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【発明の名称】 刈取収穫機
【発明者】 【氏名】片山 靖彦
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】尾崎 徳宗
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】長野 文男
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】前田 一郎
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【要約】 【課題】刈取収穫機において、前方を照射するライトを刈取部に備える場合、ライトを刈取部に連結するボルトの緩みにより、ライトの刈取部への取り付けがガタ付くような状態を防止する。

【解決手段】ライト20に複数の連結部24a,24b,24c,24dを備え、刈取部2に複数の取付部31a,31b,31c,32aを備えて、ライト20の所定の連結部24a,24bのボルト33の締め付け方向と、ライト20の別の連結部24c,24dのボルト33の締め付け方向とが、互いに交差するように設定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の前部に刈取部を備え、前方を照射するライトを前記刈取部に備えた刈取収穫機であって、
前記ライトに複数の連結部を備えて、前記刈取部に複数の取付部を備え、前記ライトの連結部を刈取部の取付部にボルトによって連結するように構成して、前記ライトが刈取部に支持されるように構成すると共に、
前記ライトの所定の連結部のボルトの締め付け方向と、前記ライトの別の連結部のボルトの締め付け方向とが、互いに交差するように設定してある刈取収穫機。
【請求項2】
機体の前部に刈取部を備え、前方を照射するライトを前記刈取部に備えた刈取収穫機であって、
前記刈取部の右及び左側部に右及び左のライトを備え、前記右及び左のライトに複数の連結部を備えて、前記刈取部に複数の取付部を備え、前記右及び左のライトの連結部を刈取部の取付部にボルトによって連結するように構成して、前記右及び左のライトが刈取部に支持されるように構成すると共に、
前記右及び左のライトの所定の連結部のボルトの締め付け方向を刈取部の左右方向に設定し、前記右及び左のライトの別の連結部のボルトの締め付け方向を刈取部の前後方向に設定してある刈取収穫機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取収穫機に備えられるライトの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
コンバイン等の刈取収穫機では夕暮れ時や夜間でも刈取作業を行うことが増えてきており、例えば特許文献1に開示されているように、前方を照射するライト(特許文献1の図1,4,5の15)を刈取部に備えたものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平7−289058号公報(図1,4,5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
刈取収穫機において、刈取部には作物の株元付近を切断する刈取装置や、刈り取った作物を後方に搬送装置する搬送装置等が備えられているので、刈取部に多様な振動が発生している。これにより、ライトを刈取部にボルトによって連結する場合、刈取部の多様な振動によりボルトの緩みが発生することが考えられる。
本発明は刈取収穫機において、前方を照射するライトを刈取部に備える場合、ライトを刈取部に連結するボルトの緩みにより、ライトの刈取部への取り付けがガタ付くような状態を防止することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、機体の前部に刈取部を備え、前方を照射するライトを刈取部に備えた刈取収穫機において、次のように構成することにある。
ライトに複数の連結部を備えて、刈取部に複数の取付部を備え、ライトの連結部を刈取部の取付部にボルトによって連結するように構成して、ライトが刈取部に支持されるように構成する。ライトの所定の連結部に取り付けられるボルトの締め付け方向と、ライトの別の連結部に取り付けられるボルトの締め付け方向とが、互いに交差するように設定している。
【0006】
(作用)
例えばライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)が全て同じ向きに設定されている場合、刈取部に多様な振動が発生した際に、所定の振動の方向とライトの連結部(刈取部の取付部)のボルトが緩む方向とが合致すると、この所定の振動によって、ライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)の多くのボルトが緩む可能性がある。
【0007】
これに対して本発明の第1特徴によると、ライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向と、ライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向とが、互いに交差するように設定されている。
これにより、例えば所定の振動の方向とライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトが緩む方向とが合致して、ライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトが緩む可能性が高くても、所定の振動の方向とライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトが緩む方向とが互いに交差しているので、ライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトが緩む可能性は低いものとなる。
【0008】
本発明の第1特徴によると、ライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向と、ライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向とが、互いに交差するように設定されていることにより、ライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)と、ライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)とが、互いに交差するような向き(互いに異なる向き)に設定されることになる。
これにより、刈取部に多様な振動が発生して、ライトが多様な方向に振動しようとしても、ライトの所定の連結部と刈取部の所定の取付部との接当、ライトの別の連結部と刈取部の別の取付部との接当により、ライトの多様な振動が抑えられるのであり、ライトの連結部(刈取部の取付部)のボルトが緩む可能性を抑えると言う面で有利なものとなる。
【0009】
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、刈取収穫機において、前方を照射するライトを刈取部に備える場合、刈取部に多様な振動が発生して、ライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)の多くのボルトが緩むような状態を避けることができる点、及び、刈取部に多様な振動が発生しても、ライトの多様な振動が抑えられるようになる点により、ライトの刈取部への取り付けがガタ付くような状態を防止することができて、ライトの取付強度を高めることができた。
【0010】
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、機体の前部に刈取部を備え、前方を照射するライトを刈取部に備えた刈取収穫機において、次のように構成することにある。
刈取部の右及び左側部に右及び左のライトを備え、右及び左のライトに複数の連結部を備えて、刈取部に複数の取付部を備え、右及び左のライトの連結部を刈取部の取付部にボルトによって連結するように構成して、右及び左のライトが刈取部に支持されるように構成する。右及び左のライトの所定の連結部のボルトの締め付け方向を刈取部の左右方向に設定し、右及び左のライトの別の連結部のボルトの締め付け方向を刈取部の前後方向に設定している。
【0011】
(作用)
刈取部の右及び左側部に右及び左のライトを備えた場合、例えば右及び左のライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)が全て同じ向きに設定されている場合、刈取部に多様な振動が発生した際に、所定の振動の方向と右及び左のライトの連結部(刈取部の取付部)のボルトが緩む方向とが合致すると、この所定の振動によって、右及び左のライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)の多くのボルトが緩む可能性がある。
【0012】
これに対して本発明の第2特徴によると、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の左右方向に設定され、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の前後方向に設定されている(右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向と、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向とが、互いに交差するように設定されている)。
これにより、例えば所定の振動の方向と右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトが緩む方向とが合致して、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトが緩む可能性が高くても、所定の振動の方向と右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトが緩む方向とが互いに交差しているので、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトが緩む可能性は低いものとなる。
【0013】
本発明の第2特徴によると、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の左右方向に設定され、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の前後方向に設定されていることにより、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)と、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)とが、互いに交差するような向き(互いに異なる向き)に設定されることになる。
これにより、刈取部に多様な振動が発生して、右及び左のライトが多様な方向に振動しようとしても、右及び左のライトの所定の連結部と刈取部の所定の取付部との接当、右及び左のライトの別の連結部と刈取部の別の取付部との接当により、右及び左のライトの多様な振動が抑えられるのであり、右及び左のライトの連結部(刈取部の取付部)のボルトが緩む可能性を抑えると言う面で有利なものとなる。
【0014】
本発明の第2特徴によると、刈取部の右及び左側部に右及び左のライトを備えた場合、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の左右方向に設定されていることにより、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)に対し、ボルトを刈取部の右及び左の横外側から容易に取り付けることができる。右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)のボルトの締め付け方向が刈取部の前後方向に設定されていることにより、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)に対し、ボルトを刈取部の前側又は後側から容易に取り付けることができる。
【0015】
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、刈取収穫機において、前方を照射する右及び左のライトを刈取部に備える場合、刈取部に多様な振動が発生して、右及び左のライトの複数の連結部(刈取部の複数の取付部)の多くのボルトが緩むような状態を避けることができる点、及び、刈取部に多様な振動が発生しても、右及び左のライトの多様な振動が抑えられるようになる点により、右及び左のライトの刈取部への取り付けがガタ付くような状態を防止することができて、右及び左のライトの取付強度を高めることができた。
【0016】
本発明の第2特徴によると、右及び左のライトの所定の連結部(刈取部の所定の取付部)に対し、ボルトを刈取部の右及び左の横外側から容易に取り付けることができる点、右及び左のライトの別の連結部(刈取部の別の取付部)に対し、ボルトを刈取部の前側又は後側から容易に取り付けることができる点により、ライトの組み付けの作業性を向上させることができて、生産コストの低減を図ることができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[1]
図1及び図2に示すように、右及び左のクローラ式の走行装置1で支持された機体の前部に刈取部2を備えて、機体の前部の右側部に運転部3、機体の後部の左側部に脱穀装置4、機体の後部の右側部にグレンタンク5を備えて、刈取収穫機の一例であるコンバインが構成されている。これにより、圃場の作物が刈取部2によって刈り取られ、刈り取られた作物が脱穀装置4に送られて脱穀処理され、脱穀処理されて単粒化した作物が収穫物としてグレンタンク5に貯留される。
【0018】
図1及び図2に示すように、機体に上下揺動自在に支持された主フレーム6に、刈取部2の全体が支持されており、主フレーム6を昇降駆動する昇降シリンダ7が備えられている。図1,2,3に示すように、刈取部2は5個のデバイダ8,9,10,11、引き起し爪13aを多数備えた4組の引き起し装置13、バリカン型式の刈取装置14及び搬送装置15を備えて、4条刈り型式に構成されている。
【0019】
図1及び図2に示すように、グレンタンク5の後部に、アンローダ12が備えられている。アンローダ12は内部にスクリュー(図示せず)を備えており、スクリューが回転駆動されることにより、グレンタンク5の収穫物が搬送され、アンローダ12の吐出口12aから排出される。アンローダ12は横軸芯P1周りに上下に昇降駆動自在に構成され、縦軸芯P2周りに旋回駆動自在に構成されている。図1及び図2に示す状態は、運転部3の後部に備えられた受け台17にアンローダ12を乗せた状態であり、アンローダ12を格納位置に配置した状態である。アンローダ12を格納位置から上昇駆動し、横外側に旋回駆動することにより、トラック(図示せず)の荷台にグレンタンク5の収穫物を排出する。
【0020】
[2]
次に、引き起し装置13への伝動系について説明する。
図1及び図3に示すように、刈取部2の全横幅に亘るパイプ状の横フレーム25が主フレーム6の先端に連結され、横フレーム25の左端部にパイプ状の縦フレーム26が連結されて上方に延出されており、横フレーム25の右端部に支持フレーム27が連結されて上方に延出されている。縦フレーム26の上端に変速ケース28が連結され、支持フレーム27の上端と変速ケース28とに亘って、角パイプ状の横フレーム29が連結されている。横フレーム29に4個の伝動ケース30が連結されて下方に延出されており、4個の伝動ケース30の下部が4組の引き起し装置13の各々の上部に連結されている。
【0021】
これにより、動力が主フレーム6に内装された伝動軸(図示せず)及び横フレーム25に内装された伝動軸(図示せず)を介して伝達されて、刈取装置14及び搬送装置15に伝達される。横フレーム25に内装された伝動軸(図示せず)の動力が、縦フレーム26に内装された伝動軸(図示せず)、変速ケース28、横フレーム29に内装された伝動軸(図示せず)を介して伝動ケース30に伝達され、伝動ケース30から引き起し装置13に伝達される。変速ケース28に変速機構(図示せず)が内装されており、引き起し装置13に伝達される動力を高低2段に変速することができる。
【0022】
[3]
次に、刈取部2の右及び左側部に備えられる右及び左のライト20おいて、左のライト20について説明する。
図3及び図4に示すように、右及び左のライト20は、上及び下のバルブ22,23、上及び下のバルブ22,23に対するリフレクタ(反射板)が一体的に形成された本体部24、上及び下のバルブ22,23と本体部24を覆う透明のカバー21等を備えて、縦長状に構成されている。
【0023】
図5及び図6に示すように、側面視J字状の支持フレーム31が備えられている。支持フレーム31の上部に取付部31aが固定され、支持フレーム31の取付部31aが左右方向に延出されており、支持フレーム31の取付部31aの内側部が縦フレーム26にボルトで連結され、支持フレーム31の取付部31aの左の横側部が前向きに折り曲げられている(支持フレーム31の取付部31aの左の横側部が左の横外方に向く面を備えている)。支持フレーム31の中間部に基板31dが固定されて、縦フレーム26に固定されたブラケット26aに支持フレーム31の基板31dがボルトで連結されている。
【0024】
図5及び図6に示すように、支持フレーム31の中間部に取付部31bが固定されて前方に延出されており(支持フレーム31の取付部31bが左の横外方に向く面を備えている)、支持フレーム31の下部に左の横向きの取付部31cが固定されている(支持フレーム31の取付部31cが前方に向く面を備えている)。横フレーム29の左の横側部に支持フレーム32が固定され左の横側方に延出されており、支持フレーム32の端部に取付部32aが固定されている(支持フレーム32の取付部32aが前方に向く面を備えている)。
【0025】
図5及び図6に示すように、左のライト20(本体部24)の後面の中間部に、後方に突出する連結部24a,24bが備えられており(左のライト(本体部24)の連結部24a,24bが内方に向く面を備えている)、左のライト20(本体部24)の後面の上部及び下部に、後方に向く面である連結部24c,24dが備えられている。
【0026】
これにより、図5及び図6に示すように、左のライト20(本体部24)の連結部24a,24bを支持フレーム31の取付部31a,31bに接当させて、刈取部2の左の横外側からボルト33を挿入し締め付けて連結する。左のライト20(本体部24)の連結部24c,24dを、支持フレーム31,32の取付部31c,32aに接当させて、刈取部2の前側又は後側からボルト33を挿入し締め付けて連結する。
【0027】
図1,3,4に示すように、刈取部2の左側部を覆う左の上カバー16及び左の下カバー34が備えられている。左の下カバー34は係合機構(図示せず)によって着脱自在に構成されており、左の下カバー34に備えられた操作部34aを手で持って操作することにより、左の下カバー34の着脱を行うことができる。図5及び図6に示すように、左の上カバー16に左のライト20が入り込む開口部が形成されて、左の上カバー16の後部下部に連結部16cが備えられている。これにより、左の上カバー16の開口部に左のライト20が入り込んだ状態で、縦フレーム26のブラケット26aにボルトで連結されたブラケット26bに、左の上カバー16の連結部16cがボルトで連結されている。刈取部2の上部を覆う横長のカバー35(図3及び図4参照)が備えられており、左の上カバー16の左端部とカバー35の左端部とがボルトで連結されている。運転部3から後方を目視する為のバックミラー36が、横フレーム29の左の横側部に固定されている。
【0028】
これにより、図1,3,4に示すように、左のライト20のカバー21の前面が、左の上カバー16の前部16a及び引き起し装置13の前面と略同一面(又は左のライト20のカバー21の前面が、左の上カバー16の前部16a及び引き起し装置13の前面よりも少し後側)に位置するように構成されており、左のライト20のカバー21の横面が、左の上カバー16の横部16bと略同一面に位置するように構成されている。
【0029】
[4]
次に、刈取部2の右及び左側部に備えられる右及び左のライト20おいて、右のライト20について説明する。
図7及び図8に示すように、側面視J字状の支持フレーム31が備えられている。支持フレーム31の上部に取付部31aが固定され、支持フレーム31の取付部31aが左右方向に延出されており、支持フレーム31の取付部31aの内側部が支持フレーム27にボルトで連結され、支持フレーム31の取付部31aの右の横側部が後向きに折り曲げられている(支持フレーム31の取付部31aの右の横側部が右の横外方に向く面を備えている)。支持フレーム31の中間部に基板31dが固定されて、支持フレーム27に固定されたブラケット27aに支持フレーム31の基板31dがボルトで連結されている。
【0030】
図7及び図8に示すように、支持フレーム31の中間部に取付部31bが固定されて前方に延出されており(支持フレーム31の取付部31bが右の横外方に向く面を備えている)、支持フレーム31の下部に右の横向きの取付部31cが固定されている(支持フレーム31の取付部31cが前方に向く面を備えている)。横フレーム29の右の横側部に取付部29aが固定されており、横フレーム29の取付部29aが前方に向く面を備えている。
【0031】
図7及び図8に示すように、右のライト20(本体部24)の後面の中間部に、後方に突出する連結部24a,24bが備えられており(右のライト(本体部24)の連結部24a,24bが内方に向く面を備えている)、右のライト20(本体部24)の後面の上部及び下部に、後方に向く面である連結部24c,24dが備えられている。
【0032】
これにより図7及び図8に示すように、右のライト20(本体部24)の連結部24a,24bを支持フレーム31の取付部31a,31bに接当させて、刈取部2の右の横外側からボルト33を挿入し締め付けて連結する。右のライト20(本体部24)の連結部24c,24dを、支持フレーム31の取付部31c及び横フレーム29の取付部29aに接当させて、刈取部2の前側又は後側からボルト33を挿入し締め付けて連結する。
【0033】
図3及び図4に示すように、刈取部2の右側部を覆う右の上カバー16及び右の下カバー34が備えられている。右の下カバー34は係合機構(図示せず)によって着脱自在に構成されており、右の下カバー34に備えられた操作部34aを手で持って操作することにより、右の下カバー34の着脱を行うことができる。図7及び図8に示すように、右の上カバー16に右のライト20が入り込む開口部が形成されて、右の上カバー16の後部下部に連結部16cが備えられている。これにより、右の上カバー16の開口部に右のライト20が入り込んだ状態で、支持フレーム27のブラケット27aにボルトで連結されたブラケット27bに、右の上カバー16の連結部16cがボルトで連結されており、右の上カバー16の上部が横フレーム29の取付部29aにボルトで連結されている。カバー35の右端部が、横フレーム29の取付部29aにボルトで連結されている。
【0034】
これにより、図3及び図4に示すように、右のライト20のカバー21の前面が、右の上カバー16の前部16a及び引き起し装置13の前面と略同一面(又は右のライト20のカバー21の前面が、右の上カバー16の前部16a及び引き起し装置13の前面よりも少し後側)に位置するように構成されており、右のライト20のカバー21の横面が、右の上カバー16の横部16bと略同一面に位置するように構成されている。
【0035】
[5]
次に、右及び左のライト20の照射範囲RD,LDについて説明する。
右のライト20の本体部24のリフレクタにより、右のライト20の上のバルブ22の光が左斜め前方及び右横方に反射され、前方に反射されるように構成されており、右のライト20の下のバルブ23の光が左斜め前方及び右横方に反射され、斜め前方下方に反射されるように構成されている。これにより、刈取部2を地面に位置させている状態において、右のライト20の照射範囲RDは図9(a)及び図10に示すような状態となるのであり、右のライト20の下のバルブ23によりデバイダ8が照射されている。
【0036】
左のライト20の本体部24のリフレクタにより、左のライト20の上のバルブ22の光が右斜め前方及び左横方に反射され、前方に反射されるように構成されており、左のライト20の下のバルブ23の光が右斜め前方及び左横方に反射され、斜め前方下方に反射されるように構成されている。これにより、刈取部2を地面に位置させている状態において、左のライト20の照射範囲LDは図9(a)及び図10に示すような状態となるのであり、左のライト20の下のバルブ23によりデバイダ10が照射されている。
【0037】
図10に示すように、刈取部2を地面に位置させている状態において、右のライト20の照射範囲RDの左側部分と、左のライト20の照射範囲LDの右側部分とが、刈取部2の前方で重なり合うように、右及び左のライト20の照射範囲RD,LDが設定されている。この場合、右のライト20の照射範囲RDの左側部分と左のライト20の照射範囲LDの右側部分とが刈取部2の前方で重なり合う部分ADが、刈取部2の中央の所定の近距離(例えば2メートル程度)から前方に位置する状態となる。図9(a)に示すように、刈取部2を地面に位置させている状態において、右及び左のライト20の照射範囲RD,LDは斜め前方下方に向いている。
【0038】
図9(b)に示すように、刈取部2を上限位置まで上昇駆動すると、右及び左のライト20の照射範囲RD,LDは略前方を向く状態となる。この場合、右のライト20の照射範囲RDの左側部分と左のライト20の照射範囲LDの右側部分とが刈取部2の前方で重なり合う部分ADが、刈取部2の中央の所定の遠距離(例えば8メートル程度)から前方に位置する状態となる。
【0039】
図1,2,10に示すように、受け台17にアンローダ12を乗せた状態(アンローダ12を格納位置に配置した状態)において、アンローダ12の吐出口12aがデバイダ10の前方上方の付近に位置しており、アンローダ12の吐出口12aの前部にライト18が取り付けられている。これにより、刈取部2の中央直前の範囲SD(右のライト20の照射範囲RDの左側部分と左のライト20の照射範囲LDの右側部分とが刈取部2の前方で重なり合う部分ADと、刈取部2との間の付近)が、アンローダ12のライト18によって照射される。
【0040】
図11に示すように、運転部3にライトスイッチ19が備えられている。ライトスイッチ19をON2位置に操作すると、右及び左のライト20の上及び下のバルブ22,23が点灯し、アンローダ12のライト18が点灯する。ライトスイッチ19をON1位置に操作すると、右及び左のライト20の下のバルブ23が点灯して、右及び左のライト20の上のバルブ22が消灯し、アンローダ12のライト18が点灯する。ライトスイッチ19をOFF位置に操作すると、右及び左のライト20の上及び下のバルブ22,23が消灯し、アンローダ12のライト18が消灯する。
【0041】
[発明の実施の別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図5,6,7,8に示す右及び左のライト20(本体部24)の連結部24a,24bを、右及び左のライト20(本体部24)の後面の上部及び下部に備え、右及び左のライト20(本体部24)の連結部24c,24dを、右及び左のライト20(本体部24)の後面の中間部に備えるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】刈取部の正面図
【図4】刈取部の斜視図
【図5】刈取部における左のライトの付近の縦断正面図
【図6】図5においてA−A方向から見た縦断側面図
【図7】刈取部における右のライトの付近の縦断正面図
【図8】図7においてB−B方向から見た縦断側面図
【図9】刈取部を地面に位置させている状態及び刈取部を上限位置まで上昇駆動した状態での刈取部の付近の側面図
【図10】右及び左のライトの照射範囲を示す平面図
【図11】ライトスイッチの平面図
【符号の説明】
【0043】
2 刈取部
20 ライト
24a,24b,24c,24d ライトの連結部
29a,31a,31b,41c,32a 刈取部の取り付け部
33 ボルト
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
【出願日】 平成16年10月25日(2004.10.25)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【公開番号】 特開2006−115799(P2006−115799A)
【公開日】 平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願番号】 特願2004−309303(P2004−309303)