| 【発明の名称】 |
灌水用チューブ、並びに、灌水用チューブの設置構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】星加 誠 【住所又は居所】愛媛県新居浜市惣開町5−1 住化農業資材株式会社内
【氏名】上原 敏紀 【住所又は居所】愛媛県新居浜市惣開町5−1 住化農業資材株式会社内
【氏名】塩田 純也 【住所又は居所】愛媛県新居浜市惣開町5−1 住化農業資材株式会社内
【氏名】高橋 雅也 【住所又は居所】愛媛県新居浜市惣開町5−1 住化農業資材株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】灌水用チューブの設置作業が容易であり、灌水用チューブのたるみを防止することができる灌水用チューブの設置構造を提供する。
【解決手段】本発明の灌水用チューブの設置構造1は、灌水用チューブ10は複数の支持部材11によって支えられている。そして、支持部材11には開放側が対向する1対の凹部45、47を有し、支持部材11の凹部45、47が上下方向に対向するように設置して、灌水用チューブ10の両縁41、42を支持部材11の凹部45、47に保持させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 灌水用チューブを複数の支持部材によって中空位置に支持し、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造において、前記灌水用チューブは、長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記灌水用チューブは、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられていて空隙部内を流れる水を外部に放出可能であり、前記支持部材には前記灌水用チューブの一方の密着部を天方向に位置するように支持する天側支持部と、他方の密着部を地方向に位置するように支持する地側支持部が設けられ、前記灌水用チューブは、前記支持部材によって密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。 【請求項2】 灌水用チューブを複数の支持部材によって中空位置に支持し、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造において、前記灌水用チューブは、長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記灌水用チューブは、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられていて空隙部内を流れる水を外部に放出可能であり、前記支持部材には前記灌水用チューブの一方の密着部が天方向に位置する姿勢となるように灌水用チューブの一方の幅方向端部を支持する天側支持部と、他方の密着部が地方向に位置する姿勢となるように灌水用チューブの他方の幅方向端部を支持する地側支持部が設けられ、前記灌水用チューブは、前記支持部材によって密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。 【請求項3】 天側支持部及び地側支持部は、開放側が対向する1対の凹部によって構成され、前記支持部材は前記凹部が上下方向に対向するように設置され、灌水用チューブの密着部を支持部材の凹部に保持させて灌水用チューブを支持することを特徴とする請求項1又は2記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項4】 支持部材は、リング状部を有し、リング状部の内面であって対向する位置に天側支持部及び地側支持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項5】 支持部材は、天側支持部及び地側支持部を接続するアーム部を有し、アーム部は一部が欠落していて当該欠落部から灌水用チューブを挿入可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項6】 長尺状のシートが重ねられ、前記シートには長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられ、前記散水孔から空隙部内の水を外部に放出可能な灌水用チューブにおいて、 前記シートの縁といずれかの密着部との間には非密着部が設けられていることを特徴とする灌水用チューブ。 【請求項7】 請求項6記載の灌水用チューブを、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造であって、 非密着部は空隙部より下方に位置しており、上部が開放する空間を形成するように非密着部を変形させて樋部を形成していることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。 【請求項8】 非密着部の変形状態の保持をすることが可能な保持部材が設けられていることを特徴とする請求項7記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項9】 保持部材はリング状部を有し、リング状部には非密着部を収納する非密着部収納部が設けられていることを特徴とする請求項8記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項10】 非密着部収納部は上下方向に挟んで非密着部を保持するものであり、非密着部収納部の上側の部分は、樋部の谷部を避けるように設けられていることを特徴とする請求項9記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項11】 非密着部が設けられた側のシートの縁付近が支持されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項12】 横方向に張られて固定された線材が設けられ、前記線材によってシートの縁付近が支持されていることを特徴とする請求項11記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項13】 請求項7〜12のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造において、灌水用チューブ及び保持部材の設置状態を、上下の位置が反対となるように反転させて変更したものであり、 非密着部は空隙部より上方に位置しており、下部が開放する空間を形成するように非密着部を変形させた状態で保持されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。 【請求項14】 請求項1記載の灌水用チューブを、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造であって、 非密着部は空隙部より上方に位置している状態で保持されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。 【請求項15】 灌水用チューブよりも上側には、シートが設けられていることを特徴とする請求項13又は14記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項16】 横方向に張られて固定された線材を備え、前記支持部材又は保持部材にはフックが設けられ、前記支持部材又は保持部材は、フックを前記線材に係合することによって設置されていることを特徴とする請求項1〜5、8〜15のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項17】 支柱部材を備え、前記支持部材又は保持部材には支柱取付部が設けられ、前記支持部材又は保持部材は、支柱取付部を支柱部材に係合することによって設置されていることを特徴とする請求項1〜5、8〜15のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造。 【請求項18】 植物が植生された場所で、灌水用チューブを中空位置で横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの敷設構造において、 前記灌水用チューブは、長手方向にのびる2列以上の密着部が設けられ、灌水用チューブの一方の密着部を天方向に位置させ、他方の密着部を地方向に位置する状態で植物によって支持し、前記灌水用チューブは、密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物栽培の灌水作業などに使用される灌水用チューブの設置構造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 植物栽培においては、土壌の乾燥を防ぐために灌水作業が欠かせない。旧来、灌水はホース等を使用した手作業によって行われていたが、近年では、自動的に灌水作業を行わしめる構成を採用する農家が増加している。 自動的に灌水作業を行わしめる方法として、散水孔を有するチューブを予め地表に設置しておき、チューブに通水して散水孔から土壌に水を放水する方法が知られている。 【0003】 上記したような灌水作業に使用される灌水用のチューブは、特許文献1、2などに開示されている。 特許文献1などに開示されている従来技術の灌水用チューブは、変形可能な2枚の長尺状シートを重ね合わせ、その両端部分を長手方向に沿って密着させたものである。この灌水用チューブは、密着部の内側部分が長尺状の空隙部を形成し、当該空隙部に通水される。またシートには、前記した空隙部と外部とを連通する散水孔が所定の間隔で形成されている。そのため空隙部内に通水された水は、散水孔から外部に放出される。 【0004】 すなわち前記したような灌水用チューブに通水すると、密着部に挟まれて形成された空隙部分が膨らみ、2枚のシートの密着部分の内側が筒状となる。そしてしだいに空隙部内の水圧が上昇し、内部の水が散水孔から放出される。 灌水用チューブは、上記したように、通水時に空隙部が膨らみ、両端側の密着部分よりも中央部分が外側が突出した状態となる。 一方、灌水用チューブに通水しない場合には2枚の長尺シート同士が密接した状態となり、全体として長尺状のシート形状を呈することとなる。そのため灌水用チューブの巻き付けが容易であり、また保管時や販売時などに長さ当たりの体積を小さくすることができる。特に、灌水用チューブは長いものが用いられることが多いので、上記した2枚の長尺状シートを重ね合わせた構造のチューブは便利である。 【特許文献1】特開2000−176319号公報 【特許文献2】特開2004−147564号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 灌水用チューブは、内部に通水が無い場合には全体として平面的なシート状である。そのため例えば地面などに灌水用チューブを設置する場合には、いわゆる「平置き」状態に灌水用チューブを配置する。より具体的には、二枚のシートの一方が地面と密接する状態に配置する。したがって、灌水用チューブに通水されると、両端部の密着部が横方向に位置することとなる。 このように、従来技術においては、灌水用チューブを「平置き」状態に設置することが常態である。 【0006】 そのため灌水用チューブを地面から離れた中空位置に設置する場合においても、従来技術においては「平置き」状態に設置していた。例えばビニールハウスなどでは、灌水用チューブからの距離や位置による灌水量の差異を低減させるため、灌水用チューブを所定の高さに設置する場合が多いがこのような場合においても、両端部の密着部が横方向(水平状態)に位置するように設置される。 【0007】 ところで灌水用チューブを中空位置に設置する場合は、何らかの支持部材をもって灌水用チューブを保持する必要があるが、支持部材の位置は、灌水の際に邪魔にならない位置であることが望ましい。 すなわち灌水用チューブからの放水が、支持部材にあたると、土壌への灌水がまばらになってしまう。また灌水用チューブからの放水が支持部材にあたると、支持部材から水滴が垂れて、土壌の表面を荒らす原因となる。 そのため灌水用チューブは、支持部材によって間欠的に保持される。より具体的には、支持部材は、例えば1m間隔といった一定の間隔を設けて設置され、灌水用チューブは、このように一定の間隔を設けて設置された支持部材によって保持される。 【0008】 ところが上記したように、灌水用チューブはシートを重ねて作られており、撓みやすい。特に灌水用チューブは、内部に通水が無い場合には全体として平面的なシート状であるから撓む。さらに灌水作業を終了するために灌水用チューブに対する通水を停止すると、灌水用チューブの中に残存する水の重さによって灌水用チューブが曲がる。より具体的には、前記したように灌水用チューブは一定の間隔を開けて支持部材に支持されているから、支持部材間の部分(支持されていない部位)は、灌水用チューブの中に残存する水の重さによって下に下がり、灌水用チューブが曲がり、下側にたるむ。そして繰り返しの使用によって、灌水用チューブが部分的に長手方向に移動し、散水孔の分布や開口方向が初期の位置からずれてしまい、予定通りの散水ができないおそれがあった。 【0009】 灌水用チューブを支持部材に固定してしまえば散水孔の位置がずれることはないが、灌水用チューブを支持部材に固定することは容易ではない。 【0010】 そこで本発明の第1の課題は、灌水用チューブの設置作業が容易であり、且つ灌水用チューブのたるみを防止することができる灌水用チューブの設置構造を提供することを課題とするものである。 【0011】 また、上記のような灌水用チューブを用いて、散水を行う場合には、ポンプなどを用いて灌水用チューブ内に水を供給して行われる。また、散水を停止する場合には、作動させているポンプを停止するなどして、水の供給を停止する。そして、水の供給を停止した直後は、空洞部分に水が残っており、その水が残圧によって散水される。そして、散水によって残圧は徐々に低下する。 【0012】 残圧が大きい間は、散水距離も長いが、残圧が小さくなると散水距離も徐々に短くなる。さらに残圧が低下すると、噴水されず、水が灌水用チューブの表面を伝って滴り落ちて、いわゆるぼた落ちが発生するようになる。 【0013】 このぼた落ちの水が落下して作物の苗などに接触すると、その衝撃が生育に影響するおそれがあり、種まき直後や、苗が小さい場合などには、特に影響しやすい。 そして、このようなぼた落ちが多い場合には、土にしみこむ量以上に局所的に水が供給されて、地表に水溜まりが発生する状態となる。さらに、この水が蒸発して湿度が高くなり、かびが発生したり、農作物などが病気になるおそれがある。 【0014】 そこで本発明の第2の課題は、散水停止の際などに発生するぼた落ちを防止することができる灌水用チューブを提供することを課題とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0015】 そして、上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、灌水用チューブを複数の支持部材によって中空位置に支持し、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造において、前記灌水用チューブは、長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記灌水用チューブは、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられていて空隙部内を流れる水を外部に放出可能であり、前記支持部材には前記灌水用チューブの一方の密着部を天方向に位置するように支持する天側支持部と、他方の密着部を地方向に位置するように支持する地側支持部が設けられ、前記灌水用チューブは、前記支持部材によって密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造である。 ここで、「横方向にのびるように敷設」は、水平方向から多少傾いた方向にのびるように設置する場合であってもよい。 【0016】 請求項1に記載の発明によれば、灌水用チューブは「縦置き」状態で設置される。また灌水用チューブには、長手方向にのびる二列以上の密着部が存在し、これらの密着部は高さ方向に並ぶ。そのため請求項1に記載の発明によれば、設置された姿勢における灌水用チューブの断面係数が大きい。従って灌水用チューブの撓みが小さい。 すなわち灌水用チューブに通水しない場合には断面形状は縦方向に細長くなり、自重や残留する水による撓みを小さくすることができる。 【0017】 また請求項2に記載の発明は、灌水用チューブを複数の支持部材によって中空位置に支持し、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造において、前記灌水用チューブは、長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記灌水用チューブは、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられていて空隙部内を流れる水を外部に放出可能であり、前記支持部材には前記灌水用チューブの一方の密着部が天方向に位置する姿勢となるように灌水用チューブの一方の幅方向端部を支持する天側支持部と、他方の密着部が地方向に位置する姿勢となるように灌水用チューブの他方の幅方向端部を支持する地側支持部が設けられ、前記灌水用チューブは、前記支持部材によって密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造である。 【0018】 請求項2に記載の発明についても灌水用チューブは「縦置き」状態で設置される。また密着部が高さ方向に並ぶので設置された姿勢における灌水用チューブの断面係数が大きく、灌水用チューブの撓みを小さくすることができ、また、ねじれを生じることなく設置することができる。 【0019】 また請求項3に記載の発明は、天側支持部及び地側支持部は、開放側が対向する1対の凹部によって構成され、前記支持部材は前記凹部が上下方向に対向するように設置され、灌水用チューブの密着部を支持部材の凹部に保持させて灌水用チューブを支持することを特徴とする請求項1又は2記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0020】 本発明では、開放側が対向する1対の凹部によって、天側支持部と地側支持部が構成されている。本発明では、支持部材を、前記凹部が上下方向に対向するように設置して灌水用チューブの密着部を支持部材の凹部に保持させるので、灌水用チューブの撓みを小さくすることができる。 【0021】 請求項4に記載の発明は、支持部材は、リング状部を有し、リング状部の内面であって対向する位置に天側支持部及び地側支持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0022】 本発明の灌水用チューブの設置構造では、支持部材がリング状部を有するので、天地方向に対する剛性が高い。そのため本発明の灌水用チューブの設置構造によると、灌水用チューブの撓みをさらに小さくすることができる。 【0023】 請求項5に記載の発明は、支持部材は、天側支持部及び地側支持部を接続するアーム部を有し、アーム部は一部が欠落していて当該欠落部から灌水用チューブを挿入可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0024】 本発明の灌水用チューブの設置構造では、灌水用チューブを支持部材に装着する作業が容易である。 【0025】 請求項6に記載の発明は、長尺状のシートが重ねられ、前記シートには長手方向にのびる二列以上の密着部が設けられ、密着部に挟まれて形成される空隙部に通水されるものであり、前記空隙部と外部とを連通する散水孔が設けられ、前記散水孔から空隙部内の水を外部に放出可能な灌水用チューブにおいて、前記シートの縁といずれかの密着部との間には非密着部が設けられていることを特徴とする灌水用チューブである。 【0026】 請求項6に記載の発明によれば、シートの縁といずれかの密着部との間には非密着部が設けられているので、非密着部を用いることによって散水孔からシート表面を伝って滴り落ちる水の落下を防ぐことができる。 【0027】 請求項7に記載の発明は、請求項6記載の灌水用チューブを、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造であって、非密着部は空隙部より下方に位置しており、上部が開放する空間を形成するように非密着部を変形させて樋部を形成していることを特徴とする灌水用チューブの設置構造である。 ここで、「横方向にのびるように敷設」は、水平方向から多少傾いた方向にのびるように設置する場合であってもよい。 【0028】 請求項7に記載の発明によれば、上部が開放する空間を形成するように非密着部を変形させて樋部を形成しているので、散水孔からシート表面を伝って滴り落ちる水の落下を樋部により防ぐことができる。 【0029】 請求項8に記載の発明は、非密着部の変形状態の保持をすることが可能な保持部材が設けられていることを特徴とする請求項7記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0030】 請求項8に記載の発明によれば、非密着部の変形状態の保持を確実に行うことができる。 【0031】 請求項9に記載の発明は、保持部材はリング状部を有し、リング状部には非密着部を収納する非密着部収納部が設けられていることを特徴とする請求項8記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0032】 請求項9に記載の発明によれば、保持部材には、非密着部を収納する非密着部収納部が設けられているリング状部を有しているので、非密着部の変形状態の保持をより確実に行うことができる。 【0033】 請求項10に記載の発明は、非密着部収納部は上下方向に挟んで非密着部を保持するものであり、非密着部収納部の上側の部分は、樋部の谷部を避けるように設けられていることを特徴とする請求項9記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0034】 請求項10に記載の発明によれば、非密着部収納部の上側の部分は、樋部の谷部を避けるように設けられているので、樋部に流れ込んだ水が非密着部収納部の上側の部分でせき止められることを防ぐことができる。 【0035】 請求項11に記載の発明は、非密着部が設けられた側のシートの縁付近が支持されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0036】 請求項11に記載の発明によれば、非密着部が設けられた側のシートの縁付近が支持されているので、非密着部の形状の保持をより確実にすることができる。 【0037】 横方向に張られて固定された線材を設け、前記線材によってシートの縁付近が支持するようにすることもできる(請求項12)。 【0038】 上記の灌水用チューブの設置構造の、灌水用チューブ及び保持部材の設置状態を天地を入れ換えるように反転させたものを採用することができる。 すなわち、請求項13に記載の発明は、請求項7〜12のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造において、灌水用チューブ及び保持部材の設置状態を、上下の位置が反対となるように反転させて変更したものであり、非密着部は空隙部より上方に位置しており、下部が開放する空間を形成するように非密着部を変形させた状態で保持されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造である。 【0039】 また、非密着部を空隙部より上方に位置した灌水用チューブの設置構造も採用することができる。 すなわち、請求項14に記載の発明は、請求項1記載の灌水用チューブを、当該灌水用チューブを横方向にのびるように敷設する灌水用チューブの設置構造であって、非密着部は空隙部より上方に位置している状態で保持されていることを特徴とする灌水用チューブの設置構造である。 【0040】 請求項15に記載の発明は、灌水用チューブよりも上側には、シートが設けられていることを特徴とする請求項13又は14記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0041】 請求項15に記載の発明によれば、灌水用チューブよりも上側にはシートが設けられているため、シートの上側からシートの下側に散水することが難しいが、灌水用チューブを用いることにより、シートの下側に容易に散水することができる。 【0042】 請求項16に記載の発明は、横方向に張られて固定された線材を備え、前記支持部材又は保持部材にはフックが設けられ、前記支持部材又は保持部材は、フックを前記線材に係合することによって設置されていることを特徴とする請求項1〜5、8〜15のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0043】 請求項16に記載の発明によれば、支持部材又は保持部材にフックが設けられ、横方向に張られて固定されている線材に、前記フックを係合させることによって支持部材又は保持部材を設置することができるので、灌水用チューブの設置を容易に行うことができる。 【0044】 請求項17に記載の発明は、支柱部材を備え、前記支持部材には支柱取付部が設けられ、前記支持部材は、支柱取付部を支柱部材に係合することによって設置されていることを特徴とする請求項1〜5、8〜15のいずれか記載の灌水用チューブの設置構造である。 【0045】 請求項17に記載の発明によれば、支持部材は支柱取付部が設けられ、支柱取付部を支柱に取り付けて固定しているので灌水用チューブの設置を容易に行うことができる。 【0046】 また、植物が植生された場所で、灌水用チューブを敷設することもできる。 すなわち、長手方向にのびる2列以上の密着部が設けられる灌水用チューブを使用し、灌水用チューブの一方の密着部を天方向に位置させ、他方の密着部を地方向に位置する状態で植物によって支持し、灌水用チューブを中空位置で横方向にのびるように敷設し、前記灌水用チューブは、密着部が天地方向となる姿勢に支持された状態で横方向にのびるように敷設する(請求項18)。 【発明の効果】 【0047】 本発明の灌水用チューブの設置構造によれば、灌水用チューブのたるみを防止することができる。そのため、散水パターンが一定であり、作物に対して過不足無く灌水することができる。 【0048】 また、本発明の灌水用チューブの非密着部を用いることによって散水孔からシート表面を伝って滴り落ちる水の落下を防ぐことができる。さらに、滴り落ちる水を非密着部によって他所へ排出させて、地表に水たまりを発生させないようにし、かびの発生や、農作物などの病気を防ぐことができる。 そして、灌水用チューブの非密着部の上にシートを設けた場合には、このシートと灌水用チューブとの溶着を防ぎ、散水孔の閉塞を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0049】 以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。 図1は、本発明の第1の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。図2は、灌水用チューブを示す図であり、(a)は通水しない状態の断面図、(b)は通水した状態の断面図である。図3は、(a)は通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図であり、(b)は着脱部を拡大した図である。図4は支持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図5は支持部材の使用方法の変形例を示す正面図である。図6は、通水した状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図である。図7は支持部材の変形例を示した斜視図である。 【0050】 本発明の第1の実施形態の灌水用チューブの設置構造1は、図1に示されており、灌水用チューブ10、支持部材11を有している。なお、図1においては、灌水用チューブ10と、後述する配管92やジョイント94等は離れているが、実際の使用時にはもちろんこれらが接続される。 【0051】 図1に示されるように、灌水用チューブの設置構造1では、灌水用チューブ10は横方向(水平方向)にのびるように設置されており、この灌水用チューブ10は、複数の支持部材11によって支持されている。 【0052】 灌水用チューブ10は、図2(a)、図3(a)に示されるように、厚み及び幅がほぼ一定の2枚の長尺状のシート20、21を素材とし、このシート20、21を重ね合わせた状態で長尺方向に2列に密着部22、23を設けたものである。密着部22、23はシート20、21の縁41、42付近に設けられている。密着部22、23は、連続して途切れていない。すなわち密着部22、23はシート20,21の幅方向の両端部に設けられており、長手方向にのびる。 灌水用チューブ10は、二列に設けられた密着部22、23に挟まれて形成される空隙部25に通水される。 【0053】 本実施形態のシート20、21の幅は、約40mmであり、厚みは、約0.5mmのものが用いられているが、幅や厚みは任意であり、用途によって適当なものを選定することができ、厚みを0.1〜3.0mm程度にすることができる。 【0054】 また、シート20、21は変形が可能な合成樹脂が用いられており、本実施形態ではポリエチレンが用いられているが、他の樹脂やその他の材料を用いることができ、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、天然ゴム、合成ゴム、又はエラストマー等を挙げることができる。これら材料は、適宜単独で又は組み合わせて選択される。なお、必要に応じてこれら材料には、紫外線防止剤、抗酸化剤、着色剤、その他の添加剤を含有させることができる。 【0055】 さらに、図2(b)に示されるように、灌水用チューブ10に通水すると、通水時の水圧によってシート20、21が密着部22、23を維持した状態で変形して膨らみ、内部に断面円形の空洞26が形成される。 【0056】 密着部22、23の形成は、シート20、21の両端同士を部分的に加熱溶融して行う、いわゆるヒートシールによって行われるが、この方法に限定されるものでなく、他の方法によって形成しても良い。 【0057】 また、上記の灌水用チューブ10は、2枚のシート20、21を用いて製造されるものであったが、1枚のものによって密着部22、23を有するものを製造することができる。例えば、インフレーション成形によって筒状に成形したものを押しつぶすような状態にし、両端の折り曲げ部分をヒートシールなどで密着させ、図2に示されるような構造と同様な構造とすることができる。また、別の方法として、1枚のシートを折り曲げて、折り曲げ部分と、両側の縁が重なった付近をヒートシールなどで密着させてもよい。 【0058】 また、灌水用チューブ10の一方のシート20には散水孔27が形成されている。散水孔27は、シート20の内外を連通する孔であって、密着部22、23同士の間に設けられており、空洞26(空隙部25)内の水を外部に放出することができる。 【0059】 散水孔27の形成方法は、レーザ光の照射などによって行うことができる。具体的な方法は、特許文献1に開示されているので省略する。 【0060】 支持部材11は図1に示されるように、所定の間隔(例えば1m間隔)に複数設けられており、灌水用チューブ10を支持している。また、支持部材11は、上部に設けられた吊り下げ線(線材)13に吊り下げられている。 吊り下げ線13にはロープや金属線などが用いられ、吊り下げ線13の両端は灌水用チューブ10の吊り下げに耐える程度の強度を有する構造物などに固定されている。 【0061】 支持部材11は、図3、図4に示されるように十字状の板状の部材であり、リング状部49を備え、当該リング状部49の外周部に4個の突出部35、36、37、38が設けられている。前記した4個の突出部35、36、37、38は、90°置きに設けられ、4方向に突出するものである。 そして、前記した4個の突出部35、36、37、38の内、特定の突出部35は他の突出部36、37、38に比べて長い。またこの突出部35にフック31が設けられ、この突出部35に対向する突出部37にもフック30が設けられている。 【0062】 本実施形態の灌水用チューブの設置構造1では、図3に示すように、フック30を吊り下げ線(線材)13に係合し、支持部材11を吊り下げ線13に吊り下げている。なお、吊り下げ線13からさらに低い位置に灌水用チューブ10を設置する場合には、他方のフック31を用いて吊り下げる。 さらに図5に示されるように2本の吊り下げ線13を用いて、図3に示す状態から90°回転させた状態で吊り下げることもできる。 【0063】 また支持部材11には、チューブ収納部32が設けられている。チューブ収納部32は、支持部材11の中央付近に配置している略円形の空間である。すなわち支持部材11は、リング状部49を有し、その中央にチューブ収納部32が設けられている。 そして支持部材11には、チューブ収納部32から各突出部35、36、37、38に向かってのびる凹部45、46、47、48が形成されている。 凹部45と凹部47、また、凹部46と凹部48とは、対向する位置にある。 【0064】 凹部45、46、47、48のチューブ収納部32側の、開放部45a、46a、47a、48aはチューブ収納部32の中心を向いている。そのため、凹部45と凹部47、或いは、凹部46と凹部48とを用いて、通水しない状態の灌水用チューブ10の密着部22、23を保持することができる。また、通水して膨らんだ状態の灌水用チューブ10の全体を、リング状部49のチューブ収納部32で保持することができる。 【0065】 チューブ収納部32や凹部45、46、47、48の形状、大きさは、灌水用チューブ10に合致している。具体的には、チューブ収納部32の大きさは、通水時の灌水用チューブ10よりも幾分大きい形状であり、また、凹部45の底部45bと凹部47の底部47bとの距離や、凹部46の底部46bと凹部48の底部48bとの距離は、通水しないときの灌水用チューブ10の幅よりも幾分長い。 【0066】 また、支持部材11のリング状部49には、チューブ収納部32を開放して、灌水用チューブ10のチューブ収納部32への挿入を容易にすることができる着脱部40が設けられている。 着脱部40は、図3(b)に示されるように、係止部40aと係止部40bとによって構成されている。ここで係止部40aは、円形の孔内に直線状の棒状部40cが設けられたものであり、リング状部49の一辺49aに形成されている。 一方、係止部40bは、円形の突起内に直線状の溝部40dが設けられたものであり、リング状部49の他の一辺49bに形成されている。 前記した係止部40aと係止部40bは、互いに係合して二つの49a,bを接続し、リング状部49を環状に繋ぐ。 一方、図4(b)の二点鎖線に示すように係止部40aと係止部40bとの係合を外して着脱部40を開放すると、リング状部49の一部に開放部分が形成される。そのため着脱部40を開放することにより、灌水用チューブ10の中途部分から当該灌水用チューブ10をチューブ収納部32へ入れることができ、支持部材11を後から追加したり、設置後に支持部材11を取り外すことができる。 【0067】 支持部材11は、一般に樹脂製のものが用いられるが、金属などの他の材料を用いることもできる。 【0068】 支持部材11によって灌水用チューブ10を支持する際には、チューブ収納部32に灌水用チューブ10の全体を入れる。このときの灌水用チューブ10の姿勢は、図3に示されるように、シート20、21がいずれも垂直姿勢であり、一方の密着部22を天方向に位置させ、他方の密着部23を地方向に位置させる。すなわち灌水用チューブ10を縦姿勢にして支持部材11のチューブ収納部32に装着する。 【0069】 そして設置された状態で上下方向に設けられた凹部45、47に、灌水用チューブ10の縁41、42に設けられている密着部22、23を入れて保持する。すなわち設置された状態で上方に位置する凹部(天側支持部)47に一方の密着部22を装着し、下方に位置する凹部(地側支持部)45に他方の密着部23を装着する。 なお灌水用チューブ10と支持部材11との固定は行わない。 【0070】 灌水用チューブ10をチューブ収納部32内に入れる際には、上記した着脱部40を外して行う。そして灌水用チューブ10の挿入が完了すると、再び着脱部40を係合する。本実施形態では、係止部40aと係止部40bとの係合を外してリング状部49の一部に開放部分が形成することができるので、灌水用チューブ10の挿入が容易である。また着脱部40を係合することによってリング状部49が環状に繋がるので、相当の剛性が期待できる。 【0071】 また、図5に示されるように2本の吊り下げ線13を用い、支持部材11を図3に示す状態から90°回転させた状態で用いる場合には、灌水用チューブ10の保持には凹部46、48が用いられる。 図5に示すように支持部材11を横姿勢にして使用する場合には、凹部46が天側支持部として機能し、凹部48が地側支持部として機能する。 【0072】 本実施形態の灌水用チューブの設置構造1では、灌水用チューブ10の姿勢が縦置きとなり、灌水用チューブ10のシート幅が上下方向(高さ方向)となるため、自重や内部に残留する水の重みによる撓みが起こりにくく、たるみが偏って灌水用チューブ10が移動することがない。また、支持部材11と灌水用チューブ10との固定を行わないので、灌水用チューブ10の設置作業を容易に行うことができる。 【0073】 そして図1に示されるように、水を送り込むためのポンプ90や、灌水用チューブ10に送り込む水に混入しているゴミなどを取り除くフィルター91を有する配管92と、灌水用チューブ10の一方とを接続して、散水が行われる。また、必要に応じて、灌水用チューブ10の他方にバルブ93を設けて、内部のゴミなどを取り除くこともでき、さらに、2本の灌水用チューブ10をつなぐジョイント94を設けることができる。 【0074】 ポンプ90を作動させ、配管92を通じて灌水用チューブ10に通水すると、灌水用チューブ10は、図2(b)や図6に示されるように、空隙部25内に水が満たされ、空隙部25が膨らんで断面形状が円形となる。 そして空隙部25内の水圧が上昇し、内部を流れる水が散水孔27から放出される。また、散水孔27の壁面27aによって、放出される水の勢いが低下して、灌水用チューブ10近傍や高さの低い空間にも散水が可能となる。 なお、密着部22、23は途切れずに連続しているので、この部分から水が漏れることが無く、供給された水は散水孔27から放出される。 【0075】 また、上記した支持部材11の代わりに、図7に示されるような支持部材24を用いることができる。支持部材24は、支持部材11と比較して、突出部36、38が設けられていないものであり、上下方向に伸びる突出部35、37を有している。また、突出部37にはフック30が設けられている。また、突出部35、37には凹部45、47を有している。 そして、支持部材24にはリング状部49を有し、その中央にチューブ収納部32が設けられている。 【0076】 支持部材24によって灌水用チューブ10を支持する際には、支持部材11を用いる場合と同様であり、具体的には、チューブ収納部32に灌水用チューブ10の全体を入れ、灌水用チューブ10の、一方の密着部22を天方向に位置させ、他方の密着部23を地方向に位置させる。すなわち灌水用チューブ10を縦姿勢にして支持部材24のチューブ収納部32に装着する。そして、フック30を吊り下げ線13に係合し、支持部材11を吊り下げ線13に吊り下げる。 なお灌水用チューブ10と支持部材24との固定は行わない点は、支持部材11を用いる場合と同様である。 【0077】 灌水用チューブ10をチューブ収納部32内に入れる際には、挿入部29を用いて行う。挿入部29は、リング状部49の一部が切れた部分であり、灌水用チューブ10を外部からチューブ収納部32へ挿入することができる。 【0078】 このように、支持部材24は上記した支持部材11と同様に、灌水用チューブ10を支持することができる。また、支持部材24は支持部材11よりも簡単な構造であるので、容易に製造することができる。 【0079】 次に、本発明の第2の実施形態の灌水用チューブの設置構造2について説明する。 図8は、本発明の第2の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。図9は、通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図及び連結部の拡大斜視図である。図10は、通水した状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図である。図11は支持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 【0080】 灌水用チューブの設置構造2は、図8に示されており、灌水用チューブ10、支持部材51を有している。 【0081】 灌水用チューブの設置構造2に用いられる灌水用チューブ10は、上記した第1の実施形態で用いられるものと同じものが用いられる。 【0082】 支持部材51は、図9乃至図11に示されており、固定部53と支柱取付部54とを有している。なお支持部材11は、樹脂製のものを用いているが、金属などの他の材料を用いることもできる。 【0083】 支柱取付部54は、支柱52に取り付けることができる部材であり、支柱挿入部54aと、連結部54bを有している。支柱挿入部54aは、図11に示されるように、半円筒の端部を延長したような形状であり、背面側に縦方向にのびるスリット54cが設けられている。また半円筒部分の内径は支柱52の外径よりもやや小さく、スリット54cから支柱52に圧入して支柱取付部54を支柱52に取り付ける。 また本実施形態では、支柱取付部54の長手方向の中間部に、金属線材で形成されたCリング70が装着されており、スリット54cの開閉弾性がCリング70によって補強されている。 【0084】 連結部54bは、支柱取付部54のスリット54cとは反対側(図10(a)を基準として左側)に突出している部分であり、支柱取付部54の長手方向の中心を外れた位置に設けられている。 連結部54bの内側には凹部55が設けられている。凹部55の形状は、図9(b)の通りであり、図9(a)を基準として側面側と正面側が開口し、正面側から支柱取付部54の内側に至る溝形状である。凹部55の支柱取付部54側の部位は、やや拡径されており、段部55aが形成されている。 【0085】 固定部53は、突起部53aとチューブ支持部53bが設けられた部材である。突起部53aは、支柱取付部54の連結部54bの凹部55に挿入される部分であり、固定部53と支柱取付部54とを連結することができる。すなわち突起部53aは、端部に四角形の先端フランジ53cが設けられ、根元部に根元フランジ53dが設けられている。また先端フランジ53cと根元フランジ53dとは連接部53eで接続されている。 そして固定部53の突起部53aは、前記した支柱取付部54側の連結部54bに設けられた凹部55に挿入される。すなわち図9(a)のように突起部53aの先端フランジ53cと根元フランジ53dによって、連結部54bの正面部54dと段部55aが挟み込まれ、固定部53の突起部53aと支柱取付部54の連結部54bが係合して固定部53が支柱取付部54に取り付けられる。 【0086】 またチューブ支持部53bには、半円状のチューブ収納部56が設けられ、チューブ収納部56の上側及び下側に凹部57、58が設けられている。なお本実施形態では、上側の凹部57が天側支持部として機能し、下側の凹部58が地側支持部として機能する。 またチューブ収納部56はアーム部として機能する。言い換えると、本実施形態の支持部材51は、天側支持部たる上側の凹部57と、地側支持部たる下側の凹部58を有する。そして天側支持部たる上側の凹部57と、地側支持部たる下側の凹部58は、アーム部たるチューブ収納部56によって接続されている。 またアーム部たるチューブ収納部56は、略「C」形状であり、一部が欠落していて当該欠落部から灌水用チューブ10を挿入可能である。 【0087】 また本実施形態では、凹部57と凹部58とは、対向する位置にある。 凹部57、58のチューブ収納部56側に形成された開放部57a、58aはチューブ収納部56の中心を向いている。そのため、凹部57と凹部58によって灌水用チューブ10の密着部22、23を保持することができる。また、通水して膨らんだ状態の灌水用チューブ10の全体を、チューブ収納部56で保持することができる。 【0088】 チューブ収納部56や凹部57、58の形状、大きさは、灌水用チューブ10に合わせている。具体的には、チューブ収納部56の半径は、通水時の灌水用チューブ10の半径よりもやや長く、また、凹部57の底部57bと凹部58の底部58bとの距離は、通水しないときの灌水用チューブ10の幅よりもやや長い。 【0089】 そして、本発明の第2の実施形態の灌水用チューブの設置構造2は、図8に示すように、所定の間隔で設けられた支柱52に支持部材51が取り付けられ、支持部材51によって灌水用チューブ10を支持する。 なお本実施形態では、チューブ収納部56は、支柱取付部54の長手方向中心部を外れた位置にあり、支持部材51は、図10のようにチューブ収納部56が支柱取付部54の上部側に寄った姿勢で支柱52に取り付けられているが、支持部材51を天地逆方向に取り付けてもよい。 【0090】 支持部材51によって灌水用チューブ10を支持する際には、チューブ収納部56に入れて行われる。このときの灌水用チューブ10の姿勢は、先の実施形態と同様に縦姿勢であり、図9に示されるように、シート20、21の一方の密着部22を天方向に位置させ、他方の密着部22を地方向に位置させる。 【0091】 そして上下方向にのびる凹部57、58に、灌水用チューブ10の縁41、42に設けられている密着部22、23を挿入してこれらを保持する。このとき灌水用チューブ10と支持部材51との固定は行わない。 【0092】 本実施形態の灌水用チューブの設置構造2においても、灌水用チューブ10の姿勢が縦置きとなり、灌水用チューブ10のシート幅が上下方向(高さ方向)となるため、自重や内部に残留する水の重みによる撓みが起こりにくく、たるみが偏って灌水用チューブ10が移動することがない。また、支持部材51と灌水用チューブ10との固定を行わないので、灌水用チューブ10の設置作業を容易に行うことができる。 【0093】 そして、上記した第1の実施形態の灌水用チューブの設置構造1と同様に、水を送り込むためのポンプ90や、灌水用チューブ10に送り込む水に混入しているゴミなどを取り除くフィルター91を有する配管92と、灌水用チューブ10の一方とを接続して、散水が行われる。また、必要に応じて、灌水用チューブ10の他方にバルブ93を設けて、内部のゴミなどを取り除くこともでき、さらに、2本の灌水用チューブ10をつなぐジョイント94を設けることができる。 【0094】 ポンプ90を作動させ、配管92を通じて灌水用チューブ10に通水すると、灌水用チューブ10は、図10に示されるように、空隙部25が大きく膨らみ、内圧が上昇して散水孔27から散水される。また、散水孔27の壁面27aによって、放出される水の勢いが低下して、灌水用チューブ10近傍や高さの低い空間にも散水が可能となる。 【0095】 灌水用チューブの設置構造1、2で使用する灌水用チューブ10は、前記したように2枚のシート20、21を重ね合わせたものが推奨されるが、1枚のシートを折り曲げたものでもよい。 また上記した実施形態では、密着部22、23は、シート20、21の縁41、42付近に設けられているが、シート20、21の縁から内側に寄った位置に形成しても良い。かかる場合には、凹部45、46、47、48、57、58によって保持される部分は密着部22、23の外側となる。 【0096】 次に、植物が植えられている場所(畑、農園等)で、灌水用チューブ10を設置する本発明の第3、第4、第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造3、4、5について説明する。 図12は、本発明の第3の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。図13は、本発明の第4の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。図14は、枝と灌水用チューブの位置関係を示した模式図であり、(a)は第3の実施形態の灌水用チューブにおける通水しない状態を示した図であり、(b)は(a)の灌水用チューブに通水した状態を示した図であり、(c)は比較例を示した図である。図15は本発明の第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。図16は本発明の第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す側面図である。 なお、灌水用チューブの設置構造3、4、5においては、灌水用チューブ10は、上記実施形態で説明したものと同じものが用いられる。 【0097】 図12は、第3の実施形態の灌水用チューブの設置構造3を示したものであり、茶の木100が植えられている場所に灌水用チューブ10を敷設している。そして、図12(b)や図14(a)、(b)に示されるように、灌水用チューブの設置構造3の灌水用チューブ10は、茶の木の枝101によって支えられており、また、灌水用チューブ10の状態は、一方の密着部22は天方向に位置し、他方の密着部23は地方向に位置して、密着部22、23が天地方向となる姿勢で支持されている。 【0098】 また、灌水用チューブの設置構造3では、図12(a)に示されるように、灌水用チューブ10と茶の木100を覆うように、シート102が設けられている。そして、シート102によって内側の乾燥を防ぎつつ、灌水用チューブ10を用いて散水することできる。 【0099】 灌水用チューブの設置構造3では、密着部22、23を天地方向となる姿勢で設置されるので、密着部22、23が水平方向となる状態で灌水用チューブ10が設置される場合に比べて、灌水用チューブ10の設置を容易に行うことができる。 【0100】 すなわち、茶の木100の枝101は、分岐しながら上方向に伸びることが多いので、枝101が密集して枝101同士の間が狭くなる。そして、本実施形態の灌水用チューブの設置構造3を設置する場合(通水されない状態)では、図14(a)に示されるように、密着部22、23が天地方向となる姿勢であるので、水平方向の幅が狭い場合にも灌水用チューブ10を無理なく設置することができる。また、設置後に散水する場合(灌水用チューブ10に通水される場合)には、図14(b)に示されるように、灌水用チューブ10は、その幅に応じて枝101を押し広げて散水が可能となる。 【0101】 しかしながら、図14(c)に示されるように、灌水用チューブ10を茶の木100の枝101に配置する場合に、密着部22、23が水平方向(横方向)となる姿勢では、設置しにくい。これは、茶の木100の枝101は水平方向の幅が狭く、密着部22、23を水平方向(横方向)となる姿勢では灌水用チューブ10を設置することが難しく、また、このような状態で無理に設置すると、灌水用チューブ10が変形したり折れ曲がったりしてしまうからである。 【0102】 そして、灌水用チューブの設置構造3では、上記の灌水用チューブの設置構造1、2と同様に、灌水用チューブに通水しない場合には密着部22、23が天地方向となる姿勢であるので、自重などによる撓みを小さくすることができる。 【0103】 また、灌水用チューブの設置構造3は灌水用チューブ10を1本設けたものであるが、図13に示される第4の実施形態の灌水用チューブの設置構造4のように、灌水用チューブ10を平行に2本設けることもできる。 【0104】 さらに、図15、図16に示される第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造5について説明する。灌水用チューブの設置構造5が設けられる場所は梨の木108が植えられている梨園であり、この梨園に灌水用チューブ10が設置される。 灌水用チューブの設置構造5には吊り下げ線113が設けられ、この吊り下げ線113は、図15に示されるように、水平方向(地面と平行)であって、互いにほぼ垂直となるように2方向の向きで、全体に張り巡らされている。 【0105】 そして、この吊り下げ線113は、支柱115によって支えられているものであり、棚114と呼ばれるものを形成する。そして、梨の木108の枝117は、誘引と呼ばれる作業によって、吊り下げ線113によって形成された棚114に沿って伸びるようにし、梨の木108の枝117に実る果実111の重みなどによって植物の枝部110が折れないようにすることができる。また、このようにすることにより、果実111の実る位置がほぼ一定の高さとすることができるので、果実111の収穫作業をしやすくすることができる。 【0106】 そして、灌水用チューブの設置構造5では、上記したフック30を有する支持部材11を用い、フック30を吊り下げ線113に係合して、灌水用チューブ10を設置する。したがって、灌水用チューブ10の位置は、棚114よりも下側に位置することとなる。 灌水用チューブの設置構造5では、吊り下げ線113によって枝117を誘引する棚114を形成するものである。そのため、吊り下げ線113により、枝117を誘引と、支持部材11を吊り下げとを兼用することができる。そして、梨園などでは、通常、棚114が設けられており、この棚114に用いられる吊り下げ線113を使用して、灌水用チューブの設置構造5を製作することができる。 【0107】 また、梨園に散水する場合には、果実111に水がかかると果実111の品質を低下させるおそれがあるが、本実施形態では、図16に示されるように、灌水用チューブ10は棚114の下側に配置されることとなる。そして、灌水用チューブ10から散水される水が下向きに噴射されるように設置して、散水された水が、果実111にかからないようにすることができる。 【0108】 次に、非密着部60が設けられた灌水用チューブを用いた灌水用チューブの設置構造について説明する。 図17は、本発明の第6の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。 図18は、灌水用チューブを示す図であり、(a)は通水しない状態の断面図、(b)は通水した状態の断面図である。図19(a)は通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図であり、(b)は着脱部を拡大した図である。図20は、通水した状態の灌水用チューブの設置構造の要部の拡大斜視図である。図21は保持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 【0109】 図17には、本発明の第6の実施形態の灌水用チューブの設置構造6が示されている。そして、灌水用チューブの設置構造6は灌水用チューブ10と保持部材14とを有している。なお、図17においては、灌水用チューブ10と、後述する配管92やジョイント94等は離れているが、実際の使用時にはもちろんこれらが接続される。 【0110】 図17に示されるように、灌水用チューブの設置構造6では、灌水用チューブ10は横方向(水平方向)にのびるように設置されている。そして、灌水用チューブ10は複数の保持部材14によって、地面から所定の高さに位置するように中空状態で支持されている。 【0111】 灌水用チューブ10は、図18(a)、図19(a)に示されるように、厚み及び幅がほぼ一定の2枚の長尺状のシート20、21を素材とし、このシート20、21を重ね合わせた状態で長尺方向に2列に密着部22、23を設けたものである。 【0112】 一方の密着部22はシート20、21の一方の縁39付近に設けられている。また、他方の密着部23は、シート20、21の他方の縁41よりも内側に設けられており、密着部23と他方の縁41の間は密着しておらず、非密着部60を有している。また、密着部22、23は、長尺方向に途切れていない。すなわち密着部22、23はシート20,21の幅方向の両端部に設けられており、長手方向にのびる。 灌水用チューブ10は、二列に設けられた密着部22、23に挟まれて形成される空隙部25に通水される。 【0113】 本実施形態のシート20、21の幅や厚みは、任意であり、用途によって適当なものを選定することができる。そして、非密着部60の幅を全体の幅の約2/3程度とし、非密着部60の長さを、灌水用チューブ10の空隙部25の円周の長さと同じにすることができる。 そして、例えば、シート20、21の幅が約120mm、厚みが約0.5mmのものが用いることができ、厚みを0.1〜3.0mm程度にすることができる。 【0114】 また、シート20、21は変形が可能な合成樹脂が用いられており、本実施形態ではポリエチレンが用いられているが、他の樹脂やその他の材料を用いることができ、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、天然ゴム、合成ゴム、又はエラストマー等を挙げることができる。これら材料は、適宜単独で又は組み合わせて選択される。なお、必要に応じてこれら材料には、紫外線防止剤、抗酸化剤、着色剤、その他の添加剤を含有させることができる。 さらに、図18(b)に示されるように、灌水用チューブ10に通水すると、通水時の水圧によってシート20、21が密着部22、23を維持した状態で変形し、内部に断面円形の空隙部25が形成される。 【0115】 密着部22、23の形成は、シート20、21同士を部分的に加熱溶融して行う、いわゆるヒートシールによって行われるが、この方法に限定されるものでなく、他の方法によって形成しても良い。 【0116】 また、上記の灌水用チューブ10は、2枚のシート20、21を用いて製造されるものであったが、1枚のものによって製造しても良い。例えば、1枚のシートを折り曲げて、折り曲げ部分と、このシートの縁以外の部分との2ヵ所で、ヒートシールなどで密着させて、密着部22、23及び非密着部60を形成するようにしても良い。 【0117】 また、灌水用チューブ10のシート20には散水孔27が形成されている。散水孔27は、シート20の内外を貫通する孔であって、密着部22、23同士の間に設けられており、空隙部25内の水を外部に放出することができる。 【0118】 散水孔27の形成方法は、レーザ光の照射などによって行うことができる。具体的な方法は、特許文献1に開示されているので省略する。 【0119】 保持部材14は図17に示されるように、所定の間隔(例えば1m)に複数設けられており、灌水用チューブ10を支持している。また、保持部材14は、上部に設けられた吊り下げ線(線材)13に吊り下げられている。 吊り下げ線13はロープや金属線などが用いられ、吊り下げ線13の両端は灌水用チューブ10の吊り下げに耐える程度の強度を有する構造物などに固定されている。 【0120】 保持部材14は、図19〜図21に示されるように板状の部材であり、リング状部149を備え、当該リング状部149の外周部に4個の突出部35、36、37、38が設けられ、さらに、下方に設けられる突出部37は2方向に分岐している。4個の突出部35、36、37、38は90°置きに設けられ、4方向に突出している。 下方に設けられる突出部37は下側にのび、途中で分岐して左上側及び右上側に向かってのび、下向きに向いている矢印のような形状であり、左分岐部37bと右分岐部37cとが設けられている。 【0121】 また、保持部材14には、チューブ収納部32が設けられている。チューブ収納部32は、保持部材14の中央付近に配置している略円形の空間である。すなわち保持部材14は、リング状部149を有し、その中央にチューブ収納部32が設けられている。 そして、チューブ収納部32から各突出部35、36、37、38に向かって延びる、スリット145、146、147、148が形成されている。スリット145とスリット147、また、スリット146とスリット148とは、対向する位置に設けられている。 【0122】 また、下方に設けられるスリット147は、突出部37の突出方向に沿うように設けられ、途中で分岐して左上側及び右上側(図21(a)を基準)に向かって延びている。そして、スリット147には、下方に延びて分岐部33aに至るスリット部147aと、スリット部147aと分岐部33aで接続して左上側に延びるスリット部147bと、スリット部147aと分岐部33aで接続して右上側に延びるスリット部147cとが設けられている。 スリット部147bの終点33bと、スリット部147cの終点33cとの上下方向の位置は、ほぼ同じであって、分岐部33aの位置よりも上側に設けられている。 【0123】 また、保持部材14のフック30は、上側に設けられる突出部35の先端付近に設けられている。 そして、本実施形態の灌水用チューブの設置構造6では、図19に示すように、フック30を用いて保持部材14を吊り下げ線13に吊り下げている。 【0124】 スリット145、147のチューブ収納部32側の、開放部145a、147dはチューブ収納部32の中心を向いている。そのため、スリット145とスリット147とを用いて、通水しない状態の灌水用チューブ10の密着部22、23を保持することができる。また、通水して膨らんだ状態の灌水用チューブ10の全体を、リング状部149のチューブ収納部32で保持することができる。 【0125】 チューブ収納部32やスリット145、147の形状、大きさは、灌水用チューブ10の大きさに合わせられている。具体的には、チューブ収納部32の大きさは、通水時の灌水用チューブ10の空隙部25付近よりも大きい形状である。 また、スリット145の大きさは、密着部22よりも大きい。そして、開放部147dから分岐部33aを経由して終点33b、33cに至る長さは、非密着部60の長さよりも長く、スリット147に2枚の非密着部60を収納することができ、スリット147が非密着部収納部79となる。 【0126】 また、保持部材14のリング状部149には、チューブ収納部32を開放して、灌水用チューブ10のチューブ収納部32へ入れる際に容易にすることができる着脱部40が設けられている。 着脱部40は、図19(b)に示されるように、係止部40aと係止部40bとによって構成されている。ここで係止部40aは、円形の孔内に直線状の棒状部40cが設けられたものであり、リング状部149の一辺149aに形成されている。 一方、係止部40bは、円形の突起内に直線状の溝部40dが設けられたものであり、リング状部149の他の一辺149bに形成されている。 前記した係止部40aと係止部40bは、互いに係合して二つの辺149a,149bを接続し、リング状部149を環状に繋ぐ。 また、図21(b)の二点鎖線に示すように係止部40aと係止部40bとの係合を外して着脱部40を開放すると、リング状部149の一部に開放部分が形成される。そのため着脱部40を開放することにより、灌水用チューブ10の中途部分から当該灌水用チューブ10をチューブ収納部32へ入れることができ、支持部材11を後から追加したり、設置後に支持部材11を取り外すことができる。 【0127】 保持部材14は、一般に樹脂製のものが用いられるが、金属などの他の材料を用いることもできる。 【0128】 保持部材14によって灌水用チューブ10を保持する際には、チューブ収納部32に灌水用チューブ10の全体を入れる。このときの灌水用チューブ10の姿勢は、図19(a)に示されるように、シート20、21がいずれも垂直姿勢であり、一方の密着部22を上方向に位置させ、他方の密着部23を下方向に位置させる。すなわち灌水用チューブ10を縦姿勢にして支持部材11のチューブ収納部32に装着する。 【0129】 また、非密着部60は、非密着部収納部79であるスリット147に位置させる。そのため、非密着部60は、スリット147の形に合わせた形に変形し、この状態で非密着部60は保持される。そして、一方のシート20はスリット部147cに、他方のシート21の非密着部60はスリット部147bに配置させて、それぞれのシート20、21の縁41を横方向に張り出す状態とする。 【0130】 非密着部60がスリット147に保持されているので、灌水用チューブ10の縁41側が上方に向かうような形状で保持される。そのため、非密着部60は、上部が開放する空間を形成して、樋部65が形成される。樋部65は樋のような形状であり、長手方向にのびており、空隙部25よりも下側に配置している。したがって、散水孔27から噴出されず滴り落ちた水は、シート20表面を伝わって樋部65に至り、落下を阻止する。 さらに、灌水用チューブ10を長手方向に対していずれかの方向に傾斜を付けるように設置することにより、樋部65に流れ込んだ水を、灌水用チューブ10の長手方向の端に向かって誘導することができる。 なお灌水用チューブ10と支持部材11との固定は行わない。 【0131】 本実施形態の灌水用チューブの設置構造6では、灌水用チューブ10の姿勢が縦置きとなり、灌水用チューブ10のシート幅が上下方向(高さ方向)となるため、自重や内部に残留する水の重みによる撓みが起こりにくく、たるみが偏って灌水用チューブ10が移動することがない。また、保持部材14と灌水用チューブ10との固定を行わないので、灌水用チューブ10の設置作業を容易に行うことができる。 【0132】 そして、図17に示されるように、水を送り込むためのポンプ90や、灌水用チューブ10に送り込む水に混入しているゴミなどを取り除くフィルター91を有する配管92と、灌水用チューブ10の一方とを接続して、散水が行われる。また、必要に応じて、灌水用チューブ10の他方にバルブ93を設けて、内部のゴミなどを取り除くこともでき、さらに、2本の灌水用チューブ10をつなぐジョイント94を設けることができる。 【0133】 ポンプ90を作動させ、配管92を通じて灌水用チューブ10に通水すると、灌水用チューブ10は、図18(b)や図20に示されるように、空隙部25内に水が満たされ、空隙部25が膨らんで断面形状が円形となる。 そして空隙部25内の水圧が上昇し、内部を流れる水が散水孔27から放出される。また、散水孔27の壁面27aによって、放出される水の勢いが低下して、灌水用チューブ10近傍や高さの低い空間にも散水が可能となる。 なお、密着部22、23は途切れずに連続しているので、この部分から水が漏れることが無く、供給された水は散水孔27から放出される。 【0134】 また、ポンプ90を停止すると、徐々に水圧が低下し、散水孔27から噴出されていた水の勢いが徐々に低下し、灌水用チューブ10のシート20、21の外側20a、21aの表面から滴り落ちる。 そして、この滴り落ちた水は、灌水用チューブ10の表面を伝って非密着部60によって形成された樋部65に至り、いわゆるぼた落ちを防ぐことができる。また、灌水用チューブ10に傾斜を設けることにより、灌水用チューブ10の長尺方向の端に向かって誘導することもできる。 【0135】 次に、本発明の第7の実施形態の灌水用チューブの設置構造7について説明する。 図22は、本発明の第7の実施形態の灌水用チューブの通水した状態の設置構造を示す正面図である。図23は、灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。図24、図25(a)は、灌水用チューブの設置構造の変形例を示す斜視図である。図25(b)は、灌水用チューブの設置構造の変形例を示す一部拡大断面図である。 【0136】 灌水用チューブの設置構造7は、図22に示されており、灌水用チューブ10、保持部材151を有している。 【0137】 灌水用チューブの設置構造7に用いられる灌水用チューブ10は、図18に示された、上記した第6の実施形態で用いられるものと同じものが用いられる。 【0138】 保持部材151は、図22、図23に示されるように、枠状の部材であり、ほぼ同じ幅、厚みの板を曲げたような形状をしており、リング状部149を備えている。リング状部149にはその中央付近にチューブ収納部32が設けられ、さらに、チューブ収納部32の下側には2ヵ所の非密着部収納部79が設けられている。 チューブ収納部32は、左右の2ヵ所の半円状の枠である半円部154a、154bによってできた内側の空間であり、通水時の灌水用チューブ10の空隙部25付近の大きさよりもやや大きい円形をしている。また、チューブ収納部32の上側と下側には半円部154a、154b同士に隙間を有しており、上側には開放部155が、下側には開放部156が設けられている。 【0139】 非密着部収納部79は、チューブ収納部32の下側に設けられた空間であり、それぞれ横方向に張りだしている。また、非密着部収納部79は、チューブ収納部32の下側の開放部156につながっている。一方の非密着部収納部152は、下板部152aと上板部152bとの間に設けられ、他方の非密着部収納部153は、下板部153aと上板部153bとの間に設けられている。 下板部152a、153aの形状は円弧状であり、上側が凹状となっている。また、上板部152b、153bは下板部152a、153aの上側に配置している。上板部152b、153bの中央付近は盛り上がっており、他の部分は下板部152a、153aに沿うような形状である。したがって、下板部152a、153aと上板部152b、153bによって形成される非密着部収納部152、153は、中央付近が他よりも上下方向の幅が広くなっている。 【0140】 非密着部60は非密着部収納部79の上板部152b、153bと下板部152a、153aの間にに入れられて保持されるが、非密着部60は下板部152a、153aに沿った形に変形している。そして、上板部152b、153bの中央付近は盛り上がっているので、非密着部60によって形成される樋部65の上側の谷部65a付近は上板部152b、153bと離れている。 言い換えると、上板部152b、153bは、非密着部60によって形成される樋部65の谷部65aを避けるように配置している。この谷部65aは、樋部65によって形成される空間の下側部分であって底付近である。 【0141】 下板部152aと上板部152b、及び、下板部153aと上板部153bは連続されている。また、下板部152aと下板部153aとが連続されている。さらに、半円部154aと上板部152b、半円部154bと上板部153bとが連続されている。 【0142】 保持部材151の上側の構造は、図22、図23に示されており、半円部154a、154bの上側に、貫通孔158が設けられた板部159、159がそれぞれ接続されている。板部159同士の間は隙間を有してスリット状である。また、板部159の貫通孔158の方向は、灌水用チューブ10の延びる方向に対して垂直であり、2ヵ所の板部159の貫通孔158はほぼ同じ位置である。そして、図22、図23に示されるように、貫通孔158、158にひも状部材157を挿通して、吊り下げ線13に吊り下げることができる。 また、板部159、159同士の間から、灌水用チューブ10を挿入することができる。 【0143】 なお、保持部材151は、樹脂製のものを用いているが、金属などの他の材料を用いることができる。 【0144】 本実施形態の灌水用チューブの設置構造7では、保持部材151によって灌水用チューブ10を保持する際、チューブ収納部32に灌水用チューブ10の全体を入れる。このときの灌水用チューブ10の姿勢は、図22、図23に示されるように、シート20、21がいずれも垂直姿勢となり、一方の密着部22を上方向に位置させ、他方の密着部23を下方向)に位置させる。すなわち灌水用チューブ10を縦姿勢にして保持部材151のチューブ収納部32に入れる。 【0145】 また、非密着部60を一方及び他方の非密着部収納部152、153に配置する。非密着部収納部152、153の下板部152a、153aは上側が凹状となっているので、非密着部60は上側が凹状となるような形状に変形した状態で保持される。そして、一方のシート20の非密着部60は非密着部収納部153に、他方のシート21の非密着部60は非密着部収納部152に位置させ、それぞれのシート20、21の縁41が両側の側方に向かって張り出す状態となる。なお灌水用チューブ10と保持部材151との固定は行わない。 【0146】 図22、図23に示されるように、非密着部60は、一方及び他方の非密着部収納部152、153に入れられて、上部が開放する空間を形成して下向きに突出する状態となり、樋部65が形成される。樋部65は樋のような形状であり、長手方向に延びている。そして、灌水用チューブ10を長手方向に対して傾斜を付けるように設置することにより、樋部65に流れ込んだ水を、灌水用チューブ10の長手方向の端に向かって誘導することができる。 【0147】 灌水用チューブの設置構造7は、上記した第6の実施形態の灌水用チューブの設置構造6と同様に、通水しない状態で自重による撓みが起こりにくく、また、保持部材15と灌水用チューブ10との固定を行わないので、灌水用チューブ10の設置作業を容易に行うことができる。 【0148】 また、灌水用チューブの設置構造7には、上記した第6の実施形態の灌水用チューブの設置構造6と同様に、水を送り込むためのポンプ90や、灌水用チューブ10に送り込む水に混入しているゴミなどを取り除くフィルター91を有する配管92と、灌水用チューブ10の一方とを接続されており、ポンプ90を作動させ、配管92を通じて灌水用チューブ10に通水することにより散水を行うことができる。 【0149】 また、ポンプ90を停止すると、徐々に水圧が低下し、散水孔27から噴出されていた水の勢いが徐々に低下し、灌水用チューブ10のシート20、21の外側20a、21aである表面から滴り落ちる。 そして、この滴り落ちた水は、灌水用チューブ10の表面を伝って非密着部60によって形成された樋部65に至り、灌水用チューブ10の長尺方向の端に向かって誘導され、散水孔27の真下付近に滴り落ちる、いわゆるぼた落ちを防ぐことができる。 【0150】 そして、本実施形態の灌水用チューブの設置構造7においても、灌水用チューブ10を長手方向に対して傾斜を付けるように設置することにより、樋部65に流れ込んだ水を、灌水用チューブ10の長手方向の端に向かって誘導することができる。さらに、一方及び他方の保持部材151の非密着部収納部152、153は、中央付近が他よりも上下方向の幅が広くなっており、上板部152b、153bが樋部65の谷部65aを避けるように配置しているので、樋部65に流れ込んだ水が、保持部材151の上板部152b、1153bにせき止められず、確実に誘導することができる。 【0151】 上記した第6、第7の実施形態の灌水用チューブの設置構造6、7は、保持部材14、151に設けられた非密着部収納部79によって非密着部60の形状を保持して樋部65が設けられているが、これに加えて、図24、図25に示されるように、保持部材14、151同士の間に、補助支持部66、67を設けることができる。 【0152】 図24、図25に示される補助支持部66、67は、上記した第6、第7の実施形態の灌水用チューブの設置構造6、7の灌水用チューブ10の非密着部60側の縁41付近を支持するものである。 【0153】 そして、補助支持部66、67により、非密着部60側の縁41のたるみを防止することができ、樋部65に流れる水を確実に誘導することができる。 すなわち、保持部材14、151を所定の間隔に配置して灌水用チューブ10を支持しているため、灌水用チューブ10にたるみを生じるおそれがある。そして、このたるみが大きい場合には樋部65の形状の維持が不完全となり、灌水用チューブ10の縁41の位置が低くなるおそれがある。しかし、補助支持部66、67によって樋部65の形状の維持が可能となり、灌水用チューブ10の縁41からあふれることなく、樋部65に流れる水を確実に誘導することができる。 【0154】 補助支持部66は図24に示されている。補助支持部66には、ひも状部材170と線材である支持線69とが設けられ、また、灌水用チューブ10の非密着部60側の縁41付近には貫通孔68が設けられている。 ひも状部材170は貫通孔68に挿通された状態で環状となっている。また、貫通孔68の上方には支持線69が配置されており、ひも状部材170の環状の内側に、支持線69が通っている状態となっている。なお、支持線69は横方向に張られて固定されており、上記した吊り下げ線13と同様なものを用いることができる。 そして、非密着部60の重みや樋部65に流れる水の重みを支持線69によって支えることができる。 【0155】 また、補助支持部67は図25(a)、(b)に示されている。補助支持部67には線材である支持線72が設けられ、また、灌水用チューブ10の非密着部60側の縁41付近には変形部71が設けられている。変形部71は、樋部65の突出方向とは反対方向に突出し、上側に突出するように曲げられた部分であり、下側が凹んでいる。支持線72は横方向に張られて固定されている。 【0156】 補助支持部67では、縁41付近の変形部71の変形状態を維持するため、変形維持部材89が設けられている。変形維持部材89は、支持線72の外形よりもやや大きい形状の凹部89aが設けられ、図25(a)、(b)に示されるように、凹部89aに支持線72に巻き付けられた非密着部60の縁41を抱き込むようにして、支持線72と非密着部60の縁41とを固定する。 また、変形維持部材89を用いて固定する場合には、支持線72に巻き付けられた非密着部60の縁41が変形維持部材89の開口部89bから入るように、変形維持部材89を支持線72に押しつけるようにして行われる。 【0157】 そして、変形部71の下側に支持線72が配置しており、支持線72によって変形部71を支えている。 したがって、補助支持部66と同様に補助支持部67により、非密着部60側の縁41のたるみを防止することができ、非密着部60の重みや樋部65に流れる水の重みを支持線72によって支えることができ、樋部65に流れる水を確実に誘導することができる。 【0158】 上記した実施形態の灌水用チューブの設置構造6、7では、非密着部60や樋部材75で形成される樋部65を、灌水用チューブ10の空隙部25よりも下側に設けたものであったが、上下(天地)を反対に設置して使用することもできる。 図26は、灌水用チューブの設置構造の変形例を示す斜視図である。 【0159】 図26に示される灌水用チューブの設置構造8では、非密着部60を有する灌水用チューブ10を用い、非密着部60を上側にした状態で灌水用チューブ10が設置されている。2枚の非密着部60は上向きに突出し、縁41が側方に向かうように曲げられて保持されている。この非密着部60の形状の保持については図示していないが、上記した保持部材14、151を用いることができ、さらに、灌水用チューブの設置構造6、7を天地を反対にして形成することができる。 【0160】 図26のように、苗81などが植えられた畑などに、シート82を設けることがある。かかる場合には、シート82上からでは十分な灌水ができないので、シート82の下に灌水用チューブ10を設置することがある。 しかし、シート82が灌水用チューブ10の散水孔27に接触し、シート82が太陽光などで溶融したときに散水孔27が塞がれてしまうおそれがあった。 【0161】 そこで、図26に示されるような灌水用チューブの設置構造8を用いることができる。灌水用チューブの設置構造8では、畝80とシート82の間に設けられ、畝80に植えられている苗81は、開口82aが設けられたシート82から外に向かってのびている。シート82は、通常黒いビニールシートが用いられ、シート82の下側の保温を行うことができる。 【0162】 そして、灌水用チューブの設置構造8を用いて畝80に散水を行うことができる。また、非密着部60によって、灌水用チューブ10の散水孔27にシート82が接触することを防止することができるので、太陽光などによってシート82が溶融して散水孔27が塞がれることを防ぐことができる。 【0163】 灌水用チューブの設置構造6、7、8の灌水用チューブ10に用いられるシート20、21は、2枚を合わせたものでも良く、1枚のシートを折り曲げたものでもよい。 【図面の簡単な説明】 【0164】 【図1】本発明の第1の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。 【図2】灌水用チューブを示す図であり、(a)は通水しない状態の断面図、(b)は通水した状態の断面図である。 【図3】(a)は通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図であり、(b)は着脱部を拡大した図である。 【図4】支持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 【図5】支持部材の使用方法の変形例を示す正面図である。 【図6】通水した状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図である。 【図7】支持部材の変形例を示した斜視図である。 【図8】本発明の第2の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。 【図9】通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図及び連結部の拡大斜視図である。 【図10】通水した状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図である。 【図11】支持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 【図12】本発明の第3の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。 【図13】本発明の第4の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。 【図14】枝と灌水用チューブの位置関係を示した模式図であり、(a)は第3の実施形態の灌水用チューブにおける通水しない状態を示した図であり、(b)は(a)の灌水用チューブに通水した状態を示した図であり、(c)は比較例を示した図である。 【図15】本発明の第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。 【図16】本発明の第5の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す側面図である。 【図17】本発明の第6の実施形態の灌水用チューブの設置構造を示す全体図である。 【図18】灌水用チューブを示す図であり、(a)は通水しない状態の断面図、(b)は通水した状態の断面図である。 【図19】(a)は通水しない状態の灌水用チューブの設置構造を示す要部の拡大斜視図であり、(b)は着脱部を拡大した図である。 【図20】通水した状態の灌水用チューブの設置構造の要部の拡大斜視図である。 【図21】保持部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 【図22】本発明の第7の実施形態の灌水用チューブの通水した状態の設置構造を示す正面図である。 【図23】灌水用チューブの設置構造を示す斜視図である。 【図24】灌水用チューブの設置構造の変形例を示す斜視図である。 【図25】灌水用チューブの設置構造の変形例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は一部拡大断面図である。 【図26】灌水用チューブの設置構造の変形例を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0165】 1、2、3、4、5、6、7、8 灌水用チューブの設置構造 10 灌水用チューブ 11、51 支持部材 20、21 シート 22、23 密着部 25 空隙部 27 散水孔 27a 壁面 28 孔内突出部 30、31 フック 32 チューブ収納部 41、42 縁 45 凹部(地側支持部) 46 凹部 47 凹部(天側支持部) 48 凹部 57 凹部(天側支持部) 58 凹部(地側支持部) 45a、46a、47a、48a、57a、58a 開放部 49 リング状部 54 支柱取付部 14、151 保持部材 13 吊り下げ線 60 非密着部 65 樋部
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| 【出願人】 |
【識別番号】596005964 【氏名又は名称】住化農業資材株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目6番17号
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| 【出願日】 |
平成17年4月21日(2005.4.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100480 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 隆
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| 【公開番号】 |
特開2006−296310(P2006−296310A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−123519(P2005−123519) |
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