| 【発明の名称】 |
乗用型農作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐伯 正文 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】新山 裕之 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岡田 卓也 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】福井 享 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】中西 康仁 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】根田 満夫 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】長谷川 実 【住所又は居所】新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社新潟井関製作所内
【氏名】熊倉 成 【住所又は居所】新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社新潟井関製作所内
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| 【要約】 |
【課題】機体を降りた状態で走行停止操作を行える停止レバーを乗用型農作業機に設ける場合に、停止レバーの好適な設置位置や、停止レバーと関わる他の部材の有効な構成を提供することを課題とする。
【解決手段】座席51前方のボンネット部50aの上側に操向ハンドル52を設け、該操向ハンドル52の右側に作業装置の昇降、作業装置の駆動入り切り、及び左右線引きマーカの非作用状態から作用状態への切り替えを行うレバー55を設けると共に、操向ハンドル52の左側に機体を降りた状態で走行停止操作を行える停止レバー54を設けた乗用型農作業機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座席(51)前方のボンネット部(50a)の上側に操向ハンドル(52)を設け、該操向ハンドル(52)の右側に作業装置の昇降、作業装置の駆動入り切り、及び左右線引きマーカの非作用状態から作用状態への切り替えを行うレバー(55)を設けると共に、操向ハンドル(52)の左側に機体を降りた状態で走行停止操作を行える停止レバー(54)を設けたことを特徴とする乗用型農作業機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、乗用型田植機等の乗用型農作業機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、機体を降りた状態のままで走行を停止させることができる乗用型田植機がある。 【特許文献1】特開2000−135007号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 そこで、機体を降りた状態で走行停止操作を行える停止レバーを乗用型農作業機に設ける場合に、停止レバーの好適な設置位置や、停止レバーと関わる他の部材の有効な構成を提供することを本発明の課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 請求項1記載の発明は、座席51前方のボンネット部50aの上側に操向ハンドル52を設け、該操向ハンドル52の右側に作業装置の昇降、作業装置の駆動入り切り、及び左右線引きマーカの非作用状態から作用状態への切り替えを行うレバー55を設けると共に、操向ハンドル52の左側に機体を降りた状態で走行停止操作を行える停止レバー54を設けた乗用型農作業機としたものである。 【0005】 従って、機体に搭乗した状態で座席51に座っている操縦者は、操向ハンドル52の右側にあるレバー55にて作業装置の昇降、作業装置の駆動入り切り、及び左右線引きマーカの非作用状態から作用状態への切り替えを行うことができる。また、操向ハンドル52の左側にある停止レバー54を機体から降りた状態で機体の前端から容易に操作することができて安全である。 【発明の効果】 【0006】 本発明にかかる乗用型農作業機は、機体に搭乗した状態で座席51に座っている操縦者が、操向ハンドル52の右側にあるレバー55にて作業装置の昇降、作業装置の駆動入り切り、及び左右線引きマーカの非作用状態から作用状態への切り替えを行うことができる。また、操向ハンドル52の左側にある停止レバー54を機体から降りた状態で機体の前端から容易に操作することができて安全である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 図1乃至図12は本発明を施した乗用型農作業機の一例である乗用型田植機を表している。この乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して作業装置としての苗植付部4が昇降可能に装着されている。また、走行車体2の前部左右両端部には、左右各2段づつ予備苗枠5,…が設けられている。 【0008】 走行車体2は四輪駆動車両であって、駆動輪である各左右一対の前輪7,7及び後輪8,8を備えている。機体の前部にミッションケース10が配設されており、該ミッションケースの左右側面部から前輪アクスルケース11,11が側方に延び、その先端部に変向可能に設けた前輪ファイナルケース12,12に前輪7,7が回転自在に支承されている。また、ミッションケース10の背面部にメインフレーム13の前端部が固着され、そのメインフレーム13の後端部から左右側方に延びるリヤフレーム14の先端部に固定して設けた後輪ファイナルケース15,15に後輪8,8が回転自在に支承されている。 【0009】 メインフレーム13の前部から上向きにコ字形フレーム17が設けられ、その上端部に左右方向の前左右フレーム18の左右中央部が連結されている。この前左右フレーム18から前方に向けて前部前後フレーム19,19と側部フレーム20,20がそれぞれ設けられ、これら各フレーム19,19,20,20の前端部にバンパフレーム21が連結されている。バンパフレーム21の左右端部には、後記苗枠支持フレーム110,110を固定支持するための支持パイプ22,22が取り付けられている。前部前後フレーム19,19は、左右の前輪アクスルケース11,11に下端を固定した上下フレーム23,23にて下から支えられている。 【0010】 また、リヤフレーム14には後記上リンク90,90及び下リンク91,91を支持する左右一対のリンク支持フレーム25,25が上向きに設けられている。そして、両リンク支持フレーム25,25の上端部同士が、機体の左右幅分の長さを有する左右方向の後左右フレーム26を介して連結されている。この後左右フレーム26には後部前後フレーム27,27の後端部が連結され、該後部前後フレームの前端部は前記前左右フレーム18に連結されている。 【0011】 上記機体上部のフレーム18,19,19,20,20,26,27,27は後述するボディ50を支持するフレームであって、ボディの形状に合わせて適宜位置に配置されている。これらボディを支持するフレームと、車台を構成するミッションケース10、前輪アクスルケース11,11、及びフレーム13,14とを上下方向のフレーム17,23,23,25,25で連結一体化した籠状の構造とすることにより、必要な剛性を確保しつつ軽量化を図っている。また、リンク支持フレーム25,25を補強するための左右方向のフレーム26をボディを支持するフレームの一部として利用することが、部品点数を低減させ、軽量化を図ることに有効に対策となっている。 【0012】 エンジン30はメインフレーム13の前後中央部に設置したエンジン台31の上に搭載されている。このエンジン30の左側面部に突出するエンジン出力軸32には2つのベルト掛け部を有するプーリ33が取り付けられており、該プーリの外側ベルト掛け部とミッションケース10の左側面部に突出するミッション入力軸34に取り付けたプーリ35とに走行伝動ベルト36が掛けられ、またプーリ33の内側ベルト掛け部とミッションケース10の後部上側の位置に設けた油圧ポンプ37の駆動軸38に取り付けたプーリ39とにポンプ伝動ベルト40が掛けられている。上記走行伝動ベルト36とポンプ伝動ベルト40は並列に配置され、両ベルトのテンションプーリ41,42は互いに側面視で重複しないように、走行テンションプーリ41は後方位置、ポンプテンションプーリ42は前方位置に設けられている。 【0013】 ミッションケース10に入力された回転動力は、主変速装置を経て走行動力と苗植付部動力に分離される。走行動力の一部は、前輪アクスルケース11,11内の前輪アクスルを介して前輪ファイナルケース12,12に伝達されて前輪7,7を回転駆動する。前輪ファイナルケース12,12内には、前輪ブレーキが設けられている。残りの走行動力は、後輪伝動軸44を介してリヤフレーム14に固定して設けられている後輪伝動ケース45へ伝えられ、さらに該後輪伝動ケースから左右の後輪アクスル46,46を介して後輪ファイナルケース15,15に伝達されて後輪8,8を回転駆動する。後輪伝動ケース45内には、左右の後輪を個別に、伝動を切ると共にブレーキを掛けることのできるサイドクラッチブレーキが設けられている。 【0014】 また、苗植付部動力は、第一植付伝動軸47と第二植付伝動軸48によって苗植付部4へ伝達される。第一植付伝動軸47と第二植付伝動軸48、及び第二植付伝動軸48と苗植付部の入力軸とは自在継ぎ手を介して接続されていると共に、第二植付伝動軸48は伸縮可能に構成され、苗植付部4の昇降に対応できるようになっている。 【0015】 ボディ50は、ミッションケース10から上向き突設されたステアリング軸52a及び各種操作機構を覆うボンネット部50aと、エンジン30の上部を覆うエンジンカバー部50bと、後輪8,8の前部から上部にかけての部分を覆うフェンダー部50cと、上側を人が歩行可能な水平状のフロア部50dと、該フロア部の左右側部に形成された昇降ステップ部50e,50eとで構成されている。このボディ50は複数に分割して、それぞれを個別に着脱できるようにしてもよい。 【0016】 ボディ50のエンジンカバー部50bの上に座席51が設置される。この座席51の前方でボンネット部50aの上側に、前輪7,7を操向する操向ハンドル52が設けられる。また、ボンネット部50aの左側には主変速装置を操作する主変速レバー53と、走行を停止させる停止レバー54とが設けられ、ボンネット部50aの右側には苗植付部の駆動入り切り及び苗植付部の昇降を行う植付昇降レバー55と、エンジン始動用リコイルロープ57とが設けられる。さらに、ボンネット部50aの左右両側の足下部には、前記停止レバー54と同じ働きをする停止操作具としてのクラッチペダル58と、サイドクラッチブレーキを操作する左右のブレーキペダル59L,59Rとが設けられる。 【0017】 主変速レバー53は、左右方向のレバー軸60に回動自在に取り付けられ、前後に回動操作するようになっている。「路上走行速」「作業速」「中立」及び「バック」の各操作位置が設定されている。 【0018】 停止レバー54も、前記レバー軸60に回動自在に取り付けられ、前後に回動操作するようになっている。また、停止レバー54は左右方向の肉厚が薄い板バネ材で成形されていて、ある程度左右方向に撓ませることができるようになっている。停止レバー54を前後に回動させて「走行」と「停止」とを切り替えるが、レバーガイド61は図6に示す形状になっていて、「停止」に操作されているときはレバーガイドの凸部61aに引っ掛かり「走行」へ移動しないようにロックされる。停止レバー54を「停止」から「走行」へ操作するには、撓みを利用して外方へ動かして凸部61aを乗り越してから前方へ回動操作する。停止レバー54は機体の前端からの距離が操向ハンドル52とほぼ同じ位置に配置して設けられていて、機体を降りた人が機体の前方から操向ハンドル52及び停止レバー54を容易に操作を行える。 【0019】 図7は停止レバーの操作機構を表している。停止レバー54と一体に回動するレバーアーム63に、連結ロッド64の一端部が連結され、該連結ロッドの他端部に開けられている長穴64aに、回動自在なクラッチアーム65に設けた連結ピン66が遊嵌している。クラッチアーム65は、クラッチ操作ロッド67を介して、走行伝動ベルト36のテンションプーリ41を支持するアーム68と連結されている。このテンションプーリアーム68は、テンションプーリ41が走行伝動ベルト36に張力を与える方向にテンションスプリング69にて付勢されている。また、クラッチアーム65を固定支持するクラッチアーム軸71にはブレーキアーム72が固定支持され、該ブレーキアームがブレーキロッド73を介して、前輪ブレーキのブレーキ作動アーム74に連結されている。ブレーキロッド73とブレーキ作動アーム74との間には、圧縮スプリング75による遊びが設けられている。 【0020】 停止レバー54が「走行」に操作されているときは、テンションスプリング69の張力により、テンションプーリ41が走行伝動ベルト36に押し当てられ、エンジン動力がミッションケース10に伝動されると共に、前輪ブレーキが作動しない状態となっている。停止レバー54を「停止」に操作すると、テンションプーリ41が上に引き上げられてエンジン動力の伝動が断たれ、その後、圧縮スプリング75による遊び分だけ時間が経過してから前輪ブレーキが作動する。このように、伝動を断つと共に駆動輪を制動することにより、傾斜地でも確実に走行を停止することができる。 【0021】 図8に示すように、クラッチアーム軸71と同軸上にクラッチペダル軸77が設けられ、これにクラッチペダル58が取り付けられている。クラッチアーム軸71及びクラッチペダル軸77の対向する端部に、それぞれ係合部71a,77aが形成されている。図では両係合部71a,77aを離して表示してあるが、実際には、停止レバー54が「走行」に操作され、クラッチペダル58が踏圧操作されていない走行状態において、係合部71aの面71bと係合部77aの面77bとが当接もしくは近接している。その状態から停止レバー54を「停止」に操作しても、クラッチアーム軸71がX方向に回動するだけであり、クラッチペダル軸77は回動せず、クラッチペダル58は動かない。このため、停止レバー54を小さい力で操作することができる。前記走行状態からクラッチペダル58を踏圧操作すると、クラッチペダル軸77につられてクラッチアーム軸71も回動し、エンジン動力の伝動が断たれると共に前輪ブレーキが作動する。このとき、クラッチアーム65の回動は長穴64aに吸収されるので、停止レバー54は動かない。 【0022】 植付昇降レバー55は、前記レバー軸60に回動自在に支持プレート80を取り付け、その支持プレート80に設けた前後方向の支点軸81に回動自在に取り付けられている。図9に示すように、植付昇降レバーのレバーガイド82は、「上昇」「中立」「下降」「植付入」の各操作位置を有する前後方向の植付昇降操作域と、該植付昇降操作域の「植付入」に接続する左右方向のマーカ操作域とからなるT字形をしている。 【0023】 前記支点軸81には、横向きに突出するマーカ作動棒83が一体に取り付けられている。このマーカ作動棒83の先端部付近には、左右のマーカ作動プレート85L,85Rが設けられている。図10に示すように、左右のマーカ作動プレート85L,85Rは、共に左右方向の軸86に回動自在に取り付けられ、一端部には対応する側の後記線引きマーカ105,105を起立作動させるマーカワイヤ87L,87Rの端部が繋着され、他端部はマーカ作動棒83が係合するように屈曲させてある。 【0024】 植付昇降レバー55を「植付入」で右方向に操作すると、マーカ作動棒83が上向きに回動し、右マーカ作動プレート85Rを回動させる。これにより、右マーカ用のマーカワイヤ87Rが引かれ、右側のマーカ105が作用状態になる。同様に、植付昇降レバー55を「植付入」で左方向に操作すると、マーカ作動棒83が下向きに回動し、左マーカ作動プレート85Lを回動させて、左側のマーカ105が作用状態になる。 【0025】 図11に示すように、リコイルロープ57は先端に握り57aが取り付けられており、常態ではボンネット部50aの右側面部に左右方向の軸回りに回動自在に設けられた筒状のホルダ88に握り57aが保持されている。このため、車上からも車体前側の車体から降りた位置からでもリコイルロープ57を引っ張ることができる。 【0026】 また、図13に示すように、リコイルロープの握り57aを保持するホルダ88’を上部が前後方向に広く開口したカップ状としておいても、リコイルロープ57を車上からも車体前側の車体から降りた位置からでも引っ張ることができる。 【0027】 昇降リンク装置3は、前記リンク支持フレーム25,25に側面視で互いに平行な左右一対の上リンク90,90及び左右一対の下リンク91,91が回動自在に支持され、これら各リンクの後端部に連結枠92が枢結されている。連結枠92にはローリング軸93が設けられ、該ローリング軸に苗植付部4がローリング自在に連結されている。下リンク91,91と一体回動するようにスイングアーム94が設けられ、メインフレーム13に基部側が支持された昇降油圧シリンダ95のピストンロッドが上記スイングアーム94に連結されている。昇降油圧シリンダ95を伸縮させると、各リンクが上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。なお、後記苗取り調節レバー107との干渉を避けるため、左側の上リンク90Lは、後端側が左右内側になるよう斜めになっている。 【0028】 苗植付部4は4条植えの構成で、フレームを兼ねる伝動ケース100に、マット苗を載せておく苗載台101と、該苗載台上のマット苗から一株分づつ掻き取りそれを水田面に植え付ける4組の植付装置102,…、整地用のセンターフロート103及びサイドフロート104,104、植付作業時に次行程における機体進路の左右中心を表土面に線引きする左右の線引きマーカ105,105等が組み付けられている。植付装置102,…が掻き取る一株の量は、苗取り調節レバー107によって調節する。また、植付深さ調節レバー108を操作して各フロート103,104,104の伝動ケース100に対する取付高さを変更することにより、苗の植付け深さを調節する。 【0029】 予備苗枠5は、図12に示すように、前記支持パイプ22に下端部を挿入して垂直に支持される苗枠支持フレーム110に設けられている。各苗枠5は、苗枠支持フレーム110の外側面に固着された板状のベース部111と、棒材を屈曲して成形され前記ベース部の前後両端と外側端に取り付けられた保持部112,112,113とからなり、マット苗を収容する苗箱Bを長手方向が前後を向く状態で保持するようになっている。 【0030】 ベース部111の前後両端に取り付けられる保持部112,112は、左右方向に屈曲した基部を支点にして回動自在にベース部111に取り付けられている。苗枠支持フレーム側の基部112a,112aにはリンク115,115が一体に設けられ、このリンクに形成された長穴115a,115aと苗枠支持フレーム110に形成された上下方向の長穴110aとに連動ロッド116のフック部116bが遊嵌している。連動ロッド116は、上端に上段苗枠用のフック部が、下端に下端苗枠用のフック部がそれぞれ形成されている。そして、スプリング117によって上向きに付勢された苗枠作動ロッド118が連動ロッド116と一体に設けられ、該苗枠作動ロッドと停止レバー54のレバーアーム63とが前記苗枠作動ワイヤ119で結ばれている。 【0031】 これにより、図12で実線で示すように、停止レバー54が「走行」に操作されているときには、苗枠作動ワイヤ119を介して苗枠作動ロッド118が下向きに引かれ、保持部112,112が水平に持ち上げられた使用状態となる。図12で鎖線で示すように、停止レバー54が「停止」に操作されているときには、スプリング117の張力によって苗枠作動ロッド118が押し上げられ、保持部112,112が垂れ下がった収納状態となる。これにより、ボンネット部50aの側方に広いスペースが生じ、停止レバー54の操作を楽に行えるようになる。また、収納状態では、機体の前端よりも苗枠が前方に突出しないので、格納時にスペースとらない。この苗枠を縮小させる構成は、停止レバー54が設けられている側(図示の実施の形態では左側)の苗枠だけに採用してもよい。 【0032】 図14は手動で縮小させるように構成した苗枠を表している。この苗枠5’は、ベース部111’の前後両端に形成された係合部111a’,111a’に保持部112’,112’を係合させ、該保持体を使用状態に保っている。苗枠5’を縮小させるには、保持部112’,112’を手で撓ませて係合部111a’,111a’との係合を外してから、鎖線で示すように下向きにする。保持部112’,112’を上に上げると、自動的に係合部111a’,111a’に係合して使用状態になる。このように、苗枠を手動で縮小させる構成とすると、部品点数が少なくなり、コストダウンができる。 【0033】 また、図15は更に異なる苗枠を表している。この苗枠5”は、前側保持部112”が2重パイプ構造になっており、収納時には、鎖線で示すように、前側保持部112”の先端側部分112a”を基部側部分112b”の中に差し込んで、機体の前端部よりも前方に突出しないように縮小する。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】乗用型田植機の側面図である。 【図2】乗用型田植機の平面図である。 【図3】走行車体の一部を省略した側面図である。 【図4】走行車体の一部を省略した平面図である。 【図5】各種操作具の位置を示す正面図である。 【図6】停止レバーのレバーガイドを示す図である。 【図7】停止レバーの操作機構図である。 【図8】停止レバー操作機構の要部の斜視図である。 【図9】植付昇降レバーのレバーガイドを示す図である。 【図10】(a)右マーカ作動プレートの側面図、及び(b)左マーカ作動プレートの側面図である。 【図11】リコイルロープ取付部の側面図である。 【図12】予備苗枠の斜視図である。 【図13】異なるリコイルロープ取付部の側面図である。 【図14】異なる予備苗枠の(a)正面図、及び(b)側面図である。 【図15】さらに異なる予備苗枠の平面図である。 【符号の説明】 【0035】 1 乗用型田植機(乗用型農作業機) 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 苗植付部 5,5’,5” 予備苗枠 7 前輪 8 後輪 10 ミッションケース 30 エンジン 36 走行伝動ベルト 40 ポンプ伝動ベルト 41 走行テンションプーリ 42 ポンプテンションプーリ 52 操向ハンドル 54 停止レバー 55 植付昇降レバー(レバー) 57 リコイルロープ 58 クラッチペダル 105 線引きマーカ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成18年2月22日(2006.2.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−180885(P2006−180885A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−45479(P2006−45479) |
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