| 【発明の名称】 |
作業車両における昇降駆動機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 康秀 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】昇降アームの下降途中で下降速度を減速させる減速手段の減速時の下降速度及び昇降アーム2の減速開始位置を容易に設定調節することができる作業車両における昇降駆動機構を提供することを課題としている。
【解決手段】昇降油圧シリンダ3によって駆動される作業機昇降用の昇降アーム2の昇降を、昇降操作レバー11の揺動によって昇降油圧シリンダ3のコントロールを行う昇降油圧バルブ4を作動させ、且つ昇降アーム2の昇降動作に連動して昇降油圧バルブ4をフィードバック作動させて昇降操作レバー11のポジションに対応する位置に昇降アーム2を位置決め固定する昇降駆動機構に、昇降アーム2の下降速度を下降途中から低下させて昇降アーム2を位置決めする減速手段を設け、減速手段に、減速時の下降速度及び昇降アーム2の減速開始位置を設定調節する単一の調節手段33を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業機昇降用の昇降アーム(2)と、昇降アーム(2)を昇降駆動する昇降油圧シリンダ(3)と、昇降油圧シリンダ(3)のコントロールを行う昇降油圧バルブ(4)と、昇降アーム(2)の昇降を操作する昇降操作レバー(11)とを設け、昇降操作レバー(11)の揺動によって昇降油圧バルブ(4)を作動させて昇降アーム(2)を昇降させ、昇降アーム(2)の昇降動作に連動して昇降油圧バルブ(4)をフィードバック作動させて昇降油圧バルブ(4)を中立とし、昇降操作レバー(11)のポジションに対応する位置に昇降アーム(2)を位置決め固定する昇降駆動機構を設け、該昇降駆動機構に、昇降アーム(2)の下降速度を下降途中から低下させて昇降アーム(2)を位置決めする減速手段を設けた作業車両において、減速手段に、減速時の下降速度及び昇降アーム(2)の減速開始位置を設定調節する単一の調節手段(33)を設けた作業車両における昇降駆動機構。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクタ等の作業車両における昇降駆動機構に関する。 【背景技術】 【0002】 従来作業機昇降用の昇降アーム(リフトアーム)と、昇降アームを昇降駆動する昇降油圧シリンダ(リフトシリンダ)と、昇降油圧シリンダのコントロールを行う昇降油圧バルブ(制御バルブ)と、昇降アームの昇降を操作する昇降操作レバー(ポジション制御レバー)とを設けた作業車両(トラクタ)が公知となっている(例えば特許文献1参照)。 【0003】 上記作業車両は、昇降操作レバーの揺動によって昇降油圧バルブを作動させて昇降アームを昇降させ、昇降アームの昇降動作に連動して昇降油圧バルブをフィードバック作動させて昇降油圧バルブを中立とし、昇降操作レバーのポジションに対応する位置に昇降アームを位置決め固定する昇降駆動機構を有している。 【0004】 上記昇降駆動機構には、昇降アームの下降速度を下降途中から低下させて昇降アームを位置決めする減速手段が設けられている。この減速手段によって、例えばロータリ耕耘装置を作業機として連結している場合、ロータリ耕耘装置が急速に下降して圃場面に突入することを回避し、回転しているロータリ耕耘装置による走行機体の前方押し出し現象(ダッシング)や、急激な負荷の発生を未然に回避することができる。 【特許文献1】特許第3527065号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記減速手段は、昇降アームの減速後の下降速度の調節と、昇降アームの減速開始位置の調節をユーザレベルで行うことは考慮されていないため、上記調節は容易ではなかった。このため各ユーザの各使用状態に応じた減速手段の設定により、耕耘作業機によるダッシング等を効率よく防止することは極めて困難であった。特に下降速度の調節と減速開始位置はそれぞれ異なる調節部によって行われるため、調節作業自体も容易ではないという欠点があった。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するための本発明の作業車両における昇降駆動機構は、作業機昇降用の昇降アーム2と、昇降アーム2を昇降駆動する昇降油圧シリンダ3と、昇降油圧シリンダ3のコントロールを行う昇降油圧バルブ4と、昇降アーム2の昇降を操作する昇降操作レバー11とを設け、昇降操作レバー11の揺動によって昇降油圧バルブ4を作動させて昇降アーム2を昇降させ、昇降アーム2の昇降動作に連動して昇降油圧バルブ4をフィードバック作動させて昇降油圧バルブ4を中立とし、昇降操作レバー11のポジションに対応する位置に昇降アーム2を位置決め固定する昇降駆動機構を設け、該昇降駆動機構に、昇降アーム2の下降速度を下降途中から低下させて昇降アーム2を位置決めする減速手段を設けた作業車両において、減速手段に、減速時の下降速度及び昇降アーム2の減速開始位置を設定調節する単一の調節手段33を設けたことを特徴としている。 【発明の効果】 【0007】 以上のように構成される本発明の構造によると、単一の調節手段によって減速手段における昇降アームの減速開始位置と減速時の下降速度を容易に設定調節することができる。これによりユーザレベルでの減速手段の調節が可能となり、各ユーザの使用状態に応じた減速手段の設定により、耕耘作業機によるダッシング等を効率よく防止することが可能となるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 図1は作業車両であるトラクタの後部に設けられるリフトアームの昇降機構を示す要部側面透視図である。トラクタ側に設けられる油圧ハウジング1の後方にリフトアーム2が上下昇降揺動自在に軸支されている。従来同様トラクタの後方にはロータリ耕耘装置等の作業機が昇降可能に連結される。該作業機はリフトアーム2の上下揺動によって昇降される。 【0009】 図2は上記昇降機構の油圧回路線図である。上記リフトアーム2は単動型のリフトシリンダ3によって上下昇降揺動駆動される。リフトシリンダ3はコントロールバルブ4によって作動が制御される。上記コントロールバルブ4は、リフトアーム2の上昇用の上げ用バルブ6とリフトアーム2の下降用の下げ用バルブ7とを備えている。 【0010】 下げ用バルブ7には連係レバー8が連結されている。上げ用バルブ6のレバー9は、連結レバー8に片当たり連係されている。コントロールバルブ4の中立状態から、連係レバー8を押し込むことによって、リフトシリンダ3にオイルが送られリフトアーム2が上昇する。コントロールバルブ4の中立状態から連係レバー8を引き出すことによって、リフトシリンダ3のオイルの排出が可能となり、リフトアーム2が自重によって下降する。 【0011】 図1,図2に示されるように、トラクタの運転席側にはリフトアーム2の揺動位置を設定するポジションコントロールレバー11が上下揺動自在に軸支されている。ポジションコントロールレバー11の近傍にはポジションアーム12が揺動自在に油圧ハウジング1側に軸支されている。 【0012】 ポジションアーム12は揺動支点の上方位置においてスプリング(図示しない)によって図1における時計回りに付勢されている。ポジションアーム12のスプリングの連結点と揺動支点13との間には係止ピン14が一体的に設けられている。係止ピン14はポジションコントロールレバー4の後端面11aと係合可能となっている。 【0013】 ポジションアーム12の前方下方位置には、ポジションリンク16が油圧ハウジング1側に回動自在に軸支されている。ポジションリンク16は回動支点17より上方位置においてアーム15を介してスプリング18によって図1における反時計回りに付勢されている。ポジションリンク16はアーム15を介してポジションアーム12に連結プレート19によって連結されている。 【0014】 連結プレート19は、ポジションアーム12においては、揺動支点13より下方位置に連結され、アーム15側においては、スプリング18との連結点と回動支点17との間の位置に連結されている。 【0015】 連結レバー8の先端には、ブラケット21が取り付けられており、該ブラケット21の先端には天秤揺動可能にバルブリンク22が軸支されている。バルブリンク22の上方側の端部には、ポジションリンク16の下端に一体的に設けられたピン23が係合されている。 【0016】 ポジションリンク16の揺動支点17と同軸でフィードバックリンク24が回動自在に軸支されている。該フィードバックリンク24の上端部分とリフトアーム2とはフィードバックロッド26によって連結されている。バルブリンク22の下方側の端部には、フィードバックリンク24の下端部分に一体的に設けられたピン27が係合されている。 【0017】 上記のようにポジションコントロールレバー11のポジションに対応する昇降位置(揺動位置)にリフトアーム2を位置決め固定する昇降駆動機構が構成されている。該昇降駆動機構の構造によって、ポジションコントロールレバー11を上方に揺動させ、所定の位置(ポジション)にセットすると、ポジションコントロールレバー11の後端面11aとポジションアーム12の係合ピン14が係合し、ポジションアーム12が図1における反時計回りに回動する。 【0018】 上記ポジションアーム12の反時計回りの回動によって、連結プレート19が前方に移動し、この連結プレート19の前方への移動によってポジションリンク16が図1における時計回りに回動する。このポジションリンク16の回動によってバルブリンク22を介して連結レバー8が押し込まれ、リフトアーム2の上昇揺動が開始される。 【0019】 リフトアーム2の上昇揺動に伴ってフィードバックロッド26が後方に引かれる。このフィードバックロッド26の後方への移動によってフィードバックリンク24が図1における反時計回りに回動する。 【0020】 このフィードバックリンク24の反時計回りの回動によってバルブリンク22を介して連結レバー8が引き出される。連結レバー8の引き出しによってコントロールバルブ4が中立位置に戻されるとリフトアーム2の上昇が終了し、リフトアーム2が所定の揺動位置に位置固定される。 【0021】 一方ポジションコントロールレバー11を下方に揺動させ、所定の位置(ポジション)にセットすると、スプリングの付勢力によって係合ピン14がポジションコントロールレバー11の後端面11aに追従しながら、ポジションアーム12が図2における時計回りに回動する。 【0022】 上記ポジションアーム12の時計回りの回動によって、連結プレート19が後方に移動し、この連結プレート19の後方への移動によってポジションリンク16が図1における反時計回りに回動する。このポジションリンク16の回動によってバルブリンク22を介して連結レバー8が引き出され、リフトアーム2の下降揺動が開始される。 【0023】 リフトアーム2の下降揺動に伴ってフィードバックロッド26が前方に引かれる。このフィードバックロッド26の前方への移動によってフィードバックリンク24が図1における時計回りに回動する。 【0024】 このフィードバックリンク24の時計回りの回動によってバルブリンク22を介して連結レバー8が押し込まれる。連結レバー8の押し込みによってコントロールバルブ4が中立位置に戻されるとリフトアーム2の下降が終了し、リフトアーム2が所定の揺動位置に位置固定される。 【0025】 以上のように、昇降駆動機構は、ポジションコントロールレバー11の揺動によってコントロールバルブ4を作動させてリフトアーム2を昇降させ、リフトアーム2の昇降動作に連動して上記のようにコントロールバルブ4をフィードバック作動させてコントロールバルブ4を中立とし、ポジションコントロールレバー11のポジションに対応する揺動位置にリフトアーム2を位置決め固定する構造となっている。 【0026】 ポジションアーム12とポジションリンク16との間には、油圧ハウジング1側に、牽制アーム28が揺動自在に軸支されている。該牽制アーム28は後端面28aがポジションアーム12の係合ピン14と係合可能となっている。 【0027】 ポジションアーム12とリフトアーム2との間には、油圧ハウジング1側に回動ピン29が回動自在に取り付けられている。回動ピン29には調整ロッド31が前後スライド自在に挿入されている。調整ロッド31の前方部分にはタップが立てられている。調節ロッド31の前端にはジョイント32が一体的に取り付けられている。 【0028】 ジョイント32の後端部には調整グリップ33の軸34が回転方向に一体的に取り付けられている。ただしジョイント32は、グリップ33の軸34のジョイント32に対する前後スライドは許容する。調整グリップ33はポジションコントロールレバー11の下方のパネル35から突出している。 【0029】 調整ロッド31のネジ部分(タップ部分)の前方側には、調整ナット36が螺号している。調整ナット36は回動ピン29の直前に配置され、回動ピン29に接している。調整ナット36は立方体のブロック状となっている。調整ナット36及び回動ピン29は側面視(図1)において略逆コ字状をなすブラケット37に収容されている。 【0030】 ブラケット37の後端面には、貫通孔を有する凹部37aが形成されている。調整ロッド31は貫通孔に挿入され、調整ロッド31の後端に設けられたフランジ38が凹部37aに外側から収容されている。調整ロッド31における回動ピン29より後方側にはピン39が設けられている。ピン39とブラケット37の後端面との間には、調整ロッド31に外嵌されて圧縮バネ41が設けられている。 【0031】 ブラケット37の上面には前方に向かってアーム42が一体的に取り付けられている。アーム42の前端には連結ピン43が設けられている。該連結ピン43は牽制アーム28に設けられた上下方向の長孔44に挿入されている。該長孔44は回動ピン29を中心として調整ロッド31とブラケット37とが一体的に回動した場合の連結ピン43の移動軌跡に沿っている。 【0032】 上記調整グリップ33の軸34には、上記パネル35の裏面側においてストッパプレート46が取り付けられている。ストッパプレート46の下方にはパネル35の外側から固定グリップ47のネジ軸48が螺合されている。パネル35は調整グリップ33と固定グリップ47との一体的な上下スライドを許容している。 【0033】 調整グリップ33と固定グリップ47とをストッパプレート46と一体的にパネル35に対して上下スライドさせ、所定の位置で固定グリップ47を締め込みパネルに固定することによって調整グリップ33と固定グリップ47のパネル35に対する上下位置が調節固定される。 【0034】 ジョイント32が調整グリップ33の軸34に対してスライドし、調整ロッド31とブラケット37とが一体的に回動ピン29を軸心として上下回動し、連結ピン43が長孔44内を移動することによって、調整グリップ33と固定グリップ34との上記上下スライド移動が許容される。 【0035】 調整グリップ33を回転させると、調整ロッド31が回転して調整ロッド31の調整ナット36より後方への突出量が変化し、調整ロッド31の回動ピン29から後方への突出量が調節される。調整ロッド31が前方に移動する(回動ピン29からの後方への突出量が減少する)と圧縮バネ41の付勢力に抗してブラケット37も一体的に前方に移動する。 【0036】 調整ロッド31が後方に移動する(回動ピン29からの後方への突出量が増加する)と圧縮バネ41の付勢力によってブラケット37が調整ロッド31に追従して後方に移動する。ブラケット37の前後移動によって連結ピン43を介して牽制アーム28が前後に揺動する。 【0037】 リフトアーム2側にはリフトアーム2と一体的に揺動するプッシュアーム49が設けられている。リフトアーム2はプッシュアーム49を介してリフトシリンダ3に連結されている。プッシュアーム49とブラケット37とは、リフトアーム2の下降揺動途中で当接するように配置されている。 【0038】 牽制アーム28,回動ピン29,調整ロッド31,ジョイント32,調整グリップ33,調整ナット36,ブラケット37,ピン39,圧縮バネ41,アーム42,連結ピン43,ストッパプレート46,固定グリップ47によって、リフトアーム2の下降速度を下降途中から低下させて最終的にリフトアーム2を位置決めする減速手段が構成されている。 【0039】 上記構成の減速手段によると、ポジションコントロールレバー11を下方に揺動操作し、リフトアーム2の下降揺動を開始させると、ポジションアーム12の係合ピン14がポジションコントロールレバー11に追従する途中で牽制アーム28の後端28aに接する。これによりリフトアーム2は、係合ピン14が牽制アーム28と当接した状態のポジションアーム12の傾斜に対応する位置にまで下降する。 【0040】 ただしポジションアーム12の上記傾斜位置に対応する位置までリフトアーム2が下降する途中で、プッシュアーム49がブラケット37に接して前方に向かって押す。このブラケット37の前方への移動によって、連結ピン43が牽制アーム28を図1における時計回りに回動させる。 【0041】 上記のようにプッシュアーム49がブラケット37を押接することによる牽制アーム28の追加回動によって、係合ピン14が牽制アーム28の後端28aに当接するようにポジションアーム12が牽制アーム28に追従して時計回りに追加回動する。ポジションアーム12が追加回動すると、リフトアーム2は、ポジションアーム12の新たな揺動位置に対応する位置にまで、上記同様に下降揺動する。 【0042】 リフトアーム2は上記サイクルを、係合ピン14がポジションコントロールレバー11の後端面11aに接するまで繰り返し、係合ピン14がポジションコントロールレバー11の後端面に接すると、ポジションコントロールレバー11のポジションに対応する位置に位置決め固定される。 【0043】 プッシュアーム49がブラケット37を押すのは、係合ピン14が牽制アーム28と当接した状態のポジションアーム12の傾斜に対応する位置にリフトアーム2が位置する直前であり、コントロールバルブ4は中立状態となる直前であるため、リフトアーム2の下降速度は低下した状態となる。 【0044】 このためプッシュアーム49がブラケット37に接した後のリフトアーム2の下降速度は、プッシュアーム49がブラケット37に接する前より低下する。つまりリフトアーム2は、上記減速手段によって下降途中において、プッシュアーム49がブラケット37に接する位置から下降速度が減速し、その後最終的に位置決めされる。 【0045】 リフトアーム2の下降速度の減速開始位置は、プッシュアーム49とブラケット37との位置関係によって決まる。ブラケット37を後方に移動させることによって、ブラケット37とプッシュアーム49との当接時期が早まり、ブラケット37を前方に移動させることによって、ブラケット37とプッシュアーム49との当接時期が遅れる。 【0046】 このため調整グリップ33を回転させ、調整ロッド31の回動ピン29より後方への突出量を調節することによって、下降揺動するリフトアーム2の減速開始位置を設定調節することができる。なおブラケット37の前後移動に伴って牽制アーム28が揺動されるため、係合ピン14と牽制アーム28との当接位置は、ブラケット37とプッシュアーム49との当接時期に対応して自動的に調節される。 【0047】 一方上記のようにプッシュアーム49がブラケット37を押すことによって、牽制アーム28が逃げる(時計回りに回動する)ため、リフトアーム2の回動角度に対して牽制アーム28の逃げ(時計回りの揺動角度)の割合が大きくなると、コントロールバルブ4の中立状態からの開く量が大きくなり、リフトアーム2の減速時の速度が増加する。 【0048】 図3に示されるように調整グリップ33を下方に移動させると、連結ピン43が長孔44の下方に移動し、牽制アーム28の揺動支点と揺動操作点との距離が短縮され、リフトアーム2の揺動に連動する牽制アーム28の揺動角度(逃げ量)が増加し、上記のように減速時のリフトアーム2の減速時の速度が増加する。 【0049】 このため調整グリップ33を上下に移動させることによって、リフトアーム2の減速時の速度を調節することができる。以上のように本減速手段は、調整グリップ33を単一の調節手段として、リフトアーム2の減速開始位置と減速時の下降速度を容易に設定調節することができる。 【0050】 これによりユーザレベルでの減速手段の調節が可能となり、各ユーザの使用状態に応じた減速手段の設定により、例えば作業機としてロータリ作業機が連結されていると、ロータリ耕耘装置が急速に下降して圃場面に突入することを回避し、回転しているロータリ耕耘装置による走行機体の前方押し出し現象(ダッシング)や、急激な負荷の発生を未然に効率よく回避することができる。また深く耕耘する場合でもすばやく目標耕深にすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】リフトアームの昇降機構を示す要部側面透視図である。 【図2】昇降機構の油圧回路線図である。 【図3】リフトアームの減速時の下降速度を増加させた場合のリフトアームの昇降機構を示す要部側面透視図である。 【符号の説明】 【0052】 2 リフトアーム(昇降アーム) 3 リフトシリンダ(昇降油圧シリンダ) 4 コントロールバルブ(昇降油圧バルブ) 11 ポジションコントロールレバー(昇降操作レバー) 33 調整グリップ(調節手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成17年3月15日(2005.3.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081673 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 誠
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| 【公開番号】 |
特開2006−254731(P2006−254731A) |
| 【公開日】 |
平成18年9月28日(2006.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2005−73892(P2005−73892) |
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