| 【発明の名称】 |
脱穀機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小松 正寛 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】コンバインやハーベスタ等に搭載される脱穀機の送風ファンと、この送風ファンを覆うファンケースの組付けやメンテナンス作業の容易化と、当該送風ファンによる脱穀機内への安定した選別風の供給を図る。
【解決手段】脱穀機11の機枠11b,11bに送風ファン17を着脱可能に軸支し、該送風ファン17の半分を脱穀機11の側壁11a,11a内に入り込ませる共に、当該送風ファン17の他半分を覆うファンケース32の左右両端に、ベルマウス状の内周縁34aを備える吸風口Bを形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扱室(13)で脱穀した脱穀物を、扱室(13)の下方に設けた揺動選別体(16)と送風ファン(17)により選別する脱穀機(11)において、該脱穀機(11)の機枠(11b,11b)に送風ファン(17)を着脱可能に軸支し、該送風ファン(17)の半分を脱穀機(11)の側壁(11a,11a)内に入り込ませる共に、当該送風ファン(17)の他半分を覆うファンケース(32)の左右両端に、ベルマウス状の内周縁(34a)を備える吸風口(B)を形成したことを特徴とする脱穀機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインやハーベスタ等に搭載される脱穀機の送風ファン(唐箕ファン)を覆うファンケースの構造に関する 【背景技術】 【0002】 従来、コンバインに搭載される脱穀機の送風ファンは、4枚程度の羽根板を放射状に回転軸に固定した唐箕方式のファンを採用している。そして、送風ファンを覆うファンケースの左右両側を、脱穀機の側壁に設けた送風ファンの回転外径よりも大きな四角形のファン挿入孔で形成し、このファン挿入孔から送風ファンを挿脱可能に構成して、送風ファンの組付けやメンテナンス作業を行うことができるように構成すると共に、前記ファン挿入孔から送風ファンを挿入して左右の軸受板に軸支した後、あたかも円形のベルマウスを4分割した形状を有する吸風板でファン挿入孔の四隅を塞ぐことによって、当該ファン挿入孔よりも小径な吸風口を形成し、以って送風ファンの回転時における吸風口から送風ファン中心部に向けての外気の吸引を円滑に行なうとともに、前記羽根板の両外周部分を閉塞して送風の漏れ出しを防止するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開平11−262326号公報(第2−3頁、図2−図4) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、上述した従来のものでは、送風ファンを覆うファンケースの左右両側を、脱穀機の側壁に設けた送風ファンの回転外径よりも大きな四角形のファン挿入孔で形成しなければならず、更にこのファン挿入孔の四隅を塞ぐための4分割された吸風板も必要であることからコスト高となり、また送風ファンの組付けやメンテナンス作業において、ファン挿入孔から送風ファンを挿脱する際には、当該送風ファンを軸支する左右の軸受板や4分割された吸風板を着脱しなければならないので面倒であった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、扱室で脱穀した脱穀物を、扱室の下方に設けた揺動選別体と送風ファンにより選別する脱穀機において、該脱穀機の機枠に送風ファンを着脱可能に軸支し、該送風ファンの半分を脱穀機の側壁内に入り込ませる共に、当該送風ファンの他半分を覆うファンケースの左右両端に、ベルマウス状の内周縁を備える吸風口を形成したことを特徴としている。 【発明の効果】 【0005】 本発明によれば、脱穀機の機枠に送風ファンを着脱可能に軸支し、該送風ファンの半分を脱穀機の側壁内に入り込ませることによって、脱穀機の側壁に従来のような送風ファンの挿入孔を形成しなくて済み、また送風ファンの組付けやメンテナンス作業を行う時、当該送風ファンを脱穀機の前方側から容易に着脱することができるので、脱穀機の製作コストの低減と送風ファンの組付けやメンテナンス作業の作業性の向上が図れる。 【0006】 更に、送風ファンの他半分を覆うファンケースの左右両端に、ベルマウス状の内周縁を備える吸風口を形成したので、この吸風口から送風ファンの中心部に向けて吸引された選別風の一部が、当該吸風口から再び漏れ出すことを前記ベルマウス状の内周縁によって防止することができ、脱穀機内への安定した選別風の供給がなされるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、コンバインやハーベスタ等に搭載される脱穀機11の側面図であって、この脱穀機11は、フィードチェン12によって穀稈の株元側を挟持しながら、扱室13内において回転駆動する扱胴14で穀稈の穂先部を脱穀すると共に、その下方の受網15を漏下した脱穀物を一番物・二番物・排ワラ屑等に選別する揺動選別体16を、当該脱穀機11の左右の側壁11a,11a間に前後揺動可能に支持している。 【0008】 そして、揺動選別体16の下方には、送風ファン17、一番流板等からなる選別風路18を形成してあり、前後揺動する揺動選別体16に向く下方からの選別風Aによって一番物を風選すると共にストローラック19上の二番物を風選し、このストローラック19で選別分離した夾雑物を機外へ放出するように構成している。 【0009】 尚、一番樋21に落下した一番物(穀粒)は、図示しない揚穀筒を介して穀粒タンクに揚上搬送されると共に、二番樋22に落下した二番物は、この二番樋22の移送終端に併設したスロワー23によって揺動選別体16上に還元されるようになっている。 【0010】 次に、上述した送風ファン17について説明する。送風ファン17は、図2に示すように、回転軸25に支持アーム26を介して放射状に等間隔の3枚の羽根板27を固設すると共に、当該回転軸25の左右両端部を脱穀機11の左右の機枠11b,11bにホルダ28を介して着脱可能に軸支している。 【0011】 そして、送風ファン17の半分(後側)を、脱穀機11の左右の側壁11a,11a内に入り込ませる共に、当該送風ファン17の他半分(前側)を覆う側面視で半円弧状のファンケース32を、脱穀機11の左右の機枠11b,11bに螺設できるように構成している。 【0012】 更に詳しくは、ファンケース32は、図3及び図4に示すように、側面視で半円弧状且つ脱穀機11と略同幅に形成した本ケース32aを備え、この本ケース32aの左右両端の内周側に、脱穀機11の左右の機枠11b,11bへの取付部33a,33bを設けた側面視でCの字状の鍔部33を固設すると共に、送風ファン17の回転外径よりも縮径するベルマウス状の内周縁34aを備えたCの字状の縁部材34を、前記鍔部33に複数のリベット35を用いて鋲着している。 【0013】 即ち、上述した構成によれば、脱穀機11の左右の機枠11b,11bに螺設したファンケース32の左右両端に、ベルマウス状の内周縁34aを備える半円状の吸風口Bが形成されるので、従来のように脱穀機11の側壁11a,11aに送風ファン17を挿入するための挿入孔を形成しなくて済み、また送風ファン17の組付けやメンテナンス作業を行う時、当該送風ファン17を脱穀機11の前方側から容易に着脱することができるので、脱穀機11の製作コストの低減と送風ファン17の組付けやメンテナンス作業における作業性の向上が図れる。 【0014】 更に、送風ファン17の前側半分を覆うファンケース32の左右両端に、ベルマウス状の内周縁34aを備える吸風口Bを形成したことによって、この吸風口Bから送風ファン17の中心部に向けて吸引された選別風の一部が脱穀機11の選別風路18に入る直前、即ち図1に示す吸風口BのK部近傍から再び漏れ出すことを、前記ベルマウス状の内周縁34aによって防止することができ、脱穀機11内への安定した選別風の供給がなされるようになる。 【0015】 尚、半円状の吸風口Bから送風ファン17の中心部に向けて吸引された選別風の一部が、上述の如く吸風口BのK部近傍から再び漏れ出すと、選別風路18に供給される選別風Aの風量が減少して選別性能が低下するので、図5に示すように、当該吸風口BのK部に対応する半円状の吸風口Bの下側半分に、ベルマウス状の内周縁34aを備えた縁部材34をリベット35を用いて鋲設することによってファンケース32を構成してもよい。 【0016】 ところで、図6にコンバイン41に搭載した脱穀機11を示すが、当該コンバイン41の前処理部42で刈取った穀稈を、掻込搬送装置や扱深搬送装置等の穀稈搬送装置43から受継して脱穀機11の扱室に供給するフイードチェン12は、その上部に該フイードチェン44と穀稈の株元側を挟持するレールガイド45を備えている。 【0017】 しかし、レールガイド45の先端は前方に突出しており、特に圃場の枕地等でコンバイン41を停車させて作業者が穀稈をフイードチェン12へ投入しながら脱穀処理する手扱ぎ作業においては、当該レールガイド45の先端に乗り上げた穀稈が他の穀稈と共に扱室に引き込まれ、これらの穀稈が扱胴に巻き付いての動力損失や切れ藁による受網の詰り等が発生するといった不具合を有していた。 【0018】 そこで、図7及び図8に示すように、脱穀機11の上部カバー46の前端46aを円弧状に突出させると共に、側面視でL字状に屈曲形成したガイドプレート47をレールガイド45の先端に固設し、更にその先端部47aを脱穀機11の側面カバー48の前側と側面視で重合させることによって、当該レールガイド45の先端に穀稈が乗り上げないように構成している。 【0019】 また、図9から図11に示すように、円弧状に突出させた脱穀機11の上部カバー46の前端46aよりも脱穀機11の側面カバー48の前端部48aを後退させた形状とし、この後退させた側面カバー48の前端部48aに向けて、レールガイド45の先端に固設すると共に側面視でL字状に屈曲形成したガイドプレート47の先端部47aを延出し、更に当該ガイドプレート47の先端部47a側面と脱穀機11の上部カバー46側面との間隔Eが狭くなるように近接配置することによって、レールガイド45の先端に穀稈が乗り上げないような構成にしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】脱穀機の側面図。 【図2】送風ファンの取り付け構成を示す斜視図。 【図3】ファンケースの側面図及び背面図(第1実施例)。 【図4】送風ファンとファンケースの構成を平断面図。 【図5】ファンケースの側面図及び背面図(第2実施例)。 【図6】コンバインの斜視図。 【図7】レールガイドの先端部の構造を示す斜視図(第1実施例)。 【図8】レールガイドの先端部の構造を示す側断面図(第1実施例)。 【図9】レールガイドの先端部の構造を示す斜視図(第2実施例)。 【図10】レールガイドの先端部の構造を示す側面図(第2実施例)。 【図11】図10におけるD矢視図。 【符号の説明】 【0021】 11 脱穀機 11a 側壁 11b 機枠 13 扱室 16 揺動選別体 17 送風ファン 32 ファンケース 34a ベルマウス状の内周縁 B 吸風口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成17年4月28日(2005.4.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−304672(P2006−304672A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月9日(2006.11.9) |
| 【出願番号】 |
特願2005−130682(P2005−130682) |
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