| 【発明の名称】 |
コンバインの穀粒排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】泉 浩二 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】渡部 寛樹 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】貯留タンク内の貯留穀粒を、機外へ排出する穀粒移送排出装置の横移送筒と、縦移送筒の上縦移送筒とを折り畳みして、容易に簡単に収納できるようにしようとするものである。
【解決手段】貯留タンク6の後ろ側の貯留穀粒を機外へ排出する一方側の側方外側へ回動自在な穀粒移送排出装置8は、上側へ折り畳み自在な横移送筒10と、下側へ折り畳み自在な上縦移送筒9a、及び下縦移送筒9bよりなる上縦移送筒9とを設けた構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台(2)の上側へ載置して穀粒を貯留する貯留タンク(6)の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する一方側の側方外側へ回動自在な穀粒移送排出装置(8)を設け、該穀粒移送排出装置(8)は、上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上側へ横移送筒(10)と、下側へ上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上縦移送筒(9a)及び下縦移送筒(9b)よりなる縦移送筒(9)等とを設けたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。 【請求項2】 前記上縦移送筒(9a)と下縦移送筒(9b)との折り畳み自在な折り畳み位置(イ)は、走行車台(2)の上側へ載置して穀稈の供給を受けて脱穀する脱穀機(5)の上面部より、上部へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。 【請求項3】 折り畳み自在な前記横移送筒(10)と縦移送筒(9)の上縦移送筒(9a)とは、折り畳み操作により、脱穀機(5)の上部へ収納可能に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀粒排出装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 貯留タンク内の貯留穀粒を機外へ移送排出する、この貯留タンクの後側へ設けた穀粒移送排出装置は、上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在に横移送筒と、縦移送筒とを設けると共に、更に、この縦移送筒を上下方向所定位置で二分割して、折り畳み自在に設けた構成の技術であり、コンバインの穀粒排出装置として利用できる。 【背景技術】 【0002】 コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、グレンタンク内へ一時貯留される。 前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外への排出は、グレンタンクへ設けた穀粒排出装置で排出する。 【0003】 前記穀粒排出装置は、特開平6−292447号公報で示すように、縦送りスクリューコンベアの上端部に横送りスクリューコンベアを設け、この横送りスクリューコンベアを縦軸芯周りに旋回自在、並びに横軸芯周りに起伏揺動自在に設けると共に、この横送りスクリューコンベアの中間部に、この横送りスクリューコンベアを縦軸芯周りで折曲可能な関節部を設けている。これら縦送りスクリューコンベアと横送りスクリューコンベアと関節部とにより、穀粒を所定位置へ移送排出するときには、横送りスクリューコンベアと関節部との操作により、横送りスクリューコンベアを折曲、及び旋回させて所定位置へ穀粒を排出する。 【特許文献1】特開平6−292447号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 貯留穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置は横移りスクリューコンベアと、縦移りスクリューコンベアとよりなり、この横送りスクリューコンベアを二分割して、分割部に関節部を設けた構成としたことにより、コストアップになったり、又、関節部にモータ等を使用する構成であり、構成が複雑であると共に、重量アップとなり、コンバインのバランス不良の原因になることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の上側へ載置して穀粒を貯留する貯留タンク(6)の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する一方側の側方外側へ回動自在な穀粒移送排出装置(8)を設け、該穀粒移送排出装置(8)は、上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上側へ横移送筒(10)と、下側へ上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上縦移送筒(9a)及び下縦移送筒(9b)よりなる縦移送筒(9)等とを設けたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置としたものである。 【0006】 例えば、コンバインで立毛穀稈を刈取り、脱穀した穀粒は、走行車台(2)の上側へ載置した穀粒貯留タンク(6)内へ供給され、一時貯留される。 前記コンバインの貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出するときは、この貯留タンク(6)の後側で、一方側(右外)の側方外側へ回動自在に設けた穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒9の基部を回動中心として、例えば、手動操作により、穀粒を排出する任意の排出位置の右側外側へ回動移動操作と、上下方向へ回動操作とを行ない、任意の穀粒排出位置へ調節して、穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒(9)の下縦移送筒(9b)と上縦移送筒(9a)と横移送筒(10)を経てこの横移送筒(10)の移送終端部から、設定した任意の排出位置へ穀粒を排出する。 【0007】 又、貯留穀粒の排出作業が終了して、路上走行、及び納屋内へ格納するときには、穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒(9)の上縦移送筒(9a)を機体の後方部の横方向へ略直線上に折り畳みすると共に、横移送筒(10)を機体の左右方向略中央部の前後方向へ略直線上に折り畳みし、これら上縦移送筒(9a)と横移送筒(10)とを収納状態にする。 【0008】 請求項2に記載の発明においては、前記上縦移送筒(9a)と下縦移送筒(9b)との折り畳み自在な折り畳み位置(イ)は、走行車台(2)の上側へ載置して穀稈の供給を受けて脱穀する脱穀機(5)の上面部より、上部へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。 【0009】 前記貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置(8)の縦移送筒(9)の上縦移送筒(9a)と、下縦移送装置(9b)とに折り畳み自在に設け、この折り畳み位置(イ)は、走行車台(2)の上側へ載置して穀稈を脱穀する脱穀機(5)の上側面より、上部へ位置させて設け、上縦移送筒(9a)、及び横移送筒(10)等を収納状態に折り畳みし脱穀機(5)上側面の上部へ収納する。 【0010】 請求項3に記載の発明においては、折り畳み自在な前記横移送筒(10)と縦移送筒(9)の上縦移送筒(9a)とは、折り畳み操作により、脱穀機(5)の上部へ収納可能に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。 【0011】 前記貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置(8)の折り畳み自在な横移送筒(10)と、縦移送筒(9)の上縦移送筒(9a)とは、折り畳み操作により、脱穀機(5)の上部へ折り畳み状態に収納することができる。 【発明の効果】 【0012】 請求項1に記載の発明においては、貯留タンク(6)内の貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置(8)は、上下方向所定位置で二分割して、折り畳み自在な上側へ横移送筒(10)と、下側へ上下方向所定位置で二分割して、折り畳み自在な上縦移送筒(9a)、及び下縦移送筒(9b)よりなる縦移送筒(9)とを設けたことにより、小型の特殊なコンバインや、機体バランスの関係で穀粒移送排出装置(8)の全長を延長することができなかったが、上下を二分割の折り畳みに、又、下部側を上下を二分割の折り畳みにしたことにより、全長を延長することができる。更に、二箇所で折り畳みして収納することで、機体バランスが不良になることがない。コンバインを納屋へ収納のときに、収納スペースが少なくなる。 【0013】 請求項2に記載の発明においては、下側の前記縦移送筒(9)を二分割した上縦移送筒(9a)と、下縦移送筒(9b)との折り畳み自在な折り畳み位置(イ)は、走行車台(2)へ載置して穀稈を脱穀する脱穀機(5)の上側面より、上部へ位置させて設けたことにより、横移送筒(10)と上縦移送筒(9a)とを脱穀機(5)の上側へ折り畳み収納ができることにより、収納が容易である。又、簡単である。 【0014】 請求項3に記載の発明においては、折り畳み自在な前記横移送筒(10)と上縦移送筒(9a)とは、脱穀機(5)の上部へ折り畳み収納することができる。このために、コンパクトに収納することができる。又、コンバインの機体バランスを良好に保つことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 コンバイン1の走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取りする刈取機4を設けると共に、上側面には、刈取り穀稈を受けて脱穀する脱穀機5と、脱穀済みで選別済み穀粒を受けて、貯留する貯留タンク6とを載置した構成である。この貯留タンク6の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出装置8を設けている。この穀粒移送排出装置8は、所定位置で上下に二分割した下側の縦移送筒9と、上側の折り畳み自在な横移送装置10と、この横移送装置10の移送終端部で、穀粒を機外へ排出する排穀口11aを有する排出筒11等とを設けた構成である。又、縦移送筒9は、所定位置で上下に二分割した、上側の折り畳み自在な上縦移送筒9aと、下側の下縦移送筒9bとよりなる構成である。これら穀粒移送排出装置8の横移送筒10と、上・下縦移送筒9a、9bよりなる縦移送筒9等とを主に図示して説明する。 【0016】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀機5を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機4で立毛穀稈を刈り取りして後方上部へ移送し、脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、揚穀筒5aで揚送されて、脱穀機5の右横側に配設し、前後方向へタンク移送螺旋6aを底部へ軸支内装した。穀粒貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。 【0017】 前記走行車台2の前方部には、図5で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置14a・14b等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降する構成である。 【0018】 前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると、支持杆16aと共に、刈取機4が上下に回動する構成である。 【0019】 前記穀稈掻込移送装置13の穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。 【0020】 前記貯留タンク6側の前部には、図5で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置17aと、操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側にエンジン15aを載置すると共に、後方部には穀粒貯留タンク6を配設する。 【0021】 前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出する車速センサ19bを設けている。 【0022】 前記貯留タンク6内の貯留穀粒を、後方へ移送するタンク移送螺旋6aの前側は、貯留タンク6の前側板6d外側面の前支持メタル6eで軸支し、後側は、後側板6b外側面の後支持メタル6cで軸支している。 【0023】 前記穀粒移送排出装置8は、図1〜図3で示すように、貯留タンク6の後支持メタル6cの後側で、一方側(右側)の側方外側へ回動自在に設け、貯留タンク6内の貯留穀粒をタンク移送螺旋6aから、引継ぎ機外へ排出する構成である。 【0024】 前記穀粒移送排出装置8は、図1〜図3で示すように、上下方向所定位置で二分割し、折り畳み自在な上側には、回転駆動する横移送螺旋10aを軸支内装した横移送筒10を設けている。 【0025】 又、上下方向所定位置で二分割して、折り畳み自在な下側には、回転駆動する上縦移送螺旋9cを軸支内装した上縦移送筒9a、及び下縦移送螺旋9dを軸支内装した下縦移送筒9bよりなる縦移送筒9を設けた構成である。更に、横移送筒10の先端部には、穀粒を機外へ排出する下端に排穀口11aを有する排出筒10を設けている。 【0026】 前記貯留タンク6内の貯留穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出装置8は、上下方向所定位置で二分割して、折り畳み自在な上側へ横移送筒10と、下側へ上下方向所定位置で二分割して折り畳み自在な上縦移送筒9c、及び下縦移送筒9bよりなる縦移送筒9とを設けたことにより、小型の特殊なコンバイン1や、機体1aのバランスの関係で穀粒移送排出装置8の全長を延長することができなかったが、上下を二分割の折り畳みに、又、下部側を上下に二分割の折り畳みにしたことにより、全長を延長することができる。又、二箇所で折り畳み収納することにより、機体1aのバランスが不良になることがない。更に、コンバイン1を納屋へ収納するときに、収納スペースが少なくなる。 【0027】 前記縦移送筒9の上縦移送筒9aと、下縦移送筒9bとの折り畳み自在な折り畳み位置(イ)は、図2で示すように、走行車台2の上側へ載置して、刈取機4から供給される穀稈を受けて、脱穀する脱穀機5の上側面部(ロ)より、所定距離(H)上部へ位置させて設けた構成である。 【0028】 下側の前記縦移送筒9を上下に二分割して、上縦移送筒9aと下縦移送筒9bとの折り畳み位置(イ)は、走行車台2へ載置して、穀稈を脱穀する脱穀機5の上側面部(ロ)より、所定距離(H)上部へ位置させて設けたことにより、横移送筒10は、脱穀機5の上側へ前後方向へ折り畳み収納できる。又、上縦移送筒9aは、貯留タンク6の後側から脱穀機5の上側へ亘って、左右方向へ折り畳み収納できることにより、収納が容易である。又、簡単である。 【0029】 折り畳み自在な前記横移送筒10と、縦移送筒9の上縦移送筒9aとは、折り畳み操作により、図1で示すように、脱穀機5の上部へ横移送筒10は、前後方向へ収納可能に設けた構成である。又、上縦移送筒9aは、貯留タンク6の後側から脱穀機5の上側へ亘って、左右方向へ収納可能に設けた構成である。 【0030】 折り畳み自在な前記横移送筒10と、上縦移送筒9aとは、脱穀機5の上部へ折り畳み収納することができる。このために、これら横移送筒10と上縦移送筒9aとをコンパクトに収納することができる。又、コンバイン1の機体1aのバランスが良好になる。 【0031】 前記穀粒移送排出装置8の横移送筒10の下端部と、縦移送筒9の上縦移送筒9aの上端部との接合部には、図1〜図3で示すように、個別に各係合具10bを設け、この各係合具10bの重合部には、折り畳み自在に支持軸10cを挿入して、折り畳み自在、又は係合自在な構成である。係合状態のときには、各係合具10bはロック状態となる。折り畳みのときには、ロック状態を解除して行う構成である。 【0032】 又、前記縦移送筒9の上縦移送筒9aの下端部と、下縦移送筒9bの上端部との接合部には、図3で示すように、個別に各係合具10b折り畳み自在に支持軸10cを挿入して、折り畳み自在、又は係合自在な構成である。係合状態のときには、各係合具10bはロック状態になる。折り畳みのときには、ロック状態を解除して行う構成である。 【0033】 前記穀粒移送排出装置8の横移送螺旋10aと、上・下縦移送螺旋9c、9dとの各係合部には、各爪クラッチ(図示せず)を設け、横移送筒10、及び上縦移送9aを折り畳み時に、噛合、及び離脱を容易にした構成である。横移送筒10と、上縦移送筒9aとを係合するガスダンパ10dを設けて、折り畳み時の補助を行う構成である。10eは折り畳み時に把持する把持具である。 【0034】 前記貯留タンク6内へ貯留した穀粒は、タンク移送螺旋6aで後方へ移送される。この移送穀粒を穀粒移送排出装置8の縦移送筒9の上・下移送螺旋9c、9dと、横移送筒10の横移送螺旋1aとにより引継ぎ移送され、排出筒11の排穀口11aから機外へ排出される。この排出作業開始、又は排出停止のときに操作する。図2で示すように、クラッチレバー18aを一方側へ回動自在に軸支する操作ケース18は、横移送筒10の先端近傍部へ設けている。 【0035】 前記操作ケース18には、穀粒移送排出装置8の下縦移送筒9bの基部の回動メタル9eと、後支持メタル6cの接合部で、穀粒移送排出装置8を側方外側へ回動させる構成である。この回動を開始、又は回動停止させるとき操作するロックレバー18bを、他方側へ回動自在に軸支した構成である。 【0036】 前記穀粒貯留タンク6後側の後支持メタル6cと、穀粒移送排出装置8の下縦移送筒9bの回動メタル9eとには、図4で示すように、ブレーキ装置20を設けた構成である。 前記ブレーキ装置20は、図4で示すように、後支持メタル6cの外周部へ取付板21aを設け、この取付板21aに支持ピン21bを設けている。 【0037】 又、前記回動メタル9eには、図4で示すように、長孔22bを有する回動板22aを設け、この回動板22aの長孔22b部には、取付板21aの支持ピン21bを挿入している。回動板22aの外側面で支持ピン21bには、複数個のブレーキ板23aを挿入すると共に、この各ブレーキ板23aの外側で支持ピン21bには、各ナット23bを螺合している。この各ナット23bを螺合して締付けした位置により、ブレーキ力を調節する構成である。 【0038】 前記穀粒移送排出装置8を右外側の任意高さ位置へ回動操作したときでも、ブレーキ装置20によって、穀粒移送排出装置8を任意の調節位置で保持する構成である。 前記縦移送筒9の下縦移送筒9bに対して、折り畳み自在に設けた上縦移送筒9aの折り畳み角度は、図6で示す如く水平以下の所定角度(θ1)まで折り畳みできる構成である。この所定角度(θ1)以上には、下縦移送筒9bの上端部の係合具10bに設けたストッパ(図示せず)で規制され、開状態にならない構成である。又、このときには、排出筒11は所定角度(θ5)で上方へ傾斜状態となり、この排出筒11の排穀口11aから残穀粒があるときでも、漏下しない構成である。 【0039】 これにより、収納時に上縦移送筒9aが戻ってくることを防止できる。又、残穀粒が漏下することがない。 前記縦移送筒9の上縦移送筒9aは、図7で示すように、後方内側へ向けて、所定角度(θ2)に傾斜させて折り畳み、先端部を脱穀機5の上側へ収納すると共に、横移送筒10は、脱穀機5の上側へ前後方向に略直線上に折り畳み、収納状態になる。 【0040】 これにより、前記上縦移送筒9aと、横移送筒10との両者をコンパクトに収納することができる。 前記縦移送筒9の上縦移送筒9aは、図8で示すように、後方内側へ向けて、所定角度(θ2)に傾斜させて折り畳み、先端部を脱穀機5の上側へ収納すると共に、横移送筒10は、脱穀機5の上側を前方外側へ所定角度(θ3)に傾斜させて収納する構成である。 【0041】 又は、前記縦移送筒9の上縦移送筒9aは、図9で示すように、略平行に折り畳み、先端部を脱穀機5の上側へ収納すると共に、横移送筒10は、脱穀機5の上側を前方外側へ所定角度(θ3)に傾斜させて折り畳み、収納状態にする。 【0042】 これにより、コンパクトに収納できる。 前記穀粒移送排出装置8の横移送筒10を支持する支持位置は、図10で示すように、収納状態のときは、上縦移送筒9aを後方内側へ向けて折り畳み、所定角度(θ2)で傾斜させて折り畳み、先端部を脱穀機5の上側へ収納すると共に、横移送筒10は、脱穀機5の上側を前方外側へ所定角度(θ3)に傾斜させて折り畳み、この脱穀機5の上側面へ設けた左受具24aで、横移送筒10の略中間位置を支持して収納状態にする。 【0043】 又、収穫作業中は、前記横移送筒10を前方外側へ所定角度(θ4)に傾斜させて折り畳み、脱穀機5の上側面へ設けた右受具24bで、横移送筒10の略中間位置を支持して収納状態にする。 【0044】 これにより、収納位置が二箇所になり、作業時のバランスが良好になる。 前記走行車台2の上側へ載置した貯留タンク6の下側には、図11で示すように、この貯留タンク6内へ貯留される穀粒量を検出する重量センサ25を設けた構成である。又、この重量センサ25が検出する単位時間当りの貯留タンク6内の重量増加が操作装置17a内の制御装置(図示せず)へ入力され、この入力される増加量から穀粒流量を制御装置で計算する構成であると共に、この算出された流量を操作装置17aのモニター(図示せず)へ表示する構成である。この表示された流量を見て、操作装置17aへ設けた主変速レバー17cを操作して、走行車速を変速する構成である。 【0045】 これにより、運転作業者が流量の表示を見て走行車速を、操作装置17aへ設けた主変速レバー17cを調節して、ロスの少ない精度の高い収穫作業を行うことができる。 前記操作装置17aの主変速レバー17cの作動は、図12で示すように、モータ26を設け、このモータ26と、主変速レバー17cとをワイヤ26aで接続し、モータ26の作動により、主変速レバー17cを回動制御して、走行車速を変更制御する構成である。 【0046】 前記貯留タンク6内の単位時間当りの穀粒の重量増加から算出される穀粒流量に伴ない、モータ26が制御装置によって始動制御され、車速を変速する主変速レバー17cがワイヤ26aを介して作動操作され、算出された流量をロスのない流量とすべく、この主変速レバー17cを調節制御する構成である。この主変速レバー17cの調節制御により、ミッションケース19の横側へ設けた副変速装置(図示せず)を変更制御して、走行車速を自動調節する構成である。 【0047】 これにより、自動的にロスの少ない車速となり、このために、楽に精度のよい収穫作業ができる。 上記の構成において、走行車速の自動調節は、副変速装置が標準のときのみ作用すると共に、前記操作装置17aへ設けた「ON」−「OFF」方式のスイッチ17dの切換え操作により、走行車速の自動調節ができる構成である。 【0048】 これにより、自動的にロスの少ない車速になるため、楽に精度のよい収穫ができる。又、自動調節はスイッチ17dで「ON」−「OFF」の切り換えが可能なので、作業時間優先か精度優先か条件に応じて作業ができる。 【0049】 上記の構成において、走行車速の自動調節は、流量が設定した所定量より多いときで、車速を下げるときのみ作動する。又、流量が少ないときには自動調節は作動しない構成である。 【0050】 これにより、ゆっくり作業する運転作業者には、自動で車速を上げると危険なので、速度を下げるときのみに自動調節されることで安全である。 前記貯留タンク6の下側には、図11で示すように、重量センサ25を設けた構成において、貯留タンク6には、図13で示すように覗窓27を設け、この覗窓27には、穀粒水分値を表示する目もりを有する表示窓27aを設けた構成である。又、重量センサ25が検出する検出量が一定量に達すると、操作装置17に設けたブザー17eが鳴り、その時の穀粒量の上面位置を、表示した穀粒水分値で読み、これにより、穀粒の水分値を知ることができる構成である。 【0051】 これにより、運転作業者が穀粒水分値を知ることができる。又、これにより、刈取り作業の精度向上を図ることができる。 前記貯留タンク6の下側には、図11で示すように、重量センサ25を設けた構成において、この貯留タンク6内の穀粒の排出時間により、この排出した時の穀粒の水分値を知ることができる。 【0052】 これにより、穀粒の排出と同時に、穀粒水分値を知ることができて便利である。 【図面の簡単な説明】 【0053】 【図1】穀粒移送排出装置部の拡大平面図 【図2】穀粒移送排出装置部の拡大側面図 【図3】縦移送筒部の折り畳み時の背面図 【図4】ブレーキ装置部の拡大側面斜視図 【図5】コンバインの左側全体側面図 【図6】他の実施例を示す図で、縦移送筒部の折り畳み時の拡大背面図 【図7】他の実施例を示す図で、穀粒移送排出装置部の拡大平面図 【図8】他の実施例を示す図で、穀粒移送排出装置部の拡大平面図 【図9】他の実施例を示す図で、穀粒移送排出装置部の拡大平面図 【図10】他の実施例を示す図で、穀粒移送排出装置部の拡大平面図 【図11】他の実施例を示す図で、貯留タンク部の一部断面した拡大側面図 【図12】他の実施例を示す図で、主変速レバー部の拡大側面図 【図13】他の実施例を示す図で、貯留タンクの拡大背面図 【符号の説明】 【0054】 2 走行車台 5 脱穀機 6 貯留タンク 8 穀粒移送排出装置 9 縦移送筒 9a 上縦移送筒 9b 下縦移送筒 10 横移送筒 イ 折り畳み位置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成17年4月25日(2005.4.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−296373(P2006−296373A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−126727(P2005−126727) |
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