| 【発明の名称】 |
農業機械 |
| 【発明者】 |
【氏名】野島 辰彦 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】各作業機の稼働時間や稼働回数を正確かつ効率的に管理し、各作業機の点検時期や部品交換時期を適切に判断できるようにする。
【解決手段】走行機体1に各種の作業機3を装着して使用されるトラクタにおいて、作業機3に、読み書き自在なICタグ8を設ける一方、走行機体1に、ICタグリーダライタ9及び制御装置13を設け、該制御装置13が計測した作業機3の稼働時間を、ICタグリーダライタ9を介してICタグ8に書き込む。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本機に作業機を装着して使用される農業機械において、前記作業機に、読み書き自在なICタグを設ける一方、前記本機に、ICタグリーダライタ及び制御装置を設け、該制御装置が計測した前記作業機の稼働時間及び/又は稼働回数を、前記ICタグリーダライタを介して、前記ICタグに書き込むことを特徴とする農業機械。 【請求項2】 前記制御装置は、前記ICタグリーダライタを介して、前記ICタグから過去の稼働時間及び/又は稼働回数を読み出し、当該過去の稼働時間及び/又は稼働回数に、今回計測した稼働時間及び/又は稼働回数を加算して前記ICタグに書き込むことを特徴とする請求項1記載の農業機械。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクタなどの農業機械に関し、特に、本機に作業機を装着して使用される農業機械に関する。 【背景技術】 【0002】 本機に各種の作業機を装着して使用される農業機械が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、トラクタでは、本機である走行機体に対して、ロータリ、プラウ、ハローなどの作業機を選択的に装着することにより、耕耘作業、耕起作業、代かき作業などの各種の作業を行うことが可能になる。 【特許文献1】特開平6−87352号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ところで、作業機のなかには、定期的な点検や部品交換を必要とするものがある。この場合、作業機の点検時期や部品交換時期は、実際の稼働時間や稼働回数にもとづいて判断することが好ましいが、従来においては、作業機毎の正確な稼働時間や稼働回数を把握することは実質的に困難であったため、適切な時期に点検や部品交換が行われない可能性があった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、本機に作業機を装着して使用される農業機械において、前記作業機に、読み書き自在なICタグを設ける一方、前記本機に、ICタグリーダライタ及び制御装置を設け、該制御装置が計測した前記作業機の稼働時間及び/又は稼働回数を、前記ICタグリーダライタを介して、前記ICタグに書き込むことを特徴とする。このように構成すれば、各作業機のICタグに稼働時間や稼働回数が書き込まれるので、各作業機の稼働時間や稼働回数を正確かつ効率的に管理し、各作業機の点検時期や部品交換時期を適切に判断できる。 また、前記制御装置は、前記ICタグリーダライタを介して、前記ICタグから過去の稼働時間及び/又は稼働回数を読み出し、当該過去の稼働時間及び/又は稼働回数に、今回計測した稼働時間及び/又は稼働回数を加算して前記ICタグに書き込むことを特徴とする。このように構成すれば、各作業機のICタグに累積稼働時間や累積稼働回数が書き込まれるので、当該累積稼働データにもとづいて各作業機の点検時期や部品交換時期を適切に判断できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0005】 次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1はトラクタ(農業機械)の走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介して、各種の作業機3を装着することができる。昇降リンク機構2は、左右一対のリフトロッド4を介してリフトアーム5で吊持されており、該リフトアーム5の油圧昇降動作に応じて作業機3を昇降させる。また、左右いずれかのリフトロッド4には、リフトロッドシリンダ6が介設されており、該リフトロッドシリンダ6の油圧伸縮動作に応じて作業機3を左右傾斜させる。 【0006】 走行機体1に装着可能な作業機3としては、耕耘作業に用いるロータリ、耕起作業に用いるプラウ、代かき作業に用いるハローなどが含まれる。ロータリやハローは、図示しないジョイント軸を介して走行機体1のPTO軸7に接続され、PTO軸7の回転に応じて動作される。図1に示すように、これらの各作業機3には、読み書き自在なICタグ(RFID)8が設けられる一方、走行機体1の後部には、ICタグリーダライタ9が設けられている。ICタグ8の記憶部には、作業機3の識別情報を書き込む領域と、作業機3の稼働データを書き込む領域とが確保されており、作業機3の稼働データとしては、走行機体1に装着して作業を行った稼働時間や稼働回数が含まれる。 【0007】 尚、ICタグ8は、ICタグリーダライタ9の通信動作に応じて起電(電磁誘導方式又はマイクロ波方式)し、非接触でICタグリーダライタ9と通信可能な非接触パッシブタグが好ましい。通信に用いる周波数帯は、135KHz以下帯、13.56MHz帯、UHF帯、2.45GHz帯などであり、各周波数帯の特性を考慮して選択することができる。例えば、金属や水分の影響が懸念される場合には、135KHz以下帯や13.56MHz帯が好ましく、また、通信速度を優先する場合には、UHF帯や2.45GHz帯が好ましい。 【0008】 また、図1に示すように、本実施形態の走行機体1には、第二のICタグリーダライタ10が設けられている。第二のICタグリーダライタ10は、走行機体1の操作部11に設けられ、オペレータが携帯する読み書き自在なICタグ12と通信を行う。ICタグ12の記憶部には、オペレータの識別情報を書き込む領域と、オペレータの作業データを書き込む領域とが確保されており、オペレータの作業データとしては、走行機体1に乗車して作業を行った作業時間や作業回数が含まれる。尚、本実施形態では、作業機用ICタグリーダライタ9とオペレータ用ICタグリーダライタ10を別々に設けているが、作業機用ICタグリーダライタ9でオペレータのICタグ12と通信を行うようにしてもよい。 【0009】 図2に示すように、走行機体1には、マイコンなどを用いて構成される制御装置13が設けられている。制御装置13は、前述したICタグリーダライタ9、10と、PTO軸7の回転を検出するPTO回転センサ14と、キースイッチ(図示せず)のON/OFFを検出するキースイッチセンサ15とに接続され、作業機用ICタグ制御及びオペレータ用ICタグ制御を行う。 【0010】 次に、作業機用ICタグ制御及びオペレータ用ICタグ制御の処理手順について、図3及び図4を参照して説明する。但し、ICタグリーダライタ9、10によるICタグ8、12の検出動作は、別ルーチンで定期的に行われるものとする。 【0011】 図3に示すように、作業機用ICタグ制御では、まず、ICタグリーダライタ9がICタグ8を検出したか否かを判断する(S11)。この判断がYESの場合は、検出したICタグ8の識別情報を確認すると共に、ICタグ8の稼働データ(過去の累積稼働時間)を読み込む(S12)。但し、この処理は、ICタグ8を検出したとき、一回のみ実行される。次に、PTO軸7の回転にもとづいて作業機3の稼働状態を判断し(S13)、ここで作業機3が稼働している場合は、稼働時間の積算処理を行う(S14)。この積算処理は、PTO軸7の回転停止に応じて中断するものの、キースイッチをOFFにするまで続けられる。そして、キースイッチのOFFを判断した場合は(S15)、ICタグ8から読み込んだ過去の累積稼働時間に、今回積算した稼働時間を加算し、これをICタグ8に書き込んでから(S16)、全ての電源をOFFとする(S17)。尚、本実施形態では、稼働時間をICタグ8に書き込んでいるが、稼働回数を書き込むようにしてもよい。 【0012】 一方、図4に示すオペレータ用ICタグ制御では、まず、ICタグリーダライタ10がICタグ12を検出したか否かを判断する(S21)。この判断がYESの場合は、作業時間を積算中であるか否かを判断し(S22)、該判断がNOの場合は、検出したICタグ12の識別情報を確認すると共に、ICタグ12の作業データ(過去の累積作業時間)を読み込み(S23)、作業時間の積算を開始する(S24)。一方、作業時間の積算中は、積算処理を継続すると共に(S25)、作業時間をICタグ12に書き込む(S26)。ICタグ12に書き込む作業時間は、ICタグ12から読み込んだ過去の累積作業時間に、今回積算した作業時間を加算したものであることが好ましい。また、本実施形態では、積算した作業時間をICタグ12に随時書き込んでいるが、作業機用ICタグ制御のように、キースイッチOFF時に書き込むようにしてもよい。 【0013】 叙述の如く構成された本実施形態によれば、走行機体1に各種の作業機3を装着して使用されるトラクタにおいて、作業機3に、読み書き自在なICタグ8を設ける一方、走行機体1に、ICタグリーダライタ9及び制御装置13を設け、該制御装置13が計測した作業機3の稼働時間を、ICタグリーダライタ9を介して、ICタグ8に書き込むようにしたので、各作業機3の稼働時間を正確かつ効率的に管理し、各作業機3の点検時期や部品交換時期を適切に判断できる。 【0014】 また、制御装置13は、ICタグリーダライタ9を介して、ICタグ8から過去の稼働時間を読み出し、当該過去の稼働時間に、今回計測した稼働時間を加算してICタグ8に書き込むので、各作業機3の正確な累積稼働時間を把握でき、その結果、当該累積稼働時間にもとづいて各作業機3の点検時期や部品交換時期を適切に判断できる。 【0015】 尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば、トラクタ以外の農業機械に本発明を適用できることは言うまでもない。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】トラクタの側面図である。 【図2】制御装置の接続構成を示すブロック図である。 【図3】作業機用ICタグ制御のフローチャートである。 【図4】オペレータ用ICタグ制御のフローチャートである。 【符号の説明】 【0017】 1 走行機体 3 作業機 7 PTO軸 8 ICタグ(作業機用) 9 ICタグリーダライタ(作業機用) 10 ICタグリーダライタ(オペレータ用) 11 操作部 12 ICタグ(オペレータ用) 13 制御装置 14 PTO回転センサ 15 キースイッチセンサ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成17年4月19日(2005.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2006−296262(P2006−296262A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−120991(P2005−120991) |
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