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【発明の名称】 水戸口受け箱
【発明者】 【氏名】岩野 弘二

【要約】 【課題】従来の水戸口には、水圧を緩和する効果的なものはないことから、水戸口の周りの地面が広範囲に洗堀され、幼苗が流されて収穫量にも影響し、畦が壊れ手直しに手間がかかる。

【解決手段】水戸口受け箱は、合成樹脂製厚板の素材で、台形状箱本体の前方側面の上辺部に半円形状横架材を円形部の内側に向けて全辺に亘って設け、前記箱本体の後方側面上辺部の略中央に流入する水を受けて箱内に導く溝となる半円形状導管を、その開口部を上方に向けて施し、前記箱本体底面において、底部の前方辺部外側の左右角隅に二本および後方辺部外側に左右角隅に二本の合計四本の直角板棒脚足を設置して箱本体の底部に固定することによって水圧等が緩和することを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂板で形成する上面が開口し側面に排水口を施す台形状箱本体の前方側面の上辺部に半円形状横架材を円形部の内側に向けて全辺に亘って設け、前記箱本体の後方側面上辺部の略中央に流入する水を受けて箱内に導く溝となる半円形状導管を、その開口部を上方に向けて施し、前記箱本体底面において、底部の前方辺部外側に両端が外側に屈折する前方脚板と後方辺部外側に平板脚板を設けると共に該両脚板間を中央部で支持板により固定して成る水戸口受け箱。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、農業用水を用水路および側溝から田畑に水を引き込むための連結する管を通じて、水圧を緩和してから排水される水戸口受け箱である。
【背景技術】
【0002】
従来は、水圧で地面が洗堀されないようにコンクリート台や車の古タイヤを利用して設置し、また、畦が壊されないようにムシロやビニールシートを覆って使用しているが水圧を緩和する効果的なものはない。
このことから、水戸口が水流により地面が洗堀されないもの、田植後の幼苗が流されないもの、また、畦が壊れないような水戸口が望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
既存する効果的な水戸口がないことから、水圧で地面が洗堀され、田植後の幼苗が流されて収穫量にも影響し、畦も壊れて手直しの手間がかかる。
そこで、発明は、軽量で、簡単に設置ができ、地面の洗堀および幼苗の流れを防止でき、畦も壊れず手直しをする必要がない有効な水戸口受け箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、本発明は、合成樹脂板で形成する上面が開口し、側面に排水口を施す台形状箱本体の前方側面の上辺部に半円形状横架材を円形部を前記箱本体の内側に向けて全辺に亘って設け、前記箱本体の後方側面上辺部の略中央に流入する水を受けて箱内に導く溝となる半円形状導管を、その開口部を上方に向けて施し、前記箱本体底面において、底部の前方辺部外側に両端が外側に屈折する前方脚板と後方辺部外側に平板脚板を設けると共に該両脚板間を中央部で支持板により固定してなる水戸口受け箱であり、水田の耕耘後に用水を入れるために使用するものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、田畑の耕耘後に、用水路等から水戸口に連結する管等を通じて、用水が直接水戸口に流れ込む水圧を水戸口受け箱に中継して、緩和されることによって地面の洗堀および幼苗の流れを防止ができ収穫量にも影響しない。また、畦も壊れず手直しをする必要がないことから有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
発明の実施形態を図1で示す。
本体は、台形状箱1で合成樹脂製厚板は7mm程度で、構造は、上面が開口する台形状箱本体1の前方側面4の上辺部に半円形状横架材2を円形部を前記箱本体の内側に向けて全辺に亘って設けて、用水路から連結管を通じて用水が直接水戸口に流れ込む水流が前方側面4に当り、半円形状横架材2により後方側面板17に逆流し水圧が緩和される。その用水が左右部側面12・18の排水口11・13から排水される。
また、用水路から水戸口に連結する管等を誘導する導管受口台15は、箱本体の後方側面17上辺部の略中央に流入する水を受けて箱内に導く溝となる半円形状導管15を、その開口部を上方に向けて施し、管径21cm、長さ20cm、勾配10℃の傾斜をつけて最大管径20cm管を誘導できるように設けてある。さらに、連結管は、コンクリート管が多く重量もあることから連結管受口支持板14を加え、連結する管やビニールホース等が細い場合は、受口から用水が漏れて畦が壊れることから導管受口台15の後部端に漏れ防止板16と導管受口15の勾配を1/10を設けてある。
箱本体の底部5に藁ボサ、土砂等が底部に溜まり排水口が詰まらないように円弧形状底板5を設けてある。
排水口は、円弧形状底部板5に接した、三角形状排水口11の一辺が8cm程度を4個所と三角形状排水口11の上に長方形状排水口13の縦を10cm×横5cm程度の排水口を4箇所設けて、用水路から最大管径20cmの連結する管等から流れ込む水量を十分排水できるように設けてある。
また、箱本体の左右部側面板12・18に排水口を開けた部分は強度が弱いことから膨らみや歪みを防止するために左右部側面12・18中央に膨らみ防止補強板9と直接水圧が加わる前方側面4の中央に補強板3を設けてある。
箱本体1が、水圧により押されて移動等しないように、底部5の前方辺部外側に両端が外側に屈折する前方脚板7と後方辺部外側に平板状10を設けると共に該両脚板間7・10を中央部で支持板8により固定して、地中に挿込こむことによって、前のめりおよび横振れ防止等にも効果が図られる。
さらに、前方脚板7の中間に靴のつま先で地中に押し込むことができる逆三角形状の挿込み足掛台用6の突起物を設けてある。
なお、本実施例は、本体を台形状箱で合成樹脂製厚板の素材であるが、これ以外の形状ならびに材質は強化プラスチック材等の使用も当然可能であり、大きさについては、水量によっても違い最低で縦辺上低30cm×横辺上低25cm×深さ20cm程度あれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明は、合成樹脂厚板製の台形状箱を水戸口に受け箱として設置し、この受箱を中継することによって水圧を緩和することに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】発明の実施形態を示す横から直視した図1の平面図である。
【符号の説明】
【0009】
1 台形状箱本体
2 水圧緩和誘導板:半円形状横架材
3 補強板
4 前方側面
5 円弧形底部板
6 挿込足掛け台
7 全方脚板:両端部が屈折
8 支持板
9 膨らみ防止補強板
10 後方脚板:平板状
11 三角状排水口
12 左部側面
13 長方形状排水口
14 連結管受口支持板
15 導管受口台:半円形状導管
16 逆漏れ防止板
17 後方側面
18 右部側面
【出願人】 【識別番号】304043992
【氏名又は名称】岩野 弘二
【出願日】 平成16年10月25日(2004.10.25)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−115795(P2006−115795A)
【公開日】 平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願番号】 特願2004−309232(P2004−309232)