| 【発明の名称】 |
ハナビラタケ(Sparasscrispa)の原木栽培方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩井 森香
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| 【要約】 |
【課題】本発明の技術的課題は、ハナビラダケの栽培に適した培地の簡単な製造方法を開発し、一度製造した培地で4〜5回以上収穫することができる経済性と収益性の高いキノコの栽培方法を開発ことである。
【解決手段】原木の切断部位が鋭いので、紙や不織布のようなものを利用してフィルムが破れることを防がなければならない。原木を入れたフィルムの入口は種菌の接種は容易に、また雑菌の汚染は防止するために棉で蓋をしたり、入口を捻ってから輪ゴムや紐で縛る。フィルムの一部分にフィルターが付いている時には接種後接着機で密閉する。また初期の活着率を高めるために原木の切断部位の上端に鋸屑や営養剤が添加された培地を載せて原木培地を製造することもできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 常圧及び高圧殺菌をした落葉松の原木を主原料として培地とするハナビラダケの原木栽培方法. 【請求項2】 前述の落葉松原木を耐熱性フィルム袋に入れて殺菌するハナビラダケの原木栽培方法. 【請求項3】 前述の落葉松原木を紙、不織布、耐熱性フィルムなどを利用して表フィルムの毀損を防止するハナビラダケの原木栽培方法. 【請求項4】 前述の落葉松原木の切断の上下部に鋸屑の培址を加えるハナビラダケの原木栽培方法.
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明の目的は、ハナビラタケの生理状態を正確に理解し、自然生態をそのまま適用して菌糸培養及び菌覃状態を人為的に調節し、キノコを人工栽培することにある。 本発明は落葉松原木を適当な長さで切断し、耐熱性ビニールに入れて殺菌した後、原木の温度を室温まで低めた後、種菌を接種して菌糸を活着させてキノコを栽培する方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 ハナビラダケは自然状態では主に落葉松森の中で自生するが、生理状態が鋭敏で容易に発見することができない。すなわち、温度・湿度・木の種類・伐採時期等によって菌糸活着が影響を受けるので、人工栽培が容易ではなかった。最近になって鋸屑を熱水抽出し、それに栄養成分を加えて人工栽培する方法(特開平11−56098)が開発されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前述の方法によるハナビラダケの栽培法は多くの時間と努力を必要とし、実用面で效率的ではない部分が多い。すなわち鋸屑の菌糸成長 沮害成分を熱水抽出によって除去し、栄養成分を加えるようにとなっているが、菌糸成長の 沮害物質が明確ではないだけでなく、多いの時間と努力を必要としている上に、栄養成分添加はキノコの栽培農家で一般的に行っている方法である。また鋸屑を利用して栽培しても一度製造した培地では1〜2回の収穫だけができる。 ここで、本発明の技術的課題は、ハナビラダケの栽培に適した培地の簡単な製造方法を開発し、一度製造した培地で4〜5回以上収穫することができる経済性と収益性の高いキノコの栽培方法を開発ことである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は落葉松森の中でハナビラダケが発見されることに着眼し、落葉松の原木を培地として利用する方法を考案した。ハナビラダケの菌糸は自然状態の落葉松原木を伐木して種菌を接種すると、成長が遅れるか、またはほとんど成長しない。それは雑菌の汚染を起こす原因となるので、円満なキノコの栽培ができない。 菌糸の成長を活性化させるためには熱を加えたり、酸や塩基成分を利用して木の組職を軟化させなければならず、雑菌を除去してハナビラダケの菌糸体のみを無菌状態で純粋培養しなければならない。 落葉松の原木を太さとは関係せず、適当な長さで切断し、耐熱性フィルムに入れる。 この際、原木の切断部位が鋭いので、紙や不織布のようなものを利用してフィルムが破れることを防がなければならない。原木を入れたフィルムの入口は種菌の接種は容易に、また雑菌の汚染は防止するために棉で蓋をしたり、入口を捻ってから輪ゴムや紐で縛る。フィルムの一部分にフィルターが付いている時には接種後接着機で密閉する。また初期の活着率を高めるために原木の切断部位の上端に鋸屑や営養剤が添加された培地を載せて原木培地を製造することもできる。 培地製造が終わったら、60〜100℃で常圧殺菌をするか、または100℃以上の高温で高圧殺菌をして雑菌を除去した後、温度を28℃に下降させた後、種菌を無菌状態で接種して25〜28℃で2〜3ヶ月間菌糸を活着させる。菌糸が原木の下端部まで活着されると、キノコの生育温度の22〜25℃に合わせてハナビラダケを栽培する。 【0005】 ハナビラタケは真菌門・担子菌亜門・真正担子菌網・ヒダナシタケ目・ハナビラタケ科・ハナビラタケ属・ハナビラタケ種のキノコで、白いキャベツ形態で成長し、組職は多孔質になっている。 【実施例】 【0006】 次のような実施例で、より具体的に説明する。ただし、本発明は次の実施例に限定するものではない。 【0007】 実施例1 落葉松断木の下端部を新聞で包み、PPフィルム袋に入れてフィルムの入口を捻って耐熱性バンドで縛り、60℃で20時間殺菌する。その後、25℃に冷却した状態でハナビラダケの種菌を接種した。室内温度25℃、湿度が70%の培養室で2ヶ月間培養した後、23℃の菌覃室へ移して、20日間子実体を発育させた。この結果、2.5kgの断木で平均400gのキノコを収穫することができた。 【0008】 実施例2 落葉松の断木を断木の長さより少々長いハイデンフィルム袋に入れて、またそのより長いハイデンフィルム袋に入れる二重作業で表ビニールが毀損されることを防止した。 以後、落葉松と闊葉樹の鋸屑の割合を1:1にし、栄養添加剤を混合して水分含量が70%である鋸屑の培地を断木の上端に乗せて初期活着率を高めた。高温・高圧のスチームに耐えられる直径2cmのホースを2〜3cm長さで切断し、この穴から袋の入口を通過させた後、袋の入口を引っくり返して綿で蓋をする。このようにすると、綿の蓋により種菌の接種が容易になるだけでなく、雑菌の汚染を防ぎながら好気性菌であるハナビラダケ菌への酸素供給を容易にすることができる。その後、121℃の高圧殺菌の釜で2時間滅菌する。 その以後の過程は実施例1と同様の方法で行い、15%以上の栽培期間短縮と10%以上の収獲増大をを観察することができた。 【発明の効果】 【0009】 本発明によって、いままで人工栽培が不可能であったし、可能であっても経済性がなかったハナビラダケの大量栽培ができるようになり、栽培農家の収益を極大化し、国民健康に寄与する新しい機能性キノコを栽培することである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】505109934 【氏名又は名称】岩井 森香
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| 【出願日】 |
平成17年2月28日(2005.2.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−238855(P2006−238855A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−89772(P2005−89772) |
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