| 【発明の名称】 |
育苗ポット |
| 【発明者】 |
【氏名】安藤 直三 【住所又は居所】奈良県大和郡山市横田町字下寺田614番地の1 アンドウケミカル株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】育苗ポットのスリットに差し込んだラベルの下端が他の育苗ポットや枠状ケースに干渉するのを防止すること。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底部と側壁部を有する有底上端開口の柔軟な樹脂製育苗ポットであって、上端開口縁から外側へ延在するフランジに、硬質薄板状のラベルを側壁部の外面に沿って挿脱可能に差し込むスリットを設けたものにおいて、 フランジの下面側に、スリットに差し込んだラベルの下部が側壁部の外面から離れるのを規制する舌片を設けたことを特徴とする育苗ポット。 【請求項2】 側壁部に対するフランジの傾斜角度を規制する補強構造を備えたことを特徴とする請求項1に記載の育苗ポット。 【請求項3】 スリットが、両端部をフランジの内側端縁に関して所望の角度をもってフランジの外側端縁へ向けて延在させた折線形状をなし、スリットで囲まれた部分を下方へ押し込んで舌片を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の育苗ポット。 【請求項4】 スリットの中央部を、フランジの内側端縁に沿って形成したことを特徴とする請求項3に記載の育苗ポット。 【請求項5】 スリットの両端部を、フランジの内側端縁に関して50度から60度の角度をもって傾斜させたことを特徴とする請求項3に記載の育苗ポット。 【請求項6】 舌片の基端部及び/又はその近傍に、ラベルに対する舌片の押圧力を高めるリブを設けたことを特徴とする請求項3に記載の育苗ポット。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、野菜や花等の植物の種苗を生育させるために使用される薄い柔軟性のある樹脂製の育苗ポットに関するものである。 【背景技術】 【0002】 育苗ポットは、ポリプロピレンやポリエチレン等の樹脂材料からブロー成形して量産される薄い柔軟性のあるコップ状の容器である。育苗ポットの形状は、底部が円形状で、かつ、側壁部が円筒形状或いは略角筒形状である有底上端開口のコップ形状が一般的である。育苗ポット単体では柔軟で変形し易いため、通常は、育苗ポットを一個ずつ収容する複数の凹所を有する硬質の枠状ケースに収納し、各育苗ポットに土壌や肥料を入れて種苗の生育をするようにしている。また、枠状ケースに収納した複数の育苗ポットを枠状ケースと共に保管や運搬をし、各育苗ポットで生育される種苗の店頭販売等を行うようにしている。 【0003】 また、育苗ポットは、複数個が縦横の配列で一体にブロー成形され、必要に応じて個々に分離される。育苗ポットの切離しが容易であるため、複数の育苗ポットが一体に成形された複合育苗ポットの状態で枠状ケースに収納され、種苗の生育や店頭販売に使用されることもある。 【0004】 ところで、育苗ポットを使用して種苗の生育や店頭販売を行なうに際しては、種苗の品種名、成長時の絵や写真、値段等の種苗に関する情報を明示した薄い硬質樹脂板のラベルが育苗ポットの土壌に差し込まれる。しかし、育苗ポットの土壌が柔らかいために、土壌に差し込んだラベルは倒れたり抜けたりしやすく、ラベルの管理に手間がかかっている。また、土壌の任意の位置にラベルを差し込めるため、ラベルの差込み位置によっては、ラベルで種苗が傷付けられることもある。 【0005】 かかる事情から、本発明者は、特許文献1において、育苗ポットの上端開口縁に、上方から側壁部の外面に沿って硬質薄板状ラベルが挿脱可能で、このラベルが所定長さだけ差し込まれるとラベルに係止して保持するスリットを形成したものを提案している。 【0006】 また、特許文献1において、上記スリットの長さ方向の形状が折線を含む内側に凸の曲線形状をなし、スリットの辺縁でラベルの下端を側壁部の外面に当接させる舌片を構成した育苗ポットも提案している。 【0007】 【特許文献1】特開2002−045046号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 上記の育苗ポットは、ラベルをスリットに差し込んだ際に、スリットから上方に突出したラベルの上部が所望の傾斜角度で立つように、スリットの辺縁で構成した舌片によってラベルの下端を側壁部の外面に当接させている。しかし、育苗ポットを静止させた状態でラベルの下端が側壁部の外面に当接していても、育苗ポットをわずかに揺らすだけで、ラベルの下端が側壁部の外面から離れてラベル上部が倒れてしまうものがあった。このような育苗ポットは、例えば枠状ケースから取り出す際のわずかな揺れで、ラベルの下端が側壁部の外面から離れる。この状態で育苗ポットを枠状ケースに戻そうとすると、ラベルの下端が枠状ケースの仕切りや枠状ケースに収容された他の育苗ポット(種苗や土も含む。)に干渉する。店頭販売時には、育苗ポットに収容された種苗を品定めするために、枠状ケースから育苗ポットを取り出して種苗を手元で観察したのち、枠状ケースに戻すことが想定される。このとき、ラベルの下端が育苗ポットの側壁部外面から離れたのを知らないで育苗ポットを枠状ケースに戻すと、ラベルの下端が枠状ケースの仕切りや他の育苗ポットに干渉して、育苗ポットが枠状ケースに整然と収納されないことや、他の育苗ポットに植えられた種苗が傷むことなどが懸念される。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明に係る育苗ポットは、上記課題を解決するため、底部と側壁部を有するカップ状の柔軟な樹脂製育苗ポットであって、上端開口縁から外側へ延在するフランジに、硬質薄板状のラベルを側壁部の外面に沿って挿脱可能に差し込むスリットを設けたものにおいて、フランジの下面側に、スリットに差し込んだラベルの下部が側壁部の外面から離れるのを規制する舌片を設けたことを特徴としている。 【0010】 本発明のポイントは、スリットに差し込んだラベルの下部が側壁部の外面から離れるのを規制するのに十分な押圧力をラベルに対して付与する舌片を備えている点である。舌片は、フランジの下面側であってスリットに差し込んだラベルよりも外側に配設され、ラベルを外側から内側に向かって押圧する。ラベルの下部は、育苗ポットの側壁部の外面から離されるような外力を付与されても、当該外力から解放されると、舌片の付勢力によって自動で側壁部の外面に当接する。 【発明の効果】 【0011】 本発明は前述の如く、スリットに差し込んだラベルの下部が側壁部の外面から離れても、舌片の付勢力により自動で側壁部に当接するので、ラベルの下部が側壁部の外面から離れて枠状ケースや他の育苗ポットに植設された種苗など他の物体に干渉するのを防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、添付図面を参照しつつ本発明に係る育苗ポットの実施形態について説明する。なお、全図を通じて同一、又は、相当部分には同一符号を付してある。 【0013】 図1の(A)図は本発明に係る育苗ポットの一実施形態を示す平面図で、同(B)図は(A)図のA−A線での縦断面図で、同(C)図は(B)図のB部拡大図である。この育苗ポット1は、略円形状の底部2と上端が略正方形状に開口した側壁部3を有する有底上端開口の柔軟な樹脂製容器で、側壁部3の上端開口縁の一部から外側へ延在させたフランジ4に、種苗の品種名等を明示したラベル10を挿脱可能に差込むためのスリット4aを設けてある。育苗ポット1は、ポリプロピレン(PP)を主成分として、例えばポリエチレン(PE)を所定量混入した、厚さ0.2mm程度の薄い樹脂材料をブロー成形して得られる。 【0014】 底部2は、円弧の一部を直線状に切欠いた形状とされる。側壁部3は、底部2の周縁部から徐々に拡径した形状とされる。より詳しくは、底部2の周縁部のうち円弧部分2aよりも直線部分2bからの勾配を大きくしてある。これにより、側壁部3は、底部2の直線部分2bから延びる一面中央部に内側に窪んだ凹壁部3aが形成され、上端が凹形状に開口する。また、側壁部3は、凹壁部3aも含めた全面に、周方向に所定の間隔を隔てて上下方向に延びる複数のリブ3bを設けてある。このリブ3bは、側壁部3が上下方向に折れ曲がるのを抑制するためのもので、この実施形態では、側壁部3の外面側を窪ませて内面側に突出させた形状とされる。 【0015】 フランジ4は、凹壁部3aの上端部を閉塞するような略台形状に形成される。フランジ4の外側端縁は台形状の下底を構成し、凹壁部3aを除く側壁部3の上端輪郭と連続するように、凹壁部3aの上端部両側を結ぶ略直線状に形成される。これにより、育苗ポット1の上端輪郭が略正方形状となる。フランジ4は、台形状の上底を構成する内側端縁とその両側の斜辺の三辺が凹壁部3aの上端部にて支持されることで、側壁部3(凹壁部3a)に対する傾斜角度が所望の角度に規制され、ほぼ水平方向に維持される。すなわち、この実施形態では、凹壁部3aが側壁部3に対するフランジ4の傾斜角度を規制する補強構造となる。 【0016】 フランジ4は、折線状に切り込まれたスリット4aと、スリット4aで三方を囲まれて形成される舌片4bと、スリット4aの両端部近傍に設けられた一対の凹部4cと、舌片4bの中央部に設けられ、フランジ4の外側端縁近傍から内側へ向かって下方に傾斜したスロープ4dとを備える。 【0017】 スリット4aは、中央部がフランジ4の内側端縁に沿った直線状に形成され、両端部がフランジ4の内側端縁に関して所望の角度θをもった直線状でフランジ4の外側端縁へ向かって形成される。なお、スリット4aの角度θは、50°〜60°の範囲内で設定するのが最も好ましい。 【0018】 舌片4bは、上記の如くスリット4aを形成することで、育苗ポット1の径方向内側に凸の形状とされる。図2乃至図4に示すように、スリット4aにラベル10を差し込むと、舌片4bはフランジ4の下面側に押し込まれる。フランジ4の下面側に押し込まれた舌片4bは、元の位置に復帰しようとする弾性力により、ラベル10を凹壁部3aの外面に押し付けて凹壁部3aから離れるのを規制する。 【0019】 凹部4c及びスロープ4dはいずれも、ラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めるリブとして機能する。 【0020】 凹部4cは、フランジ4の上面側を凹状に窪ませて下面側に突出させた形状とされ、スリット4aの両端部と対向するように設けてある。より詳しくは、スリット4aの両端部の延長線上を横切るように、フランジ4の外側端縁近傍から斜辺近傍まで設けてある。このように凹部4cを設けると、図2乃至図4に示すように舌片4bをフランジ4の下面側へ押し込んだ際に、フランジ4の両端部(舌片4bの両側方に位置する部位)の撓みが抑制される。凹部4cは、フランジ4の両端部の撓みを抑制することで舌片4bの基端部に効率よく弾性力を生ぜしめ、ラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めている。 【0021】 スロープ4dは、スリット4aの両端部を通る直線Lよりも外側からフランジ4の内側端縁まで形成される。スロープ4dを直線Lの内外両側に亘って設けると、直線Lにおける舌片4bの屈曲が規制される。このため、舌片4bをフランジ4の下面側へ押し込むと、スリット4aの両端部からフランジ4の外側端縁にかけて広範囲に亘って撓みが生じる。スロープ4dは、舌片4bをフランジ4の下面側へ押し込むのに追従してフランジ4を広い範囲で撓ませることで舌片4bの基端部に効率よく弾性力を生ぜしめ、ラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めている。 【0022】 この実施形態では、スロープ4dの外側端縁を、一対の凹部4cの内側端部と連続するように、一対の凹部4cの内側端部相互間に配設することで、凹部4cとスロープ4dの協働作用を引き出して、ラベル10に対する舌片4bの押圧力がより一層強くなるように構成してある。 【0023】 また、スロープ4dは、舌片4bの剛性を高めるリブとしても機能する。詳しくは、舌片4bの基端部にラベル10を押圧するための弾性力が生じる一方、舌片4bの先端部にラベル10の反力が前記弾性力とほぼ逆向きに作用する。スロープ4dにより舌片4bの長さ方向全域に亘って段差を設けることで、前記弾性力及びラベルの反力に対する舌片4bの剛性が高められる。これにより、舌片4bの基端部及びその近傍に生じた弾性力が舌片4bの先端までほとんど減衰せずに伝達される。 【0024】 さらに、スロープ4dは、舌片4bと同様、育苗ポット1の径方向内側に向かって徐々に幅を狭くし、スロープ4dの先端縁の幅をスリット4aの中央部よりも狭くすることで、ラベル10の下端をスリット4aの中央部へ案内するガイドとしても機能する。 【0025】 図5は、スリット4aに差し込むラベル10の一例を示す正面図である。このラベル10は、プラスチック等の硬質薄板で、V字形状のラベル下部11をスリット4aに差し込んでスリット4aから上方に突出するラベル上部12に、育苗ポット1に収容される種苗に関する情報が明示される。ラベル下部11とラベル上部12の間の中間部13は、スリット4aに保持される部位で、テーパー状に形成される。ラベル中間部13の下端は、ラベル下部11の上端よりも幅が狭い。これによりラベル下部11の上端に、フランジ4の下面側からスリット4aの辺縁に係止させるくさび部14が形成される。 【0026】 このラベル10との関係で、スリット4aの寸法について説明する。くさび部14の外幅をW1とすると、図3に示すように、スリット4aの全長(L1+2L2)はW1よりも若干短く形成される。くさび部14の内幅をW2とすると、スリット4aの中央部の長さL1(舌片4bの先端部の幅)はW2よりも若干短く形成され、スリット4aの両端部相互間の長さL3(舌片4bの基端部の幅)はW2よりも長く形成される。なお、スリット4aの両端部相互間の長さL3は、ラベル中間部13の上端幅W3よりも短い。 【0027】 上記のラベル10は、くさび部14の外幅W1がスリット4aの全長よりも長いので、スリット4aにくさび部14まで差し込まれる前に、ラベル下部11の側縁部がスリット4aの辺縁に当接する。このため、ラベル10は、図3に示すように、その幅方向両側をスリット4aの両端部に沿わせつつ中心線付近を育苗ポット1の径方向内側に若干突出させた湾曲形状に変形すると共に、凹壁部3aを内側へ及び/又は舌片4bの基端部を外側へ撓ませながら、くさび部14まで差し込まれる。くさび部14がスリット4aを乗り越えると、ラベル10の撓みが若干解消され、くさび部14をフランジ4の下面側からスリット4aの辺縁に係止させることが可能になる。なお、ラベル中間部13の幅がスリット4aの中央部の長さL1よりも広いので、ラベル10は、撓みが若干解消されても少し湾曲した状態でスリット4aに保持される。 【0028】 上記の育苗ポット1は、スリット4aに差し込んだラベル10を舌片4bによって凹壁部3aの外面に押し付ける。スリット4aの中央部をフランジ4の内側端縁に沿って形成してあるので、ラベル下部11を凹壁部3aの外面に沿わせながら押し付けることができると共に、フランジ4の小型化を図りつつ所望の大きさの舌片4bを形成することができる。舌片4bはフランジ4の下面側へ押し込まれると、フランジ4の外側へ若干撓んだラベル10の両側部に、舌片4bの両側縁部が強接触する。ラベル10は、両側部をフランジ4の外側へ向けて若干撓んでいるので、舌片4bによって押圧されても当該押圧部位で屈曲することなく凹壁部3aの外面に押し付けられる。また、舌片4bは、スロープ4dによってラベル10の押え部となる両側縁部を補強してあるので、凹部4cとスロープ4dの協働作用で高められた弾性力を効率よくラベル10に負荷することができる。 【0029】 一方、スリット4aの角度θは、0°<θ≦90°の範囲内で適宜設定可能であるが、角度θを90°に近付けるほど、スリット4aに差し込む際のラベル10の曲率が大きくなるため、ラベル10をスリット4aに差し込みにくくなる。また、スリット4aに差し込んだ後、ラベル10の見栄えが低下すると共にラベル10に明示された種苗に関する情報を見にくくなる。逆に、角度θを0°に近付けるほど、スリット4aに差し込んだラベル10の曲率が小さくなると共に舌片4bの長さが短くなるため、ラベル10に対して舌片4bの押圧力が作用しにくくなる。このような観点からスリット4aの角度θは、50°〜60°の範囲内で設定することが最も好ましい。 【0030】 以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、上記実施形態では側壁部3に対するフランジ4の傾斜角度を規制する補強構造として凹壁部3aを設けてあるが、例えば図6(A)(B)に示すように側壁部3の外面からリブ3b’を突出させると共にこのリブ3b’の上端をフランジ4の下面と一体に形成することによってもフランジ4の傾斜角度を規制することができる。図6のリブ3b’は、上記実施形態と同様の側壁部3を補強する機能のほか、ラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めるリブとしての機能もある。なお、図6に示す育苗カップ1は、円形状の底部2の周縁部から上端が略正方形状に開口した側壁部3を立ち上げ、側壁部3の上端略正方形状の少なくとも一辺から半径方向にフランジ4を延在させてある。 【0031】 また、上記実施形態ではラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めるリブとして凹部4c及びスロープ4dを設けてあるが、これらの一方又は両方を設けずにスリット4aの角度θを50°〜60°の範囲内で設定するだけでも構わない。このように凹部4c及び/又はスロープ4dを設けない場合は、上記実施形態の育苗カップに比べて、ラベル10の下端が凹壁部3aの外面から離れやすくなるが、スリット4aの角度θを50°〜60°の範囲内で設定してあれば、ラベル10の下端を元の位置に素早く復帰させて凹壁部3aに当接させるのに十分な舌片4bの押圧力が得られる。 【0032】 凹部4cは舌片4b側方のフランジ4の両端部の撓みを抑制するものであるから、凹部4cの代わりにフランジ4の下面側を窪ませて上面側に突出させた凸部を設けることや、凹部4cの形成箇所を含むフランジ4の両端部をフランジ4の中央部よりも厚肉に形成することによっても、上記実施形態の凹部4cとほぼ同様の作用が得られる。 【0033】 一方、スロープ4dは、ラベル10に対する舌片4bの押圧力を高めるリブとして機能するのが、舌片4bの基端部に形成された部分であるから、図7(A)に示すように、スリット4aの両端部を結ぶ直線Lの内外両側に亘って設けた凹部4d’、或いは、図示は省略するが凹部4d’の代わりに凸部又は厚肉部としても、舌片4bの押圧力を高めるリブとして機能する。但し、図7(A)に示すように舌片4bの基端部のみに凹部4d’を設けたり、凹部4d’の代わりに図示しない凸部又は厚肉部を設けたりすると、舌片4bの補強機能が得られない。図7(B)に示すように、少なくとも舌片4bの両側縁部に、舌片4bの先端部からスリット4aの両端部を結ぶ直線Lを超えてフランジ4の外側縁部近傍まで凹部4d’を設けると、ラベル10の押え部となる舌片4bの両側縁部の補強機能が得られる。なお、図7(A)(B)に示す育苗ポット1は、スロープ4dに代えて凹部4d’を設けてあるため、凹部4c,4d’を除いてフランジ4が平坦に形成される。このため、図8(A)(B)に示す育苗ポット1はいずれも、ラベル10の下端部をスリット4aの中央部へ案内するガイド機能が得られない。 【0034】 さらに、上記実施形態では、底部2が略円形状でかつ上端輪郭が略正方形状の育苗ポット1を挙げて説明しているが、本発明は底部が円形状や略正方形状の育苗ポット、或いは上端輪郭が円形状の育苗ポットなど、種々の形状の育苗ポットに適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】(A)図は本発明に係る育苗ポットの一実施形態を示す平面図で、(B)図は(A)図のA−A線断面図で、(C)図は(B)図の要部拡大図である。 【図2】スリットにラベルを差し込んだ状態を示す要部拡大縦断面図である。 【図3】スリットにラベルを差し込んだ状態を示す要部拡大平面図である。 【図4】スリットにラベルを差し込んだ状態を示す正面図である。 【図5】本発明に係る育苗ポットに適用するラベルの一例を示す正面図である。 【図6】(A)図は本発明に係る育苗ポットの変形例を示す平面図で、(B)図は(A)図のA−A線断面図である。 【図7】(A)図および(B)図は本発明に係る育苗ポットの他の変形例を示す要部拡大平面図である。 【符号の説明】 【0036】 1 育苗カップ 2 底部 2a 円弧部分 2b 直線部分 3 側壁部 3a 凹壁部 3b リブ 4 フランジ 4a スリット 4b 舌片 4c 凹部 4d スロープ 4d’ 凹部 10 ラベル 11 ラベル下部 12 ラベル上部 13 ラベル中間部 13 中間部 14 くさび部
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| 【出願人】 |
【識別番号】591268368 【氏名又は名称】アンドウケミカル株式会社 【住所又は居所】奈良県大和郡山市横田町614番地の1
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| 【出願日】 |
平成17年1月12日(2005.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064584 【弁理士】 【氏名又は名称】江原 省吾
【識別番号】100093997 【弁理士】 【氏名又は名称】田中 秀佳
【識別番号】100101616 【弁理士】 【氏名又は名称】白石 吉之
【識別番号】100107423 【弁理士】 【氏名又は名称】城村 邦彦
【識別番号】100120949 【弁理士】 【氏名又は名称】熊野 剛
【識別番号】100121186 【弁理士】 【氏名又は名称】山根 広昭
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| 【公開番号】 |
特開2006−191823(P2006−191823A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2005−4772(P2005−4772) |
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