| 【発明の名称】 |
バナナハンガー |
| 【発明者】 |
【氏名】中元 照代
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| 【要約】 |
【課題】バナナの房を吊り下げて保持することのできるバナナハンガーであって、1本だけ残ったバナナも房と同様に吊り下げて保持することのできるものを提供すること。
【解決手段】テーブル面等に載置されるベース2と、該ベース2に立設された縦方向の支柱部材3とを備えたバナナハンガーであって、該支柱部材3の上部は横向きに伸びるアーム部4を形成し、該アーム部4に、バナナの房の茎の分岐部を引っ掛けて吊り下げるフック状の係止具5と、単数のバナナの茎を掴むクリップ具7とを設けた。クリップ具7は、係止具5よりも奥側に設けておくのが好ましく、さらに、不使用時にアーム部内へ収納できるようにしておくのが望ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベースと、該ベースに立設された縦方向の支柱部材とを備え、該支柱部材の上部は、横向きに伸びるアーム部を形成しており、該アーム部に、バナナの房の茎の分岐部を引っ掛けて吊り下げるフック状の係止具と、バナナの茎を掴むクリップ具とが取り付けられていることを特徴とするバナナハンガー。 【請求項2】 前記係止具は前記アーム部の先端側に設けられ、前記クリップ具は前記係止具よりも前記ベース寄りに設けられている、請求項1記載のバナナハンガー。 【請求項3】 前記クリップ具は、前記アーム部の肉厚部内へ収納可能となっている、請求項1記載のバナナハンガー。 【請求項4】 前記クリップ具は、前記アーム部に対してフレキシブルな部材によって取り付けられている、請求項1記載のバナナハンガー。 【請求項5】 少なくとも前記ベースは、陶磁器製である、請求項1記載のバナナハンガー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、バナナの房を吊り下げて保持することのできるバナナハンガーに関するものである。 【背景技術】 【0002】 バナナは、複数本が束になった房を単位として取引されるので、これを購入しても一度に食べつくすことは少なく、多くは何らかの方法で保管して、後日食している。このためのバナナを保管する手段として、バナナの房を吊り下げて保持するバナナ保持具(バナナハンガー、バナナスタンド等と呼ばれる)が広く使用されている。 【0003】 バナナハンガーやバナナスタンドと呼ばれる保持具は、バナナの房の茎の部分が集まった部分、すなわち茎の分岐部を引っ掛けて、吊り下げるように構成されているのが一般的である。このようなバナナ保持具として、例えば特許文献1に示すようなバナナスタンドが提案されている。 【0004】 【特許文献1】意匠登録第1231363号公報 【0005】 上記特許文献1に開示されているバナナスタンドは、起立させて設けた棒体の上部を横向きにから湾曲させてアーム状に形成したもので、該アームの上にバナナの茎の分岐部を載せてバナナを垂下させた状態で保持する構造となっている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 上記特許文献1に記載のもの以外にも、形状や構造が少しずつ異なるバナナ保持具が多数市販されているが、この種のバナナ保持具は、いずれもバナナの房の茎の分岐部を引っ掛けて吊り下げるものであるから、簡単な構造で多数のバナナを保持できるという利点はあるが、1本のバナナを保持することはできなかった。このため、房の最後に残ったバナナは、テーブル上に寝かせるか、籠等の容器に入れて保管していたが、見栄えが悪く、不便であるという問題点があった。 そこで、本発明は、多数のバナナが集合した房のみならず、1本だけ残ったバナナも同様に吊り下げて保持できるバナナハンガーを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するため、本発明は次のようなバナナ保持具を提供する。 すなわち、本発明のバナナハンガーは、テーブル面等に載置されるベースと、該ベースに立設された縦方向の支柱部材とを備え、該支柱部材の上部は、横向きに伸びるアーム部を形成しており、該アーム部に、バナナの房の茎の分岐部を引っ掛けて吊り下げるフック状の係止具と、バナナの茎を掴むクリップ具とが取り付けられていることを特徴としている。 【0008】 また、本発明のバナナハンガーは、上記バナナハンガーにおいて、係止具がアーム部の先端側に設けられ、クリップ具が係止具よりもベース寄りに設けられているものである。 さらに、本発明のバナナハンガーは、上記クリップ具が、アーム部の肉厚部内へ収納可能となっているものである。 さらに、本発明のバナナハンガーは、上記クリップ具が、前記アーム部に対してフレキシブルな紐部材によって取り付けられているものである。 さらに、本発明のバナナハンガーは、少なくとも前記ベースが陶磁器製のものである。 【発明の効果】 【0009】 本発明のバナナハンガーは、複数のバナナの集合体からなる房をその茎の付け根部分の分岐部をフック状の係止具に引っ掛けて吊り下げることができるのみならず、残った1本のバナナをクリップ具でつかんで吊り下げることができるので、バナナの本数にかかわらず、すべて吊り下げて保持することが可能となり、実用上便利なものとなった。 また、本発明のバナナハンガーは、複数のバナナの集合体を吊り下げる係止具がアーム部の先端側に設けられ、1本のバナナをつかむクリップ具がそれよりもベース側に設けられて場合は、次のような効果を発揮する。すなわち、一本のバナナが占める空間は、複数本のバナナの集合体が占める空間より通常小さい。他方、バナナスタンドの前方の方が、支柱部材側よりも、大きな空間が存在する。従って、大きな空間を占める、複数のバナナの集合体を引っかけるための係止具は、アーム部の先端側に配置し、小さな空間を占める一本のバナナを掴むためのクリップ具は、その係止具よりも、奥の方のベース側寄りに配置することが、より空間経済上好ましい。 さらに、本発明のバナナハンガーは、上記クリップ具が、不使用時にアームの肉厚部の中へ収納して隠しておく場合は、目障りにならず、美観上優れている。 さらに、本発明のバナナハンガーは、上記クリップ具が、フレキシブルな部材によって取り付けられているので、バナナの茎をクリップ部で挟むとき、自在にクリップ部の方向を変更でき、使い勝手のよいクリップ具となっている。 さらに、本発明のバナナハンガーは、上記ベースが陶磁器製であるので、重量があり、安定したバナナスタンドを提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下本発明の実施形態について、具体的に説明する。図1及び図2は、本発明に係るバナナハンガーを例示するもので、このバナナハンガー1は、ベース2と、該ベース2に立設された支柱部材3を備えている。ベース2は、下面が平面であるが、上面には好みの意匠を施すことができる。図示例のベース2の上面は、木の葉のような形状に形成され、表面に葉脈状の筋が形成されている。ベース2や支柱部材3の意匠は、これに限らず、他の形状としてもよい。なお、ベース2は、テーブル面等に載置されるものであるから、テーブル面等を傷つけないように、また安定して載置されるように、裏面にフェルトや合成樹脂シート等の柔軟なシートを貼り付けておくのが好ましい。 【0011】 支柱部材3は、ベース2の一方の端部から立ち上がる棒状体であり、その先端部は、平面視において前記ベース2上に重なるように湾曲して該ベース2の反対の端部側に伸びるアーム部4を形成している。支柱部材3とアーム部4にも種々の意匠を施すことができる。図示例では、支柱部材3はベース2と一体成形された凹凸のある筍状の棒体として形成されている。 【0012】 上記ベース2、支柱部材3、アーム部4等は、陶器、金属、プラスチック、木材等、適度の強度と重量を有する材料で作ることができる。趣味的には、例えば、信楽粘土等の白土を原材料とする陶器で製作し、釉薬としては、例えば、織部釉薬等を用いて、美的に仕上げておくこともできる。 【0013】 アーム部4の先端寄りの下面側にはフック状の係止具5が取り付けられている。フック状の係止具5は、基部がアーム部4に取り付けられ、下向きに垂下した状態となっていて、先端部はカギ形に屈曲して、ほぼ水平な保持部5aとなっている。この係止具5は、アーム部4にネジ等で固着して設けてもよいが、チェーンや紐で吊るか、又は軸で揺動自在に取り付けておく方が実用上は便利である。なお、係止具5の材質としては、金属、木材、プラスチック等が使用可能である。 【0014】 アーム部4において、係止具5の奥側すなわちベース2寄り側には、適度の間隔6をおいてクリップ具7が設けられている。その間隔6は、後述するように、バナナの房と、一本のバナナを同時に吊り下げた際、衝突しにくい程度に設定されていることがのぞましい。 クリップ具7は、図3に示すように、軸7aで互いに回動自在に枢着された1対の金属製挟み部材7b,7bからなり、該挟み部材7b、7bは、バネ7cによって常時締まる方向へ付勢されている。このクリップ具7は、上端部がアーム部4に取り付けられた鎖8で吊り下げられている。この鎖8はフレキシブルな紐などの部材であってもよい。 なお、このクリップ具7は、図4に示すように、不使用時にはアーム部4の肉厚部に設けた凹部9に収納できるようにしておくのが望ましい。その凹部9の断面形状はクリップ具7をスムーズに収納しながら、滑り出さないように、入り口が底より少し狭くなっている。あるいは柔ら無い蓋を設けることもできる。 【0015】 このバナナハンガー1は、テーブル等の上に載置して使用される。この場合、バナナの房Fは、図2に示すようにその茎の分岐部を係止具5に引っ掛けて吊り下げることによって保持する。バナナは、重力により垂下した状態で安定して保持される。また、房ではなく、1本のバナナBを保持する場合は、同図に示されているように、クリップ具7で茎を挟んで吊り下げればよい。その場合クリップ具7は、フレキシブルな鎖や紐でアーム部4に取り付けられているので自在にその挟む向きをユーザに都合のよいように出来るので、使い勝手がよい。 【0016】 このバナナハンガー1は、複数のバナナが束になった房を従来の同種のものと同様に吊り下げて保持することができるほか、単数のバナナを、その茎をクリップ具7で掴んで吊り下げて保持することができるので、実用上便利なものである。この場合、単数のバナナを保持するためのクリップ具7を、図示例のように、係止具5よりも奥側の目立ちにくい位置に設けておけば、不使用時にも目障りになりにくい。もちろん、奥側の方が前方より空間が狭いが、バナナの房は前方に、そして単数のバナナは奥側に配置されることになるので、バナナ同士がぶつかる可能性も少なく都合がよい。 また、重量の大きい房が、ベース2の一方の端部付近に設けられた支柱部材3から反対側の端部に向かって伸びるアーム部4の先端部に近い位置で保持されるので、バナナハンガーにおける重量バランスがよく、安定した状態で使用できる。また、少なくともベース2を陶磁器製とすることによってより安定したスタンドとなる。 なお、本発明のバナナハンガーにおけるクリップ具を収納する場合、図5(a),(b)に示すようにしてもよい。 すなわち、アーム部4の底面に設けられた前記凹部9の天井部に垂直に、アーム部4の上面に突き抜けるように、孔12が穿孔されている。さらに、前記鎖8は、アーム部4に直接固定されておらず、孔12の中に引き込まれ、アーム部4の上方に取り出され得る。 さらに鎖8の上端にピン10が取り付けられている。さらに、アーム部4の孔12から3乃至4cm離れた所には、前記ピン10の一部を差し込めるような穴11が形成されている。 このようなクリップ具7は、バナナを吊り下げることのない状態では、図5(a)に示すように、ピン10を引き上げるとともに、その一部を穴11に差し込む。これによって、鎖8につながれたクリップ具7は持ち上げられ孔12内に収納される。すなわち、クリップ具7を使わない時は、クリップ具7を孔12内に収納できるので、美観を損なうことがない。 また、クリップ具7を用いて、一本のバナナを吊り下げる場合は、図5(b)に示すように、ピン10を穴11から抜き出し鎖8をゆるめる。その結果、クリップ具7は凹部9から下方に姿をあらわし、ピン10は穴12の上端に引っ掛かかる。そこでバナナを吊り下げることができるようになる。 【産業上の利用可能性】 【0017】 以上の説明から明らかなように、本発明に係るバナナハンガーは、日用品の分野の製品として、工業生産的に製造することが可能で、バナナの房と単数のバナナを共に保持することができるので、食卓等で余ったバナナの保管に使用するに適したものである。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明のバナナハンガーを例示する斜視図である。 【図2】本発明のバナナハンガーの使用状態を表す斜視図である。 【図3】クリップ具の説明図である。 【図4】クリップ収納状態の側面図である。 【図5】(a)、(b)は、本発明の別の実施例における、クリップ収納状態のそれぞれ側面図である。 【符号の説明】 【0019】 1 バナナハンガー 2 ベース 3 支柱部材 4 アーム部 5 係止具 6 間隔 7 クリップ具 8 鎖 9 凹部 10 ピン 11 穴 12 孔
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| 【出願人】 |
【識別番号】505137937 【氏名又は名称】中元 照代
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| 【出願日】 |
平成17年4月15日(2005.4.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092794 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 正道
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| 【公開番号】 |
特開2006−296222(P2006−296222A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−118764(P2005−118764) |
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