| 【発明の名称】 |
屋上庭園を利用した空調システムからの排ガスの冷却方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】林 慎一郎
【氏名】林 和志郎
【氏名】林 宏三郎
【氏名】林 加奈子
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、冷房を目的とする空調システムからの暖められた排気を冷却することで、ヒートアイランド現象を軽減する手段の提供にある。
【解決手段】屋上面に遮水シートを敷き設し、当該遮水シート上に貯留部材を配置し配置物とし、前記遮水シートで前記配置物の下側面を覆うことで配置物下部を貯留槽とし、当該貯留槽の内部に側面に開口を有する筒体をその一部が貯留槽内に貯留された水に浸かるように設置し、貯留部材の空間部には湿潤部材を充填するとともに、前記配置物の周囲を植物育成用の土壌を充填した緑化部材で覆うことで緑化する屋上庭園において、前記筒体内に空調システムからの排気ガスを導入し、前記湿潤部材を通過させ緑化部材で覆われていない配置物表面から排出する空調システムからの排気ガスの冷却方法である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 屋上面に遮水シートを敷き設し、当該遮水シート上に貯留部材を配置し配置物とし、前記遮水シートで前記配置物の下側面を覆うことで配置物下部を貯留槽とし、当該貯留槽の内部に側面に開口を有する筒体をその一部が貯留槽内に貯留された水に浸かるように設置し、貯留部材の空間部には湿潤部材を充填するとともに、前記配置物の周囲を植物育成用の土壌を充填した緑化部材で覆うことで緑化する屋上庭園において、前記筒体内に空調システムからの排気ガスを導入し、前記湿潤部材を通過させ緑化部材で覆われていない配置物表面から排出することを特徴とする空調システムからの排気ガスの冷却方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、屋上庭園を利用した空調システムからの排ガスの冷却技術に属する。 【背景技術】 【0002】 都市化の進行とともに、建物のヒートポンプ方式の空調施設からの排気ガスあるいは屋上に設けられたクーリングタワーなどからの排気による温度上昇がヒートアイランド現象を悪化させる原因の一つとなっているが、特に対策は取られていない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明は、冷房を目的とする空調システムからの暖められた排気を冷却して排出することで、ヒートアイランド現象を軽減する手段の提供にある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、屋上面に遮水シートを敷き設し、当該遮水シート上に貯留部材を配置し配置物とし、前記遮水シートで前記配置物の下側面を覆うことで配置物下部を貯留槽とし、当該貯留槽の内部に側面に開口を有する筒体をその一部が貯留槽内に貯留された水に浸かるように設置し、貯留部材の空間部には湿潤部材を充填するとともに、前記配置物の周囲を植物育成用の土壌を充填した緑化部材で覆うことで緑化する屋上庭園において、前記筒体内に空調システムからの排気ガスを導入し、前記湿潤部材を通過させ緑化部材で覆われていない配置物表面から排出する空調システムからの排気ガスの冷却方法である。屋上に設けた雨水等の貯留槽に貯めた水の上と湿潤部材の隙間に排気ガスを通すことと、植物を用いることで気化熱により空調システムからの排気ガスの温度を低減させる。 【発明の効果】 【0005】 本発明は、空調システムからの暖められた排気ガスを貯留槽内に漬けられた筒体内の水と接触することと、筒体の外に設けた貯留部材内に充填された湿潤部材の隙間を通過させ、さらに植物間を通過させることで、気化熱によって冷却する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下本発明を図により詳細に説明する。 図1は、本発明の空調システムからの排気ガスの冷却方法を示す概念図である。 図に示したとおり、屋上にゴム製などの遮水シートを敷き、その上に貯留部材を配置し、貯留部材の種類により要求される継ぎ手を用いて連結し、配置物とする。貯留部材は一般に雨水の流出抑制、雨水の有効利用を目的とする貯留槽用あるいは浸透槽用に用いられるものが使用できる。これらの貯留部材の例を図3に示す。貯留部材により形成された配置物の下側面を遮水シートで覆い貯留槽を形成する。貯留部材の空間部には湿潤部材を充填しておく。 【0007】 上記貯留槽内に側面に開口を有する筒体を配設し、その一部が貯留槽内に貯まった雨水に浸るようにする。筒体内に図示しない空調システムからの暖められた排気を導入する。導入された排気ガスは筒体内の雨水と接触しながら上方の湿潤部材の隙間を通って排出される。その間気化熱によりその温度を低減する。 【0008】 貯留部材内に充填する湿潤部材は発泡ガラスカレット、軽石などその内部に細孔を有する粒体あるいは紐状あるいは繊維状あるいは不撚布で構成されたマット状のものであり、排気ガスが通過しやすく、表面積の大きなものが好ましい。 【0009】 緑化物は植物育成用のポットに植物育成用の土壌を充填したものを上記配置物の周囲に並べることでよい。植物育成用のポットは一般に使用されるポットでもよいが図4に示したポットがより好ましく使用される。本ポットは図示したように両側面に接続部を有し互に接続可能となっていると同時にその底面から立ち上がる凸部が設けられている。本凸部は土壌の移動を防ぐと同時に、植物の世話をする場合には人の踏み圧を支えるためのものである。この凸部が人の踏み圧を支えるため土壌が固まらず植物の育成を妨げることがない。緑化物は配置物の周囲に隙間なく配置するのではなく側面または上面の一部を空け、排気ガスの排出部を残すようにしておくことが好ましい。 【0010】 図2は本発明の他の実施例である。 図1に示した空調システムからの暖められた排気ガスの冷却方法で使用する筒体の上部に表面に開口を有する水配管を通し、水を循環しながら下の湿潤部材を濡らし、排気ガスと水分との接触効率を高めたものである。循環に使用する水は貯留槽中の水を使用することができる。水の循環に関しては既存の技術を利用することができる。 【0011】 貯留部材の例を図3に示した。貯留部材の形状によって充填する湿潤部材の種類、形状など変えることが好ましい。例えば図3aに示した貯留部材では、容器状の形状となっているため、その内部に粒体上の湿潤部材を充填して使用するのが便利であり、図3bに示した貯留部材では互にその筒状部を突合せ2つの対向する平板部に紐状の湿潤部材を張って使用するのがよい。図3dに示した貯留部材にあっても同様である。図3cに示した貯留部材では粒体状の湿潤部材をその隙間にそのまま充填あるいはネットで包んで充填することができる。 配置物を構成した時点でその側面が大きく開放されている場合は、適宜開口部を有する側板で覆うなどその貯留部材の形状に応じて本目的が達成するよう調整する。 【図面の簡単な説明】 【0012】 【図1】本発明の冷却システムからの排気ガスの冷却方法の概念図を示す。 【図2】本発明の冷却システムからの排気ガスの冷却方法の概念図で、他の例を示す。 【図3】本発明に使用可能な貯留部材の概念図である。 【図4】緑化物に用いる植物育成用ポットの例を示す。 【符号の説明】 【0013】 1 貯留槽 2 遮水シート 3 貯留材 4 湿潤部材 5 筒体 6 水配管 7 植物育成用ポット 8 屋上
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| 【出願人】 |
【識別番号】594060118 【氏名又は名称】林 慎一郎
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| 【出願日】 |
平成16年8月4日(2004.8.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−42672(P2006−42672A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月16日(2006.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願2004−227694(P2004−227694) |
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