施例〜第6実施例の煉瓦本体1a〜1fの単体で用いてもよいし、多数個を並列あるいは縦列して用いる。 【0024】 さらに、本発明の煉瓦は、上記のような舗装材や園芸用品のプランターの他に屋内や屋外での諸々の小物を散乱させることなく整理して収容し保管する装飾容器として用いることができる。 【0025】 上記した第1実施例〜第6実施例の煉瓦本体1a〜1fは任意の色に着色した繊維補強コンクリートで成形されているため、従来一般的な単一色の赤煉瓦と比較して色彩が豊かな美観を有する煉瓦を提供することができる。また、木目模様を施すことにより色彩が豊かな美観と相まって、焼成用の窯や焼成の手間を要することなく従来の煉瓦では見られない木目模様の美麗な多目的煉瓦を提供することができる。 【0026】 本発明の煉瓦は、所要の形状の型に繊維補強コンクリートを流し込んで乾燥固化することで、焼成用の窯や焼成の手間を要することなく成形することができる。 【0027】 尚、本発明の煉瓦は上記した第1実施例〜第6実施例で例示した形状に限定されるものではないことを付言する。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】本発明の第1実施例の平面図、正面図及び側面図である。 【図2】本発明の第2実施例の平面図、正面図及び側面図である。 【図3】本発明の第2実施例の平面図、正面図及び側面図である。 【図4】本発明の第4実施例の平面図、正面図及び側面図である。 【図5】本発明の第5実施例の平面図、正面図及び側面図である。 【図6】本発明の第6実施例の平面図及び正面図である。 【符号の説明】 【0029】 1a 四角形の煉瓦本体 1b 四角形の煉瓦本体 1c 一方の側面に凸円弧を他方の側面に凹円弧を形成した煉瓦本体 1d 多角形に形成した煉瓦本体 1e 扇形に形成した煉瓦本体 1f 円筒形に形成した煉瓦本体 2 天板部(底板部) 3 開口 4 空洞 5 水抜き穴 6 凸円弧 7 凹円弧
|
| 【出願人】 |
【識別番号】596169613 【氏名又は名称】株式会社 三和キャストン 【住所又は居所】茨城県猿島郡三和町下片田740
|
| 【出願日】 |
平成17年4月22日(2005.4.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064469 【弁理士】 【氏名又は名称】菊池 新一
【識別番号】100099612 【弁理士】 【氏名又は名称】菊池 徹
|
| 【公開番号】 |
特開2006−296321(P2006−296321A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−124396(P2005−124396) |
|