| 【発明の名称】 |
栽培ベッドマルチフィルム止め具 |
| 【発明者】 |
【氏名】北原 上雄 【住所又は居所】佐賀県佐賀市高木瀬東一丁目10番1号 九州電力株式会社総合研究所生物資源研究所センター内
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| 【要約】 |
【課題】従来の止め具や吊具の性能及び作業性を改善し、マルチフィルムを栽培ベッドに確実かつ簡単に固定できる栽培ベッドマルチフィルム止め具を提供すること。
【解決手段】金属製の線材等を用いて、栽培ベッドの幅に相当する長さの連結体2の両端部にマルチフィルム止め部3を設け、それに連続して両外側に、栽培する植物体から垂れた茎7や栽培ベッドに液体を供給する給液チューブ8を保持可能な保持部4を設けた止め具1である。保持部4の形状については、V型以外にも、U型等が可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底板部とこの底板部の両側に形成された側壁部とを有する栽培ベッドの上面を覆うマルチフィルムを固定するための栽培ベッドマルチフィルム止め具において、 栽培ベッドの側壁部の上端に上方から嵌合可能なマルチフィルム止め部を連結体の両端部にそれぞれ設け、前記マルチフィルム止め部に連続して両外側に、栽培する植物体から垂れた茎や栽培ベッドに液体を供給する給液チューブを保持可能な保持部を設けたことを特徴とする栽培ベッドマルチフィルム止め具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物栽培用の栽培ベッドの上面を覆うマルチフィルムを栽培ベッドに固定するための栽培ベッドマルチフィルム止め具に関する。 【背景技術】 【0002】 植物栽培にあたって、その培地からの水分蒸発の抑制や遮光のために培地の上面をマルチフィルムで覆う方法が知られている(例えば特許文献1参照)。この方法を栽培ベッドに適用する場合、マルチフィルムを栽培ベッドに固定する必要があり、従来、典型的には図4に示す方法でマルチフィルムを栽培ベッドに固定していた。図4において、栽培ベッド5は、底板部5aとその両側に形成された側壁部5bとから構成されており、この栽培ベッド5の上面を覆うようにマルチフィルム6が敷設さている。この構成において、コ字状の止め具9を栽培ベッド5の両側壁部5b,5bに嵌合させることによってマルチフィルム6を栽培ベッド5に固定する。 【0003】 また、栽培ベッドにおいては、栽培する植物体から垂れた茎や、栽培ベッドに水や養液等の液体を供給する給液チューブを保持する必要があり、このため、従来は図5に示すように、別途に吊具10を用意し、これを専用の取り付け部材(図示せず)に吊紐11によって吊すようにしていた。 【特許文献1】特開平10−178934号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記の従来の技術では、止め具を栽培ベッドの側壁部に局部的に嵌合させるだけであるため止め強度が弱く、作業中のマルチフィルムの動きで外れることがあった。また、吊具には、別途専用の取り付け部材が必要であるため、取り付け取り外しが面倒であった。さらに、これらの止め具及び吊具は別個の器具であり、その取り付け取り外しにはそれぞれ別個の作業が必要であるため、施工や作業が面倒であった。 【0005】 そこで、本発明は、これらの従来の止め具や吊具の性能及び作業性を改善し、マルチフィルムを栽培ベッドに確実かつ簡単に固定できる栽培ベッドマルチフィルム止め具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、従来の止め具と吊具とを一体化することで、上記課題を解決した。すなわち、本発明は、底板部とこの底板部の両側に形成された側壁部とを有する栽培ベッドの上面を覆うマルチフィルムを固定するための栽培ベッドマルチフィルム止め具において、栽培ベッドの側壁部の上端に上方から嵌合可能なマルチフィルム止め部を連結体の両端部にそれぞれ設け、前記マルチフィルム止め部に連続して両外側に、栽培する植物体から垂れた茎や栽培ベッドに液体を供給する給液チューブを保持可能な保持部を設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、マルチフィルム止め機構と植物体の茎などの保持機構(吊部)とを一体化したことで、取り付け取り外し作業等の作業性の大幅な向上が図れる。 【0008】 また、マルチフィルム止め部に連続してその外側に保持部を設けたことで、保持部及び保持部に保持される植物体の茎等の加重により、マルチフィルム止め部による止め強度が増大し、マルチフィルムからの止め具の外れを抑制できる。 【0009】 さらに、両端のマルチフィルム止め部が連結体により一体となっているため、連結体がマルチフィルム全体を押さえることで、マルチフィルムのズレや風等によるバタつきを低減できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明の栽培ベッドマルチフィルム止め具(以下「本発明の止め具」という。)は、ステンレス等の金属やプラスチックなどにて一体成型する。また、本発明の止め具におけるマルチフィルム止め部や保持部、さらには連結体の形状及び寸法は、取り付け対象の栽培ベッドの構造や栽培植物により自由、最適に設計して成型できる。 【0011】 使用にあたっては、本発明の止め具を、栽培ベッドを覆ったマルチフィルム上に一定間隔で左右対称として、取り付け嵌め込むことでマルチフィルムを栽培ベッドの両側壁に確実に固定する。さらに、左右の保持部には、植物体から垂れた茎や給液チューブ等の資材を連続して保持ことができる。 【実施例】 【0012】 図1は、本発明の止め具の製作例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。同図において、本発明の止め具1はステンレス製の線材により構成されており、栽培ベッドの幅に相当する長さの連結体2の両端部にマルチフィルム止め部3を設け、それに連続して両外側に、栽培する植物体から垂れた茎や栽培ベッドに液体を供給する給液チューブを保持可能な保持部4を設けたものである。保持部4の形状については、本実施例のV型以外にも、U型等が可能である。 【0013】 図2は、本発明の止め具の使用例を示す。同図において、栽培ベッド5は、底板部5aとその両側に形成された側壁部5bとから構成されており、この栽培ベッド5の上面を覆うようにマルチフィルム6が敷設されている。この構成において、本発明の止め具1のマルチフィルム止め部3を栽培ベッド5の両側壁部5b,5bに上方から嵌合させることによってマルチフィルム6を栽培ベッド5に固定する。また、保持部5には、栽培する植物体から垂れた茎7や給液チューブ8を架けて保持する。 【0014】 なお、本発明の止め具1は、図3に示すように、止め具幅(マルチフィルム止め部3,3間の長さ)より幅狭の栽培ベッド5に対しても、斜めに取り付けることにより使用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】本発明の止め具の製作例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 【図2】本発明の留め具の使用例を示す。 【図3】本発明の留め具の他の使用例を示す。 【図4】マルチフィルムを栽培ベッドに固定する従来の方法を示す。 【図5】栽培する植物体から垂れた茎や給液チューブを保持する従来の吊具を示す 【符号の説明】 【0016】 1 本発明の止め具 2 連結体 3 マルチフィルム止め部 4 保持部 5 栽培ベッド 5a 底板部 5b 側壁部 6 マルチフィルム 7 植物体の茎 8 給液チューブ 9 従来の止め具 10 吊具 11 吊紐
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| 【出願人】 |
【識別番号】000164438 【氏名又は名称】九州電力株式会社 【住所又は居所】福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号
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| 【出願日】 |
平成17年2月8日(2005.2.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082164 【弁理士】 【氏名又は名称】小堀 益
【識別番号】100105577 【弁理士】 【氏名又は名称】堤 隆人
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| 【公開番号】 |
特開2006−217824(P2006−217824A) |
| 【公開日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2005−31901(P2005−31901) |
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