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【発明の名称】 刈取収穫機の刈り刃駆動装置
【発明者】 【氏名】松原 一晃
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】戸成 厚史
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【要約】 【課題】刈り刃駆動ケース42に回転自在に支持される刈り刃駆動軸44、刈り刃駆動軸44に一体回転自在に連結されて刈取装置の刈り刃駆動部26を駆動する回転クランク41を備える刈り刃駆動装置を、安価かつコンパクトに得る。

【解決手段】刈り刃駆動軸44と、回転クランク41の連結ボス部41aとの間に位置するキー46bを備えた係合手段46により、刈り刃駆動軸44と回転クランク41とが一体回転自在に連動している。ストッパー手段48により、回転クランク41の刈り刃駆動軸44からの外れ止めを行なってある。回転クランク41の連結ボス部41aと、刈り刃駆動ケース42の筒部42aとの間に、ダスト用のシール手段60を設けてある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈り刃駆動ケースに回動自在に支持される駆動回動自在な刈り刃駆動軸、前記刈り刃駆動軸に一体回動自在に連結されるとともに刈取装置の刈り刃駆動部に係合して可動刈り刃を往復駆動する回転クランクを備えた刈取収穫機の刈り刃駆動装置であって、
前記刈り刃駆動軸と前記回転クランクの一方が有する突部と、他方が有する凹部とによる噛合いによって回転クランクが刈り刃駆動軸に対して分離自在及び一体回動自在に係合する係合手段を備え、前記回転クランクを刈り刃駆動軸に対して止着して回転クランクの外れ止めを行なうストッパー手段を備え、前記回転クランクの刈り刃駆動軸に外嵌する連結ボス部と、前記刈り刃駆動ケースとの間に介在して刈り刃駆動ケースに対してシール作用するシール手段を備えてある刈取収穫機の刈り刃駆動装置。
【請求項2】
前記回転クランクの前記連結ボス部と、前記シール手段との間に介在するブシュを備えてある請求項1記載の刈取収穫機の刈り刃駆動装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、刈り刃駆動ケースに回動自在に支持される駆動回動自在な刈り刃駆動軸、前記刈り刃駆動軸に一体回動自在に連結されるとともに刈取装置の刈り刃駆動部に係合して可動刈り刃を往復駆動する回転クランクを備えた刈取収穫機の刈り刃駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記刈り刃駆動装置として、従来、たとえば特許文献1に示されるように、ベベルギヤケース37(刈り刃駆動ケースに相当)、刈り刃駆動軸45、可動刃82のナイフヘッド47(刈り刃駆動部に相当)にベアリング84で係合したクランク46(回転クランクに相当)を備えたものがあった。
【0003】
【特許文献1】特開平10−164952号公報(〔0028〕、〔0034〕段、図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記刈り刃駆動装置にあっては、刈り刃駆動軸と回転クランクが別々に作製されることから、従来、この刈り刃駆動軸と回転クランクを、刈り刃駆動ケースに組み付けた状態では一体回動自在に連結した状態になるように溶接していた。このため、刈り刃駆動軸に高周波焼き入れを施すとともに刈り刃駆動軸と刈り刃駆動ケースの間にシール材を設けることにより、刈り刃駆動ケースの内部に塵埃が入り込みにくくするシールを、溶接によるシール不良が発生しにくい状態にして行なっていた。この結果、刈り刃駆動軸の表面仕上げや焼き入れ処理のためにコスト高になっていた。
【0005】
本発明の目的は、刈り刃駆動ケース内に対するシールを良好に行なうことができながら、かつ、刈り刃駆動軸の長尺化を防止しながら安価に得ることができる刈取収穫機の刈り刃駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明にあっては、刈り刃駆動ケースに回動自在に支持される駆動回動自在な刈り刃駆動軸、前記刈り刃駆動軸に一体回動自在に連結されるとともに刈取装置の刈り刃駆動部に係合して可動刈り刃を往復駆動する回転クランクを備えた刈取収穫機の刈り刃駆動装置において、
前記刈り刃駆動軸と前記回転クランクの一方が有する突部と、他方が有する凹部とによる噛合いによって回転クランクが刈り刃駆動軸に対して分離自在及び一体回動自在に係合する係合手段を備え、前記回転クランクを刈り刃駆動軸に対して止着して回転クランクの外れ止めを行なうストッパー手段を備え、前記回転クランクの刈り刃駆動軸に外嵌する連結ボス部と、前記刈り刃駆動ケースとの間に介在して刈り刃駆動ケースに対してシール作用するシール手段を備えてある。
【0007】
すなわち、刈り刃駆動軸と回転クランクを前記係合手段によって一体回動自在に連結するとともに前記ストッパー手段によって外れ止めするものだから、刈り刃駆動軸と回転クランクの連結による悪影響がシール部位に発生せず、刈り刃駆動軸を高周波焼き入れするなど、シール精度を確保するための特別な対策を施さなくとも所定のシール精度を確保できるようにしながら刈り刃駆動軸と回転クランクを一体回動するとともに外れないように連結することができる。
【0008】
刈り刃駆動軸と刈り刃駆動ケースの間に介在するシール手段を採用すると、シール手段が装着されるシール手段専用の部位を刈り刃駆動軸に備えさせる必要が生じるが、本第1発明では、刈り刃駆動軸の連結ボス部と刈り刃駆動ケースの間にシール手段が介在するものだから、シール手段が装着されるシール手段専用の部位を刈り刃駆動軸に備えさせる必要がなく、その分刈り刃駆動軸を短く済ませながらシール手段を装着することができる。
【0009】
従って、本第1発明によれば、刈り刃駆動ケースの内部に塵埃が入り込みにくようにシール手段によってシールすることができるものでありながら、シール精度を確保するための特別な対策を不要にして安価に得ることができ、かつ、刈り刃駆動軸を極力短くして刈り刃駆動軸の刈り刃駆動ケースから突出する長さが極力短くなるなどコンパクトな状態に得ることができる。
【0010】
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記回転クランクの前記連結ボス部と、前記シール手段との間に介在するブシュを備えてある。
【0011】
すなわち、回転クランクの連結ボス部の表面仕上げを特に行なわなくとも、連結ボス部とシール手段の間のシール精度がブシュによって向上して刈り刃駆動ケースのシール精度を確保することができる。
【0012】
従って、本第2発明によれば、刈り刃駆動ケースのシールを精度よく行なうことができるものでありながら、連結ボス部の表面仕上げをも不要にしてこの面からも安価に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走し、かつ、搭乗型の運転部2を備えた自走機体の機体フレーム3の前部に位置する図2の如き支柱4に、刈取り前処理部10の前処理部フレーム11の基部を回動自在に連結するとともに、機体フレーム3の前部に、リフトシリンダ5aを有したリフト機構5を設け、前記機体フレーム3の後部側に脱穀装置6及び穀粒タンク7を設けて、稲、麦を収穫するコンバインを構成してある。
【0014】
すなわち、リフトシリダ5aを伸縮操作すると、リフト機構5がリフトシリンダ5aの操作力によって前処理部フレーム11を機体フレーム3に対して上下に揺動操作し、刈取り前処理部10を分草具12などが地面上近くに位置した下降作業状態と、分草具12などが地面上から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。刈取り前処理部10を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り前処理部10は、分草具12によって植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分草し、分草具12からの刈取り対象の植立穀稈を引起し装置13によって引起し処理するとともに刈取装置20によって刈取り処理し、刈取装置20からの刈取穀稈を供給装置30によって機体後方向きに搬送して脱穀装置6の脱穀フィードチェーン6aの始端部に供給する。脱穀装置6は、脱穀フィードチェーン6aによって刈取穀稈の株元側を機体後方向きに挟持搬送しながら穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理する。穀粒タンク7は、脱穀装置6からの脱穀粒を回収して貯留していく。
【0015】
図4,6に示すように、刈取装置20は、刈取り前処理部10の機体横方向に並ぶ複数本の分草フレーム14によって支持される刈り刃台21の上面側に固定された固定刈り刃22、この固定刈り刃22の上面側に設けた可動刈り刃23、刈り刃台21の機体横方向での複数箇所に固定されたバネ板製のナイフクリップ24などを備えて構成してあり、バリカン形の刈取装置になっている。
【0016】
固定刈り刃22は、機体横方向であって、固定刈り刃22の長手方向に並ぶ複数の固定刈り刃ピース22aを前記刈り刃台21によって連結して構成してある。可動刈り刃23は、機体横方向であって、可動刈り刃23の長手方向に並ぶ複数の可動刈り刃ピース23aを連結バー(図示せず)によって連結して構成してある。可動刈り刃23の長手方向での中心より少し一端側に寄った部位の上面側に連結板25を介してナイフヘッドを固定して設けた刈り刃駆動部26を、刈取装置20の機体後方側に位置する刈り刃駆動装置40の回転クランク41に係合させてある。
【0017】
つまり、刈取装置20は、可動刈り刃23を固定刈り刃22から浮き上がらないように各ナイフクリップ24によって固定刈り刃22に押圧しながら、固定刈り刃22に対して機体横方向に往復移動するように刈り刃駆動装置40によって駆動し、これによって機体横方向に相対移動する可動刈り刃23の可動刈り刃ピース23aと、固定刈り刃22の固定刈り刃ピース22aのエッジどうしによって植立穀稈の株元側を切断するようになっている。
【0018】
図4,5,6に示すように、前記刈り刃駆動装置40は、機体前後向きの前記前処理部フレーム11の先端に連結している機体横向きの前処理部フレームに兼用の筒形伝動ケース15の一端側に連結された伝動ギヤケースに兼用の刈り刃駆動ケース42、この刈り刃駆動ケース42の内部に前後一対のボールベアリング43,43を介して回動自在に支持された機体前後向きの刈り刃駆動軸44、この刈り刃駆動軸44の前端部44aに連結ボス部41aが外嵌している前記回転クランク41などを備えて構成してある。
【0019】
刈り刃駆動軸44の前端側にスプライン係合によって一体回動するように設けた入力べベルギヤ45を、刈り刃駆動ケース43に下端部が入り込んでいる伝動軸50が一体回動自在に備えている伝動ベベルギヤ55に噛合わせてある。
【0020】
図7,8に明示するように、回転クランク41の前記連結ボス部41aと、この連結ボス部41aが外嵌している刈り刃駆動軸44の前記前端部44aとの間に、前記連結ボス部41aに設けたキー溝で成る凹部46aと、刈り刃駆動軸44の前端部44aに設けたキーで成る伝動用の突部46bとを備えて成る係合手段46を設けてある。この係合手段46の前記突部46bと前記凹部46aとによる係合作用により、回転クランク41は、刈り刃駆動軸44の前端部44aに対して一体回転自在に連動している。前記係合手段46の前記突起46bと前記凹部46aとによる係合作用のため、回転クランク41は、刈り刃駆動軸44の前端部44aに対して刈り刃駆動軸44の軸芯方向に分離自在な状態で連結しているが、刈り刃駆動軸44の前端部44aに止めネジ47によって止着されるとともにこの止めネジ47の締め付け力によって回転クランク41の連結ボス部41aの端面に当接されたストッパー板で成るストッパー手段48により、回転クランク41を刈り刃駆動軸44の前端部44aに対してこれから抜け外れないように止着してある。
【0021】
回転クランク41に、これの回転方向に180度の間隔を隔てて位相がずれ合った状態に配置したバラスウエイト部41bと、ベアリングで成る刈り刃駆動ローラ49を有した出力軸部41cとを設け、この出力軸部41cの刈り刃駆動ローラ49が刈取装置20の前記刈り刃駆動部26に対して機体上下方向に相対移動しながら刈り刃駆動部26の左右一対の受動片26aに対して機体横方向に押圧操作するように出力軸部41cを刈り刃駆動部26に対して係合させてある。
【0022】
図7に示すように、回転クランク41の連結ボス部41aと、刈り刃駆動ケース42の刈り刃駆動軸44の前端側を支持する筒部42aとの間に、刈り刃駆動ケース42の筒部42aに内嵌して刈り刃駆動ケース42に対するダストシール作用を行なうシール手段60、このシール手段60が密着しながら相対移動するシール面を回転クランク41の連結ボス部41aに形成するようにこの連結ボス部41aと前記シール手段60との間に介在させたブシュ61を設けてある。
【0023】
これにより、刈り刃駆動装置40は、図6,9などに示す如く自走機体の原動部のエンジン(図示せず)から前記前処理部フレーム11の支軸に兼用の前処理部駆動軸52(図3参照)、前処理部フレーム11の基部から延出した筒形伝動ケース53(図2参照)、この筒形伝動ケース53の先端側が連結した引起し駆動ケース54(図2参照)を介し、この引起し駆動ケース54の下端部から延出する前記伝動軸50に伝達される駆動力を前記伝動ベベルギヤ55及び入力ベベルギヤ45によって刈り刃駆動軸44に入力してこの刈り刃駆動軸44を回動駆動し、刈り刃駆動ケース42をワラ屑などが入り込みにくいように前記ブシュ61及びシール手段60によってシールしながら刈り刃駆動軸44によって回転クランク41を回動駆動し、この回転クランク41の出力軸部41cによって刈り刃駆動部26を駆動して刈取装置20の可動刈り刃23を往復駆動するようになっている。
【0024】
前記伝動軸50は、この伝動軸50の前記伝動ベベルギヤ55が連結している部位より下端側に一体回動自在に連結された前記伝動ベベルギヤ55とは別部品の伝動ベベルギヤ56を備え、この伝動べべルギヤ56が噛合った入力ベベルギヤ57aを一端側に一体回動自在に備えた状態で前記筒形伝動ケース15の内部に位置する引起し伝動軸57(図5参照)に対しても動力伝達するようになっている。
尚、図5,6に示す回転体65aは、前記引起し駆動ケース54から前記伝動軸50と二重軸の構造で延出する伝動筒軸66によってトルクリミッタ67を介して回転駆動され、回転体65aの周部に回転方向に並んでいる搬送爪により、引起し装置13からの植立穀稈の株元側を刈取装置20に掻き込み、かつ、刈取装置20からの刈取穀稈の株元側を前記供給装置30に掻き込み供給するものである。図5,6に示す無端回動ベルト68は、前記回転体65aが一体回動自在に備えるベルトプーリ69によって回動駆動され、無端回動ベルト68から延出する係止アーム68aによって引起し装置13からの植立穀稈の株元側を刈取装置20に掻き込み供給するものである。前記回転体65に対して機体横方向に並んでいる別の回転体65bは、両回転体65a,65bの搬送爪どうしの噛合いによって回動駆動される。
【0025】
図2,3に示すように、前記供給装置30は、刈取装置20からの刈取穀稈の株元側を無端回動チェーン31によって搬送ガイド杆32に沿わせて挟持搬送する株元側挟持搬送装置33と、刈取装置20からの刈取穀稈の穂先側を無端回動チェーン34の係止爪34aによって搬送ガイド杆35に沿わせて係止搬送する穂先側係止搬送装置36とを備えて構成してある。
【0026】
図3に示すように、前記株元側挟持搬送装置33の無端回動チェーン31を駆動する駆動スプロケット70、及び、前記穂先側係止搬送装置36の無端回動チェーン34を駆動する駆動スプロケット71は、前記前処理部駆動軸52の端部に一端側が連結された搬送駆動ケース80の出力軸81に一体回動自在に設けてある。
【0027】
前記搬送駆動ケース80は、前記前処理部駆動軸52に対してこの前処理部駆動軸52の軸芯X周りで回動するように構成してある。すなわち、リフトシリダ5aが伸縮操作されると、搬送駆動ケース80が前処理部フレーム11と共に軸芯Xまわりで支柱4に対して回動するようになっており、リフト機構5による刈取り前処理部10の揺動昇降操作を可能にしている。また、図2に示す如く供給装置30のフレームに昇降操作杆90を介して連動している扱深さモータ91が駆動されると、搬送駆動ケース80が軸芯Xまわりで前処理部駆動軸52に対して回動して供給装置30が軸芯Xまわりで揺動し、供給装置30のフレームに作用する機体上下向きの昇降ガイドレール92(図2参照)に沿って昇降するようになっている。つまり、供給装置30が刈取穀稈を脱穀フィードチェーン6aに対して供給する際、脱穀フィードチェーン6aによって挟持される刈取り穀稈の株元側部位を稈身方向に変更して供給することができるように、扱深さモータ91による供給装置30の揺動昇降操作を可能にしている。
【0028】
前記前処理部フレーム11が前処理部駆動軸52に対して摺動操作されて刈取り前処理部10の刈取装置20が自走機体に対して横方向に移動調節されると、前記昇降ガイドレール92から供給装置30に作用する揺動操作力のために、供給装置30が搬送駆動ケース80の前記出力軸81の軸芯Yまわりで機体横方向に揺動するようになっており、刈取装置20の自走機体に対する横シフト調節を可能にしている。
【0029】
図3,12に示すように、前記搬送駆動ケース80は、前記前処理部駆動軸52と出力軸81を連動させるベベルギヤ82,83を収容する半割りギヤケース部84a、出力軸81の上端部をベアリング85を介して支持する半割りベアリングケース部84b、この半割りベアリングケース部84bと前記半割りギヤケース部84aを連結する連結杆84cを備えた主ケース84(図10参照)と、この主ケース84の前記半割りギヤケース部84aに対して複数本の連結ボルト86によって連結された半割りギヤケース87(図10参照)と、前記主ケース84の前記半割りベアリングケース部84bに複数本の連結ボルト88によって連結された半割りベアリングケース89(図10参照)とを備えて構成してある。
【0030】
主ケース84の半割りギヤケース部84a及び半割りベアリングケース部84bにおける前記各連結ボルト86,88を装着するためのボルト孔86a,88aも、半割りギヤケース87の前記各連結ボルト86を装着するためのボルト孔86aも、半割りベアリングケース部89の前記各連結ボルト88を装着するためにボルト孔88aも、連結ボルト86,88が螺合しないで挿通するネジ無しの貫通孔に構成してある。
すなわち、コンバインを刈取装置20の自走機体に対する横シフト調節が不能な仕様に構成する場合、供給装置30の搬送駆動ケース80に対する軸芯Yまわりでの回動を不能にする図12の如きストッパー部材93を、前記連結ボルト86,88を止着用に利用して搬送駆動ケース80に止着するが、刈取装置20の横シフト調節が可能な仕様に構成するためにストッパー部材93が不要な場合も、刈取装置20の自走機体に対する横シフト調節が不能な仕様に構成するべくストッパー部材93が必要な場合も、同一種類の連結ボルト86,88を採用して主ケース84、半割りギヤケース87、半割りベアリングケース89を組み合わせて搬送駆動ケース80を得ることができるようになっている
図12に示すように、ストッパー部材93は、搬送駆動ケース80の両端部に相対回動自在に係合して供給装置フレーム94を支持する支持体95と、搬送駆動ケース80の半割りギヤケース部84aとに連結するようになっている。
【0031】
〔別の実施形態〕
上記実施形態の如く刈り刃駆動軸44に設けた突部46bと、回転クランク41に設けた凹部46aとを備えて成る係合手段46を採用して実施する他、突部46bを回転クランク41に設け、凹部46aを刈り刃駆動軸44に設けて成る係合手段46を採用して実施してもよい。この場合も本発明の目的を達成することができる。
【0032】
稲や麦を収穫対象とする他、蕎麦や大豆など各種の作物を収穫対象とする刈取り機に装備される刈り刃駆動装置にも本発明は適用できる。従って、これらコンバインや刈取り機などを総称して収穫機と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】刈取り前処理部の側面図
【図3】供給駆動ケースの断面図
【図4】刈取装置の平面図
【図5】刈り刃駆動ケース配設部の正面図
【図6】刈り刃駆動装置の断面図
【図7】刈り刃駆動ケースのシール構造の断面図
【図8】係合手段の断面図
【図9】刈取り前処理部の伝動系統図
【図10】供給駆動ケースの分解図
【図11】株元側挟持搬送装置の平面図
【図12】供給駆動ケースのストッパー部材の組み付け状態での側面図
【符号の説明】
【0034】
20 刈取装置
23 可動刈り刃
26 刈り刃駆動軸
41 回転クランク
41a 回転クランクの連結ボス部
42 刈り刃駆動ケース
44 刈り刃駆動軸
46 係合手段
46a 凹部
46b 突部
48 ストッパー手段
60 シール手段
61 ブシュ
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
【出願日】 平成16年7月13日(2004.7.13)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【公開番号】 特開2006−25636(P2006−25636A)
【公開日】 平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願番号】 特願2004−205876(P2004−205876)