| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】宮本 宗徳 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】一番穀粒を無駄に放出させることなく、確実に一番穀粒受樋内に回収すること。
【解決手段】唐箕の送風口から一番穀粒受樋の上方位置に向けて選別風路を形成し、上記唐箕から選別風を選別風路を通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋に受けるようにしたコンバインにおいて、送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収すると共に、回収した一番穀粒を一番穀粒受樋内に戻す回収・戻し流路を形成した。従って、一番穀粒が送風口を通して唐箕内に流入し、同唐箕のファンを損傷等させるという不具合の発生を防止することができる。そして、一番穀粒を無駄に放出させることなく、確実に一番穀粒受樋内に回収することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 唐箕の送風口から一番穀粒受樋の上方位置に向けて選別風路を形成し、上記唐箕から選別風を選別風路を通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋に受けるようにしたコンバインにおいて、 送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収すると共に、回収した一番穀粒を一番穀粒受樋内に戻す回収・戻し流路を形成したことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 回収・戻し流路は、選別風路内に形成した回収流路と、同回収流路と一番穀流受樋との間に形成すると共に、上記選別風路外に形成した戻し流路とを具備することを特徴とする請求項1記載のコンバイン。 【請求項3】 回収流路は、選別風路と交差する方向に下り傾斜状に形成すると共に、戻し流路は、回収流路の終端部から一番穀流受樋に向けて下り傾斜状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、コンバインの一形態として、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀された穀粒を選別する選別部と、同選別部にて選別した一番穀粒を穀流貯留部に搬送して貯留するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 そして、選別部には、穀粒を揺動して選別する揺動選別体と、同揺動選別体により選別された穀粒を風により選別(風選)する唐箕とを設けて、揺動選別と風選の二段階選別を行うようにしている。 【0004】 また、唐箕の送風口から一番穀粒受樋の上方位置に向けて選別風路を形成し、上記唐箕から選別風を選別風路を通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋に受けるようにしている。 【特許文献1】特開平7−50918号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 ところが、上記コンバインでは、風選されて一番穀粒受樋内に落下した一番穀粒が、一番穀粒受樋から弾き出されて選別風路内を逆流し、送風口から唐箕内に流入して、唐箕のファンを損傷等させるという不具合があり、また、機体の隙間から機外に放出されるという不具合がある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 そこで、本発明では、唐箕の送風口から一番穀粒受樋の上方位置に向けて選別風路を形成し、上記唐箕から選別風を選別風路を通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋に受けるようにしたコンバインにおいて、送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収すると共に、回収した一番穀粒を一番穀粒受樋内に戻す回収・戻し流路を形成したことを特徴とするコンバインを提供するものである。 【0007】 また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。 (1)回収・戻し流路は、選別風路内に形成した回収流路と、同回収流路と一番穀流受樋との間に形成すると共に、上記選別風路外に形成した戻し流路とを具備すること。 (2)回収流路は、選別風路と交差する方向に下り傾斜状に形成すると共に、戻し流路は、回収流路の終端部から一番穀流受樋に向けて下り傾斜状に形成したこと。 【発明の効果】 【0008】 (1)請求項1記載の本発明では、唐箕の送風口から一番穀粒受樋の上方位置に向けて選別風路を形成し、上記唐箕から選別風を選別風路を通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋に受けるようにしたコンバインにおいて、送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収すると共に、回収した一番穀粒を一番穀粒受樋内に戻す回収・戻し流路を形成している。 【0009】 このようにして、回収・戻し流路により、送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収すると共に、回収した一番穀粒を一番穀粒受樋内に戻すようにしているため、一番穀粒が送風口を通して唐箕内に流入し、同唐箕のファンを損傷等させるという不具合の発生を防止することができる。 【0010】 そして、一番穀粒を無駄に放出させることなく、確実に一番穀粒受樋内に回収することができる。 (2)請求項2記載の本発明では、回収・戻し流路は、選別風路内に形成した回収流路と、同回収流路と一番穀流受樋との間に形成すると共に、上記選別風路外に形成した戻し流路とを具備している。 【0011】 このようにして、選別風路内に形成した回収流路と、同回収流路と一番穀流受樋との間に形成すると共に、上記選別風路外に形成した戻し流路とを具備する回収・戻し流路により、送風口側に逸脱・逆流する一番穀粒を回収流路を通して回収すると共に、回収した一番穀粒を戻し流路を通して一番穀粒受樋内に戻すようにしているため、一番穀粒が送風口を通して唐箕内に流入し、同唐箕のファンを損傷等させるという不具合の発生を確実に防止することができる。 【0012】 この際、回収流路は選別風路内に形成する一方、戻し流路は選別風路外に形成しているため、回収・戻し流路をコンパクトに形成することができると共に、一番穀粒の回収・戻し機能を良好に確保することができる。 (3)請求項3記載の本発明では、回収流路は、選別風路と交差する方向に下り傾斜状に形成すると共に、戻し流路は、回収流路の終端部から一番穀流受樋に向けて下り傾斜状に形成している。 【0013】 このようにして、回収流路は、選別風路と交差する方向に下り傾斜状に形成すると共に、戻し流路は、回収流路の終端部から一番穀流受樋に向けて下り傾斜状に形成しているため、回収・戻し流路の経路を最短化することができて、逸脱・逆流する一番穀粒を確実に回収して一番穀粒受樋に戻すことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下に、本発明の最良の実施形態を、図面を参照しながら説明する。 【0015】 図1に示すAは、本発明に係るコンバインとしての汎用コンバインを示しており、同汎用コンバインAは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式の走行部2,2を配設すると共に、機体フレーム1の前端部に刈取部3を搬送部4を介して昇降自在に取り付け、同搬送部4の直後方位置に脱穀部5を配設し、同脱穀部5の直下方位置に選別部6を配設している。 【0016】 また、汎用コンバインAは、機体フレーム1の前部であって、搬送部4の直上方位置に運転部8を配設し、同運転部8の直後方位置であって、脱穀部5の直上方位置に穀粒貯留部9を配設し、同穀粒貯留部9に穀粒搬出部10を連通連設すると共に、同穀粒貯留部9の直後方位置に原動機部11を配設している。 【0017】 以下に、汎用コンバインAの各部の構造について説明する。 【0018】 〔走行部〕 走行部2は、図1に示すように、機体フレーム1の下部に走行フレーム12を取付け、同走行フレーム12の前端部に駆動輪14を連動連結する一方、走行フレーム12の後端部に遊動輪15を回転自在に軸支し、これら駆動輪14と遊動輪15との間に履帯16を巻回している。図中、17は転動輪である。 【0019】 〔刈取部〕 刈取部3は、図1に示すように、搬送部4の先端部にプラットホーム18を連設し、同プラットホーム18内に左右方向に軸線を向けた横送りオーガ19を回動可能に横架し、同横送りオーガ19の直前方位置に刈刃装置(図示せず)を横架し、同刈刃装置の直前方位置にディバイダー21を配置し、同ディバイダー21の上方位置に昇降機構23を介して掻き込みリール22を配置している。 【0020】 このようにして、圃場に植立した穀稈を掻き込みリール22により掻き込むと共に、刈刃装置により穀稈の根元部分を刈り取り、その後、横送りオーガ19により同横送りオーガ19の略中央部に刈り取った穀稈を寄せ集めて、後方の搬送部4へ受け渡すようにしている。 【0021】 〔搬送部〕 搬送部4は、図1に示すように、機体フレーム1の前端部に前後方向に伸延するフィーダハウス24を上下回動自在に取り付け、同フィーダハウス24の内部に搬送コンベア25を配設する一方、機体フレーム1の前端上部に前部搬送ビータ26を回動可能に横架している。図中、27は、フィーダハウス24を介して刈取部3を昇降させる昇降用シリンダーである。 【0022】 このようにして、刈取部3の横送りオーガ19により寄せ集められた穀稈を搬送コンベア25と前部搬送ビータ26とで後方の脱穀部5へ搬送するようにしている。 【0023】 〔脱穀部〕 脱穀部5は、図1に示すように、搬送部4の直後方位置に扱室42を形成し、同扱室42の内部に略同一外径を有する円筒状の第1扱胴28と第2扱胴29とを回動軸線を左右幅方向に向けた状態で前後に間隔を開けて配設し、第1扱胴28の直下方位置に第1コンケーブ30を第1扱胴28の下半部周面に沿わせて周方向に連続的に張設すると共に、第2扱胴29の直下方位置に第2コンケーブ31を第2扱胴29の下半部周面に沿わせて周方向に連続的に張設している。 【0024】 このようにして、搬送部4によって搬送された穀稈は、第1扱胴28と第1コンケーブ30との間に形成される脱穀空間内において、同第1扱胴28の作用によって第1扱胴28の左側端部から右側端部へ移送されながら脱穀処理され、その後、第2扱胴29と第2コンケーブ31との間に形成される脱穀空間内において、同第2扱胴29の作用によって第2扱胴29の右側端部から左側端部へ移送されながら脱穀処理されて、穀粒は自重により各コンケーブ30,31を通過して下方の選別部6へ落下するようにしている。 【0025】 〔選別部〕 選別部6は、図1に示すように、第1扱胴28と第2扱胴29の直下方位置に揺動機構33を介して揺動選別体32を上下方向に揺動可能に配設している。 【0026】 すなわち、揺動選別体32は、図2に示すように、支持枠体85の前部にフィードパン86を配設し、同フィードパン86の後方位置に穀粒漏下量を調節自在とした前側チャフシーブ87を配設して、上記フィードパン86の後端部により前側チャフシーブ87の前部直上方位置に向けて第1篩い線88を突出させ、同第1篩い線88の下方位置にグレンパン89を配設し、同グレンパン89の後方位置にグレンシーブ90を配設し、同グレンシーブ90の後端縁部と流穀板83との間に第2篩い線84を配設し、同第2篩い線84の後上方位置でかつ上記前側チャフシーブ87の後下方位置に穀粒漏下量を調節自在とした後側チャフシーブ91を配設して構成している。 【0027】 そして、前側チャフシーブ87の直下方位置には、左右方向に伸延して一番穀粒を受ける一番穀粒受樋39を配置し、また、後側チャフシーブ91の直下方位置には、左右方向に伸延して二番穀粒を受ける二番穀粒受樋40を配置している。 【0028】 しかも、上記一番穀粒受樋39内には左右方向に伸延する一番穀粒搬送コンベア43を配置し、同一番穀粒搬送コンベア43の左側端部に上下方向に伸延する揚穀コンベア44の下端部を連設する一方、同揚穀コンベア44の上端部を前記した穀粒貯留部9に連設して、一番穀粒受樋39内の一番穀粒を一番穀粒搬送コンベア43→揚穀コンベア44→穀粒貯留部9へ搬送するようにしている。 【0029】 また、前記二番穀粒受樋40内には左右方向に伸延する二番搬送コンベア45を配置し、同二番搬送コンベア45の左側端部に前後方向に伸延する還元コンベア(図示せず)の後端部を連設する一方、同還元コンベアの前端部を前記した扱室42に連設して、二番穀粒受樋40内の二番穀粒を扱室42に還元して、再度脱穀するようにしている。 【0030】 前記したフィードパン86の直下方位置には唐箕41を配設しており、同唐箕41の送風口92から一番穀粒受樋39の上方位置に向けて登り勾配の選別風路Wを形成し、上記唐箕41から選別風を選別風路Wを通して送風することにより、穀粒を風選して、風選された一番穀粒を一番穀粒受樋39に受けるようにしている。 【0031】 〔運転部〕 運転部8は、機体フレーム1の前端中央上部に略矩形箱型状のキャビン50を配設し、同キャビン50内の平面視中央後部に座席51を配設し、同座席51の前方位置にフロントコラム52を配設し、同フロントコラム52の上端部にステアリングホイール53を設けている。54は、変速レバーである。 【0032】 〔穀粒貯留部〕 穀粒貯留部9は、前記した脱穀部5に設けた第1扱胴28と第2扱胴29の直上方位置にグレンタンク55を配設し、同グレンタンク55に前記した選別部6に設けた一番穀粒受樋39を揚穀コンベア44を介して連通連結している。 【0033】 〔穀粒搬出部〕 穀粒搬出部10は、グレンタンク55内の右側下部に横搬出用スクリューコンベア(図示せず)を前後方向に軸線を向けて横架し、同横搬出用スクリューコンベアの後端部に下端部を連通連結した縦搬出用スクリューコンベア57を原動機部11の右側方位置にて上下方向に軸線を向けて配置し、同縦搬送用スクリューコンベア57の上端部に後端部を連通連結した搬出オーガ58を前方へ向けて伸延させ、かつ、後端部を中心に旋回及び上下回動自在としている。58aは、搬出オーガ58の搬出口である。 【0034】 〔原動機部〕 原動機部11は、機体の上側後部にエンジンEを配設し、同エンジンEを前記した刈刃装置やミッション(図示せず)等の各動力機構部に伝動機構(図示せず)を介して連動連結している。 【0035】 そして、エンジンEを駆動させることによって、脱穀部5や選別部6等の各動力機構部が連動して作動するようにしている。 【0036】 また、前記エンジンEには温風供給手段80を連動連結して、同温風供給手段80により前記脱穀部5と選別部6に温風を供給可能としており、温風供給手段80は、図1及び図2に示すように、エンジンEより直下方へ向けてファン駆動軸81を突出させて設け、同ファン駆動軸81に温風ファン82を取り付けて、同温風ファン82を揺動選別体32の後部の直上方位置に配置し、同温風ファン82によりエンジンEの排風を脱穀部5と選別部6に温風Woとして供給可能としている。 【0037】 〔本発明の要旨〕 上記のような構成において、本発明の要旨は、図2及び図3に示すように、送風口92側に逸脱・逆流する一番穀粒Kを回収すると共に、回収した一番穀粒Kを一番穀粒受樋39内に戻す回収・戻し流路Rを形成したことにある。 【0038】 すなわち、回収・戻し流路Rは、選別風路W内に形成した回収流路Rkと、同回収流路Rkと一番穀流受樋39との間に形成すると共に、上記選別風路Wの外に形成した戻し流路Rmとを具備している。 【0039】 そして、回収流路Rkは、後方へ上り傾斜状に形成して選別風路Wを形成する風路形成板93上に、左右方向に伸延する回収流路形成体94を載置すると共に、同回収流路形成体94の左側端部94aを右側端部94bよりも前方へ位置ずれさせて配置して、同回収流路形成体94の後面に沿って左側方へ下り傾斜状に形成している。 【0040】 また、戻し流路Rmは、前後方向に伸延させると共に後方へ向けて下り傾斜状の戻し流路形成体95内に形成しており、同戻し流路形成体95は、回収流路形成体94の左側端部に前端部95aを連通連結すると共に、一番穀流受樋39に後端部95bを連通連結している。 【0041】 このようにして、回収・戻し流路Rにより、送風口92側に逸脱・逆流する一番穀粒Kを回収すると共に、回収した一番穀粒Kを一番穀粒受樋39内に戻すようにしているため、一番穀粒Kが送風口92を通して唐箕41内に流入し、同唐箕41のファン41a(図2参照)を損傷等させるという不具合の発生を防止することができる。 【0042】 そして、一番穀粒Kを無駄に放出させることなく、確実に一番穀粒受樋内に回収することができる。 【0043】 しかも、選別風路W内に形成した回収流路Rkと、同回収流路Rkと一番穀流受樋39との間に形成すると共に、上記選別風路Wの外に形成した戻し流路Rmとを具備する回収・戻し流路Rにより、送風口92側に逸脱・逆流する一番穀粒Kを回収流路Rkを通して回収すると共に、回収した一番穀粒Kを戻し流路Rmを通して一番穀粒受樋39内に戻すようにしているため、一番穀粒Kが送風口92を通して唐箕41内に流入し、同唐箕41のファン41aを損傷等させるという不具合の発生を確実に防止することができる。 【0044】 この際、回収流路Rkは選別風路W内に形成する一方、戻し流路Rmは選別風路Wの外に形成しているため、回収・戻し流路Rをコンパクトに形成することができると共に、一番穀粒Kの回収・戻し機能を良好に確保することができる。 【0045】 さらには、回収流路Rkは、選別風路Wと交差する方向に下り傾斜状に形成すると共に、戻し流路Rmは、回収流路Rkの終端部から一番穀流受樋39に向けて下り傾斜状に形成しているため、回収・戻し流路Rの経路を最短化することができて、逸脱・逆流する一番穀粒Kを確実に回収して一番穀粒受樋39に戻すことができる。 【0046】 次に、本実施の形態における他の特徴的構造について、図面を参照しながら説明する。 【0047】 すなわち、図4に示すように、フィードパン86の直前方に位置する支持枠体85の前端部に左右方向に軸線を向けたロール支軸99を横架し、同ロール支軸99にフィードパン保護フィルム100を巻回してフィルムロール101を形成している。102はロール保護カバー体である。 【0048】 そして、フィルムロール101は、フィードパン保護フィルム100の端縁部をフィードパン86の上面に沿わせて後方へ引き出すことにより、同フィードパン86の上面をフィードパン保護フィルム100により被覆し、同フィードパン保護フィルム100の左右側縁部をそれぞれ左右一対の押さえ体103,103により押さえて、同フィードパン保護フィルム100を張設状態に保持することができるようにしている。 【0049】 押さえ体103は、フィードパン86の上面形状に沿わせて凹凸状に形成した押さえ本片104と、同押さえ本片104の外側縁部より上方に立ち上げて形成した取付片105とを具備している。 【0050】 そして、取付片105には、前後方向に間隔を開けて複数個(本実施の形態では三個)の調節用長孔106を形成しており、各調節用長孔106は、上下方向に伸延させて形成して、各調節用長孔106中に調節用ボルト107を挿通して支持枠体85の側壁85aに取付片105を上下位置調節自在に取り付けている。 【0051】 このようにして、押さえ体103を取付片105を介して調節用ボルト107により下方へ位置調節することにより、押さえ本片104によりフィードパン86上のフィードパン保護フィルム100の側縁部を上方から押さえた位置と、上方へ位置調節することにより、押さえ本片104をフィードパン86上のフィードパン保護フィルム100より離隔させた位置との間で上下位置調節することができるようにしている。 【0052】 従って、フィードパン保護フィルム100によりフィードパン86を保護する際には、あらかじめ左右側の押さえ体103,103の各押さえ本片104,104を上方へ位置調節しておき、同状態にてフィルムロール101からフィードパン保護フィルム100をフィードパン86の上面に沿わせて後方(図4(a)に示すP方向)へ引き出し、同フィードパン86の上面全体をフィードパン保護フィルム100により被覆する。 【0053】 続いて、上方へ位置調節している各押さえ本片104,104を下方へ位置調節して、両押さえ本片104,104によりフィードパン保護フィルム100の左右側縁部を押させて、同フィードパン保護フィルム100を張設状態に保持する。 【0054】 かかる状態にて選別作業を行い、フィードパン保護フィルム100に塵等が付着して汚れた際には、左右側の押さえ体103,103を上方へ位置調節すると共に、フィードパン保護フィルム100を後方へ引くことにより、汚れたフィードパン保護フィルム100の部分をフィードパン86よりも後方位置まで移動させ、フィルムロール101から繰り出された汚れていないフィードパン保護フィルム100をフィードパン86上に張設し、同状態にて左右側の押さえ体103,103を下方へ位置調節して、フィードパン保護フィルム100を張設状態に保持する。 【0055】 そして、図4(a)に示すように、ハサミB等の切断具により汚れたフィードパン保護フィルム100の部分を切り離して廃棄する。 【0056】 かかる作業を繰り返し行うことにより、フィードパン86の上面が直接塵等の付着により汚れるのを防止することができる。従って、フィードパン86を掃除する手間が省くことができる。 【0057】 また、本実施の形態では、図5に示すように、グレンタンク55の側壁55aの後上部には、揚穀コンベア44の上部と連通する穀粒投入口55bを形成しており、同穀粒投入口55bの下方近傍位置にはレベリングディスク108を配設している。 【0058】 そして、レベリングディスク108は、グレンタンク55の後部傾斜底板55cに上下方向に軸線を向けた回動支軸109を貫通させて設け、同回動支軸109の下端部をレベリングディスク駆動手段(図示せず)に連動連結する一方、回動支軸109の上端部に撥ね出し羽根110を設けている。 【0059】 このようにして、揚穀コンベア44により掻き上げられた穀粒Kが穀粒投入口55bを通してグレンタンク55内に投入されると、同穀粒Kは、回動支軸109を中心に回転している撥ね出し羽根110により撥ね出されて、斜め上方に強く放出され、グレンタンク55の天板55dに斜めに衝突して反射される結果、遠くまで飛散される。aは揚穀コンベア44からの穀粒供給方向、bは撥ね出し羽根110の回転方向、cは穀粒Kの撥ね出し方向である。 【0060】 この際、穀粒Kは、撥ね出し羽根110により広角度に飛散されるため、グレンタンク55内に均等に分散されることになる。 【0061】 ここで、本実施の形態では、レベリングディスク108の周囲にガイド体111を配設しており、同ガイド体111は、一定の上下幅Hを保持させて、上端縁部112をレベリングディスク108による穀粒Kの撥ね出し方向仮想線L1よりも下方に位置させると共に、同撥ね出し方向仮想線L1と平行する上端縁部112の接線L2との間に一定幅Zを有するオーバーフロー用間隙113を形成している。 【0062】 また、ガイド体111内には満量センサ114を配設しており、同満量センサ114は、レベリングディスク108よりも下方位置でかつガイド体111の下端縁部115よりも一定幅H1だけ上方位置に配置している。 【0063】 このようにして、ガイド体111が存在しない場合には、図4(a)に示すように、穀粒Kが傾斜直線状に貯留された場合に、満量センサ114がセンシングする第1仮想線L3、ないしは、穀粒Kが上方へ凸状の湾曲面に貯留された場合に、満量センサ114がセンシングする第2仮想線L4まで貯留が可能となるが、本実施形態のようにガイド体111を設けた場合には、穀粒Kはガイド体111の上端縁部112をオーバーフロー用間隙113を通してオーバーフローしてガイド体111内に供給され、満量センサ114がセンシングするまで供給が継続されるため、グレンタンク55内の有効貯留容量を増大させることができる。 【0064】 特に、本実施の形態は、大豆等の豆類を穀粒Kとする場合に有効なものである。 【0065】 図6は、他の実施形態としての揺動選別体32を示しており、同揺動選別体32は、図6(a)に示すように本機の内部に収容した使用位置(イ)と、図6(b)に示すように、本機の外部に配置したメンテ位置(ロ)との間で出し入れ自在となしている。 【0066】 すなわち、揺動選別体32は、揺動機構33の揺動リンク33aに前部連結片85bを介して支持枠体85の前部を着脱自在に連結する一方、揺動機構33の揺動アーム33bに後部連結片85cを介して支持枠体85の後部を着脱自在に連結している。 【0067】 そして、選別部6の左右側壁6a,6aに前後方向に伸延する左右一対の前後移動用ガイドレール116,116を取り付けて、両前後移動用ガイドレール116,116に揺動選別体32の前端部に取り付けた左右一対のガイドローラ117,117を上方から係止すると共に転動自在に載置して、揺動選別体32を両ガイドローラ117,117を介して両前後移動用ガイドレール116,116に沿って前後方向に摺動させることにより移動せることができるようにしている。 【0068】 しかも、両前後移動用ガイドレール116,116の後部間には、左右方向に軸線を向けた駆動支軸118を横架し、同駆動支軸118の左右側端部に駆動用ピニオンギヤ119,119を取り付ける一方、揺動選別体32の支持枠体85の左右側上端縁部にそれぞれラック120,120を形成して、各ラック120.120を上記駆動用ピニオンギヤ119,119に下方から歯合させている。 【0069】 さらには、上記駆動支軸118に駆動用モータMを連動連結して、同駆動用モータMの出力軸(図示せず)を正・逆回転させることにより、駆動支軸118→駆動用ピニオンギヤ119,119を正・逆回転させて、両駆動用ピニオンギヤ119,119に歯合させたラック120,120を介して揺動選別体32を、前記した使用位置(イ)とメンテ位置(ロ)との間で前後方向に移動させることができるようにしている。 【0070】 また、揺動選別体32の後部には、左右方向に軸線を向けた枢支ピン121,121を介して支柱122,122の上端部を枢支して、両支柱122,122の下端部123,123を上方へ跳ね上げて、両支柱122,122を揺動選別体32の下面に沿わせて横臥した横臥収納位置(ハ)と、両支柱122,122の下端部123,123を地面Gに接地させて、両支柱122,122を起立させた起立使用位置(ニ)との間で回動位置変更自在となしている。 【0071】 従って、揺動選別体32は、使用位置(イ)にて揺動選別作業を行うと共に、同使用位置(イ)からメンテ位置(ロ)に移動させて、両支柱122,122を横臥収納位置(ハ)から起立使用位置(ニ)に回動位置変更することにより、同揺動選別体32を機体の外部であるメンテ位置(ロ)にて支持させることができる。 【0072】 その結果、揺動選別体32の清掃やメンテナンス等の作業を短時間に楽に行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0073】 【図1】本発明に係るコンバインの一部切欠側面説明図。 【図2】同コンバインの脱穀部と選別部の拡大側面説明図。 【図3】(a)は回収・戻し流路の側面説明図、(b)は同回収・戻し流路の平面説明図。 【図4】(a)はフィードパンの保護構造の平面説明図、(b)は同フィードパンの保護構造の側面説明図。 【図5】(a)はグレンタンクの断面側面説明図、(b)は同グレンタンクの平面説明図。 【図6】(a)は揺動選別体の使用位置での側面説明図、(b)は同揺動選別体のメンテ位置での側面説明図。 【符号の説明】 【0074】 A 汎用コンバイン 1 機体フレーム 2 走行部 3 刈取部 4 搬送部 5 脱穀部 6 選別部 7 排藁処理部 8 運転部 9 穀粒貯留部 10 穀粒搬出部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成17年1月24日(2005.1.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−204103(P2006−204103A) |
| 【公開日】 |
平成18年8月10日(2006.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2005−16186(P2005−16186) |
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