| 【発明の名称】 |
根菜収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 慎一 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】根菜で満たされた収納袋51を機体横外方へ比較的容易に移動させることができ、また収納袋51をこれの内方の根菜wが損傷しないように圃場の地面上に降下させることができ、機体の横安定性を過度に低下させない。
【解決手段】走行機体の左右一側に根菜wを掘り起こしその葉部を切除する掘上切除手段12を、そして走行機体の他側に、該掘上切除手段12で葉部を切除された後の根菜wを前方へ搬送する前向き搬送装置50を配設し、該前向き搬送装置50の前部に収納袋51の載置部52及びクレーン54を配置した根菜収穫機において、前記載置部52の横外方位置に略水平状の延長載置部53を前後向き軸65aを介して下方揺動可能に装設し、該延長載置部53と前記クレーン54の吊りアーム69とを関連作動させるための連動手段75を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の左右一側に根菜を掘り起こしその葉部を切除する掘上切除手段を、そして走行機体の他側に、該掘上切除手段で葉部を切除された後の根菜を前方へ搬送する前向き搬送装置を配設し、該前向き搬送装置の前部に収納袋の載置部及びクレーンを配置した根菜収穫機において、前記載置部の横外方位置に略水平状の延長載置部を前後向き軸を介して下方揺動可能に装設し、該延長載置部と前記クレーンの吊りアームとを関連作動させるための連動手段を設けたことを特徴とする根菜収穫機。 【請求項2】 前記吊りアームに連動されるロック部材を具備し、前記吊りアームが縦軸回りの特定位置まで旋回されるまでは該ロック部材が前記延長載置部を略水平状に支持し、一方、前記吊りアームが前記特定位置を超えて前記縦軸回りへ回動されたときに該ロック部材が前記延長載置部から離脱し、該離脱に関連して、前記延長載置部が前後向き軸回りの下方へ揺動されて該延長載置部の外側縁が接地される構成を特徴とする請求項1記載の根菜収穫機。 【請求項3】 前記ロック部材が前記延長載置部近傍に配置された前記縦軸回りへ回動されるものとなされていて、前記縦軸の特定半径方向へ延びた連動アーム部分と、該連動アーム部分の先端から前記特定半径方向に対し略水平直角方向でしかも前記延長載置部の側へ延びた係合部分とを具備してなることを特徴請求項2記載の根菜収穫機。 【請求項4】 前記前後向き軸回りの下方へ揺動された前記延長載置部を略水平状に復帰させる姿勢復帰手段を装設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の根菜収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は人参などを収穫する根菜収穫機に関する。 【背景技術】 【0002】 走行機体の左右一側に根菜を掘り起こしその葉茎部を切除する掘上切除手段を、そして走行機体の他側に、該掘上切除手段で葉茎部を切除された後の根菜を前方へ搬送する前向き搬送装置を配設し、該前向き搬送装置の前部に収納袋の載置部及びクレーンを配置した構造の根菜収穫機は存在している(特許文献1参照)。 この種の根菜収穫機において、収納袋が根菜で満たされたとき、作業者は該収納袋をクレーンで吊り上げておいて、機体横外方へ手作業で移動させ圃場などの地面に吊り降すようにしている。 【0003】 【特許文献1】特開平09−271230号公報 【特許文献2】特開2004−89063号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記したように機体上の収納袋を地面に降ろす際、クレーンで吊り上げた収納袋を機体横外方へ移動させる処理は容易ではなく、また収納袋が地面に勢いよく降下されて収納袋内の根菜を損傷する恐れがあるほか、クレーンで収納袋を機体横外方へ吊り移動したときに、機体の横安定性が損なわれる恐れがある。 【0005】 本発明は、斯かる実情に鑑みて創案されたもので、即ち、根菜で満たされた収納袋を機体横外方へ比較的容易に移動させることができ、また収納袋を円滑に降下させて収納袋内の根菜が損傷するのを防止できるほか、収納袋の吊降ろし時に機体の横安定性が低下するのを阻止できる根菜収穫機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するため、本発明に係る根菜収穫機は、請求項1に記載したように、走行機体の左右一側に根菜を掘り起こしその葉部を切除する掘上切除手段を、そして走行機体の他側に、該掘上切除手段で葉部を切除された後の根菜を前方へ搬送する前向き搬送装置を配設し、該前向き搬送装置の前部に、収納袋の載置部とクレーンを配置した根菜収穫機において、前記載置部の横外方位置に略水平状の延長載置部を前後向き軸を介して下方揺動可能に装設し、該延長載置部と前記クレーンの吊りアームとを関連作動させるための連動手段を設けたことを特徴とするものである。 【0007】 上記発明は次のように具体化するのがよい。 即ち、請求項2に記載したように、前記吊りアームに連動されるロック部材を具備し、前記吊りアームが縦軸回りの特定位置まで旋回されるまでは該ロック部材が前記延長載置部を略水平状に支持し、一方、前記吊りアームが前記特定位置を超えて前記縦軸回りへ回動されたときに該ロック部材が前記延長載置部から離脱し、該離脱に関連して、前記延長載置部が前後向き軸回りの下方へ揺動されて該延長載置部の外側縁が接地される構成となす。 【0008】 また請求項3に記載したように、前記ロック部材が前記延長載置部近傍に配置された前記縦軸回りへ回動されるものとなされていて、前記縦軸の特定半径方向へ延びた連動アーム部分と、該連動アーム部分の先端から前記半径方向に対し略水平直角方向でしかも前記延長載置部の側へ延びた係合部分とを具備してなる構成となす。 【0009】 さらには請求項4に記載したように、前記前後向き軸回りの下方へ揺動された前記延長載置部を略水平状に復帰させる姿勢復帰手段を装設した構成となす。 【発明の効果】 【0010】 本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。 即ち、請求項1記載のものによれば、クレーンの吊りアームを機体横外方へ特定角度以上に水平旋回させることに関連して、延長載置部を前後向き軸回りの下方へ揺動可能な状態になすことができる。 【0011】 したがって、載置部上で根菜の満たされた収納袋を地上に吊り降ろす際に次のように取り扱うことが可能になるのであって、即ち、吊りアームが載置部の横外方へ特定角度以上に水平旋回された状態の下で、吊りアームの上端からワイヤーを介して収納袋に吊り力を付与することにより、収納袋が載置部の横外方へ引き移動されて、その荷重が延長載置部に付与されるようになり、これに関連して延長載置部が収納袋の荷重による回転力を付与されて前後向き軸回りの下方へ揺動され、該揺動により延長載置部の外側縁が接地されて該延長載置部が傾斜状に保持された状態となり、該状態の下でさらに前記ワイヤーを介して収納袋に吊り力が付与されると、収納袋の重心が載置部から延長載置部上に移動され、以後は前記ワイヤーの吊り力と、収納袋に作用する重力との作用で、収納袋が延長載置部を滑り台として地上に衝撃少なく滑り移動し、この後は必要に応じ収納袋を前記ワイヤーで吊り上げてさらに該収納袋を延長載置部の横外方へ引き移動させて延長載置部からこれの横外方へ離れた状態となし、該状態の下で前記ワイヤーを降下させて収納袋を地面上に位置させることができる。 【0012】 これにより、載置部上の収納袋をこれに収容された根菜に損傷を生じさせないように衝撃少なくしかも手間少なく地上に降ろすことができ、またこのような収納袋の降下処理中に延長載置部が地上に接して機体の横傾斜に対抗するものとなるため、収納袋の降下処理中に機体の横安定性が過度に低下する現象が回避されるものとなる。 さらには吊りアームが収穫時位置に位置され収納袋に載置部の上方へ引き力を付与している限り、収納袋は載置部や延長載置部の広い面で安定的に支持されるものとなる。 【0013】 請求項2記載のものによれば、吊りアームと延長載置部とがロック部材を介して連動されることから、請求項1記載の発明と同様な効果を簡易な構造により得ることができるのであり、また吊りアームが縦軸回りの収穫時位置に固定されることで延長載置部の略水平姿勢が確実に保持されるものとなる。 【0014】 請求項3記載のものによれば、吊りアームの旋回変位に連動してロック部材が縦軸回りへ回動するとき、吊りアームをこれの近傍から旋回操作している作業者が連動アーム部分と延長載置部との間に進入するのを係合部分が阻止するものとなり、連度アーム部分と延長載置部との間に作業者が挟まれるような事態が回避されるものとなる。 【0015】 請求項4記載のものによれば、収納袋が延長載置部から横外方へ離れたことに関連して、延長載置部が姿勢復帰手段により人為力を要することなく略水平姿勢に復帰するものとなり、載置部上の収納袋を地面に降下した後の手作業を少なくなす上で寄与するものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る根菜収穫機の全体側面図、図2は前記根菜収穫機の平面図、図3は前記根菜収穫機の右側面図、図4は前記根菜収穫機の後面図、図5は前記根菜収穫機の選別コンベアを示す後面図、図6は前記選別コンベアの搬送機構を機体後方から見た図、図7は前記選別コンベアの1枚の送り支持板を機体右方から見た図、図8は前記選別コンベアの搬送機構の一例を示す斜視図、図9は前記根菜収納部の収納袋降下状態を示す平面図、図10は前記根菜収納部の収納袋降下状態を示す後面図である。 【0017】 図1〜図4により特に人参収穫を主目的とする根菜収穫機の全体構成について説明する。まず、水平状に配置したメインフレーム1の下方にクローラ式走行装置2が配設されており、メインフレーム1の右(進行方向に向かって右側)前部に運転操作部3が配設されている。運転操作部3は前部にフロントコラム4を立設し、その上部に操向と掘起こし装置5の昇降操作を同時に行える操作レバー6が起立状に装設され、側部にアクセルレバーが装設されている。このフロントコラム4の側方にサイドコラム7が立設され、このサイドコラム7上に作業レバーや副変速レバー等の各操作レバーが突出状に設けられている。前記フロントコラム4の後方に運転座席8が配設され、その下後方にエンジン室が配設されて、このエンジン室内にエンジン9が内蔵されていて、エンジン9はエンジンカバー10によって覆われている。該エンジンカバー10の上部にコンテナ台11が載置されている。 【0018】 そして、走行機体の左側に根菜wを掘取り、後方へ搬送し、葉部を切除する掘上切除部12と、その後部に根部を横搬送する選別部13が配設されている。掘上切除部12はメインフレーム1の左側前部より、引起こし装置14、引抜きコンベア15の高さを設定するゲージ輪16、根菜wの葉部を引き上げる引上げ装置17、その下方に土中の根菜wを掘り上げるための掘起こし装置5、引起こし装置14の後部より掘り上げた根菜wの葉部の両側を挟持搬送する引抜きコンベア15、引抜きコンベア15の後方にカッター18、その下方に下部コンベア19と横送りローラー20を配置されたものとなされており、また選別部13は横送りローラー20の側方に走行機体の右側後部に根部をやや右上がりに搬送する選別コンベア21を配置されたものとなされている。 【0019】 上記の構成をさらに詳細に説明すると、まず、掘起こし装置5は、前記メインフレーム1の前端の上部と下部に回動支点軸22・23が横設されており、この回動支点軸22・23に上リンク24と下リンク25の後部がそれぞれ枢支され、上リンク24と下リンク25の前部がブラケット26と枢結されている。この上リンク24と下リンク25が平行リンクを形成し、このブラケット26にサブソイラ27の上端が固定されている。 【0020】 前記下リンク25の後端には、アーム28を介して油圧シリンダーからなる昇降シリンダー29と連結されて、この昇降シリンダー29を作動させることによって昇降可能としている。前記上リンク24の前部には偏心カムを介してサブソイラ27の上部が支持され、該偏心カムを回動させてサブソイラ27を振動駆動できるようにし、根菜wの下方より土中を振動して、根菜wを浮き上がらせ、引抜きが容易にできるようにしている。 【0021】 そして、前記引抜きコンベア15の後部がコンベア支持フレーム30に支持され、該コンベア支持フレーム30がメインフレーム1より上方へ突出した支持体31に支持されている。該支持体31は、左右回動軸31aと上下回動筒31bより構成される一体構成部材である。前記引抜きコンベア15は掘起こし装置5の昇降を利用して、上下回動筒31bを中心にして上下に回動して、引抜き高さを変更したり、持ち上げたりできるようにしている。 【0022】 前記引抜きコンベア15は、搬送フレーム32L・32Rを前後方向平行に、前低後高に傾斜して配置し、搬送フレーム32L・32Rの後部下面が前記コンベア支持フレーム30によって支持され、この搬送フレーム32L・32Rの前後両端にプーリー33・33を配置し、その中途部にガイドプーリー33a・33a・・・を配し、これらプーリーに搬送ベルト34a・34aを巻回し、引抜きコンベア15の中途部から後部の下面には、左右一対の搬送ベルトを巻回した補助搬送コンベア35が設けられ、葉部の根部側を保持している。また、引抜きコンベア15前端上部にスターホイル36が配設されて、根菜wの葉部を掻き込んでいる。 【0023】 そして、引抜きコンベア15の前端部よりアームを前方に突出して、引起こし装置14を上下高さ調整可能に固設している。この引起こし装置14はタイン37a・37a・・・を突出したベルトを上下方向に対向して巻回し、根菜wの葉部を中央上方へ引き上げるようにしている。そして、前記引起こし装置14より前方に連結体を前方に突出して引上げ装置17を固設している。該引上げ装置17は引起こし装置14と同様にタイン38a・38a・・・を突出したベルトを前後面で上下方向に左右に配置して、収穫条の左右両側から葉部を引き上げるようにしている。 【0024】 そして、前記引起こし装置14より前側方にゲージ輪16が配置されている。このゲージ輪16は、前記引起こし装置14の側方に突出する支持アーム39の先端に回転自在に支持され、該ゲージ輪16を支持アーム39に上下高さ調整可能にすることで、引起こし装置14及び引上げ装置17からなる前処理装置と、引抜きコンベア15の高さを調節することができ、根菜wの葉部の挟持位置が調節できる。 【0025】 そして、前記引抜きコンベア15、補助搬送コンベア35の後部には葉部排出コンベア40を前後方向水平に後方へ延設されている。前記補助搬送コンベア35の途中部には、水平コンベア41を前後方向水平に後方に延出されており、該水平コンベア41の下方には根菜wを案内するガイド42を配設しており、該ガイド42と水平コンベア41の間において、カッター18を配置している。補助搬送コンベア35により搬送された根菜wの葉部は、前記水平コンベア41に引き継がれ、根菜wの根部上端が位置決めされながら後方へ搬送され、葉部が所定の位置でカッター18によって切断され、根部はその下方に配設された下部コンベア19上に落とされ、葉部は前記葉部排出コンベア40に搬送されて後方から圃場面に落下される。 【0026】 そして、下部コンベア19は幅広のベルトコンベアからなり、補助搬送コンベア35の後部下方から後方に水平方向に配置されて、この下部コンベア19の中途部上に斜め方向に横送りローラー20が配設されている。横送りローラー20の回転と下部コンベア19の搬送駆動によって、根菜wが側部の選別コンベア21上に落下するようにしている。 【0027】 前記選別コンベア21は本機後部で左右方向に配置されて幅広のコンベア面を備え、走行機体右方へ送りながら根菜wに付着した土を落とすようにしている。該選別コンベア21は、図5に示すように、右側端部をメインフレーム1の後部右端より立設する支持柱1aに支持されている。また、前記選別コンベア21の左端部を、下部コンベア19の後端部を支持固定するフレーム44の右側端部に固設している。そして、本実施例において、フレーム44の右端部を下方に屈曲する下端部44aに選別コンベア21の左端部を固設している。即ち、前記下部コンベア19の搬送面より一段低くした位置に選別コンベア21の搬送面の左端部を配設している。また下部コンベア19の後方の右側には、樹脂又はゴム製の受渡し板45の一端を固設し、他端を選別コンベア21の左端部上面に垂設している。 【0028】 該選別コンベア21はベルトコンベアとなして差し支えないものであるが、次のようなものとなすこともできる。即ち、図5〜図7に示すように、起立状の各送り支持板46を前後向きの水平状となして例えば10mm〜20mm程度の隙間a1を置いて左右方向のやや右上がり方向へ多数列設して、各送り支持板46を上下方向の変位のみ自在に案内し、一方では各送り支持板46を特定タイミングで上下変位させるための駆動機構47を設け、該駆動機構47により各送り支持板46が上下作動されることにより、多数の送り支持板46の上縁部で形成されるコンベア面に機体左側から機体右側へ進行する上下向きの波が生成されるものとなすのであり、また各送り支持板46は上縁部を前面46a、後面46b及び頂面46cで形成すると共に頂面46cを比較的急角度の右下がり平面となす。 【0029】 この際、駆動機構47は図8に示すように送り支持板46をカム48の回転で上下作動させるものでもよいし、或いは送り支持板46をクランク機構で上下変位させるものでもよいし、或いは送り支持板46を流体圧シリンダにより上下作動させるものでもよい。 【0030】 該選別コンベア21によれば、コンベア面の左端に到達した根菜wの根部はコンベア面に生成された波で漸次に右側へ送り移動され、この送り移動中に、根部に付着した土などが各送り支持板46の上下変位によりこれの上縁部から衝撃を付与されて剥離され送り支持板46間の隙間a2から地面上に落下するのである。 【0031】 前記横送りローラー20により搬送方向を横方向に変えられた根菜wは、受渡し板45に沿って下方の選別コンベア21の始端部に落下していき、下部コンベア19から選別コンベア21へのその受渡しがスムーズに行われるため、下部コンベア19の搬送始端に滞留するものとならず、的確に機体左側から機体右側へ搬送される。尚、本実施例においては、フレーム44に選別コンベア21の左端部を固設しているが、メインフレーム1より立設する支持柱に固設する構成にすることもできる。 【0032】 こうして選別コンベア21により機体の右側に搬送された根菜wは、この後、根菜収納部49に搬送される。次に該根菜収納部49について図2〜図4を用いて説明する。該根菜収納部49は、選別コンベア21個所で作業者により不良品を除去選別された根部を受け継いで前方へ搬送する前送り搬送装置としての前向き搬送コンベア50と、該前向き搬送コンベア50によって搬送される根菜wを収納する収納袋51と、該収納袋51の底面を支持する載置部としての袋受台52、袋受台52の横外方に延長状に装着した延長載置部53と、収納袋51を吊り移動させるクレーン54とで構成している。 【0033】 前記前向き搬送コンベア50は、選別コンベア21の右端部よりエンジンカバー10の側方まで延出する幅広のベルトコンベアである。前記搬送コンベア50の後端部に後駆動ローラー55を横設し、前向き搬送コンベア50の前部に前部ローラー56を横設し、後駆動ローラー55と前部ローラー56との間に搬送ベルト57を巻回している。該搬送ベルト57の外周面上には一定間隔毎に板状の突起である搬送板57a・・・を突出させている。また、前向き搬送コンベア50の左右両端部にはガイドフレーム58・58を固設して、根菜wの左右への落下を防いでいる。該ガイドフレーム58・58の前部下方には取付フック59・59を下方に突出しており、該取付フック59・59を用いて収納袋51を係止できるようにしている。 【0034】 また、前記搬送コンベア50の後駆動ローラー55は、図示しない駆動機構を介して選別コンベア21等より動力が伝達されている。また後駆動ローラー55はメインフレーム1に回動自在に枢支されている。更に、メインフレーム1の後部下部より下方に支持ステー60を突出させ、下端部に枢支ピン61を外側に突出させ、該枢支ピン61に昇降シリンダー62の後端を枢支している。一方、前記搬送コンベア50の内側のガイドフレーム58の前後方向途中部において下方に固定ステー63を突出しており、該固定ステー63より側方に突出する固定ピン64に昇降シリンダー62の伸縮ロッドの先端を枢支している。従って、前記昇降シリンダー62を伸縮させると、搬送コンベア50を後駆動ローラー55の駆動軸を中心に上下に回動できる。 【0035】 また前記搬送コンベア50の前部下方には、袋受け部52を配設している。該袋受け部52は、側面視において、左右のガイドフレーム58・58に配設した取付フック59・59の略下方より運転座席8の前方まで延出する板体であり、底面積の大きい収納袋51を載置可能にしている。 【0036】 また図9及び図10に示すように、袋受け部52の横外方には前後向き軸65aを介してこの軸65a回りの下方揺動可能で袋受け部52との間に介設された弾性部材65bの弾力で略水平状に保持される延長載置部53が設けてある。そして延長載置部53の載置面に特定大きさ以上の重力が作用したとき、延長載置部53はこの重力による特定大きさ以上の回転力を付与されて弾性部材65bの弾力に抗しつつ下方揺動され、やがて外側方の先端縁が機体の走行する地面に接地して、機体右が降下し機体左が上昇する状態の横傾斜を阻止するものとなされている。 【0037】 前記袋受け部52の前部にはクレーン台52aを形設しており、該クレーン台52aの上面にクレーン54を配設している。クレーン54は、円柱状の支持筒66をクレーン台52aに立設し、支持筒66にクレーンベース67の縦軸68を回転可能に挿入し、縦軸68を介して、クレーンベース67を水平方向の回動自在に装設している。クレーンベース67の上端部には図3に示すように横軸69aを設けており、該横軸69aを中心に上下方向の揺動自在に吊りアーム69を枢支している。またクレーンベース67の長さ途中個所に伸縮シリンダー70の下端を枢支し、該伸縮シリンダー70の伸縮ロッドの先端部を吊りアーム69の下面途中部に枢支しており、伸縮シリンダー70を駆動することで、吊りアーム69を上下方向に揺動するようにしている。また、前記吊りアーム69の基部上面個所には、内部に回転ドラムを枢支するウインチ71を固設し、該ウインチ71にはワイヤー72の一端を巻回し、該ワイヤー72の途中部をクレーン54上部に枢支するローラー73によって支持し、ワイヤー72の他端にフック部74を固設している。 【0038】 そして収納袋51を、クレーン54のワイヤー72に固設したフック部74と前送り搬送コンベア50の下方に配設した係止フック59・59に、収納袋51の口部51aを係止することで、布材等により構成する収納袋51の口部51aを三点支持して平面視において三角形状に開口している。またクレーン54に吊設するフック部74に左右二方向に分かれるワイヤーを締結し、口部51aの前部左右両側を係止することで収納袋51の口部51aを四点で支持して平面視四角形状に開口することもできる。 【0039】 そして、延長載置部53と吊りアーム69とを関連作動させるための連動手段75が設けてある。該連動手段75は、吊りアーム69に連動される縦軸68の下端でクレーン台52aの下面側にロック部材76を固定している。該ロック部材76は縦軸68からこれの特定半径方向へ延びた連動アーム部分76aと、該連動アーム部76aの先端から前記特定半径方向に対し略水平直角方向で延長載置部の側へ延びた係合部分76bとからなっている。吊りアーム69が縦軸68回りの特定位置まで回動されるまではロック部材76の係合部分76bが延長載置部53の下面を支持して延長載置部53を略水平状に保持し、一方、吊りアーム69が特定位置を超えて縦軸68回りへ回動されたときに係合部分76bが図9に示すように延長載置部53から離脱し、該離脱状態の下で延長載置部53の載置面に特定大きさ以上の重力が作用することにより延長載置部53に特定大きさ以上の回転力が作用し、延長載置部53が図10に示すように前後向き軸65a回りの下方へ揺動されて、該延長載置部53の外側縁が接地されるものとなされている。この際、ロック部材76は図示しないローラなどの摩擦抵抗低減手段を介して延長載置部53を支持するものとなすのがよい。 【0040】 このような構成において、前記選別コンベア21の右端部より根菜wを前向き搬送コンベア50の後部に受け継ぎ、前向き搬送コンベア50を用いて収納袋51に根菜wを投入している。該収納袋51に根菜wを入れ始める際には、搬送コンベア50を図3中の仮想線dで示すように下げ位置(水平搬送状態)に位置させ、収納袋51の後部を袋受け部52の上面に折り畳み、口部51aを袋受け部52の直上方に開口するようにして、根菜wの落下する距離を短く保つようにする。そして、根菜wの充填量が増えるに従って昇降シリンダー62を伸長させて、搬送コンベア50を図3中の実線で示すように前高後低の斜め搬送状態にして行き、根菜wの落下距離を短く保って根菜wに傷等の発生することを防いでいる。そして、収納袋51の後部の折り畳みを伸ばして、収納袋51の高さを選別コンベア21の搬送面より上方位置まで伸ばして、収納袋51の収納可能高さを増やしていき収納量を大量に保つようにしている。そして、収納袋51に根菜wを満載すると、図9に示すように、口部51aを閉じて吊りアーム69で吊り上げつつ、図2中の二点鎖線69bの位置に向けて回動していく。 【0041】 これにより延長載置部53に収納袋51の重力が次第に強く作用するものとなり、また吊りアーム69の水平回動量が特定大きさを超えたとき、ロック部材76の係合部分76bが延長載置部53から離脱して延長載置部53の支持を解除する。該解除と同時に延長載置部53は、図10に示すように収納袋51の重力に基づく回転力で前後向き軸65a回りへ下方揺動され急角度で左右傾斜された状態となって外側縁の接地した状態となるのであり、このときクレーン54の吊り力と延長載置部53の落下案内作用の双方の作用により、収納袋51は円滑にしかも大きな衝撃の生じない状態で地面上に滑落するものとなり、また接地状態の延長載置部53が機体右下がり傾斜を阻止して、機体の横安定性が過度に損なわれるのを阻止する。地上に降下された収納袋51は必要に応じてクレーン54でさらに延長載置部53の横外方へ吊り移動されるのであり、こうして収納袋51が延長載置部53から離れると、延長載置部53は大きな重力を受けなくなって、弾性部材65bの弾力で再び水平状に復帰される。 【0042】 この後、クレーン54のフック部74を収納袋51から離脱させてクレーンベース67を水平回動させて元位置に復帰させると共に、袋受け部52に支持させた空状態の収納袋51の口部51aを再び吊り支持した状態となし、また該状態を保持すべく支持筒66に装着された係止部材77で縦軸68の水平回動変位を係止するのであり、これによりロック部材76はクレーンべース67及び吊りアーム69に連動して元位置に復帰されており、且つ延長載置部53を水平状に支持した状態のまま係止部材77により位置固定された状態となる。この際、ロック部材76の係合部分76bが連動アーム部分76aと延長載置部53との間に作業者が不用意に進入するのを阻止する。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】本発明に係る根菜収穫機の全体側面図である。 【図2】前記根菜収穫機の平面図である。 【図3】前記根菜収穫機の右側面図である。 【図4】前記根菜収穫機の後面図である。 【図5】前記根菜収穫機の選別コンベアを示す後面図である。 【図6】前記選別コンベアの搬送機構を機体後方から見た図である。 【図7】前記選別コンベアの1枚の送り支持板を機体右方から見た図である。 【図8】前記選別コンベアの搬送機構の一例を示す斜視図である。 【図9】前記根菜収納部の収納袋降下状態を示す平面図である。 【図10】前記根菜収納部の収納袋降下状態を示す後面図である。 【符号の説明】 【0044】 12 掘上切除手段 50 前向き搬送装置 51 収納袋 52 袋受け部(載置部) 53 延長載置部 54 クレーン 65a 前後向き軸 65b 姿勢復帰手段(弾性部材) 68 縦軸 69 吊りアーム 75 連動手段 76 ロック部材 76a 連動アーム部分 76b 係合部分 w 根菜
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成16年11月4日(2004.11.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−129737(P2006−129737A) |
| 【公開日】 |
平成18年5月25日(2006.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願2004−319975(P2004−319975) |
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