| 【発明の名称】 |
走行型茶園管理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】白井 浩一 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
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| 【要約】 |
【課題】作業者は、自分の運転している走行型茶園管理機体がどの程度傾いているかを知り、その作業が可能か、安全に作業できるかを判断することが必要であり、作業者自身が乗っている走行型茶園管理機体がどのような傾きにあるかがわかりやすい装置を提供する。
【解決手段】茶畝を跨いだ門型枠4の機体を茶畝1に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体11に、傾斜角度検出センサー16(前後)17(左右)を備える。傾斜角度の角度レベルを傾斜角度表示装置15に、前後左右の十文字上で表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度を前後左右の十文字上で角度レベルを表示する傾斜角度表示装置とにより構成することを特徴とする走行型茶園管理装置。 【請求項2】 茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度が危険角度になったら音により警報を発する音声警報装置とにより構成することを特徴とする走行型茶園管理装置。 【請求項3】 茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度を前後左右の十文字上で角度レベルを表示する傾斜角度表示装置と、傾斜角度が危険角度になったら音により警報を発する音声警報装置とにより構成することを特徴とする走行型茶園管理装置。 【請求項4】 傾斜角度表示装置の十文字上の角度レベルの安全角度と危険角度を、異なる色で表示することを特徴とする請求項1または3記載の走行型茶園管理装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、走行型茶園管理機体で茶園を走行する際に、転倒しないよう、安全に走行するための装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、茶園は山の傾斜面に作られている。走行型茶園管理装置が開発される前は、作業者が可般型の管理部品を持って、茶園の中を歩いて移動して茶園の管理をしていた。作業者が茶園の中を歩いて管理していたときには、傾斜面の傾斜は作業者が歩ける範囲であれば、作業することが出来た。しかし、最近では、走行型茶園管理装置が開発され、作業者の負担が軽減されるため、普及してきている。この走行型茶園管理装置を従来の山の斜面に作られた茶園で走らせると、転倒の危険が伴う。 【0003】 傾斜面で作業する走行型茶園管理機体は、安全に作業できる傾斜角度や転倒する危険がある角度が決まっており、安全に作業できる斜面の角度は15度以下であり、20度以上では転倒の危険があった。 【0004】 従来の例としては、遠隔操縦式茶園管理装置において、傾斜角度検出センサーを使用し、危険な角度になると傾斜角度検出センサーの信号により、走行を停止させる装置(例えば、特許文献1参照)や、凹状な球面に球を乗せ、凹状な球面を転動自在に移動し、傾斜角度を表示したり、上方に凸状をした透明な半球体容器に粒状にわずかの空気面を残して液体を封入し、透明な半球面に傾斜角度を表示させるもの(例えば、特許文献2参照)があった。 【特許文献1】特開2001−161143号公報 【特許文献2】特開2003−222520号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 特許文献1の装置は、走行が停止した場合、停止した理由がわからなかった。傾斜角度が危険な角度になったからなのか、走行装置の故障かがわからず、対処しづらかった。また、突然茶園の途中で止まってしまうと、遠隔操縦式茶園管理装置を移動することが出来ず、困ってしまうという問題があった。特許文献2の装置は、角度レベルがわかりにくかった。 【0006】 作業者は、自分の運転している走行型茶園管理機体がどの程度傾いているかを知り、その作業が可能か、安全に作業できるかを判断することが必要である。本発明は、作業者自身が乗っている走行型茶園管理機体がどのような傾きにあるかがわかりやすい装置を提供することを課題としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の第1手段は、茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度を前後左右の十文字上で角度レベルを表示する傾斜角度表示装置とにより構成する。第2手段は、茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度が危険角度になったら音により警報を発する音声警報装置とにより構成する。第3手段は、茶畝を跨いだ門型枠の機体を茶畝に沿って走行しながら作業を行う走行型茶園管理機体と、傾斜角度検出センサーと、傾斜角度を前後左右の十文字上で角度レベルを表示する傾斜角度表示装置と、傾斜角度が危険角度になったら音により警報を発する音声警報装置とにより構成する。第4手段は、第1または3手段の傾斜角度表示装置の十文字上の角度レベルの安全角度と危険角度を、異なる色で表示する。 【発明の効果】 【0008】 傾斜面で作業中に、走行型茶園管理機体がどの程度傾いているかを簡単に、目視で確認することが可能となり、傾斜面での作業の安全を確保するのに大きな効果がある。傾斜角度表示装置の傾斜角度を見て、安全か、危険かを作業者が判断することが出来る。また、危険角度になったら音で警報することにより、作業に集中していても、危険角度になったことを知ることが出来る。傾斜角度表示装置と音声警報装置の両方を備えれば、より確実に傾斜角度を認識することが出来る。さらに、傾斜角度表示装置の十文字上の角度レベルの、安全角度と危険角度を異なる色で表示するので、作業者が一目で容易に安全を確認できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本実施例の走行型茶園管理機体は、図5、6のような装置である。茶畝1を挟んで2本のクローラ型の走行装置2、3を門型枠4でつなぎ、門型枠4の下に摘採装置5を設ける。摘採装置5の後方には茶葉を収容する茶葉収容装置であるコンテナ(以下、収容コンテナとする)6が設けてある。摘採装置5と収容コンテナ6は輸送ダクト7、8でつながっており、摘採装置5は中央部で2分割され、輸送ダクト7、8の上端は収容コンテナ6に接続されている。門型枠4の上にはファン9、10が設置してあり、フレキシブルな送風ダクト11、12で摘採装置5と接続されている。走行装置2、3によって、茶畝1を移動しながら摘採装置5で刈り取られた茶葉を、輸送ダクト7、8を通り、収容コンテナ6に送る。 【0010】 14はコントロールボックス、15は傾斜角度表示装置、16、17は傾斜角度検出センサー、18は音声警報装置のスピーカーである。前後の傾斜角度を傾斜角度検出センサー16で検出し、左右の傾斜角度を傾斜角度検出センサー17で検出する。その数値をコントロールボックス14内で処理し、傾斜角度表示装置15で表示し、スピーカー18で警報を発する。本実施例では傾斜角度表示装置と音声警報装置の両方を備えているが、傾斜角度表示装置又は音声警報装置のいずれか一方のみを備えても良い。傾斜角度表示装置本実施例は摘採用の走行型茶園管理機であるが、その他、中切、台切、剪枝、施肥、薬剤散布などに適用する。 【0011】 図1は、走行型茶園管理装置の傾斜角度表示装置15の表示である。図面上、黒い部分が消灯、白い部分が点灯を表している。表示は、前後左右の十文字上で、角度レベルを表示する。図1の場合、前後左右が交わる1箇所のみ点灯しているため、走行型茶園管理機体11が前後左右ともに水平状態であることがわかり、傾斜角度的には問題なく、走行可能である。 【0012】 図2の表示は、真ん中から右15度の部分が点灯しており、走行型茶園管理機体11が右に15度傾いた場合の傾斜角度の表示である。これは、図5に示すように前後方向は傾斜なし、左右方向には右側に15度下がって、傾斜している状態である。 【0013】 図3の表示は、真ん中から後18度の部分が点灯しており、走行型茶園管理機体11が後に18度傾いた場合の傾斜角度の表示である。これは、図6に示すように前後方向は登り坂で18度、左右方向には傾斜なしの状態である。 【0014】 図4は、図面上メッシュ部分が白い部分と異なる色の点灯である。図4の表示は、右21度、後18度で、右の後ろ方向が下がって傾斜している。本実施例の場合、白い部分は安全角度、メッシュ部分は危険角度である。傾斜角度が18度を超えると危険なので、右21度がメッシュ部分になっている。安全角度を青、緑等で、危険角度を赤等で示すと、作業しているときの状態が、安全角度なのか、危険角度なのかが、わかりやすい。また、安全角度のときは点灯、危険角度になると点滅すると、危険角度になったときに作業者の注意を引きやすい。 【0015】 音声警報装置が付いている場合は、スピーカー18が鳴る。この場合の音は、「ピーピー」という警報音でもよいし、「危険角度になりました。危険です。」というような言葉による警報でもよい。 【0016】 傾斜角度表示装置15は、点灯する部分がランプを用いるものや、傾斜角度表示装置15全体がLEDのものなどが考えられるが、前後左右を十文字上で表示できるものであれば、その他のものでもよい。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】平らな場合の傾斜角度の表示を表した図。 【図2】右15度に傾いた場合の傾斜角度の表示を表した図。 【図3】後18度に傾いた場合の傾斜角度の表示を表した図。 【図4】右21度、後18度に傾いた場合の傾斜角度の表示を表した図。 【図5】右に傾いた場合の走行型茶園管理機体の正面図。 【図6】後に傾いた場合の走行型茶園管理機体の左側面図。 【符号の説明】 【0018】 1 茶畝 2 走行装置 3 走行装置 4 門型枠 5 摘採装置 6 収容コンテナ 7 輸送ダクト 8 輸送ダクト 9 ファン 10 送風ダクト 11 走行型茶園管理機体 12 エンジン 13 ハンドル 14 コントロールボックス 15 傾斜角度表示装置 16 傾斜角度検出センサー(前後) 17 傾斜角度検出センサー(左右) 18 スピーカー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145116 【氏名又は名称】株式会社寺田製作所 【住所又は居所】静岡県島田市牛尾869−1
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| 【出願日】 |
平成17年1月13日(2005.1.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−191852(P2006−191852A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2005−6520(P2005−6520) |
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