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【発明の名称】 乗車移動式芝刈り機の集草箱用の可動フラップ
【発明者】 【氏名】ブリユノ・ジエルハルト

【氏名】ジヨゼフ・エブラン

【氏名】フレデイ・シミユツト

【要約】 【課題】可動フラップを自動的に設置しながら、芝刈り機のフレームに簡単かつ迅速に集草箱を組み立て、高所での排出用に集草箱を使用する場合も同様に可動フラップを自動的に設置可能な、乗車移動式芝刈り機の集草箱用の可動フラップを提案する。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗車移動式芝刈機の集草箱(1)に装備され、かつ集草箱の前部に装備される結合管(4)に回転組立軸(6)により回転式に取り付けられた、可動フラップ(5)であって、結合管(4)の閉鎖方向の上昇位置への自動作動手段(7)を備えており、該自動作動手段(7)が、結合管(4)と反対側にある可動フラップ(5)の端を刈り取り装置(8)の排出穴(13)の下縁に当接させるために、カムガイド装置(9)と協働することを特徴とする、可動フラップ。
【請求項2】
結合管(4)の閉鎖方向の上昇位置への自動作動手段(7)が、結合管(4)に回転式に取り付けられたクランクレバー(10)と、一端が、芝刈り機で支持される集草箱の前部(1”)に結合され、かつ他端が、クランクレバー(10)の一端に結合された、ガスジャッキまたはバネ戻し装置の形状を呈するアクチュエータ(11)と、クランクレバー(10)の他端に装備されるピン(12)または爪とから構成され、前記ピンまたは爪が、可動フラップ(5)の下で、刈り取り装置(8)の排出穴(13)の下縁で支持されるフラップ端と、回転軸(6)との間で支持されることを特徴とする、請求項1に記載の可動フラップ。
【請求項3】
ガスジャッキまたは同等物の形状を呈するアクチュエータ(11)が、伸縮式であり、すなわち、アクチュエータ(11)の両端が、通常、できるだけ離隔した位置をとろうとする傾向を有することを特徴とする、請求項2に記載の可動フラップ。
【請求項4】
クランクレバー(10)の回転軸が、可動フラップ(5)の回転軸(6)から構成されることを特徴とする、請求項2に記載の可動フラップ。
【請求項5】
自動作動手段(7)と協働するカムガイド装置(9)が、芝刈り機のフレームに取り付けられる傾斜勾配の形状を呈し、該傾斜勾配が、芝刈り機に集草箱(1)を近づける最終行程の間、芝刈り機に集草箱(1)を連結する位置、特に連結位置で、クランクレバー(10)のピンまたは爪(12)の延長線上で作動手段(7)の前記ピンまたは爪と向かい合った側に設けられた、支持キャスターまたは爪と協働することを特徴とする、請求項1または2に記載の可動フラップ。
【請求項6】
カムガイド装置(9)をなす傾斜勾配の輪郭が、集草箱が芝刈り機で支持されていないときの可動フラップの持ち上げ位置と、可動フラップ(5)の自由端が刈り取り装置(8)の排出穴(13)の下縁で支持されるときの、芝刈り機での可動フラップの支持位置との間で、可動フラップ(5)の回転角度よりも大きい角度だけ、クランクレバーを回転させるような輪郭とすることを特徴とする、請求項1、2、および5のいずれか一項に記載の可動フラップ。
【請求項7】
クランクレバー(10)が、可動フラップ(5)の回転軸(6)と結合され、アクチュエータ(11)に結合される端と反対の端に、カムガイド装置(9)をなす傾斜勾配と接する支持キャスターまたは爪を備えており、結合管(4)への可動フラップ(5)の回転組立軸(6)が、刈り取り装置(8)の高さ調節の変化に比例して、組立軸(6)を移動可能にする細長い軸受でガイドされることを特徴とする、請求項1または2に記載の可動フラップ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、集草箱(collecteur d’herbe coupee)に結合されて、集草箱から刈り取り装置(dispositif de coupe)の後方まで延びる結合管を介して、刈り取った草を集草箱に送る刈り取り装置を含み、前記集草箱が、排出時に芝刈り機(tondeuse a gazon)の後方に解放される(degage)ように回転式に取り付けられ、結合管の領域に配置される可動フラップ(volet mobile)を備えた、乗車移動式(conducteur porte)芝刈機の分野に関し、また、乗車移動式芝刈り機の集草箱用の可動フラップを目的とする。
【背景技術】
【0002】
現在、上記のタイプの乗車移動式芝刈り機は、一般に、集草箱に結合される結合管の領域に、草の排出穴の下縁で支持されることによって、刈り取り装置の後部と前記結合管とを結合する可動フラップを有し、前記刈り取り装置の高さ調節がどのようなものであっても、結合管の下部と刈り取り装置の草の排出穴との間の連続性を保てるようにしている。
【0003】
しかしながら、こうした知られている芝刈り機では、芝刈り機のフレームから集草箱の前部を外すことによって集草箱を取り外す際に、結合管の領域に装備される可動フラップが最も低い位置で回転し、そのため、もはや可動フラップを草の排出穴の下縁に配置できなくなってしまう。その結果、集草箱、特に、結合管を備えた集草箱の前部を置きなおすときに、フラップを使用位置に戻すことが非常に難しく、集草箱の前部をフラップの前部と同時に、連結のために持ち上げなければならない。
【0004】
操作者が単独でこのような操作をすることは非常に厄介であり、少なくとも設置時間が比較的長くかかる。
【0005】
しかも、集草箱が高位置で排出するタイプである場合、排出のために集草箱を移動すると、結合管の領域で集草箱の入口にある草の一部が、フラップを滑って結合管の開口部分から落ちるおそれがあり、フラップが刈り取り装置と接する集草箱の作業位置に戻すことが、ほとんどできなくなる。これは、フラップの前端位置が低すぎて、草の排出穴の下縁で支持不能になることによる。
【特許文献1】仏国特許出願公開第2472334号明細書
【特許文献2】米国特許第4637203号明細書
【特許文献3】米国特許第4043102号明細書
【特許文献4】米国特許第3949540号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、可動フラップを自動的に設置しながら、芝刈り機のフレームに簡単かつ迅速に集草箱を組み立て、高所での排出用に集草箱を使用する場合も同様に可動フラップを自動的に設置可能な、乗車移動式芝刈り機の集草箱用の可動フラップを提案することによって、上記の不都合を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このため、乗車移動式芝刈機の集草箱に装備される可動フラップは、この集草箱の前部に装備される結合管に回転式に取り付けられ、結合管の閉鎖方向の上昇位置への自動作動手段を備え、この自動作動手段が、結合管と反対側にあるフラップ端を、刈り取り装置の排出穴の下縁に当接させるために、カムガイド装置と協働することを特徴とする。
【0008】
本発明は、限定的ではなく例として挙げられ、添付図面に関して説明された、好適な実施形態に関する以下の説明によって、いっそう理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
添付図1Aから図4は、乗車移動式芝刈り機に取り付けられる集草箱1を示しており、片方の後輪2だけが示されている。図示された実施形態では、集草箱は、パラレログラム(parallelogramme)式の対応する回転装置(dispositif de pivotement)3の利用により、高所での排出を可能にするタイプである。
【0010】
集草箱1は、主に、容器をなす後部1’と、芝刈り機に当接または連結される前部1”とからなり、図3および図4が示すように、この前部自体が結合管4により延長され、可動フラップ5は、回転組立軸6により前記結合管に回転式に取り付けられ、芝刈り機の下部刈り取り装置8に結合される。
【0011】
本発明によれば、可動フラップ5は、結合管4の閉鎖方向の上昇位置への自動作動手段7を備えており、自動作動手段7は、結合管4と反対側にあるフラップ5の端を、刈り取り装置8の排出穴13の下縁に当接させるために、カムガイド装置9と協働する。
【0012】
結合管4の閉鎖方向への上昇位置にある自動作動手段7は、添付図5から図7が特に示すように、有利には、結合管4に回転式に取り付けられたクランクレバー(levier coude)10と、一端が、芝刈り機で支持される集草箱の前部1”に結合され、他端が、クランクレバー10の一端に結合された、ガスジャッキ(verin a gaz)またはバネ戻し(rappel a ressort)装置の形状を呈するアクチュエータ11と、クランクレバー10の他端に装備されるピン12または爪とから構成され、前記ピンまたは爪が、可動フラップ5の下で、刈り取り装置8の排出穴13の下縁で支持されるフラップ端と、回転組立軸6との間で支持される。有利にはガスジャッキまたは同等物の形状を呈するアクチュエータ11は、好適には伸縮式であって、すなわち、その両端が、通常、できるだけ離隔した位置をとろうとする傾向を有する。このようにして、アクチュエータ11の作用下で、クランクレバー10は、その軸を中心としてこのレバーを回転させようとする力に従い、ピン12または爪によって、結合管4の全体または部分閉鎖位置の上昇方向に可動フラップ5を駆動させる。
【0013】
本発明の好適な実施形態によれば、有利には、クランクレバー10の回転軸が、可動フラップ5の回転軸6から構成される。このようにして、可動フラップ5とクランクレバー10とからなるアセンブリは、このアセンブリの組立時にクランクレバー10が回転軸6でスライドし、構成を簡素化できる。
【0014】
自動作動手段7と協働するカムガイド装置9は、芝刈り機のフレームに取り付けられる傾斜勾配(rampe inclinee)の形状を呈しており(図3から図7)、この傾斜勾配が、芝刈り機に集草箱1を近づける最終行程の間、芝刈り機に集草箱1を連結する位置、特にこの連結位置で、クランクレバー10のピンまたは爪12の延長線上で作動手段7の前記ピンまたは爪と向かい合った側に設けられた、支持キャスター(roulette)または爪と協働する。
【0015】
特に図5から図7が示すように、芝刈り機1の後部の支持位置および/または固定位置に集草箱1を接近させる間、可動フラップ5は、自動作動手段7のアクチュエータ11を介して、前記可動フラップ5の回転軸6に取り付けられたクランクレバー10の回転により、上向きの回転位置に押される(図5)。クランクレバー10のピンまたは爪12の延長線上に設けられた支持キャスターまたは爪は、カムガイド装置9をなす傾斜勾配の上部とほぼ並ぶ位置にくる。カムガイド装置は、芝刈り機1のフレームエレメントに沿って地面に向かって延びる。
【0016】
本発明の特徴によれば、カムガイド装置9をなす傾斜勾配の輪郭は、集草箱が芝刈り機で支持されていないときの可動フラップの持ち上げ位置と、可動フラップ5の自由端が刈り取り装置8の排出穴13の下縁で支持されるときの、芝刈り機での可動フラップの支持位置との間で、可動フラップ5の回転角度よりも大きい角度だけクランクレバーを回転させるような輪郭とされる。
【0017】
このようにして、芝刈り機後部への集草箱1の接近中、前記後部で集草箱を支持するために、あるいは前記後部に集草箱を連結するために、クランクレバー10の支持キャスターまたは爪が、カムガイド装置9をなす傾斜勾配と接触するので、集草箱1が進むにつれてクランクレバー10が回転運動するよう作動され、それによって、図6の矢印で示したようにアクチュエータ11が圧縮され、可動フラップ5が下降運動を実施する。可動フラップ5の下降運動は、クランクレバー10のピンまたは爪12が、カムガイド装置9をなす傾斜勾配の作用下で下向きに回転することによって可能にされ、その結果、ピンまたは爪は前記可動フラップ5の下で支持されなくなる。可動フラップ5の回転は、その自由端が刈り取り装置8の排出穴13の下縁に到達することで制限される。この位置から、クランクレバー10は、集草箱1の前部1”が芝刈り機と完全に接触するまで、回転軸6を中心として回転し続ける(図7)。
【0018】
周知のように、この種の芝刈り機に装備される刈り取り装置は、高さ調節式である。そのため、刈り取り装置8の草の排出穴13の下縁で支持される可動フラップ5は、刈り取り高さの調節時に、前記排出穴13の下縁でずっと支持され続けながら、刈り取り装置の上昇運動および下降運動に従うことができなければならない。自動作動手段7とは無関係な可動フラップ5のこのような移動可能性は、可動フラップ5と自動作動手段7の上記の組立および実施形態により確保される。実際、クランクレバー10の追加行程によって、クランクレバーのピンまたは爪12が、可動フラップ5の下面と接触せず、そのため、刈り取り装置8の草の排出穴13の縁の付勢作用だけで可動フラップは移動できる。
【0019】
アクチュエータ11をバネ戻し装置として構成する場合、クランクレバー10は、その一端で、閉鎖位置に向かって可動フラップ5を駆動する方向に、このレバーを回転させようとする引っ張りばねの負荷に単に従うだけであり、動作は同じままである。
【0020】
添付図に示されていない本発明の変形実施形態によれば、クランクレバー10が、可動フラップ5の回転軸6と結合され、アクチュエータ11に結合される端と反対の端に、カムガイド装置9をなす傾斜勾配と接する支持キャスターまたは爪を備えることができ、結合管4への可動フラップ5の回転組立軸6は、刈り取り装置8の高さ調節の変化に比例して、回転組立軸6を移動(debattement)可能にする細長い軸受でガイドされる。このような実施形態では、可動フラップ5の初期の移動が、上記の実施形態と同じであり、前記可動フラップ5は、単に、刈り取り装置8の草の排出穴13の縁と接するまで制御運動を実施するだけである。
【0021】
その後の運動では、クランクレバー10を介したアクチュエータ11の引っ張り応力下にあって、刈り取り装置8の草の排出穴13の下縁で反対端を支持される可動フラップ5は、刈り取り装置8がもっと高いところで刈り取りを行うために地面からさらに離れた距離のところに持ち上げられるとき、傾斜勾配9と協働する支持キャスターまたは爪を中心として回転しながら、刈り取り装置8の上昇運動に従うことができ、回転軸6は、比例する値だけ、細長いガイド軸受で反対方向に移動する。
【0022】
本発明によれば、集草箱1が、地面への排出のために、連結されている乗車式芝刈り機のフレームから取り外されるとき、または、芝刈り機から離して高所の排出位置に導かれるとき、こうした集草箱に装備される可動フラップを簡単かつ迅速に設置できる。何故なら、前記可動フラップは、集草箱が芝刈り機の対応する支持面と接していないか、または、この面で芝刈り機の後部に完全に連結されていない限り、使用位置に対して上向きの回転位置に自動的に導かれるからである。
【0023】
さらに、集草箱1に続く結合領域4を閉鎖しようとする位置に、可動フラップを自動的に位置決めすることで、前記可動フラップにある刈り取った草が、集草箱の内部に向かって押されて圧縮保持され、排出に先立つ上昇操作中に、刈り取った草が失われるあらゆるリスクが回避される。
【0024】
最後に、上記のような可動フラップの自動位置決めによって、高所での排出のために集草箱を使用する場合、完全に信頼性のある自動的な再設置を保証できる。
【0025】
もちろん、本発明は、記載および図示された実施形態に制限されるものではない。本発明の保護範囲を逸脱することなく、特に各種の部材の構成の観点から、あるいは技術的な同等物の代替によって、様々な変更を実施することが依然として可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1A】本発明によるフラップを備えた集草箱を有する乗車移動式芝刈り機で、集草箱が刈り取った草の受容位置にあり、刈り取り装置が低位置にあるところを示す、部分側面立面図である。
【図1B】図1Aの細部Aを示す側面立面拡大図である。
【図1C】図1Bの斜視図である。
【図2A】刈り取り装置が高位置にあるところを示す、図1Aと同様の図である。
【図2B】図1Aの細部Bを示す、図1Bと同様の図である。
【図2C】図2Bと同様の斜視図である。
【図3】刈り取った草の集草箱が排出のために高位置で回転運動をするところを示す、図2Aと同様の図である。
【図4】集草箱が高い排出位置にあるところを示す、図3と同様の図である。
【図5】芝刈り機のフレームに集草箱の前部を連結する際の、フラップの様々な動作位置段階を示す部分拡大図である。
【図6】芝刈り機のフレームに集草箱の前部を連結する際の、フラップの様々な動作位置段階を示す部分拡大図である。
【図7】芝刈り機のフレームに集草箱の前部を連結する際の、フラップの様々な動作位置段階を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
【0027】
1 集草箱
1’ 後部
1” 前部
2 後輪
3 回転装置
4 結合管
5 可動フラップ
6 回転組立軸
7 自動作動手段
8 下部刈り取り装置
9 カムガイド装置
10 クランクレバー
11 アクチュエータ
12 ピン
13 排出穴
【出願人】 【識別番号】505113447
【氏名又は名称】エテシア
【出願日】 平成17年10月14日(2005.10.14)
【代理人】 【識別番号】100062007
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 義雄

【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠

【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教

【識別番号】100103920
【弁理士】
【氏名又は名称】大崎 勝真

【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明

【公開番号】 特開2006−115840(P2006−115840A)
【公開日】 平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願番号】 特願2005−299693(P2005−299693)