| 【発明の名称】 |
脱穀装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】泉 浩二 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】土居原 純二 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】水本 武 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
|
| 【要約】 |
【課題】排塵処理を充分に行なうことができると共に機外に排塵されるロスを低減することができるものとして脱穀処理能力を高める。
【解決手段】排塵処理室(3)の始端部を連通口(20)を介して扱室(1)と連通させ、排塵処理胴(21)の始端部に設けた掻込螺旋(22)を連通口(20)に臨ませて、被処理物を排塵処理胴(21)によって揺動選別棚(2)の選別移送方向と同じ方向に移送しながら処理できるように構成する。また、排塵処理室(3)の下側に移送室(5)を設けて、排塵処理室(3)から漏下した被処理物を揺動選別棚(2)の選別移送方向とは逆の方向に移送して揺動選別棚(2)上に排出できるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扱胴(9)を内装する扱室(1)の後部に連通口(20)を開口し、排塵処理胴(21)を内装する排塵処理室(3)の始端部を前記連通口(20)を介して扱室(1)と連通させると共に排塵処理胴(21)の始端部に設けた掻込螺旋(22)を連通口(20)に臨ませて、該連通口(20)を介して扱室(1)から排塵処理室(3)へ受け継いだ被処理物を、該排塵処理室(3)に内装する排塵処理胴(21)によって揺動選別棚(2)の選別移送方向と同じ方向に移送しながら処理できるように構成する一方、該排塵処理室(3)の下側に移送室(5)を設けて、排塵処理室(3)から漏下した被処理物を前記揺動選別棚(2)の選別移送方向とは逆の方向に移送して揺動選別棚(2)上に排出できるように構成したことを特徴とする脱穀装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、脱穀装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から脱穀装置は、扱室の一側に沿わせた二番処理室と、その後方に排塵処理室とを設けて構成している。そして、扱室の排塵物は、選別室に排塵されたものを除いて、扱室の後部から排塵処理室に受け継がれて排塵処理される構成としている。そして、排塵処理室は、機体後部の吸引排塵機に近い位置に排塵口が設けられ、処理後の排塵物をその排塵口から揺動選別棚上に排塵する構成としている。そして、二番処理室は、選別室で風選作用と揺動作用により選別分離され、二番移送螺旋で集められて二番揚穀装置を介して還元された二番物を、二番処理する構成としている。 【特許文献1】特開平8−289659号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述のように、従来の脱穀装置は、排塵処理室の排塵口が、機体後部の吸引排塵機に近い位置に設けられ、処理後の排塵物をその排塵口から揺動選別棚上に排塵する構成となっていた。したがって、排塵物は、排塵処理室の後半部分で排塵物から分離された穀粒もその排塵口から揺動選別棚上に排塵され、吸引排塵機にそのまま吸引されて機外に排塵される機外ロスが発生する課題があった。 【0004】 又、従来の二番処理室は、二番処理作用が不充分な場合が多く、問題点となっていた。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずる。 すなわち、扱胴(9)を内装する扱室(1)の後部に連通口(20)を開口し、排塵処理胴(21)を内装する排塵処理室(3)の始端部を前記連通口(20)を介して扱室(1)と連通させると共に排塵処理胴(21)の始端部に設けた掻込螺旋(22)を連通口(20)に臨ませて、該連通口(20)を介して扱室(1)から排塵処理室(3)へ受け継いだ被処理物を、該排塵処理室(3)に内装する排塵処理胴(21)によって揺動選別棚(2)の選別移送方向と同じ方向に移送しながら処理できるように構成する一方、該排塵処理室(3)の下側に移送室(5)を設けて、排塵処理室(3)から漏下した被処理物を前記揺動選別棚(2)の選別移送方向とは逆の方向に移送して揺動選別棚(2)上に排出できるように構成したことを特徴とする脱穀装置としたものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明によると、排塵処理室3から漏下した被処理物を揺動選別棚2の選別移送方向とは逆の方向に移送して揺動選別棚2上に排出することができるため、従来型の課題を解消して被処理物の処理を充分に行なうことができるようにすると共に穀粒が機外に排出されるロスを低減することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 まず、脱穀装置8は、図1の破断した側面図および図4の平面視で内部構成が解るように、扱胴9を内装軸架した扱室1を上側に配置し、その下側には揺動可能に架設した揺動選別棚2を設け、更に、その下方には選別方向の上手側から順に、圧風唐箕10と、一番移送螺旋11と、二番移送螺旋12とを配置した選別室13を設けて構成している。 【0008】 そして、扱室1は、図1に示すように、入口側板14に穀稈供給口15を開口し、出口側板16には図示は省略したが、穀稈排出口を開口して脱穀後の排藁を室外に送り出す構成としている。そして、フィ−ドチエン17は、上記扱室1の穀稈供給口15から穀稈排出口に至る間に開口した扱口18(図4参照)に沿わせて設け、穀稈の株元を挟持して穂先部を扱室1に挿入した状態で搬送する構成としている。 【0009】 そして、扱室1は、図4に示すように、終端部の底部に複数の排塵口19を配列し、背後の位置には後述する第一排塵処理室(排塵処理室)3へ排塵物を供給する連通口20を開口して設け、扱室1内で扱胴9によって持ち回られてきた排塵物を下側の選別室13と側方の第一排塵処理室3とに排塵する構成としている。 【0010】 そして、第一排塵処理室3は、図1および図4に示すように、始端部に前述した連通口20を設けて扱室1と連通し、その扱室1より後方に延長して設け、排塵処理胴21を内装軸架して排塵処理を行なうように構成している。なお、排塵処理胴21は、始端部に掻込螺旋22を設けて連通口20に臨ませ中間部分から後部の外周面には処理刃23を設けて構成している。 【0011】 そして、第二排塵処理室(移送室)5は、図1および図3に示すように、上記第一排塵処理室3の下側に配置しており、その第一排塵処理室3とは漏下部材(濾過部材)4によって仕切り、排塵物が漏下する構成としている。そして、第二排塵処理室5は、処理螺旋胴(螺旋)24を内装軸架して設け、上側の排塵室3から漏下してきた排塵物を選別方向の上手側(揺動選別棚2の選別移送方向の逆方向)に処理しながら移送して、上手側に排塵口25を開口して揺動選別棚2上に排塵する構成としている。 【0012】 そして、漏下部材4は、実施例の場合、図1および図3に示すように、目合いの大きい漏下枠としているが、大き目の漏下網にすることもできる。 以上述べたように、第一排塵処理室3は、扱室1から受け継いだ排塵物を、揺動選別棚2の選別移送方向と同じ方向に移送しながら排塵処理する構成とし、第二排塵処理室5は、第一排塵処理室3から漏下した排塵物を、前記揺動選別棚2の選別移送方向と逆の方向に移送して排塵口25から揺動選別棚2上に排塵する構成としている。 【0013】 つぎに、二番処理室6は、図1および図4に示すように、扱室1の背後(一側)に沿わせて設け、二番処理胴26を内装軸架して構成している。そして、二番揚穀筒27は、選別室13において二番移送螺旋12が集めた二番物を、揚穀して二番処理室6に還元する構成としている。そして、第二二番処理室(二番処理室)7は、図1および図2に示すように、上記二番処理室6の下方に選別網28を介して第二処理螺旋胴(二番処理胴)29を軸架して設け、二番処理室6で処理した二番物を受け継いで再処理する構成としている。 【0014】 そして、伝動ギヤケ−ス30は、図1および図4に示すように、二番処理胴26と第二処理螺旋胴29との間に設けて伝動可能に構成しており、排塵処理胴21と処理螺旋胴24とが一体に伝動される構成となっている。 【0015】 そして、揺動選別棚2は、図1に示すように、選別方向の始端部側から移送棚31、チャフシ−ブ32、ストロ−ラック33の順に配置し、一体的に構成している。そして、吸引排塵機34は、図1および図4に示すように、ストロ−ラック33の一側方の機体側板に装備して、選別室13後部(選別排塵部)の塵埃を吸塵して機外に排塵する構成としている。 【0016】 つぎにその作用について説明する。 まず、エンジンを始動して脱穀装置8に回転動力を伝動して回転各部を駆動しながら作業の準備をする。そして、刈取後の穀稈を供給すると、穀稈は、株元がフィ−ドチエン17に挟持されて搬送が開始され、穂先側が入口側板14の穀稈供給口15から扱室1内に供給される。このようにして、連続的に供給されてくる穀稈は、扱室1において回転している扱胴9によって脱穀作用を受け選別網から下方の選別室13に漏下して揺動選別棚2に達して選別される。 【0017】 一方、扱室1内で扱胴9に持ち回られながら脱粒作用を受けて排塵方向に移動したカギ又や穂切れ、長めの藁屑の混入する排塵物は、終端部分の排塵口19から下側の選別室13に排塵され、残りの主としてカギ又や長めの藁屑等が多く混入したものが連通口20を経て掻込螺旋22によって掻き込まれ、第一排塵処理室3に受け継がれる。 【0018】 このようにして、扱室1から連続的に受け継がれてきた排塵物は、第一排塵処理室3内において、回転している排塵処理胴21の処理刃23によって脱粒処理作用を受けながら下手側(揺動選別棚2の選別移送方向と同じ方向)に移送される。そして、排塵物は、底面の漏下部材4を順次漏下して下側の第二排塵処理室5に達し、今度は、第一排塵処理室とは逆の方向に移送している処理螺旋胴24の作用を受けて上手側に移送される。このとき、第二排塵処理室5内の排塵物は、移送作用と同時に再度処理を受けながら上手側の排塵口25に達して揺動選別棚2上に排塵される(図3参照)。 【0019】 以上の如く、排塵物は、第一排塵処理室3の後半部分で排塵処理胴21の作用により排塵物から脱粒、分離された穀粒も、直ぐに揺動選別棚2上に排塵されることなく、漏下部材4から漏下されて下側の第二排塵処理室5に受け継がれて逆の方向に移送される。そして、これらの穀粒は、吸引排塵機34から遠く離れた位置で揺動選別棚2上に排塵されることになる。このように、本発明は、吸引排塵機34に直接飛び込み易い位置への排塵をなくして、上手側に移送して排塵するから、揺動選別棚2上で充分に選別分離した穀粒を含まない排塵物が機外に排塵され、機外ロスを著しく低減することができた。 【0020】 このように、選別室13における被選別物は、揺動選別棚2の揺動作用と、圧風唐箕10の選別風とによって選別され、一番物、二番物、排塵物に選別分離されて、一番物は、一番移送螺旋11に集められて機外(図外のグレンタンク)に収穫され、二番物は、二番移送螺旋12から二番揚穀筒27を経て二番処理室6に還元される。 【0021】 このようにして、二番処理室6に還元された二番物は、二番処理胴26で再度脱粒処理を受けながら選別網28を漏下して第二二番処理室7に達し、更に処理を受けることになる。そして、第二二番処理室7に受け継がれた二番物は、第二処理螺旋胴29によって充分に処理されて再度選別棚2上に排出される。 【0022】 以上のように、二番処理作用は、二段階の処理を可能として従来に比較して処理力が高くなり、処理作用を徹底することができた特徴を有するものとなった。 別実施例1 つぎに、図5および図6に基づいて別実施例1を説明する。 【0023】 別実施例1は、吸引排塵機40に関し、穀粒の機外ロスを少なくして確実な排塵作用ができる装置を作り出さんとするものである。 まず、完全吸引型の脱穀装置において、吸塵ファン41は、図5および図6に示すように、その中心にあるファン軸42を、内側機枠に設けている吸気口43の仮想中心aから前方、下方位置に離して軸受し、伝動可能に構成している。そして、排塵処理室44の排塵口45は、対向側にある前記吸気口43の仮想中心位置の近傍に後端部を位置させて構成している。46はストロ−ラックである。 【0024】 一般に、吸塵ファン41は、中心部分の吸引力がその周辺に比較して弱いことが知られている。したがって、別実施例1は、上記構成によって排塵処理室44の排塵口45からストロ−ラック46上に排塵されてきた穀粒を直接吸引することがきわめて少なく、しかも、塵埃を確実に吸引できる特徴がある。 【0025】 更に、別実施例1は、中心のファン軸42を機体の前側にずらせているから、必然的にコンパクト構成になる利点がある。しかも、吸引排塵機40は、吸気口4が後方で上方に寄る構成となるから、前述のとおり機外ロスを少なくするものでありながら、藁屑等は確実に吸引することができる特徴がある。 【0026】 別実施例2 つぎに、図7および図8に基づいて別実施例2を説明する。 別実施例2は、脱穀装置の機体側板50に対して脱穀ケ−シング51を接着する取付方法に関し、従来型の課題を解消して接着した角部から塵埃の侵入を防止し、内側から埃が吹き出す等の問題が発生しない構成にしたものである。 【0027】 まず、従来の構成は、図8に示すように、ケ−シングaの端部をR状に折り曲げて接着部bを形成し、その接着部bを機体側板cにねじdで締め付け固着するものである。したがって、塵埃や埃は、機体側板cと接着部bとの間を通って吹き出したり、その間に詰まる等の課題があった。 【0028】 それに対して、別実施例2は、図7に示すように、別部材に形成したR形状の接着部材52と脱穀ケ−シング51とを溶接によって接合して一体に構成する。この場合、脱穀ケ−シング51は、図7で解るように、その端縁51aを、接着部材52の接着面52aより機体側板50側に突出させて、上記のとおり溶接により接合している。そして、脱穀ケ−シング51は、機体側板50に接着部材52をねじ53によって締め付け固定する。 【0029】 以上述べたように構成すると、別実施例2は、完成した接合状態において、機体側板50の側面に脱穀ケ−シング51の端縁51aが隙間のない状態に接着している。したがって、別実施例2は、従来型の課題を解消し、脱穀ケ−シング51と機体側板50との接合部分から塵埃や埃が侵入したり、漏れ出たりすることがなく、又、この部分に塵埃が詰まることもない脱穀装置を提供することができた。 【0030】 別実施例3 つぎに、図9および図10に基づいて別実施例3を説明する。 別実施例3は、グレンタンク55の穀粒排出装置とその制御装置に関するものである。 【0031】 まず、グレンタンク55は、図10に示すように、図外の脱穀装置から脱穀・選別後の籾(穀粒)を一番揚穀筒56で揚穀して供給し、満杯に達するまで貯留する構成としている。そして、籾量センサ57は、超音波を利用した発信器と受信器とからなっており、グレンタンク55の天井面に設けて、籾面に照射してその高さ(貯留穀粒量)を計測し、情報を後述するコントロ−ラ58に入力する構成としている。 【0032】 そして、排出螺旋59は、グレンタンク55の底部にタンクの長手方向に軸装し、図示は省略したが、排出クラッチ(排出レバ−)の入り操作によってエンジンから伝動できる構成とし、タンク上部の穀粒排出オ−ガ60に接続して穀粒の機外排出ができる構成としている。 【0033】 つぎに、螺旋覆板61は、図10に示すように、屋根状に形成して排出螺旋59の上側に螺旋軸に沿わせてタンクの前後側板に固定し、螺旋59の回転方向に対して取込み側開口62と跳ね上げ側開口63を開口して構成している。そして、排出量調整シャッタ−64、64’は、上記取込み側開口62と跳ね上げ側開口63とにそれぞれ摺動開閉調整自由に装備し、後述するコントロ−ラ58から出力する制御信号に基づいて開閉制御される構成としている。この場合、排出量調整シャッタ−64、64’は、実施例の構成では、主として取込み側開口62が開閉して排出量を調整し、跳ね上げ側開口63を閉じた状態に保っている。そして、排出量調整シャッタ−64、64’を制御するアクチュエ−タ65は、制御モ−タを利用している。 【0034】 つぎに、コントロ−ラ58は、図9に示すように、入力側に籾量センサ57を接続し、出力側に制御モ−タ65を接続して、排出レバ−の入り操作で自動スイッチがONする構成としている。そして、コントロ−ラ11は、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモリを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部であって、算術、論理および比較演算等を行なう構成となっている。そして、コントロ−ラ58は、前記籾量センサ57から入力される情報に基づいて時間あたりの籾排出量を算出して、制御モ−タ65に制御信号を出力して排出量調整シャッタ−64、64’の開度を制御する構成としている。 【0035】 実施例の場合、排出量調整シャッタ−64、64’は、籾排出作業の直前まで取込み側開口62と跳ね上げ側開口63を閉めており(作業終了後自動的に閉まる。)、排出螺旋59が始動された後、所定時間が経過してから開き制御が開始される構成としている。したがって、排出螺旋59は、作業初期の詰まり等の不具合を未然に防止して、適確な籾排出ができる。 【0036】 別実施例3は、以上述べたように構成しているから、籾量を正確に検出することが可能であって、それに基づいて時間単位で排出量を算出して排出量調整シャッタ−64、64’の開度制御ができる特徴がある。 【0037】 別実施例4 つぎに、図11乃至図13に基づいて別実施例4を説明する。 別実施例4は、排塵処理室71内の排塵量に基づいて選別制御を行なう構成に関するものである。 【0038】 まず、排塵センサ70は、排塵処理室71の前部位置上方に接触式のセンサを設けて、室内を持ち回られる排塵量を検出する構成としている。72は処理胴である。 そして、チャフシ−ブ73は、図12に示すように、選別板74、74’、74”を所定間隔ごとに配置して、相互間の選別間隔を調節する構成としている。なお、チャフシ−ブ73の選別間隔の調節機構は、図示を省略しているが、シ−ブ制御モ−タ75によって制御調節される構成としている。 【0039】 そして、圧風唐箕76は、両側の吸気口77の上下に風量調節板78、78’を設けて吸気風量を調節可能に構成し、選別室79に供給する選別風量を調節する構成としている。そして、風量調節板78、78’は、唐箕制御モ−タ80によって開閉制御される構成としている。 【0040】 つぎに、コントロ−ラ81は、入力側に排塵センサ70を接続して設け、出力側にシ−ブ制御モ−タ75と唐箕制御モ−タ80とをそれぞれ接続して構成している。 以上のように構成した別実施例4において、脱穀作業を開始すると、排塵センサ70は、排塵処理室71内を処理胴72によって処理を受けながら持ち回られている排塵物の量を検出してコントロ−ラ81に入力する。すると、コントロ−ラ81は、入力された検出情報を、予め記憶させている基準値に比較しながら演算してシ−ブ制御モ−タ75と唐箕制御センサ80とにそれぞれ制御信号を出力してチャフシ−ブ73の選別間隔と圧風唐箕76の選別風量とを制御調節する。 【0041】 実施例の場合、コントロ−ラ81は、排塵量が基準値に比較して多いときには、選別板74、74’、74”を閉じ側に制御して選別間隔を狭くし漏下量を減らし、選別風量を多くして選別効率を上げ、排塵作用を促進する制御を行なうことになる。 【0042】 別実施例5 つぎに、図14乃至図16に基づいて別実施例5を説明する。 まず、排塵処理室85は、排塵処理胴86が内装軸架され、扱室の終端部から受け継いだ排塵物を処理する構成としている。そして、実施例の排塵処理室85は、前半部分を脱粒処理を主体とする脱粒処理室85aに形成し、後半部分を排出処理室85bとして構成している。 【0043】 そして、脱粒処理室85aは、図14およびその断面を示す図15で解るように、排塵処理胴86の周囲を囲んだ処理室の側壁87を、処理胴86に接近させて間隔を狭くし、処理(脱粒)効率を高める構成とている。そして、脱粒処理室85aは、外側の選別室(揺動選別棚)88への漏下・排出を制限する構成としている。そして、排出処理室85bは、図16の断面図で解るように、側部に排塵開口89を形成し、処理胴86の上側にも広く処理空間を取った構成としている。 【0044】 別実施例5の排塵処理室85は、以上のように構成しているから、前半部分の脱粒処理室85aで枝梗付着粒のように、枝梗(排塵物)と付着している穀粒との脱粒処理作用を充分に行なうことができる。そして、排出処理室85bは、前半で充分に処理されて分離した穀粒を含んだ排塵物を選別室88に排塵して選別分離を促進することができる。 【0045】 別実施例6 つぎに、図17および図18に基づいて別実施例6を説明する。 別実施例6は、一番移送螺旋又は二番移送螺旋の取り付け構成に関するものである。以下、一番移送螺旋90を脱穀機体91に取り付ける実施例を説明する。 【0046】 まず、左取付側板92は、図17で解るように、内側の一番移送螺旋90およびその螺旋底93と、外側の入力プ−リ94とを機外で一体に組立てる。つぎに、右取付側板95は、揚穀螺旋軸96を内装軸架した揚穀筒97を立てた状態に支持し、下側にベベルボックス98を設けて機外で一体に組み立てて構成する。 【0047】 そして、左取付側板92と右取付側板95とは、脱穀機体91の左右両側からそれぞれ挿入して一体に連結し、締付けねじ99によって機体側板100に締め付けて固定している。 【0048】 このとき、一番移送螺旋90は、端部を前記ベベルボックス98に挿通して内部の伝動ギヤ(具体的には図示しないが)に伝動可能に接続して揚穀螺旋軸96を伝動する構成とし、搬送してきた一番穀粒を揚穀筒97の下部に供給する構成としている。 【0049】 そして、揚穀筒97は、一番移送螺旋90の終端部分から受け継いだ穀粒を揚穀螺旋軸96で上方の図示しないグレンタンクまで揚穀する構成としている。 以上述べたように、別実施例6は、一番移送螺旋90および関連装置を機外で組み立てた後、脱穀機体91に組み付ける構成としたから、組立て(取り付け)、取外し作業が容易にできる実用的効果を奏する。したがって、一番移送螺旋90および関連装置は、簡単に取り外して清掃等のメンテナンスを容易に行なうことができる利点を有する。この構成は、二番移送螺旋で実施することも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0050】 【図1】本発明の一実施例であって、一部を破断した側面図である。 【図2】本発明の一実施例であって、図1のS1−S1線の断面図である。 【図3】本発明の一実施例であって、図1のS2−S2線の断面図である。 【図4】本発明の一実施例であって、内部を示す平面図である。 【図5】本発明の別実施例1であって、側面図である。 【図6】本発明の別実施例1であって、切断平面図である。 【図7】本発明の別実施例2であって、要部の断面図である。 【図8】本発明の別実施例2であって、従来技術による断面図である。 【図9】本発明の別実施例3であって、制御機構のブロック図である。 【図10】本発明の別実施例3であって、破断正面図である。 【図11】本発明の別実施例4であって、制御機構のブロック図である。 【図12】本発明の別実施例4であって、破断側面図である。 【図13】本発明の別実施例4であって、正断面図である。 【図14】本発明の別実施例5であって、切断側面図である。 【図15】本発明の別実施例5であって、図14のS1−S1線断面図である。 【図16】本発明の別実施例5であって、図14のS2−S2線断面図である。 【図17】本発明の別実施例6であって、断面して内部を示す平面図である。 【図18】本発明の別実施例6であって、側面図である。 【符号の説明】 【0051】 1 扱室 2 揺動選別棚 3 第一排塵処理室(排塵処理室) 4 漏下部材(濾過部材) 5 第二排塵処理室(移送室) 6 二番処理室 7 第二二番処理室(二番処理室) 8 脱穀装置 9 扱胴 10 圧風唐箕 11 一番移送螺旋 12 二番移送螺旋 13 選別室 14 入口側板 15 穀稈供給口 16 出口側板 17 フィ−ドチエン 18 扱口 19 排塵口 20 連通口 21 排塵処理胴 22 掻込螺旋 23 処理刃 24 処理螺旋胴(螺旋) 25 排塵口 26 二番処理胴 27 二番揚穀筒 28 選別網 29 第二処理螺旋胴 30 伝動ギヤケ−ス 31 移動棚 32 チャフシ−ブ 33 ストロ−ラック 34 吸引排塵機
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
|
| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2006−296436(P2006−296436A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2006−181597(P2006−181597) |
|