| 【発明の名称】 |
ハウスの防虫ネット付きシャッター |
| 【発明者】 |
【氏名】古田 幹雄 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区堀田通7丁目9番地 フルタ電機株式会社内
【氏名】九里 博幸 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区堀田通7丁目9番地 フルタ電機株式会社内
【氏名】石垣 洋二 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区堀田通7丁目9番地 フルタ電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】無農薬による野菜、葉菜、果物、花等の作物が重宝されている。また人々の健康、疾病の回復、我国の農業等を考慮した大局的な見地及び/又は地球環境等を念頭においた場合、無農薬栽培(減農薬を含む)は不可欠である。よって、ハウス栽培においても、防虫ネットを利用した栽培方法が主流に成りつつあるが、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理、或はハウスの耕作面積の減少等に関する配慮(工夫)がなく、この防虫ネット付きハウスの普及に障害となっている。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウスの壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、このシャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、このシャッター枠体に防虫ネットを係止し、この防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、この目合いによる圧損を、前記ネットの張装面積でカバーする構成にし、当該シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、前記ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッター。 【請求項2】 ハウスの壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、このシャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、このシャッター枠体に防虫ネットを係止し、この防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、この目合いによる圧損及び/又は少なくとも温度の変化を、前記ネットの張装面積でカバーし、また前記ハウスの耕作面積の減少を、前記ネットの形状でカバーする構成にし、当該シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、前記ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッター。 【請求項3】 請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、ハウスの地面に離間して設ける構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。 【請求項4】 請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、吸込側は狭い空間で、吐出側は広い空間とする構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。 【請求項5】 請求項1又は請求項2の防虫ネットは、吸込時及び/又は吸込停止時の何れにおいても定形性を維持する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ハウスの防虫ネット付きシャッターに関する。 【背景技術】 【0002】 近時、無農薬による野菜、葉菜、果物、花等の作物が重宝されている。また人々の健康、疾病の回復、或は我国の農業等を考慮した大局的な見地及び/又は地球環境等を念頭においた場合に、この種の無農薬栽培(減農薬を含む)は不可欠である。このような見地から、ハウス栽培においても、防虫ネットを利用した栽培方法が主流に成りつつある。しかしながら、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理、或はハウスの耕作面積(作地面積)の減少等に関する配慮(工夫)がなく、この防虫ネット付きハウスの普及に障害となっているものと考えられる。 【0003】 そして、ネットの目合いは、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理、作物の生育、またネットの張装面積の確保等とは緊密な関係を有する。例えば、ネットの目合いが1.0mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用しても、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化が図れるが、この目合いでは小さい虫が侵入し、食害が発生して望ましくない。またネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用したと仮定した場合は、この目合いから侵入する小さい虫の侵入は防止できる(現状では、小さい虫の侵入は防止し、略100%の食害が防止できると考えられる)。しかし、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化が図れない(一般的には、7月〜8月において、外気に比し、略2℃〜5℃程度の温度及び/又は略2%〜3%の相対湿度の上昇が考えられる)という現実の問題がある。さらに作物の生育不良の問題が発生し、その改良が望まれる処である。尚、前記略2℃〜5℃程度の温度上昇による弊害は、通常25〜30℃等の高温時に発生し易い。 【0004】 尚、このネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度で、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ると仮定した場合は、このネットの張装面積を広くすることで達成可能である。しかし、このネットの張装面積の確保(大小)は、ハウスの耕作面積の広狭に直接影響する。例えば、ネットの張装面積が増えることは、ハウスの畝及び/又は作物を覆うような状態となり、収穫量の減少、またハウスの内壁近傍を移動する人・機材の移動に邪魔となり易いこと等が考えられる。 【0005】 そして、防虫ネットと換気扇との組合せの発明、考案は数件散見されるが、本発明と幾分関連性があり、改良点が列挙されている文献を説明する。文献(1)は、実開昭62−122239号の「同時吸・排気形換気扇」であり、吸込側のギャラリの下側に形成される吸込口を防虫網(防虫ネット)で閉塞する構成であって、このギャラリからの虫の侵入防止を図ることにある。しかし、この考案は、目合いの問題と、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化等に関して改良が図れておらず、結局の処、当該考案は、本発明が意図するハウスに採用するには多くの問題を残す。また文献(2)は、特開平7−208042号の「虫よけ網付き窓用シャッター」であり、巻き上げ式のシャッターの扉面に虫より用の網を取付けた構成であり、防虫と防犯等を意図する。しかしながら、前述の文献(1)と同様な問題を残す。 【0006】 【特許文献1】実開昭62−122239号 【0007】 【特許文献2】特開平7−208042号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 前記文献(1)・(2)は、目合いの問題と、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化等に関して改良が図れておらず、結局の処、この文献(1)・(2)は、本発明が意図するハウスに採用するには多くの問題を残す。 【0009】 上記に鑑み本発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入防止を図り(現状では、略100%の食害が防止できると考えられる)、また外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。 【課題を解決するための手段】 【0010】 請求項1の発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入を防止し、現状では、略100%の食害防止を図ること、また外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。 【0011】 請求項1は、ハウスのビニール壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、このシャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、このシャッター枠体に防虫ネットを係止し、この防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、この目合いによる圧損(風の通過損失)を、前記ネットの張装面積でカバーする構成にし、当該シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、前記ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0012】 請求項2の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。 【0013】 請求項2は、ハウスのビニール壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、このシャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、このシャッター枠体に防虫ネットを係止し、この防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、この目合いによる圧損及び/又は少なくとも温度の変化を、前記ネットの張装面積でカバーし、また前記ハウスの耕作面積の減少を、前記ネットの形状でカバーする構成にし、当該シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、前記ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0014】 請求項3の発明は、請求項1又は請求項2と同じ目的を達成し、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネットを提供する。 【0015】 請求項3は、請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、ハウスの地面に離間して設ける構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0016】 請求項4の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、耕作面積の確保と、作業環境の確保(移動、機材の移動・搬送の容易化)が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。 【0017】 請求項4は、請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、吸込側は狭い空間で、吐出側は広い空間とする構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0018】 請求項5の発明は、請求項1又は請求項2と同じ目的を達成し、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネットを提供する。また耕作面積の確保と、作業環境(移動、機材の移動・搬送)の確保ができるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。 【0019】 請求項5は、請求項1又は請求項2の防虫ネットは、吸込時及び/又は吸込停止時の何れにおいても定形性を維持する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【発明の効果】 【0020】 請求項1の発明は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、シャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、シャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、シャッター枠体に防虫ネットを係止し、防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、目合いによる圧損を、ネットの張装面積でカバーする構成にし、シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0021】 従って、請求項1は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入を防止し、現状では、略100%の食害防止を図ること、また外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること、またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること等の特徴がある。 【0022】 請求項2の発明は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、シャッタープレートと、シャッタープレートを動かす連動板とを備えてあり、シャッタープレートは風圧又は駆動装置で開閉される構成であり、このシャッター枠体に防虫ネットを係止し、防虫ネットは、目合いを略0.1mm〜0.6mm程度とするとともに、目合いによる圧損及び/又は少なくとも温度の変化を、ネットの張装面積でカバーし、またハウスの耕作面積の減少を、ネットの形状でカバーする構成にし、シャッター及び/又は防虫ネットを経由し、前記ハウス内で必要とする空気を吸込み可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0023】 従って、請求項2は、請求項1と同じ目的を達成できること、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること等の特徴がある。 【0024】 請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、ハウスの地面に離間して設けたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0025】 従って、請求項3は、請求項1又は請求項2と同じ目的を達成できること、また外気の吸込量を容易に確保できること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネットを提供できること等の特徴がある。 【0026】 請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の防虫ネットをポールで支持し、吸込側は狭い空間で、吐出側は広い空間としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0027】 従って、請求項4は、請求項1と同じ目的を達成できること、また耕作面積の確保と、作業環境(移動、機材の移動・搬送)の確保ができるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること等の特徴がある。 【0028】 請求項5の発明は、請求項1又は請求項2の防虫ネットは、吸込時及び/又は吸込停止時の何れにおいても定形性を維持するハウスの防虫ネット付きシャッターである。 【0029】 従って、請求項5は、請求項1又は請求項2と同じ目的を達成できること、また外気の吸込量を容易に確保できること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネットを提供できること、又は耕作面積の確保と、作業環境の確保(移動、機材の移動・搬送の容易化)が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること等の特徴がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0030】 本発明の防虫ネット付きシャッターは、主としてハウスの一方側(吸込側)の壁面に設けた防虫ネット付きシャッターに関する。図1は本発明のハウスの一方側及び/又は他方側に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図で、図2はシャッターの一例を示した正面図、図3−1は図2に示したシャッターの断面模式図、図3−2は図2のシャッターのビニール等の取付手段の一例を示した拡大断面図、図3−3は図2のビニール等の取付手段の一例を示した拡大正面図、図4−1はシャッターに取付けた防虫ネットの第一の例を示した側面図、図4−2は図4−1の平面図、図5−1はシャッターに取付けた防虫ネットの第二の例を示した側面図、図5−2は図5−1の平面図、図6−1はシャッターに取付けた防虫ネットの第三の例を示した側面図、図6−2は図6−1の平面図、図7はシャッターに取付けた防虫ネットの第四の例を示した側面図、図8−1は防虫ネット付きシャッターとハウスの作物及び/又は作物との関係を示した第一の例の縮尺模式図、図8−2は防虫ネット付きシャッターとハウスの作物及び/又は作物との関係を示した第二の例の縮尺模式図である。 【0031】 1はビニールハウス、ガラスハウス等のハウス(温室)で、このハウス1の長手方向1aの一方側100(一例であり限定されず天井面、側面等の一方側を含む。以下同じ)にはシャッター2が付設されている(設けられている)。このシャッター2は、図2で示すようにシャッター枠体200と、このシャッター枠体200に可動自在に設けた複数枚のシャッタープレート201(各シャッタープレート201とする)と、この各シャッタープレート201(シャッタープレート201とする)を連動する連動板202と、シャッター枠体200の周辺に設けたビニール等の取付手段203と、必要により設けられる駆動手段204とで構成される。従って、この各シャッタープレート201は風圧又は駆動手段204により開閉される。このシャッタープレート201が風圧で開閉される構成の場合は、ハウス1内に設けた換気扇3、又は羽根車を備えた撹拌扇4等の外気吸込み手段又は撹拌手段を駆動し、ハウス1内の空気(内気)を、排気口1cより排気するとともに、当該シャッタープレート201が開放される。このシャッタープレート201の開放時にハウス1外の空気を、当該ハウス1内に吸込むとともに、このシャッタープレート201の開放は、例えば、連動板202により略同時に開放される。即ち、この連動板202の動きにより、シャッタープレート201は略同時に可動する。尚、ハウス1内に設けた換気扇3、又は撹拌扇4等の外気吸込み手段又は撹拌手段が駆動を停止すると、当該シャッタープレート201が閉塞され、かつ内気の排気口1cより排気は停止される。このシャッタープレート201の閉塞も連動板202により略同時に行う。またこの例では、停止時において、シャッタープレート201重なり等の間で形成される僅かな隙間及び/又はシャッター枠体200の枠内周とシャッタープレート201の両端間で形成される僅かな隙間等より侵入する虫は後述する防虫ネット5で捕捉できる。そして、前記隙間は風のある際に発生し、また風がある際に、虫の移動が活発となり易いこと等を考量すると、この防虫ネット5による捕捉は極めて有益でるあと考えられる(他の例も、換気扇3、撹拌扇4等でも同じ)。またハウス1内で仕事する図示しない虫の逃避を防止できる(他の例も同じ)。 【0032】 尚、前記取付手段203は、ハウス1の一方側100の壁面1bを構成するビニール等の壁材を取付ける部材で、この取付手段203は、シャッター枠体200の表面(外方側)に繞設した断面略偏平U形の取付枠体203aと、この取付枠体203aに嵌合されるスプリング押え線材203bとで構成し、この押え線材203bの取付枠体203aへの圧入で取付けるか、又はその離脱で取外しできる構成である。従って、取付け(取外し)の容易化が図れること、このビニール等をシャッター2に気密状態で取付け得ること等の特徴がある。尚、シャッタープレート201が駆動手段204で開閉される構成の場合は、駆動手段204とリンク及び/又はカム機構等による連動板202の動きにより、シャッタープレート201は略同時に可動する。そして、このシャッタープレート201の可動及び/又は換気扇3、又は羽根車を備えた撹拌扇4等の外気吸込み手段又は撹拌手段の作用及び/又は駆動等は略同じである。尚、図示しないがシャッタープレート201の開放方向は、吸込み方式及び/又は排気方式の選択により、ハウス1の内外方側の何れかの構成とする。 【0033】 5は防虫ネットで、この防虫ネット5はハウス1に立設したポール500又は枠材等を利用して架設し(防虫ネット5は、地面に離間の場合と、略接する場合とがある)、その吸込側3a(取付け側)はシャッター枠体200の裏面(内方側)に設けた取付手段203−1に着脱自在に設けられる。そして、この取付手段203−1はハウス1の一方側100の壁面1bを構成するビニールの取付け用の取付手段203を兼用することが、部品の有効利用と、構造の簡略化と、取付け・取外し等の簡便化、またこの取付手段203の有効利用、又は取付けロスの減少化、気密性の確保と防虫効果等が図れる。尚、図示しないがハウス1の天井及び/又は梁材と吊下げ手段を介して付設することも可能である。そして、この防虫ネット5は目合いによる空気の吸込量の減少を回避するために、張装面積Aを確保する構造を採用する。この張装面積Aを確保する構造の基本的な構成の一例を図4−1、図4−2に示す。この図4−1等はハウス1の地中より立設した数本のポール500で略方形状の防虫ネット5を張装し、この略0.1mm〜0.6mm程度の目合いによる空気の吸込量の減少を回避するために、張装面積Aを確保する。尚、図示しないが、開閉自在でなる虫の取出し口を設ける。また防虫ネット5とポール500は、金具方式、又は差込み方式等により防虫ネット5の形状を確保できる構成が望ましいが、必要により、バンド方式、釦方式、面ファスナー方式等で、形状の変更ができる構成も可能である。この各例では、吸込み空気の略均等化が図れること、また従来のシャッター(図示しない)と略同じ機能が発揮できること等の特徴がある。 【0034】 次に張装面積Aを確保する構造の他の一例を図5−1〜図7に示す。この図5−1はハウス1の地中より立設した数本のポール500で吸込側5aを狭い空間、排出側5bを広い空間とした側面視して略凸形状でなり、防虫ネット5の張装面積Aを確保する。また防虫ネット5及び/又はその端部等が、ハウス1内の畝6を覆うことをなくし、また作物7の近傍に至ること等を回避し、例えば、耕作面積の減少を回避すること、作物7の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充を図ること、又は作業環境の確保(移動、機材の移動・搬送の容易化)を図ること等を意図する。そして、図5−2では、ハウス1の上下方向の空間を有効利用し、吸込側5aを狭く空間、排出側5bを広い空間とした側面視して起立した略凸形状でなり、防虫ネット5の張装面積Aを確保する。その他は前述の図4−1の例に準ずる。また図6−1、図6−2は正面視して略吸込ダクト形状でなり、防虫ネット5の張装面積Aを確保する。この略吸込ダクト形状は、傾斜拡開部の利用で、スムーズな風の流れを確保できる。他の構成の特徴と効果とは、前述の図5−1、図5−2等の例に準ずる。さらに図7は側面視して略台形状でなり、防虫ネット5の張装面積Aを確保する。その構成の特徴と効果とは、前述の各例に準ずる。この張装面積Aであれば、この防虫ネット5の目合い(0.4mm)であっても、圧損が少なく有効であったことが実験の結果で判明した。図中203−1は防虫ネット5の気密状態に取付ける取付手段で、この取付手段203−1は、シャッター枠体200の裏面(内方側)に繞設した断面略偏平U形の取付枠体203a−1と、この取付枠体203a−1に嵌合されるスプリング押え線材203b−1とで構成される。その利用方法は、取付手段203と同じである。この取付手段203、203−1は一例であり他の取付方法及び/又は装置でも可能である。またこの取付手段203−1と、前記取付手段203を兼用することで、部品点数の省略化、管理の容易化、又は取付け(取外し)の簡便化、コストの低廉化等に役立つ利点がある。 【0035】 尚、防虫ネット5を、防寒シートに変更可能とし、冬季等における寒さ対策と、防温、防音、防犯効果等を達成することも可能である。 【0036】 またシャッター2及び/又は防虫ネット5は、作物7の種類及び/又は栽培・気候等の条件等により、ハウス1の壁面1bの所定高さに取付けられる。この取付け位置と、防虫ネット5等との形状及び/又は寸法等は相関関係を有する。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明のハウスの一方側及び/又は他方側に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図 【図2】シャッターの一例を示した正面図 【図3−1】図2のシャッターの断面模式図 【図3−2】図2のシャッターに設けたビニール等の取付手段の一例を示した拡大断面図 【図3−3】図2のシャッターに設けたビニール等の取付手段の一例を示した拡大正面図 【図4−1】シャッターに取付けた防虫ネットの第一(方形状)の例を示した平面図 【図4−2】図4−1の他の例を示した側面図 【図5−1】シャッターに取付けた防虫ネットの第二(略凸形状)の例を示した平面図 【図5−2】図5−1の他の例を示した側面図 【図6−1】シャッターに取付けた防虫ネットの第三(略吸込ダクト形状)の例を示した平面図 【図6−2】図6−1の他の例を示した側面図 【図7】シャッターに取付けた防虫ネットの第四(略台形状)の例を示した側面図 【図8−1】防虫ネット付きシャッターとハウスの作物及び/又は作物との関係の一例を示した縮尺模式図 【図8−2】防虫ネット付きシャッターとハウスの作物及び/又は作物との関係の他の一例を示した縮尺模式図 【符号の説明】 【0038】 1 ハウス 1a 長手方向 1b 壁面 1c 排気口 100 一方側 101 他方側 2 シャッター 200 シャッター枠体 201 シャッタープレート 202 連動板 203 取付手段 203−1 取付手段 203a 取付枠体 203a−1 取付枠体 203b 押え線材 203b−1 押え線材 204 駆動手段 3 換気扇 4 撹拌扇 5 防虫ネット 5a 吸込側 5b 排出側 500 ポール 6 畝 7 作物 A 張装面積
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| 【出願人】 |
【識別番号】391008294 【氏名又は名称】フルタ電機株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区堀田通7丁目9番地
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| 【出願日】 |
平成16年7月8日(2004.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083068 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 一宣
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| 【公開番号】 |
特開2006−20576(P2006−20576A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月26日(2006.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願2004−201962(P2004−201962) |
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