トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 プランター植栽装置及び方法
【発明者】 【氏名】池上 信夫
【住所又は居所】東京都世田谷区駒沢2丁目61番1号 株式会社イケガミ内

【要約】 【課題】プランター植栽装置を提供することである。

【解決手段】本発明によるプランター植栽装置は、上方開口を有する、切頭円錐体形状の栽培ポットと、バスケット型プランターの収容袋の培養土に、栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に植栽用穴を設けるための穴形成具とを有し、該穴形成具は、栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に対応した形態に寸法形状決めされた本体部分と、該本体部分の後端部に形成されたグリップ部とを備えたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底壁と、該底壁から上方に延び、複数の差込口を有する格子に構成された周壁と、該周壁内に配置された、培養土を収容した収容袋とを有するバスケット型プランターに植物を植栽するするためのプランター植栽装置であって、
上方開口を有し、下方に向って先細となる切頭円錐体形状の栽培ポットと、
前記バスケット型プランターの収容袋の培養土に、前記栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に植栽用穴を設けるための穴形成具とを有し、該穴形成具は、前記栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に対応した形態に寸法形状決めされた本体部分と、該本体部分の後端部に形成されたグリップ部とを備えた、
プランター植栽装置。
【請求項2】
前記穴形成具が先端部に導入部を備え、該導入部が、前記本体部分から前記穴形成具の先端に向って全体的に先細に形成されている、請求項1記載のプランター植栽装置。
【請求項3】
前記グリップ部が、前記本体部分が延びる方向に対して角度をなして延びいる、請求項1又は請求項2記載のプランター植栽装置。
【請求項4】
前記栽培ポットの前記上方開口の寸法が、前記バスケット型プランターの前記差込口の寸法のおよそ半分である、請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のプランター植栽装置。
【請求項5】
底壁と、該底壁から上方に延び、複数の差込口を有する格子に構成された周壁と、該周壁内に配置された、培養土を収容した収容袋とを有するバスケット型プランターに植物を植栽するするためのプランター植栽方法であって、
上方開口を有し、下方に向って先細となる切頭円錐体形状の栽培ポットから植栽物を取りだし、
穴形成具を使用して、前記差込口から、これに隣接した収容袋に収容された培養土に、前記取り出した植栽物の根鉢の形態に、植栽用穴をあけ、
該植栽用穴に、前記植栽すべき植栽物の根鉢を差しこむ
ことを含むプランター植栽方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、プランターに食物を植栽するための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にプランターと呼ばれる、プラスチック等で作られた小形栽培容器が知られており、このプランターには、中に用土が入れられ、用土に観賞植物や野菜が植栽される。
【0003】
近頃、上述した従来の容器型のプランターとは異なる、一般にバスケットと称されるタイプのプランターが出現した。
このバスケット型プランターの典型例を図1に示す。図1では、バスケット型プランターが全体的に参照番号1で示されている。バスケット型プランター1は、底壁と、この底壁から上方に延びる周壁2とを有する。周壁2は、直径6mm程度の鉄線で作られ、複数の差込口2Aを有する格子に構成されている。各差込口2Aは、縦横共に10cm程度の寸法のものが主流である。
【0004】
周壁2内には、土や肥料などによって構成される培養土Cを収容した収容袋3が配置される。収容袋3は、培養土Cを収容することができるが、外部から破り易い材料、例えばビニールで作られたり、ヤシのような植物繊維を編むことによって作られている。収容袋3は、この例では、上方が開口しており、この上方開口から収容袋3内に水等を供給することができ、好ましくは、上方開口からの水等が底部から排出されるようになっているのが好ましい。
【0005】
このプランター1に植物等を植栽するときには、プランター1の周壁2に形成された差込口2Aに隣接する収容袋3の部分に、例えば十字の切れ目CUを入れ、この切れ目CUから植栽すべき植物Pを収容袋3内の培養土Cに押し込むことによって行われる。
【0006】
ところで、上記プランター1に植栽すべき植物Pは、予め、プランター1とは別個の鉢、すなわち、ポットで栽培しておく必要があるが、このような栽培ポットの現在の主流は、直径7.5cm、高さ7.5cm、或いは、直径9cm、高さ9cmの寸法のものである。
【0007】
しかしながら、このような栽培ポット、ひいては、植栽すべき植物の直径は、これを縦横共に10cm程度の大きさの差込口2Aから収容袋3に差入れるには、大きすぎるため、植物Pをプランター1に植栽するのに先だって、植物Pの根鉢、すなわち、植物の根と土とがポットの中で球形になったものを根が傷つかないように丁寧に崩して、差込口2Aから収容袋3に差入れるのに適した大きさにする必要があった。
また、収容袋3に収容された培養土Cはその自重により、上部に位置するものに比して下部に位置するものの方が密度が高くなるため、植物Pを、収容袋3の下部に位置する領域に差し込むのは、収容袋3の上部に位置する領域に差し込むのに比して困難であるという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、植栽すべき植物の根鉢を崩す必要がなく、培養土を収容した収容袋のいずれの領域にも植物を容易に差し込むことができるプランター植栽装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明によるプランター植栽装置は、底壁と、該底壁から上方に延び、複数の差込口を有する格子に構成された周壁と、該周壁内に配置された、培養土を収容した収容袋とを有するバスケット型プランターに植物を植栽するするためのプランター植栽装置であって、上方開口を有し、下方に向って先細となる切頭円錐体形状の栽培ポットと、前記バスケット型プランターの収容袋の培養土に、前記栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に植栽用穴を設けるための穴形成具とを有し、該穴形成具は、前記栽培ポットで栽培した植栽物の根鉢の形態に対応した形態に寸法形状決めされた本体部分と、該本体部分の後端部に形成されたグリップ部とを備えたことを特徴とする。
本発明では、前記穴形成具が先端部に導入部を備え、該導入部が、前記本体部分から前記穴形成具の先端に向って全体的に先細に形成されているのが好ましい。
また、前記グリップ部が、前記本体部分が延びる方向に対して角度をなして延びいるのが好ましい。
更に、前記栽培ポットの前記上方開口の寸法が、前記バスケット型プランターの前記差込口の寸法のおよそ半分であるのが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明によるプランター植栽方法は、底壁と、該底壁から上方に延び、複数の差込口を有する格子に構成された周壁と、該周壁内に配置された、培養土を収容した収容袋とを有するバスケット型プランターに植物を植栽するするためのプランター植栽方法であって、上方開口を有し、下方に向って先細となる切頭円錐体形状の栽培ポットから植栽物を取りだし、穴形成具を使用して、前記差込口から、これに隣接した収容袋に収容された培養土に、前記取り出した植栽物の根鉢の形態に、植栽用穴をあけ、該植栽用穴に、前記植栽すべき植栽物の根鉢を差しこむことを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のプランター植栽装置では、穴形成具が植栽物の根鉢の形態に対応した形態に寸法形状決めされた本体部分を備えるので、これを用いてバスケット型プランターの収容袋の培養土に、該培養土の密度にかかわらず、容易に植栽用穴を設けることができ、この植栽用穴に植栽物の根鉢を容易に挿入することができる。
本発明のプランター植栽方法では、穴形成具を用いて、植栽物の根鉢の形態に対応した形態に、バスケット型プランターの収容袋の培養土に植栽用穴を設けるので、培養土の密度にかかわらず植栽用穴を容易にあけることができ、この植栽用穴に植栽物の根鉢を容易に挿入することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明によるプランター植栽装置の実施形態について説明する。このプランター植栽装置は、本発明を、図1に示したバスケット型プランター1用の植栽装置に適用したものである。
【0012】
図2を参照すると、本発明によるプランター植栽装置を構成する栽培ポット10が示されている。この栽培ポット10は、上方開口部の直径寸法がおよそ5cm、高さが10cm程度のものであり、下部に向ってやや縮径する切頭円錐体形状を有する。本発明で重要なのは、栽培ポット10の上方開口部の寸法が、バスケット型プランター1の差込口2Aの寸法(縦横寸法)のおよそ半分程度のものであることであり、栽培ポット10の高さや、縮径度は重要ではない。
この栽培ポット10に土を入れて栽培した植物を、栽培ポット10から、図2に矢印Aで示すように取り出すと、植物21と、植物21の根21Aに付いた土22とからなる植栽物20を得ることができる。根21Aと土22とからなる根鉢は、栽培ポット10に対応した形態を有する。
【0013】
本発明によるプランター植栽装置はまた、バスケット型プランター1の収容袋3の培養土Cに植栽物20の根鉢の形態に植採用穴を設けるための穴形成具30を有する。
穴形成具30は、本体部分30Aと、本体部分30Aの先端部に形成された導入部30Bと、本体部分30Aの後端部に形成されたグリップ部30Cとを有する。
本体部分30Aは、植栽物20の根鉢の形態に対応した形態を有するように寸法形状決めされ、導入部30Bは、穴形成具30をバスケット型プランター1の収容袋3の培養土Cに挿入し易くするように、本体部分30Aから穴形成具30の先端に向って全体的に先細に形成されている。グリップ部30Cは、本体部分30Aが延びる方向に対して角度をなして延び、この実施形態では、本体部分30Aが延びる方向に対してほぼ直角に延びている。
【0014】
次に、上述した構成のプランター植栽装置の使用方法を説明する。
先ず、任意に、図1に示すプランター1の周壁2に形成された差込口2Aに隣接する収容袋3の部分に、任意の既知の仕方で、例えば十字の切れ目CUを入れる。
次いで、穴形成具30のグリップ部30Cを手で握り、プランター1の差込口2Aから、収容袋3(の切れ目CU)に穴形成具30の導入部30Bを押し当て、図3に示すように、本体部分30A全体が収容袋3に収容された培養土Cに入るまで、培養土Cに穴形成具30を押し入れる。
次に、収容袋3、培養土Cから穴形成具30を抜き取り、穴形成具30によって培養土C(収容袋3)に形成された植栽用穴を露出させる。この穴形成具30を使用することによって収容袋3に簡単に植採用穴を形成することができ、このことは特に、自重により密度が高くなっている、収容袋3の下部に位置する培養土Cに植採用穴をあけるのを容易にする。
【0015】
上述した穴形成具30による穴あけ作業に前後して栽培ポット10から植栽物20を取り出し、この植栽物20の根鉢を穴形成具30によって培養土C(収容袋3)に形成された植採用穴に差し入れる。植栽物20の根鉢の形態は、穴形成具30の本体部分30Aによって培養土Cに形成された植採用穴と実質的に同一であるから、植栽物20の根鉢を培養土Cに形成された植採用穴に挿入するのが極めて容易である。また、植栽物20の根鉢の最大直径部分は、プランター1の差込口2Aの寸法(縦横寸法)のおよそ半分程度であるので、培養土Cに根鉢を植栽する際、根鉢を崩して寸法の縮小化を図る必要もない。
【0016】
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、穴形成具30のグリップ部30Cは、本体部分30Aに対して角度をなして延びていたけれども、真っ直ぐに延びていても良い。また、グリップ部30Cは、本体部分30Aに対して角度をなして複数個延びていても良いし、円盤状をなしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】バスケット型プランターの部分断面概略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態による栽培ポット及びこれにより栽培された植物示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態による穴形成具を示す概略図である。
【符号の説明】
【0018】
10 栽培ポット
30 穴形成具
30A 本体部分
30C グリップ部
【出願人】 【識別番号】501189772
【氏名又は名称】株式会社 イケガミ
【住所又は居所】東京都世田谷区駒沢2丁目61番1号
【出願日】 平成16年8月9日(2004.8.9)
【代理人】 【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男

【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭

【識別番号】100065189
【弁理士】
【氏名又は名称】宍戸 嘉一

【識別番号】100082821
【弁理士】
【氏名又は名称】村社 厚夫

【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健

【識別番号】100103609
【弁理士】
【氏名又は名称】井野 砂里

【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満

【公開番号】 特開2006−42744(P2006−42744A)
【公開日】 平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願番号】 特願2004−232109(P2004−232109)