| 【発明の名称】 |
シート保護用条材 |
| 【発明者】 |
【氏名】直木 武之介
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| 【要約】 |
【課題】繰り返し使用が可能であると共により円滑に装着させることができ、更に、容易に取扱うことができるシート保護用条材を提供する。
【解決手段】第1条部1及び第2条部2には硬質の合成樹脂(プラスチック)材を、また、中間部3には軟質の合成樹脂(プラスチック)材を用いて、第1条部1、第2条部2及び中間部3を一体成形してある。シート保護用条材Aは、第1条部1と第2条部2とを深さ方向へ互いにずらし、第1条部1の第1底壁部11と第1側壁部12との角部内に、第2条部2の第2底壁部21を挿入することによって、シート保護用条材Aの幅寸法を可及的に狭くしておく。そして、狭幅状態のシート保護用条材AをシートSと共に、シート止用条材30の係止部33に内嵌させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 溝状の係止部内にシートの一部を挿入させて当該シートを止めるシート止用条材の前記係止部内に着脱自在に嵌合させて、前記シートの係止部に挿入させた部分を保護するシート保護用条材において、 端面視が前記係止部の一方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第1条部と、端面視が前記係止部の他方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第2条部とを、可撓性を有する中間部で連結して構成してあることを特徴とするシート保護用条材。 【請求項2】 前記第1条部及び第2条部はそれぞれ、前記係止部の底面の一部に対向させる底壁部と、係止部の内側面に対向させる側壁部と、この側壁部の縁部から延設してなり、前記係止部の縁部を覆わせる鍔部とを具備し、前記中間部は、第1条部の底壁部と第2条部の底壁部との間に介装してある請求項1記載のシート保護用条材。 【請求項3】 前記中間部は、端面視が内側へ凸に成形してある請求項1又は2記載のシート保護用条材。 【請求項4】 前記第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部の幅寸法はそれぞれ、前記係止部の幅寸法の半分より狭くしてあり、前記第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部並びに中間部を合わせた幅寸法は、前記係止部の幅寸法より大きくしてある請求項1から3のいずれかに記載のシート保護用条材。 【請求項5】 前記第1条部及び第2条部は硬質の合成樹脂を用い、前記中間部は軟質の合成樹脂を用いて、第1条部、第2条部及び中間部を一体成形してある請求項1から4のいずれかに記載のシート保護用条材。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、係止用の溝を備えるシート止用条材に合成樹脂製のシートの一部を係止させてなる、所謂ビニルハウスにおいて、前記シートのシート止用条材に係止させた部分を破損から保護するシート保護用条材に関する。 【背景技術】 【0002】 係止用の溝を備えるシート止用条材に合成樹脂製のシートの一部を係止させてなる、所謂ビニルハウスにあっては、塩化ビニル製のシートに代えて、農業用ポリオレフィン系のシートが用いられる場合がある。これは、前者のシートに比べて後者のシートの方が、透明度が高い上に寿命が長く、更に、後者のシートは、燃焼させても有害なガスを発生しないため焼却処理を行なうことができるからである。しかし、後者のシートは摩擦耐性が小さいため、擦れによって破損し易いという問題があった。そのため、展張したシートに擦れが生じることを防止する次のようなシート保護用条材が開発されている。 【0003】 図7は、後記する特許文献に開示されているシート保護用条材の使用様態を示す側断面図であり、図中、Sはシート、30はシートSの一部を係止する金属製のシート止用条材である。 【0004】 図7に示した如く、シート止用条材30は、平帯状の底壁部31の両側縁に側壁部32,32を互いに内側へ傾斜した姿勢で立設して側断面視が縦断三角フラスコ底部形状をしており、両側壁部32,32の間を、シートSの一部を挿入係止させる溝状の係止部33にしてある。このシート止用条材Sの係止部33内に、シートSを保護する硬質プラスチック製のシート保護用条材40が嵌入してある。 【0005】 シート保護用条材40は、側断面視が底辺が長い略乙字形をなし、前述したシート止用条材30の一方の側壁部32の内面に対向させる第1条部材41と、側断面視が底辺が長い略逆乙字形をなし、前述したシート止用条材30の他方の側壁部32の内面に対向させる第2条部材52とを備えている。即ち、第1条部材41は、シート止用条材30の底壁部31の幅寸法より少し狭い幅寸法の第1底壁部43と、この第1底壁部43の一側縁に前記シート止用条材30の側壁部32の傾斜姿勢と略同じ傾斜姿勢で立設してあり、前記側壁部32の長さ寸法より少し長くした第1側壁部46と、この第1側壁部46の上縁から前記第1底壁部43と略平行に延設してあり、前記シート止用条材30の一方の側壁部32の上縁を覆う第1鍔部47とを具備している。そして、第1底壁部43は、厚さ方向へ距離を隔てて並設した第1底部44及び第2底部45によって二重底状に構成してあり、第1底壁部43の前記第1側壁部46とは反対側の側部であって、第1底部44と第2底部45との間隙の部分は、切欠して溝状の開口にしてある。 【0006】 また、前記第2条部材52は、シート止用条材30の底壁部31の幅寸法より少し狭い幅寸法の第2底壁部53と、前記第1側壁部46に対向する第2側壁部56と、この第2側壁部56の上縁から前記第2底壁部53と略平行に延設してあり、前記シート止用条材30の他方の側壁部32上縁を覆う第2鍔部57とを具備しており、前記第2底壁部53は、前記第1底壁部43の第1底部44と第2底部45との間に進退自在に嵌合してある。 【0007】 そして、シート止用条材30の係止部33上をシートSで覆い、このシートS上から前記係止部33内へシート保護用条材40を、シート保護用条材40の第2底壁部53を第1底壁部43の第1底部44と第2底部45との間に可及的に収納した状態で、嵌入させることによって、シートSの一部を係止部33内に挿入させ、シート保護用条材40の第1側壁部46と第2側壁部56との間に固定用螺子60を螺入させる。 【0008】 固定用螺子60は、シート止用条材30の両側壁部32,32の上縁の間の距離より少し大きい直径の頭部61の裏面中央に、円錐形状の脚部62を垂下してなり、この脚部62の基部の直径は、前記両側壁部32,32の上縁間の距離より少し小さい寸法にしてある。かかる固定用螺子60を、シート保護用条材40の第1側壁部46及び第2側壁部56がシート止用条材30の両側壁部32,32の内面に当接するまで螺入させることによって、係止部33内に挿入させたシートSを、シート止用条材30の係止部33とシート保護用条材40との間に挟持固定していた。 【0009】 このようなシート保護用条材40では、シートSのシート止用条材30の係止部33内に挿入された部分、及びシートSのシート止用条材30の両側壁部32,32の縁部上の部分を、硬質プラスチック製のシート保護用条材40で面状に押さえるため、風によってシートSが煽られた場合であっても、シートSがシート止用条材30に擦れることが防止され、シートSに損傷が生じ難い。一方、シート保護用条材40は、固定用螺子60を取り外してシート止用条材30の係止部33から抜出することによって、繰り返し使用することができる。 【0010】 【特許文献1】特開2004−313034号公報(図3) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 しかしながら、このような従来のシート保護用条材40にあっては、繰り返し使用することは可能であるものの、固定用螺子60によって第1側壁部46及び第2側壁部56をシート止用条材30の両側壁部32,32の内面に当接させた状態で、第2底壁部53の先端が、前記第1底壁部43の第1底部44と第2底部45との間に嵌合するようにしているため、第2底壁部53を第1底壁部43の第1底部44と第2底部45との間に可及的に収納させた状態であっても、シート保護用条材40の底部幅寸法が比較的大きく、シート保護用条材40をシート止用条材30の係止部33内に嵌入させる作業を円滑に行なうことが困難であった。また、前述した如く、シート保護用条材40は、第2底壁部53を第1底壁部43の第1底部44と第2底部45との間に進退自在に嵌合して構成してあるため、シート保護用条材40を持ち運んでいる際に、第1条部材41と第2条部材52とが互いに分離する場合があり、シート保護用条材40の取扱いが煩雑であった。 【0012】 本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、繰り返し使用が可能であると共により円滑に装着させることができ、更に、容易に取扱うことができるシート保護用条材を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0013】 請求項1記載の本発明は、溝状の係止部内にシートの一部を挿入させて当該シートを止めるシート止用条材の前記係止部内に着脱自在に嵌合させて、前記シートの係止部に挿入させた部分を保護するシート保護用条材において、端面視が前記係止部の一方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第1条部と、端面視が前記係止部の他方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第2条部とを、可撓性を有する中間部で連結して構成してあることを特徴とする。 【0014】 請求項2記載の本発明は、前記第1条部及び第2条部はそれぞれ、前記係止部の底面の一部に対向させる底壁部と、係止部の内側面に対向させる側壁部と、この側壁部の縁部から延設してなり、前記係止部の縁部を覆わせる鍔部とを具備し、前記中間部は、第1条部の底壁部と第2条部の底壁部との間に介装してあることを特徴とする。 【0015】 請求項3記載の本発明は、前記中間部は、端面視が内側へ凸に成形してあることを特徴とする。 【0016】 請求項4記載の本発明は、前記第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部の幅寸法はそれぞれ、前記係止部の幅寸法の半分より狭くしてあり、前記第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部並びに中間部を合わせた幅寸法は、前記係止部の幅寸法より大きくしてあることを特徴とする。 【0017】 請求項5記載の本発明は、前記第1条部及び第2条部は硬質の合成樹脂を用い、前記中間部は軟質の合成樹脂を用いて、第1条部、第2条部及び中間部を一体成形してあることを特徴とする。 【発明の効果】 【0018】 請求項1記載の本発明では、溝状の係止部内にシートの一部を挿入させて当該シートを止めるシート止用条材の前記係止部内に着脱自在に嵌合させて、前記シートの係止部に挿入させた部分を保護するに際し、シート保護用条材は、端面視が前記係止部の一方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第1条部と、端面視が前記係止部の他方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第2条部とを、可撓性を有する中間部で連結して構成してあるため、第1条部と第2条部とをその深さ方向へ互いに位置をずらすことができ、この状態で両者を当接させることによって、シート保護用条材底部の幅寸法を可及的に狭くすることができる。これによって、シート保護用条材をシート止用条材の係止部内に嵌入させる作業を、より円滑に行なうことができる。 【0019】 一方、第1条部と第2条部とを可撓性を有する中間部で連結してあるため、シート保護用条材を持ち運びしている際であっても、第1条部と第2条部とが互いに分離することがなく、シート保護用条材の取扱いが容易である。 【0020】 請求項2記載の本発明では、前述した第1条部及び第2条部はそれぞれ、シート止用条材の係止部の底面の一部に対向させる底壁部と、係止部の内側面に対向させる側壁部と、この側壁部の縁部から延設してなり、前記係止部の縁部を覆わせる鍔部とを具備し、前記中間部は、第1条部の底壁部と第2条部の底壁部との間に介装してあるため、第1条部と第2条部とをその深さ方向へ互いに位置をずらせて、一方の底壁部が、他方の底壁部と側壁部との角部内へ挿入させることができ、これによって、シート保護用条材底部の幅寸法を可及的に狭くすることができる。 【0021】 一方、第1条部及び第2条部はそれぞれ底壁部を具備するため、シート止用条材の係止部にシートを止めるべく、係止部に嵌合させたシート保護用条材内に、例えば台形波状のスプリングを挿入させる場合、当該スプリングによる突張力は、シート保護用条材の底壁部と側壁部との角部に印加され、可撓性の中間部には印加されないため、スプリングの突張力によって中間部が損傷を受けることが防止される。 【0022】 請求項3記載の本発明では、中間部は、端面視が内側へ凸に成形してあるため、第1条部と第2条部とをその深さ方向へ互いに位置をずらせ、この状態で両者を当接させた場合であっても、中間部が外へ突出して、第1条部又は第2条部の裏面側へ廻り込むことが防止され、シート止用条材の係止部に内嵌させた後に、第1条部及び第2条部を拡開させる作業を円滑に行なうことができる。 【0023】 請求項4記載の本発明では、第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部の幅寸法はそれぞれ、前記係止部の幅寸法の半分より狭くしてあり、前記第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部並びに中間部を合わせた幅寸法は、前記係止部の幅寸法より大きくしてあるため、シート止用条材の係止部に内嵌させたシート保護用条材の第1条部及び第2条部を、係止部の両内側面に当接するまで拡開させた場合であっても、可撓性を有する比較的強度の低い中間部が、第1条部及び第2条部によって引っ張られることが回避され、中間部の劣化を可及的に低減することができる。 【0024】 請求項5記載の本発明では、第1条部及び第2条部は硬質の合成樹脂を用い、前記中間部は軟質の合成樹脂を用いて、第1条部、第2条部及び中間部を一体成形してあるため、製造工程が少なく、廉価に製造することができる。また、第1条部と中間部との間の連結、第2条部と中間部との間の連結が強固であり、中間部の屈伸によって損傷を来たすことが防止される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0025】 本発明に係るシート保護用条材は、溝状の係止部内にシートの一部を挿入させて当該シートを止めるシート止用条材の前記係止部内に着脱自在に嵌合させて、前記シートの係止部に挿入させた部分を保護するに際し、端面視が前記係止部の一方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第1条部と、端面視が前記係止部の他方の内側面がわの部分に略倣うように成形してなる長尺の第2条部とを、可撓性を有する中間部で連結して構成してある。 【0026】 すなわち、前述した第1条部及び第2条部はそれぞれ、係止部の底面の一部に対向させる底壁部と、係止部の内側面に対向させる側壁部と、この側壁部の縁部から延設してなり、係止部の縁部を覆わせる鍔部とを具備し、中間部は、第1条部の底壁部と第2条部の底壁部との間に介装してある。 【0027】 また、前述した中間部は、端面視が内側へ凸に成形してある。 【0028】 更に、前述した第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部の幅寸法はそれぞれ、シート止用条材の係止部の幅寸法の半分より狭くしてあり、第1条部の底壁部及び第2条部の底壁部並びに中間部を合わせた幅寸法は、係止部の幅寸法より大きくしてある。 【0029】 一方、第1条部及び第2条部は硬質の合成樹脂を用い、中間部は軟質の合成樹脂を用いて、第1条部、第2条部及び中間部を一体成形してある。 【0030】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。 【0031】 図1〜図4は、本発明に係るシート保護用条材を示す端面図、平面図、裏面図及び側面図である。本発明に係るシート保護用条材Aは、端面視が略乙字形の第1条部材1の底部と端面視が略逆乙字形の第2条部2の底部との間を、可撓性を有する中間部3によって連結して構成してある。即ち、第1条部1及び第2条部2には硬質の合成樹脂(プラスチック)材を、また、中間部3には軟質の合成樹脂(プラスチック)材を用いて、第1条部1、第2条部2及び中間部3を一体成形してある。 【0032】 前述した第1条部1は、後述するシート止用条材30の係止部33(図6参照)の幅寸法の略1/4程度の幅寸法を有する帯板状の第1底壁部11の外側縁に第1側壁部12を、シート保護用条材Aの内側へ略45°程度傾斜させた姿勢で立設してあり、第1側壁部12と第1底壁部11との角部は円弧状にしてある。また、第1側壁部12の上縁から、第1底壁部11の幅寸法と略同じ幅寸法を有する第1鍔部13が、シート保護用条材Aから離隔する方向へ、第1底壁部11と略平行に延設してあり、第1底壁部11と第1鍔部13との間の距離は、後述するシート止用条材30(図6参照)の深さ寸法より僅かに大きくしてある。また、この第1鍔部13と第1側壁部12との角部も、円弧状にしてある。 【0033】 前同様に、第2条部2は、第1条部1の第1底壁部11の幅寸法と略同じ幅寸法を有する帯板状の第2底壁部21の外側縁に第2側壁部22を、シート保護用条材Aの内側へ略45°程度傾斜させた姿勢で立設してあり、第2側壁部22と第2底壁部21との角部は円弧状にしてある。また、第2側壁部22の上縁から、第2底壁部21の幅寸法と略同じ幅寸法を有する第2鍔部23が、シート保護用条材Aから離隔する方向へ、第2底壁部21と略平行に延設してあり、第2底壁部21と第2鍔部23との間の距離は、第1底壁部11と第1鍔部13との間の距離と同じにしてある。また、この第2鍔部23と第2側壁部22との角部も、円弧状にしてある。 【0034】 なお、本実施の形態では、第1側壁部12及び第2側壁部22をそれぞれ、第1底壁部11及び第2底壁部21に対して略45°程度傾斜させてあるが、本発明はこれに限らず、シート止用条材の係止部の内側面に略倣うようにしておけばよい。 【0035】 この第1底壁部11の内側縁と第2底壁部21の内側縁との間を、後述するシート止用条材30の係止部33(図6参照)の幅寸法の略2/4を超える幅寸法を有する帯板状の中間部3で連結してある。中間部3は、第1底壁部11及び第2底壁部21近傍の部分の厚さをそれぞれ、第1底壁部11及び第2底壁部21の厚さと略同じにしてあり、それ以外の部分の厚さを、第1底壁部11及び第2底壁部21の厚さより薄くしてある。そして、中間部3の幅方向の略中央部分は、中間部3がシート保護用条材Aの内へ凸になるように円弧状に成形してある。 【0036】 なお、本実施の形態では、第1底壁部11の幅寸法及び第2底壁部21の幅寸法は、シート止用条材30の係止部33の幅寸法の略1/4程度になし、中間部3の幅寸法は、シート止用条材30の係止部33の幅寸法の略2/4を超える寸法になしてあるが、本発明はこれに限らず、第1底壁部11の幅寸法及び第2底壁部21の幅寸法は、シート止用条材30の係止部33の幅寸法の略1/4より狭くし、中間部3の幅寸法は、第1底壁部11の幅寸法、第2底壁部21の幅寸法及び中間部3の幅寸法を合わせて、シート止用条材30の係止部33の幅寸法を超えるような寸法になせばよい。 【0037】 また、本実施の形態では、第1条部1、第2条部及び中間部3を一体成形して構成してあるが、本発明はこれに限らず、第1条部1と中間部3とを、及び第2条部と中間部3とを、融着又は接着等により連結するようにしてもよい。 【0038】 次に、本発明に係るシート保護用条材Aの使用方法について説明する。 【0039】 図5及び図6は、図1〜図4に示したシート保護用条材Aの使用方法を説明する説明図であり、両図中、Sは合成樹脂製のシートであり、30は金属製のシート止用条材である。シート止用条材30は、平帯状の底壁部31の両側縁に側壁部32,32を互いに内側へ略45°程度傾斜させた姿勢で立設して、端面視が縦断三角フラスコ底部形状をしており、底壁部31と両側壁部32,32との角部は、それぞれ円弧状にしてある。そして、両側壁部32,32の間を、シートSの一部を挿入係止させる溝状の係止部33にしてある。 【0040】 かかるシート止用条材30上にシートSを、図5に示した如く、当該シートSの一部が係止部33を覆うように配置する。一方、シート保護用条材Aは、第1条部1と第2条部2とを深さ方向へ互いにずらし、例えば、第1条部1の第1底壁部11と第1側壁部12との角部内に、第2条部2の第2底壁部21を挿入することによって、シート保護用条材Aの幅寸法を可及的に狭くしておく。そして、狭幅状態のシート保護用条材AをシートSと共に、シート止用条材30の係止部33に内嵌させる。 【0041】 かかる狭幅状態では、シート保護用条材Aの底部幅寸法は、シート止用条材30の底壁部33の幅寸法の略1/4より僅かに大きい寸法である。そのため、シート保護用条材AをシートSと共に、シート止用条材30の係止部33内に嵌入させる作業を可及的に円滑容易に行なうことができる。 【0042】 このとき、中間部3は可撓性を有するため、シート保護用条材Aを狭幅状態にする作業を容易に行なうことができる。また、前述した如く、中間部3は内へ凸になるように成形してあるため、中間部3が外へ突出して、第1条部1又は第2条部2の裏面側へ廻り込むことが防止され、後述する如く、シート止用条材30の係止部33に内嵌させた後に、第1条部1及び第2条部2の間を拡開させる作業を円滑に行なうことができる。 【0043】 次に、図6に示した如く、係止部33に内嵌させたシート保護用条材Aの第1条部1及び第2条部2の間を拡開させることによって、第1条部1の第1側壁部12及び第2条部2の第2側壁部22を係止部33の対応する両内側面にそれぞれ当接させると共に、第1鍔部13及び第2鍔部23をシート止用条材30の両側壁部32,32の縁部に、それらを覆うように当接させる。 【0044】 これによって、シートSは、シート止用条材30の係止部33の内面に倣って展設されると共に、第1条部1の第1側壁部12及び第1底壁部11と係止部33の内面との間、第2条部2の第2側壁部22及び第2底壁部21と係止部33の内面との間、第1鍔部13と側壁部32の縁との間、並びに、第2鍔部23と側壁部32の縁との間にそれぞれ挟持される。 【0045】 そして、面内台形波状のスプリングSPをシート保護用条材A内に嵌入させて、第1条部1及び第2条部2を外側へ拡開させる突張力を印加することによって、シート保護用条材A及び前述した如く挟持したシートSを固定する。 【0046】 これによって、シートSは第1条部1及び第2条部2と係止部33との間に面状に挟持固定されるため、シートSが風によって煽られた場合であっても、シートSとシート止用条材30との間に擦れが発生することが防止される。 【0047】 このようなシート保護用条材Aにあっては、スプリングSPを取り外して、シート保護用条材Aをシート止用条材30の係止部33から抜出することによって、繰り返し使用することができる。 【0048】 このとき、シート保護用条材Aの第1条部1と第2条部2とは中間部3によって連結してあるため、シート保護用条材Aの取り付け・取り外し作業中、及びシート保護用条材Aの運搬作業中、第1条部1と第2条部2とが分離することがなく、かかる作業中、シート保護用条材Aを容易に取り扱うことができる。 【0049】 ところで、シート保護用条材Aの第1条部1及び第2条部2は硬質の合成樹脂で形成してあるため、強度が高く、スプリングSPによって突張力が印加されても、これに耐えることができる。一方、シート保護用条材Aの中間部3は軟質の合成樹脂で形成してあるが、スプリングSPによる突張力は印加されないため、嵌入されたスプリングSPによって中間部3が破損することが回避される。 【0050】 また、前述した如く第1条部1の第1底壁部11及び第2条部2の第2底壁部22並びに中間部3を合わせた幅寸法は、シート止用条材30の係止部33の幅寸法より大きくしてあるため、係止部33に内嵌させたシート保護用条材Aの第1条部1及び第2条部2を、係止部33の両内側面に当接するまで拡開させた場合であっても、可撓性を有する比較的強度の低い中間部3が、第1条部1及び第2条部2によって引っ張られることが回避され、中間部3の劣化を可及的に低減することができる。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】本発明に係るシート保護用条材を示す端面図である。 【図2】本発明に係るシート保護用条材を示す平面図である。 【図3】本発明に係るシート保護用条材を示す裏面図である。 【図4】本発明に係るシート保護用条材を示す側面図である。 【図5】図1〜図4に示したシート保護用条材の使用方法を説明する説明図である。 【図6】図1〜図4に示したシート保護用条材の使用方法を説明する説明図である。 【図7】後記する特許文献に開示されているシート保護用条材の使用様態を示す側断面図である。 【符号の説明】 【0052】 1 第1条部 2 第2条部 3 中間部 11 第1底壁部 12 第1側壁部 13 第1鍔部 21 第2底壁部 22 第2側壁部 23 第2鍔部 30 シート止用条材 31 底壁部 32 側壁部 33 係止部 A シート保護用条材 SP スプリング S シート
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| 【出願人】 |
【識別番号】597088591 【氏名又は名称】佐藤産業株式会社 【識別番号】503423317 【氏名又は名称】直木 武之介
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| 【出願日】 |
平成17年3月24日(2005.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−262785(P2006−262785A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月5日(2006.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−85820(P2005−85820) |
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