| 【発明の名称】 |
草刈具 |
| 【発明者】 |
【氏名】馬場 勝彦 【住所又は居所】新潟県三条市田島1丁目7番4号 株式会社相田合同工場内
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| 【要約】 |
【課題】横刃を備えると共に、フォーク部をも備えた刃体を有する立ち鎌を、堅牢に且つ容易に製造する。
【解決手段】長柄と長柄先端に装着した刃体2とで構成され、刃体2が、板状基板部20の前縁側に複数の櫛板部21を突設すると共に、櫛板部を基板部と略直交するように捻って形成したフォーク部23と、フォーク部間の基板部前縁に形成した切断刃部(横刃部)25と、基板部に設けた柄装着部26とを備えて、フォーク部23の先端及び先部における長柄側に面した刃体上面側に刃(縦刃部)24を形成し、切断刃部(横刃部)25を凹状湾曲刃としてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長柄と長柄先端に装着した刃体とで構成され、刃体が、板状基板部の前縁側に複数の櫛板部を突設すると共に、櫛板部を基板部と略直交するように捻って形成したフォーク部と、フォーク部間の基板部前縁に形成した切断刃部と、基板部に設けた柄装着部とを備えてなることを特徴とする草刈具。 【請求項2】 切断刃部を形成する基板部前縁部分を凹部に形成して、凹状湾曲刃とした請求項1記載の草刈具。 【請求項3】 フォーク部の先端及び先部における長柄側に面した刃体上面側に刃を形成した請求項1又は2記載の草刈具。 【請求項4】 所定の金属板を、基板部の前縁側に複数の櫛板部を備えると共に、櫛板部間を凹状湾曲縁面とした櫛体形状に打ち抜き、櫛板部を基板部と略直交するように捻ってフォーク部に形成すると共にフォーク部の先端及び上面側先部を研削して縦刃部を形成し、凹状湾曲縁面を研削して横刃部を形成し、フォーク部及び横刃部を含む範囲を焼入れし、基板部の非熱処理箇所に適宜な柄装着部を付設して製出してなることを特徴とする草刈具の刃体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、鍬様式で使用される手持ちの草刈具及びその草刈刃体の製造方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 手持ち式の除草具(草刈具)としては、鎌が知られているが、特に立った姿勢のままで除草作業ができるように鍬様式で使用される刃体と長柄で構成した立ち鎌が知られている(特許文献1)。 【0003】 また作業効率を高めるために、草刈刃体として、複数本のフォークと帯状刃を組み合わせたレーキ状の草刈具も知られている(特許文献2)。 【0004】 【特許文献1】実開昭52−18015号公報第1図。 【特許文献2】実公平2−29855号公報。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 特許文献2記載の草刈具のようにフォーク部を備えることは、立ち鎌と同様に帯状刃体による草刈作業において、草をフォーク部で起こし、方向を整えながら帯状刃体で切断するものであるから、通常の鎌のように草を手で束ねる必要が無く草刈(切断)をすることができるので、効果的な草刈が実現する。更に熊手のように刈り取った草を集めることもできるので便利である。 【0006】 しかし特許文献2に開示されている器具は、複数本のフォーク部に別に形成した帯状刃板を、フォーク部にボルト等で固定して製造しているものであり、製造上の煩雑さや、経年変化による使用上の問題点がある。 【0007】 製造上においては、刃部を備えた部材のボルト等での固定が、手作業となり危険である。特に刃部を形成して熱処理(熱処理を行わないと直ぐに刃が鈍ってしまう)しているものであるから、予め熱処理後の状態を予測してボルト孔の位置を設ける必要があり、余裕を持たせると座金等の余分な部品を必要とする。 【0008】 また経年変化によってボルト連結部分が緩んだりすると、フォーク部と帯状刃体の位置関係がずれて切断効率が低下してしまったり、帯状刃体が外れてしまう虞もある。 【0009】 そこで本発明は、帯状刃部分とフォーク部分を一体に形成した新規な草刈具を提案したものである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明に係る草刈具は、長柄と長柄先端に装着した刃体とで構成され、刃体が、板状基板部の前縁側に複数の櫛板部を突設すると共に、櫛板部を基板部と略直交するように捻って形成したフォーク部と、フォーク部間の基板部前縁に形成した切断刃部と、基板部に設けた柄装着部とを備えてなることを特徴とするものである。 【0011】 而して長柄部を握持して、鍬の様に使用することで、草をフォーク部で起こしながら切断刃部で切断するものである。 【0012】 また本発明は、特に前記草刈具において、切断刃部(横刃部)を形成する基板部の前縁部分を凹部に形成して、凹状湾曲刃とし、またフォーク部の先端及び先部における長柄側に面した刃体上面側に刃(縦刃部)を形成したことを特徴とするものである。 【0013】 而してフォーク部による草の引き起こしに際して、草がフォーク部に絡まることが無い(縦刃部で切断される)。 【発明の効果】 【0014】 本発明の草刈具は上記構成を採用したものであるから、フォーク部と切断刃部(横刃部)とが一体に形成されているので、製造が容易であると共に、経年変化による破損の虞も少なくなるものである。 【0015】 また特に切断刃部(横刃部)を湾曲刃に形成し、フォーク部の先部を縦刃部に形成することで、草刈切断が効率的になされる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態の草刈具は、長柄1と長柄1の先端に装着した刃体2とで構成される。 【0017】 刃体2については、その製造手順に基づいて説明すると、所定の厚さを備えた金属板(鉄板)を、基板部20の前縁側に複数の櫛板部21を備えると共に、櫛板部21の間を凹状湾曲縁面22とした櫛体形状に打ち抜く(型抜き工程:図4イ)。 【0018】 次に櫛板部21を基板部20と略直交するように捻ってフォーク部23に形成すると共に、フォーク部23の先端及び上面側先部を研削して縦刃部24を形成する。また凹状湾曲縁面22を研削して横刃部(切断刃部)25を形成する(刃付け工程:図4ロ,ハ)。 【0019】 そしてフォーク部23及び横刃部25と、基板部20の前部側を焼入れして、堅牢な刃を備えさせる(熱処理工程:図4ニ)。 【0020】 更に非熱処理箇所の基板部20の基部側を適宜上面方向に引き起こし、当該引き起こし上面27に、柄装着部26を溶接その他で付設する(柄装着部付設工程:図4ホ)。尚柄装着部の構造は、刃体2を長柄1の先端部分に装着できる構造のものであれば良く、その構造は任意である。 【0021】 而して前記手段で製出した刃体2は、長柄1の先端部分に、当該柄装着部26の構造に対応する手段で長柄1に装着されるものである。 【0022】 前記の草刈具は、フォーク部23が手前側になるように長柄1を握持し、鍬のように地表上を手前引くことで草刈を実施するものである。特に草は倒伏していても、フォーク部23で草が起こされ、横刃部25部分に導入されて切断されるもので、特に前記の横刃部25を湾曲刃に形成することで、あたかも草を手で束ねて切断するのと同様の草刈作業となる。 【0023】 また前記の草刈作業において、縦刃部24を設けているものであるから、フォーク部23で草が引き起こされる場合に、当該草が複雑に絡み合っていたとしても、縦刃部24で草を切断するので、草がフォーク部23に絡まることが無く、スムーズに草刈作業を実施できるものである。 【0024】 更に刃体2は単一部材(柄装着部26を除き)で形成されているので、縦刃部24と横刃部25とが経年変化によって分離することが無いので耐久性に優れた道具となる。 【0025】 また前記した通り刃体2は単一部材(柄装着部26を除き)を加工して製出したものであり、その製造も容易となったものである。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明の実施形態の全体斜視図。 【図2】同刃体の斜視図。 【図3】同刃体の断面図。 【図4】同刃体の製造工程の説明図。 【符号の説明】 【0027】 1 長柄 2 刃体 20 基板部 21 櫛板部 22 凹状湾曲縁面 23 フォーク部 24 縦刃部 25 横刃部(切断刃部) 26 柄装着部 27 引き起こし上面
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| 【出願人】 |
【識別番号】397070646 【氏名又は名称】株式会社相田合同工場 【住所又は居所】新潟県三条市田島1丁目7番4号
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| 【出願日】 |
平成17年6月15日(2005.6.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084102 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開2006−345754(P2006−345754A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月28日(2006.12.28) |
| 【出願番号】 |
特願2005−174891(P2005−174891) |
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