| 【発明の名称】 |
乗用型茶園管理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 幸男 【住所又は居所】静岡県小笠郡菊川町西方58番地 落合刃物工業株式会社内
【氏名】鈴木 基士 【住所又は居所】静岡県小笠郡菊川町西方58番地 落合刃物工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】旋回性及び取り回しの向上を図ること、アタッチメント装着時及び傾斜地での機体バランスの安定化を図ること、大型のアタッチメントを装着すること等が可能な乗用型茶園管理機を提供する。
【解決手段】機体11を走行させる走行装置18の操縦部30と駆動源31とを機体上部の前側に配置する共に、機体上部の後側にアタッチメントが機体全長内にほぼ収まるように載置可能な空間を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 茶園管理作業を行うアタッチメントが着脱可能に取り付けられる機体を備えた乗用型茶園管理機において、 前記機体は、茶畝を跨ぎながら走行するために門型に形成されていると共に、前記機体の左右下端部に左右一対の走行装置が配設され、前記走行装置の操縦部と駆動源とが機体上部の前側に配置されることによって、前記操縦部と駆動源との後方には前記アタッチメントが機体全長内にほぼ収まるように載置可能な空間が形成されていることを特徴とする乗用型茶園管理機。 【請求項2】 前記操縦部は、前記機体上部の一側方に配置されていると共に、前記駆動源は、前記機体上部の他側方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗用型茶園管理機。 【請求項3】 前記駆動源は横向きに配置されていると共に,前記駆動源の出力軸の軸心上には、オペレータが着座する操縦席が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗用型茶園管理機。 【請求項4】 前記駆動源と操縦席との間には、前記駆動源の出力軸により直接に駆動されて前記走行装置に油圧を供する油圧発生装置が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の乗用型茶園管理機。 【請求項5】 前記油圧発生装置と前記アタッチメントに油圧を供するアタッチメント用油圧発生装置とは、同一の駆動源によって駆動されることを特徴とする請求項4に記載の乗用型茶園管理機。 【請求項6】 前記アタッチメントは、少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち何れか1つを散布する散布装置を備えたアタッチメントであることを特徴とする請求項1に記載の乗用型茶園管理機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、乗用型茶園管理機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般に、乗用型茶園管理機は、機体後部に装着されるアタッチメント、例えば、深耕、カルチベータ、サブソイラー、堆肥散布装置、肥料散布装置、防除機等の付け替えによって耕耘、根切り、施肥、防除等の茶園管理作業を1台で可能とするものである。 図7に示されるように、従来、このような乗用型茶園管理機1にあっては、茶畝を跨ぎながら走行するため正面視門型に形成された機体2の左右下端部には、左右一対の油圧式の走行装置3(但し、図7中にあっては機体左側のみ図示。以下同様)が配設されていると共に、機体2の後部には、少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち何れか1つを散布する散布装置4を備えたアタッチメント5(以下、単にアタッチメントという)を昇降させる左右一対の油圧式の昇降装置6が配設されている。また、機体上部には、走行装置3、アタッチメント5の散布装置4及び昇降装置6を操作するための操縦部7と駆動源としてのエンジン8及び油圧ポンプ9とが配設されている。そして、茶畝に沿って移動しながら茶園管理作業を行う状態にあっては、昇降装置6によりアタッチメント5を適宜昇降移動させると共に、畝間での旋回時には、アタッチメント5が茶畝に干渉しないように茶畝よりも高くなるように上昇させていた(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 しかしながら、上記した従来の乗用型茶園管理機にあっては、図7に示されるように、エンジン8及び油圧ポンプ9は、機体前後方向に延びる縦置きレイアウトのために機体上部を縦方向に占有してしまい、アタッチメント5を機体後方に張り出し支持した状態で装着しなければならないという問題があった。 そして、アタッチメント5を機体後方に張り出し支持した状態で装着するため、(1)アタッチメント5を取り付けると機体全長が長くなり、畝間での旋回性及び取り回しが不充分、(2)傾斜地での機体バランスが保ちにくい、(3)アタッチメント5を上昇させていくのにしたがって機体重心の移動が大きく機体バランスが崩れやすい、(4)大型の薬液タンクを必要とする大型の防除機や長尺物を運搬する運搬車ユニットにあっては設置が難しい、等という問題が発生してしまう。 【0004】 【特許文献1】特開2002−159211号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 そこで、この発明は、上記した従来技術が有している問題点を解決するためになされたものであって、旋回性及び取り回しの向上を図ること、アタッチメント装着時及び傾斜地での機体バランスの安定化を図ること、大型のアタッチメントを装着すること等が可能な乗用型茶園管理機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、茶園管理作業を行うアタッチメントが着脱可能に取り付けられる機体を備えた乗用型茶園管理機において、 前記機体は、茶畝を跨ぎながら走行するために門型に形成されていると共に、前記機体の左右下端部に左右一対の走行装置が配設され、前記走行装置の操縦部と駆動源とが機体上部の前側に配置されることによって、前記操縦部と駆動源との後方には前記アタッチメントが機体全長内にほぼ収まるように載置可能な空間が形成されていることを特徴とする。 【0007】 上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記操縦部は、前記機体上部の一側方に配置されていると共に、 前記駆動源は、前記機体上部の他側方に配置されていることを特徴とする。 【0008】 上記目的を達成するため請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記駆動源は横向きに配置されていると共に,前記駆動源の出力軸の軸心上には、オペレータが着座する操縦席が配設されていることを特徴とする。 【0009】 上記目的を達成するため請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記駆動源と操縦席との間には、前記駆動源の出力軸により直接に駆動されて前記走行装置に油圧を供する油圧発生装置が配設されていることを特徴とする。 【0010】 上記目的を達成するため請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記油圧発生装置と前記アタッチメントに油圧を供するアタッチメント用油圧発生装置とは、同一の駆動源によって駆動されることを特徴とする。 【0011】 上記目的を達成するため請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記アタッチメントは、少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち何れか1つを散布する散布装置を備えたアタッチメントであることを特徴とする。 【発明の効果】 【0012】 請求項1,2,6に記載の発明によれば、アタッチメントのなかでも少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち何れか1つを散布する散布装置を備えたアタッチメントは、従来のように機体後方に張り出し支持された状態で取り付けられるのではなく、機体全長内にほぼ収まるように機体上部の後側に載置される。これにより、アタッチメントを載置しても機体全長がほぼ変わらないので、畝間での旋回性及び取り回しの向上を図ることができる。しかも、アタッチメントは常に機体上部、つまり茶畝の上方に位置しているので、アタッチメントを昇降させる昇降装置を機体に備える必要はなく、機体を軽量化、低コスト化することができる。そのうえ、アタッチメントは機体中心に近づいて載置されるので、アタッチメントを機体に取り付けた際の機体の重心移動が大幅に低減し、アタッチメント装着時及び傾斜地での機体バランスの安定化を図ることができる。 さらにまた、機体上部の後部に空間を設けたことにより、大型の薬液タンクを必要とする大型の防除機や長尺物を運搬する運搬車ユニットを容易に載置できるようになり、乗用型茶園管理機の使い勝手をさらに向上させることができる。 【0013】 請求項3乃至5に記載の発明によれば、重量のある駆動源を機体片側に搭載した際の機体バランスの偏りが、機体反対側の操縦席にオペレータが着座することによってほぼ解消される。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて機体の左右重量配分がほぼ等しくなることにより、走行時の機体バランスがより良好となり走行安定性をさらに向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 機体を走行させる走行装置の操縦部と駆動源とを機体上部の前側に配置して、機体上部の後側にアタッチメントが機体全長内にほぼ収まるように載置可能な空間を形成することにより、旋回性及び取り回しが良好で、しかも機体バランスを損なうことがなく、大型のアタッチメントが搭載できる乗用型茶園管理機が実現した。 【実施例】 【0015】 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された乗用型茶園管理機の平面図、図2は、同例における正面図、図3は、同例における側面図、図4は、同例における機体のフレーム構造を示した斜視図、図5は、アタッチメント受け部の斜視図、図6は、同例におけるアタッチメントの載置例を示した側面図である。 【0016】 本発明が適用された乗用型茶園管理機について説明する。 図1〜4に示されるように、乗用型茶園管理機10の機体11には、茶畝を跨ぎながら走行可能となるように正面視門型に形成された前後一対の前側及び後側フレーム12,13が機体前後方向に離間した状態で対向配置されている。これら前側及び後側フレーム12,13の垂直な左右脚部12a,13aの下端部は二股状に分岐形成されていると共に(図2,4参照)、機体前後方向に向かった水平な左右一対の下部連結フレーム14に結合固定されている(図3参照。但し、図3にあっては機体左側のみ図示。以下同様)。 【0017】 下部連結フレーム14には、図3に示されるように、駆動輪15と従動輪16との間にクローラ17を巻装した油圧式の走行装置18が備えられていると共に、走行装置18の上方には、油圧アクチュエータに油圧を供給するための油圧タンク19(図2参照)、或いは後述する駆動源に燃料を供給するための燃料タンク20が取り付け固定されている。なお、走行装置18は、クローラ17を用いたものに限定されるものではなく、例えば、車輪、レール式等を用いたものであってもよい。 【0018】 さらに、前側及び後側フレーム12,13の左右上部(屈曲部のこと)には、図4に示されるように、それぞれ機体前後方向に水平に延びた左右一対の上部連結フレーム21が、前側フレーム12よりも機体前方に突出した状態、且つ後側フレーム13よりも機体後方に突出することなく一体的に結合固定されている。 【0019】 これら上部連結フレーム21は、互いに連なり合うことによって長尺状となる第1〜第3連結フレーム22〜24を備えて構成されているものであって、前側フレーム12の屈曲部に第1連結フレーム22の中央部が結合固定されている。第1連結フレーム22の左右前端部間及び左右後端部間には、それぞれ機体幅方向に向かった水平な横フレーム25,26が結合固定されていると共に、横フレーム25,26と前側フレーム12の水平な横部12bとの間には、機体前後方向に向かった補剛フレーム27〜29が結合固定されている。さらに、横フレーム26の後面左右端部と後側フレーム13の水平な横部13bとの間には、機体前後方向に向かった左右一対の第2連結フレーム23が結合固定されていると共に、第1連結フレーム22の側面部中央と後側フレーム13の屈曲部との間には、左右一対の第3連結フレーム24が機体側方にほぼコ字状に張り出した状態で結合固定されている。 【0020】 そして、図1〜3に示されるように、機体前端の横フレーム25から機体ほぼ中央の横フレーム26までの間の機体上部には、走行装置18の操縦部30と駆動源としてのエンジン31とが配置されていると共に、操縦部30とエンジン31との後方の機体上部には、アタッチメント32(図6に図示。ここでは、少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち何れか1つを散布する散布装置33を備えた大型のアタッチメント32のこと)が機体全長内にほぼ収まるように載置可能な空間Sが形成されている。 【0021】 操縦部30は、図1に示されるように、機体上部、且つ機体前部の右側に寄せて配設されているものであって、横フレーム25と前側フレーム12との間に架設された板状のフロアパネル34上に正面視T字状のハンドル35と共に配設されている。この操縦部30には、GPS(Global Positioning System、ナビゲーションシステムのこと)による走行履歴情報、例えば走行距離情報、走行スピード情報等を記憶、表示、且つ通信回線を介して送出可能とする制御部と表示部とが備えられている。さらに、この制御部は、走行履歴情報に基づいて表示部に肥料、堆肥及び薬液等の散布量を表示させたり、後述する散布装置33の図示しない攪拌スクリュウの回転速度を表示させたりすることも可能とされている。 【0022】 また、この操縦部30に相対向するように、前側フレーム12と横フレーム26との間、つまり機体前後中心に近接してオペレータが着座するための操縦席36が配設されている。さらに、操縦部30側の第3連結フレーム24には、機体外側に張り出し支持されたステップ37が折り畳み可能に取り付けられており、図2,3に示されるように、機体上部の前側と後側とを仕切る正面視逆コ字状の補剛フレーム38が備えられていても、オペレータはいちいち地上に降りることなく操縦席36から機体後部に容易に移動できるようになっている。なお、走行装置18の操縦部30には、アタッチメント32を操作するためのアタッチメント用操作部(図示せず)が併設されているが、それに限定されるものではなく、例えば、操縦席30の後側にアタッチメント用操作部を設けるようにしもよい。 【0023】 エンジン31は、機体上部、且つ機体前部の左側に寄せて配設されているものであって、前側フレーム12と横フレーム26との間、つまり機体前後中心に近接し、且つ横向きに搭載されている。このエンジン31の出力軸には、走行装置18に油圧を供給するための油圧ポンプ39が変速装置40を介しながらも直接的に連なっていると共に、この油圧ポンプ39はエンジン31と操縦席36との間に配設されており、エンジン31の出力軸の軸心上に操縦席36が配置されるようになっている。これにより、重量のあるエンジン31を機体片側(左側)に寄せて搭載した際の機体バランスの偏りが、機体反対側(右側)の操縦席36にオペレータが着座することによって解消される。その結果、機体11の左右重量配分がほぼ等しくなることにより、走行時の機体バランスが良好となり走行安定性がより向上する。 【0024】 さらに、このエンジン31は、図2,3に示されるように、通気部41が穿設された箱型のエンジンカバー42によって覆われている。エンジンカバー42の内部には、エンジン冷却水を冷却するラジエータ43が配置されていると共に、エンジンカバー42の上部には、エアクリーナ44及び排気管45が配設されている。また、エンジンカバー42の機体前方側には、図1,3に示されるように、油圧ポンプ39及び後述するアタッチメント用油圧ポンプ46から吐出されて走行装置18や油圧アクチュエータに供された作動油を冷却するためのオイルクーラ47が配設されている。 【0025】 アタッチメント用油圧ポンプ46は、アタッチメント32の油圧式の散布装置33を動作させるためのものであって、油圧ポンプ39の機体前方側に並列して配設されている(図1参照)。このアタッチメント用油圧ポンプ46は、油圧ポンプ39を駆動するエンジン31によって駆動されるものであって、油圧ポンプ39側に設けられた駆動側プーリ48の駆動力がベルト49を介してアタッチメント用油圧ポンプ46側に設けられた従動側プーリ50に伝達されることによって駆動されるようになっている。 【0026】 ところで、空間Sが形成された機体後部には、図4に示されるように、機体後部上にアタッチメント32を着脱可能に載置するための左右一対の固定式、或いは脱着式のアタッチメント受け部51,52が配設されている。これらのアタッチメント受け部51,52は、側面視逆台形に凹み形成された係合部53を有するものであって、この係合部53に対し、アタッチメント32の下部フレーム32Cに取り付けられた機体下方側に延びる凸状の係合ピン32Dが機体上下方向に向かって係脱可能とされている。そして、固定式のアタッチメント受け部51は、左右の第3連結フレーム24の機体内側面部、つまり第2連結フレーム23に対向した側面部にそれぞれ配設されていると共に、脱着式のアタッチメント受け部52は、後側フレーム13の後面部左右両側から機体後方に張り出した状態で取り付けられるようになっている。 【0027】 機体後部に載置されるアタッチメント32は、図6に示されるように、例えば、堆肥が投入される本体部(バケット、ホッパーのこと)32Aと、本体部32A内の堆肥を下方側に向かって排出可能とする左右一対のスライダ32Bと、スライダ32Bを介して移送されてきた堆肥を攪拌スクリュウにより攪拌しながら畝間に散布する左右一対の油圧式の散布装置33とを備えて構成されている。 さらに、このアタッチメント32の下部フレーム32Cには、図4に示されるように、機体下方側に延びる係合ピン32Dが取り付けられており、これらの係合ピン32Dがアタッチメント受け部51,52の係合部53に係合することによって、アタッチメント32を載置する際の位置決めの容易化及び載置後の姿勢の安定化が図られるようになっている。なお、このアタッチメント32の機体11への取り付けは、例えばフォークリフト等の載置手段によって機体後部に載置されるのが好ましいが、これに限定されるものではない。そして、機体後部に載置されたアタッチメント32は、図示しない固定手段によって機体11に固定されると共に、その本体部32Aは機体全長内、言い換えれば、横フレーム25からクローラ17後端までの範囲内に収まっている。また、散布装置33は走行装置18の後方に位置している。 【0028】 このように大型のアタッチメント32が取り付けられた乗用型茶園管理機10を用いて茶園管理作業を行う場合、まず、オペレータは、茶園に乗り入れてから茶畝を跨ぐように機体操作する。それから、オペレータは機体11を茶畝に沿って走行させながらアタッチメント用操作部を操作して散布装置33を動作させ、畝間に堆肥を散布する。やがて、機体11が枕地に到達して一列の茶畝の作業が終了すると、オペレータは散布装置33の動作を停止させてから方向変換を行う。この場合、従来とは異なり、アタッチメント32を上昇させることはないので機体重心の移動がなくなるうえに、アタッチメント32は機体全長内に収まっているので、オペレータは、狭い枕地であってもアタッチメント32を茶畝に干渉させることなく、しかも非常に安定して機体11を旋回させることができる。そして、機体11を旋回させたオペレータは隣の茶畝に移動して茶園管理作業を行う。 【0029】 以上述べたように本発明によれば、アタッチメントのなかでも少なくとも肥料、堆肥及び薬液のうち少なくとも何れか1つを散布する散布装置33を備えた大型のアタッチメント32は、従来のように機体後方に張り出し支持された状態で取り付けられるのではなく、機体全長内にほぼ収まるように機体上部の後側に載置される。これにより、大型のアタッチメント32を載置しても機体全長がほぼ変わらないので、畝間での旋回性及び取り回しの向上を図ることができる。しかも、アタッチメント32は常に機体上部、つまり茶畝の上方に位置しているので、アタッチメント32を昇降させる昇降装置を機体11に備える必要はなく、機体11を軽量化、低コスト化することができる。そのうえ、アタッチメント32は機体中心に近づいて載置されるので、アタッチメント32を機体11に載置した際の機体11の重心移動が大幅に低減し、アタッチメント装着時及び傾斜地での機体バランスの安定化を図ることができる。 さらにまた、機体上部の後部に空間Sを設けたことにより、大型の薬液タンクを必要とする大型の防除機や長尺物を運搬する運搬車ユニットを容易に載置できるようになり、乗用型茶園管理機10の使い勝手をさらに向上させることができる。 【0030】 また、本発明によれば、重量のあるエンジン31を機体片側に搭載した際の機体バランスの偏りが、機体反対側の操縦席36にオペレータが着席することによって解消される。これにより、機体11の左右重量配分がほぼ等しくなることにより、走行時の機体バランスがより良好となり走行安定性をさらに向上させることができる。 【0031】 なお、本発明は、乗用型茶園管理機にのみ適用されるものではなく、例えば、大型のアタッチメントが付け替えられる農業機械、土木建設機械等にも適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】本発明が適用された乗用型茶園管理機の平面図である。 【図2】同例における正面図である。 【図3】同例における側面図である。 【図4】同例における機体のフレーム構造を示した斜視図である。 【図5】アタッチメント受け部の斜視図である。 【図6】同例におけるアタッチメントの一搭載例を示した側面図である。 【図7】従来の乗用型茶園管理機の側面図である。 【符号の説明】 【0033】 S 空間 10 乗用型茶園管理機 11 機体 12 前側フレーム 13 後側フレーム 18 走行装置 30 操縦部 31 エンジン(駆動源) 32 アタッチメント 33 散布装置 39 油圧ポンプ 46 アタッチメント用油圧ポンプ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000250270 【氏名又は名称】落合刃物工業株式会社 【住所又は居所】静岡県菊川市西方58番地
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| 【出願日】 |
平成16年10月8日(2004.10.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063565 【弁理士】 【氏名又は名称】小橋 信淳
【識別番号】100118898 【弁理士】 【氏名又は名称】小橋 立昌
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| 【公開番号】 |
特開2006−101839(P2006−101839A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月20日(2006.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願2004−296680(P2004−296680) |
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