| 【発明の名称】 |
種籾直播機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩本 和夫
|
| 【要約】 |
【課題】水田の一定面積当たりの籾の収穫量を増大させることができるように複数の種籾を水田に直接に播く種籾直播機を提供すること。
【解決手段】本発明の種籾直播機は、水田の上を移動する運搬車110と、運搬車110に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器140と、運搬車110が水田の上を所定距離だけ移動するごとに種籾収容容器140に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニット(130、150、170)と、を具備している。本発明の種籾直播機は、水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒のいずれかの粒数の前記種籾を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播く。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項2】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項3】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の前記種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが6cmから15cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項4】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に2粒の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の前記種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが9cmから20cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項5】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に3粒の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の前記種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが10cmから25cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から30粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項6】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 水田における複数の種籾直播個所の各々に4粒の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の前記種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが12cmから30cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾直播機。 【請求項7】 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項1から請求項6までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項8】 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、上端部が前記種籾移動口及び前記種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部を具備し、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項1から請求項7までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項9】 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転管と、上端部が前記種籾移動口及び前記種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転管に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記回転管及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、前記回転管の吸気孔及び吸気口を介して前記回転円筒の種籾吸引口の空気を吸気する吸気ユニットと、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、前記種籾保持凹部に開口している前記種籾吸引口を規定している種籾吸引内周面と、を有し、 前記回転管は、前記吸気孔を規定している第1の吸気内周面と、前記種籾吸引口及び前記吸気孔と連通している前記吸気口を規定している第2の吸気内周面と、を有し、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに、前記複数の種籾保持凹部が上を向いている待機位置で前記吸気ユニットに吸気を開始させて前記複数の種籾保持凹部の各々に前記種籾収容空間の1つの前記種籾を保持させた状態で前記駆動装置を動作させて前記回転管及び前記複数の回転円筒を回転させることにより前記複数の種籾保持凹部を回転させて下を向く停止位置で停止させた状態で前記吸気ユニットに吸気を停止させて前記複数の種籾保持凹部から前記種籾を解放して落下させた後に前記駆動装置を動作させて前記複数の種籾保持凹部を回転させて前記待機位置に戻す請求項1から請求項7までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項10】 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面と、下方に突出している複数の底部種籾収容容器と、を有し、 前記複数の底部種籾収容容器の各々は、前記複数の種籾移動口の各々と連通し前記種籾を収容する底部種籾収容空間を規定している底部収容内周面と、側板に形成され前記底部種籾収容空間及び外部と連通している種籾出口を規定している種籾出口内周面と、を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転管と、一側部が前記種籾出口及び前記底部種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転管に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記回転管及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、前記回転管の吸気孔及び吸気口を介して前記回転円筒の種籾吸引口の空気を吸気する吸気ユニットと、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、前記種籾保持凹部に開口している前記種籾吸引口を規定している種籾吸引内周面と、を有し、 前記回転管は、前記吸気孔を規定している第1の吸気内周面と、前記種籾吸引口及び前記吸気孔と連通している前記吸気口を規定している第2の吸気内周面と、を有し、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに、前記複数の種籾保持凹部が前記種籾出口及び前記底部種籾収容空間のいずれかに位置する待機位置で前記吸気ユニットに吸気を開始させて前記複数の種籾保持凹部の各々に前記底部種籾収容空間の1つの前記種籾を保持させた状態で前記駆動装置を動作させて前記回転管及び前記複数の回転円筒を回転させることにより前記複数の種籾保持凹部を回転させて下を向く停止位置で停止させた状態で前記吸気ユニットに吸気を停止させて前記複数の種籾保持凹部から前記種籾を解放して落下させた後に前記駆動装置を動作させて前記複数の種籾保持凹部を回転させて前記待機位置に戻す請求項1から請求項7までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項11】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され、かつ、比重が1より大きい磁性膜で被覆された複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、上端部が前記種籾移動口及び前記種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記複数の回転円筒の各々の円筒内部空間における上部に配置されている磁石と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、外へ開口している前記円筒内部空間を規定する円筒内周面と、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、を具備し、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項1から請求項8までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項12】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され、かつ、比重が1より大きい磁性膜で被覆された複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、 前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面と、下方に突出している複数の底部種籾収容容器と、を有し、 前記複数の底部種籾収容容器の各々は、前記複数の種籾移動口の各々と連通し前記種籾を収容する底部種籾収容空間を規定している底部収容内周面と、側板に形成され前記底部種籾収容空間及び外部と連通している種籾出口を規定している種籾出口内周面と、を有し、 前記種籾落下ユニットは、前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、一側部が前記種籾出口及び前記底部種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記複数の回転円筒の各々の円筒内部空間における前記種籾出口の近くに配置されている磁石と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、外へ開口している前記円筒内部空間を規定する円筒内周面と、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、を具備し、前記複数の底部種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾出口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項1から請求項8までのいずれかに記載の種籾直播機。 【請求項13】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車が水田の上を前記所定距離だけ移動するごとに水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播く種籾落下ユニット。 【請求項14】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車が水田の上を前記所定距離だけ移動するごとに水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を播き、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播き、かつ、縦が30cmであって横が60cmである面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の前記種籾を水田に播く種籾落下ユニット。 【請求項15】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項13及び請求項14のいずれかに記載の種籾落下ユニット。 【請求項16】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、上端部が前記種籾移動口及び前記種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部を具備し、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項13から請求項15のいずれかに記載の種籾落下ユニット。 【請求項17】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され、かつ、比重が1より大きい磁性膜で被覆された複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面を有する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、上端部が前記種籾移動口及び前記種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記複数の回転円筒の各々の円筒内部空間における上部に配置されている磁石と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、外へ開口している前記円筒内部空間を規定する円筒内周面と、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、を具備し、前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾移動口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項13から請求項16までのいずれかに記載の種籾落下ユニット。 【請求項18】 水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され、かつ、比重が1より大きい磁性膜で被覆された複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、前記種籾収容容器の底板は、前記複数の種籾を収容している前記種籾収容容器の種籾収容空間と連通する複数の種籾移動口を規定している複数の種籾移動内周面と、下方に突出している複数の底部種籾収容容器と、を有し、前記複数の底部種籾収容容器の各々は、前記複数の種籾移動口の各々と連通し前記種籾を収容する底部種籾収容空間を規定している底部収容内周面と、側板に形成され前記底部種籾収容空間及び外部と連通している種籾出口を規定している種籾出口内周面と、を有する種籾直播機における種籾落下ユニットであって、 前記運搬車の移動距離を測定して移動距離測定値を生成し前記移動距離測定値が前記所定距離の整数倍に達した時に距離到達信号を生成する移動距離測定装置と、前記移動距離測定装置が前記距離到達信号を生成した時に前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下装置と、前記移動距離測定装置からの前記距離到達信号に基づいて前記種籾落下装置を制御する種籾直播制御装置と、を具備し、 前記種籾落下装置は、前記種籾収容容器の下に配置されている回転部材と、一側部が前記種籾出口及び前記底部種籾収容空間のいずれかに配置され前記回転部材に離隔されて配設されている複数の回転円筒と、前記複数の回転円筒の各々の円筒内部空間における前記種籾出口の近くに配置されている磁石と、前記回転部材及び前記複数の回転円筒を回転させる駆動装置と、を具備し、 前記複数の回転円筒の各々は、外へ開口している前記円筒内部空間を規定する円筒内周面と、前記回転円筒の外に開口している1から4までのいずれかの種籾保持凹部と、を具備し、前記複数の底部種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を前記複数の種籾出口の各々を介して1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を前記種籾保持凹部で受けて保持した後に回転されて前記種籾を落下させて水田に播くものであり、 前記種籾直播制御装置は、前記距離到達信号を受けるごとに前記種籾落下装置を動作させて前記複数の種籾を落下させて水田に播く請求項13から請求項16までのいずれかに記載の種籾落下ユニット。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、複数の種籾を水田に直接に播く種籾直播機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の種籾直播機として、水田において幅方向にほぼ30cmの間隔をおき、かつ、移動方向にほぼ20cmの間隔をおいた複数の種籾直播個所の各々に複数の種籾を播くものが知られている(非特許文献1参照)。この従来の種籾直播機は、前記複数の種籾直播個所の各々に平均してほぼ4本から6本までの稲の苗が生育するように前記複数の種籾直播個所の各々にほぼ6粒から8粒までの粒数の種籾を播くものである。 【非特許文献1】日本作物学会紀事第70巻第2号、186頁〜201頁、日本作物学会、2001年6月5日発行 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来の種籾直播機においては、水田における複数の種籾直播個所の各々に平均してほぼ4本から6本までの稲の苗が生育するように前記複数の種籾直播個所の各々にほぼ6粒から8粒までの粒数の種籾を播くため、前記複数の種籾が発芽して複数の稲となった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が大きいから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が少なくなるので、水田の一定面積当たりの籾の収穫量を増大することができないという問題がある。 【0004】 本発明の目的は、水田の一定面積当たりの籾の収穫量を増大させることができるように複数の種籾を水田に直接に播く種籾直播機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、水田の上を移動する運搬車と、前記運搬車に搭載され複数の種籾を収容している種籾収容容器と、前記運搬車が水田の上を所定距離だけ移動するごとに前記種籾収容容器に収容されている前記複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットと、を具備し、水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の前記種籾を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播く構成を採る。 【発明の効果】 【0006】 本発明によれば、水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒から4粒までのいずれかの粒数の種籾を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾を水田に播くため、前記所定範囲内の離隔間隔だけ離隔された前記複数の種籾直播個所の各々に1本から4本までのいずれかの本数の稲の苗が生育するから前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が小さいので前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が多くなり、また、水田の一定面積当たりの前記種籾の粒数を好適範囲内の値とすることができるから、水田の一定面積当たりの籾の収穫量を増大することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 【0008】 (実施の形態1) まず、本発明の実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機を示す略側面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機の種籾直播駆動制御ユニットの構成を示すブロック図である。 【0009】 図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100は、運搬車110、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾収容容器140、種籾落下装置150、種籾加速装置160、種籾直播制御装置170及び種籾直播電源装置180を具備している。 【0010】 図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の前記種籾直播駆動制御ユニットは、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160、種籾直播制御装置170及び種籾直播電源装置180を具備している。種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160及び種籾直播電源装置180に接続されている。種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160及び種籾直播電源装置180を制御するものである。 【0011】 種籾直播電源装置180は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160及び種籾直播制御装置170に接続されている。種籾直播電源装置180は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160及び種籾直播制御装置170に電力を供給する。 【0012】 図1に示すように、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾収容容器140、種籾落下装置150、種籾加速装置160、種籾直播制御装置170及び種籾直播電源装置180は、運搬車110に搭載されている。移動距離測定装置130、種籾収容容器140、種籾落下装置150、種籾加速装置160、種籾直播制御装置170及び種籾直播電源装置180の上部は、運搬車110に着脱可能に取り付けられているカバー部材(図示せず)により被覆されている。 【0013】 運搬車110は、操作者が乗って運転して水田の上を自動的に移動することができるものである。種籾直播操作入力装置120は、種籾直播機100の種籾の直播を操作するための種籾直播電源ON信号、種籾直播電源OFF信号、種籾直播開始信号及び種籾直播停止信号を生成するものである。また、種籾直播操作入力装置120は、種籾の直播が可能であることを表示するためのものである。また、種籾直播操作入力装置120は、種籾の直播の開始時及び再開時における第1回の種籾の直播の終了を表示するためのものである。また、種籾直播操作入力装置120は、運搬車110の移動時における種籾の直播の実行を表示するためのものである。 【0014】 移動距離測定装置130は、運搬車110の移動距離を測定して移動距離測定値を生成する。また、移動距離測定装置130は、前記移動距離測定値が第1の所定値(例えば、90cm)に達した時に第1の距離到達信号を生成し種籾直播制御装置170に与える。 【0015】 機体111は、後部に容器載置台1111を有している。容器載置台1111は、下部内周面1112を有している。下部内周面1112は、下部空間1113を規定している(図6)。下部内周面1112の両側端部は、開口を規定している。 【0016】 種籾収容容器140は、容器載置台1111の上に載置され、かつ、固定されている。種籾収容容器140は、運搬車110により水田の上において運搬される。種籾収容容器140は、上面が開口され、かつ、多数の種籾を収容している。 【0017】 種籾落下装置150は、種籾収容容器140に収容されている複数の種籾を一時的に保持し、かつ、所定のタイミングで種籾を解放して自重により落下させる。移動距離測定装置130、種籾落下装置150及び種籾直播制御装置170は、運搬車110が水田の上を所定距離だけ移動するごとに種籾収容容器140に収容されている複数の種籾を落下させて水田に播く種籾落下ユニットを構成している。種籾加速装置160は、種籾落下装置150から解放され落下する複数の種籾の落下速さを加速して複数の種籾を落下させて水田に播く。 【0018】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100について、図面を参照してさらに詳細に説明する。 【0019】 図1に示すように、運搬車110は、周知の田植機の運搬車と同じものである。運搬車110は、機体111、一対の前輪112、一対の後輪113、エンジン114、動力伝達装置115、座台116、ハンドル117、移動操作入力装置118及び移動制御装置119を具備している。エンジン114、動力伝達装置115、座台116、ハンドル117、移動操作入力装置118及び移動制御装置119は、機体111に搭載されている。 【0020】 機体111は、前輪112及び後輪113によって支持されている。前輪112及び後輪113は、エンジン114の動力が動力伝達装置115により伝達されて回転され機体111を水田の上で移動させる。座台116は、操作者が座るためのものである。ハンドル117は、操作者によって操作されて前輪112及び後輪113の移動方向を決めるためのものである。移動操作入力装置118は、操作者によって操作されて運搬車110の移動のための移動操作信号を移動制御装置119に入力するためのものである。移動制御装置119は、移動操作入力装置118からの移動操作信号に基づいて運搬車110の移動を制御する。 【0021】 図3及び図4に示すように、種籾直播操作入力装置120は、種籾直播電源キー121、種籾直播可能表示装置122、種籾直播開始ボタン123、第1回種籾直播終了表示装置124、種籾直播実行表示装置125、種籾直播停止ボタン126、種籾残量表示装置127、内部電源装置1201、種籾直播電源ON信号生成装置1202、種籾直播開始信号生成装置1203、種籾直播停止信号生成装置1204、種籾直播電源OFF信号生成装置1205及び電力供給制御装置1206を具備している。 【0022】 種籾直播可能表示装置122、第1回種籾直播終了表示装置124、種籾直播実行表示装置125、種籾直播電源ON信号生成装置1202、種籾直播開始信号生成装置1203、種籾直播停止信号生成装置1204、種籾直播電源OFF信号生成装置1205及び電力供給制御装置1206は、種籾直播制御装置170に接続されている。 【0023】 電力供給制御装置1206は、種籾直播可能表示装置122、第1回種籾直播終了表示装置124、種籾直播実行表示装置125、種籾残量表示装置127、内部電源装置1201、種籾直播電源ON信号生成装置1202、種籾直播開始信号生成装置1203、種籾直播停止信号生成装置1204、種籾直播電源OFF信号生成装置1205及び種籾直播制御装置170に接続されている。種籾残量表示装置127は、種籾残量検出装置145に接続されている。種籾残量検出装置145は、電力供給制御装置1206及び種籾残量表示装置127に接続されている。 【0024】 種籾直播電源キー121は、操作者によって押されてON側位置に配置された時に種籾直播電源ON信号生成装置1202に前記種籾直播電源ON信号S1を生成させる。種籾直播電源ON信号生成装置1202は、前記種籾直播電源ON信号S1を種籾直播電源装置180、種籾直播制御装置170及び電力供給制御装置1206に与える。 【0025】 種籾直播電源装置180は、前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に運搬車110以外の種籾の直播に必要である前記複数の装置(種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160、種籾直播制御装置170及び種籾残量検出装置145)に電力を供給する。 【0026】 また、種籾直播制御装置170は、前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に準備時間を経過した時点で、直播可能表示ON信号を生成して種籾直播可能表示装置122に与えてこの種籾直播可能表示装置122をONとする。運搬車110以外の種籾の直播に必要である前記複数の装置は、前記準備時間において種籾の直播に必要な準備を完了する。 【0027】 種籾直播電源キー121は、操作者によって押されてOFF側位置に配置された時に種籾直播電源OFF信号生成装置1205に前記種籾直播電源OFF信号S28を生成させる。種籾直播電源OFF信号生成装置1205は、前記種籾直播電源OFF信号S28を種籾直播制御装置170に与える。種籾直播制御装置170は、前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時において終了動作後に種籾の直播に必要である前記複数の装置に種籾直播電源装置180からの電力の供給を終了させる。 【0028】 種籾直播開始ボタン123は、操作者によって押された時に種籾直播開始信号生成装置1203に種籾の直播の開始を指示する前記種籾直播開始信号S6を生成させる。種籾直播開始信号生成装置1203は、前記種籾直播開始信号S6を種籾直播制御装置170に与える。第1回種籾直播終了表示装置124は、種籾直播制御装置170によって制御され種籾の直播の開始時及び再開時における前記第1回の種籾の直播の終了を表示するためのものである。種籾直播実行表示装置125は、種籾直播制御装置170によって制御され運搬車110の移動時における種籾の直播の実行を表示するためのものである。種籾直播停止ボタン126は、操作者によって押された時に種籾直播停止信号生成装置1204に種籾の直播の停止を指示する前記種籾直播停止信号S17を生成させる。種籾直播停止信号生成装置1204は、前記種籾直播停止信号S17を種籾直播制御装置170に与える。 【0029】 電力供給制御装置1206は、内部電源装置1201からの電力を起動時(種籾の直播の初期時)に種籾直播電源ON信号生成装置1202に与えている。また、電力供給制御装置1206は、種籾直播電源ON信号生成装置1202からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に種籾直播可能表示装置122、第1回種籾直播終了表示装置124、種籾直播実行表示装置125、種籾残量表示装置127、種籾直播電源ON信号生成装置1202、種籾直播開始信号生成装置1203、種籾直播停止信号生成装置1204、種籾直播電源OFF信号生成装置1205及び種籾残量検出装置145に種籾直播電源装置180からの電力のみを供給する。 【0030】 種籾直播制御装置170は、種籾直播電源OFF信号生成装置1205からの前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時において前記終了動作後に電力供給終了信号S30を生成して種籾直播電源装置180及び電力供給制御装置1206に与える。電力供給制御装置1206は、種籾直播制御装置170からの前記電力供給終了信号S30を受けた時に種籾の直播に必要である前記複数の装置に種籾直播電源装置180からの電力の供給を終了させ、かつ、内部電源装置1201からの電力を種籾直播電源ON信号生成装置1202に与える。 【0031】 図1に示すように、移動距離測定装置130は、後輪113の回転軸1131を包囲するように配置され、かつ、機体111に取り付けられている。図5に示すように、移動距離測定装置130は、移動距離測定器131、移動距離測定値記憶装置132及び移動距離測定制御装置133を具備している。移動距離測定制御装置133は、移動距離測定器131、移動距離測定値記憶装置132及び種籾直播制御装置170に接続されている。移動距離測定制御装置133は、移動距離測定器131及び移動距離測定値記憶装置132を制御する。 【0032】 種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播電源ON信号S1を受けてから前記準備時間が経過した後において前記種籾直播開始信号S6を受けた時に測定開始信号を生成して移動距離測定制御装置133に与える。また、種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播停止信号S17を受けた時に測定停止信号を生成して移動距離測定制御装置133に与える。また、種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に測定終了信号を生成して移動距離測定制御装置133に与える。 【0033】 移動距離測定制御装置133は、種籾直播制御装置170から前記測定開始信号を受けた時に移動距離測定器131に測定を開始させる。移動距離測定器131は、後輪113の回転軸1131の回転量を測定して後輪113の回転量を測定することにより機体111の移動距離を測定して前記移動距離測定値を生成するものである(図1)。移動距離測定器131は、前記移動距離測定値を移動距離測定制御装置133に与える。移動距離測定制御装置133は、移動距離測定器131からの前記移動距離測定値を移動距離測定値記憶装置132に記憶させる。 【0034】 また、移動距離測定制御装置133は、移動距離測定値記憶装置132に記憶された前記移動距離測定値が前記第1の所定値に達した時に前記第1の距離到達信号を生成して種籾直播制御装置170に与え、かつ、移動距離測定値記憶装置132の前記移動距離測定値を0にする。また、移動距離測定制御装置133は、種籾直播制御装置170から前記測定開始信号を受けた時に、移動距離測定値記憶装置132の前記移動距離測定値を0にする。また、移動距離測定制御装置133は、種籾直播制御装置170から前記測定停止信号を受けた時に移動距離測定器131に測定を停止させる。また、移動距離測定制御装置133は、種籾直播制御装置170から前記測定終了信号を受けた時に移動距離測定器131に測定を終了させる。 【0035】 種籾直播制御装置170は、移動距離測定制御装置133から前記第1の距離到達信号を受けた時に種籾吸引信号及び回転信号を生成して種籾落下装置150に与える。なお、移動距離測定器131は、他の周知のもので構成されてもよい。 【0036】 図6及び図7に示すように、種籾収容容器140の底板141における4つの側部は、運搬車110の機体111の後部の容器載置台1111に載置され固定されている。種籾収容容器140は、上面が開口され、かつ、種籾収容内周面142を有している。種籾収容内周面142は、複数の種籾190を収容する種籾収容空間143を規定している。 【0037】 機体111の容器載置台1111は、種籾収容容器140の下に内周面1114を有している。内周面1114は、貫通孔1115を規定している。 【0038】 種籾収容容器140の底板141は、複数の種籾移動内周面1411を有している。複数の種籾移動内周面1411は、種籾収容空間143と連通している複数の種籾移動口1412を規定している。複数の種籾移動口1412は、種籾収容空間143の複数の種籾190を自重により下へ移動させる。種籾収容容器140は、底板141の下方に貫通孔1115を介して突出している複数の底部種籾収容容器144を有している。複数の底部種籾収容容器144の各々は、4つの側板1441及び底板1442を有している。 【0039】 これらの4つの側板1441及び底板1442は、底部収容内周面1443を有している。複数の底部収容内周面1443の各々は、複数の種籾移動口1412の各々と連通している底部種籾収容空間1444を規定している。種籾収容容器140の種籾収容空間143の複数の種籾190は、複数の種籾移動口1412を介して自重により複数の底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444に移動する。複数の底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444の各々は、種籾収容容器140の種籾収容空間143から種籾移動口1412を介して移動してくる複数の種籾190を収容する。 【0040】 図7〜図9に示すように、複数の底部種籾収容容器144の4つの側板1441は、ほぼ鉛直状に配設されている。底部種籾収容容器144の1つの側板1441は、種籾出口内周面1445を有している。種籾出口内周面1445は、底部種籾収容空間1444及び外部と連通している種籾出口1446を規定している。種籾出口1446は、底部種籾収容空間1444に収容されている種籾190を外に出すためのものである。 【0041】 なお、種籾出口内周面1445を有する側板1441は、底板1442との接合部1447を中心として鉛直線に対し図7に向かって左右方向へ所定角度だけ傾斜しているように形成されてもよい。 【0042】 底部種籾収容容器144の種籾出口内周面1445の下には、種籾案内板1440が配置されている。種籾案内板1440は、底部種籾収容容器144の底板1442に保持部材14401により保持されている。種籾案内板1440は、円周状の湾曲板で形成されている。 【0043】 図10及び図11に示すように、種籾落下装置150は、複数の回転管151、複数の保持部材152、複数の回転円筒153、駆動装置154、複数の小吸気管155、複数のジョイント装置156、大吸気管157、複数の保持部材158、吸気装置159及び吸気制御装置1500を具備している。 【0044】 複数の回転管151は、実質的に平行に配置され、かつ、複数の保持部材152により回転可能に保持されている。複数の保持部材152は、機体111に固定されている。複数の回転円筒153は、複数の回転管151の各々における外周面に所定の離隔間隔をおいて固定されている。複数の回転円筒153の各々の一側部は、底部種籾収容容器144の側板1441における複数の種籾出口1446の各々を介して底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444に配置されている(図7)。複数の回転円筒153の各々と複数の種籾出口内周面1445の各々との間隔は、底部種籾収容容器144に収容されている種籾190が外に出ないように設定されている。 【0045】 図12に示すように、複数の回転管151は、一端部が開口を規定している吸気内周面1511を有している。吸気内周面1511は、吸気孔1512を規定している。図13及び図14に示すように、複数の回転円筒153の各々は、外へ開口している1つの種籾保持凹部1531を有している。種籾保持凹部1531は、1粒の種籾190の長さより少し大きい直径の円周面を有している。種籾保持凹部1531は、吸気装置159と協同して1粒の種籾190を保持するためのものである。複数の回転円筒153の各々は、1つの種籾吸引内周面1532を有している。種籾吸引内周面1532は、種籾吸引口1533を規定している。種籾吸引内周面1532の一端部は、種籾保持凹部1531の底面中央部に開口を規定している。すなわち、種籾吸引口1533は、種籾保持凹部1531の底面中央部に開口している。また、回転管151は、複数の吸気内周面1513を有している。複数の吸気内周面1513の各々は、回転円筒153の複数の種籾吸引口1533及び回転管151の吸気孔1512と連通する吸気口1514を規定している。 【0046】 図10に示すように、駆動装置154は、駆動モータ1541、モータ制御装置1542、駆動軸1543、回転角検出装置1544、ウォーム1545、ウォームホイール1546、伝達軸1547、3つの保持部材1548、2つの駆動ギヤ1549及び複数の従動ギヤ1540を具備している。駆動装置154は、複数の回転管151を所定のタイミングで90度ごと回転させる。駆動モータ1541は、正逆回転が可能である。 【0047】 ウォーム1545は、駆動モータ1541の駆動軸1543に固定されている。ウォームホイール1546は、ウォーム1545と噛み合うように配置され、かつ、伝達軸1547に固定されている。伝達軸1547は、3つの保持部材1548に回転可能に保持されている。3つの保持部材1548は、機体111に固定されている。2つの駆動ギヤ1549は、所定の間隔をおいて伝達軸1548に固定されている。 【0048】 複数の従動ギヤ1540の2つのものは、2つの駆動ギヤ1544の各々と噛み合うように配置されている。複数の従動ギヤ1540は、相互に噛み合うように配置されている。複数の従動ギヤ1540は、複数の回転管151の外周端部に固定されている。 【0049】 駆動モータ1541の駆動軸1543の回転力は、ウォーム1545、ウォームホイール1546、伝達軸1547、2つの駆動ギヤ1549及び複数の従動ギヤ1540を介して、複数の回転管151に伝達されてこれらの回転管151が回転される。 【0050】 図15に示すように、駆動装置154のモータ制御装置1542は、駆動モータ1541、回転角検出装置1544及び種籾直播制御装置170に接続されている。回転角検出装置1544は、駆動モータ1541の駆動軸1543の一部を包囲するように配置され、かつ、機体111に固定されている(図10)。回転角検出装置1544は、駆動モータ1541の駆動軸1543の回転角(回転量)を検出することにより種籾保持凹部1531の回転角を検出し回転角検出値を生成してモータ制御装置1542に与える。駆動モータ1541の駆動軸1543の前記一部には、複数の凸部(図示せず)が駆動軸1543の円周方向に一定間隔をおいて形成されている。回転角検出装置1544は、前記複数の凸部を光学的に検出することにより駆動軸1543の前記回転角を検出する。なお、回転角検出装置1544は、他の周知のもので構成されてもよい。 【0051】 図7に示すように、複数の回転円筒153の各々は、その側部が底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444に位置するように配置されている。モータ制御装置1542は、駆動モータ1541を制御することによって、図7に示すように、初期状態においては複数の回転管151に配設された複数の種籾保持凹部1531の各々が待機位置に横を向いた状態で複数の種籾出口1446の各々を介して底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444に挿入されるように複数の回転管151の回転方向における位置を前記回転角検出値に基づいて制御している。なお、複数の回転円筒153の各々は、その一側部が底部種籾収容容器144の種籾出口1446に位置するように配置されてもよい。 【0052】 モータ制御装置1542は、移動距離測定装置131による前記移動距離測定値が前記第1の所定値となって種籾直播制御装置170から前記回転信号を受けた時にモータ駆動信号を生成して駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の回転管151及び複数の種籾保持凹部1531を下方向(図7のの矢印153Aで示す方向)へ回転させる。この場合に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541に前記回転角検出値に基づいて種籾保持凹部1531を90度だけ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の種籾落下位置(図8及び図9に示す位置)に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す。 【0053】 また、この場合に、モータ制御装置1542は、前記回転信号を受けた時点から次の前記回転信号を受ける前までに、種籾保持凹部1531が前記待機位置から最下位の前記種籾落下位置に移動した後に前記待機位置に戻るように駆動モータ1541に前記回転角検出値に基づいて種籾保持凹部1531を回転させる。 【0054】 なお、図7に示すように、種籾出口内周面1446を有する側板1441が図7に向かって左右方向へ前記所定角度だけ傾斜するように形成された場合には、回転円筒153の回転中心と種籾保持凹部1531の中心部とを結ぶ直線が回転円筒153の回転中心から下に伸びる鉛直線となす傾斜角度をθとした場合に90度<θ<180度を満足するように種籾保持凹部1531の前記待機位置が設定されるように構成されてもよい。 【0055】 図16に示すように、複数の回転管151の一端部には、複数のジョイント装置156により複数の小吸気管155の一端部が連結されている。複数のジョイント装置156は、複数の保持部材1560により保持されている。複数の保持部材1560は、機体111に固定されている。ジョイント装置156は、小吸気管155に対して回転管151を回転可能に連結している。小吸気管155は、小吸気内周面1551を有している。小吸気内周面1551は、小吸気孔1552を規定している。ジョイント装置156は、吸気孔1512と小吸気孔1552とが外部と連通しない状態で吸気孔1512と小吸気孔1552とが連通するように回転管151と小吸気管155とを連結している。回転管151及び小吸気管155における端部の外周面の各々には、溝部1513、1553が形成されている。 【0056】 ジョイント装置156は、筒体1561、2つのオーリング1562、1563及び油収容容器1564を有している。筒体1561は、回転管151及び小吸気管155の端部に外から嵌められている。筒体1561は、内周面に2つの溝部15611、15612を有している。筒体1561の2つの溝部15611、15612は、小吸気管155及び回転管151の端部の溝部1553、1513と対向するように配置されている。オーリング1562は、筒体1561の溝部15611と小吸気管155の溝部1553との間に配置されている。オーリング1562は、筒体1561の内部の空気が筒体1561の内周面と小吸気管155の外周面との間から外に漏れないように密封するためのものである。 【0057】 また、オーリング1563は、筒体1561の溝部15612と回転管151の溝部1513との間に配置されている。筒体1561は、油供給内周面15613を有している。油供給内周面15613は、筒体1561の壁部に形成され、かつ、油供給口15614を規定している。油供給内周面15613の上端面は、油供給口15614が筒体156の外周部に位置する油収容容器1564の内部と連通する上開口を規定している。油供給内周面15613の下端面は、油供給口15614が筒体156の溝部15612の下部空間と連通する下開口を規定している。油収容容器1564は、筒体156の外部に固定され、かつ、油15641を収容している。また、油収容容器1564の油15641は、油供給口15612を介してオーリング1563と溝部15612、1513との間に供給される。オーリング1563と溝部15612、1513との間に供給された油及びオーリング1563は、筒体1561の内部の空気が筒体1561の内周面と回転管151の外周面との間から外に漏れないように密封するためのものである。なお、ジョイント装置156は、他の周知のもので構成されてもよい。 【0058】 図12に示すように、複数の小吸気管155の他端部は、大吸気管157に連結されている。大吸気管157は、大吸気内周面1571を有している。大吸気内周面1571は、複数の小吸気管155の小吸気孔1552と連通している大吸気孔1572を規定している。大吸気管157の一端部は、吸気装置159に連結されている(図10)。吸気制御装置1500は、吸気装置159に接続され、かつ、吸気装置159の動作を制御する(図10)。 【0059】 図12、図13、図14及び図16に示すように、吸気装置159は、大吸気孔1572、複数の小吸気孔1552及び回転管151の吸気孔1512の空気を吸気することにより、回転円筒153における種籾保持凹部1531の外の空気を種籾吸引口1533及び吸気口1514を介して回転管151の吸気孔1512に吸気する。吸気装置159は、回転円筒153における種籾保持凹部1531の外の空気を種籾吸引口1533及び吸気口1514を介して回転管151の吸気孔1512に吸気する時に、この吸気される空気によって種籾保持凹部1531に位置する1粒の種籾190を種籾保持凹部1531に吸引して一時的に保持する。 【0060】 吸気装置159、吸気制御装置1500、大吸気管157、複数のジョイント装置156、複数の小吸気管155、複数の回転管151及び複数の回転円筒153の種籾吸引内周面1532は、回転管151の吸気孔1512及び吸気口1514を介して回転円筒153の種籾吸引口1533の空気を吸気する吸気ユニットを構成している。 【0061】 図17に示すように、吸気制御装置1500は、吸気装置159及び種籾直播制御装置170に接続されている。吸気制御装置1500は、移動距離測定装置130による前記移動距離測定値が前記第1の所定値となって種籾直播制御装置170から前記種籾吸引信号を受けた時に第1の吸気時間だけ吸気信号を生成して吸気装置1500に与える。吸気装置1500は、前記吸気信号を受けて吸気して複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531が前記待機位置に横を向いて待機している状態で複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を吸引して一時的に保持させる(図7)。 【0062】 前記第1の吸気時間は、前記種籾吸引信号を受けた時点から種籾保持凹部1531が下方向(図7の矢印153Aで示す方向)へ90度だけ回転される時点までの時間に設定される。すなわち、吸気制御装置1500は、種籾保持凹部1531が前記待機位置から前記種籾落下位置まで移動している時間(前記第1の吸気時間)のみ吸気信号を生成して吸気装置159に与えて吸気させて、種籾保持凹部1531が前記種籾落下位置(図8に示す位置)に到達した時点で吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させる。吸気制御装置1500は、前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる(図9)。 【0063】 図7及び図8に示すように、種籾案内板1440は、回転円筒153の下側部と対向する種籾案内面14402を有している。種籾案内板1440の種籾案内面14402は、底部種籾収容容器144の種籾出口内周面1445の下から回転円筒153の下部までの間に配置され、かつ、回転円筒153の外周面に近接して配置されている。種籾保持凹部1531が図7に示す前記待機位置から図8に示す前記種籾落下位置まで移動する時に、種籾案内板1440の種籾案内面14402は、種籾保持凹部1531から種籾190が落下しないように案内する。 【0064】 なお、吸気制御装置1500は、移動距離測定装置130による前記移動距離測定値が前記第1の所定値より少し小さい第2の所定値となった時点で吸気装置159に吸気を開始させてもよい。この場合に、移動距離測定制御装置133は移動距離測定値記憶装置132の前記移動距離測定値が前記第2の所定値に達した時に第2の距離到達信号を生成して種籾直播制御装置170に与える(図5)。種籾直播制御装置170は前記第2の距離到達信号を受けた時に前記種籾吸引信号を生成して吸気制御装置1500に与える(図17)。吸気制御装置1500は、種籾直播制御装置170から前記種籾吸引信号を受けた時点で前記吸気信号を生成して吸気装置159に与えて吸気を開始させる。 【0065】 図6に示すように、種籾残量検出装置145が種籾収容容器140の種籾収容内周面142の所定位置に配設されている。種籾残量検出装置145は、種籾収容容器140に収容されている種籾190の残量が一定量以下であることを検出して種籾残量減少信号を生成する。種籾残量検出装置145は、発光素子と受光素子とからなる光検出装置で構成されている。なお、種籾残量検出装置145は、リミットスイッチなどで構成されてもよい。 【0066】 図4に示すように、種籾残量検出装置145は、種籾残量表示装置127に接続されている。種籾残量検出装置145は、前記種籾残量減少信号を種籾残量表示装置127に与える。種籾残量表示装置127は、種籾残量検出装置145からの前記種籾残量減少信号を受けた時に種籾収容容器140に収容されている種籾190の残量が前記一定量以下であることを表示する。 【0067】 次に、種籾加速装置160について、図面を参照して詳細に説明する。 【0068】 図18に示すように、種籾加速装置160は、複数の種籾案内管161、支持板162、空気噴射装置163、空気噴射制御装置164、大空気噴射管165、複数の分岐空気噴射管166及び複数の小分岐空気噴射管167を具備している。空気噴射装置163及び空気噴射制御装置164は、機体111に載置されている(図1)。 【0069】 図6に示すように、支持板162は、種籾落下装置150の複数の回転円筒153の下に複数の種籾案内管161が位置するように複数の種籾案内管161を支持している。支持板162は、容器載置台1111の下部に複数の保持部材1621により保持されている。複数の種籾案内管161は、ほぼ鉛直状に配置されている。複数の種籾案内管161は、これらの下端部が後輪113の下端部より所定間隔だけ上方に位置するように配設されている。 【0070】 図19及び図20に示すように、複数の種籾案内管161は、ほぼ鉛直方向の案内内周面1611を有している。案内内周面1611は、案内貫通孔1612を規定している。案内内周面1611の上端部は、この内径が種籾190の大きさより十分に大きいように形成されている。また、案内内周面1611の下端部は、この内径が種籾190の大きさより少し大きいように形成されている。 【0071】 また、案内内周面1611は、上から下にいくに従って内径が徐々に小さくなるように形成されている。複数の種籾190は複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から解放され落下する時に、複数の種籾190の各々は複数の種籾案内管161の各々の案内貫通孔1612に入る。この時に、複数の種籾案内管161の各々の案内内周面1611は、落下する種籾190の各々を下方へ案内する。また、複数の種籾案内管161の中間壁部は、それぞれ噴射内周面1613を有している。複数の噴射内周面1613は、案内貫通孔1612と連通している複数の空気噴射口1614を規定している。 【0072】 大空気噴射管165は、大噴射内周面1651を有している。大噴射内周面1651は、大噴射孔1652を規定している。大空気噴射管165の一端部は、空気噴射装置163に連結されている(図18)。また、大空気噴射管165の他端部は、複数の分岐空気噴射管166に連結されている。複数の分岐空気噴射管166の各々は、分岐噴射内周面1661を有している。分岐噴射内周面1661は、分岐噴射孔1662を規定している。大空気噴射管165と複数の分岐空気噴射管166の各々とは、大噴射孔1652と分岐噴射孔1662とが連通するように連結されている。 【0073】 複数の小分岐空気噴射管167の各々は、小分岐噴射内周面1671を有している。小分岐噴射内周面1671は、小分岐噴射孔1672を規定している。複数の分岐空気噴射管166と複数の小分岐空気噴射管167とは、分岐噴射孔1662と小分岐噴射孔1672とが連通するように連結されている。複数の小分岐空気噴射管167は、小分岐噴射孔1672と空気噴射口1614とが連通するように複数の種籾案内管161における噴射内周面1613の外周部に連結されている。 【0074】 空気噴射装置163は、大噴射孔1652、複数の分岐噴射孔1662、複数の小分岐噴射孔1672及び複数の空気噴射口1614を介して複数の種籾案内管161の案内貫通孔1612に空気を噴射する。 【0075】 小分岐空気噴射管167は、空気噴射装置163から噴射される空気を種籾案内管161の案内貫通孔1612の下方向へ向ける形状を有している。空気噴射装置163は、大噴射孔1652、複数の分岐噴射孔1662、複数の小分岐噴射孔1672及び複数の空気噴射口1614を介して種籾案内管161の案内貫通孔1612に空気を下方向へ噴射して、噴射する空気によって種籾案内管161の案内貫通孔1612を落下する種籾190を下方へ加速して種籾190の落下速さを加速する。種籾190は、空気噴射装置163から噴射される空気により落下速さを加速され落下して水田の土に圧入して水田の土の内部に入る。 【0076】 なお、空気噴射制御装置164は、水田の土の内部におけるほぼ一定範囲の深さ(例えば、5mm〜20mm)に複数の種籾190を圧入するために、水田の土の状態に応じて空気噴射装置163の空気の噴射の速さを調整することにより種籾190の落下速さを調整することが望ましい。 【0077】 図21に示すように、空気噴射制御装置164は、空気噴射装置163及び種籾直播制御装置170に接続されている。種籾直播制御装置170は、種籾保持凹部153が下を向いた前記種籾落下位置で停止する時点、すなわち、吸気制御装置1500が吸気装置159の吸気を停止させる時点で空気噴射信号を生成して空気噴射制御装置164に与える。空気噴射制御装置164は、前記空気噴射信号を受けた時点、すなわち、複数の種籾190が複数の種籾保持凹部153から解放され落下する時点から空気噴射装置163に空気噴射を開始させて空気噴射時間だけ空気噴射を継続させる。 【0078】 なお、空気噴射制御装置164は、移動距離測定装置130による前記移動距離測定値が前記第1の所定値より少し小さい第3の所定値となった時点、すなわち、複数の種籾190が複数の種籾保持凹部153から解放され落下する時点より少し前の時点で、空気噴射装置163に空気噴射を開始させてもよい。この場合に、移動距離測定制御装置130は移動距離測定値記憶装置132の前記移動距離測定値が前記第3の所定値に達した時に第3の距離到達信号を生成して種籾直播制御装置170に与える。種籾直播制御装置170は前記第3の距離到達信号を受けた時に前記空気噴射信号を生成して空気噴射制御装置164に与える。空気噴射制御装置164は種籾直播制御装置170から前記空気噴射信号を受けた時点で空気噴射装置163に空気噴射を開始させて前記空気噴射時間だけ空気噴射を継続させる。 【0079】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の全体の動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0080】 まず、種籾直播機100による種籾の直播開始動作及び移動直播動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0081】 図2に示すように、種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定制御装置130、モータ制御装置1542、吸気制御装置1500、空気噴射制御装置164及び種籾直播電源装置180に接続されている。 【0082】 種籾直播機100による種籾の直播の開始時において、操作者は、運搬車110に乗って種籾直播を開始する時に運搬車110を停止させた状態で、図3に示す種籾直播操作入力装置120の種籾直播電源キー121をONとして種籾直播可能表示装置122がONとなったことを確認する。種籾直播可能表示装置122がONとなった後に、操作者は、種籾直播開始ボタン123を押す。種籾直播開始ボタン123が操作者によって押されると、種籾直播開始信号生成装置1203は、前記種籾直播開始信号S6を生成して種籾直播制御装置170に与えて種籾直播機100の種籾の直播の制御を開始させる。 【0083】 種籾の直播の動作の初期においては、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、駆動モータ1541を制御して複数の回転管151に配設された複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531が前記待機位置に横を向いた状態で待機するように複数の回転管151の回転方向における位置を前記回転角検出値に基づいて制御している。 【0084】 種籾直播制御装置170は、前記種籾直播開始信号S6を受けた時に前記回転信号、前記種籾吸引信号及び前記測定開始信号を生成する。種籾保持凹部1531が前記待機位置に横を向いた状態で配置されている状態で、種籾落下装置150の吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号を受けた時点から前記吸気信号を吸気装置159に与えて吸気させて、底部種籾収容容器144に収容されている複数の種籾190の各々を複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531の各々に一時的に保持させる。また、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、前記回転信号を受けた時点から前記モータ駆動信号を駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531を下方向(図7の矢印153Aで示す方向)へ回転させる。この場合に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541に前記回転角検出値に基づいて種籾保持凹部1531を90度だけ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の前記種籾落下位置に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す。 【0085】 また、この場合に、吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号を受けた時点から前記第1の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を一時的に保持させる。吸気制御装置1500は、前記第1の吸気時間の経過時点で前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。 【0086】 なお、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、前記回転信号を受けた時点から少しの時間が経過した時点で前記モータ駆動信号を生成して駆動モータ1541を動作させるように構成されてもよい。 【0087】 種籾加速装置160は、吸気制御装置1500が前記吸気信号を停止して種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる時点で種籾直播制御装置170から前記空気噴射信号を受けて空気を噴射して種籾保持凹部1531から解放され落下する複数の種籾190の落下速さを加速する。第1回種籾直播終了表示装置124は、種籾直播制御装置170からの前記第1回直播終了表示ON信号を受けた時に第1回の種籾の直播の終了を表示する。 【0088】 このようにして、種籾直播機100は、第1回の種籾の直播を行う。この後に、操作者が移動操作入力装置118の移動開始ボタン(図示せず)を押すと、移動制御装置119はエンジン114の駆動を開始させることにより運搬車110の移動を開始させて運搬車110が水田の上を移動する。 【0089】 種籾直播制御装置170は、前記種籾直播開始信号S6を受けた時に前記測定開始信号を移動距離測定制御装置133に与えて、移動距離測定器131に測定を開始させる。運搬車110が水田の上を移動して移動距離測定装置130の前記移動距離測定値が前記第1の所定値に達した時に、種籾落下装置150の吸気制御装置1500は、種籾直播制御装置170からの前記種籾吸引信号を受けて前記吸気信号を生成して吸気装置159に与えてこの吸気装置159に吸気させて底部種籾収容容器144に収容されている複数の種籾190の各々を複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531の各々に一時的に保持させる。 【0090】 また、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、移動距離測定装置130の前記移動距離測定値が前記第1の所定値に達した時に、種籾直播制御装置170からの前記回転信号を受けて前記モータ駆動信号を生成して駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の種籾保持凹部1531を下方向へ回転させる。この場合に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541に前記回転角検出値に基づいて種籾保持凹部1531を90度だけ下方向へ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の前記種籾落下位置に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す。また、種籾直播制御装置170は、移動距離測定装置130の前記移動距離測定値が前記第1の所定値に達した時に、実行表示ON信号を実行表示時間(例えば2〜4秒間)だけ生成して種籾直播実行表示装置125に与えて種籾の直播の実行を表示させる。 【0091】 また、この場合に、吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号を受けた時点から前記第1の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を一時的に保持させる。吸気制御装置1500は、前記第1の吸気時間の経過時点で前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。この時に、種籾加速装置160は、種籾直播制御装置170から前記空気噴射信号を受けて空気を噴射して種籾保持凹部1531から解放され落下する複数の種籾190の落下速さを加速する。 【0092】 種籾直播機100は、前述の動作を繰り返すことにより水田の所定面積の区域に種籾190を直接に播く。なお、種籾直播制御装置170は、第2回の種籾の直播における前記第1の距離到達信号を受けた時点で第1回直播表示終了OFF信号を生成して第1回種籾直播終了表示装置124に与える。第1回種籾直播終了表示装置124は、第1回直播表示終了OFF信号を受けた時に第1回の種籾直播の終了の表示をOFFとする。 【0093】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100による種籾の直播停止動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0094】 種籾直播操作入力装置120の種籾直播停止ボタン126が操作者によって押されると、種籾直播停止信号生成装置1204が前記種籾直播停止信号S17を生成して種籾直播制御装置170に与える(図4)。種籾直播制御装置170は、前記種籾直播停止信号を受けた時に前記測定停止信号を生成して移動距離測定制御装置133に与えて移動距離測定器131に測定を停止させる。 【0095】 なお、種籾直播制御装置170が前記種籾直播停止信号S17を受けた時に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541を動作させている途中である時には種籾保持凹部1531が前記待機位置に戻るまで駆動モータ1541の動作を続行させる。また、種籾直播制御装置170が前記種籾直播停止信号S17を受けた時に、吸気制御装置1500は、吸気装置159を動作させている途中である時には前記第1の吸気時間の残りの時間だけその動作を続行させる。また、この場合に、空気噴射制御装置164は、空気噴射装置163に前記空気噴射時間だけ空気噴射を継続させて種籾190の落下速さを加速する。 【0096】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100による種籾の直播再開動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0097】 種籾直播機100による種籾の直播の再開をする時に、操作者は運搬車110を操作することにより種籾直播機100を種籾の直播の再開位置に移動して停止させる。次に、操作者は種籾直播操作入力装置120の種籾直播可能表示装置122がONであることを確認した後に種籾直播開始ボタン123を押す。種籾直播機100は、種籾の直播を停止した時点から停止時間において種籾の直播の開始ができないため、種籾直播制御装置170は前記種籾直播停止信号S17を受けた時点から前記停止時間だけ種籾直播可能表示装置122をOFFとする。種籾直播制御装置170は、種籾直播可能表示装置122がOFFである前記停止時間において種籾直播開始ボタン123からの前記種籾直播開始信号S6の入力を無効とする。 【0098】 種籾直播可能表示装置122がONである時に種籾直播開始ボタン123が操作者によって押されると、種籾直播開始信号生成装置1203によって前記種籾直播開始信号S6が生成され種籾直播制御装置170に与えられて(図4)、種籾直播機100は、前述の種籾の直播開始動作と同じ動作を実行する。その後に、種籾直播機100は、運搬車110の移動に伴って前述の種籾の移動直播動作と同じ動作を実行する。 【0099】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100による種籾の直播終了動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0100】 操作者は、種籾直播機100を種籾の直播を終了させる時には、種籾直播操作入力装置120の種籾直播電源キー121をOFFとする。種籾直播電源キー121が操作者によってOFFとされると、種籾直播電源OFF信号生成装置1205によって前記種籾直播電源OFF信号S28が生成されて種籾直播制御装置170に与えられる(図4)。 【0101】 種籾直播制御装置170は、前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に前記測定終了信号を生成して移動距離測定制御装置133に与えて移動距離測定器131に測定を終了させる。なお、種籾直播制御装置170が前記種籾直播電源OFF信号を受けた時に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541を動作させている途中である時には種籾保持凹部1531が前記待機位置に戻るまで駆動モータ1541の動作を続行させる。また、種籾直播制御装置170が前記種籾直播電源OFF信号を受けた時に、吸気制御装置1500は、吸気装置159を動作させている途中である時には前記第1の吸気時間の残りの時間だけその動作を続行させる。また、この場合に、空気噴射制御装置164は、空気噴射装置163に前記空気噴射時間だけ空気噴射を継続させて種籾190の落下速さを加速させる。 【0102】 このような前記終了動作が終了した後に、種籾直播制御装置170は、種籾直播機100の運搬車110を除く種籾の直播に必要な前記複数の装置に対する種籾直播電源装置180からの電力の供給を終了させる。 【0103】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170の全体の制御動作について、図面を参照して詳細に説明する。 【0104】 図2に示すように、種籾直播制御装置170は、種籾直播操作入力装置120、移動距離測定制御装置130、モータ制御装置1542、吸気制御装置1500、空気噴射制御装置164及び種籾直播電源装置180に接続されている。 【0105】 図22は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170の構成を示すブロック図である。図23は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170における直播開始制御装置の構成を示すブロック図である。図24は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170における移動直播制御装置の構成を示すブロック図である。図25は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170における直播停止制御装置の構成を示すブロック図である。図26は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の種籾直播制御装置170における直播終了制御装置の構成を示すブロック図である。 【0106】 図22に示すように、種籾直播制御装置170は、直播開始制御装置171、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173、直播終了制御装置174、内部電源装置1701及び電力供給制御装置1702を具備している。 【0107】 直播開始制御装置171は、種籾の直播を開始又は再開する時に種籾直播機100を制御するものである。移動直播制御装置172は、種籾直播機100が移動している時に種籾直播機100を制御するものである。直播停止制御装置173は、種籾直播機100の種籾の直播を停止する時に種籾直播機100を制御するものである。直播終了制御装置174は、種籾直播機100の種籾の直播を終了する時に種籾直播機100を制御するものである。 【0108】 電力供給制御装置1702の入力端子は、内部電源装置1701の出力端子に接続されている。また、電力供給制御装置1702の他の入力端子は、種籾直播操作入力装置120、種籾直播電源装置180及び直播終了制御装置174の出力端子に接続されている。電力供給制御装置1702の出力端子は、直播開始制御装置171の電源端子に接続されている。種籾直播電源装置180の出力端子は、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173及び直播終了制御装置174の電源端子に接続されている。 【0109】 電力供給制御装置1702は、内部電源装置1701からの電力を起動時(種籾の直播の初期時)に直播開始制御装置171に与えている。種籾直播電源装置180は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に電力供給制御装置1702、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173及び直播終了制御装置174に電力を供給する。また、電力供給制御装置1702は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に直播開始制御装置171に種籾直播電源装置180からの電力のみを供給する。 【0110】 直播終了制御装置174は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に前記終了動作後に前記電力供給終了信号S30を生成して種籾直播電源装置180及び電力供給制御装置1702に与える。電力供給制御装置1702は、直播終了制御装置174からの前記電力供給終了信号S30を受けた時に直播開始制御装置171に種籾直播電源装置180からの電力の供給を停止し、かつ、直播開始制御装置171に内部電源装置1701からの電力を供給する。種籾直播電源装置180は、直播終了制御装置174からの前記電力供給終了信号S30を受けた時に電力供給制御装置1702、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173及び直播終了制御装置174への電力の供給を終了する。 【0111】 まず、直播開始制御装置171について、図面を参照して詳細に説明する。 【0112】 図23に示すように、直播開始制御装置171は、タイマーT1、電源フリップフロップFF1、アンドゲート回路A1、A2、A3、タイマーT2、遅延回路D1、フリップフロップFF2、種籾吸引信号生成回路1711、タイマーT3、回転信号生成回路1712、測定開始信号生成回路1713、空気噴射信号生成回路1714及びタイマーT4を具備している。 【0113】 タイマーT1の入力端子は、種籾直播操作入力装置120に接続されている。電源フリップフロップFF1の入力端子は、種籾直播操作入力装置120及びタイマーT1の出力端子に接続されている。アンドゲート回路A1の入力端子は、電源フリップフロップFF1の出力端子に接続されている。また、アンドゲート回路A1の他の入力端子は、タイマーT2の出力端子に反転回路を介して接続されている。また、アンドゲート回路A1の出力端子は、種籾直播可能表示装置122に接続されている。 【0114】 アンドゲート回路A2の入力端子は、電源フリップフロップFF1の出力端子に接続されている。また、アンドゲート回路A2の他の入力端子は、種籾直播操作入力装置120に接続されている。アンドゲート回路A3の入力端子は、アンドゲート回路A1の出力端子と、電源フリップフロップFF1の出力端子と、種籾直播操作入力装置120と、に接続されている。 【0115】 タイマーT2の入力端子は、アンドゲート回路A2の出力端子に接続されている。遅延回路D1は、アンドゲート回路A3の出力端子とフリップフロップFF2の入力端子との間に接続されている。フリップフロップFF2の他の入力端子は、移動直播制御装置172の第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721の出力端子に接続されている。 【0116】 種籾吸引信号生成回路1711、回転信号生成回路1712、測定開始信号生成回路1713及び空気噴射信号生成回路1714の入力端子は、アンドゲート回路A3の出力端子に接続されている。 【0117】 タイマーT3の入力端子は、種籾吸引信号生成回路1711の出力端子に接続されている。タイマーT3の出力端子は、吸気制御装置1500に接続されている。回転信号生成回路1712の出力端子は、モータ制御装置1542に接続されている。測定開始信号生成回路1713の出力端子は、移動距離測定制御装置133に接続されている。 【0118】 タイマーT4の入力端子は、空気噴射信号生成回路1714の出力端子に接続されている。タイマーT4の出力端子は、空気噴射制御装置164に接続されている。フリップフロップFF2の出力端子は、第1回直播終了表示装置124及び移動直播制御装置172に接続されている。 【0119】 電源フリップフロップFF1及びフリップフロップFF2は、起動時に0(OFF)に設定されている。 【0120】 電力供給制御装置1702は、内部電源装置1701からの電力を起動時に種籾開始制御装置171に与えている。また、電力供給制御装置1702は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に種籾開始制御装置171に種籾直播電源装置180からの電力のみを供給する。 【0121】 また、種籾直播電源装置180は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時に運搬車110以外の種籾の直播に必要である前記複数の装置(種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160、電力供給制御装置1702、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173、直播終了制御装置174及び種籾残量検出装置145)に電力を供給する。 【0122】 タイマーT1は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源ON信号S1を受けた時点から前記準備時間の経過後に信号S2を生成して電源フリップフロップFF1に与える。電源フリップフロップFF1は、タイマーT1からの前記信号S2を受けて1(ON)の状態となって、信号S5を生成してアンドゲート回路A1に与える。この時点で、タイマーT2は初期状態であって0(OFF)であるため前記直播可能表示OFF信号S3を生成していないから、アンドゲート回路A1は電源フリップフロップFF1からの前記信号S5を受けて直播可能表示ON信号S4を生成して種籾直播可能表示装置122に与える。 【0123】 また、電源フリップフロップFF1は、信号S5をアンドゲート回路A2、A3に与える。アンドゲート回路A3は、電源フリップフロップFF1からの前記信号S5、アンドゲート回路A1からの前記直播可能表示ON信号S4及び種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播開始信号S6を受けた時に、信号S7を生成して種籾吸引信号生成回路1711、回転信号生成回路1712、測定開始信号生成回路1713及び空気噴射信号生成回路1714に与える。 【0124】 種籾吸引信号生成回路1711、回転信号生成回路1712、測定開始信号生成回路1713及び空気噴射信号生成回路1714は、アンドゲート回路A3から前記信号S7を受けた時に、信号S8、回転信号S9、信号S10及び信号S11を生成する。種籾吸引信号生成回路1711、回転信号生成回路1712、測定開始信号生成回路1713及び空気噴射信号生成回路1714は、前記信号S8、前記回転信号S9、前記信号S10及び前記信号S11をタイマーT3、モータ制御装置1542、移動距離測定制御装置133及びタイマーT4に与える。 【0125】 タイマーT3は、前記信号S8を受けた時に前記第1の吸気時間だけ前記種籾吸引信号S12を吸気制御装置1500に与える。吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S12を受けた時に前記吸気信号生成して吸気装置159に吸気動作を実行させることにより、種籾保持凹部1531に1粒の種籾190を吸引して保持させる。なお、直播開始制御装置171は、種籾吸引信号生成回路1711が回転信号生成回路1712による前記回転信号S9の生成時点より少し前の時点で前記信号S8を生成してタイマーT3に与えるように構成されてもよい。 【0126】 また、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、前記回転信号S9を受けた時点から前記モータ駆動信号を駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531を下方向へ前記回転角検出値に基づいて90度だけ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の前記種籾落下位置に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す(図7〜図9)。 【0127】 この場合に、吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S12を受けた時点から前記第1の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を一時的に保持させる。吸気制御装置1500は、前記第1の吸気時間の経過時点で前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。これにより、複数の種籾保持凹部1531の各々は、1粒の種籾190を一時的に保持して回転された後に1粒の種籾190を解放して自重により落下させる(図7〜図9)。 【0128】 また、移動距離測定制御装置133は、前記測定開始信号S10を受けた時に移動距離測定器131に移動距離の測定を開始させる。また、この時に、空気噴射信号生成回路1714は、生成した前記信号S11をタイマーT4に与える。タイマーT4は、空気噴射信号生成回路1714からの前記信号S11を受けた時点から前記空気噴射時間だけ前記空気噴射信号S13を生成して空気噴射制御装置164に与える。空気噴射制御装置164は、前記空気噴射信号S13を受けている前記空気噴射時間だけ空気噴射装置163に空気を噴射させて落下する種籾190を加速する。 【0129】 また、アンドゲート回路A3は、電源フリップフロップFF1からの前記信号S5、アンドゲート回路A1からの前記直播可能表示ON信号S4及び種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播開始信号S6を受けた時に、前記信号S7を生成して遅延回路D1を介してフリップフロップFF2に与える。フリップフロップFF2は、アンドゲート回路A3からの前記信号S7を受けて1(ON)の状態となって、前記第1回直播終了表示ON信号S14を生成して第1回直播終了表示装置124及び移動直播制御装置172に与える。第1回直播終了表示装置124は、フリップフロップFF2からの前記第1回直播終了表示ON信号S14を受けている時間においてONとなる。 【0130】 この状態で、前記移動開始ボタンが操車者によって押されると、種籾直播機100は、移動を開始して種籾の直播を実行する。図24に示すように、移動直播制御装置172は、前記第1の距離到達信号S15を受けた時点で前記第1回直播終了表示OFF信号S16を生成してフリップフロップFF2に与えてこのフリップフロップFF2を0(OFF)とする(図23)。 【0131】 種籾直播機100は、移動中に180度だけ方向転換する時などに一時的に種籾の直播を停止する必要がある。この種籾の直播を停止する時に、操作者は種籾直播操作入力装置120の種籾直播停止ボタン126を押す。種籾直播停止ボタン126が操作者によって押された時に、種籾直播停止信号生成装置1204が前記種籾直播停止信号S17を生成して直播開始制御装置171のアンドゲート回路A2に与える。 【0132】 直播開始制御装置171のアンドゲート回路A2は、種籾の直播が可能である時に、すなわち、フリップフロップFF1が1(ON)である時に、前記種籾直播停止信号S17を受けた時において、信号S18を生成してタイマーT2に与える。タイマーT2は、前記信号S18を受けた時に前記停止時間だけ前記直播可能表示OFF信号S3を生成してアンドゲート回路A1に与える。アンドゲート回路A1は、前記直播可能表示OFF信号S3を受けている前記停止時間において前記直播可能表示ON信号S4を生成しない。したがって、種籾直播可能表示装置122は、前記停止時間において直播の可能の表示がOFFとなる。アンドゲート回路A3は、前記停止時間において前記種籾直播開始信号S6を受けても、アンドゲート回路A1からの前記直播可能表示ON信号S4を受けていないため前記信号S7を生成しないから、前記種籾直播開始信号S6の入力は無効となる。 【0133】 電源フリップフロップFF1は、種籾直播操作入力装置120からの前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に0(OFF)とされる。 【0134】 なお、直播開始制御装置171は、回転信号生成回路1712による前記回転信号S9の生成時点より少し前の時点で空気噴射信号生成回路1714が前記空気噴射信号S11を生成してタイマーT4に与えるように構成されてもよい。 【0135】 次に、移動直播制御装置172について、図面を参照して詳細に説明する。 【0136】 図24に示すように、移動直播制御装置172は、アンドゲート回路A4、第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721、種籾吸引信号生成回路1722、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724、空気噴射信号生成回路1725及びタイマーT5、T6、T7を具備している。 【0137】 アンドゲート回路A4の1つの入力端子は、フリップフロップFF2の出力端子に接続されている。アンドゲート回路A4の他の入力端子は、移動距離測定装置130に接続されている。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721の入力端子は、アンドゲート回路A4の出力端子に接続されている。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721の出力端子は、フリップフロップFF2に接続されている。 【0138】 種籾吸引信号生成回路1722、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724及び空気噴射信号生成回路1725の入力端子は、移動距離測定装置130に接続されている。タイマーT5の入力端子は、種籾吸引信号生成回路1722に接続されている。タイマーT5の出力端子は、吸気制御装置1500に接続されている。回転信号生成回路1723の出力端子は、モータ制御装置1542に接続されている。 【0139】 タイマーT6の入力端子は、実行表示ON信号生成回路1724に接続されている。タイマーT6の出力端子は、種籾直播実行表示装置125に接続されている。タイマーT7の入力端子は、空気噴射信号生成回路1725に接続されている。タイマーT7の出力端子は、空気噴射制御装置164に接続されている。 【0140】 アンドゲート回路A4は、直播開始制御装置171のフリップフロップFF2からの前記第1回直播終了表示ON信号S14を受けている時であって、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、信号S19を生成して第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721に与える。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721は、前記信号S19を受けた時に前記第1回直播終了表示OFF信号S16を生成して直播開始制御装置171のフリップフロップFF2に与えてこのフリップフロップFF2を0(OFF)とする(図23)。 【0141】 種籾吸引信号生成回路1722、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724及び空気噴射信号生成回路1725は、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、信号S20、前記回転信号S21、信号S22及び信号S23を生成する。種籾吸引信号生成回路1722、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724及び空気噴射信号生成回路1725は、前記信号S20、前記回転信号S21、前記信号S22及び前記信号S23をタイマーT5、モータ制御装置1542及びタイマーT6、T7に与える。 【0142】 タイマーT5は、前記信号S20を受けた時に前記第1の吸気時間だけ前記種籾吸引信号S24を生成して吸気制御装置1500に与える。吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S24を受けた時に前記吸気信号を生成して吸気装置159に吸気動作を実行させることにより、種籾保持凹部1531に1粒の種籾190を吸引して保持させる。 【0143】 また、種籾落下装置150の駆動装置154におけるモータ制御装置1542は、前記回転信号S21を受けた時点から前記モータ駆動信号を駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531を下方向へ前記回転角検出値に基づいて90度だけ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の前記種籾落下位置に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す(図7〜図9)。 【0144】 この場合に、吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S24を受けた時点から前記第1の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を一時的に保持させる。吸気制御装置1500は、前記第1の吸気時間の経過時点で前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。これにより、複数の種籾保持凹部1531の各々は、1粒の種籾190を一時的に保持して回転された後に1粒の種籾190を解放して自重により落下させる(図7〜図9)。 【0145】 また、実行表示ON信号生成回路1724は、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、前記信号S22を生成してタイマーT6に与える。タイマーT6は、前記信号S22を受けた時点から前記実行表示時間だけ前記実行表示ON信号S25を種籾直播実行表示装置125に与えて種籾の直播の実行を表示させる。 【0146】 また、この時に、空気噴射信号生成回路1725は、生成した前記信号S23をタイマーT7に与える。タイマーT7は、空気噴射信号生成回路1725からの前記信号S23を受けた時点から前記空気噴射時間だけ前記空気噴射信号S26を生成して空気噴射制御装置164に与える。空気噴射制御装置164は、前記空気噴射信号S26を受けている前記空気噴射時間だけ空気噴射装置163に空気を噴射させて落下する種籾190を加速する。 【0147】 次に、直播停止制御装置173について、図面を参照して詳細に説明する。 【0148】 図25に示すように、直播停止制御装置173は、測定停止信号生成回路1731を具備している。 【0149】 測定停止信号生成回路1731の入力端子は、種籾直播操作入力装置120に接続されている。測定停止信号生成回路1731の出力端子は、移動距離測定制御装置133に接続されている。 【0150】 測定停止信号生成回路1731は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播停止信号S17を受けた時に前記測定停止信号S27を生成して移動距離測定制御装置133に与える。移動距離測定制御装置133は、前記測定停止信号S27を受けた時に移動距離測定器131の測定を停止させる。 【0151】 なお、直播停止制御装置173が前記種籾直播停止信号S17を受けた時に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541を動作させている途中である時には種籾保持凹部1531が前記待機位置に戻るまで駆動モータ1541の動作を続行させる(図24)。また、直播停止制御装置173が前記種籾直播停止信号S17を受けた時に、吸気制御装置1500は、吸気装置159を動作させている途中である時には前記第1の吸気時間の残りの時間だけその動作を続行させる(図24)。また、この場合に、空気噴射制御装置164は、空気噴射装置163に前記空気噴射時間だけ空気噴射を継続させて種籾190の落下速さを加速させる(図24)。これらの駆動モータ1541、吸気装置159及び空気噴射装置163の動作は、前記停止時間内に完了される。 【0152】 また、図23に示すように、直播開始制御装置171のアンドゲート回路A2は、フリップフロップFF1が1(ON)である時に、前記種籾直播停止信号S17を受けた時において、信号S18を生成してタイマーT2に与える。タイマーT2は、前記信号S18を受けた時に前記停止時間だけ前記直播可能表示OFF信号S3を生成してアンドゲート回路A1に与える。アンドゲート回路A1は、前記直播可能表示OFF信号S3を受けている前記停止時間において前記直播可能表示ON信号S4を生成しない。したがって、種籾直播可能表示装置122は、前記停止時間において直播の可能の表示がOFFとなる。 【0153】 タイマーT2は前記停止時間の経過後には前記直播可能表示OFF信号S3を生成しないため、アンドゲート回路A1は、直播可能表示ON信号S4を生成して種籾直播可能表示装置122に与えて種籾直播可能表示装置122をONとする。 【0154】 次に、直播終了制御装置174について、図面を参照して詳細に説明する。 【0155】 図26に示すように、直播終了制御装置174は、測定終了信号生成回路1741及びタイマーT8を具備している。 【0156】 測定終了信号生成回路1741及びタイマーT8の入力端子は、種籾直播操作入力装置120に接続されている。測定終了信号生成回路1741の出力端子は、移動距離測定制御装置133に接続されている。タイマーT8の出力端子は、種籾直播電源装置180、電力供給制御装置1702及び種籾直播操作入力装置120の電力供給制御装置1206(図4)に接続されている。 【0157】 測定終了信号生成回路1741は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に、前記測定終了信号S29を生成して移動距離測定制御装置133に与える。移動距離測定制御装置133は、前記測定終了信号S29を受けた時に移動距離測定器131に測定を終了させる。 【0158】 なお、直播終了制御装置174が前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541を動作させている途中である時には種籾保持凹部1531が前記待機位置に戻るまで駆動モータ1541の動作を続行させる(図24)。また、直播終了制御装置174が前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に、吸気制御装置1500は、吸気装置159を動作させている途中である時には前記第1の吸気時間の残りの時間だけその動作を続行させる(図24)。また、この場合に、空気噴射制御装置164は、空気噴射装置163に前記空気噴射時間だけ空気噴射を継続させて種籾190の落下速さを加速させる(図24)。 【0159】 タイマーT8は、種籾直播操作入力装置120から前記種籾直播電源OFF信号S28を受けた時に、前記終了動作を実行する終了動作時間が経過した時点で電力供給終了信号S30を生成して種籾直播電源装置180、電力供給制御装置1206(図4)及び電力供給制御装置1702に与える。前記終了動作時間において、運搬車110以外の種籾の直播に必要な前記複数の装置の動作は終了する。 【0160】 種籾直播電源装置180は、前記電力供給終了信号S30を受けた時に運搬車110以外の種籾の直播に必要な前記複数の装置(種籾直播操作入力装置120、移動距離測定装置130、種籾落下装置150、種籾加速装置160、電力供給制御装置1702、移動直播制御装置172、直播停止制御装置173、直播終了制御装置174及び種籾残量検出装置145)への電力の供給を終了する。 【0161】 また、電力供給制御装置1206は、前記電力供給終了信号S30を受けた時に内部電源装置1201のみの電力を種籾直播電源ON信号生成装置1202に供給する(図4)。また、電力供給制御装置1702は、前記電力供給終了信号S30を受けた時に内部電源装置1701のみの電力を直播開始制御装置171に供給する。 【0162】 なお、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100は、図24に示す移動直播制御装置172の代わりに図27に示す移動直播制御装置175を具備するように構成されてもよい。図27は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の移動直播制御装置の他の実施例を示すブロック図である。 【0163】 次に、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の移動直播制御装置の他の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100の移動直播制御装置の他の実施例においては、図24に示す移動直播制御装置172と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。 【0164】 図27に示すように、移動直播制御装置175は、アンドゲート回路A4、第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721、種籾吸引信号生成回路17220、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724、空気噴射信号生成回路17250及びタイマーT9、T6、T7を具備している。 【0165】 アンドゲート回路A4の1つの入力端子は、フリップフロップFF2の出力端子に接続されている。アンドゲート回路A4の他の入力端子は、移動距離測定装置130に接続されている。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721の入力端子は、アンドゲート回路A4の出力端子に接続されている。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721の出力端子は、フリップフロップFF2の入力端子に接続されている。 【0166】 種籾吸引信号生成回路17220、回転信号生成回路1723、実行表示ON信号生成回路1724及び空気噴射信号生成回路17250の入力端子は、移動距離測定装置130に接続されている。タイマーT9の入力端子は、種籾吸引信号生成回路17220に接続されている。タイマーT9の出力端子は、吸気制御装置1500に接続されている。回転信号生成回路1723の出力端子は、モータ制御装置1542に接続されている。 【0167】 タイマーT6の入力端子は、実行表示ON信号生成回路1724に接続されている。タイマーT6の出力端子は、種籾直播実行表示装置125に接続されている。タイマーT7の入力端子は、空気噴射信号生成回路17250に接続されている。タイマーT7の出力端子は、空気噴射制御装置164に接続されている。 【0168】 種籾吸引信号生成回路17220及び空気噴射信号生成回路17250は、移動距離測定装置130から前記第2の距離到達信号S31を受けた時点に(前記第1の距離到達信号S15の生成時点より少し前の時点に)、前記種籾吸引信号S32及び前記空気噴射信号S33を生成する。種籾吸引信号生成回路17220及び空気噴射信号生成回路17250は、前記種籾吸引信号S32及び前記空気噴射信号S33をタイマーT9、T7に与える。 【0169】 タイマーT9は、前記種籾吸引信号S32を受けた時に第2の吸気時間だけ前記種籾吸引信号S34を吸気制御装置1500に与える。吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S34を受けた時に前記第2の吸気時間だけ前記吸気信号を生成して吸気装置159に吸気動作を実行させることにより、種籾保持凹部1531に1粒の種籾190を吸引して保持させる。 【0170】 タイマーT7は、空気噴射信号生成回路17250からの前記空気噴射信号S33を受けた時点から前記空気噴射時間だけ前記空気噴射信号S35を生成して空気噴射制御装置164に与える。空気噴射制御装置164は、前記空気噴射信号S35を受けている前記空気噴射時間だけ空気噴射装置163に空気を噴射させて落下する種籾190を加速する。 【0171】 次に、アンドゲート回路A4は、直播開始制御装置171のフリップフロップFF2からの前記第1回直播終了表示ON信号S14を受けている時であって、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、前記信号S19を生成して第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721に与える。第1回直播終了表示OFF信号生成回路1721は、前記信号19を受けた時に第1回直播終了表示OFF信号S16を生成して直播開始制御装置171のフリップフロップFF2に与えてこのフリップフロップFF2を0(OFF)とする(図23)。 【0172】 回転信号生成回路1723は、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、前記回転信号S21を生成してモータ制御装置1542に与える。モータ制御装置1542は、前記回転信号S21を受けた時点から前記モータ駆動信号を駆動モータ1541に与えてこの駆動モータ1541を動作させて複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531を下方向へ回転させる。この場合に、モータ制御装置1542は、駆動モータ1541に前記回転角検出値に基づいて種籾保持凹部1531を90度だけ回転させて種籾保持凹部1531が最下位の前記種籾落下位置に下を向いた状態で種籾保持凹部1531を停止させてから駆動モータ1541を逆回転させて種籾保持凹部1531を前記待機位置に戻す(図7〜図9)。 【0173】 また、この場合に、吸気制御装置1500は、前記種籾吸引信号S34を受けた時点(前記第2の距離到達信号S31の生成時点)から前記第2の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて複数の種籾保持凹部1531の各々に複数の種籾190の各々を一時的に保持させる。また、吸気制御装置1500は、前記第2の吸気時間の経過時点で前記吸気信号の生成を停止して吸気装置159に吸気を停止させることにより複数の回転円筒153の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。これにより、複数の種籾保持凹部1531の各々は、1粒の種籾190を一時的に保持して回転された後に1粒の種籾190を解放して自重により落下させる(図7〜図9)。 【0174】 また、実行表示ON信号生成回路1724は、移動距離測定装置130から前記第1の距離到達信号S15を受けた時に、前記実行表示ON信号S22を生成してタイマーT6に与える。タイマーT6は、前記実行表示ON信号S22を受けた時点から前記実行表示時間だけ前記実行表示ON信号S25を種籾直播実行表示装置125に与えて種籾の直播の実行を表示させる。 【0175】 なお、本発明の実施の形態1において、吸気制御装置1500は、種籾直播制御装置170から前記種籾吸引信号を受けた時に、第3の吸気時間だけ前記吸気信号を吸気装置159に与えて吸気させるように構成されてもよい。前記第3の吸気時間は、前記種籾吸引信号を受けた時点から種籾保持凹部1531が種籾案内板1440の下端を通過する時点より前の時点までの時間である。 【0176】 また、本発明の実施の形態1において、空気噴射制御装置164は、種籾直播制御装置170が前記直播可能ON信号S4を生成している時間において、空気噴射装置163に常に空気を噴射させてもよい。 【0177】 本発明の実施の形態1における第1の実施例は、種籾直播機100が、縦が30cmであって横が60cmである面積(以後「基準面積」という)の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の種籾190を水田に播き、水田における複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190を播き、かつ、前記複数の種籾直播個所が所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く実施例である。 【0178】 本発明の実施の形態1における第1の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が前記所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0179】 ここで、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の種籾190が水田に播かれることについて、詳細に説明する。 【0180】 従来の水田における田植の場合に、水田の1個所に植える稲の苗の本数が7本又は8本である場合の水田の一定面積における籾の収穫量は、水田の1個所に植える前記稲の苗の本数が4本又は5本である場合の水田の前記一定面積における籾の収穫量よりほぼ5%〜15%だけ減少する。このことは、文献「安心イネつくり(社団法人農山漁村文化協会発行)、17頁から18頁、山口正篤(著者)、1998年5月31日発行」に記載されている。 【0181】 このように、従来の水田における田植の場合に一定面積当たりの水田の1個所に植える前記稲の苗の本数が増えたにも拘わらず籾の収穫量が減少する主な理由は、次の通りである。水田の1個所に植える前記稲の苗の本数が7本又は8本である場合には、水田の1個所に植える前記稲の苗の本数が4本又は5本である場合と比較して、前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が大きいから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が少なくなる。 【0182】 したがって、従来の水田における田植の場合には、籾の収穫量を多くするために必要である水田の1個所に植える前記稲の苗の本数の最適範囲内の本数は、ほぼ4本から6本までの範囲内の本数である。また、従来の水田における田植の場合には、前記複数の稲の苗の束が植えられる複数の田植個所の離隔間隔は、条間がほぼ30cmであって株間がほぼ20cmである。この場合に、籾の収穫量を多くするために必要である従来の田植における前記稲の苗の最適範囲内の本数は、前記基準面積の水田の区域ごとにほぼ12本から18本までの範囲内の本数である。 【0183】 また、同様に、前記従来の種籾直播機による種籾の直播においても、籾の収穫量を多くするために必要である前記稲の苗の最適範囲内の本数は、前記基準面積の水田の区域ごとにほぼ12本から18本までの範囲内の本数である。この場合に、前記従来の種籾直播機は、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に平均してほぼ4本から6本までの前記稲の苗が生育するように、水田における前記複数の種籾直播個所の各々にほぼ6粒から8粒までの種籾を播く必要がある。 【0184】 これらのことを前提とすると、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じとなり、かつ、水田の1個所に1本の前記稲の苗が生育し前記複数の稲の苗の離隔間隔が所定範囲内の値となる条件(収穫量増大可能条件)を満たすことにより、籾の収穫量を増大させることが可能となる。これは、水田における一定面積当たりの前記稲の苗の本数が最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じとなり、かつ、前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が小さいため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が多いからである。 【0185】 前記収穫量増大可能条件を満たすように田植を実施する場合には、水田の1個所に1本の前記稲の苗を植える必要があり、かつ、前記稲の苗を植える前記複数の田植個所の離隔間隔が従来の田植の場合より小さいため、従来の田植よりほぼ4倍から6倍までの田植動作が必要となるから、田植作業が繁多となり、かつ、困難であるという欠点がある。また、この場合には、水田における前記複数の田植個所の各々に1本の前記稲の苗を植える時に前記稲の苗の毛細根が水田の土との摩擦によって損傷を受けるため、前記稲の各々の根が吸収する養分の量が少なくなるから、籾の収穫量が減少するという欠点がある。 【0186】 そこで、これらの欠点を解消するために、本発明の実施の形態1においては、種籾直播機100は、前記収穫量増大可能条件を満たすように複数の種籾190を水田に直接に播くものである。 【0187】 水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じであるようにするには、水田に複数の種籾190を播いた時における複数の種籾190の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内(最適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播く必要がある。 【0188】 ここで、苗立ち率とは、水田に複数の種籾190を播いた場合に水田に播かれた種籾190の数に対する発芽して苗になる複数の種籾190の数(苗の数)の比率である。苗立ち率は、種籾190が水田の土に埋設された深さ、種籾190の品質の良否及び気温などによって変化する。また、苗立ち率は、種籾190を、例えば、カルパー(登録商標)で被覆することにより増大される。これらのことを前提とすると、苗立ち率は、ほぼ40%から80%までの範囲内の値となる。 【0189】 そこで、本発明の実施の形態1に係る前記第1の実施例は、前述したように、種籾直播機100が複数の種籾190を水田に播くものである。 【0190】 このため、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例においては、複数の種籾190が発芽して複数の稲の苗になった時に前記基準面積当たりの前記複数の稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じとなる。また、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例においては、水田の1つの前記種籾直播個所に1本の前記稲の苗が生育し、かつ、前記複数の稲の苗の離隔間隔が前記所定範囲内の値となるため、前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を小さくするから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量を多くすることができる。したがって、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例においては、一定面積当たりの籾の収穫量を増大することができる。 【0191】 また、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例においては、前記種籾落下ユニットの複数の種籾保持凹部1531が前記待機位置で横を向いた状態で底部種籾収容容器144に収容されている複数の種籾190を所定範囲内の離隔間隔をおいて一時的に保持した状態で複数の種籾保持凹部1531が下方向へ回転して前記種籾落下位置に下を向いた状態で停止し、この状態で吸気制御装置1500が吸気装置159に吸気を停止させて複数の種籾保持凹部1531から複数の種籾190を解放して自重により落下させる。このため、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例においては、前述のように、種籾直播機100が複数の種籾190を水田に播くことができる。 【0192】 ところで、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾を播く場合に、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じであるようにするには、水田に前記複数の種籾を播いた時における前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、水田に前記複数の種籾を縦方向列及び横方向列に等しい離隔間隔で播く場合に前記複数の種籾直播個所の離隔間隔がほぼ7.5cmから8.7cmまでの範囲内の値であるように前記複数の種籾を水田に播く必要がある。したがって、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾を播く場合には、水田に前記複数の種籾を播いた時において前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合における前記複数の種籾直播個所の離隔間隔の最適範囲は、7.5cmから8.7cmまでの範囲である。 【0193】 このことを前提とすると、本発明の実施の形態1における好適な実施例としての第2の実施例は、種籾直播機100が、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが6cmから15cmまでの範囲内(好適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0194】 本発明の実施の形態1における前記第2の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が6cmから15cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0195】 次に、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例について、詳細に説明する。 【0196】 前記収穫量増大可能条件を前提とすると、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じであるようにし、かつ、水田の1個所に1本の前記稲の苗が生育し前記複数の稲の苗の離隔間隔が好適範囲内の値となるようにすることにより、籾の収穫量をより増大させることが可能となる。 【0197】 水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の前記種籾を播く場合に、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが6cmより短い離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾が水田に播かれた場合に、前記複数の種籾が発芽して複数の稲になった時に、前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が大きいから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が少なくなる。 【0198】 一方、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の前記種籾を播く場合に、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが15cmより長い離隔間隔だけ離隔されるように前記複数の種籾が水田に播かれた場合には、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが6cmより小さい離隔間隔だけ離隔されるように水田に播かれる前記種籾がなければ、水田における前記基準面積当たりの種籾の粒数は前記最適範囲内の粒数とすることができない。したがって、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例においては、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔は、好適範囲内の値となる。 【0199】 そこで、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例は、前述のように、種籾直播機100が複数の種籾190を水田に播く前記他の実施例である。 【0200】 これにより、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの種籾190の粒数は前記最適範囲内の前記種籾の粒数となる。また、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例は、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが6cmから15cmまでの範囲内(好適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く。 【0201】 このため、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例においては、前記好適範囲内の離隔間隔だけ離隔される前記前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれるため、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例と比較して、複数の種籾190が水田に播かれて複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合をより小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量をより多くすることができる。したがって、本発明の実施の形態1における前記第2の実施例においては、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例と比較して一定面積当たりの籾の収穫量をより増大することができる。 【0202】 ところで、前述のように、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾を播く場合には、水田に複数の種籾を播いた時における前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合における前記複数の種籾直播個所の離隔間隔の最適範囲は、7.5cmから8.7cmまでの範囲である。また、水田に前記複数の種籾を播いた時における前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、前記基準面積の水田の区域ごとの前記種籾の粒数の最適範囲は、24粒から32粒までの範囲である。 【0203】 これらのことを前提とすると、本発明の実施の形態1における他の好適な実施例としての第3の実施例は、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から36粒までの範囲内(好適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが7cmから9cmまでの範囲内(好適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0204】 本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が7cmから9cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0205】 本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、水田に複数の種籾190を播いた時における複数の種籾190の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの好適範囲内の前記稲の苗の本数となる。また、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔が6cmより大きい。したがって、本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔は、好適範囲内の値となる。 【0206】 このため、本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの好適範囲内の前記稲の苗の本数となる。また、本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、前記好適範囲内の離隔間隔だけ離隔される前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれるため、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例と比較して、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合をより小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量をより多くすることができる。したがって、本発明の実施の形態1における前記第3の実施例においては、本発明の実施の形態1における前記第1の実施例と比較して一定面積当たりの籾の収穫量をより増大することができる。 【0207】 また、前述のことから、本発明の実施の形態1における最適な実施例としての第4の実施例は、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内(最適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが7.5cmから8.7cmまでの範囲内(最適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0208】 本発明の実施の形態1における前記第4の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が7.5cmから8.7cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0209】 本発明の実施の形態1における前記第4の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの種籾190の粒数が前記最適範囲内の粒数となる。また、本発明の実施の形態1における前記第4の実施例においては、本発明の実施の形態1において、複数の種籾190が水田に播かれて複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を最も小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量を最も多くすることができる。したがって、本発明の実施の形態1における前記第4の実施例においては、本発明の実施の形態1において一定面積当たりの籾の収穫量を最も増大することができる。 【0210】 (実施の形態2) 次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。 【0211】 図28は、本発明の実施の形態2に係る種籾直播機200の要部を拡大して示す一部切り欠き斜視図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてその説明が省略される。 【0212】 図28に示すように、本発明の実施の形態2に係る種籾直播機200は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100において、前記種籾落下ユニットの複数の回転円筒153の代わりに、複数の回転円筒201を有する。図28においては、1つの回転円筒201のみが示されている。複数の回転円筒201は、複数の回転管151の各々における外周面に所定の離隔間隔をおいて固定されている。本発明の実施の形態2に係る種籾直播機200は、複数の回転円筒201の各々が2粒の種籾190を同時に保持して回転されて2粒の種籾190を同時に解放して落下させる点を除けば、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100と同じである。 【0213】 複数の回転円筒201の各々は、外周面に2つの種籾保持凹部1531を有している。2つの種籾保持凹部1531は、回転円筒201にその幅方向へ並ぶように形成されている。すなわち、複数の回転円筒201の各々は、2つの種籾保持凹部1531が幅方向へ並ぶように2つの回転円筒153を連結してなるものである。複数の回転円筒201の各々は、2つの種籾吸引口1533を規定している2つの種籾吸引内周面1532を有している(図14)。また、回転管151は、複数の吸気内周面1513を有している。複数の吸気内周面1513の各々は、回転円筒201の複数の種籾吸引口1533及び回転管151の吸気孔1512と連通する吸気口1514を規定している(図14)。 【0214】 種籾保持凹部1531の各々は、1粒の種籾190の長さより少し大きい直径の円周面を有している。種籾保持凹部1531の各々は、吸気装置159と協同して1粒の種籾190を保持するためのものである。 【0215】 複数の回転円筒201の各々の一側部は、底部種籾収容容器144の側板1441における複数の種籾出口1446の各々を介して底部種籾収容容器144の底部種籾収容空間1444に挿入されている(図7)。複数の回転円筒201の各々と複数の種籾出口内周面1445の各々との間隔は、底部種籾収容容器144に収容されている種籾190が外に出ないように設定されている(図7)。 【0216】 これにより、複数の回転円筒201の各々においては、2つの種籾保持凹部1531の各々は、吸気装置159と協同して、前記待機位置で横を向いた状態で1粒の種籾190を保持して回転され前記種籾落下位置で下を向いた状態で停止し、かつ、吸気制御装置1500は吸気装置159の吸気を停止させることにより2つの種籾保持凹部1531から種籾190を解放して自重により落下させる(図7〜図9)。 【0217】 このため、複数の回転円筒201の各々においては、2つの種籾保持凹部1531は、吸気装置159と協同して、前記待機位置で横を向いた状態で2粒の種籾190を同時に保持して回転され前記種籾落下位置で下を向いた状態で停止し、かつ、2粒の種籾190を同時に解放して自重により落下させる。 【0218】 この場合に、複数の種籾案内管161の各々の案内内周面1611は、複数の回転円筒201の各々からの2粒の種籾190を同時に受け入れて下方に案内して落下させるように案内貫通孔1612を規定している。 【0219】 本発明の実施の形態2における第1の実施例は、種籾直播機200が、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190を播き、かつ、前記複数の種籾直播個所が所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。ここで、前記複数の種籾直播個所の各々は、2粒の種籾190が少しの離隔間隔(例えば、3cm)だけ離隔された区域を含むものである。 【0220】 本発明の実施の形態2における前記第1の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が前記所定範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0221】 したがって、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例に係る種籾直播機200は、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190を播き、かつ、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を小さくするように前記複数の種籾直播個所を前記所定範囲内の離隔間隔だけ離隔して複数の種籾190を水田に播くことができる。 【0222】 このため、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例おいては、水田の1つの前記種籾直播個所に1本又は2本の稲の苗が生育するため、前記従来の種籾直播機による種籾の直播において水田の1個所に平均してほぼ4本から6本の前記稲の苗が生育する場合と比較して、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量を多くすることができる。 【0223】 ところで、本発明の実施の形態1においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれるため、複数の種籾190の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合に複数の種籾190を播く前記複数の種籾直播個所のうちのほぼ60%から20%までの前記複数の種籾直播個所における複数の種籾190が稲の苗にならない。 【0224】 これに対し、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれる本発明の実施の形態1と比較して、種籾190が稲の苗にならない前記複数の種籾直播個所の比率(欠株率)を低減することができる。 【0225】 このため、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例においては、前記従来の種籾直播機による種籾の直播において水田の1個所に平均してほぼ4本から6本までの前記稲の苗が生育する場合と比較して、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量を多くすることができる。また、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例においては、本発明の実施の形態1と比較して欠株率を低減することができる。したがって、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例においては、一定面積当たりの籾の収穫量を増大することができる。 【0226】 ところで、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾を播く場合に、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じであるようにするには、水田に前記複数の種籾を播いた時における前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、前記複数の種籾直播個所が縦方向列及び横方向列に等しい離隔間隔であるように前記複数の種籾を播く場合に前記複数の種籾直播個所の離隔間隔がほぼ10.6cmから12.2cmまでの範囲内の値であるように前記複数の種籾を水田に播く必要がある。 【0227】 したがって、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾を播く場合には、水田に前記複数の種籾を播いた時において前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔の最適範囲は、10.6cmから12.2cmまでの範囲である。 【0228】 このことを前提とすると、本発明の実施の形態2における好適な実施例としての第2の実施例は、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内(最適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが9cmから20cmまでの範囲内(好適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0229】 本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が9cmから20cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0230】 水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾を播く場合において、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが9cmより短い離隔間隔をおいて水田に前記複数の種籾を播く場合に、前記複数の種籾が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合が大きいから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量が少なくなる。 【0231】 一方、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾を播く場合において、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが20cmより長い離隔間隔をおいて水田に前記複数の種籾を播く場合には、一の種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが9cmより短い離隔間隔をおいて播かれる前記種籾がなければ、水田における前記基準面積当たりの前記種籾の粒数を前記最適範囲内の粒数とすることができない。したがって、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔は、好適範囲内の値となる。 【0232】 また、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれる本発明の実施の形態1と比較して、種籾190が稲の苗にならない複数の前記種籾直播個所の比率(欠株率)を低減することができる。 【0233】 このため、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じとなる。また、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、前記好適範囲内の離隔間隔だけ離隔される前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例と比較して、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合をより小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量をより多くすることができる。また、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、本発明の実施の形態1と比較して欠株率を低減することができる。したがって、本発明の実施の形態2における前記第2の実施例においては、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例と比較して一定面積当たりの籾の収穫量をより増大することができる。 【0234】 ところで、前述のように、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾を播く場合には、水田に前記複数の種籾を播いた時において前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔の最適範囲は、10.6cmから12.2cmまでの範囲である。また、水田に前記複数の種籾を播いた時における前記複数の種籾の苗立ち率がほぼ40%から80%までの範囲内の値である場合において、前記基準面積の水田の区域ごとの前記種籾の粒数の最適範囲は、24粒から32粒までの範囲である。 【0235】 これらのことを前提とすると、本発明の実施の形態2における他の好適な実施例としての第3の実施例は、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から36粒までの範囲内(好適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の前記種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが10cmから13cmまでの範囲内(好適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0236】 本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が10cmから13cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0237】 本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの好適範囲内の前記稲の苗の本数となる。また、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔が9cmより大きい。したがって、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔は、好適範囲内の値となる。 【0238】 また、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれる本発明の実施の形態1と比較して、種籾190が稲の苗にならない前記複数の種籾直播個所の比率(欠株率)を低減することができる。 【0239】 このため、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの好適範囲内の前記稲の苗の本数となる。また、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、複数の種籾190が前記好適範囲内の離隔間隔だけ離隔される前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例と比較して、複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合をより小さくするため前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量をより多くすることができる。また、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、本発明の実施の形態1と比較して欠株率を低減することができる。したがって、本発明の実施の形態2における前記第3の実施例においては、本発明の実施の形態2における前記第1の実施例と比較して一定面積当たりの籾の収穫量をより増大することができる。 【0240】 前述のことから、本発明の実施の形態2における最適な実施例としての第4の実施例は、前記基準面積の水田の区域ごとに24粒から32粒までの範囲内(最適範囲内)の粒数の種籾190を水田に播き、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190を播き、かつ、一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所とが10.6cmから12.2cmまでの範囲内(最適範囲内)の離隔間隔だけ離隔されるように複数の種籾190を水田に播く他の実施例である。 【0241】 本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、複数の種籾案内管161は、これらの下端部の水平方向における中心点が10.6cmから12.2cmまでの範囲内の離隔間隔だけ離隔されるように配置されている。 【0242】 本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に1粒の種籾190が播かれる本発明の実施の形態1と比較して、種籾190が稲の苗にならない前記複数の種籾直播個所の比率(欠株率)を低減することができる。 【0243】 このため、本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、水田における前記基準面積当たりの前記稲の苗の本数が従来の田植における前記基準面積当たりの前記最適範囲内の前記稲の苗の本数とほぼ同じとなる。また、本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、本発明の実施の形態2において一の前記種籾直播個所と当該一の種籾直播個所に対して最も近くに位置する他の前記種籾直播個所との離隔間隔が最適範囲内の値となるため、本発明の実施の形態2において複数の種籾190が発芽して複数の稲になった時に前記複数の稲の根が相互に絡み合う度合を最も小さくするから前記複数の稲の各々の根が吸収する養分の量を最も多くすることができる。また、本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、本発明の実施の形態1と比較して欠株率を低減することができる。したがって、本発明の実施の形態2における前記第4の実施例においては、本発明の実施の形態2において一定面積当たりの籾の収穫量を最も増大することができる。 【0244】 また、本発明の実施の形態2においては、水田における前記複数の種籾直播個所の各々に2粒の種籾190が播かれるため、本発明の実施の形態1と比較して前記稲が形成する1株の穂数を増大させることができるから、穂数が10本以上である複数の株の割合が大きくなるので、前記稲の耐倒伏性(倒れ伏しにくい度合)が高い(前記非特許文献1参照)。 【0245】 (実施の形態3) 次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。 【0246】 図29は、本発明の実施の形態3に係る種籾直播機の要部を拡大して示す一部切り欠き斜視図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてその説明が省略される。 【0247】 図29に示すように、本発明の実施の形態3に係る種籾直播機300は、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100において、前記種籾落下ユニットの複数の回転円筒153の代わりに、複数の回転円筒301を有する。図29においては、1つの回転円筒301のみが示されている。複数の回転円筒301は、複数の回転管151の各々における外周面に所定の離隔間隔をおいて固定されている。本発明の実施の形態3に係る種籾直播機300は、複数の回転円筒301の各々が3粒の種籾190を同時に保持して回転されて3粒の種籾190を同時に解放して落下させる点を除けば、本発明の実施の形態1に係る種籾直播機100と同じである。 【0248】 複数の回転円筒301の各々は、外周面に | |