| 【発明の名称】 |
苗箱収納輸送ラック |
| 【発明者】 |
【氏名】内山 隆 【住所又は居所】静岡県掛川市城西1丁目15番10号 株式会社内山商会内
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| 【要約】 |
【課題】多段の苗箱をその積込み、積下し作業が容易なように非固定の自由状態で収納したラックをトラック等で輸送する場合に、苗箱が収納位置から外れたりして輸送中に苗箱の収納配列が乱れたり苗箱中の苗に損傷が生じたりすることがないようにラック内での苗箱の初期の配列状態を確保することにある。
【解決手段】矩形苗箱をその長手方向に傾斜してラック内に相並べて段状に収納し、この苗箱を収納したラックを車輌等で輸送するための苗箱収納輸送ラックにおいて、該苗箱の下降側端部を支持する傾斜下側受桟と該苗箱の上昇端部側を支持する傾斜上側受桟とを備え、傾斜下側および傾斜上側の受桟の組合わせにより長手方向に傾斜してラック内に導出入しかつ収納されている苗箱を非固定の自由状態で支承するように構成した苗箱収納輸送ラック。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 矩形苗箱をその長手方向に傾斜してラック内に相並べて段状に収納し、この苗箱を収納したラックを車輌等で輸送するための苗箱収納輸送ラックにおいて、該苗箱の下降側端部を支持する傾斜下側受桟と該苗箱の上昇端部側を支持する傾斜上側受桟とを備え、傾斜下側受桟は該苗箱の下降端部の底面に接触する苗箱長手方向に対する導出入案内面と該苗箱の下降端側面或いは該苗箱の下降端縁に接触する苗箱下降端部の受け止め面とを有し、傾斜上側受桟は該苗箱を横断してこれに接触する苗箱長手方向に対する導出入案内面を有し、傾斜下側および傾斜上側の受桟の組合わせにより長手方向に傾斜してラック内に導出入しかつ収納されている苗箱を非固定の自由状態で支承するように構成したことを特徴とする苗箱収納輸送ラック。 【請求項2】 傾斜下側受桟は苗箱下降端部の跳ね上がりないし持ち上がり時に該苗箱下降端部上に係合する苗箱下降端部の跳ね上がり防止用のひさし板を備えている請求項1記載の苗箱収納輸送ラック。 【請求項3】 傾斜下側受桟にその導出入案内面と受け止め面とを夫々左右対称状に対設し苗箱を上向きに開いた逆ハの字状に左右対称に配列保持させる請求項1または2記載の苗箱収納輸送ラック。 【請求項4】 傾斜下側受桟は角状型材の縦側面の下端から側方へ上方傾斜状に板材を張り出し、上記の縦側面が苗箱の受け止め面を形成し、また側方へ張り出した板材の上面が導出入案内面を形成している請求項1から3までのいずれか1項記載の苗箱収納輸送ラック。 【請求項5】 傾斜下側受桟の導出入案内面は苗箱の長手方向に延びている上下波形面に形成されている請求項1から4までのいずれか1項記載の苗箱収納輸送ラック。 【請求項6】 傾斜上側受桟は角状型材の上面を苗箱の収納傾斜角度に合わせた傾斜面とした請求項1から5までのいずれか1項記載の苗箱収納輸送ラック。 【請求項7】 導出入案内面および/または受け止め面が横方向に細かく配列された細溝ないし細突条を有し、苗箱の長手方向または苗箱の跳ね上がり方向に対し密間隔に反覆断続する線接触によって苗箱の滑り移動の抵抗面を形成している請求項1から6までのいずれか1項記載の苗箱収納輸送ラック。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は苗箱を相並べて段状に収納し、これを車輌等で輸送するための苗箱収納輸送ラックに関する。 【背景技術】 【0002】 従来においても多数の苗箱を前後左右に複数列に上下に複数段に出し入れ自在にかつ安定的に載架収納するようにした苗箱収納棚は知られている。 【0003】 【特許文献1】実公昭51−31294号公報 【特許文献2】実開平6−31442号公報 【特許文献3】公開実用昭和56−24817 【特許文献4】公開実用昭和52−158050 【特許文献5】特許第3434656号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明の目的は多段の苗箱をその積込み、積下し作業が容易なように非固定の自由状態で配列収納したラックをトラック等で輸送する場合に、苗箱が収納位置から外れたりして輸送中に苗箱の収納配列が乱れたり苗箱中の苗に損傷が生じたりすることがないようにラック内での苗箱の初期の配列状態を確保することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は矩形苗箱をその長手方向に傾斜してラック内に相並べて段状に収納し、この苗箱を収納したラックを車輌等で輸送するための苗箱収納輸送ラックにおいて、該苗箱の下降側端部を支持する傾斜下側受桟と該苗箱の上昇端部側を支持する傾斜上側受桟とを備え、傾斜下側受桟は該苗箱の下降端部の底面に接触する苗箱長手方向に対する導出入案内面と該苗箱の下降端側面或いは該苗箱の下降端縁に接触する苗箱下降端部の受け止め面とを有し、傾斜上側受桟は該苗箱を横断してこれに接触する苗箱長手方向に対する導出入案内面を有し、傾斜下側および傾斜上側の受桟の組合わせにより長手方向に傾斜してラック内に導出入しかつ収納されている苗箱を非固定の自由状態で支承するように構成したことを特徴とする苗箱収納輸送ラックに係わる。 【0006】 また本発明は上記において傾斜下側受桟は苗箱下降端部の跳ね上がりないし持ち上がり時に該苗箱下降端部上に係合する苗箱下降端部の跳ね上がり防止用のひさし板を備えているものに係わる。 【0007】 また本発明は上記において傾斜下側受桟にその導出入案内面と受け止め面とを夫々左右対称状に対設し苗箱を上向きに開いた逆ハの字状に左右対称に配列保持させるものに係わる。 【0008】 また本発明は上記において傾斜下側受桟は角状型材の縦側面の下端から側方へ上方傾斜状に板材を張り出し、上記の縦側面が苗箱の受け止め面を形成し、また側方へ張り出した板材の上面が導出入案内面を形成しているものに係わる。 【0009】 また本発明は上記において傾斜下側受桟の導出入案内面は苗箱の長手方向に延びている上下波形面に形成されているものに係わる。 【0010】 また本発明は上記において傾斜上側受桟は角状型材の上面を苗箱の収納傾斜角度に合わせた傾斜面としたものに係わる。 【0011】 また本発明は上記において導出入案内面および/または受け止め面が横方向に細かく配列された細溝ないし細突条を有し、苗箱の長手方向または苗箱の跳ね上がり方向に対し密間隔に反覆断続する線接触によって苗箱の滑り移動の抵抗面を形成しているものに係わる。 【発明の効果】 【0012】 本発明の苗箱収納輸送ラックの効果を要約して列記すれば次の通りである。 (1)傾斜下側受桟と傾斜上側受桟の組合わせにより各苗箱を傾斜状態で保持しているので輸送ラック内で苗箱の脱受桟を有効に防止することができる。 (2)傾斜下側受桟で傾斜苗箱の下降端部の底面部と端面もしくは該面上縁部を線接触の反覆適用の抵抗面で支持しているので、苗箱下降端部の輸送中の不規則な滑り移動および跳ね上がりを効果的に防止できる。 (3)苗箱はラック内で非固定の自由状態で保持されているので、ラック内への苗箱の積込み、積下しが容易に実施できる。 (4)苗箱を傾斜下側受桟と傾斜上側受桟の組合わせで支持するラック構成であるので、ラックは強度上および軽量化の面で輸送ラックとして有利に構成できる。 【0013】 以下に本発明を図面に示す実施例によって説明するが、本発明はこれのみに制約されるものではない。 【実施例1】 【0014】 図1は苗箱収納輸送ラックの組立体の斜視図で(A)は左側枠用パネルブロック、(B)は右側枠用パネルブロック、(C)は中央枠用パネルブロックで、パネルブロック(A)(B)はアルミの押出し成型になる表面に長手方向に多数の細溝が相並んで刻設状に設けられて滑り止め面を形成しているアルミ角パイプ(断面は方形)からなる前後の同一の縦桟(1)(2)間に傾斜上側受桟(3)を上下に等間隔に複数個例えば2〜6段(図示では各6段)架設され、ブロック(A)(B)は夫々全体としてパネル形状をなしている。 中央枠用のパネルブロック(C)は上記縦桟(1)(2)と同一の縦桟(4)(5)間に傾斜下側受桟(6)がパネル(A)(B)の横桟(3)の取付位置よりも低い位置に相対応して上下段状に架設されている。 これら左側枠用パネルブロック(A)と中央枠用パネルブロック(C)と右側枠用パネルブロック(B)とを左右方向に等間隔に相隔てて起立状態に、各パネルブロック(A)(C)(B)の前方縦桟(1)(4)(1)の下端を前下枠用スペースブロック(D)で連結しまた当該の前方縦桟(1)(4)(1)の上端は前上枠用スペースブロック(F)で連結している。 また、各パネルブロック(A)(C)(B)の後方縦桟(2)(5)(2)の下端は後下枠用スペースブロック(E)で、上端は後上枠用スペースブロック(G)で連結し苗箱収納棚としての組立体としている。 上記の各スペースブロック(D)(E)(F)(G)はいずれも全表面に長手方向の細溝を付けて滑り止め面としている断面方形の角パイプの水平桟から夫々なっており、各水平桟のパイプ両端には同じくアルミ製のI形ないしはL形のジョイント用型材ブロック(J)を溶接またはボルト締めによって固定しまた桟中央部にはI形ないしはT形のジョイント用型材ブロック(K)を溶接またはボルト締めによって介在し、パネルブロック(A)(B)(C)と溶接またはボルト締めによって固定している。 尚前後の上枠用スペースブロック(F)(G)の水平桟の両端上面または側面には組立体の吊上げ用取付環(7)が固定されこの取付環(7)にワイヤー掛けして苗箱群を収納したまたは収納しない苗箱収納棚の組立体をそのまま吊り上げトラック等への積上げ、積下しを行うようにしている。 (H)はブロック(A)(C)(B)の各前方縦桟(1)(4)(1)を連結している筋違い補強桟、(I)は各後方縦桟(2)(5)(2)を連結している筋違い補強桟を示す。 苗箱は図1の組立体において左右には2列に、前後には例えば5列等の複数列に上下には例えば6段等の複数段に多数載架収納することができるが、パネルブロック(A)(B)(C)の各縦桟(1)(2)(4)(5)の中間に夫々ブロック(K)と類似のI形のジョイント用型材ブロックとねじ込みボルトとの組合わせを介在させ、これらブロック(A)(B)(C)を着脱自在に上下に2分割し、下枠用スペースブロック(D)(E)と上枠用スペースブロック(F)(G)を別にもう1個宛用意しておけば全体が6段構成の場合、2段構成のものと、4段構成のものとに分けて使用することができる。 このようにして多数の苗箱は組立体内部の中央枠用パネルブロック(C)に向かって左右の外側から夫々下降傾斜状かつ段状に前後方向に相並んで収納される。 この組立体はブロック(D)(F)側およびブロック(E)(G)側のいずれかを前方に向けてトラック荷台上に収容し、収納苗箱群はトラックの走向方向に向かって左右上向きの「ハ」の字状に段設配列された状態となる。 【実施例2】 【0015】 図2は傾斜下側受桟(6)と傾斜上側受桟(3)との組合わせによって苗箱(8)を収納支承している状態を示している。 矩形苗箱(8)はその長手方向に傾斜してラック組立体内に相並べて段状に収納されるが、苗箱(8)の下降側端部はその底面が受桟(6)の下端から側方へ上方傾斜状に張り出した表面に横方向の密間隔の突条群を有する板材(6−1)によって反覆して線接触的に支持され、かつその端側面が受桟(6)の傾斜した縦側面(6−2)に反覆して線接触的に支持される。 他方苗箱(8)の上昇側端部近傍は苗箱の底面を横断してこれに反覆して線接触する傾斜上側受桟(3)の傾斜面(3−1)によって支持される。 上記の板材(6−1)、縦側面(6−2)、傾斜面(3−1)の傾斜角度は苗箱の収納傾斜角度(通常20°前後に設定される)に合せて設定され、またこれら(6−1)(6−2)(3−1)の苗箱と接触する表面には横方向に密間隔に配列された細溝ないしは細突条が設けられ苗箱長手方向または苗箱の持ち上がり方向に対し夫々不規則移動を防止する抵抗面を形成している。 【実施例3】 【0016】 図3は傾斜下側受桟(6)の1例を示したもので左右の傾斜縦側面(6−2)とその下端から夫々外方に直交状に張り出した板材(6−1)と左右の縦側面(6−2)の上端から夫々外方に直角状に張り出したひさし板(庇板)(6−3)とを左右対称に備えている。 板材(6−1)の苗箱(8)の下降端部底面との接触は縦側面(6−2)の下端に続く主接触部(S1)の外方に鈍角状に連続する抵抗面を形成する補助接触部(S2)(S3)を延長し、補助接触部(S3)の外端が接触部(S4)を形成している。 そこで苗箱(8)の下降端部底面には図示の正常時には主接触部(S1)と接触部(S4)とが接触しているが、苗箱の当該底面が主接触部(S1)を外れて離れた異常時には補助接触部(S2)(S3)が苗箱の当該底面に接触し苗箱底面の板材(6−1)からの脱離を阻止する。 縦側面(6−2)は苗箱(8)の下降端面に接触し、この接触部(S4)は苗箱端部の持ち上がりを防止する抵抗面を形成している。ひさし板(6−3)は苗箱の端部上面に遊びを存して対向し苗箱端部の跳ね上がりを阻止する。 接触部(S1)(S2)(S3)(S4)には縦側面(6−2)の表面と同様横方向に密間隔に配列された細溝ないしは細突條からなっている移動抵抗面を形成してある。 【実施例4】 【0017】 図4は片側のみに板材(6−1)を支出形成した傾斜下側受桟(6)の例を示す。 角状型材の垂直の縦側面(6−4)の下端1側から板材(6−1)を上向き傾斜状に張り出しているが、板材(6−1)の上面は縦側面(6−4)側から主接触部(S1)それに続いて鈍角状に順次下向きに延びる補助接触部(S5)(S6)を備え、図3の場合と同様苗箱(8)の底面の離脱を防止するようになっている。尚この場合には縦側面(6−4)の接触部(S4)には苗箱(8)の下降端部上端縁が接触することになる。 【実施例5】 【0018】 図5は図4を左右対称形とした構成であり、他については図5の場合と同様である。 【実施例6】 【0019】 図6は傾斜上側受桟(3)の例示図で角状型材の上面を苗箱(8)の収納傾斜に合わせた傾斜面(3−1)としこの傾斜面(3−1)の苗箱(8)の上昇端部近傍の底面との接触部(S7)を苗箱の移動抵抗面とし、苗箱がこの傾斜面(3−1)を滑り上がるのを有効に阻止する。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】苗箱収納輸送ラックの組立体斜視図 【図2】同上における傾斜下側受桟と傾斜上側受桟との組合わせによって傾斜苗箱を支持している機構を示す説明図 【図3】傾斜下側受桟の断面を示す説明図 【図4】傾斜下側受桟の他の例を示す説明図 【図5】傾斜下側受桟の更に他の例を示す説明図 【図6】傾斜上側受桟の断面を示す説明図 【符号の説明】 【0021】 A……左側枠用パネルブロック B……右側枠用パネルブロック C……中央枠用パネルブロック D……前下枠用スペースブロック E……後下枠用スペースブロック F……前上枠用スペースブロック G……後上枠用スペースブロック H……筋違い補強桟 I……筋違い補強桟 J……ジョイント用型材ブロック K……ジョイント用型材ブロック 1……縦桟 2……縦桟 3……傾斜上側受桟 3−1……傾斜面 4……縦桟 5……縦桟 6……傾斜下側受桟 6−1……板材 6−2……縦側面 6−3……ひさし板 6−4……縦側面 7……吊上げ用取付環 8……苗箱 S1……主接触部 S2……補助接触部 S3……補助接触部 S4……接触部 S5……補助接触部 S6……補助接触部 S7……接触部
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| 【出願人】 |
【識別番号】391028100 【氏名又は名称】株式会社内山商会 【住所又は居所】静岡県掛川市城西1丁目15番10号
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| 【出願日】 |
平成16年8月20日(2004.8.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063484 【弁理士】 【氏名又は名称】箕浦 清
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| 【公開番号】 |
特開2006−55077(P2006−55077A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月2日(2006.3.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−240685(P2004−240685) |
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