| 【発明の名称】 |
強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢 |
| 【発明者】 |
【氏名】角屋 信治
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| 【要約】 |
【課題】植木鉢でありながら、脱臭装置として機能させることができ、インテリア性を損なうことなく、簡単に持ち運びができ、安価に提供できる脱臭装置内蔵植木鉢を提供する。
【解決手段】内外鉢の周壁間に吸着剤を充填する環状空間と内部に土壌を充填する内鉢とを備えて形成した内外二重の鉢構造を上部に有し、外鉢の周壁の下方延長部分及び鉢底と、内鉢の鉢底を含む仕切り床とで形成される空間に、流入室、収納室、流出室を形成すると共に、収容室に外気強制吸引・排出装置を内蔵し、環状空間の床部分に細孔3aを穿設して、環状空間と流入室を連通し、収容室内の外気強制吸引・排出装置を作動することによって、外気を吸着剤を充填した環状空間、仕切り床の細孔、流入室を通じて吸引して脱臭し、収容室内の外周に形成の流出路を経て外鉢の下方延長部分の周壁から無臭風として排出可能としたことを特徴とする脱臭装置内蔵植木鉢。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 径の異なる内鉢と外鉢の周壁と消臭材受とにより形成される吸着剤充填用の環状空間と内鉢の内部の土壌を充填する内鉢内空間を有して二重鉢構造を上部に備え、二重鉢構造の下部で、外鉢の内方で内鉢の下方に、前記消臭材受の通孔を通じて環状空間と通じ、ベルマウスへの流動を許容する流入路と、ベルマウスから外鉢の排出口へと強制吸引・排出する強制吸引・排出装置及び強制吸引・排出装置を収容する収納室を備え、強制吸引・排出装置を作動することによって、外気を吸引し、前記環状空間に充填した吸着剤を通過させて脱臭し、吸引した脱臭空気を、外鉢の排出口を経て無臭風として排出可能としたことを特徴とする強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢。 【請求項2】 請求項1において、強制吸引・排出装置が、外鉢の底に取り付けられるファンケーシングと、ファンケーシングの内部に配設されるモーターファン又はアウターローターモーターを含んだ組立体であることを特徴とする強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢。 【請求項3】 請求項2において、外鉢の底にファンケーシングを取付け、ファンケーシングの内部にモーターファン又はアウターローターモーターを配設し、外鉢の内部において、前記ファンケーシングにベルマウス部材を載置し、ベルマウス部材にエアガイドを載置し、エアガイドに消臭材受を載置し、消臭材受にその中心孔を介して内鉢を載置して順に重畳載置して配設可能とし、載置された内鉢の排出口に、この排出口に達するドレーンパイプを外鉢の通孔から挿通接続して、内鉢の浮き上がりを防止し、外鉢の周面下方に一体のルーバーを形成したことを特徴とする強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢。 【請求項4】 請求項3において、消臭材受けネット及び内鉢を支持する鉢受、収納室を形成し鉢受を支持するベルマウス付き上部ファンケース及び上部ファンケースを支持する開口付き下部ファンケースがそれぞれ支持周壁を備えていることを特徴とする強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物を植え込むための鉢に関し、特に二重植木鉢構造を備え、鉢の底部に強制脱臭装置を収容し、外鉢の排出口を経て無臭風として排出可能とした強制脱臭装置内蔵の二重植木鉢に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、鉢植え植物は、生活環境に安らぎを与え与える観葉植物として、また、インテリア性を高め、さらには環境を清浄化するため、一般家庭やオフィスの執務室等の事務環境において重宝され、リース商品としても実用に供されている。 【0003】 このように、従来の鉢植え植物は、執務環境のインテリア志向の追及を主眼とし、生活環境の美化を目的として商品化されるものであった。 近年、住宅や建物の内装材の変化から、特に新築住居においてその使用される建築材料から発せられる揮発性化学物質の悪臭により、シック症候群などの症例が発生するため、生活環境の改善から、揮発性化学物質の悪臭の除去が問題視されるようになってきた。このため、従来の鉢植え植物のみでは、かかる環境では、効果が低く、シック症候群発生予防に対応できるように環境を改善するには未だ十分ではなかった。 【0004】 また、比較的臭気性の高い環境の建物において、環境のもつ必然性から発生する臭気が問題化され、一般家庭、オフィス等においても、タバコの匂い等の問題の解決が要望されるようになってきた。 【0005】 さらに、一般家庭、オフィスビル、多数の人が集合する病院等の居住、執務空間においては、臭気に対して敏感に反応する人間が増えつつあるため、生活環境からのそれらの臭気を除去することが、今後の課題として残されている。 【0006】 この改善策として、室内にあって脱臭を行い、特に空気清浄機等の脱臭効果を高めると共に、インテリア性を向上しうる脱臭観葉植物を用いた空気清浄機が開発されている。 図3は、その脱臭観葉植物を用いた空気清浄機に係る脱臭装置を示す。ここにおいて、脱臭装置21は吸入口22、吹出口23を有し、鉢受け台24を備える。脱臭装置21のユニット内には、脱臭剤層、送風機等が内蔵されており、鉢受け台は吹出口の下部に設けられ、脱臭観葉植物25を取り付けるものである。 【0007】 しかしながらこの脱臭装置21は構造も複雑であり、大掛りな装置であるため、持ち運びが困難であり、設置場所について制限を受けるばかりでなく、高価となるものであった。 【特許文献1】特開平7−116229号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本願発明が解決しようとする問題点は、植木鉢自体の構造上に改良を施して、観葉植物の植木鉢に、脱臭装置を内蔵付設することによって、脱臭装置でありながら脱臭装置と感じさせず、観葉植物の植木鉢と認識させながら脱臭装置として機能させることができ、観葉植物の植木鉢としてのインテリア性を損なうことなく、設置位置に制限されず、また簡単に持ち運びもでき、安価に提供できる脱臭装置内蔵植木鉢を提供する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本願発明は、径の異なる内鉢と外鉢の周壁と消臭材受とにより形成される吸着剤充填用の環状空間と内鉢の内部の土壌を充填する内鉢内空間を有して二重鉢構造を上部に備え、二重鉢構造の下部で、外鉢の内方で内鉢の下方に、前記消臭材受の通孔を通じて環状空間と通じ、ベルマウスへの流動を許容する流入路と、ベルマウスから外鉢の排出口へと強制吸引・排出する強制吸引・排出装置及び強制吸引・排出装置を収容する収納室を備え、強制吸引・排出装置を作動することによって、外気を吸引し、前記環状空間に充填した吸着剤を通過させて脱臭し、吸引した脱臭空気を、外鉢の排出口を経て無臭風として排出可能とする強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢を提供する。 【0010】 また、本願発明は、強制吸引・排出装置が、外鉢の底に取り付けられるファンケーシングと、ファンケーシングの内部に配設されるモーターファン又はアウターローターモーターを含んだ組立体である強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢を提供する。 【0011】 さらに、本願発明は、外鉢の底にファンケーシングを取付け、ファンケーシングの内部にモーターファン又はアウターローターモーターを配設し、外鉢の内部において、前記ファンケーシングにベルマウス部材を載置し、ベルマウス部材にエアガイドを載置し、エアガイドに消臭材受を載置し、消臭材受にその中心孔を介して内鉢を載置して順に重畳載置して配設可能とし、載置された内鉢の排出口に、この排出口に達するドレーンパイプを外鉢の通孔から挿通接続して、内鉢の浮き上がりを防止し、外鉢の周面下方に一体のルーバーを形成する強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢や、消臭材受けネット及び内鉢を支持する鉢受、収納室を形成し鉢受を支持するベルマウス付き上部ファンケース及び上部ファンケースを支持する開口付き下部ファンケースがそれぞれ支持周壁を備える強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢をも提供する。 【発明の効果】 【0012】 本願発明の脱臭装置内蔵植木鉢は、植木鉢自体の構造に工夫を施して、植木鉢でありながら、脱臭装置であると感じさせないで、脱臭装置として機能させることができる。このため、植木鉢自体の構造において植木鉢内部のみに改良を施すものであって、特に大きな設備を必要とすることはなく、従来の装置に比較して、安価に製造して提供することができる。これにより、植木鉢を利用しながら脱臭装置の小型軽量化が図れるので、持ち運びが簡単で、運搬が容易であるので、容易に流通機構に乗せることが容易にでき、また、もちろん、観葉植物の植木鉢としてインテリア性を保ちつつ、脱臭装置内蔵植木鉢を安価に提供することができる利点がある。 【0013】 また、本願発明の強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢は、ファンケーシング内にモーターファン又はアウターローターモーターを設置し、下部ファンケース上にベルマウス付き上部ファンケースを載置してファンケーシングを構成し、上部ファンケースの上に鉢受けを載置して内鉢及び消臭材受けを支持すると共に内部に流通路を形成してエアガイドし、下部ファンケース、上部ファンケース、鉢受け、消臭材受、内鉢の各部材を順に重畳載置する作業のみで強制吸引・排出装置内設の二重構造の植木鉢の構造体部分を簡単に組立てることができる。 【0014】 上記の組立てられた強制吸引・排出装置内設の二重植木鉢の構造体において、内鉢の底部にドレーン孔が穿設されており、外鉢の通口から内鉢のドレーン孔に届くドレーンホースを挿入装着することによって、内鉢のドレーンを排出することができると共に、二重鉢構造の植木鉢における内鉢と外鉢の結合を確実にすることができる。これにより、内鉢の浮き上がりを簡単に防止することができる。 【0015】 上記の強制吸引・排出装置内設の二重植木鉢の構造体に対して、さらに、内鉢と外鉢の周壁と消臭材受とにより形成された環状空間に吸着剤を充填し、また、内鉢の内部に土壌を充填し、適宜観葉植物等を植え込むことによって、強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢を提供することができる。 【0016】 外鉢の周面下方に切り込みにより一体のルーバーを形成するものであるから、需要者の要望に応じて任意の風向に設定して製作することが容易にできる。ルーバーを折り曲げる折代を、上部、下部、右側叉は左側のいずれかに選択して採り、開口することによって、排出方向を変えることができる。曲げ加工を容易にするために、外鉢の形状を折代に沿って多角形とすることも可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 高さと内径が相互に異なり、しかし深さの同じとなる2種類の鉢と、また前記組み合わせでその小内径のものと比較して、深さが同じであるが内径の異なる2種類の鉢となるような大径の鉢を用意し、外鉢の底にファンケーシングを取付け、ファンケーシングの内部にモーターファン又はアウターローターモーターを配設し、外鉢の内部において、前記ファンケーシングの上にベルマウス部材を載置し、ベルマウス部材の上にエアガイドとしての通路を形成する鉢受けを載置し、さらに鉢受けの上に消臭材受を載置し、消臭材受の上に又は消臭材受の中心孔を通して鉢受けの上に内鉢を載置する。この場合、2種類の鉢を重ねて形成される環状空間と消臭材受とによって消臭材充填室が備えられ、また内鉢は観葉植物等を植え込むための土壌を充填する土壌充填室として形成される。これによれば、消臭材充填室、流入路、収納室、流出路が、外鉢内に、下部ファンケース、ベルマウス付き上部ファンケース、鉢受け、消臭材受け及び内鉢等の必要構成部品を、単純に積み重ねる単純な作業のみで簡単に組立てることができるので、組立て作業性に優れ、各構成部品それぞれの量産性に優れ、かつ保管管理が容易で安価な強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢を提供することができる。 【0018】 外鉢の底に取り付けられ、ファンケーシングの内部に配設される強制吸引・排出装置は、図示のように、アウターローターモーターを含んだ組立体とする外に、単純なモーターファンの組立体としたりすることも可能である。 【0019】 外気は、二重鉢上方に形成された環状空間の底部分となる消臭材受から、消臭材受の細孔を通じて、鉢受けの内部を通じ、さらに上部ファンケースのベルマウスを通じて、収納室下方に向けて絞り込む形状をなす流入路が形成され、ファンケースの収納室内のへと案内され、これによって通路内を気流が円滑に案内されるので、吸引時の騒音を抑制することができる。さらに、収容室の外周に形成される流出路を経て、外鉢に形成されたルーバーにより吹出し、ルーバーの噴出し方向を通行する人の足元に吹きかけるようにすれば、側を通行する人に清涼感を与えることができる。 【0020】 外鉢内に収容室を形成した箇所に、図示されてはいないが、モーターファン駆動用のソケット付き電源コードのための収納庫を形成すれば、コンパクトにまとめることもできる。 【0021】 外鉢、下部ファンケース、ベルマウス付き上部ファンケース、鉢受け、消臭材受け及び内鉢等の構成部品の材料については合成樹脂から製作され、合成樹脂成形品としてとしての脱型をよくし製作性を上げるため、好ましくはテーパーが付される。 【0022】 消臭材受は、粒状の臭気吸着分解材を保持すると共に、内鉢を載置支持する。臭気吸着剤及び内鉢の荷重を維持できる強度を有した構造とすることができる。メッシュの細かい金網にあっては補強構造が施される。エキスパンドメタル、パンチメタルにより製作することも可能である。このとき、単独で内鉢を支持できる構造である場合には、鉢受けの支持板を省略する構造とすることもできる。 【0023】 消臭材は、例えば「エフニカ」(商品名)などの臭気吸着分解する材料を使用するものであり、消臭材の使用によって、ペット、タバコ、その他気になる臭いを吸着して永続的に分解することができる。消臭材は、吸着分解作用を備えた材料でなくとも、通常の消臭作用をもつ材料であってもよい。この場合には、消臭機能が減少する時期を考慮して定期的に交換する必要がある。 【0024】 臭気吸着剤は粒状をなすものであるが、通過する空気との接触面積を大きくするため小粒にすることが好ましいが、通気性を良好にするには小粒にすることは却って妨げになり効率を阻害することになるので、使用環境によって必要な循環空気量によって適宜選択することになる。均一な粒子とすることもできるが、大小粒子を混合して使用することもできる。 【実施例1】 【0025】 図1には、本願発明に係る強制脱臭装置内蔵二重鉢の植木鉢の断面図が示される。図1において、二重構造の植木鉢の下部に収容室を備え、外気強制吸引・排出装置を内蔵し、上部の環状室に備え、消臭材を充填している。植木鉢Pは、基本的に上部に脱臭剤を充填した二重の鉢構造を有し、下部の収容室に強制吸引・排出装置を内蔵している。強制吸引・排出装置はファンケーシングに内設される。この例では、ファンケーシングは、外鉢の底に取り付けられる下部ファンケース8と、ベルマウス5a付き上部ファンケース5を重ねて形成され、シングファンケーシングの内部にアウターローターモーターを含んだ組立体が配設されている。通常のモーターファンを配設することもできる。 【0026】 二重構造の植木鉢Pは、径の異なる小径の内鉢1と大径の外鉢9を備え、外鉢は上方に開口9a、下方に底部9b、周壁にルーバー9c、排出口9d、通口9eを有し、内鉢1は鉢底を有すると共に周壁下方にドレーン孔1aを有する。内鉢1のドレーン孔1aと、外鉢9の通口9eの間にはドレーンホース3が挿通装着される。 【0027】 外鉢1に設置された鉢受け4の上に消臭材受3及び内鉢1を設置する。この場合、消臭材受3には内鉢1を挿通する中心穴が形成され、内鉢1は消臭材受3の中心穴を挿通して鉢受け4の支持版4bの上に支持される。支持強度が十分とれる場合には中心穴のない消臭材受3の上に内鉢を設置することも可能である。内鉢1と外鉢9の間及び消臭材受3によって形成される環状室には消臭材等の吸着剤11が充填され、また、内鉢1の内部には、図3に示すように、土壌12が充填され、観葉植物13が植えられる。 【0028】 次に組み立てについて述べる。 図1において、外鉢9の底に下部ファンケース8が、アウターローターモーター組立体6、ステータ7と共にとめねじ10等の締着手段により取付けられる。下部ファンケース8の上に上部ファンケース5が載置されファンケーシングを形成する。このファンケーシングとアウターローターモーター組立体6及びステータ7が、外気強制吸引・排出装置を構成する。 【0029】 消臭材受3の下方において、外鉢9の内部には、外鉢9の底部9bに取り付けた、下部ファンケース8の上にベルマウス5a付き上部ファンケース5が載置され、ファンケーシングを形成する。ベルマウス5a付き上部ファンケース5は周縁に円筒部が立設され、スペーサを構成している。ベルマウス5a付き上部ファンケース5の上に円錐台形状の鉢受け4が載置され、鉢受け4は、下方先端にベルマウス5bへと続く開口4aを有し、内周に放射方向の支持板4bが配設され、鉢受け4の上方には、円筒部が立設された上部ファンケース5の円筒部で支持される鍔4cを備えている。また、鉢受け4には、消臭材受からの気流を、環状空間から強制吸引・排出装置の中央に円滑に導くために円錐状の空間が形成されている。したがって、円錐台形状の鉢受け4の形状と支持板4b、さらに続くベルマウス5aの形状によって、それら各部材により形成される流通路によりエアガイドが創成され、鉢受け4内部は円錐状の空間からベルマウス5a付き上部ファンケース5の湾曲空間へと一連の気流案内を形成することになる。 【0030】 支持板4bの形状を、渦流が発生するように湾曲させることもできる。 上記において、さらに、鉢受け4の上に消臭材受3を載置する。図1において、鉢受け4の上にさらに内鉢1を受けて支持している。この場合、消臭材受3に形成した中心穴の内方に、鉢受け4の支持板4bの上縁が露出し、この露出した支持板4bの上縁に内鉢が載置される。消臭材受3は中心穴が必須ではなく、鉢受け4の支持板4bの上縁に中心穴にない消臭材受を載置し、この中心穴のない消臭材受3の上に内鉢1を載置することもできる。 【0031】 以上説明したように、外鉢9の内部において、外鉢9の底部に、下部ファンケース8及びモーターファン又はアウターローターモーター組立体6、ステータ7を取り付け、下部ファンケース8の上に、順に、ベルマウス5a付き上部ファンケース5、鉢受け4、消臭材受3、内鉢1の各部材を重畳載置すれば、強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢を簡単に組立てることができる。 【0032】 なお、鉢受け4又は消臭材受3に載置された内鉢1において、そのドレーン口1aに、このドレーン口1aに達するドレーンホース2を外鉢9の外表面に穿設した通孔9eを介して挿入して嵌合し接続すると、外鉢9に挿入拘束されたドレーンホース2に内鉢1が嵌合しているので、内鉢1の浮き上がりが防止される。なお、ドレーンホース2は、植え込まれた観葉植物13等への鑓水の余剰分を内鉢1から排出するための排出管である。 【0033】 強制脱臭装置内蔵二重鉢構造の植木鉢において、その外鉢9から無臭気体を排出するために、外鉢9の周面下方に、コ字状の切り込みを入れてコ字状の切り込みを開き、接続部分を外側に折り曲げることによって、排出口9dを形成し、外鉢9と一体のルーバー9cを形成する。コ字状の切り込みの入れ方については、例えば、図1に示すように、下側を残してコ字状の切り込みを入れ、上方を開くと上方への風向を与えることができる。この場合、外鉢9の形状は、折り曲げ加工を容易にするため多角形とされる。また、左側を残してコ字状の切込みをいれ右方を開くと右方向への風向を与えることができる。 【0034】 外鉢9周壁の内部には、図示されてはいないが、ステータ7、アウターローターモーター組立体6駆動用又はモーターファン駆動用のソケット付き電源コードが、収納可能に組立てられる。 以上、本願発明に係る強制脱臭装置内蔵2重鉢構造の植木鉢によれば、外鉢9の内部上方に外鉢9、内鉢1及び消臭材受3によって形成された環状空間に消臭材11が充填され、外鉢9の内部下方に、前記消臭材11と通じる流入路、ベルマウス5aを介して吸引し、下部ファンケースの開口8b、外鉢9の排出口9aを介して排出するための強制吸引・排出装置を収容室に収容しているので、ステータ7、アウターローターモーター組立体6又はモーターファンを駆動することによって、環状空間に充填した吸着剤11を通過させて外気Lを脱臭し、外気強制吸引・排出装置へと吸引導入し、吸引した脱臭空気L0を、開口8b、排出口9aの流出路を経て外鉢9の周壁から無臭風として強制排出される。 【実施例2】 【0035】 本願発明の脱臭装置内蔵植木鉢Pは、土壌12及び吸着剤11等を充填おらずして、また観葉植物13などを植え込んでいない、土壌12、吸着剤11、及び観葉植物13を別途包装ないし別売り品として商品化したもの、また、吸着剤11のみを充填して組み合わせた製品としたもの、さらに、吸着剤11等を充填すると共に、土壌12を充填し且つ観葉植物13を植え込んだ完全なる植木鉢として商品化したものなど、種々組み合わせて販売することが可能である。 【0036】 この実施例では、吸着剤を充填し、且つ土壌と共に観葉植物植え込んだ脱臭装置内蔵植木鉢として商品化した場合ついて説明する。 図2には、上記した内鉢2内に詰め込まれた土壌11に観葉植物12など植え込んだ強制脱臭装置内 蔵の二重鉢構造の植木鉢を示す。 【0037】 この実施例において、所望の場所に配置された脱臭装置内蔵植木鉢において、ステータ7、アウターローターモーター組立体6の電源を入れて稼動する。脱臭装置内蔵植木鉢の周囲の空間にある空気Lは、外鉢9と内鉢1及び消臭材受3により形成された室に充填の消臭材11を通過し、消臭材受3の細孔3aを通過し、鉢受け4内部の流入路、ベルマウス5a、環状空間6d、羽根6cを経て、さらに、開口8b、排出口9aの流出路を経て外鉢9の周壁から無臭風L0として強制排出される。 【0038】 外部の空気Lは、アウターローターモーター組立体6によって吸引され、消臭材11を通過するうちに、外部の空気Lに悪臭を含んでいた場合には、この消臭材11によって前記悪臭が吸着され無臭空気L0となって強制的に放出される。 【0039】 本願発明の強制脱臭装置内蔵2重鉢構造の植木鉢は、外鉢9の上部内周及び下方内部に設けた空間を利用して脱臭装置を設置する構造としたので、観葉植物の植木鉢でありながら、消臭装置であると感じさせないで、消臭装置として消臭ないし脱臭機能させることができ、また、観葉植物等の植木鉢の体裁を整えた製品であるからインテリア性を損なうことがなく、脱臭装置を内蔵した植木鉢として簡単に組立てることができ、持ち運びも簡単にでき、リース商品として安価に提供することができる。 【産業上の利用可能性】 【0040】 本願発明は、病院、オフィス、一般家庭での室内鑑賞用などの植木鉢としての用途について、上記に説明したが、内鉢を単なる小物入れとして、例えば下駄箱の靴磨き部品入れ、トイレットペーパー入れとしても適用することもできる。この例では、ドレーンパイプは不要である。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本願発明に係る脱臭装置内蔵植木鉢について、上部に脱臭剤を充填した二重の鉢構造を有し、下部の収容室にモーターファンを内蔵した構造体として示した概要図である。 【図2】図1に示した脱臭装置内蔵植木鉢の分解図である。 【図3】本願発明を観葉植物の植木鉢として使用した実施例を示す概要図である。 【図4】従来の脱臭観葉植物を用いた空気清浄機を示す図である。 【符号の説明】 【0042】 1 内鉢 1a ドレン孔 2 ドレーンホース 3 消臭材受 3a 通口 4 鉢受 4a 開口 4b 支持板 4c 鍔 5 上部ファンケース 5a ベルマウス 5b 通口 6 アウターローターモータ組立体 6a 上板 6b 底板 6c 羽根 6d 環状空間 7 ステータ 8 下部ファンケース 8a 底部 8b 開口 9 外鉢 9a 開口 9b 底部 9c ルーバー 9d 排出口 9e 通口 10 止めねじ 11 臭気吸着材 12 土壌 13 観葉植物 L 外部空気 L0 脱臭空気 21 脱臭装置 22 吸入口 23 吹出口 24 鉢受け台 25 脱臭観葉植物
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| 【出願人】 |
【識別番号】500092893 【氏名又は名称】角屋 信治
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| 【出願日】 |
平成16年7月1日(2004.7.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100113848 【弁理士】 【氏名又は名称】弓田 昌弘
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| 【公開番号】 |
特開2006−14663(P2006−14663A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月19日(2006.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願2004−195906(P2004−195906) |
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