| 【発明の名称】 |
根菜類収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 伊佐男 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】小田切 元 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】高木 真吾 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岩部 孝章 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圃場(U)に植生する根菜類の茎葉(Q)を上下方向に周回する複数のラグ(35a)で引き起こす横引き起こし装置(35)と、圃場内の作物を掘り起こす掘り起こし刃(D)と、該掘り起こし刃(D)で掘り起こした根菜類の茎葉(Q)を挟持して機体後方に搬送する挟持搬送装置(9L),(9R)と、挟持搬送装置(9L),(9R)の搬送終端側にあって挟持する根菜類の茎葉(Q)を切断する切断装置(31)とを備える根菜類収穫機において、前記掘り起し刃(D)は機体側に取り付けるアーム部(50)と、該アーム部(50)の前部から下方に形成し圃場(U)内の根菜類の根部(X)の周囲の土を掘り起こす掘り起こし部(51)と、前記アーム部(50)の前部から上方に形成し根菜類の茎葉Qを支持する支持部を備える支持板(52)とから構成するものであって、該支持板(52)の支持部(Y)は前後方向にわたって後ろ上がりに形成し、該支持部(Y)の前端部(52d)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置Gより下位に位置する構成と共に、支持部(Y)の後端部(52c)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置(G)よりも上位に位置する構成とし、該支持部(Y)の後端部(52e)を挟持搬送装置(9L),(9R)の搬送始端部(S)の近傍に設けたことを特徴とする根菜類収穫機。 【請求項2】 支持部(Y)の後端部(52e)はアーム部(50)と離間して形成し、支持部(Y)とアーム部(50)との間に空間部(T)を形成したことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。 【請求項3】 支持部(Y)を上下方向に複数段形成したことを特徴とする請求項2記載の根菜類収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、人参や大根等の根菜類を収穫する根菜類収穫機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 特許文献1には、上下方向に周回軌跡する多数のラグを備える引起装置で根菜類の茎葉を引き起こしながら、掘起し刃が上下揺動動作して圃場内で生育した作物の周辺の土を解して作物を掘り起こし、挟持搬送ベルトで根菜類の茎葉を挟持して後方に搬送し、切断装置で茎葉を切断し、収容容器に収容する根菜類収穫機が記載されている。 【特許文献1】特開2002−58316号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 図5の(ロ)に示すように畝等の圃場Uで生育している根菜類の茎葉Qは圃場内の根部Xから上方に向かって生えているが、茎葉Qの中には略地面に沿って垂れている状態のいわゆる垂れ葉Q1があり、これら垂れ葉Q1はラグの周回軌跡よりも低い位置になり引起装置で引き起こしきれない場合がある。そうなると、挟持搬送ベルト100で挟持されない状態で機体後方に搬送され、図5の(イ)に示すように切断装置101で茎葉Qが切断される時にも切断されず、いわゆる残葉として根部Xに付いたまま収容容器に収容される場合がある。 【0004】 本発明は、このような垂れ葉Q1を拾い上げ、挟持搬送ベルト100に案内して挟持されるようにすることで、切断装置101で確実に切断することで残葉が付着する根部を少なくすることを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、上記課題を解決するために以下のような技術的手段を講じた。 即ち、請求項1記載の発明は、圃場(U)に植生する根菜類の茎葉(Q)を上下方向に周回する複数のラグ(35a)で引き起こす横引き起こし装置(35)と、圃場内の作物を掘り起こす掘り起こし刃(D)と、該掘り起こし刃(D)で掘り起こした根菜類の茎葉(Q)を挟持して機体後方に搬送する挟持搬送装置(9L),(9R)と、挟持搬送装置(9L),(9R)の搬送終端側にあって挟持する根菜類の茎葉(Q)を切断する切断装置(31)とを備える根菜類収穫機において、前記掘り起し刃(D)は機体側に取り付けるアーム部(50)と、該アーム部(50)の前部から下方に形成し圃場(U)内の根菜類の根部(X)の周囲の土を掘り起こす掘り起こし部(51)と、前記アーム部(50)の前部から上方に形成し根菜類の茎葉Qを支持する支持部を備える支持板(52)とから構成するものであって、該支持板(52)の支持部(Y)は前後方向にわたって後ろ上がりに形成し、該支持部(Y)の前端部(52d)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置Gより下位に位置する構成と共に、支持部(Y)の後端部(52c)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置(G)よりも上位に位置する構成とし、該支持部(Y)の後端部(52e)を挟持搬送装置(9L),(9R)の搬送始端部(S)の近傍に設けたことを特徴とする根菜類収穫機とする。 【0006】 請求項2記載の発明は、支持部(Y)の後端部(52e)はアーム部(50)と離間して形成し、支持部(Y)とアーム部(50)との間に空間部(T)を形成したことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。 【0007】 請求項3記載の発明は、支持部(Y)を上下方向に複数段形成したことを特徴とする請求項2記載の根菜類収穫機とする。 【発明の効果】 【0008】 請求項1記載の発明によると、支持部(Y)の前端部(52d)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置(G)より下位に位置する構成とすることで、ラグ(35a)では引き起こせない地面に沿って垂れている垂れ葉(Q1)を拾い上げることができる。また、該支持板(52)の支持部(Y)は前後方向にわたって後ろ上がりに形成することで、拾い上げた垂れ葉(Q1)を徐々に持ち上げ、さらに支持部(Y)の後端部(52e)を前記ラグ(35a)の周回軌跡の下端位置(G)よりも上位に位置し、挟持搬送装置(9L),(9R)の搬送始端部(S)の近傍に設けたことで、持ち上げた垂れ葉(Q1)を挟持搬送装置(9L),(9R)に引き継ぎやすくなるため、挟持搬送装置(9L),(9R)で挟持し損ねて切断装置(31)で切断されないで根部に付いたままのいわゆる残葉がある根菜類の数を減少させることができる。 【0009】 請求項2記載の発明によると、該支持部(Y)とアーム部(50)との間に空間部(T)を形成したことで掘り起し刃(D)で掘り起こした土が支持板(52)で塞き止められることなく空間部(T)より未堀側に排出されるため、掘り起こされた土が挟持搬送装置(9L),(9R)の挟持始端部(S)付近に堆積して挟持搬送装置(9L),(9R)内に入り込んで作物を挟持し難くなることを防止することができる。 【0010】 請求項3記載の発明によると、支持部(Y)を上下方向に複数段形成することで長さの異なる垂れ葉(Q1)に応じて適切な位置で支持して持ち上げることができるため、挟持搬送装置(9L),(9R)に引き継ぎやすくすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明を実施するための最良の形態の一つとして、人参等の根菜類を圃場から収穫する根菜類収穫機がある。以下に、本発明を実施した根菜類収穫機について詳細に説明する。 図面に示した根菜類収穫機1は、機体を自走させる走行装置2と、搭乗した操縦者によって操作される操作具を配置した操縦部3と、圃場に植生する根菜類Xの茎葉Q部を引き起こす引起こし装置22と,挟持して後側斜め上方に搬送して引抜き収穫する収穫部4と、収穫物を収容する容器Cを設置可能とする収容部5と、前記収穫部4から収穫物を受け取って前記収容部5に搬送する搬送部6と、収穫物を収容した容器を複数体載置可能とする収穫物載置部7とを設けた構成としている。 【0012】 また、前記走行装置2は駆動回転する左右一対のクローラ8L,8Rを備え、前記収穫部4は機体の左右一方側に配置し、前記収穫物載置部7は機体の左右他方側に配置し且つ該収穫物載置部7を配置した側のクローラ8Rの左右外端部より収穫物載置部7の左右外端部が左右方向外側に位置する状態に配置している。そして、前記収穫物載置部7を配置した側のクローラ8Rの接地部を左右反対側のクローラ8Lの接地部より下方に位置する状態に下動可能に設けている。 【0013】 以下に、根菜類収穫機1の各部の具体的な構成を説明する。 走行装置2は、駆動回転する左右一対のクローラ8L,8Rにより構成している。このクローラ8L,8Rの駆動機構は、まず、操縦部3の操縦座席12の下側に配置したエンジンの動力が、機体前部の低位置に設けたミッションに伝動し、ミッションから左右両側に延出させた走行駆動軸が駆動回転し、この走行駆動軸の左右両外端部に取り付けた駆動スプロケット14,14が駆動回転して左右のクローラ8L,8Rが駆動される構成となっている。クローラ8L,8Rは、駆動スプロケット14,14と機体後部側の転動輪15,15、そして、その転動輪15,15と駆動スプロケット14,14との間に取り付けた転輪16,16の周りに巻き掛けて取り付けている。 【0014】 収穫部4は、根菜類の茎葉Q部を挟持して搬送する搬送作用部として左右挟持搬送ベルト9L,9Rからなる挟持搬送装置9を備える。この左右挟持搬送ベルト9L,9Rは、機体前部側の左右に軸架した左右遊動プーリ20L,20Rと、機体後部側の左右に設けた左右駆動プーリ21L,21Rとを巻回し、且つ、当該左右挟持搬送ベルトの互いに左右対向する周側面が互いに圧接する状態で回転するように構成している。左右駆動プーリがエンジンからの動力を受けて駆動回転すると左右挟持搬送ベルトが互いに圧接するベルト面が後方に移動するよう互い反対方向に回転して、左右のベルトの互いに圧接するベルト面の間に、根菜の茎葉Q部の基部(根部Xの肩に近い部分)を挟持して吊り下げ状態で搬送するものとなる。 【0015】 この収穫部4の後部は機体後部側に設けた左右横軸29回りに回動自在に取り付け、そして、油圧シリンダ30によって左右挟持搬送ベルト9L,9Rの前部を上下動できる構成としている。従って、左右挟持搬送ベルト9L,9Rの搬送作用部の搬送始端部を地面の高さ変動、搬送作用部が保持しようとする根菜類の茎葉Q部の状態に合わせて、容易に上下調節できる。 【0016】 また、収穫部4には、根菜類の茎葉Q部を切断して根部から取り除くために切断する切断装置31も設けている。左右挟持搬送ベルト9L,9Rで根菜類を搬送する途中で根菜類の茎葉Q1部を引継いで挟持して機体後方水平状に搬送する排葉ベルト32,32を、左右挟持搬送ベルト9L,9Rの終端部分の下方に略水平姿勢で左右一対に設けている。また、この排葉ベルト32,32に茎葉Q部を引継ぎ搬送するときに、根菜類の根部Xの上端部に係合して根菜類の上昇を規制し根菜類の高さを切断装置31に対して設定高さに揃えるための位置揃えベルト33,33を設けている。この位置揃えベルト33,33の後端部後方に、切断装置31の左右一対の円板状の切断刃を配置し、挟持搬送ベルト9L,9Rで搬送されてきた根菜の茎葉Q部の基部を切断する。切断された根菜類の根部Xは下方に落下し、茎葉Q部は排葉ベルト32,32で機体後方に搬送されて機体後部側の搬送部6から排出される構成である。 【0017】 搬送部6は、切断装置31の下方に位置し機体の左右内側方向に根菜類を搬送する第一コンベア36と、該第一コンベア36の前側に並行するように位置して第一コンベア36の移送方向と同方向に根菜類を移送する第二コンベア37と、該第二コンベア37の搬送終端部から機体後方に向けて延びて同方向に根菜類を移送する第三コンベア38とを備えた構成としている。 【0018】 なお、第一コンベア36を平坦な面を有するベルトコンベアで構成し、その移送下手側のベルト上面に下側がベルト回転方向と同方向に向って駆動回転する残葉処理ローラ39を、該ローラ前端部側が後端部側に比べて左右方向において機体内側になるように平面視傾斜状態で配置して設けている。 【0019】 また、収容部5のコンテナ交換作業と第三コンベア38で搬送される根菜類から不良品を取り除く選別作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部25を設けている。搭乗部25には、作業者が機体上に容易に搭乗し作業が行えるようシート27を設けている。更に、搭乗部25の左右方向機体外側部に機体前部から機体後部にわたってコンテナCを前後一列に複数載置できる収穫物載置部7を設けていて、この積載部7上に収穫物で満杯のコンテナCを載置しながら収穫作業を進めることで能率よく作業が行えるものとなる。この収穫物載置部7は、機体内側に回動可能に取り付けて折畳み可能な構造等にすることで機体内側に収納可能に設けている。 【0020】 左右挟持搬送ベルト9L,9Rの前側には、前後方向突出する多数のラグ34aを縦引起しケース34bに沿って上下方向に周回させて茎葉Q部を引起す縦引起し装置34と、左右方向に突出する多数のラグ35aを横引起しケース35bに沿って上下方向に周回させて茎葉Q部を引起す横引起し装置35と、茎葉Qを分草する分草管61とを設けている。 【0021】 掘り起こし刃Dは前後方向に伸びるアーム部50と、アーム部50の前部より屈曲して下方に伸びる掘り起し部51と、アーム部50の前部より上方に設ける支持板52とから構成され、アーム部50は設定軌跡で上下方向に揺動する揺動アーム53に取り付ける構成としている。そして、掘り起こし刃Dは左右挟持搬送ベルト9L,9Rの搬送始端側の下方で、かつ、搬送始端部Sの左右両側に一対設けている。そして、根菜類の根部Xの周囲の土を掘り起こす掘り起こし部51の下部は上部よりも機体内側の位置に入り込む構成としている。 【0022】 支持板52はアーム部50に取り付ける取り付け部Jと後述する作物の垂れ葉Q1を持ち上げ支持する支持部Yとから構成されている。具体的にはアーム部50に取り付ける取り付け部52aと、取り付け部52aの前部より斜め後ろ上がりに傾斜して形成する第一支持部52bと構成され、側面視で略くの字型に形成し、第一支持部52bと取り付け部52aとの間には後ろ広がりの略三角状の空間部Tを形成している。そして、第一支持部52bの後端部52eを挟持搬送ベルト9L,9Rの搬送始端部Sの近傍に位置する構成としている。なお、本実施例の支持板52の第一支持部52bの上方にはさらに後ろ上がりに傾斜しながら機体内側に向けて延ばすよう形成する第二支持部52cを取り付けている。 【0023】 本実施例の支持板52は図4(イ)に示すようにアーム部50よりも肉厚を薄く形成している。そのため、掘り起こし部51が掘り起こす土を持ち上げ難くして掘り起こした土が挟持搬送ベルト9L,9Rに入り込み難くしている。また、支持板52の前端部52dを鋭角A状に形成すると共に、支持板52の前端部52dの高さ位置を掘り起こし部51の上部と略同じ高さに形成することで、支持板52の前端部52dは収穫作業時に圃場U内に抵抗が少なくスムーズに入ることができ、かつ、垂れ葉Q1を下から持ち上げることができる構成としている。そして、掘り起こし部51と支持板52は側面視で鈍角H状に形成することで、雑草が支持板52に巻きつきにくくする構成である。 【0024】 また、支持部52bの前端位置52dは、掘り起こし刃Dが揺動上死点位置(図3実線位置)及び揺動下死点(図3仮想線位置)のいずれのときにも横引き起こし装置35のラグ35aの周回軌跡の下端位置Gよりも常に下位の位置にあり、支持部52bの後端位置52eは挟持搬送ベルト9L,9Rの搬送始端部Sの近傍にあって、かつ、ラグ34aの周回軌跡の下端位置Gよりも上位の位置になる構成としている。 【0025】 80は茎葉Qを掻き込む掻き込み回転盤で、図3に示すように機体側面視で掻き込み回転盤80の始端部と支持部52bの後端位置52eとをラップさせることで茎葉Q、垂れ葉Q1の引継ぎを良好にしている。 【0026】 次に根菜類の収穫作業について説明する。 根菜類収穫機1は走行しながら圃場の根菜類を連続して掘り起こして収穫していく。 まず、縦引起し装置34のラグ34aと横引起し装置35のラグ35aとが上下方向に周回して圃場Uから植生する茎葉Qを掻き上げる。そして、掘り起こし刃Dが圃場U内の根部Xの周囲の土を掘り起こして根部Xを持ち上げ、挟持搬送ベルト9L,9Rが茎葉Qを挟持し、掘り起こされた土は空間部Tから未堀側に向かって排出される。そのとき、縦引起し装置34や横引起し装置35で引き起こせない垂れ葉Q1、すなわち、縦引起し装置34、又は横引起し装置35のラグ34a,35aの周回軌跡の下端部Gよりも低い位置で垂れている垂れ葉Q1は、ラグの周回軌跡より下側を揺動する第一支持部の前端部52dが拾って持ち上げられ、第一支持部の後端52eを経て挟持搬送ベルト9L,9Rの挟持始端部Sまで案内される。そして、垂れ葉Q1は茎葉Qと同様挟持搬送ベルト9L,9Rに挟持される。なお、垂れ葉Q1の中でも比較的長い垂れ葉Q1は第二支持部52cで支持され持ち上げられ、比較的短い垂れ葉は第一支持部52bで支持され持ち上げられる。 【0027】 挟持搬送ベルト9L,9Rで機体後方に向かって搬送された根菜類は切断装置31で茎葉Qと根部Xとに切断分離され、根部Xは下方に落下し、茎葉Qは排葉ベルト32,32で機体後方に搬送されて機体後部側から排出される。 【0028】 根部Xは第一コンベア36に落下し、第一コンベア36によって根部Xが移送される。そして、搬送終端側の残葉処理ローラ39に当ると、第一コンベア36の前側に配置した第二コンベア37上に排出されるようになるが、切断装置31によって切断された後に根部X側に残葉が残っている場合には、第一コンベア36のベルト上面と残葉処理ローラ39との間に引き込まれて取り除かれることになる。 【0029】 第一コンベア36から第二コンベア37上に排出された根菜類の根部Xは、更に、第二コンベア37によって同方向(機体右側方向)に移送され、次いで、第三コンベア38によって機体後方に向けて移送されて、第三コンベア38の移送終端部後方に配置した収容部5に載置したコンテナC内に排出される。 【0030】 本実施例のように支持部Yの前端部52dをラグ35aの周回軌跡の下端位置Gより下位で揺動する構成とすることで、ラグ35aでは引き起こせない地面に沿って垂れている垂れ葉Q1、あるいは地中に入り込んでいる垂れ葉を拾い上げることができる。また、該支持板52の支持部Yは前後方向にわたって後ろ上がりに形成することで、拾い上げた垂れ葉Q1を徐々に持ち上げ、さらに支持部Yの後端部52eを前記ラグ35aの周回軌跡の下端位置Gよりも上位に位置し、挟持搬送ベルト9L,9Rの搬送始端部Sの近傍に設けたことで、持ち上げた垂れ葉Q1を挟持搬送ベルト9L,9Rに引き継ぎやすくなるため、挟持搬送ベルト9L,9Rで挟持し損ねて切断装置31で切断されずに根部Xに付着するいわゆる残葉がある根菜類を減らすことができる。 【0031】 また、第一支持部52bとアーム部50との間に空間部Tを形成したことで掘り起こし刃Dで掘り起こした土が支持板52で塞き止められることなく空間部Tより未堀側に排出されるため、掘り起こされた土が挟持搬送ベルトの挟持始端部S付近に堆積して挟持搬送ベルト9L,9R間に入り込んで茎葉Qを挟持し難くなることを防止することができる。 支持部Yを上下方向に複数段形成することで長さの異なる垂れ葉Q1に応じて適切な位置で支持して持ち上げることができるため、挟持搬送ベルト9L,9Rに引き継ぎやすくすることができる。 【0032】 本実施例の支持板52を掘り起こし刃Dに設けることで、垂れ葉Q1を拾い上げるための案内軸等を別途取り付ける必要が無く、また、揺動しながら垂れ葉Q1を拾い上げるため、機体に取り付けられた固定の垂れ葉用の案内軸等を設ける構成と比較しても垂れ葉を拾いやすい。 【0033】 なお、本実施例の支持部Yの別実施例として、第一支持部52bと第二支持部52cを挟持搬送ベルト9L,9Rの挟持位置側、すなわち、内側に向かって曲げることにより垂れ葉Q1を確実に挟持搬送ベルト9L,9Rに搬送できる構成としても良い。 【産業上の利用可能性】 【0034】 本発明は、根菜類の収穫機について記載されているが、圃場内に根部があり、根部から圃場外に茎葉部が生えている野菜の収穫機としても利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】根菜類収穫機の左側面図 【図2】根菜類収穫機の平面図 【図3】発明の要部の拡大図 【図4】(イ)掘り起こし刃の平面図 (ロ)掘り起こし刃の左側面図 (ハ)掘り起こし刃の正面図 【図5】(イ)挟持する根菜類の茎葉を切断装置で切断することを説明する図 (ロ)圃場(畝)で根菜類が植生していることを説明する図 【符号の説明】 【0036】 1 根菜類収穫機 2 走行装置 3 操縦部 4 収穫部 5 収容部 6 搬送部 7 収穫物載置部 35 横引起し装置 35a ラグ 9L,9R 挟持搬送装置 31 切断装置 50 アーム部 51 掘り起こし部 52 支持板 52d 支持部の前端部 52e 支持部の後端部 S 挟持搬送装置の搬送始端部 Y 支持部 U 圃場 Q 茎葉 D 掘り起こし刃
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成17年5月17日(2005.5.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−320211(P2006−320211A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月30日(2006.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2005−144234(P2005−144234) |
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