| 【発明の名称】 |
除草機 |
| 【発明者】 |
【氏名】泉谷 隆徳 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】矢野 典弘 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】永井 真人 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】上島 徳弘 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】越智 健市 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】従来、畝を立てた圃場を除草する除草機は、畝上若しくは畝溝の一方だけを除草するものであったので、何度も圃場を往復する必要が生じ、作業性が悪いという課題が有った。
【解決手段】除草機(10)には、畝溝に位置させて回転することで畝溝に生える雑草類を引き抜きまたは根元から掘削して除草する除草ローラ(2,2)を備える。前記除草ローラ(2)の回転軸(8a)の外方には、畝上面に位置させて突起片(18)にて畝上面に生える雑草類を絡め取る回転体(16)を突設する。また前記回転体を、線杆又は帯板を螺旋状に巻いた螺旋体にて構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 畝溝に位置させて回転することで畝溝に生える雑草類を引き抜きまたは根元から掘削して除草するローラ部材(2)を備えた除草機であって、前記ローラ部材(2)の回転軸(11)の外方には、畝上面に位置させて畝上面に生える雑草類を絡め取る回転部材(16)を突設したことを特徴とする除草機。 【請求項2】 前記回転部材は、線杆又は帯板を螺旋状に巻いた螺旋体(19)にて構成したことを特徴とする請求項1に記載の除草機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、圃場の畝に沿って転回させながら雑草を除草する除草機の構成に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、畝を立てた圃場を除草する除草機には、特開2000−316309号公報に示されるように、籠型のローラを接地回転させて、ローラ外周部を構成する多数の棒材により表土を浅く掘削することで、雑草を根元から引き抜き除草するものが知られている。 【特許文献1】特開2000-316309号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、前記従来の除草機は、極く低い畝を立てた畑地、或は平坦な圃場での除草には適しているものの、例えばローラの軸芯近くにまである高い畝を立てた圃場では、畝上の除草ができなかった。 【0004】 この発明の課題は、上記のような高い畝に対しても、畝上部の除草作業が容易に行える除草機を具現せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。 即ち、請求項1記載の発明は、畝溝に位置させて回転することで畝溝に生える雑草類を引き抜きまたは根元から掘削して除草するローラ部材(2)を備えた除草機であって、前記ローラ部材(2)の回転軸(8a)の外方には、畝上面に位置させて畝上面に生える雑草類を絡め取る回転部材(16)を突設したことを特徴とする除草機とした。 (請求項1の作用) 以上のように構成した請求項1の除草機では、ローラ部材(2)を畝(U)間の畝溝に沿って回転させると、ローラ部材(2)の外周部が畝溝に生える雑草(g)類を引き抜きまたは根元から掘削して除草し、畝上面に位置させた回転部材(16)により畝上面に生える雑草(g)を絡め取って除草する。 【0006】 また請求項2記載の発明では、前記回転部材は、線杆又は帯板を螺旋状に巻いた螺旋体(19)にて構成したことを特徴とする請求項1に記載の除草機とした。 (請求項2の作用) 以上のように構成した請求項2の除草機では、畝(U)上面で、螺旋体(19)を回転させることにより、絡めた雑草(g)を螺旋による左右方向の送り機能を働かせながら引き抜く。 【発明の効果】 【0007】 請求項1の発明によれば、ローラ部材(2)の回転により、畝溝に生えた雑草(g)を除草することができる上、ローラ部材(2)の回転軸(11)外側方に回転体(16)を突設し同時に回転することで、畝(U)上に生えた雑草(g)も除草することができるので、作業効率が良い。 【0008】 また請求項2の発明によれば、上記回転体を螺旋体(19)にて構成しているので、螺旋に絡めた雑草(g)を螺旋の回転によって左右一方向に移動させるので、請求項1の回転部材(16)に増して除草効果が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、図面に基づいて、この発明を畑地管理用の高床トラクター(以下、乗用管理機)に備えた構成について説明する。 図1と図2は、乗用管理機を示すものであり、車体1の前部に左右前輪2,2を備え、車体後部に左右後輪3,3を備えている。車体前部のボンネット4内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前記前後輪2,3に伝えて走行する構成となっている。 【0010】 また側面視、前記前後輪2,3間のステップフロア38,38上には、操縦席5が設置され、操縦席5の前方には左右前輪2,2及び左右後輪3,3を操向操舵するステアリングハンドル6が設けられている。そして、車体1後部には、作業機リンク機構Rを介して、この発明の除草機(以下、除草ロータ10)を昇降自在に備える構成となっている。 【0011】 除草ロータ10は、図3に示すように、左右方向のツールバー48に支持されたチェーンケース7と、このチェーンケース7下部で回転駆動される駆動軸8a及び同軸8aに着脱自在に取り付ける筒状のロータ軸11と、ロータ軸11に軸受保持された内外のリング部材12,12と、左右のリング部材12,12間にわたって横方向に連結された複数の除草ブレード13,13…と、前記外側のリング部材12の外側部に突設する筒状の回転体16等から構成され、前記ツールバー48に対し、畝Uの間隔に合わせて複数備える構成となっている。尚、図例では3基の除草ロータ10,10,10を前記リンク機構Rにツールバー48を介して昇降自在に取り付ける構成となっている。また前記各除草ブレード13の外側部は、畝の形状に合わせて湾曲した形状となっている。 【0012】 また前記ロータ軸11は、乗用管理機のPTO軸の回転動力を前記チェーンケース7内の伝動チェーン9に伝達し、同チェーン9の回転を、ケース7下部中央の駆動スプロケット8及びこれと一体の駆動軸8aに伝達して駆動する構成となっている。 【0013】 また図4に示すように、前記除草回転体16は、第1実施例として、前記外側のリング部材12を支持するアームに対して取り付けるブラケット21と、同ブラケット21に取り付けられ前記除草ロータ10の軸11と同一軸芯外方に突設する筒状のドラム17と、このドラム17の外周にスパイラル状に複数配置した突起片18,18…とから構成されている。 【0014】 以上のように構成した除草ロータ10では、前記ロータ2を畝溝に位置させ、ドラム17を畝Uの上面に位置させて前記ロータ軸11及びブレード13と共に回転させながら移動することで、除草ブレード13によって畝溝の表土を浅く掘削して雑草gを除草すると共に、外周の突起片18,18…により畝U上の雑草gを巻き付けて除草する。 【0015】 これにより、圃場に立てた畝Uの上面と畝溝間に生えた雑草を同時に除草することができるので作業効率が良い。また前記突起片18をドラム面に対しスパイラル状に配置したので、絡めた雑草を横方向に移動させて引き抜くので、除草効果を向上することができる。 【0016】 尚、上記形態では、前記ドラム17及びこれに取り付ける突起片18は、ゴム等の弾性部材で構成されており、雑草g類を巻き付け易い上、畝U面を削ることが無い。また、根付かせた植付作物Gに触れても弾性変位するので作物を傷めることが無い。 【0017】 また第2実施例としては、図5と図6に示すように、除草回転体16を線状部材を螺旋状に巻いた螺旋体19にて構成する構成となっている。 これにより、前記効果に加え、螺旋体19の回転で左右方向の送り機能が働き、左右一方、詳しくは外方向への雑草排除を促進することで除草ロータ10内への雑草の進入を防止し、作業後の清掃作業を省力化することができる。 【0018】 また前記螺旋体19の外側部は、図のように中空部に構成されるので、螺旋体19自体の雑草の絡み付きを極力防ぐことができる。 尚、前記螺旋体19は、これを取り付ける支持筒20及び前記同様のブラケット21を介して前記外側のリング部材12のアーム装着する構成となっており、位置及び径等は、第1実施例の回転体16と同様である。 【0019】 次に、前記除草ロータ10の全体構成について詳細に説明する。 図7と図8に示すように、除草ロータ10の前方には、チェーンケース7を挟む左右の除草ロータ10,10間への雑草の侵入を防ぐ分草体22を備えている。分草体22の支持ステー23は、前記チェーンケース7の下部にボルトにて着脱自在に装着している。従って、この分草体22によって畝間の雑草gが外側に押しのけられるため、除草効果が向上し、特に、チェーンケース7の下部付近には雑草gが溜らなくなるため、除草ロータ10による除草効果をより良く高めることができる。 【0020】 また図9と図10は、別形態の除草ロータ10を示す図であり、ローラ2上方を覆うカバー25内の除草ロータ10後方に、下端に鋭利な刃部24aを有するスクレーパ24を設ける構成としている。 【0021】 これにより、草の切断不良で除草ロータ内部へ巻き込まれていく残葉をスクレーパ24の刃部24aにて切除し、ロータへの絡み付きを防止することができる。 また図10に示すように、リング部材12と軸受ボス部14を結ぶスポーク部材15及びチェーンケース7には、該スポーク部材15とチェーンケース7との間に草が入り込むのを防止する草侵入防止具30,31を設けている。一方の草侵入防止具30はスポーク部材15と一体構成であり、他方の草侵入防止具31はチェーンケース7の締付ボルト32によって共締めする構成としている。 【0022】 従来では除草ブレードに草が絡んだとき、排出できずに除草ブレードとチェーンケースとの間に草が絡み込んで過負荷となり、能率低下を招くものであったが、本例では上記構成により解消することができる。 【0023】 次に、前記乗用管理機の構成について図面に基づいて説明する。 前記乗用管理機では、図11に示すように、静油圧式無段変速装置Tのオイルタンク36を本機メインフレーム37,37の右側下部に設置し、このオイルタンク36の外側方で、且つ、ステップフロア38の外側方に突設するサブステップ39,39の内側にブラケット41aを介してバッテリ40を支持する構成となっている。バッテリ40の上部にはバッテリカバー41bを備える構成としている。従来はバッテリをメインフレーム37の下部に設置していた為、メンテナンスが容易ではなく、作業の能率低下を招いていたが、本例ではバッテリ40をサブステップ39,38の上部に設置することで、このバッテリ位置が機体の最外側位置にあたることからメンテナンス作業が容易に行なえ、作業者の負担軽減を図ることができる。 【0024】 また図12〜図14は、前記除草ロータ10に代えて取り付ける水田用の除草機を示すもので、株間の水田面に接地して転回移動しながら外周の爪43aによって除草する水田除草ロータ43と、株際に左右から接近し株元近くの草を取り除く株際除草輪44,44などからなるように構成している。特に、前記株際除草輪44,44は、円錐形のドラム45と、該円錐ドラム45の外周に所定空間Sを隔てて張設する除草網(金網)46とからなり、そして、これら左右一対の株際除草輪44,44を正面視で逆ハの字状に配設すると共に、株際を接地転回移動させながら除草網46によって株際の草を掻き取るように構成している。尚、符号47は圃場に突き刺すスパイク、48はツールバー、49は軸受支持杆を示す。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】乗用管理機の側面図。 【図2】同上平面図。 【図3】除草作業機の要部の正面図。 【図4】除草回転体の斜視図。 【図5】除草作業機の要部の正面図。 【図6】除草回転体の正面図。 【図7】除草作業機の側面図。 【図8】分草体の平面図。 【図9】除草作業機の要部の側面図。 【図10】除草作業機の要部の正面図。 【図11】(A)ステップ近傍の正面図。(B)ステップ近傍の平面図。(C)ステップ近傍の側面図。 【図12】水田用除草機の側面図。 【図13】株際除草輪の斜視図。 【図14】(A)水田用除草機の背面図。(B)水田用除草機の平面図。 【符号の説明】 【0026】 2 ローラ 8 スプロケット 8a 駆動軸 10 除草機(除草ロータ) 11 ロータ軸 12 リング部材 13 除草ブレード 16 (除草)回転体 17 ドラム 18 突起片 19 螺旋体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成17年3月30日(2005.3.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−271310(P2006−271310A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月12日(2006.10.12) |
| 【出願番号】 |
特願2005−98364(P2005−98364) |
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