| 【発明の名称】 |
高枝切り鋏 |
| 【発明者】 |
【氏名】五十嵐 孫六 【住所又は居所】新潟県三条市大字金子新田丙646番地1 五十嵐刃物工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】高枝を切断する場合に高枝切り鋏の操作部に加えた荷重の衝撃力が作用することなく、高枝を切断する場合に高枝切り鋏の操作部にスムーズに荷重を加えることができる高枝切り鋏を提供する。
【解決手段】先端部に配設され可動刃と固定刃とを有して高枝が切断可能である鋏部12、基端部に配設され固定部28と操作部30とを有して前記可動刃と連結されて前記可動刃を駆動させる把持部14、前記鋏部12と前記把持部14とを連結する連結部材16、該連結部材16を囲繞する長尺状のポール部18とを備える高枝切り鋏10において、前記操作部30に加える荷重に対応して前記連結部材16が固着されているブラケット部34を前記荷重の変化が小さくなるように移動するラチェット機構38を有することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端部に配設され可動刃と固定刃とを有して高枝が切断可能である鋏部、基端部に配設され固定部と操作部とを有して前記可動刃と連結されて前記可動刃を駆動させる把持部、前記鋏部と前記把持部とを連結する連結部材、該連結部材を囲繞する長尺状のポール部とを備える高枝切り鋏において、 前記操作部に加える荷重に対応して前記連結部材が固着されているブラケット部を前記荷重の変化が小さくなるように移動するラチェット機構を有することを特徴とする高枝切り鋏。 【請求項2】 前記ブラケット部の前記把持部における固定部側の端部には、連続して突起部が設けられ、該突起部に係合して前記ブラケット部を固定する係止構造を有することを特徴とする請求項1記載の高枝切り鋏。 【請求項3】 前記ポール部には、前記ポール部の全長を伸縮可能である係止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の高枝切り鋏。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、先端部に配設され可動刃と固定刃とを有して高枝が切断可能である鋏部、基端部に配設され固定部と操作部とを有して前記可動刃と連結されて前記可動刃を駆動させる把持部、前記鋏部と前記把持部とを連結する連結部材、該連結部材を囲繞する長尺状のポール部とを備える高枝切り鋏に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、ポール柄先端に鋏を配装し、ポール柄基端に固定ハンドルと鋏操作レバーを設け、鋏の可動刃片と鋏操作レバーをポール柄内に配装した長さ調整可能な連結部材で連結した高枝切り鋏において、基部ポール、中間ポール、先部ポールを伸縮自在に順次に摺嵌してなるポール柄と、基部ポールと中間ポールの先端部にそれぞれ設けられ、対応内接ポールを伸長位置と縮小位置の2位置で固定する固縛機構と、管状外杆、管状中杆、芯杆を伸縮自在に順次に摺嵌してなり、鋏と鋏操作レバーを連結する連結部材と、該連結部材の中杆先端に連係して配装され、中杆を伸長方向に付勢するバネと、鋏操作レバーに対し芯杆連結部位に枢着され、鋏操作レバーに連動してバネの付勢下に起伏動し、外杆基端ならびに中杆基端に設けた係止段に対し個別的に係脱する係止体を有する係止部材を備えたことを特徴とする高枝切り鋏が知られている(特許文献1参照)。鋏操作レバーを開位置から閉動させると、押当ピンがカム部を前寄りに移動して押圧力が急減して係止部材が伏倒する。この係止部材の伏倒は、鋏操作レバーが閉動を開始して直ぐ伏倒を終える。従って、基部ポールに対し中間ポールを縮小位置に固定し、中間ポールに対し先部ポールを縮小位置に固定してポール柄長を最小に縮小させた時は、係止部材の伏倒で係止体が外杆基端の係止段に係止して鋏操作レバーの操作力は外杆から直接的に鋏に伝達される。基部ポールに対し中間ポールを縮小位置に固定し、中間ポールに対し先部ポールを伸長位置に固定している時、または、基部ポールに対し中間ポールを伸長位置に固定し、中間ポールに対し先部ポールを縮小位置に固定してポール柄を2段階に伸長させた時は、係止部材の伏倒で係止体が中杆基端の係止段に係止して鋏操作レバーの操作力は中杆および外杆を経て鋏に伝達される。基部ポールに対し中間ポールを伸長位置に固定し、中間ポールに対し先部ポールを伸長位置に固定してポール柄長を最大に伸長させた時は、鋏操作レバーの操作力は芯杆、中杆および外杆を経て鋏に伝達される。また、鋏操作レバーが開位置にある時は、押当ピンがカム部の後端寄りのところに押当されて係止部材はバネに抗して起立し、中杆基端部または外杆基端部から離れているから、この状態でポール柄長は3段階に調整できる。 【特許文献1】特開平8−84528号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上述の従来技術では、高枝を切断する際に高枝切り鋏の操作部に加えた荷重の衝撃力が操作部に作用するという問題点がある。 【0004】 本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたもので、高枝を切断する際に高枝切り鋏の操作部に加えた荷重の衝撃力が操作部に作用することなく、高枝を切断する際に高枝切り鋏の操作部にスムーズに荷重を加えることができる高枝切り鋏を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 前述の課題を解決するため、本発明に係る高枝切り鋏は、次のような手段から構成される。 【0006】 請求項1記載の発明の高枝切り鋏は、先端部に配設され可動刃と固定刃とを有して高枝が切断可能である鋏部、基端部に配設され固定部と操作部とを有して前記可動刃と連結されて前記可動刃を駆動させる把持部、前記鋏部と前記把持部とを連結する連結部材、該連結部材を囲繞する長尺状のポール部とを備える高枝切り鋏において、前記操作部に加える荷重に対応して前記連結部材が固着されているブラケット部を前記荷重の変化が小さくなるように移動するラチェット機構を有することを特徴とする。 【0007】 また、請求項2記載の発明の高枝切り鋏は、請求項1記載の発明において、前記ブラケット部の前記把持部における固定部側の端部には、連続して突起部が設けられ、該突起部に係合して前記ブラケット部を固定する係止構造を有することを特徴とする。 【0008】 また、請求項3記載の発明の高枝切り鋏は、請求項1又は2記載の発明において、前記ポール部には、前記ポール部の全長を伸縮可能である係止部が設けられていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明の請求項1記載の高枝切り鋏によれば、操作部に荷重を加えた際に連結部材が固着されているブラケット部に設けられているピン等が操作部に加える荷重の変化を小さくするように移動するラチェット機構を有するため、操作部に略同一の荷重を加えることで高枝をスムーズに切断することができる。 【0010】 また、請求項2記載の高枝切り鋏によれば、ブラケット部の把持部における固定部側の端部には、連続して突起部が設けられ、突起部に係合してブラケット部を固定する係止構造を有するため、操作部に加えた荷重の反力によって操作部が戻されることをなくすことができる。 【0011】 また、請求項3記載の高枝切り鋏によれば、ポール部には、ポール部の全長を伸縮可能である係止部が設けられているため、高枝の高さに応じてポール部の全長を伸縮し高枝を切断することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明に係る高枝切り鋏の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における高枝切り鋏10を示す斜視図である。 【0013】 図1に示す高枝切り鋏10は、先端部に配設され可動刃と固定刃とを有して高枝が切断可能である鋏部12、基端部に配設され固定部と操作部とを有して前記可動刃と連結されて前記可動刃を駆動させる把持部14、前記鋏部12と前記把持部14とを連結する連結部材16、該連結部材16を囲繞する長尺状のポール部18とを備える。 【0014】 また、把持部14を一方の片手で握って高枝切り鋏10を両手で支持するために把持部14から所定距離に他方の片手で支持する把手部20が設けられている。 【0015】 また、ポール部18は、内側ポール22と外側ポール24とから構成されていてポール部18の全長を伸縮するための内側ポール22と外側ポール24とを係止する係止部26が設けられている。 【0016】 図2は、高枝切り鋏10の把持部14を示す拡大図である。把持部14は、略ヘ字状に屈曲して左端部でポール18の基端部に接続されている固定部28、左右対照に略ヘ字状に屈曲して上端部が固定部の先端側に枢着されている操作部30とを有している。固定部28の略中央部には、上端部で固定部28と枢着され連結部材16の一端部が固着されていると共に、下部にピン等の部材が移動するラチェット溝32を配しているブラケット部34が設けられている。ラチェット溝32は、ピン等の形状に合わせて連続している円弧状に形成されている。操作部30の屈曲部近傍には、一端部が操作部30に枢着され他端部にはラチェット溝32に挿入するピン35が固着されているラチェットブラケット36が設けられている。尚、ラチェット溝32、ピン35及びラチェットブラケット36が本実施形態におけるラチェット機構38である。 【0017】 図3は、ブラケット部34を示す拡大図である。ブラケット部34の左端は、外側を凸とする略円弧状に形成され先端部に連続して突起部40が設けられている。突起部40には、固定部28に枢着されている係止構造42が設けられている。係止構造42は、圧縮コイルバネ等の弾性部材でブラケット部34の突起部40と係合してブラケット部34を係止している。 【0018】 図4は、高枝切り鋏10の鋏部12の拡大図である。鋏部12は、可動刃44と固定刃46とを有している。可動刃44は、全体形状半円状に形成され右端部には凸となる円弧状の刃が設けられている。また、可動刃44の下端部には、連結部材16の他端部が固着されている。固定刃46は、全体形状略三角形に形成され左端部には凹となる円弧状の刃が設けられている。鋏部12の裏面には、可動刃44の刃部の曲率よりも大きい曲率であって可動刃44の刃部に対して先端部から所定距離反時計回り方向に回転した位置となるように可動刃ブロック48が可動刃44に固着されている。また、固定刃46の曲率及び形状が合致するように固定刃ブロック50が固定刃46に固着されている。また、鋏部12とポール部18を連結するように連結ブロック52が鋏部とポール部18に固着されている。 【0019】 図5は、高枝切り鋏10の係止部26の拡大図である。係止部26には、内側ポール22に所定間隔で設けられている孔54に係合する係止ピン56が設けられている。 【0020】 次に、以上のように構成されている高枝切り鋏10の動作について説明する。高枝切り鋏10の把持部14を一方に手で及び把手部20を他方の手で持って把持部14を握る。高枝等の切断は、把持部14を握るとラチェット機構38が操作部30に加わる荷重を切断時において略同一となるようにする。 【0021】 以上、本実施形態によれば、操作部30に荷重を加えた際に連結部材16が固着されているブラケット部34に設けられているピン等が操作部30に加える荷重の変化を小さくするように移動するラチェット機構38を有するため、操作部30に略同一の荷重を加えることで高枝をスムーズに切断することができる。 【0022】 また、本実施例形態によれば、ブラケット部34の把持部14における固定部28側の端部には、連続して突起部40が設けられ、突起部40に係合してブラケット部34を固定する係止構造42を有するため、操作部30に加えた荷重の反力によって操作部30が戻されることをなくすことができる。 【0023】 また、本実施例形態によれば、ポール部18には、ポール部18の全長を伸縮可能である係止部56が設けられているため、高枝の高さに応じてポール部18の全長を伸縮し高枝を切断することができる。 【0024】 本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】本発明に係る高枝切り鋏を示す斜視図である。 【図2】図1の把持部を示す拡大図である。 【図3】図2のブラケット部を示す図である。 【図4】図1の鋏部を示す図である。 【図5】図1の係止部を示す図である。 【符号の説明】 【0026】 10 高枝切り鋏 12 鋏部 14 把持部 16 連結部材 18 ポール部 28 固定部 30 操作部 34 ブラケット部 38 ラチェット機構 40 突起部
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| 【出願人】 |
【識別番号】397059548 【氏名又は名称】五十嵐刃物工業株式会社 【住所又は居所】新潟県三条市大字金子新田丙646番地1
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| 【出願日】 |
平成16年9月2日(2004.9.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080089 【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護
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| 【公開番号】 |
特開2006−67899(P2006−67899A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月16日(2006.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願2004−255127(P2004−255127) |
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