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【発明の名称】 野菜収穫機
【発明者】 【氏名】和田 秀人
【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内

【氏名】衣川 重人
【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内

【氏名】石井 真嗣
【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内

【氏名】上地 洋一
【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内

【要約】 【課題】従来では空箱の補給と、いっぱいになったコンテナの排出が連続的に行えなかったので、操縦者が一人で運転操作できるとともに、コンテナがいっぱいになると容易に、圃場に降ろせるとともに、空のコンテナを容易に補充できるようにした野菜収穫機を提供する。

【解決手段】野菜搬送部4と、クローラ走行装置2の後部上方に配設されるコンテナ搬送部7と、操作部90とを備えて、機体を進行させながら野菜を収穫する自走式の野菜収穫機1であって、前記野菜搬送部の搬送装置40の後部下方にコンテナ搬送台71を左右方向に配置し、該コンテナ搬送台71を左右に分割し、左右の搬送台71L・71Rにそれぞれコンテナ80を載置可能とし、左右一側の搬送台上に載置したコンテナに前記搬送装置から落下する収穫物を収容するように落下シュート85を設けるとともに、左右他側の搬送台を略水平状態から下方に傾斜可能に構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体下部に配設するクローラ走行装置と、機体最前部に配設される掻き込み部と、該掻き込み部の後方に連設される野菜搬送部と、前記クローラ走行装置の後部上方に配設されるコンテナ搬送部と、操作部とを備えて、前記クローラ走行装置を駆動して機体を進行させながら野菜を収穫する自走式の野菜収穫機であって、
前記野菜搬送部の搬送装置の後部下方にコンテナ搬送台を左右方向に配置し、該コンテナ搬送台を左右に分割し、左右の搬送台にそれぞれコンテナを載置可能とし、左右一側の搬送台上に載置したコンテナに前記搬送装置から落下する収穫物を収容するように落下シュートを設けるとともに、左右他側の搬送台を略水平状態から下方に傾斜可能に構成したことを特徴とする野菜収穫機。
【請求項2】
前記左右他側の搬送台を操作部側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機。
【請求項3】
前記コンテナ搬送台を左右一側が下がるように傾斜配置し、前記左右一側の搬送台を傾斜上側に配置するとともに、該左右一側の搬送台の傾斜下側の端部上に係止体を上方に突出して設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機。
【請求項4】
前記係止体をローラで構成し、搬送台内部に収納可能に構成し、該ローラを弾性部材で上方へ付勢したことを特徴とする請求項3に記載の野菜収穫機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、機体を進行させながら野菜を収穫する自走式の野菜収穫機に関し、特に、搬送装置の後方に配置するコンテナ搬送台に関し、該コンテナ搬送台上に載置したコンテナに、収穫物がいっぱいとなると容易に圃場へ降ろし空コンテナも容易に補充できるようにするための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から野菜収穫機の搬送装置の後部に調製部を配置し、その後部または側方にコンテナを載置する台を設けた技術は公知となっている。
このような野菜収穫機は、圃場に植生した野菜を畝から引き抜いて、不要や葉部や根部を搬送途中で切断して、必要な葉部や根部を搬送装置後部で調製して、その後方または側方に載置したコンテナに収容するようにしていた。(例えば、特許文献1・2参照)
【特許文献1】特開平10−248354号公報
【特許文献2】特開平8−289655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1における野菜収穫機は、圃場の野菜を引き抜いて斜め上後方に搬送しながら根茎部を切断して、搬送装置後部の調製部に搬送し、調製部の後部に作業者が位置し、作業者の左右両側に空箱を配置し、後部に収穫物を収納した収穫箱を積載するようにしていた。しかし、作業者は調製後の収穫物を側方で箱詰めし、いっぱいになると収穫作業を一端停止して後方の収穫箱積載用スペースに積載していた。よって、箱詰め用スペースへの空箱の供給、及び、箱詰め後の箱を積載スペースへの移載は手作業で箱を持ち上げながら移動するので、労力が必要となる。また、機体の運転者とは別に作業が必要なる。
また、特許文献2における野菜収穫機は、野菜を掘り起こして後方へ搬送し、搬送装置の後部で選別後に荷台上のコンテナに収納するように構成し、該荷台は油圧シリンダにより昇降回動可能に構成している。こうして、選別後の収穫物がコンテナ内にいっぱいとなると、荷台を下降回動して、コンテナを圃場面に降ろすようにして労力を軽減していた。しかし、降ろす時に荷台が引っ掛かったり歪んで滑り落ちたりすると、走行を停止して修正する必要があり、また、荷台からコンテナを降ろした後には空のコンテナを補充しなければならないが、空コンテナを載置するスペースがなく補充に手間がかかっていた。
そこで、本発明は、以上の問題に鑑み、操縦者が一人で運転操作できるとともに、コンテナがいっぱいになると容易に、圃場に降ろせるとともに、空のコンテナを容易に補充できるようにした野菜収穫機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、機体下部に配設するクローラ走行装置と、機体最前部に配設される掻き込み部と、該掻き込み部の後方に連設される野菜搬送部と、前記クローラ走行装置の後部上方に配設されるコンテナ搬送部と、操作部とを備えて、前記クローラ走行装置を駆動して機体を進行させながら野菜を収穫する自走式の野菜収穫機であって、
前記野菜搬送部の搬送装置の後部下方にコンテナ搬送台を左右方向に配置し、該コンテナ搬送台を左右に分割し、左右の搬送台にそれぞれコンテナを載置可能とし、左右一側の搬送台上に載置したコンテナに前記搬送装置から落下する収穫物を収容するように落下シュートを設けるとともに、左右他側の搬送台を略水平状態から下方に傾斜可能に構成したものである。
【0006】
また、請求項2に記載のごとく、前記左右他側の搬送台を操作部側に配置したものである。
また、請求項3に記載のごとく、前記コンテナ搬送台を左右一側が下がるように傾斜配置し、前記左右一側の搬送台を傾斜上側に配置するとともに、該左右一側の搬送台の傾斜下側の端部上に係止体を上方に突出して設けたものである。
また、請求項4に記載のごとく、前記係止体をローラで構成し、搬送台内部に収納可能に構成し、該ローラを弾性部材で上方へ付勢したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1のごとく構成したので、左右一側の搬送台上に載置したコンテナ内に搬送装置から落下する収穫物を収納し、いっぱいになると左右他側の搬送台上にコンテナを移動して、該搬送台を下方に傾斜させることで、コンテナは自重で下方へ滑り降ろすことが可能となり、容易にコンテナを圃場上に降ろすことができ、操作が簡単で労力を軽減することができる。
【0008】
請求項2のごとく構成したので、オペレーターは走行運転操作しながらコンテナを左右他側の搬送台上に移動して降ろすことが可能となり、操作性を向上することができる。
請求項3のごとく構成したので、コンテナをコンテナ搬送台の左右一側の搬送台上に載せるだけで、係止体に当たるまで移動して停止し、位置決めが容易にできるようになり、このコンテナ内に収穫物がいっぱいになると、係止体を乗り越えて左右他側の搬送台上に移動させてコンテナを圃場上に降ろすことができ、コンテナの扱いが容易にできる。
【0009】
請求項4のごとく構成したので、収穫物でいっぱいになったコンテナを左右他側の搬送台上に移動させるときに、一定以上の強さで側方へ移動させることでローラは弾性部材に抗して下がり、コンテナを持ち上げることなく、軽い力で他側の搬送台上に移動させることができる。移動後には係止体は弾性部材により元の位置に戻り、戻す操作も不要である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
まず、野菜収穫機1の全体的な構成について、図1乃至図4を用いて説明する。図1は野菜収穫機の前方全体斜視図、図2は同じく平面図、図3は同じく後面図、図4は同じく右側面図である。
尚、以下の説明においては、機体の進行方向を前後方向とし、また、機体進行方向に対し水平に直行する方向を左右方向とし、また、機体進行方向に対し垂直に直行する方向を上下方向とする。
【0011】
本実施例の野菜収穫機1は、エンジンを搭載した自走式に構成されており、クローラ走行装置2を駆動して機体を畝に沿って前進させながら、畝から引き抜かれて畝上に置かれている野菜を拾い上げてコンテナ80に収容する。
野菜収穫機1において、掻き込み部3が機体最前部に配設され、該掻き込み部3の下方に野菜搬送部4の前部が配置される。そして、該野菜搬送部4は、前低後高に形設され収穫物を斜め後方へ搬送する。その最後部の下方に選別部6が配設される。選別部6の下方には、コンテナ搬送部7が配設される。
この構成において、野菜として玉葱を収穫する実施例により説明するが、掘り起こされたじゃがいもや人参等の野菜を収穫することもできる。玉葱(収穫物)は、掻き込み部3により掻き込まれて野菜搬送部4に受け渡され、該野菜搬送部4にて後方へ搬送される。野菜搬送部4の終端まで搬送された玉葱は、選別部6に移送され、該選別部6での選別後、コンテナ搬送部7のコンテナ搬送台71上にセットされるコンテナ80中へ収納される。
【0012】
前記クローラ走行装置2は図9、図10に示すように、駆動スプロケット101と従動スプロケット102と転輪103・103・103とクローラベルト104とトラックフレーム105と昇降機構106等からなり、左右のクローラ式走行装置2・2の下部を昇降可能として、野菜収穫機1の本体を水平に保てるようにしている。即ち、左右一側のクローラ式走行装置2について説明すると、従動スプロケット102及び転輪103・103・103を支持するトラックフレーム105の前後には平行リンクを構成するリンク107・107の先端が枢支され、該リンク107・107の他端は支点軸108・108に固定され、該支点軸108・108は機体フレーム5に枢支されている。一方(前側)の支点軸108にはアーム109の一端(下端)が固設され、該アーム109の他側には長孔109aが開口され、該長孔109aに油圧シリンダ110のピストンロッド先端が枢支され、該油圧シリンダ110は機体フレーム5に前後略水平方向に固定されている。
【0013】
そして、該油圧シリンダ110は電磁バルブからなる制御バルブ111の切り換えにより圧油の送油方向が切り換えられて油圧シリンダ110を伸縮できるようにしている。該制御バルブ111はコントローラ112と接続され、該コントローラ112には角度設定器113と野菜収穫機1の任意位置(本実施例では機体フレーム5)に配置された角度センサー114と接続されている。前記角度設定器113は操作部90に配設されている。
【0014】
このような構成において、角度設定器113により機体の角度を水平または所望の角度に設定することにより、作業時において、クローラ式走行装置2・2が畝間を走行するときに凹凸があって左右に傾いても、その左右方向の傾斜を角度センサー114が検知して、機体の左右低い側のトラックフレーム105を持ち上げるように、または、左右の高い側のトラックフレーム105を下げるように油圧シリンダ110を伸長または縮小させるように駆動して、機体を設定した角度に維持するように構成している。つまり、クローラが地表の凸部にさしかかると機体が持ち上げられるので、図9の如く油圧シリンダ110を伸長させてトラックフレーム105を持ち上げて機体を下げて水平となるようにする。逆に、凹部にさしかかると、図10に示すように、油圧シリンダ110を縮小させて、トラックフレーム105を下げ、機体を上昇させて水平とするのである。こうして畝上面の傾斜に合わせて掻き込み部3及び野菜搬送部4を傾斜させて確実に玉葱を拾い上げられるようにしている。
【0015】
また、図4に示すごとく、機体フレーム5の前後中途部に立設される左右の支柱8の上部には、回動支持部9が設けられており、該回動支持部9にて、搬送装置40の左右の駆動ケース49の後端部が枢支され、斜め下方に搬送装置40を延設している。該搬送装置40の駆動ケース49と機体フレーム5との間には油圧シリンダ41が枢結され、該油圧シリンダ41を伸縮させることにより、前記回動支持部9を支点として、搬送装置40を上下方向に回動可能として、高さを調節できるようにしている。
【0016】
そして、作業を行う畝の高さに対応して搬送装置40先端の高さを設定できるように高さ設定装置11を設けている。該高さ設定装置11は図4に示すように、機体フレーム5の前部に設けて搬送装置40を下降させた時の当たりとなるように構成している。即ち、高さ設定装置11は機体フレーム5の前部両側または片側に配置して、搬送装置40の駆動ケース49の前部下方が当接するように配設され、作業をするときには、搬送装置40を上昇させてから、高さ設定装置11の高さを畝上面の高さに合うように調節して、搬送装置40を下降させて、駆動ケース49の下部が高さ調節装置11に当接させる。なお、駆動ケース49下面に高さ調節装置11の上端と当接する当接板17を配設している。こうして、搬送装置40前部及び掻き込み部3が畝の高さに合うようになり、作業中に搬送装置40前部が作業中に土中に突っ込まないようにしている。
【0017】
高さ調節装置11の具体的構成は、ボス体12と該ボス体12に螺装されるネジ体13より構成し、ボス体12の下部が支持軸14に固設され、該支持軸14は機体フレーム5に枢支され、前後回動可能としている。該支持軸14に操作アーム15を突設して、該操作アーム15に操作杆16が連結され、該操作杆16は操作部90に設けた図示しない操作レバーと連結されている。
【0018】
このように構成することにより、ネジ体13を回動することによりネジ体13の上端の高さを所望の高さに調節することができる。また、高さ調節装置11を前方または後方に倒しておくことにより、野菜搬送部4を最下降位置まで下降させて安定して格納でき、また、路上走行時等では最下降位置より若干上昇させて、搬送装置40の下端が障害物に当接しないようにし、かつ、掻き込み部3が前方の視界を妨げないようにすることができる。
【0019】
そして、作業時においては、搬送装置40を最上昇位置まで上昇させてから高さ調節装置11を操作レバーの操作で起立させて、ネジ体13を回動して畝の高さに合わせる。そして、搬送装置40を下降させることで、掻き込み部3下方の搬送装置40先端の高さを畝高さに略一致させることができる。こして作業時には、土中に突っ込むことなく玉葱を拾い上げることができるのである。但し、高さ調節装置11はボス体12とネジ体13の代わりにシリンダで構成することもでき、スイッチ等を操作することにより油圧またはモータ等でシリンダを伸縮させて当たりの高さを操作部90で調節できるように構成することもできる。また、高さ調節装置11は搬送装置40側に設けることも可能である。
【0020】
また、前記搬送装置40の駆動ケース49の後部には、掻き込み装置30を支える支持アーム31・31の回動支持部10が設けられており、該回動支持部10にて、掻き込み装置30の支持アーム31の後端部が枢支されている該掻き込み装置30は、前記搬送装置40の側部に枢結される油圧シリンダ32により、前記回動支持部10を支点として支持アーム31を回動させることにより、上下方向に移動されるようになっている。以上の構成により、油圧シリンダ32を動作させることにより、掻き込み装置30の地上高さを個別に設定できる。
【0021】
また、前記油圧シリンダ32を用いる代わりに弾性部材を用いて高さ調節と弾性付勢しながら支持する構成とすることもできる。即ち、図8、図11に示すように、左右の駆動ケース49の前後中途部の側部に支持杆55・55を設ける。また、前記左右支持アーム31・31には支持杆56を横設する。該支持杆55・56からステー55a・56aを突設して、該ステー55a・56aにそれぞれ枢支ピン57・58を枢支し、該枢支ピン57・58に軸心に対して直角方向にネジ杆59を貫通して略上下方向に配置している。該ネジ杆59の下端をナット60により枢支ピン57に固定し、枢支ピン58の両側のネジ杆59に弾性部材としてバネ61・62を外嵌し、該バネ61・62の両側にはそれぞれ座金63・63・64・64を配置している。そして、下側の座金63の下部にはナット65を螺装し、上側の座金64の上側にはナット66を螺装している。67はロックナットである。
【0022】
このように構成することにより、支持アーム31に固定されている枢支ピン58はバネ61・62により上下方向から弾性付勢され、掻き込み部3が畝上の凸部に当接したり他の障害物と当接したり等しても、枢支ピン58が上下に摺動して、バネ61・62の付勢力によりショックが緩和され、破損等を回避することができる。
【0023】
また、下側のナット65または上側のナット66を回動することにより、搬送装置40に対する掻き込み部3の高さを調整することが可能であり、一方または両方を回動することにより付勢力を変更することが可能である。即ち、下側のナット65を上方へ摺動するように(右回りに)回動することにより、枢支ピン58も上方へ摺動して、駆動ケース49と支持アーム31の間の角度を大きくして両者の間隔を広げて掻き込み部3を上昇させることができる。また、ナット66を下方へ摺動するように(左回りに)回動すると、枢支ピン58も下方へ摺動して、駆動ケース49と支持アーム31の間の角度を小さくして両者の間隔を狭めて掻き込み部3を下降させることができる。
【0024】
また、前記搬送装置40は左右の無端体となるチェーンに複数の棒状体を左右方向に横架して平行に配置することですだれ状に構成して、前後の駆動スプロケットと従動スプロケットに巻回して、回転駆動することにより収穫物を搬送できるようにしている。即ち、図5に示すごとく、複数本の第1搬送棒44・44・・・と、第2搬送棒45・45・・・を交互に配置してなる、無端帯の野菜搬送面46が構成される。
これら搬送棒44・45の左右両端は、駆動ケース49(図5参照)に内装される無端体で構成した搬送チェーン43・43に取り付けられており、この搬送チェーン43・43を図示せぬ駆動装置にて駆動することにより、搬送棒44・45を下方から上方に向かって移動させるようにしている。
【0025】
前記第1搬送棒44は、軸部材44aと中空のカラー44bとからなり、該カラー44bの中空部分に軸部材44aが挿入される構成となっている。そして、軸部材44aが搬送チェーン43・43に取り付けられ、該軸部材44aに対してカラー44bが回転自在となっている。このように、カラー44bを軸部材44aに対して回転自在としているため、仮に、拾い上げられた玉葱が第1搬送棒44上に落下した場合でも、カラー44bの回転により落下によるショックが和らげられ、玉葱を傷つけることなく搬送できる。
【0026】
他方、前記第2搬送棒45は、平面視(正面視)で長手方向に凹凸を有する形状となっており、搬送チェーン43・43に取り付けられる両端部を凸部45a・45aとし、該凸部45a・45a以外の部分を玉葱の搬送面に対して略垂直に窪ませた凹部45bとして形成している。つまり、第2搬送棒45は、搬送チェーン43・43との連結部分以外を、搬送面に対して窪ませて形成している。そして、第2搬送棒45において、長手方向の殆どの部分を凹部45bが占めるようにしている。
【0027】
そして、第2搬送棒45の凹部45bと、その前後の第1搬送棒44・44の上下方向の位置関係は、前記凹部45bが、第1搬送棒44・44よりも低くなるので、該凹部45bと、第1搬送棒44・44により、側面視(第1搬送棒44の長手方向から臨む側面視)において、三角形状の載置スペース47が形成されるようになっている。
また、この載置スペース47の搬送方向の幅や、深さは、第1・第2搬送棒44・45の配列間隔、及び、凹部45bの窪みにより決定されるものであるから、穫される玉葱のサイズに合わせて、適宜、前記配列間隔・窪みを変更することにより、載置スペース47の搬送方向の幅や、深さを変更することができる。
【0028】
また、この載置スペース47に玉葱が自然に収められるようになるため、玉葱を安定させた状態で搬送することができる。また、一つの載置スペース47につき、左右方向に複数の玉葱を載せて搬送することができ、多量の玉葱の搬送に対応することができる。
また、凸部45a・45aにより、玉葱の左右方向への移動が規制されるため、玉葱が搬送チェーン43・43と接触して損傷することを防止できる。また、各搬送棒の間には、隙間が形成されるため、該隙間を通じて玉葱に付着した土砂を地面へ効率よくふるい落とすことができる。
【0029】
また、第1搬送棒44・44・・・と、第2搬送棒45・45・・・を交互に配置してなる無端帯の野菜搬送面46の上方には、該野菜搬送面46の傾きに沿わせるようにして、二本の棒状の搬送ガイド48・48が配置されている。この搬送ガイド48・48は、それぞれの下端部が、例えば駆動ケース49・49に固定され、上端部が、野菜搬送面46の上側終端部に配置されるようになっている。そして、この搬送ガイド48・48は、平面視において、略「八」字状が形成されるべく、それぞれ、該下端部から上端部に向かう程に、野菜搬送面46の左右中心に近づくように屈曲されている。
【0030】
この搬送ガイド48・48の存在により、搬送装置40の下部において、左右方向に幅広く載置された玉葱は、上方へ向かって搬送されるに伴い、搬送ガイド48・48によってガイドされ、搬送装置40の上部においては、左右中央側に集められる。
【0031】
そして、以上によれば、玉葱が左右に広がって前記搬送チェーン43・43に接触して損傷するといったことを防止でき、また、玉葱の流れを搬送装置40の左右幅の範囲内に集束させることができ、コンテナ80の中に確実に収集することができる。
また、搬送ガイド48・48を取り外し可能に構成するとともに、野菜の種別に応じて、形状の異なる別の搬送ガイドに適宜交換することによれば、収穫する野菜の種別に応じた最適な集束幅を実現することができ、収穫する野菜の種類・大きさが変わっても、コンテナ80の中に確実に収集することができる。
【0032】
また、搬送ガイド48・48は、野菜搬送面46と略平行となるべく構成されるものであり、簡易な構造となっている。尚、搬送装置40の上側終端部付近においては、搬送ガイド48・48が地上面と略水平となるべく屈曲させて、野菜搬送面46と搬送ガイド48・48との上下方向の隙間を小さく構成することとしており、これにより、当該隙間に玉葱を通過させることなく、確実にコンテナ80が配置される方向へ案内することができる。
【0033】
また、搬送装置40の搬送途中には、エアーを吹きつけて収穫物の乾燥を促し、付着した土等を除去する吹付装置120が配設されている。該吹付装置120は図11に示すように、左右の駆動ケース49の前後中途部にエアーパイプ121が架設され、該エアーパイプ121の水平部が野菜搬送面46の上方位置で左右方向に配設される。該エアーパイプ121の水平部の下面には適宜間隔をあけて吐出口が開口されて、エアーを野菜搬送面46側に吐出するようにしている。なお、本実施例では前記支持杆55をパイプで構成して、エアーパイプと兼用して構成している。
前記エアーパイプ121の一端は閉じられて、他端にはホース等を介して図示しないコンプレッサまたは送風機等からなる空気圧送手段の吐出口と接続されている。該空気圧送手段の吸入口がエンジン近傍に配置され、または、ホースがエンジン近傍を通過するように配設されて、圧送する空気を温めるようにしている。該空気圧送手段の吸入口がエンジン近傍に配置することにより、熱風を吸入することができ、この熱風を野菜搬送面46に吹きつけることにより、土上にあって湿気を含んだ搬送される野菜は乾燥され、腐敗等を防ぎ日持ちが良くなるとともに、付着した土等も除去されて、選別や清掃の手間を軽減することができる。特に、エンジンの冷却ファンの排出口に空気圧送手段の吸入口を配置することにより、エンジンの冷却効率を高めるとともに、野菜の乾燥も促進することができる。
【0034】
そして、この搬送装置40によって収穫物を後方へ搬送して終端から後述する落下シュート85を介してコンテナ80へ投入するようにしている。ところが、搬送時において収穫物の葉または根等が搬送棒45・46に絡み付いて離脱せず前下方に落下してコンテナ80に収納できないことがあった。特に、小ぶりの野菜は軽いため葉部が絡み付き易く、落下し難く、搬送装置40後端から前下方へ回り込み易かったのである。
【0035】
そこで、本発明は図7に示すように、回動支持部9には駆動軸50が支柱8・8間に左右方向に横架され、該駆動軸50の左右両側に駆動スプロケット51・51が固設されている。一方、駆動ケース49の前端に図示しない従動軸を横架して、該従動軸の左右両側に従動スプロケットを固定して、該従動スプロケットと前記駆動スプロケット51・51の間に前記搬送チェーン43・43を巻回している。
【0036】
そして、テンションローラー52を前側の従動スプロケットと後側の駆動スプロケット51の間に配置して搬送チェーン43を緊張している。該テンションローラー52の配置位置は、野菜搬送面46と反対側の下面側の非搬送面側であって、駆動スプロケット51の近傍に配置している。言い換えれば、テンションローラー52は駆動スプロケット51の斜め前下方に配置して、搬送チェーン43の後下部が後端から水平若しくは前上方へ延びるように緊張する。そして、落下シュート85の前上端は搬送装置40の後端より下ろした垂線Hよりも前方に位置し、落下シュート85前端と野菜搬送面46との間にテンションローラー52を配置している。
【0037】
このように構成することにより、駆動スプロケット51下部において、搬送チェーン43は野菜の落下方向から逃げる方向に回動することになり、野菜が落下し易くなる。そして、後端から前方へ延びる搬送チェーン43と、駆動スプロケット51と従動スプロケットの下側接線を結ぶ線との間の角度αは従来よりも大きくすることができるので、特に、小ぶりの野菜は従来よりも角度α逃げるようになるので、絡み付きが生じ難くなる。また、搬送チェーン43と落下シュート85の間に構成される三角形状の空間Aが広くなり、駆動スプロケット51の下部と落下シュート85の間の距離Bを十分とることができるので、搬送装置の搬送棒と落下シュート85との間に収穫物が詰まることもなくなるのである。
【0038】
また、図1及び図6に示すごとく、掻き込み部3において、左右の支持アーム31・31には駆動軸35が横架され、該駆動軸35の両端部に回転輪24・25が固定されている。
また、右側の支持アーム31に並設される駆動ケース31aには、前記駆動軸35の動力伝達機構が内装され、該動力伝達機構から動力を受けて駆動軸35が回転される。
また、左右の回転輪24・25には、それぞれアーム24a・25aが放射状に半径方向に4方向に突設されており、左右のアーム24a・25aの先端間には支持軸26が軸架されている。該支持軸26には、軸方向に幅のある取付部26a(図6参照)が突設され、該取付部26aに掻込体34が固定されている。この掻込体34は、左右方向を長手とする長方形の形状とされ、左右方向の複数箇所において、上下方向の切目(図1参照)が適宜設けられている。
【0039】
また、右側の回転輪25の外側方には、該回転輪25と偏心させた回転輪27が軸架されている。該回転輪27には、アーム27a・27a・・・が4方向に突設されている。
そして、該回転輪27のアーム27aの先端に設けた回転軸27bには、連動アーム28の一端が枢支され、また、該連動アーム28の他端が、前記支持軸26に固定されている。
【0040】
以上の構成により、各支持軸26に取付ける各掻込体34が常に下向き、即ち、垂直面を形成した状態を維持しながら回転するようになっている。
尚、該掻込体34は樹脂(例えば、ゴムやビニール)等の弾性部材で形成されており、玉葱を掻きこむ際に、玉葱を傷つけないようにしている。また、掻込体34を肉厚に形成して、一枚の掻込体34で複数の玉葱を同時に掻き込むことを容易としている。また、該掻込体34に別途補強板を設けることにより、玉葱側から受ける反力によって容易に撓まないように構成することもできる。
【0041】
また、図4に示すごとく、前記掻き込み装置30の支持アーム31には、前後位置調節機構33が設けられており、該前後位置調節機構33により掻き込み装置30の前後位置の調節が可能となっている。
【0042】
また、図2に示すごとく、搬送装置40の上側終端の後方斜め下方には、コンテナ搬送台71が設けられている。該コンテナ搬送台71には、前後方向に配置されるローラ71a・71aが複数回転自在に配設され、機体進行方向に対して左右方向にコンテナ80が搬送される搬送面が形成されている。
このコンテナ搬送台71は、図3に示すごとく、クローラ走行装置2・2の上方に左右方向に配置されて、図7に示すように、前端が機体フレーム5の後部に枢支され、上方へ回動して収納できるようにしている。また、コンテナ搬送台71の左側上方には、操作部90が配置される。また、コンテナ搬送台71の右側には、空のコンテナ80を載置するコンテナ台75が配置される。
【0043】
また、図3に示すごとく、コンテナ搬送台71の搬送面の地上高は、前記コンテナ台75に近い側が高くなるように傾斜させて設けられる、つまりは、前記ヒンジ部76側が高く操作部90が低くなるよう、図3において、左右方向に傾斜させて設けられている。
そして、該コンテナ搬送台71は左右に分割されて、それぞれ1台ずつコンテナ80を載置できるように大きさが設定され、つまり、該左右の搬送台71L・71Rの左右幅はコンテナ80の幅と略等しく、または若干長く構成されて、左側の操作部90に近い側の搬送台71Lは収穫物でいっぱいになったコンテナ80を圃場面に降ろすためのものとし、右側の搬送台71Rは落下シュート85を介して投入するコンテナ80の台としている。なお、該左搬送台71Lの上方には落下シュート85が覆うように配置されて直接収穫物が入らないようにしている。
こうして前記右側の搬送台71Rの左端上には後述する係止体74が上方に突出して設けられて、コンテナ台75上の空のコンテナ80を右搬送台71R上に移動させると係止体74に止められる。この状態で搬送装置40から搬送される収穫物は落下シュート85を介してコンテナ80内に収容される。そして、右搬送台71R上のコンテナ80が収穫物でいっぱいになると、そのコンテナ80を手で操作部90側へ引き寄せて右搬送台71R上を転がせながら係止体74を乗り越えさせて左搬送台71L上に移動させ、左搬送台71Lが後下方へ回動することでコンテナ80を圃場上へ降ろすようにしている。
【0044】
即ち、左搬送台71Lは図7に示すように、前後に分割されて前台71bと後台71cを構成し、該前台71bと後台71cを前後方向に足した長さはコンテナ80の前後長と略同じとして、後台71cの前後長は前台71bの前後長よりも若干長く構成して、前台71bの前部は機体フレーム5に枢支して、略水平の状態から上方へ回動可能として非作業時等で収納できるようにしている。該前台71bの後部と後台71cの前部が左右方向に配置した支点軸72により連結されて、後台71cが下方へ回動可能に支持され、該前台71bと後台71cの間にはバネ73が介装されて、該バネ73により後台71cを上方へ回動するように付勢し、通常は前台71bと後台71cの上面は一直線状の略水平状態となるようにしている。なお、バネ73の一端の係止部にボルト・ナット等でバネ力調製部材を構成して配置することもできる。
このような構成において、収穫物でいっぱいとなった右搬送台71R上のコンテナ80を左搬送台71L上へ移動させると、収穫物を収納したコンテナ80の重心は支点軸72よりも後方に位置するので、コンテナ80と収穫物の自重で後台71cの後部が下方へ回動し、コンテナ80も後方へ傾斜して後台71c上を滑り自動的に圃場面に降ろすことができる。後台71c上にコンテナ80がなくなると、バネ73の付勢力により後台71cは上昇回動して元の位置に戻るのである。なお、前記重心はコンテナ80内に均一に収穫物が収納された状態であって前後左右上下略中央に位置すると仮定している。
【0045】
また、収穫物でいっぱいとなったコンテナを左搬送台71Lに載せられたことを確認してから圃場上へ降ろすようにすることもできる。即ち、前記と同様に左搬送台71Lを前後に分割して、前台71bと後台71cを前後方向に足した長さは右搬送台71Rの前後長と略同じとして、後台71cの前後長は前台71bの前後長よりも若干短く構成して、両者間には前記と同様にバネ73を介装する。
このような構成において、収穫物でいっぱいとなったコンテナ80を右搬送台71Rより左搬送台71L上に移動させると、収穫物を収納したコンテナ80の重心は支点軸72よりも前方に位置するので、コンテナ80は前台71b上に載り一時的に保持されて、コンテナの横方向への移動時に後台71cが下降回動してコンテナ80がひっくり返るようなことがなく、この水平の状態からコンテナ80の後側を手で押し下げることで、コンテナ80は後方へ傾斜し、重心は支点軸72よりも後方に移動して後台71c上を自重で滑り落ちるようになり圃場面に降ろすことができる。
また、左搬送台71Lは前後に分割しない一体構成として、シリンダ等のアクチュエータ79で下降回動する構成とすることもできる。即ち、左搬送台71Lと機体フレーム5の間にシリンダ等のアクチュエータを介装して、スイッチやレバー等の操作で左搬送台71Lを下降または上昇回動させるようにすることも可能である。この場合、昇降スイッチを操作部90に配置して、オペレーターのスイッチ操作で昇降させる。または、コンテナの有無を検知する接触または光センサーまたは重量センサー等よりなるセンサー21を左搬送台71L上に配置し、左搬送台71L上にコンテナ80が位置すると下降し、左搬送台71L上からなくなると上昇するように構成することもできる。この場合、図3に示すように、コンテナ検知センサー21は左搬送台71Lの後左端部に配置し、アクチュエータ79は左搬送台71Lの左側面に配置し、コンテナ検知センサー21とアクチュエータ79はコントローラ23と接続される。
【0046】
また、前記右搬送台71Rは機体後部の右側に位置して、つまり、操作部90と反対側に位置して、落下シュート85から落下する収穫物をコンテナ80内に収納するようにしている。該右搬送台71Rの左側端上には係止体74を配置している。該係止体74はコンテナ80がローラ71aの転動により左搬送台71Lへ移動しないように一時的に止める部材であり、凸状の部材で構成して簡単に乗り越えられるような部材であればよい。具体的には、右搬送台71Rの左側端に後面視半円状または三角形状または「へ」状の棒状体を他のローラ71aの上面よりも高くなるように固定したり、または、半球状または「へ」状の凸部体を前後方向に所定間隔をあけて設けたり、または、左端のローラ71aを他のローラよりも高い位置に配置したり、または、左端のローラ71aの径を他のローラの径よりも大きく構成することができる。または、係止体74は下方よりバネ等の弾性体で上方へ突出するように付勢する構成とすることもできる。なお、この場合のバネの付勢力はコンテナ80がいっぱいとなったときの重量に対しては縮むバネ力とする。
【0047】
このように構成することにより、右側方のコンテナ台75より空のコンテナを左方向へ滑らせて右搬送台71R上へ移動すると、空のコンテナの左下部が係止体74に当接して止めることができる。そして、右搬送台71R上に載置したコンテナ80内に収穫物が投入されていっぱいとなると、オペレーターがそのコンテナ80を操縦部90側へ引き寄せると、または、コンテナ台75側から操縦部90側へ押すと、コンテナ80は係止体74を乗り越えて左搬送台71L上に載せることができるのである。または、係止体74を下方収納可能に構成して下方よりバネ等の弾性体で上方へ付勢する構成の場合には、いっぱいになったコンテナ80を強く操作部90側へ引き寄せることで、係止体74は下方に収納されて、左搬送台71L上に載せることができるのである。
【0048】
また、右搬送台71R上に載置したコンテナ80を自動的に左搬送台71L上に載せるようにすることも可能である。即ち、右搬送台71R上に重量センサー22を配置して、コンテナ80の重量を検知する。一方、前記係止体74を昇降可能に構成して、該係止体74をシリンダまたはモータ等のアクチュエータ78により昇降できるように構成する。そして、該アクチュエータ78と重量センサー22とをコントローラ23に接続する。
【0049】
このような構成において、右搬送台71R上に載置したコンテナ80内に収穫物が投入され、そのコンテナ80の重量は重量センサー22により検知されコントローラ23にその値が入力されている。そして、重量センサー22の検出値が設定値に達すると、つまり、コンテナ80の重量が収穫物で略いっぱいとなる設定重量に達すると、アクチュエータ78を作動させて係止体74を下降させる。すると、右搬送台71Rに載置されたコンテナ80は、係止体74の係止が解除され、コンテナ搬送台71の傾斜により、自重によりローラを転動させて左搬送台71L上へと自動的に移動するのである。そして、右搬送台71R上にコンテナ80がなくなることにより重量センサー22の値は設定値以下となり、係止体74は元の位置まで上昇され次の空のコンテナ80を係止することができる。左搬送台71L上のコンテナ80は前述のように、左搬送台71Lが後下方へ傾斜されて圃場上に降ろされるのである。
但し、コンテナ台75に空のコンテナ80がないと、左搬送台71L上へコンテナ80を移動すると収穫物を収容することができなくなるので、右搬送台71Rの右側方のコンテナ台75に空コンテナ検知センサー29を配置し、該空コンテナ検知センサー29をコントローラ23と接続し、該コントローラ23には主クラッチの操作アクチュエータ81またはエンジンを停止させるためのアクチュエータと接続する。
こうして、前記重量センサー22がコンテナ80の重量が設定重量であることを検知すると、空コンテナ検知センサー29により空のコンテナ80がコンテナ台75上にあるかどうかを検知し、あればアクチュエータ78を作動させて係止体74を下降してコンテナ80を左搬送台71Lへ移動させ、同時に空のコンテナ80もコンテナ台75から右搬送台71R上に移動する。空のコンテナ80がコンテナ台75上にない場合には、アクチュエータ81を作動させて、走行及び搬送を停止、または、エンジンを停止させて、空のコンテナを補給するようにする。
【0050】
そして、コンテナ台75上には、空のコンテナ80を載置して待機するようにしており、該コンテナ台75より、コンテナ搬送台71へコンテナ80が供給されるようになっている。このコンテナ台75とコンテナ搬送台71により、一連のコンテナ搬送部7が形成されることとしている。
【0051】
また、図2、図3、図4、図7に示すごとく、搬送装置40の終端の下後方には、落下シュート85が設けられており、搬送装置40の終端まで搬送された玉葱は、落下シュート85の上に受け継がれた後、コンテナ80内へ投入される。該落下シュート85の上部左端は、前記左側の搬送ガイド48よりも左側に位置して、斜め右下方に延設されて、下右端は右搬送台71R上に載置したコンテナ80の左端よりも右側のコンテナ80内側となる位置としている。但し、搬送装置40の終端下方と落下シュート85との間にゴム等の弾性体よりなるクッションを配置することもできる。
このように構成することにより、搬送装置40により搬送された玉葱は搬送ガイド48・48にガイドされながら左右中央に寄せられ、搬送装置40後端より落下して、落下シュート85にガイドされて、右搬送台71R上に載置したコンテナ80内に収容されることになるのである。
【0052】
また、図3に示すごとく、前記コンテナ台75の左端は、機体フレーム5に立設されるステ−77に設けたヒンジ部76を中心として回動自在に設けられており、移動時等、コンテナ台75が使用されない場合には、コンテナ台75を上方向に回動して折り畳んで収納できるように構成されている。また、機体フレーム5より立設される支柱8には、コンテナ台75の固定部88が設けられており、該固定部88にてコンテナ台75を保持することにより、コンテナ台75を折り畳んだ状態が維持されるようになっている。
【0053】
また、図3に示すごとく、コンテナ台75の搬送面の地上高は、広げた状態において、前記ヒンジ部76に近い側が低くなるように傾斜させて設けられる、つまりは、機体から最も離れた右端部が高く、前記ヒンジ部76側が低くなるよう、図3において、左右方向に傾斜させて設けられている。
【0054】
また、図2に示すごとく、操作部90には、クラッチレバー91、サイドクラッチレバー92・93、アクセルレバー94、エンジンスイッチ95等が設けられている。
クラッチレバー91のシフトガイドは低速側(作業時使用)と高速側(移動時使用)を有するU字状に構成されている。
クラッチレバー91を低速側(作業時使用)に入れると、作業部(搬送装置40、掻き込み装置30)に駆動を入力するためのクラッチと、走行部(クローラ走行装置2)に駆動を入力するためのクラッチの両方が接続される。これにより、作業可能な状態となる。
また、前記アクセルレバー94をニュートラルの位置として、前記クラッチレバー91が低速側に入れられると、作業部(搬送装置40、掻き込み装置30)に駆動を入力するためのクラッチが接続されて、停止状態において、作業部を駆動させることができる。
【0055】
他方、クラッチレバー91を高速側(移動時使用)に入れると、作業部(搬送装置40、掻き込み装置30)に駆動を入力するためのクラッチが切断され、走行部(クローラ走行装置2)に駆動を入力するためのクラッチが接続される。これにより、走行可能な状態となる。
また、前記エンジンスイッチ95は、例えば、押しボタン式に構成され、当該スイッチが操作されると、エンジンが停止されて、作業部・走行部の駆動が停止される。この構成により、作業時において、コンテナ80の交換等の必要が生じた際には、前記エンジンスイッチ95の一つの操作により、作業部・走行部の駆動を迅速に停止させることができ、作業性の向上が図られる。
また、前記作業部(搬送装置40、掻き込み装置30)の駆動系と、走行部(クローラ走行装置2)の駆動系は、互いに独立した駆動系としているので、例えば、搬送装置40、掻き込み装置30の駆動速度を一定としつつ、アクセルレバー94の操作にて走行速度のみを遅くし、玉葱を確実に掻き込むようにするといったことが可能となる。
【0056】
また、なお、図4に示す構成において、左右の配置を逆に構成する、即ち、機体進行方向に対し、コンテナ台75を左側(図4の紙面において下側)に配し、また、操作部7を右側に配する構成とするものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】野菜収穫機の前方全体斜視図。
【図2】野菜収穫機の全体平面図。
【図3】野菜移植機の後面図。
【図4】野菜移植機の右側面図。
【図5】搬送装置の搬送面の構成について示す図。
【図6】掻き込み装置の側面図。
【図7】搬送装置後部とコンテナ搬送台の側面図。
【図8】搬送装置と掻き込み部の高さ調節部の側面図。
【図9】クローラ式走行装置と傾斜制御のブロック図で機体を下降させた状態を示す図。
【図10】クローラ式走行装置と傾斜制御のブロック図で機体を上昇させた状態を示す図。
【図11】搬送装置と吹付装置斜視図。
【符号の説明】
【0058】
1 野菜収穫機
2 クローラ走行装置
3 掻き込み部
4 野菜搬送部
7 コンテナ搬送部
40 搬送装置
71 コンテナ搬送台
71L・71R 搬送台
75 コンテナ台
80 コンテナ
85 落下シュート
90 操作部
【出願人】 【識別番号】391025914
【氏名又は名称】八鹿鉄工株式会社
【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200
【出願日】 平成17年4月22日(2005.4.22)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎

【公開番号】 特開2006−296333(P2006−296333A)
【公開日】 平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願番号】 特願2005−124974(P2005−124974)