| 【発明の名称】 |
コンバインの作業灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 弘章 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】脱穀装置の前側上部に穀稈搬送装置を照らす作業灯を配設すると共に、前処理部左側の上部に機体の左側後方部を確認するミラーを備えたコンバインにおいて、運転席に着座した状態のオペレーターが、前記ミラーに反射する作業灯の明かりが眩しくて当該ミラーを介して機体の左側後方部を確認し難いといった問題点を解消する。
【解決手段】複数の作業灯32,33,34,36の点灯中に、特定の作業灯34から運転席15の方向にミラー47を介して反射する反射光を、主変速レバー61による機体の後進操作に連動して減勢するように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の作業灯(32,33,34,36)と、運転席(15)から見通せる位置に機体の一側後方部を確認するミラー(47)を備えたコンバイン(10)において、前記複数の作業灯(32,33,34,36)の点灯中に、特定の作業灯(34)から運転席(15)の方向にミラー(47)を介して反射する反射光を、機体の後進操作に連動して減勢するように構成したことを特徴とするコンバインの作業灯。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインに具備して、薄暮や夜間に使用される作業灯に関する。 【背景技術】 【0002】 従来のコンバインにおいては、前処理部で刈取った穀稈を後方の脱穀装置の穀稈投入口まで移送供給する穀稈搬送装置を備えており、この穀稈搬送装置の上方を防塵カバーで覆うと共に、該防塵カバーの内面に、薄暮や夜間に脱穀装置の穀稈投入口付近を前方から照らす作業灯を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 また、運転席に着座した状態のオペレーターが、当該コンバイン左側の後方部を確認するために、前処理部左側の強度上問題のないフレームから立設した支持杆に鏡(ミラー)を装着したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。 【特許文献1】実開昭61−74328号公報(第3−4頁、第1図−第3図) 【特許文献2】特開2002−17139号公報(第6頁、図8−図9) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上述した特許文献1のものは、防塵カバー自体が透明なプラスチック材料で形成されており、作業灯の明かりが遮られることがないので、運転席に着座した状態のオペレーターが脱穀装置の穀稈投入口付近を注視すると眩しさを感じるといった不具合を有していた。 【0005】 そこで最近では、図1及び図2に示すように、脱穀装置の前側上部に前方を照らす作業灯を配設した安価な構成のものが採用されているが、このものでは、特許文献2の如く前処理部の左側上部に装着した鏡に反射する作業灯の明かりが眩しく、運転席に着座した状態のオペレーターが当該鏡を介してコンバインの左側後方部を確認することは困難であった。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、複数の作業灯と、運転席から見通せる位置に機体の一側後方部を確認するミラーを備えたコンバインにおいて、前記複数の作業灯の点灯中に、特定の作業灯から運転席の方向にミラーを介して反射する反射光を、機体の後進操作に連動して減勢するように構成したことを特徴としている。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、コンバインに備える複数の作業灯の点灯中に、運転席から見通せる位置にあるミラーを介して、特定の作業灯から運転席の方向に反射する反射光を機体の後進操作に連動して減勢するように構成したので、当該コンバインのオペレーターは、眩しさを感じることなく前記ミラーにより機体の一側後方部を確認することが可能になり、薄暮や夜間における後進時の安全性が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、コンバイン10は、植立穀稈を刈取る前処理部11と、刈取った穀稈から穀粒を脱穀し、この穀粒を選別する脱穀装置12と、選別済みの穀粒を貯留する穀粒タンク13と、脱穀済みの排稈を排出処理する後処理部14と、オペレーターが着座する運転席15と各種の操作具とを備える操縦部16と、この操縦部16を覆うキャビン17と、左右一対のクローラ走行装置18L,18Rを備えている。 【0009】 そして、前処理部11には、植立穀稈を分草する複数の分草体21を分草体支持フレーム22に一体的に取り付けると共に、左右両側の分草体支持フレーム22にナローガイド23を夫々取り付けている。 【0010】 また、複数の分草体21の後方には、この分草体21により分草された後の植立穀稈を引き起す引起装置24と、該引起装置24により引き起こした穀稈の株元を切断する図示しない刈刃装置と、該刈刃装置で刈り取られる穀稈を掻き込んで搬送する掻込搬送装置と、該掻込搬送装置の後方で刈取穀稈の稈長を検出して自動的に適正な扱ぎ深さに調節する扱深搬送装置27等の穀稈搬送装置が設けてあり、前記扱深搬送装置27の終端部まで搬送された刈取穀稈は、脱穀フィードチェン28を介して脱穀装置12に供給されるようになっている。 【0011】 そして、上述した穀粒タンク13に貯留された穀粒は、穀粒タンク13の後面下端部に固設される図示しない固定パイプと、この固定パイプに回動可能に接続される縦パイプ18と、該縦パイプ18の上端に一体回動可能で、且つ、起伏可能に接続される穀粒排出オーガ19とを経由して機外に排出できるようになっている。 【0012】 また、コンバイン10には、薄暮や夜間における作業を安全に行うために、前処理部11の上部に大型の前照灯30と前処理部11の右前部に中型の前照灯31を配設すると共に、これらの前照灯30,31を補助して広範囲に照らす作業灯32をキャビン17の前側上部に設けている。更に、穀粒排出オーガ19先端の穀粒排出口19aの下方を照らす作業灯33、脱穀装置12の前側上部に設けた扱深搬送装置27等の穀稈搬送装置を照らす作業灯34、機体後部の右側下部に設けた後退灯35と共に、機体の後方を照らす穀粒排出オーガ19の縦パイプ18の上部近傍に配設した作業灯36等を設けている。 【0013】 尚、図4に示すように、上述した前照灯30,31や複数の作業灯32,33,34,36は、操縦部16のフロントパネル41に設けた方向指示器スイッチを兼ねるコンビネーションスイッチ42によって、「ON」・「OFF」することができるようになっている。 【0014】 また、図2に示すように、オペレーターが運転席15に着座した状態で、機体の左右両側後方部を確認すことができるように、キャビン17の右側上部に右側ミラー45を設ける一方、前処理部11の左側上部から立設したアーム46に左側ミラー47を装着している。即ち、運転席15に着座したオペレーターは、右側ミラー45を介して実線A矢印の如く機体の右側後方部を確認することができると共に、左側ミラー47を介して実線B印の如く機体の左側後方部を確認することができるようになっている。 【0015】 ところが、薄暮や夜間作業において、脱穀装置12の前側上部に設けた扱深搬送装置27等の穀稈搬送装置を照らす作業灯34が点灯している場合は、左側ミラー47を介して作業灯34の光が点線C矢印の如く運転席15の方向に反射するので、特に機体を後進させる際、オペレーターが左側ミラー47介して機体の左側後方部を確認しようとすると、前記反射光が眩しくて見難かった。 【0016】 そこで、本発明においては、左側ミラー47を介して運転席15の方向に反射する反射光を、機体の後進操作に連動して減勢するように構成し、それによってオペレーターが眩しさを感じることなく左側ミラー47を介して機体の左側後方部を確認できるようにしてある。 【0017】 詳述すると、図5に示す電気回路図のように、主変速レバー61に併設した後進検出スイッチ62が「ON」になると、a接点リレー51により後退灯35が点灯するように構成する一方、コンビネーションスイッチ42によって複数の作業灯32,33,34,36を点灯させるように構成すると共に、コンビネーションスイッチ42と作業灯34の間にb接点リレー52の接点側を挿入し、且つa接点リレー51の接点側と後退灯35の間にb接点リレー52のコイル側を接続することによって、各作業灯32,33,34,36の点灯中に主変速レバー61(図4参照)を後進側に操作して、その操作が当該主変速レバー61に併設した後進検出スイッチ62によって検出されると、特定の作業灯である前記作業灯34のみを消灯するように構成してある。 【0018】 即ち、通常はコンビネーションスイッチ42をON操作することによって、全ての作業灯32,33,34,36が点灯した状態にあるが、主変速レバー61による後進操作が後進検出スイッチ62によって検出されると、後退灯35が点灯すると共にb接点リレー52に通電されてそのリレー接点がOFFとなり、特定の作業灯である作業灯34のみが消灯するようになっている。尚、前記回路における作業灯34の前に抵抗体を介挿することによって、主変速レバー61による後進操作が検出されると、後退灯35が点灯すると共に特定の作業灯である作業灯34の照度が低下させるように構成してもよい。 【0019】 以上説明したように、コンバイン10に備える複数の作業灯32,33,34,36の点灯中に、特定の作業灯である脱穀装置12の前側上部に設けた扱深搬送装置27等の穀稈搬送装置を照らす作業灯34から、左側ミラー47を介して運転席15の方向に反射する反射光を機体の後進操作に連動して減勢できるように構成したことにより、当該コンバイン10のオペレーターは、眩しさを感じることなく前記ミラー47によって機体の左側後方部を確認することが可能となり、薄暮や夜間における後進時の安全性が向上する。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】コンバインの斜視図。 【図2】コンバインの平面図。 【図3】コンバインの背面図。 【図4】操縦部の斜視図。 【図5】作業灯の電気回路図。 【符号の説明】 【0021】 10 コンバイン 15 運転席 32 作業灯 33 作業灯 34 作業灯 36 作業灯 47 ミラー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成16年7月21日(2004.7.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−25750(P2006−25750A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−212409(P2004−212409) |
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