| 【発明の名称】 |
防虫網収納装置およびそれを備えた農業用温室 |
| 【発明者】 |
【氏名】西田 達 【住所又は居所】大阪府大阪市西区新町2丁目15番27号 サンキン株式会社内
【氏名】久保 博史 【住所又は居所】大阪府大阪市西区新町2丁目15番27号 サンキン株式会社内
【氏名】茶登 基文 【住所又は居所】大阪府大阪市西区新町2丁目15番27号 サンキン株式会社内
【氏名】松永 正昭 【住所又は居所】大阪府大阪市西区新町2丁目15番27号 サンキン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】所望の固定位置間隔にて設置することができ、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる防虫網収納装置およびそれを備えた農業用温室を提供することを目的とする。
【解決手段】屋根に一側縁を枢支された窓20と該窓20を開放および閉鎖する駆動手段24aを有する開閉機構24と前記窓20の開放状態における前記窓20の開口部21を囲繞する防虫網22とを有する窓構造において前記窓20の閉鎖動作に伴い前記防虫網22を室内方向へ収納する防虫網収納装置23であって、前記窓20に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網22の一部を保持して前記窓20の閉鎖動作に伴い前記防虫網22を室内方向へ収納する、前記駆動手段24aとは別体の、収納手段23を備えるよう構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 屋根に一側縁を枢支された窓と該窓を開放および閉鎖する駆動手段を有する開閉機構と前記窓の開放状態における前記窓の開口部を囲繞する防虫網とを有する窓構造において前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する防虫網収納装置であって、 前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網の一部を保持して前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する、前記駆動手段とは別体の、収納手段を備えることを特徴とする防虫網収納装置。 【請求項2】 前記収納手段は、前記窓の縁部から下方に向けて垂設された収納アームを備えることを特徴とする請求項1に記載の防虫網収納装置。 【請求項3】 前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の防虫網収納装置。 【請求項4】 前記収納アームの下端部には、前記防虫網を室内方向へ収納するときに、前記収納アームの閉鎖動作による前記防虫網の巻き込みを防止する巻込防止部を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の防虫網収納装置。 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の防虫網収納装置を備えることを特徴とする農業用温室。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば農業用温室や農業用ハウス(以下「農業用温室」という)の屋根等に設けられた開閉式の窓から害虫が侵入することを防止する窓用防虫網の収納装置に関するものであり、より詳しくは、前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ引き込み、窓閉鎖時において前記防虫網が室外にはみ出ることなく収納できる防虫網収納装置及びそれを備えた農業用温室に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、農業用温室には、屋根に換気用又は採光用等のために窓(天窓等)が設けられるとともに、前記窓の開口部から害虫が侵入することがないように、又は、農作物栽培に使用する受粉用昆虫や天敵昆虫(生物農薬)が室内から逃げ出して生態系に悪影響を及ぼさないように、前記窓の開口部に防虫網が取り付けられているものがある。 【0003】 前記農業用温室は、屋根に開口部を形成し、該開口部の一側縁に天窓を開閉自在に枢支すると共に、前記天窓の開放側縁には、上下駆動により前記天窓を開閉する駆動アームが取り付けられ、さらに、一端を前記開口部の対向側縁に固定し、かつ、他端を開放状態における天窓の他側縁にそれぞれ固定した防虫網により、天窓開放部分を囲繞している。 【0004】 しかしながら、前記構造においては、天窓の開閉駆動時に強風等によって、防虫網が天窓の側縁、窓開口の側縁又は駆動アーム等に引っかかり破損する場合や、天窓の閉鎖動作時に防虫網が室外にはみ出した状態で天窓が閉鎖してしまい、前記防虫網のはみ出し部分が風でばたついて破損したり、雪溜まりができる原因となる場合がある。 【0005】 これらの問題を解決するために、例えば、実用新案登録第3026495号に記載の防虫網収納装置が提案されている。前記の防虫網収納装置は、図10に示すように、農業用温室1Aの屋根2Aの一部に設けた開口部3Aと、該開口部3Aの一端のヒンジ部4Aを介して開閉自在に設けられた天窓5Aと、農業用温室1Aの室内から延びていて前記天窓5Aを開閉駆動する駆動アーム6Aとからなり、前記天窓5Aの開放時に害虫が侵入するのを防ぐための防虫網7Aを備えた農業用温室1Aの窓構造において、前記防虫網7Aの一端を前記開口部3Aの内側縁部に、他端を最大開放状態とした天窓5Aの側縁部にそれぞれ固定すると共に天窓5Aの前端縁と開口部3Aの内側縁部との間に張設された防虫網7Aの中間部を前記駆動アーム6Aに固定し、駆動アーム6Aの引き込み動作により防虫網7Aが室内側に引き込まれるように構成されている。 【0006】 【特許文献1】実用新案登録第3026495号公報 【0007】 また、他方において、実用新案登録第3081599号に記載の防虫網収納装置が提案されている。前記防虫網収納装置は、図11に示すように、農業用温室1Bの屋根2Bに形成された窓開口部3Bをその一側縁に枢着されて天窓開閉機構6Bにより作動される天窓5Bにより開閉自在とした天窓装置の前記窓開口部3Bと天窓5Bとの間にこの天窓5Bが開かれたときに形成される開放部分を囲繞する防虫網7Bを取付けるとともに、この防虫網7Bの前面部を部分的に支えて常時天窓5Bの回動軌跡外にはみ出すことを防ぐように、防虫網7Bの前面部の中間に添って横方向に設けた中間保持フレーム8Bを前記駆動アーム6Bに連繋支持して、防虫網7Bの中間部分が常時天窓5Bの回動軌跡外にはみ出すことを防ぐように構成されている。 【0008】 【特許文献2】実用新案登録第3081599号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、前記実用新案登録第3026495号公報に記載された防虫網収納装置は、防虫網の中間部を前記駆動アームに固定し、駆動アームの引き込み動作により防虫網が室内側に引き込まれるように構成されているので、防虫網の前記固定位置は、駆動アームの間隔位置に限定される。したがって、駆動アームの間隔が、防虫網の引き込み動作に必要とされる間隔よりも広間隔で配置されている場合は、防虫網の引き込みが十分行われない箇所が生じる。特に、例えば後述する図6および図7に示すように、駆動アームが扇状に広がって伸びるタイプの開閉機構を有する農業用温室等では、構造上、中心の駆動アームにしか防虫網を固定できないため、固定位置間隔が広すぎて、防虫網の収納に必要なだけの固定位置間隔が取れず、収納されない部分が残る等の不都合が生じ得る。 【0010】 一方、前記実用新案登録第3081599号公報に記載された防虫網収納装置は、防虫網の前面部の中間に添って横方向に設けた中間保持フレームを前記駆動アームに連繋支持しているので、天窓の開閉動作に伴い、中間保持フレームがアーチフレームに抵触するため、この構造を採用する場合は、中間保持フレームがアーチフレーム部分を切欠したり屈曲させて天窓の閉鎖下降時、中間保持フレームがアーチフレームにぶつからないようにする必要があり、アーチフレームの構造が複雑となり、また、切り欠いた場合には、強度の点でも問題が生じる。 【0011】 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、所望の固定位置間隔にて設置することができ、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる防虫網収納装置およびそれを備えた農業用温室を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 請求項1に記載の防虫網収納装置は、屋根に一側縁を枢支された窓と該窓を開放および閉鎖する駆動手段を有する開閉機構と前記窓の開放状態における前記窓の開口部を囲繞する防虫網とを有する窓構造において前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する防虫網収納装置であって、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網の一部を保持して前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する、前記駆動手段とは別体の、収納手段を備えることを特徴とする。 【0013】 請求項1に記載の防虫網収納装置にあっては、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられるので、前記防虫網の収納に必要な間隔にて取り付けられることができ、さらに、前記駆動手段とは別体に構成されているので、防虫網収納装置の取付位置は前記駆動手段の取付位置に限定されることはない。 【0014】 請求項2に記載の防虫網収納装置は、請求項1に記載の防虫網収納装置において、前記収納手段は、前記窓の縁部から下方に向けて垂設された収納アームを備えることを特徴とする。 【0015】 請求項2に記載の防虫網収納装置にあっては、請求項1記載の防虫網収納装置に加えて、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0016】 請求項3に記載の防虫網収納装置は、請求項1記載の防虫網収納装置において、前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーと、を備えることを特徴とする。 【0017】 請求項3に記載の防虫網収納装置にあっては、前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーとから構成されているので、請求項1記載の防虫網収納装置に加えて、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0018】 請求項4に記載の防虫網収納装置は、請求項2又は3に記載の防虫網収納装置において、前記収納アームの下端部には、前記防虫網を室内方向へ収納するときに、前記収納アームの閉鎖動作による前記防虫網の巻き込みを防止する巻込防止部を備えることを特徴とする。 【0019】 請求項4に記載の防虫網収納装置にあっては、前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納するときに、前記収納アームの下端部が前記防虫網を引っかけ前記閉鎖動作中に前記防虫網を巻き込むことがなく収納することができる。 【0020】 請求項5に記載の農業用温室は、請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫網収納装置を備えることを特徴とする。 【0021】 請求項5に記載の農業用温室にあっては、農業用温室に備えた防虫網収納装置が、屋根に一側縁を枢支された窓と該窓を開放および閉鎖する駆動手段を有する開閉機構と前記窓の開放状態における前記窓の開口部を囲繞する防虫網とを有する窓構造において前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する防虫網収納装置であって、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網の一部を保持して前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する、前記駆動手段とは別体の、収納手段を備えるものであり、又は前記収納手段は、前記窓の縁部から下方に向けて垂設された収納アームを備えるものであり、又は前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーと、を備えるものであるので、この農業用温室の防虫網収納装置にあっては前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられるので、前記防虫網の収納に必要な間隔にて取り付けられることができ、さらに、前記駆動手段とは別体に構成されているので、防虫網収納装置の取付位置は前記駆動手段の取付位置に限定されることはなく、又は、前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーとから構成されているので、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0022】 また、前記収納アームの下端部に、前記防虫網を室内方向へ収納するときに、前記収納アームの閉鎖動作による前記防虫網の巻き込みを防止する巻込防止部を備える場合は、前記収納アームの下端部が前記防虫網を引っかけ前記閉鎖動作中に前記防虫網を巻き込むことがなく収納することができる。 【発明の効果】 【0023】 請求項1に記載の防虫網収納装置によれば、屋根に一側縁を枢支された窓と該窓を開放および閉鎖する駆動手段を有する開閉機構と前記窓の開放状態における前記窓の開口部を囲繞する防虫網とを有する窓構造において前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する防虫網収納装置であって、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網の一部を保持して前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する、前記駆動手段とは別体の、収納手段を備えるので、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられるので、前記防虫網の収納に必要な間隔にて取り付けられることができ、さらに、前記駆動手段とは別体に構成されているので、防虫網収納装置の取付位置は前記駆動手段の取付位置に限定されることはない。 【0024】 請求項2に記載の防虫網収納装置によれば、前記収納手段は、前記窓の縁部から下方に向けて垂設された収納アームで構成されているので、請求項1記載の防虫網収納装置に加えて、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0025】 請求項3に記載の防虫網収納装置によれば、前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーとから構成されているので、請求項1記載の防虫網収納装置に加えて、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0026】 請求項4に記載の防虫網収納装置によれば、前記収納アームの下端部に、前記防虫網を室内方向へ収納するときに前記収納アームの閉鎖動作による前記防虫網の巻き込みを防止する巻込防止部を備えるので、前記収納アームの下端部が前記防虫網を引っかけて前記閉鎖動作中に前記防虫網を巻き込むことがなく収納することができ、前記窓の閉鎖動作時の前記防虫網の破損および脱落を防止することができる。 【0027】 請求項5に記載の農業用温室によれば、農業用温室に備えた防虫網収納装置が、屋根に一側縁を枢支された窓と該窓を開放および閉鎖する駆動手段を有する開閉機構と前記窓の開放状態における前記窓の開口部を囲繞する防虫網とを有する窓構造において前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する防虫網収納装置であって、前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられると共に前記防虫網の一部を保持して前記窓の閉鎖動作に伴い前記防虫網を室内方向へ収納する、前記駆動手段とは別体の、収納手段を備えるものであり、又は前記収納手段は、前記窓の縁部から下方に向けて垂設された収納アームを備えるものであり、又は前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーと、を備えるものであるので、この農業用温室の防虫網収納装置にあっては前記窓に適宜間隔を隔てて取り付けられるので、前記防虫網の収納に必要な間隔にて取り付けられることができ、さらに、前記駆動手段とは別体に構成されているので、防虫網収納装置の取付位置は前記駆動手段の取付位置に限定されることはなく、又は、前記収納手段は、前記窓の他側縁から下方に向けて垂設された収納アームと、一端部が前記収納アームの下端部に連結され、他端部が前記屋根の頂部下面に連結される支持ステーとから構成されているので、構造が簡単で、かつ、他のフレーム等に格別の加工を施す必要がなく、容易に設置することができる。 【0028】 また、前記収納アームの下端部に、前記防虫網を室内方向へ収納するときに、前記収納アームの閉鎖動作による前記防虫網の巻き込みを防止する巻込防止部を備える場合は、前記収納アームの下端部が前記防虫網を引っかけ前記閉鎖動作中に前記防虫網を巻き込むことがなく収納することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0029】 以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 【0030】 (第1の実施の形態) 【0031】 図1は、本発明にかかる第1の実施の形態の防虫網収納装置を備えた農業用温室の概略斜視図であり、図2は、農業用温室の要部断面図である。 【0032】 図1および図2において、10は農業用温室であり、11は支柱である。該支柱11は、横方向と奥行方向に夫々複数本が立設されており、該支柱11の上部には横方向に向けてトラス梁12を架設すると共に、これと直交する奥行方向において長尺のアーチ受材13を架設している。該アーチ受材13には奥行方向に向けて円弧状のアーチパイプ14が多数並設されており、該アーチパイプ14は、天頂部において、略く字状に屈曲した円筒形状のアーチパイプ接続具15により、突合状態で、逆斜面のアーチパイプ14と連結されている。前記アーチパイプ14の下面には、前記アーチパイプ14と直交して長尺状のもや材17が配設されており、該もや材17は結束部材18により前記アーチパイプ14の下面に固定されている。前記もや材17の上方には、天窓支持材19が前記もや材17と並行に架設され、前記アーチパイプ14に螺着されている。 【0033】 図中20は、天窓であり、該天窓20は、図4に詳細に示すように、長尺状の天窓上枠材20aと長尺状の天窓下枠材20bとの間に、複数個の縦桟を架設して構成されており、前記天窓上枠材20aの端部にはヒンジ部20dが形成されており、一方、前記天窓下枠材20bの端部には、防虫網受部20cが形成されている。 【0034】 前記アーチパイプ接続具15の上部には、図4に詳細に示すように、奥行方向に向けて、長尺状の棟材16がボルトBとナットNにより接合されており、該棟材16の上部片側にはヒンジ受部16aを形成して、前記天窓上枠材20aのヒンジ部20dを回動自在に抱持している。そして、前記天窓20の開口部21を囲繞するように防虫網22が張設されており、前記開口部21からの害虫の侵入又は受粉用等昆虫の逃走を防止している。 【0035】 図中24は、前記天窓20の開閉機構であり、該開閉機構24は、前記トラス梁12の上部に設けられ、電動モータ(図示せず)、ピニオン(図示せず)およびラック(図示せず)を含み、前記トラス梁12上を前記ラックが横方向に水平移動することにより、前記ラックに上方に向けて回動自在に取り付けた駆動アーム24aを、揺動させながら上下動させて、これにより、該駆動アーム24aの先端に取り付けた前記天窓20の他側縁を上下動させて前記天窓20の開放および閉鎖を行っている。なお、図1および図2は、前記天窓20を開放した状態の概略図であり、図2において、破線部は前記天窓を閉鎖した状態を示している。 【0036】 図3は、天窓および天窓周辺の拡大断面図であり、図4は、天窓部および天窓周辺の要部拡大断面図であり、図5は、防虫網収納装置等の分解斜視図である。なお、図3において、破線部は前記天窓を閉鎖した状態を示している。 【0037】 本発明に係る第1の実施の形態の防虫網収納装置23は、図3乃至図5に示すように、両端部に軸孔を設けた金属製の収納アーム23aと、該収納アーム23aと概略L字状となるように前記一方の端部を連結した金属製の支持ステー23bとからなり、前記収容アーム23aの他端部は、取付部材25を介して前記天窓下枠材20bの下面に回動自在に軸支され、前記支持ステー23bの他端部は、取付部材25を介して前記棟材16の下面に回動自在に軸支される。なお、前記取付部材25は、図5に示すように、矩形状の基台25aにボルト孔25bを2カ所開孔すると共に、前記基台25aの中央部から、中央部に軸孔25cを開孔した取付板25dを、突設形成している。 【0038】 図中26は、嵌合部材であり、図5に詳細に示すように、該嵌合部材26は、可撓性を有する合成樹脂等により形成された断面略C字形状の筒状の嵌合本体26aと、金属製のリング状の止金具26bとからなり、予め、前記止金具26bを前記嵌合本体26aに嵌め込んでおき、前記嵌合本体26aを、前記防虫網22を前記収納アーム23aと前記嵌合本体26aと間で挟持した状態で、室外側から前記収納アーム23aに強制的に嵌合することにより、前記防虫網22を、前記収納アーム23aの長手方向の中間部より、やや上方に固定している。 【0039】 また、前記収納アーム23aは、図3に示すように、前記天窓20の最大開放状態において、前記収納アーム23aの下端部23cが前記天窓支持材19より下方に突出するだけの長さの全長を備えており、これにより、前記天窓20が閉鎖動作する場合に、前記収納アーム23aの下端部23cが前記防虫網22に引っ掛かり、引っ掛かった状態で前記防虫網22を引き込んで前記防虫網22が破損したり、脱落する等の不具合を防止している。 【0040】 図6は、天窓の開放状態を室内から示す斜視図であり、図7は、天窓の閉鎖状態を室内から示す斜視図である。 【0041】 図6に示すように、前記防虫網収納装置23は、前記取付部材25によって前記棟材16の下面と前記天窓下枠材20bとに夫々、所望の位置にて取り付けられている。従って、取付作業はボルトとナットとで容易に行うことができる。また、前記防虫網収納装置23は、前記駆動アーム24aとは別体であり、取付位置が駆動アーム24aの位置とは無関係に所望の位置にて取り付けることができるため、前記防虫網22の収納に必要な間隔を隔てて取り付けることができる。 【0042】 また、図6に示す天窓の開放状態から、図7に示す天窓の閉鎖状態に移行する際において、前記収納アーム23aの下端部23cは、天窓の開放状態において前記天窓支持材19より下方に位置しているので、前記開閉機構24の閉鎖動作中に、前記収納アーム23aの下端部23cが前記防虫網22に引っ掛かり、引っ掛かった状態で前記防虫網22を引き込んで前記防虫網22が破損したり、脱落することはない。さらに、前記防虫網収納装置23は、図5に示すように、簡易な構成からなるため、容易に、かつ、安価に製造することができる。 【0043】 なお、前記防虫網収納装置23は、前記収納アーム23aと前記支持ステー23bとから構成し、前記支持ステー23bの他端部は前記棟材16の下面に取付けているが、これに限らず、前記支持ステー23bの他端部を前記天窓20の天窓上枠材20a下面に取り付けても良い。 【0044】 (第2の実施の形態) 【0045】 図8は、本発明に係る第2の実施の形態の防虫網収納装置を示す要部側面図であり、破線部は前記天窓20を閉鎖した状態を示している。なお、図8において、図1乃至図7と共通する部分には同一符合を付して説明を省略する。 【0046】 図8において、33は、本発明に係る第2の実施の形態の防虫網収納装置であり、該防虫網収納装置33は、円筒状の金属製パイプからなる収納アーム33aの上端には、前記天窓20の天窓下枠材20bに固定する取付部33bを設けてあり、前記収納アーム33aの上端部は室内側に屈曲して形成される。なお、前記取付部33bには、ボルト孔(図示せず)が開孔されており、前記天窓下枠材20bに締結固定されている。 【0047】 そして、前記収納アーム33aの上方部において、前記止金具26bを嵌め込んだ前記嵌合本体26aを、前記防虫網22を前記収納アーム33aと前記嵌合本体26aと間で挟持するように、室外側から前記収納アーム33aに強制的に嵌合することにより、前記防虫網22を固定している。 【0048】 前記収納アーム33aは、第1の実施の態様の前記収納アーム23aと同様に、前記天窓20の最大開放状態において、前記収納アーム33aの下端部33cが前記天窓支持材19より下方に突出するだけの長さの全長を備えており、これにより、前記天窓20が閉鎖動作する場合に、前記収納アーム33aの下端部33cが前記防虫網22に引っ掛かり、引っ掛かった状態で前記防虫網22を引き込んで前記防虫網22が破損したり、脱落する等の不具合を防止している。 【0049】 以上のように、第2の実施の形態の防虫網収納装置33は、第1の実施の形態の防虫網収納装置23に比して、前記支持ステー23bを設けずに、前記収納アーム33aのみで構成している。従って、第1の実施の形態の防虫網収納装置23よりも、さらに簡易な構成からなり、さらに、容易に、かつ、安価に製造することができる。 【0050】 (第3の実施の形態) 【0051】 図9は、本発明に係る第3の実施の形態の防虫網収納装置を示す要部側面図であり、破線部は前記天窓20を閉鎖した状態を示している。なお、図9において、図1乃至図7と共通する部分には同一符合を付して説明を省略する。 【0052】 図9において、43は、本発明に係る第3の実施の形態の防虫網収納装置であり、該防虫網収納装置43は、円筒状の金属製パイプからなる収納アーム43aの上端には、前記天窓20の天窓下枠材20bに固定する取付部43bを設けてあり、前記収納アーム43aの上端部は室内側に屈曲して形成される。なお、前記取付部43bには、ボルト孔(図示せず)が開孔されており、前記天窓下枠材20bに締結固定されている。 【0053】 前記収納アーム43aは、前記天窓20の開口長さの略半分程度の長さの全長を備えており、前記収納アーム43aの下端部は、室内側に向けて屈曲した巻き込み防止部43cを備えており、これにより、前記天窓20が閉鎖動作する場合に、前記収納アーム43の下端部が前記防虫網22に引っ掛かり、引っ掛かった状態で前記防虫網22を引き込んで前記防虫網22が破損したり、外れる等の不具合を防止している。 【0054】 したがって、前記第3の実施の形態の防虫網収納装置43は、第2の実施の形態の防虫網収納装置33に比して、前記収納アーム43aの全長を長く設ける必要はなく、コンパクトな大きさに形成しても、前記巻き込み防止部43cによって、前記防虫網22が、前記防虫網収納装置43に巻き込まれることはない。従って、前記第3の実施の態様に依れば、第2の実施の形態の防虫網収納装置33よりも、さらにコンパクトな構成でよく、取り回しが容易となり、取付作業が更に容易となる。 【図面の簡単な説明】 【0055】 【図1】本発明にかかる第1の実施の態様の防虫網収納装置を備えた農業用温室の概略斜視図である。 【図2】農業用温室の要部断面図である。 【図3】天窓および天窓周辺の拡大断面図である。 【図4】天窓部および天窓周辺の要部拡大断面図である。 【図5】防虫網収納装置等の分解斜視図である。 【図6】天窓の開放状態を室内から示す斜視図である。 【図7】天窓の閉鎖状態を室内から示す斜視図である。 【図8】第2の実施の態様の防虫網収納装置を示す要部側面図である。 【図9】第3の実施の態様の防虫網収納装置を示す要部側面図である。 【図10】従来例を示す要部側面図である。 【図11】従来例を示す一部切欠側面図である。 【符号の説明】 【0056】 10 農業用温室 11 支柱 12 トラス梁 13 アーチ受材 14 アーチパイプ 15 アーチパイプ接続具 16 棟材 16a ヒンジ受部 17 もや材 18 結束部材 19 天窓支持材 19a 防虫網受部 20 天窓 20a 天窓上枠材 20b 天窓下枠材 20c 防虫網受部 20d ヒンジ部 21 開口部 22 防虫網 23、33、43 収納装置 23a、33a、43a 収納アーム 23b 支持ステー 23c、33c (収納アームの)下端部 24 開閉機構 24a 駆動アーム 25 取付部材 25a 基台 25b ボルト孔 25c 軸孔 25d 取付板 26 嵌合部材 26a 嵌合部本体 26b 止金具 33b、43b 取付部 43c 巻込防止部
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| 【出願人】 |
【識別番号】305024008 【氏名又は名称】サンキンB&G株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市西区新町2丁目15番27号
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| 【出願日】 |
平成16年11月12日(2004.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100117374 【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 真一
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| 【公開番号】 |
特開2006−136237(P2006−136237A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月1日(2006.6.1) |
| 【出願番号】 |
特願2004−328560(P2004−328560) |
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