| 【発明の名称】 |
播種機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 久也 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】丹生 勝義 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】山本 洋治 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】古谷 兼秋 【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】中村 宏志 【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】田武 弘之 【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】搬送装置で搬送される育苗ポットの各セルの中央に、複数の種子を精度良く播種することができる播種装置を備える播種機を提供する。
【解決手段】トレイ11上に戴置した育苗ポット10を搬送する搬送装置2と、該搬送装置2により搬送される育苗ポット10に養土を充填する養土充填装置3と、該養土充填装置3により養土が充填された育苗ポット10に播種を行う播種装置6とを備える播種機1において、前記播種装置6を複数直列に設け、これらの播種装置6を連続して作動可能に構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置を複数直列に設け、これらの播種装置を連続して作動可能に構成したことを特徴とする播種機。 【請求項2】 前記播種装置に備える播種ロールを着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の播種装置。 【請求項3】 トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置に備える播種ロールの外周面に複数の環状溝を所定間隔ごとに平行に設け、各環状溝に複数の播種孔を設けるとともに、該環状溝に環状部材を着脱可能に構成したことを特徴とする播種装置。 【請求項4】 前記播種ロールの環状溝に設けた播種孔を隣接する環状溝に設けた播種孔とずらして配置したことを特徴とする請求項3に記載の播種機。 【請求項5】 前記播種ロールを備える播種装置を複数直列に設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の播種機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ネギなどの野菜の種子を育苗ポットに播いて育苗する播種機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、搬送装置によって育苗ポットに戴置したトレイを搬送し、育苗ポットの各セルに養土充填装置で養土を充填し、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットの各セルに養土鎮圧装置で播種用穴を穿ち、該播種用穴に播種装置で播種を行い、覆土装置で覆土を行うように構成した播種機は公知となっている。 【0003】 このような播種機に備えられる播種装置は、播種ロールの外周面に種子を充填するための播種孔を複数穿設し、前記播種ロールの上部をその上方に配設したホッパ内に臨ませて、ホッパ内で前記播種ロールの各播種孔に種子を順次充填し、播種ローラの回転に伴って種子を充填した各播種孔が播種ロールの下面に達したときに、播種孔から種子を各セルの播種用穴に落下させて播種を行うように構成されていた。そして、播種ロールの外周面に穿設する播種孔の数を増加させることで、一つのセルに播種する種子の数を変更するようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開平6−253617号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、従来の播種機においては、一つの播種装置で播種ロールから育苗ポットの各セルに複数の種子を播種するように構成しているため、種子の一部がセル外に落下するなどして、全ての種子を正確にセル内に播種することができなかった。また、各セルに播種する種子の数を変更する場合には、播種ロールを異なる数の播種孔を有する播種ロールに交換しなければならず、煩雑な作業が必要となっていた。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0006】 即ち、請求項1においては、トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置を複数直列に設け、これらの播種装置を連続して作動可能に構成したものである。 【0007】 請求項2においては、前記播種装置に備える播種ロールを着脱可能に構成したものである。 【0008】 請求項3においては、トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置に備える播種ロールの外周面に複数の環状溝を所定間隔ごとに平行に設け、各環状溝に複数の播種孔を設けるとともに、該環状溝に環状部材を着脱可能に構成したものである。 【0009】 請求項4においては、前記播種ロールの環状溝に設けた播種孔を隣接する環状溝に設けた播種孔とずらして配置したものである。 【0010】 請求項5においては、前記播種ロールを備える播種装置を複数直列に設けたものである。 【発明の効果】 【0011】 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 【0012】 請求項1においては、トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置を複数直列に設け、これらの播種装置を連続して作動可能に構成したことから、育苗ポットに形成される各セルにそれぞれの播種装置で順次播種を行うことができる。そのため、一つのセルに播種する種子の数が複数となった場合でも、種子を各セルの中央に精度良く播種することができる。 【0013】 請求項2においては、前記播種装置に備える播種ロールを着脱可能に構成したことから、播種ロールを異なる数の播種孔を有する播種ロールに容易に交換することができる。つまり、作物の品種や栽培時期に応じて、各セルに播種する種子の数を簡単に変更することができる。 【0014】 請求項3においては、トレイ上に戴置した育苗ポットを搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送される育苗ポットに養土を充填する養土充填装置と、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットに播種を行う播種装置とを備える播種機において、前記播種装置に備える播種ロールの外周面に複数の環状溝を所定間隔ごとに平行に設け、各環状溝に複数の播種孔を設けるとともに、該環状溝に環状部材を着脱可能に構成したことから、複数の環状溝のうち、いずれかの環状溝に環状部材を嵌着することで、播種ロールの一部の播種孔を塞いで、各セルに播種する種子の数を簡単に変更することができる。 【0015】 請求項4においては、前記播種ロールの環状溝に設けた播種孔を隣接する環状溝に設けた播種孔とずらして配置したことから、一つのセルに播種する種子の数が複数となった場合でも、種子を各セルの中央に精度良く播種することができる。 【0016】 請求項5においては、前記播種ロールを備える播種装置を複数直列に設けたことから、格子状に配列されるセルに隣接するセルとは種子の数が異なるように播種することができる。例えば、隣り合うセルに種子の数が交互に異なるように播種することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 次に、発明の実施の形態を説明する。 図1は本発明の一実施例に係る播種機の全体的な構成を示した側面図、図2は播種装置の側面断面図、図3は播種ロールの正面図、図4は播種ロールに設けた環状溝及び播種孔の拡大断面図、図5は別実施例における播種ロールの正面図、図6は播種ロールの一部拡大斜視図、図7は別実施例における播種ロールの正面図、図8は育苗ポットの平面図、図9は養土鎮圧装置の側面図、図10は養土鎮圧装置に巻上げ防止部材を設けた状態を示す正面図、図11は養土鎮圧装置に別実施例の巻上げ防止部材を設けた状態を示す平面図である。 【0018】 まず、播種機1の全体構成について説明する。 【0019】 播種機1には、自動搬送装置2と、養土充填装置3と、潅水装置4と、養土鎮圧装置5と、播種装置6と、覆土装置7と、潅水装置8とが備えられ、これらの装置が自動搬送装置2上に順次配設されている。播種装置6は複数直列に設けられている。本実施例では、播種装置6は第一播種装置6Aと第二播種装置6Bとからなり、自動搬送装置2上の第一播種装置6Aの搬送方向下流側に第二播種装置6Bが配置されている。 【0020】 また、前記養土充填装置3前方の自動搬送装置2の搬送方向始端(搬送方向上流側端)にはトレイ供給部9が設けられ、該トレイ供給部9において格子状のセル10aを有する育苗ポット10を戴置したトレイ11が支柱形のガイド12の間に積重されている。自動搬送装置2の終端(搬送方向下流側端)には駆動モータ13が設けられ、該駆動モータ13により各装置が駆動されるように構成されている。 【0021】 前記トレイ11が、トレイ供給部9から自動搬送装置2によって養土充填装置3へと搬送されると、該養土充填装置3のホッパ16の養土が供給コンベア17により下方の育苗ポット10の各セル10a内に充填され、鎮圧ローラ18により均平される。そして、前記トレイ11が潅水装置4に搬送されて、該潅水装置4にて育苗ポット10の各セル19a内の養土に潅水が施される。 【0022】 前記潅水装置4を経た後、トレイ11は養土鎮圧装置5へと搬送され、該養土鎮圧装置5にて突起20aを放射状に有する鎮圧ローラ20により、各セル10a内の養土に播種用穴22が穿たれる。続いて、播種装置6にて、各播種用穴22にホッパ23の種子が播種ロール25によって繰り出されて、下方の育苗ポット10の各セル10a内の養土に播種が行われる。 【0023】 播種後、トレイ11は覆土装置7に搬送され、該覆土装置7にてホッパ26の覆土が繰出ロール27から育苗ポット10に送出される。そして、トレイ11が潅水装置8に搬送されて、該潅水装置8にて育苗ポット10の覆土に潅水が施され、播種機1における播種作業が完了する。 【0024】 次に、前記播種装置6について説明する。なお、播種装置6の第一播種装置6Aと第二播種装置6Bとは同じ構成である。 【0025】 図2に示すように、円筒状の播種ロール25は自動搬送装置2上を搬送されるトレイ11の上方に配置され、左右方向水平で、且つトレイ11の搬送方向と直交するように左右両側のフレーム31に回転可能に支持された回転軸32に固設されている。該回転軸32は図示しない動力伝達機構を介して自動搬送装置2と連結され、該自動搬送装置2と同期して回転駆動される。播種ロール25の上方には、種子30を収容したホッパ23が配置され、該ホッパ23は播種ロール25の上部をホッパ23内に臨ませるようにして、前記フレーム31に取り付けられている。なお、播種ロール25は図2における矢印Aの方向に回転駆動され、トレイ11は図2における矢印Bの方向に搬送される。 【0026】 前記播種ロール25の外周面には、軸方向に配列された育苗ポット10のセル10aの各播種用穴22の列位置(搬送方向と平行な列)に合わせて、環状溝28が左右平行に設けられるとともに、図3に示すように、各環状溝28にこれよりも浅い深さの種子の大きさに合わせた略円錐形状に形成された播種孔29が搬送方向に配列されたセル10aの各播種用穴22のピッチに合わせて円周方向に設けられている。 【0027】 前記播種ロール25の外周面のうち、前記ホッパ23と反対側となる搬送方向上流側の部分には、外周形状に合わせた円弧状のガイド板33が配設され、該ガイド板33により前記ホッパ23から播種ロール25の下面に至るまでの区間にわたって播種孔29が塞がれている。該ガイド板33は、その上端が前記フレーム31にピン34により枢支され、バネなどで播種ロール25の外周面に押圧されている。 【0028】 また、前記播種ロール25の外周面のうち、前記ガイド板33と反対側の部分には、軸方向に複数のスクレーパ35が並設されている。スクレーパ35はその基端がステー36を介してフレーム31に取り付けられ、先端が播種ロール25の環状溝28に挿入されている。 【0029】 このような構成において、播種ロール25が回転すると、種子30はホッパ23内で播種ロール25の播種孔29に充填され、ホッパ23の出口に設けたブラシ37を通過した後、円弧状のガイド板33にて播種孔29から落下しないように保持された状態で播種ロール25の下面に至り、ガイド板33を通過した時点で、その下方に位置するトレイ11上に戴置した育苗ポット10の各セル10a内に落下して播種される。ここで、種子30は落下せずに播種孔29に残った場合には、環状溝28に挿入されたスクレーパ35により播種孔29から掻き出される。 【0030】 そして、以上のように構成される播種装置6が播種機1に複数、本実施例では第一播種装置6Aと第二播種装置6Bの二つ直列に設けられている。したがって、各播種装置6A・6Bにて育苗ポット10の同一のセル10aに連続的に播種して、一つのセル10aに複数の種子30を播種することが可能となる。特に、複数回に分けて一つのセルに播種することができるので、一度に一つのセルに複数の種子を播種する場合に比べて、セルの中央に精度良く播種することができる。 【0031】 ところで、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bからなる播種装置6においては、各装置の播種ロール25は着脱可能に構成され、異なる数の播種孔を有する播種ロールに交換できるようになっている。 【0032】 例えば、第一播種装置6Aの播種ロール25Aを、図4(a)に示すように、播種孔29を環状溝28に一つずつ所定間隔(セル10aの行(搬送方向と直角)間隔、セルのピッチ)ごとに設けた播種ロールとし、第二播種装置6Bの播種ロール25Bを、図4(b)に示すように、播種孔29を環状溝28に二つずつ(一つとのセル10aに対して二つずつ)所定間隔ごとに設けた播種ロールとすることで、第一播種装置6Aにて育苗ポット10の各セル10aに一つの種子30を播種し、連続的に第二播種装置6Bにて各セル10aに二つの種子30を播種して、一つのセル10aに三つの種子30を播種することができる。 【0033】 また、第一播種装置6Aの播種ロール25Aと第二播種装置6Bの播種ロール25Bとはともに、播種孔29を環状溝28に二つずつ所定間隔ごとに設けた播種ロールとすることで、第一播種装置6Aにて育苗ポット10の各セル10aに二つの種子30を播種し、連続的に第二播種装置6Bにて各セル10aに二つの種子30を播種して、一つのセル10aに四つの種子30を播種することができる。 【0034】 このように、第一播種装置6Aの播種ロール25A又は第二播種装置6Bの播種ロール25Bに一つのセル10aに対して異なる数の播種孔を有する播種ロールに交換することで、育苗ポット10の各セル10aに播種する種子の数を簡単に変更することができるのである。 【0035】 また、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bからなる播種装置6においては、播種ロール25A・25Bを以下のような播種ロールから構成することで、播種ロール25A・25Bを交換することなく一つのセル10aに播種する種子30の数を簡単に変更することができる。 【0036】 例えば、図5(a)に示すように、第一播種装置6Aの播種ロール25Aを、環状溝28を軸方向に所定間隔(セルの列間隔)ごとに平行に設け、各環状溝28に所定間隔(セルの行間隔)ごとに一つの播種孔29を有する播種ロールとし、第二播種装置6Bの播種ロール25Bを、図5(b)に示すように、一対の環状溝28A・28Bを軸方向に所定間隔(セルの列間隔)ごとに平行に設け、環状溝28A・28Bのうち、一方の環状溝28Aに所定間隔(セルの行間隔)ごとに二つの播種孔29を有し、他方の環状溝28Bに所定間隔(セルの行間隔)ごとに一つの播種孔29を有する播種ロールとする。 【0037】 第二播種装置6Bの播種ロール25Bにおいては、一方の環状溝28Aに設けた二つの播種孔29と他方の環状溝28Bに設けた一つの播種孔29とを近接して一つのセル10aの幅内に配置させるとともに、これらの播種孔29を軸方向で一直線上に位置しないように円周方向にずらして配置して、これらの播種孔29から種子30がセル10aに落下したときに、該セル10aに形成した播種用穴22に均一に播種されるようにしている。 【0038】 また、図6に示すように、播種ロール25A・25Bにそれぞれ設けた環状溝28には、ゴム輪や弾力性を有する紐状部材等で構成して環状溝28の幅と深さ及び円周長さに合わせた環状部材38を嵌着することができるようになっている。該環状部材38は播種ロール25A・25Bに対し着脱可能であり、着脱時に環状溝28に設けた播種孔29を塞ぎ、これらの播種孔29に種子30を充填できないようにしている。 【0039】 このような構成において、第一播種装置6Aのみを駆動させることで、該第一播種装置6Aにて一つのセル10aに一つの種子30を播種することができる。 【0040】 また、第二播種装置6Bの播種ロール25Bに設けた一対の環状溝28A・28Bのうち、一方の環状溝28Aに環状部材38を嵌着し、該環状部材38により各環状溝28Aに設けた播種孔29を塞ぎ、他方の環状溝28Bの播種孔29にのみ種子30が充填されるようにして、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bを駆動させることで、第一播種装置6Aにて一つの種子30を播種し、連続的に第二播種装置6Bにて一つの種子30を播種して、一つのセル10aに二つの種子を播種することができる。 【0041】 逆に、第二播種装置6Bの播種ロール25Bに設けた一対の環状溝28A・28Bのうち、他方の環状溝28Bに環状部材38を嵌着し、該環状部材38により各環状溝28Bに設けた播種孔29を塞ぎ、一方の環状溝28Aの播種孔29にのみ種子30が充填されるようにして、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bを駆動させることで、第一播種装置6Aにて一つの種子30を播種し、連続的に第二播種装置6Bにて二つの種子30を播種して、一つのセル10aに三つの種子30を播種することができる。なお、一対の環状溝28A・28Bのどちらにも環状部材38を嵌着させずに第二播種装置6Bのみを駆動させることでも、一つのセル10aに三つの種子30を播種することは可能である。 【0042】 そして、第一播種装置6Aと第二播種装置6Bと駆動させるだけで、第一播種装置6Aにて一つの種子30を播種し、連続的に第二播種装置6Bにて三つの種子30・30・30を播種して、一つのセル10aに四つの種子30を播種することができる。 【0043】 以上のように、播種ロール25の環状溝28に環状部材38を着脱可能に構成することで、播種ロール25を交換することなく、一つのセル10aに播種する種子30の数を間単に変更することができる。なお、播種ロール25に設ける環状溝28と播種孔29の数を適宜変更することで、一つのセル10aに播種する種子30の数を更に増加させることも可能である。 【0044】 そして更に、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bからなる播種装置6においては、播種ロール25A・25Bを以下のような播種ロールから構成することも可能である。 【0045】 この場合、第一播種装置6Aの播種ロール25Aを、図7(a)に示すように、一対の環状溝28A・28Bを軸方向に所定間隔(セルの列間隔)ごとに平行に設け、環状溝28A・28Bのうち、一方の環状溝28Aに所定間隔(セルの行間隔)ごとに二つの播種孔29を有し、他方の環状溝28Bに所定間隔(セルの行間隔)ごとに一つの播種孔29を有する播種ロールとし、第二播種装置6Bの播種ロール25Bを、図7(b)に示すように、一対の環状溝28A・28Bを軸方向に所定間隔(セルの列間隔)ごとに設け、環状溝28A・28Bのうち、一方の環状溝28Aに所定間隔(セルの行間隔)ごとに一つ、二つ、一つの順に交互に配置される播種孔29を有し、他方の環状溝28Bに所定間隔(セルの行間隔)ごとに二つ、一つ、二つの順に交互に配置される播種孔29を有する播種ロールとする。 【0046】 第一播種装置6Aの播種ロール25A及び第二播種装置6Bの播種ロール25Bにおいては、一方の環状溝28Aに設けた一つ(又は二つ)の播種孔29と他方の環状溝28Bに設けた二つ(又は一つ)の播種孔29とを近接して配置させるとともに、これらの播種孔29が軸方向で一直線上に位置しないように円周方向にずらして配置して、これらの三つの播種孔29から種子30を一つのセル10aに落下させ、該セル10aの中央に精度良く播種することができるようにしている。 【0047】 そして、第一播種装置6Aの播種ロール25Aに設けた一対の環状溝28A・28Bのうち、一方の環状溝28Aに環状部材38を嵌着するとともに、第二播種装置6Bの播種ロール25Bに設けた、隣り合う一対の環状溝28A・28Bのうち、互いに内側となる環状溝28B・28Aに環状部材38を嵌着する。 【0048】 このように構成することにより、第一播種装置6Aにてトレイ11の搬送方向に配列されたセル10a列において、各セル10aに二つの種子30、一つの種子30、二つの種子30の順に播種し、連続的に第二搬送装置6Bにて前記セル10a列の各セル10aに一つの種子30を播種して、セル10a列に三つの種子30、二つの種子30、三つの種子30の順に播種することができる。このとき、前記セル10a列の隣のセル10a列には、第一播種装置6Aにて各セル10aに一つの種子30、二つの種子30、一つの種子30、二つの種子30の順に播種し、連続的に第二播種装置6Bにて一つずつ種子30を播種して、セル10a列に二つの種子30、三つの種子30、二つの種子30の順に播種することができる。つまり、育苗ポット10に格子状に配列されたセル10aに播種する種子30の数を、図8に示すように、搬送方向、軸方向ともに三つ、二つ、三つの順に交互に異なるように播種することができる。 【0049】 また、第一播種装置6A及び第二播種装置6Bにおいて、各播種ロール25A・25Bの前記とは逆の環状溝28A・28Bに環状部材38を嵌着することで、育苗ポット10の各セル10aに播種する種子の数を、搬送方向、軸方向ともに四つ、三つ、四つの順に交互に異なるように播種することが可能となる。 【0050】 最後に、前記養土鎮圧装置5について説明する。 【0051】 図9に示すように、前記養土鎮圧装置5においては、鎮圧ローラ20は自動搬送装置2上を搬送されるトレイ11の上方に配置され、水平で、且つトレイ11の搬送方向と直交するようにアーム41に支持された回転軸42に軸支されている。該アーム41は鎮圧ローラ20よりもトレイ11の搬送方向上流側に配置されたフレーム43より突出されており、該フレーム43に支持された回転軸44に駆動ブラシ45が軸支されている。そして、駆動ブラシ45と鎮圧ローラ20の突起20aとを当接させ、駆動ブラシ45を回転させることによって、鎮圧ローラ20に駆動力を与えるとともに、鎮圧ローラ20の突起に付着した養土を除去するように構成されている。 【0052】 前記鎮圧ローラ20は、育苗ポット10を載置したトレイ11の搬送に追従して回転されるものであり、該鎮圧ローラ20の表面に略円錐台形状の突起20aが各セル10aに合わせて放射状に設けられている。こうして、鎮圧ローラ20の回転時に突起20aにより各セル10aの養土に播種用穴22を穿ち、該播種用穴22に複数の種子30を前記播種装置6で播種できるようにしている。 【0053】 また、鎮圧ローラ20の軸方向両側には搬送装置2に沿ってガイド板46が配設され、該ガイド板46によりトレイ11が案内されながら搬送されるようになっている。そして、鎮圧ローラ20よりもトレイ11の搬送方向下流側において、前記ガイド板46から棒状部材48が搬送方向と直交するように搬送装置2内側に向かって突設されている。棒状部材48は搬送されるトレイ11上の育苗ポット10の上面よりも若干上方に配置され、該棒状部材48の下方をトレイ11が搬送されるようになっている。 【0054】 育苗ポット10を戴置するトレイ11が鎮圧ローラ20の下方を通過する際、鎮圧ローラ20はトレイ11先端への乗上げを防止するために高速に回転されていることから、従来では通過直後にはトレイ11末端で育苗ポット10が突起により巻き上げられることもあったが、以上のように巻上げ防止部材として棒状部材48を設けることによって、育苗ポット10の巻上げを防止することができる。 【0055】 また、図11に示すように、育苗ポット10の巻上げ防止部材は櫛状部材49から構成することもできる。この場合、前記ガイド板46に櫛状部材49の基部49aを横設し、該基部49aから突出部49bを所定間隔ごとに鎮圧ローラ20側に向かって突出して、該突出部49bによりトレイ11末端での育苗ポット10の巻上げを防止する。ここでは、突出部49bはセル10aとセル10aとの間の上方に配置し、各突出部49bと鎮圧ローラ20の突起20aとの接触防止を図っている。 【図面の簡単な説明】 【0056】 【図1】本発明の一実施例に係る播種機の全体的な構成を示した側面図。 【図2】播種装置の側面断面図。 【図3】播種ロールの正面図。(a)第一播種装置に備える播種ロールの正面図。(b)第二播種装置に備える播種ロールの正面図。 【図4】播種ロールに設けた環状溝及び播種孔の拡大断面図。(a)播種孔に種子を充填可能な状態を示す図。(b)環状溝に環状部材を嵌着した状態を示す図。 【図5】別実施例における播種ロールの正面図。(a)第一播種装置に備える播種ロールの正面図。(b)第二播種装置に備える播種ロールの正面図。 【図6】播種ロールの一部拡大斜視図。 【図7】別実施例における播種ロールの正面図。(a)第一播種装置に備える播種ロールの正面図。(b)第二播種装置に備える播種ロールの正面図。 【図8】育苗ポットの平面図。 【図9】養土鎮圧装置の側面図。 【図10】養土鎮圧装置に巻上げ防止部材を設けた状態を示す正面図。 【図11】養土鎮圧装置に別実施例の巻上げ防止部材を設けた状態を示す平面図。 【符号の説明】 【0057】 1 播種機 2 搬送装置 3 養土充填装置 6 播種装置 6A 第一播種装置 6B 第二播種装置 10 育苗ポット 10a セル 11 トレイ 22 播種用穴 25 播種ロール 28 環状溝 29 播種孔 38 環状部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 【識別番号】391025914 【氏名又は名称】八鹿鉄工株式会社 【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200
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| 【出願日】 |
平成16年7月15日(2004.7.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−25692(P2006−25692A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−208987(P2004−208987) |
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