| 【発明の名称】 |
コンバインの刈取装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 桂一 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】奥村 健 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】搬送装置を構成する左右一対の搬送体に挟持されて搬送される穀稈を、搬送装置から横送りオーガへ円滑に搬送して、受継時における穀粒損失を低減させる。
【解決手段】左右一対の分草板31と、該分草板31の後方に配設する搬送装置32と、該搬送装置32の下方に配設する刈刃33とを一つの刈取ユニット20として、該刈取ユニット20を複数備えるコンバインの刈取装置6において、前記搬送装置32を構成する左右一対の搬送体50・50を前後方向に配置し、左右の搬送体50・50の前後中途部にガイドローラ56・56を設け、該ガイドローラ56・56により搬送体50・50をガイドして、左右の搬送体50・50後部の間に形成される後側搬送経路58Bを後方へ向けて左右へ広がるように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対の分草板と、該分草板の後方に配設する搬送装置と、該搬送装置の下方に配設する刈刃とを一つの刈取ユニットとして、該刈取ユニットを複数備えるコンバインの刈取装置において、前記搬送装置を構成する左右一対の搬送体を前後方向に配置し、左右の搬送体の前後中途部にガイドローラを設け、該ガイドローラにより搬送体をガイドして、左右の搬送体後部の間に形成される後側搬送経路を後方へ向けて左右へ広がるように構成したことを特徴とするコンバインの刈取装置。 【請求項2】 前記搬送体を前端部からガイドローラの配置位置まで左右平行に配置し、搬送体前部の間に形成される前側搬送経路の左右幅が一定となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取装置。 【請求項3】 左右一対の分草板と、該分草板の後方に配設する搬送装置と、該搬送装置の下方に配設する刈刃とを一つの刈取ユニットとして、該刈取ユニットを複数備えるコンバインの刈取装置において、前記搬送装置を構成する左右一対の搬送体を前後方向に配置し、左右の搬送体をその下方に設けた支持フレームにより搬送体の前部から前後中途部まで支持して、搬送体の後部下方に開放空間を構成したことを特徴とするコンバインの刈取装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインの前部に刈取ユニットを複数装着してなる刈取装置の構成に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、コンバインにおいて、機体前部に設けられる刈取装置のプラットホームの前端に掻込リールと刈刃を設ける代わりに、大豆などを刈り取るロークロップヘッダ装置として複数の刈取ユニットからなる刈取装置を装着する構成は公知となっている。この刈取装置の刈取ユニットは、分草板と、該分草板の後方に配設する搬送装置と、該搬送装置の下方に配設する刈刃などからなり、搬送装置には、搬送用ベルトなどからなる搬送体を備え、分草板で分草された穀稈を左右の搬送体で取り込み、挟持して後方のプラットホーム内に横設された横送りオーガまで搬送するように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開2003−259714号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従来の刈取装置においては、刈取ユニットの搬送装置を構成する左右一対の搬送体は左右平行に配置されて、左右の搬送体の間に形成される搬送経路の左右幅が始端から終端まで一定となるように構成されていた。そのため、左右の搬送体により挟持されて搬送される穀稈が、搬送経路を搬送体でしっかりと挟持されながら後方へ搬送されることになり、搬送経路後端に達すると、搬送体により後方へ勢いよく投げ出されて、プラットホーム外に落下し、穀粒損失が発生することがあった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0005】 即ち、請求項1においては、左右一対の分草板と、該分草板の後方に配設する搬送装置と、該搬送装置の下方に配設する刈刃とを一つの刈取ユニットとして、該刈取ユニットを複数備えるコンバインの刈取装置において、前記搬送装置を構成する左右一対の搬送体を前後方向に配置し、左右の搬送体の前後中途部にガイドローラを設け、該ガイドローラにより搬送体をガイドして、左右の搬送体後部の間に形成される後側搬送経路を後方へ向けて左右へ広がるように構成したものである。 【0006】 請求項2においては、前記搬送体を前端部からガイドローラの配置位置まで左右平行に配置し、搬送体前部の間に形成される前側搬送経路の左右幅が一定となるように構成したものである。 【0007】 請求項3においては、左右一対の分草板と、該分草板の後方に配設する搬送装置と、該搬送装置の下方に配設する刈刃とを一つの刈取ユニットとして、該刈取ユニットを複数備えるコンバインの刈取装置において、前記搬送装置を構成する左右一対の搬送体を前後方向に配置し、左右の搬送体をその下方に設けた支持フレームにより搬送体の前部から前後中途部まで支持して、搬送体の後部下方に開放空間を構成したものである。 【発明の効果】 【0008】 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 【0009】 請求項1においては、穀稈を搬送装置で搬送する際に、ガイドローラの配置位置からは搬送経路終端に向かって搬送体の穀稈に対する挟持力を徐々に弱めながら搬送することができる。したがって、搬送体後端での穀稈の巻き込みを防止することができるとともに、穀稈を搬送経路後端からプラットホーム外へ投げ出すことなく、プラットホーム内の横送りオーガまで確実に搬送することができ、穀粒損失の低減を図ることができる。 【0010】 請求項2においては、穀稈を搬送経路の途中まで確実に保持しながら搬送することができる。 【0011】 請求項3においては、左右の搬送体の後端から下方に投げ出される穀稈が巻き付きにくくなり、穀粒損失を低減できる。さらに、搬送フレームが短くて済むので、塵の堆積量を減少させることができ、メンテナンス性が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 次に、発明の実施の形態を説明する。 【0013】 図1は本発明の一実施例に係る刈取装置を装着したコンバインの全体的な構成を示した側面図、図2は同じく平面図、図3は刈取装置の刈取りユニットの構成を示した側面図、図4は刈取ユニットの搬送装置の構成を示した平面図、図5は刈取ユニットの搬送装置の別実施例の構成を示した側面図、図6は搬送フレームの取付構成を示した側面断面図、図7は同じく平面図、図8は搬送フレームを左右方向に移動した状態を示す図、図9は搬送フレームの別実施例の取付構成を示した側面断面図、図10は同じく平面面図、図11は搬送フレームを左右方向に回動した状態を示す図である。 【0014】 まず、本発明に係る刈取装置を装着したコンバインの全体構成について説明する。なお、本実施例においては、大豆用コンバインを用いて説明する。 【0015】 図1、図2に示すように、クローラ式走行装置1上に機体フレーム2が戴置され、該機体フレーム2上に脱穀装置3が搭載されている。そして、脱穀装置3の側方に穀粒タンク4が搭載され、該穀粒タンク4の前方に運転部5が配設されている。また、脱穀装置3の前方に刈取装置6が設けられ、該刈取装置6により刈り取られた穀稈が脱穀装置3に搬送されるようになっている。 【0016】 前記脱穀装置3の下方には、揺動選別装置7が配置され、該揺動選別装置7の下方に横設された一番コンベアよりバケット式の揚穀コンベア8を介して、揺動選別装置7で選別された一番物などの精粒が穀粒タンク4に搬送されて貯留されるようになっている。該穀粒タンク4の下部には、スクリュー式の搬出コンベアが軸装され、該搬出コンベアの終端部が、その後部に立設したバケット式昇降機である穀粒排出装置9下部に受継ぎケースを介して連通されている。 【0017】 そして、前記穀粒排出装置9の上部に中継搬送装置10を介してコンベア式排出装置11の基部が連通されている。コンベア式排出装置11は昇降回動及び旋回可能に構成され、その先端部から穀粒タンク4内の穀粒を外部に排出可能とされている。 【0018】 次に、前記刈取装置6について説明する。 【0019】 図1、図2に示すように、刈取装置6には、複数の、本実施例では三つの刈取ユニット20・20・20、プラットホーム21、横送りオーガ22、フィーダハウス23などが備えられ、前記脱穀装置3に連通されたフィーダハウス23の前端にプラットホーム21が固設され、該プラットホーム21の前端に刈取ユニット20・20・20が装着されている。 【0020】 そして、前記プラットホーム21内に横送りオーガ22が横設され、該横送りオーガ22によって刈取ユニット20で刈り取られ且つ後方に搬送された穀稈が後方へ送り出され、フィーダハウス23に内装された搬送コンベア24により脱穀装置3へ搬送されるようになっている。また、フィーダハウス23と機体フレーム2との間にはシリンダ25が介装され、該シリンダ25の伸縮作動により刈取装置6は昇降可能とされている。 【0021】 前記刈取ユニット20は、図3に示すように、分草板支持フレーム48の前端に平面視V字状に分草杆を備える分草板31・31や、該分草板31・31で分草された穀稈の葉茎部を後上方に搬送する搬送装置32、該搬送装置32により搬送される穀稈の茎部を搬送始端部側の地面近くにおいて切断する、前方下方に傾斜した円盤型の刈刃33、これらの対地高さを一定に保持するゲージホイル34などから構成されている。 【0022】 前記刈取ユニット20においては、プラットホーム21に連結されたメインフレーム36上の左右両側に支持体38・38が立設され、該支持体38・38に駆動軸39及び搬送用駆動軸40が横架され、該搬送用駆動軸40を外嵌する伝動パイプ41が支持体38・38に対し回動自在に枢支されている。該伝動パイプ41の中途部には適宜間隔をあけてギヤケース42・42が設けられ、該ギヤケース42・42から上方に伝動軸43・43を内装した駆動ケース44・44が立設されている、そして、該駆動ケース44・44及びメインフレーム36から立設された支持フレーム45・45の上端に搬送フレーム46・46が固設され、該搬送フレーム46・46上に搬送装置32が前低後高となるように設けられている。 【0023】 また、搬送フレーム46・46の前部には支持ステー47・47が回動自在に支持され、該支持ステー47・47に分草板支持フレーム48の中途部が固設されている。そして、分草板支持フレーム48の前端部に分草板31が固設される一方、該分草板支持フレーム48の後端に搬送フレーム46から突出した支持ロッド49が枢支されて、分草板31の下方への回動が規制されている。 【0024】 さらに、前記ギヤケース42・42の一側には搬送用駆動軸40と平行に刈取駆動軸61が軸支され、該刈取駆動軸61に駆動ケース62の後端部が支持され、該駆動ケース62の先端部が前下方へ延設されている。該駆動ケース62の先端部上面には前上方へ突出するように刈刃軸63が回転自在に支承され、該刈刃軸63に刈刃33が固設されている。該刈刃33は、搬送装置32の前部下方で前下方に傾斜するように配置され、刈刃軸63から駆動ケース62内の動力伝達機構を介して駆動力を得て回転するように構成されている。 【0025】 次に、各刈取ユニット20の搬送装置32について説明する。 【0026】 図3、図4に示すように、搬送装置32は、左右一対の搬送体50・50から構成されている。左右の各搬送体50・50はそれぞれ無端帯の搬送用ベルト51を搬送体50の後端部で軸52に軸支された駆動プーリ53と、前端部で軸54に軸支された従動プーリ55との間に巻回して回転可能に構成され、搬送フレーム46に支持された搬送ケース59で覆われている。 【0027】 前記駆動プーリ53は従動プーリ55の斜め後方に配置され、左右の搬送用ベルト51・51がそれぞれ左右外側後方に傾斜するように配置されている。各搬送用ベルト51には、一定長さの突起51aが前後方向に所定間隔ごとに付設され、搬送用ベルト51の搬送面に上下二列となるように配置されている。 【0028】 そして更に、左右の各搬送体50においては、ガイドローラ56が搬送用ベルト51の前後中途部に設けられている。ガイドローラ56は、従動プーリ55の後方に配置され、該従動プーリ55の軸54と平行に配置された軸57により回転自在に支持されている。 【0029】 こうして、左右の搬送用ベルト51・51が従動プーリ55・55とガイドローラ56・56との間では搬送面が左右平行となるように配置され、ガイドローラ56・56と駆動プーリ53・53との間では搬送面がそれぞれ左右外側後方に傾斜するように配置されている。すなわち、左右の搬送用ベルト51・51の間に形成される穀稈の搬送経路58のうち、搬送用ベルト51・51前部の間に形成される前側搬送経路58Aでは左右幅が一定となるように構成され、搬送用ベルト51・51後部の間に形成される後側搬送経路58Bでは後方に向けて左右に広がるように構成されている。 【0030】 このように構成することにより、搬送体50・50の互いに向かい合わせて配置した左右の搬送用ベルト51・51がそれぞれ反対方向に回転されると、分草板31・31により案内された穀稈は左右の搬送用ベルト51・51の突起51a・51aにより後方へ取り込まれ、搬送用ベルト51・51前部の間に形成される前側搬送経路58Aで刈刃33にて刈り取られつつ、左右の搬送用ベルト51・51によってしっかりと挟持された状態でガイドローラ56・56の配置位置まで搬送される。 【0031】 そして、穀稈はガイドローラ56・56の配置位置を通過後は、搬送用ベルト51・51後部の間に形成される後側搬送経路58Bで後方に搬送されるに従って突起51a・51aから徐々に放され、搬送用ベルト51・51後端に至ると、後側搬送経路58Bの終端からプラットホーム21内に確実に搬送される。 【0032】 つまり、以上のように搬送体50・50の前後中途部にガイドローラ56・56を設けて、該ガイドローラ56・56により左右の搬送体50・50後部の間に形成される後側搬送経路58Bを後方へ向けて左右へ広がるように構成したので、穀稈を搬送装置32で搬送する際に、ガイドローラ56・56の配置位置からは後側搬送経路58B終端に向かって搬送体50の穀稈に対する挟持力を徐々に弱めながら搬送することができる。したがって、搬送体50・50後端での穀稈の巻き込みを防止することができるとともに、穀稈を後側搬送経路58B後端からプラットホーム21外へ投げ出すことなく、プラットホーム21内の横送りオーガ22まで確実に搬送することができ、穀粒損失の低減を図ることができる。 【0033】 さらに、搬送体50・50を前端部からガイドローラ56・56の配置位置まで左右平行に配置し、搬送体50・50前部の間に形成される前側搬送経路58Aの左右幅が一定となるように構成したので、穀稈を搬送経路58の途中まで確実に保持しながら搬送することができる。 【0034】 ところで、搬送装置32において、搬送フレーム46の後端が搬送体50の後端近傍まで延出され、該搬送フレーム46の後端に駆動プーリ53を軸支する伝動軸43が配置される構成とすると、穀稈が搬送経路58終端からプラットホーム21内に投げ出される際に、穀稈が駆動プーリ53の下方で伝動軸43や搬送フレーム46に巻き付いて、穀粒損失を発生させることがあった。そこで、本発明では搬送体50を支持する搬送フレームの前後の長さを搬送体50に対し短く構成し、搬送体50の後部下方を開放空間とすることで、穀稈の伝動軸43や搬送フレーム46への巻付を防止可能としている。 【0035】 すなわち、図5に示すように、左右の各搬送体50・50において、搬送体50に対し短く形成された搬送フレーム46により搬送体50の前部から前後中途部までを支持する構成とし、該搬送フレーム46の後端に支持ステー64の一端を固設して、該支持ステー64を側面視クランク状に折り曲げて上後方へ延出し、該支持ステー64の上部先端に前記軸52を回転自在に支持し、該軸52に駆動プーリ53と出力スプロケット66とを固設する。 【0036】 そして、搬送用ベルト51近傍まで延出された伝動軸43に入力スプロケット67を固設し、該入力スプロケット67と出力スプロケット66との間にチェーン68を巻回するとともに、搬送フレーム46の前部に設けられた支持ステー69に前記軸54を回転自在に支持し、該軸54に従動プーリ55を固設し、該従動プーリ55と駆動プーリ53との間に搬送用ベルト51を巻回して、搬送体50を回転可能に構成する。 【0037】 したがって、このような構成では搬送体50の後部において、支持ステー64の後部下方に片持ち支持により軸52の上部が支持され、駆動プーリ53や軸52の下方には搬送フレーム46が位置せず、該搬送体50の後部下方が開放空間65となるので、左右の搬送体50・50の後端から下方に投げ出される穀稈が巻き付きにくくなり、穀粒損失を低減できる。さらに、搬送フレーム46が短くて済むので、塵の堆積量を減少させることができ、メンテナンス性が向上する。 【0038】 次に、搬送装置の左右の搬送体を支持する搬送フレームの取付構成について説明する。 【0039】 図6、図7に示すように、搬送フレーム46後部に伝動軸43を挿入する長孔状の挿入孔46aが左右方向に設けられるとともに、該挿入孔46aと平行に複数の長孔状の取付孔46b・46b・・・が設けられている。これらの取付孔46b・46b・・・は、挿入孔46aの周囲に所定間隔ごとに配置されている。さらに、取付孔46bの近傍に所定半径を有する円形状の孔46cが一つ又は複数設けられている。 【0040】 また、搬送フレーム46後部を支持し、伝動軸43を内装する駆動ケース44の取付部44aに所定間隔をあけて取付孔46b・46b・・・と同一数のボルト73・73・・・が螺子部を上方へ突出するように設けられている。さらに、ボルト73の近傍に所定半径を有する円形状の孔44bが設けられている。該孔44bは搬送フレーム46の孔46cに対し目印として利用するものであり、代わりに所定半径を有する円形状の窪みや模様などとしてもよい。 【0041】 同様に、前記搬送フレーム46の前部に複数の長孔状の取付孔46d・46dが左右方向に前記取付孔46b・46b・・・と平行に設けられている。さらに、搬送フレーム46の前部を支持する支持フレーム45の取付部45aに所定間隔をあけて取付孔46d・46dと同一数のボルト73・73が螺子部を上方へ突出するように設けられている 【0042】 そして、駆動ケース44から突出される伝動軸43を搬送フレーム46の挿入孔46aに合わせて挿入するとともに、駆動ケース44の取付部44aのボルト73・73・・・と搬送フレーム46の取付孔46b・46b・・・とをそれぞれ合わせて、各取付孔46bにボルト73を挿入し、各ボルト73にナット74を搬送フレーム46上方から螺合することで、搬送フレーム46が駆動ケース44の取付部44aに簡単に固定されるように構成されている。 【0043】 このような構成において、ボルト73は搬送フレーム46の取付孔46b・46d内を左右方向に摺動可能であることから、搬送フレーム46の各取付孔46b・46dにボルト73を挿入した状態で、搬送フレーム46を左右方向に移動させて、その後ボルト73をナット74で螺合することで、左右の搬送フレーム46・46の間の距離、つまり左右の搬送ケース59・59の間の距離を任意に調整することが可能となる。よって、作業する畝の間隔や、作物の条間隔に合わせることができて、刈取効率を向上することができる。 【0044】 そして、搬送フレーム46の孔46cを駆動ケース44の取付部44aの孔44bに一致する状態を、駆動ケース44に対する搬送フレーム46の基準位置とすることで、駆動ケース44の取付部44aに搬送フレーム46を取り付ける際に、搬送フレーム46の孔46cを駆動ケース44の孔44bに合わせることで搬送ケース59を容易に基準位置で固定することができる。 【0045】 したがって、前記駆動ケース44の孔44bを搬送フレーム46の孔46cに対する目印として、左右の搬送ケース59・59の間の距離を容易に調整することが可能となる。例えば、左右の各搬送ケース59・59をその孔46cが駆動ケース44の孔44bに対し半分外側にずれた位置で固定することで、左右の搬送ケース59・59の間の距離を孔44bの径と等しい距離だけ広くすることができる。 【0046】 また、図8に示すように、左右の各搬送フレーム46・46をその孔46cが駆動ケース44の孔44bに対し径分だけ外側にずれた位置で固定することで、左右の搬送フレーム46・46の間の距離L1を基準位置における距離L2よりも孔44bの径の二倍と等しい距離だけ広くすることができる。なお、搬送フレーム46の孔46cの数を多くすることで、左右の搬送ケース59・59の間の距離は更に広い範囲で調整可能となる。 【0047】 続いて、搬送フレームの別実施例の取付構成について説明する。 【0048】 図9、図10に示すように、搬送フレーム81後部に伝動軸43を挿入する挿入孔81aが設けられるとともに、伝動軸43を中心とする円周上に複数の長孔状の取付孔81b・81b・・・が湾曲して設けられている。これらの取付孔81b・81b・・・は、挿入孔81aの周囲に所定間隔ごとに配置されている。 【0049】 また、搬送フレーム81後部を支持し、伝動軸43を内装する駆動ケース44の取付部82aに、所定間隔をあけて取付孔81b・81b・・・と同一数のボルト73・73・・・が螺子部を上方へ突出するように設けられ、溶接などにより固定されている。 【0050】 同様に、前記搬送フレーム81前部に伝動軸43を中心とする円周上に長孔状の取付孔81cが湾曲して設けられ、つまり、円弧状の長孔が同一中心上に設けられている。また、搬送フレーム81前部を支持する支持フレーム45の取付部45aにボルト73が螺子部を上方へ突出するように設けられている。 【0051】 そして、駆動ケース44から突出される伝動軸43を搬送フレーム81の挿入孔81aに合わせて挿入するとともに、駆動ケース44の取付部82a及び支持フレーム45の取付部45aのボルト73・73・・・と搬送フレーム81の後側取付孔81b・81b・・・と前側取付孔81cをそれぞれ合わせて、各取付孔81b及び81cにボルト73を挿入し、各ボルト73にナット74を搬送フレーム81上方から螺合することで、搬送フレーム81が駆動ケース44及び支持フレーム45の取付部45a・45aに固定されるように構成されている。 【0052】 このような構成において、ボルト73が各取付孔81b・81c内を摺動可能であることから、搬送フレーム81の各取付孔81b・81cにボルト73を挿入した状態で、搬送フレーム81を左右方向に回動させて、その後ボルト73をナット74で螺合することで、図11に示すように、左右の搬送フレーム81・81を隣接する刈取ユニット20の左右の搬送フレーム81・81に対し任意の角度に傾斜して固定することができる。 【0053】 したがって、搬送フレーム81を回動させる方向によって、搬送装置32の搬送経路58と、隣接する刈取ユニット20の搬送装置32の搬送経路58との間の距離L3を大きくしたり、小さくしたりすることが可能となり、簡単な作業だけで条間の広さに柔軟に対応できる。 【図面の簡単な説明】 【0054】 【図1】本発明の一実施例に係る刈取装置を装着したコンバインの全体的な構成を示した側面図。 【図2】同じく平面図。 【図3】刈取装置の刈取りユニットの構成を示した側面図。 【図4】刈取ユニットの搬送装置の構成を示した平面図。 【図5】刈取ユニットの搬送装置の別実施例の構成を示した側面図。 【図6】搬送フレームの取付構成を示した側面断面図。 【図7】同じく平面図。 【図8】搬送フレームを左右方向に移動した状態を示す図。 【図9】搬送フレームの別実施例の取付構成を示した側面断面図。 【図10】同じく平面面図。 【図11】搬送フレームを左右方向に回動した状態を示す図。 【符号の説明】 【0055】 6 刈取装置 20 刈取ユニット 31 分草板 32 搬送装置 33 刈刃 50 搬送体 56 ガイドローラ 58 搬送経路 58A 前側搬送経路 58B 後側搬送経路
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成16年12月27日(2004.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−180775(P2006−180775A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−377560(P2004−377560) |
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