| 【発明の名称】 |
ぶどうの房作り方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】野上 庄吾
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| 【要約】 |
【課題】その都度新鮮なぶどうを少量ずつ、場合によっては新鮮なぶどうを多種少量ずつ多額の出費をすることなく食べたいという消費者の要望に応える。
【解決手段】一房の中で、2以上、8以下の子房を残し、それ以外の子房はすべて取り除くことを特徴とするぶどうの房作り方法である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一房の中で、2以上、8以下の子房を残し、それ以外の子房はすべて取り除くことを特徴とするぶどうの房作り方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ぶどうの房作り方法に関する。 【背景技術】 【0002】 ぶどうの栽培においては、収穫量の調整と品質向上のために、次のような房作り作業がなされる。 芽欠き:新鞘の伸び方を調整するために、萌芽期に、不要な芽を取り除く。 房切り:房の形や房の重量を決定するために、開花期に、房から不要な子房を取り除く。図1は、開花したの時の状態を示しているが、枝1についた房2には多数の子房3がつき、この子房3には多数の孫房4がつき、この孫房4に花5がついている。 摘房:最終的な収穫量の調整と品質向上のために、実止り決定後に、一枝に必要な房だけを残し他の房を取り除く。 摘粒:実が大きくなった時にパンクしないよう、房から不要な実を取り除き、実を適度な数にする。 これらの作業のうち、とくに房切り作業は収穫量の調整と品質向上に大きな影響を及ぼす重要な作業であるが、多大な時間を要するため、作業の簡素化を目的として、1つの花穂のみ残す方法が提案されている(特許文献1)。また、果実酒を造る際に、房の根元側と先端側の不要な花穂を除去するものが提案されている(特許文献2)。しかし、これらの他には房切り作業に関する提案は見当たらない。 【0003】 【特許文献1】特開2003−325062号公報(第2頁、[特許請求の範囲]、[発明が解決しようとする課題]、[図1]) 【特許文献2】特開昭61−128881号公報(第3頁、第1図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 近年、グルメブームや肥満防止などの健康面から、また小家族化の進行にもより、消費者には、その都度新鮮なものを少量ずつ、場合によっては新鮮なものを少量ずつ多種食べたいという要望が高まってきた。このような少量(多種)消費の他の例としては、一般家庭において複数の来客をもてなす場合や、レストランなどでデザートを提供する場合などがある。 コンビニエンスストアや量り売り店は、主に副食や菓子などについて、消費者のこのような要望に対応して、その人気が高まっている。 【0005】 この点、果実については、すいかなどは切り売りされているが、ぶどうについてはせいぜい一房単位で売られているだけである。例えば、ピオーネ、安芸クイーン、マスカット、巨峰(登録商標)など粒の大きなぶどうの場合、一房でも数百グラムの状態で販売されている。したがって、消費者が一度に少しずつ食べたい時には、一房購入し、食べる分だけを鋏などで切り取り、残りは保存し後ほど食べることになる。 しかし、この場合、房には実が密集しているため、鋏などで切りとりにくいことや、残りは保存するとしても鮮度が落ちると言う問題があった。 一方、レストランなどでデザートとして少量のぶどうを提供する場合には、鋏などで切る際に実に傷が付くという問題もあり、一粒ずつ実を外すという面倒な作業が避けられないという問題もあった。 【0006】 また、消費者が少量ずつ多種のぶどうを食べたい場合には、一房でも数百グラムの状態のものを多種購入する必要があり、上記のような問題とともに、多額の出費が避けられないという問題があった。 【0007】 以上の問題を解決するために、生産者や販売者が小分けしたものを販売すると言う方法もあるが、小分けに手間がかかるとともに、鋏などで小分けする際に実に傷が付き、不良品が発生し、歩留まりが低下するという問題があった。 【0008】 以上のように、ぶどうに関しては、多額の出費をすることなく、新鮮なものを少量(多種)食べたいという消費者の要望を満たす対策が全く採られていないのが現状である。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明は、ぶどうについては従来全く着目されていなかった以上の課題を解決するために、従来全く考慮されていなかったぶどうの房作り方法に関して新たな方法を見出し、多額の出費をすることなく、新鮮なものを少量(多種)食べたいという消費者の要望を満たすぶどうを提供するものである。すなわち、本発明は全く新しい着眼点と発想にもとづいてなされたものである。 【0010】 本発明は、一房の中で、2以上、8以下の子房を残し、それ以外の子房はすべて取り除くことを特徴とするぶどうの房作り方法である。 この房作り方法によって、一房が、小分けしやすい、2以上、8以下の小さな房からなるぶどうが得られる。 【0011】 なお、残す子房の数を2以上、8以下と限定する理由は次のとおりである。すなわち、残す子房が1つの場合には、1房で得られる実の数が少なくなり、収穫量が減少する。2以上とすることにより、従来とほぼ同様の収穫量や品質が得られた上で、本発明の目的である、一房が、小分けしやすい、2以上、8以下の小さな房からなるぶどうが得られ、前述の課題がすべて解決できる。9以上にすると、実質的に従来と同様となり、例えば、前述したような、鋏などで切断、小分けする際の問題が解決できない。 【発明の効果】 【0012】 本発明のぶどうの房作り方法により、以下の効果が得られる。 消費者は、その都度、多額の出費をすることなく、簡単に、新鮮なものを少量ずつ、場合によっては新鮮なものを少量ずつ多種食べることができる。 生産者や販売者は、簡単に、歩留まりを落とさず、消費者の要望に応えることのできるぶどうを提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明では、一房の中で、2以上、8以下の子房を残し、それ以外の子房はすべて取り除くことでこれを可能にした。 【実施例】 【0014】 以下、図面に基づき、この発明の実施の形態を説明する。 図1は開花した一房のぶどうを示す図である。図2は、本発明のぶどうの房作り方法(房切り時に4つの子房を残す場合)を示す図であり、図3はそのa−a視、図4は完熟したぶどう一房を示す図であり、図5はそのa−a視である。なお、これらの図においては、孫房4と花5は省略している。 【0015】 本発明は、房切り時に図2に示すように、不要な子房3を切り取り(破線 で表示)、必要な4つの子房3を残す。この例では、最先端の子房3を含む房2の先端側の4つの子房3を残している。ここで、完熟したぶどうを容易に鋏などで切断し小分けすることができるように、残す子房3の間隔(L)は切断のために容易に鋏を入れることのできる距離とするのが好ましい。また、同様の理由で、残す子房3は、隣同士異なる方向(この例では、図3に示すように、最先端の子房3以外は、約120°角度をずらしている)にするのが好ましい。なお、最先端の子房3は、孫房(表示せず)との区別がつきにくいが、他の子房3と同程度の数の花がついた範囲の房を子房3とする。 【0016】 図2に示す房切りをした後、摘房し、さらにその後、摘粒作業を行う。こ の摘粒作業により、例えば、それぞれ約7粒の実6をつけた4つの子房3からなる一房2の完熟したぶどうができる(図4と図5)。消費者や生産者、販売者が容易に分割することができるように、一房2は、適度な間隔、角度の4つの子房3からなっている。 【0017】 以上、実施例として、4つの子房3からなる一房2の完熟したぶどうを作 るために、房切り時に4つの子房3を残す例を示したが、次のような方法でもよい。すなわち、房切り時には5以上の子房3を残し、その後、例えば、実止り決定後に行う摘房作業時に、不要な子房3を取り除き、実止りのよい4つの子房3を残してもよい。もちろん、この場合にも、可能な限り、子房3の間隔(L)と隣同士の子房3の方向は、容易に鋏などで切断し小分けすることができるように調整する。 【0018】 本発明の他の例として、図6は、3つの子房3を残して作った1房のぶどうを示す図であり、図7は、最先端の子房3は切り取り、4つの子房3を残して作った一房2のぶどう示す図である。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】開花した一房のぶどうを示す図である。 【図2】本発明のぶどうの房作り方法を示す図である。 【図3】図2のa−a視である。 【図4】本発明で作った一房のぶどうを示す図である。 【図5】図4のa−a視である。 【図6】本発明の他の例を示す図である。 【図7】本発明の他の例を示す図である。 【符号の説明】 【0020】 1 枝 2 房 3 子房 4 孫房 5 花 6 実 L 間隔 X 切断箇所(破線で表示)
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| 【出願人】 |
【識別番号】304047679 【氏名又は名称】野上 庄吾
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| 【出願日】 |
平成16年10月12日(2004.10.12) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−109702(P2006−109702A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月27日(2006.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願2004−297077(P2004−297077) |
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