| 【発明の名称】 |
コンバインの操縦部 |
| 【発明者】 |
【氏名】辻 健太郎 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】山本 昌一 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】今村 英一 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】操縦席や操作パネルの取付困難、保管・管理の困難性。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置2により走行する機体に、該機体の各部を操作する作業者が着座しうる操縦席17を有する操縦部10を設け、前記操縦席17は、機体に設けた操縦席昇降手段15に対して前後移動調節可能なアジャスター手段16のシート側レール23に取付け、前記操縦席17の右側の前記シート側レール23にはステー22を介して操作パネル20を取付けたコンバインの操縦部。 【請求項2】 請求項1において、前記操作パネル20は前後方向に長い箱形状に形成し、該操作パネル20の上面には機体に設けた穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業に関連した操作レバーやスイッチ等を設けると共に、操作パネル20の最後部部分に穀粒貯留装置5内の穀粒を排出する穀粒排出オーガ7の先端排出口30の上下および左右旋回の操作信号を出力するオーガ操作レバー31を設けたコンバインの操縦部。 【請求項3】 請求項2において、前記オーガ操作レバー31を設けた部分の操作パネル20の上面は、所定角前下がり傾斜の傾斜取付面45に形成したコンバインの操縦部。 【請求項4】 請求項2において、前記操作パネル20の上面は略水平とし、前記オーガ操作レバー31を上下中途部分で前方に屈曲させて設けたコンバインの操縦部。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインの操縦部に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、コンバイン等の作業車両においては、操縦者が着座する操縦席近傍に変速レバー等の操作装置を備えている。そして、操縦席と操縦席の左右両側の操作パネルとを単一の連結フレームにより一体化し、操縦席を昇降させることで連結された部材が全て一体的に昇降する構成も公知である(特許文献1)。 【特許文献1】特開平5−292829号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記公知例は、操縦席と操縦席の左右両側の操作パネルとを単一の連結フレームにより一体化し、操縦席と共に左右の操作パネルを一体的に昇降させる構成であるが、具体的な一体化構成が不明であり、また、操縦席と共に左右の操作パネルを連結フレームに取付けるとすると、取付順序や操作パネルと各部の接続が複雑面倒であるという課題がある。 本願は、操縦席と操作パネルを一体的に移動させる構成でありながら、操作パネルの取付を容易にしたものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、走行装置2により走行する機体に、該機体の各部を操作する作業者が着座しうる操縦席17を有する操縦部10を設け、前記操縦席17は、機体に設けた操縦席昇降手段15に対して前後移動調節可能なアジャスター手段16のシート側レール23に取付け、前記操縦席17の右側の前記シート側レール23にはステー22を介して操作パネル20を取付けたコンバインの操縦部としたものであり、操縦席17は操縦席昇降手段15により上下させ、アジャスター手段16により前後して位置調節を行い、シート側レール23に取付けた操作パネル20は操縦席17と共に上下および前後に位置調節される。 本発明は、前記操作パネル20は前後方向に長い箱形状に形成し、該操作パネル20の上面には機体に設けた穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業に関連した操作レバーやスイッチ等を設けると共に、操作パネル20の最後部部分に穀粒貯留装置5内の穀粒を排出する穀粒排出オーガ7の先端排出口30の上下および左右旋回の操作信号を出力するオーガ操作レバー31を設けたコンバインの操縦部としたものであり、例えば、操作パネル20の前側に設けたメインスイッチ32によりエンジンを始動して排出作業可能状態とし、操作パネル20のオーガ操作レバー31およびズームスイッチ36により先端排出口30の位置調節操作を行い、次に、穀粒排出スイッチ38により穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業を開始し、作業が終了すると、穀粒排出オーガ7を格納する。 本発明は、前記オーガ操作レバー31を設けた部分の操作パネル20の上面は、所定角前下がり傾斜の傾斜取付面45に形成したコンバインの操縦部、および、前記操作パネル20の上面は略水平とし、前記オーガ操作レバー31を上下中途部分で前方に屈曲させて設けたコンバインの操縦部としたものであり、例えば、オーガ操作レバー31を前後に傾倒させると、穀粒排出オーガ7の先端排出口30を上下させ、オーガ操作レバー31を左に傾倒させると左回り、オーガ操作レバー31を右に傾倒させると右回りさせる。 【発明の効果】 【0005】 請求項1の本発明では、操作パネル20をアジャスター手段16のシート側レール23に取付けているので、操縦席17と一緒または別々に取付可能となり、取付作業の選択の自由度を向上させて、取付作業を容易にできる。 請求項2の本発明では、操作パネル20の後側部分にオーガ操作レバー31を設けているので、オーガ操作レバー31が他のスイッチ操作の邪魔にならず、また、着座者に対して操作パネル20の前側部分を開放できて、閉塞感を与えず、作業を快適に行える。 請求項3および請求項4の本発明では、オーガ操作レバー31のレバーグリップ47が、オーガ操作レバー31の基部より前方に位置するので、操作性が向上する。 【実施例1】 【0006】 本発明の一実施例をコンバインで図により説明すると、1は機体フレーム、2は無限軌道帯式の走行装置、3は刈取装置、4は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、5は穀粒貯留装置、6は穀粒揚穀装置、7は穀粒揚穀装置6の上部にその先端が縦軸旋回および上下自在となるように設けた穀粒排出オーガ、8は穀粒貯留装置5の前方に設けたエンジン部である。エンジン部8はエンジン(図示省略)をエンジンカバー9で包囲して形成し、エンジン部8の前方には操縦部10を設ける。 前記操縦部10において、前記エンジンカバー9の前側上部には操縦席昇降手段15およびアジャスター手段16を介して操縦席17を取付ける。操縦席17の左側部には操縦部10のフレーム(図示省略)に固定の側部操作部18を設ける。側部操作部18には前記走行装置2の走行速度を変速操作する変速レバーや、前記脱穀装置4あるいは刈取装置3の駆動を入り切り操作するための脱穀クラッチレバーや刈取クラッチレバー等を設けている。 【0007】 前記操縦席17の右側部には、操作パネル20を一体的に取付ける。操作パネル20は、箱形状のボックス21の下面にステー22を取付け、ステー22を前記アジャスター手段16のうちシート側レール23に固定状態に取付ける。 シート側レール23は固定側レール24に前後移動(摺動)自在に取付け、シート側レール23と固定側レール24の間にはシート側レール23の前後移動を固定するロック装置(図示省略)を設ける。前記固定側レール24は前記操縦席昇降手段15に取付け、該操縦席昇降手段15によりアジャスター手段16ごと操縦席17が上下するように取付ける。 したがって、操縦席17は、機体に対して操縦席昇降手段15による上下位置調節およびアジャスター手段16による前後位置調節可能であり、操縦席17の上下および前後移動に、操作パネル20は追従して移動し、操作性を向上させる。 25は操作パネル20の上方に位置するアームレストであり、アームレスト25は操縦席17の右側部に設ける。26は操縦部10の床面(フロア)である。 【0008】 しかして、操作パネル20には、穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業に関連した操作レバーやスイッチ等を設ける。刈取作業は通常左回りにて行うので、穀粒排出は穀粒排出オーガ7を機体右側に張り出して行うことが多く、操縦席17に対して右側の操作パネル20に穀粒の排出作業に関連した操作レバーやスイッチ等を設けることで、作業者は操縦席17に着座したまま排出作業操作を、排出作業を目視しながら行える。 【0009】 この場合、操作パネル20には、穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業に関連した操作レバーやスイッチ等を設けるが、操作パネル20の最後部部分に前記穀粒排出オーガ7の先端排出口30の上下および左右旋回の操作信号を出力するオーガ操作レバー31を設ける。 操作パネル20に設けた他のスイッチ等よりも高さが高いオーガ操作レバー31を後側に配置することで、オーガ操作レバー31が他のスイッチ操作の邪魔にならず、また、オーガ操作レバー31が操作パネル20の前側に存在しないことで操縦席17の着座者に対して操作パネル20の前側部分を開放できて、閉塞感を与えず、作業を快適に行える。 【0010】 32はエンジンの駆動を入り切りさせるメインスイッチ、33は警笛として使用しうるホーンスイッチ、34は前照灯の入り切りおよび高さ切替スイッチ(ロー&ハイ)、35は方向指示器(ウィンカ)、36は伸縮自在に構成した穀粒排出オーガ7の場合に伸縮させるズームスイッチであり、実施例では先端排出口30の向きを変更するスイングスイッチとしても兼用している(先端排出口30を左右方向に移動させてもよい)。 【0011】 即ち、図6のように先端排出口30の向きを変更させて、タンク内に穀粒を均等に排出するようにしたり、あるいは、図7や図8の先端排出口30を上向きにして穀粒が零れるのを防止する。 38は穀粒排出スイッチ、39は自動旋回スイッチであり、例えば、一方に押すと穀粒排出オーガ7を格納位置から排出位置へ旋回させて張出し、他方へ押すと排出位置から格納位置へ旋回させて格納し、一方の張出位置と他方の格納位置の中間状態で押すと穀粒排出オーガ7を旋回させて先端排出口30の位置を調節する。40は張出位置まで自動旋回させるようにしたときの張出し位置を調節する張出位置調節ダイヤル、41は穀粒排出オーガ7の排出あるいは旋回等を停止させるオーガ停止スイッチである。 また、前記各スイッチ類の配置は任意であり、図9、図10は、スイッチ配置についての他の実施例図である。 【0012】 また、前記オーガ操作レバー31を設けた部分の操作パネル20の上面は、所定角度の前下がり傾斜の傾斜取付面45に形成し(図11)、オーガ操作レバー31が上方に至るに従い前側に位置して傾斜するように構成する。なお、操作パネル20の前側部分は略水平または傾斜取付面45より緩い前下がり傾斜に形成すればよい。 このようにすると、オーガ操作レバー31のレバーグリップ47が、オーガ操作レバー31の基部より前方に位置するので、操作性が向上する。 【0013】 また、図12は、オーガ操作レバー31の他の実施例に関するものであり、操作パネル20のオーガ操作レバー31を設けた部分は略水平の取付面に形成し、オーガ操作レバー31の上下中途部分に前方に屈曲させた屈曲部46を形成し、レバーグリップ47がオーガ操作レバー31の基部より前方に位置するように構成して、操作性を向上させている。したがって、オーガ操作レバー31の製造・加工で安価に操作性を向上させている。 即ち、レバーグリップ47の軸心線Sをオーガ操作レバー31の基部に対して所定角前傾するように屈曲させている。 【0014】 しかして、オーガ操作レバー31より前側の操作パネル20には穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業に関連したスイッチ等を設け、操作パネル20の前側所望部分には無線操作リモコン48を収納しうるリモコン収納部49を設ける(図7の一点鎖線の表示部分)。リモコン収納部49は例えば凹溝形状に形成してリモコン収納部49に無線操作リモコン48を収納した状態でも目視および/または操作可能に構成する。 即ち、例えば、前記穀粒貯留装置5内の穀粒の排出作業等の作業を、無線操作可能に構成し、この作業を操作する無線操作リモコン48を操作パネル20のリモコン収納部49に収納する。 【0015】 したがって、操作パネル20とリモコン収納部49を合成樹脂で一体成形すると、低コスト・省スペースとなり、好適である。また、操縦席17に着座した状態のみならず、操縦席17から降りた状態でも無線操作リモコン48により作業操作を行える。 前記無線操作リモコン48の構成は、任意であるが、一例を示すと、穀粒排出オーガ7を伸縮およびスイングさせるズームスイングスイッチ36と、穀粒の排出を入り切りさせる穀粒排出スイッチ38と、自動旋回スイッチ39を設けている(図14)。 【0016】 また、ズームスイッチ36の一部は先端排出口31の左右方向の位置合わせするように、先端排出口31の左右動させるようにも構成している。 なお、理解を容易にするため操作パネル20の各スイッチと同一符号付しているが、これにより構成が限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】コンバインの側面図。 【図2】操縦部の側面図。 【図3】操縦部の側面図。 【図4】同平面図。 【図5】操作パネルの平面図。 【図6】排出口のスイング状態説明図。 【図7】排出口のスイング状態説明図。 【図8】排出口のスイング状態説明図。 【図9】他の実施例の操作パネルを設けた操縦部の平面図。 【図10】同操作パネルの平面図。 【図11】オーガ操作レバーの実施例の側面図。 【図12】オーガ操作レバーの他の実施例の側面図。 【図13】他の実施例の操作パネルの平面図。 【図14】無線操作リモコンの一実施例平面図。 【符号の説明】 【0018】 1…機体フレーム、2…走行装置、3…刈取装置、4…脱穀装置、5…穀粒貯留装置、6…穀粒揚穀装置、7…穀粒排出オーガ、8…エンジン部、9…エンジンカバー、10…操縦部、15…操縦席昇降手段、16…アジャスター手段、17…操縦席、18…側部操作部、20…操作パネル、21…ボックス、22…ステー、23…シート側レール、24…固定側レール、30…先端排出口、31…オーガ操作レバー、32…メインスイッチ、36…ズームスイッチ、38…穀粒排出スイッチ、39…自動旋回スイッチ、40…張出位置調節ダイヤル、45…傾斜取付面、47…レバーグリップ、48…無線操作リモコン、49…リモコン収納部。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成16年7月21日(2004.7.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
【識別番号】100092945 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 千秋
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| 【公開番号】 |
特開2006−25761(P2006−25761A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−213127(P2004−213127) |
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