| 【発明の名称】 |
草刈機の保持台 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 晄
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| 【要約】 |
【課題】草刈機21を地面に降ろした状態でエンジン25をかけるが、エンジン25が突然かかって回転軸にいきなり大きい動力が伝達されると、草刈機21が動いてしまい非常に危険である。
【解決手段】操作棹23は2つの挟持部材7に挟持されて、草刈機21は安定的に保持されており、且つ刈刃27は地面Gから離間しているので、刈刃27が回転しても地面Gに当ることはない。従って、エンジン25がいきなりかかっても草刈機21が動いてしまうことはない。従って、作業者や周囲にいる者の安全を確保することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 人力操作用の草刈機の操作棹を挟持する左右一対の挟持部材を有するU字形の保持部と、前記保持部を支持する脚部と、前記脚部が連結されたベース部とを備えることを特徴とする草刈機の保持台。 【請求項2】 請求項1に記載した草刈機の保持台において、一対の挟持部材間の寸法は下方へいくに従って小さくなっていることを特徴とする草刈機の保持台。 【請求項3】 請求項1または2に記載した草刈機の保持台において、前記挟持部材の外周部には弾性材が備えられていることを特徴とする草刈機の保持台。 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載した草刈機の保持台において、ベース部の少なくとも一部には滑り止め部材が設けられていることを特徴とする草刈機の保持台。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、人力操作用の草刈機のエンジンを始動したり、エンジンをかけて点検したりする際に、人力操作用の草刈機の操作棹を挟持させて保持する草刈機の保持台に関するものである。 【背景技術】 【0002】 図1で、符号21は典型的な人力操作用の草刈機を示す。この草刈機21は、アルミ製パイプから成る操作棹23と、操作棹23の基端側に設けられたエンジン25と、先端側に設けられた回転式の刈刃27とを備えている。 操作棹23内には図示しない回転軸が内装されており、エンジン25の動力は図示しないクランク軸から回転軸に伝達される。この回転軸の先端側には刈刃27が連結されている。 操作棹23の基端寄りには、グリップ部31と把手部33が設けられている。また、その近傍に、肩掛け式ベルト34が取付けられている。先端側には、カバー部35が設けられている。 上記のような草刈機21を用いて草刈りを行う場合には、まず、作業者が草刈機21を地面Gに置いた状態で図示しない始動用紐を引いてエンジン25を始動させる。そして、肩掛け式ベルト34を肩に掛け、片方の手でグリップ部31を握り、もう片方の手で把手部33を握って操作棹23を操作して回転する刈刃27で草を刈る。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記のようにエンジン25の始動は、草刈機21を地面Gに置いた状態で行う。その際、スロー回転でエンジン25がスムーズにかかれば問題無いが、エンジン25のかかりが悪い場合がある。そのようなときには、アクセルをふかしたりして調整するが、調整中にエンジン25が突然かかってしまうと、回転軸にいきなり高回転の動力が伝達されて刈刃27が急に回転することがあり、非常に危険である。さらに刈刃27が地面Gに接触すると草刈機21が動いてしまうおそれがある。草刈機21の刈刃27は、図1に示すように露出しているので、急に回転したり、草刈機21が動いたりすると作業者のみならず、周囲にいる者も危険に晒されることになる。また、回転している刈刃27が地面Gに落ちている石等に当って刈刃27が破損するおそれもあり、この際、破片が飛んで周囲の者に当たるおそれもある。 【0004】 本発明は、上記課題を解決するために、人力操作用の草刈機のエンジンがいきなりかかっても草刈機を安定的に保持でき、周囲の作業者の安全を確保することができる草刈機の保持台を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、人力操作用の草刈機の操作棹を挟持する左右一対の挟持部材を有するU字形の保持部と、前記保持部を支持する脚部と、前記脚部が連結されたベース部とを備えることを特徴とする草刈機の保持台である。 【0006】 請求項2の発明は、請求項1に記載した草刈機の保持台において、一対の挟持部材間の寸法は下方へいくに従って小さくなっていることを特徴とする草刈機の保持台である。 【0007】 請求項3の発明は、請求項1または2に記載した草刈機の保持台において、前記挟持部材の外周部には弾性材が備えられていることを特徴とする草刈機の保持台である。 【0008】 請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した草刈機の保持台において、ベース部の少なくとも一部には滑り止め部材が設けられていることを特徴とする草刈機の保持台である。 【発明の効果】 【0009】 本発明の草刈機の保持台を地面等に設置し、草刈機の操作棹を挟持部材の間に挟持させて刈刃を地面から離間した状態とし、且つエンジンを地面等に置いた状態にする。刈刃を地面から離間して、草刈機は保持台に安定的に保持されているので、エンジンが突然かかって刈刃が急に回転しても、草刈機が動くことはない。従って、周囲の作業者の安全を確保できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明の実施の形態に係る草刈機の保持台1を、図面に従って説明する。 草刈機の保持台1の保持部3、脚部11及びベース部19は鉄材によって構成されている。 符号3は保持部を示し、この保持部3はU字形に形成されて一対の挟持部材7を有している。一対の挟持部材7間の寸法は下方にいくに従って小さくなっている。 符号9は弾性材を示し、この弾性材9は合成ゴム等の滑り止め機能と振動吸収機能とを有する材料により構成されパイプ状をしている。弾性材9は一対の挟持部材7にそれぞれ嵌められ、挟持部材7の外周部の大部分をカバーしている。 【0011】 符号11は脚部を示し、この脚部11は斜め下方へ延びる一対の支脚15と、この支脚15の上端部どうしを連結する連結部13とによって構成されている。この脚部11の連結部13にU字形の保持部3の下端部が連結されている。 【0012】 符号19はベース部を示し、このベース部19はリング状に構成されている。脚部11の2つの支脚15の下端がこのベース部19に連結されている。 符号20は滑り止め部材を示し、このベース用滑り止め部材20はゴム材等の滑り止め機能を有する材料により構成され、4つのベース用滑り止め部材20が、ベース部19を構成するフレームに互いに等間隔離れた状態で嵌められている。 【0013】 草刈機の保持台1の使用方法について説明する。 図1に示すように、草刈機の保持台1を、ベース部19が地面に接するように地面に設置する。 次に、図3に示すように、草刈機21の操作棹23を一対の挟持部材7の間に入れて、基端部側のエンジン25を地面Gに直に置く。 操作棹23は一対の挟持部材7に挟持されて、草刈機21は刈刃27側が斜め上方を向く傾斜姿勢に安定して保持されており、且つ刈刃27は地面Gから離間しているので、刈刃27が回転しても地面Gに当ることはない。従って、エンジン25がいきなりかかっても草刈機21が動いてしまうことはない。よって、作業者や周囲にいる者の安全を確保することができる。 【0014】 保持部3の2つの挟持部材7間の寸法は下方にいくほど小さくなっており、しかも挟持部材7には弾性材9が備えられている。従って、草刈機21の操作棹23は2つの挟持部材7間にピッタリ嵌り込んで安定的に止まる。 また、図4に示すように、草刈機21の操作棹23は比較的太いので、比較的上方の位置で一対の挟持部材7に挟持されて保持されるが、破線で示すように、細い操作棹23aは、比較的下方の位置で2つの挟持部材7に挟持されて保持される。従って、市販されている草刈機の操作棹の太さはまちまちであるが、草刈機の保持台1は操作棹の太さに拘わらず操作棹を確実に挟持することができる。 【0015】 草刈機21を使用していると、刈刃27の一部がどうしても欠けてしまうが、大きく欠けない場合にはそのまま使用することもある。刈刃27の一部が欠けると刈刃27の重量バランスが崩れるので、草刈機21が相当に振動することもあるが、この草刈機の保持台1の挟持部材7には弾性材9が設けられているので、滑り止めと振動の吸収により、草刈機の保持台1が転倒することはない。 また、草刈機21の操作棹23は通常アルミ製であるのに対して、草刈機の保持台1のフレーム部材は強度を考慮して鉄製になっている。しかし、ゴム製の弾性材9が設けられているので、草刈機21のアルミ製操作棹23が直接鉄製の挟持部材7と接触せず、操作棹23が傷むことはない。即ち、弾性材9は草刈機21の操作棹23を保護する機能も果たしている。 【0016】 ベース部19はリング状なので地面Gとの接触面積が小さく、地面Gに凸凹があっても安定的に設置できる。また、ベース部19にもベース用滑り止め部材20が設けられているので、このベース用滑り止め部材20の滑り止めと振動の吸収機能により、草刈機の保持台1はかなり凹凸のある場所に設置しても転倒することはない。 草刈機の保持台1は草刈機1に装着するものではなく、草刈機1とは別個のものであるので、草刈作業中に邪魔になることはない。 【0017】 刈刃27は切れ味が落ちてきた場合にはグラインダーで研磨するが、この研磨作業は通常刈刃27を草刈機21から外して行う。刈刃27を草刈機21からいちいち外し、研磨終了後に取り付ける作業は思いのほか面倒である。本発明の草刈機の保持台1を用いれば、上記したように一対の挟持部材7によって操作棹23が挟持され、草刈機21を傾斜姿勢に安定して保持できる。従って、刈刃27を草刈機21に装着したままの状態で研磨することが可能となり、面倒な刈刃27の着脱作業を行う必要がなくなる。 【0018】 また、草刈機21の燃料を入れるタンクはエンジン25の下側に付いているが、草刈機21が水平な姿勢となっている状態で、タンクへ燃料を注入すると、タンク内の上部に燃料で満たされない空間ができてしまい、満タンの状態を得にくい。本発明の草刈機の保持台1を用いれば、草刈機21を傾斜姿勢に保持することができるので、タンクを容易に満タンにすることができる。しかも、燃料をタンクへ注入する作業も行い易くなる。 【0019】 以上、本発明の実施例について詳述してきたが、具体的構成は、この実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。 例えば、ベース部はリング状に限定されない。また、保持部3、脚部11及びベース部9材は鉄製に限定されない。 【産業上の利用可能性】 【0020】 草刈機を使用して作業する場合には、通常、何人かと一緒にグループ作業をしていることもあるが、その中に未熟な作業者が含まれていると、危険判断がとっさにできないので事故が起こり易い。 しかしながら、本発明の草刈機の保持台を使用することで、事故を未然に防ぐことができる。 【図面の簡単な説明】 【0021】 【図1】本発明の実施の形態に係る草刈機の保持台の使用方法の説明図である。 【図2】図1に示す草刈機の保持台の斜視図である。 【図3】図1に示す草刈機の保持台の上面図である。 【図4】図1に示す草刈機の保持台の側面図である。 【符号の説明】 【0022】 1 草刈機の保持台 3 U字形保持部 9 弾性材 11 脚部 19 ベース部 20 ベース用滑り止め部材 21 草刈機 23 操作棹 25 エンジン 27 刈刃
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| 【出願人】 |
【識別番号】304040290 【氏名又は名称】杉山 晄
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| 【出願日】 |
平成16年9月7日(2004.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098936 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 晃司
【識別番号】100098888 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 明子
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| 【公開番号】 |
特開2006−75004(P2006−75004A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月23日(2006.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願2004−259141(P2004−259141) |
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