トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 歩行型管理作業機
【発明者】 【氏名】鎌田誠
【住所又は居所】埼玉県桶川市西2丁目9番37号 マメトラ農機株式会社内

【氏名】小沢勉
【住所又は居所】埼玉県桶川市西2丁目9番37号 マメトラ農機株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体中央の伝動ケースの下部出力側に挿通した耕耘軸の左右両端に車輪取付け孔を形成すると共に、この車輪取付け孔の周りに頭部が軸部より大きい複数本のピンを等間隔に配列し、
さらに前記耕耘軸に放射状に取り付けた耕耘爪の回転半径よりも径の大きい一対の車輪のそれぞれ片側に車輪と一体に取付け板を固定すると共に、この取付け板には車輪の車軸周りに複数個の円弧状の長孔を等間隔に設け、この長孔に前記ピンの頭部より大きい挿入部を形成し、
そして前記車輪の車軸を耕耘軸の車輪取付け孔に挿通すると共に、前記ピンの頭部を長孔の挿入部に挿入し長孔に沿って車輪を所定角度旋回することにより一対の車輪を耕耘軸の左右両端に取付け自在にしてなる歩行型管理作業機。
【請求項2】
前記挿入部は、長穴の途中部又は耕耘軸正転時において回転方向後ろ側に配置したことを特徴とする請求項1記載の歩行型管理作業機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、車軸と兼用の耕耘軸に耕耘爪を取付けて耕起作業を行なう歩行型管理作業機の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車軸と兼用の耕耘軸に耕耘爪を取付ける前進即耕型と呼ばれる小型の歩行型管理作業機は、舗道などを移動するときは、後部に装着した抵抗棒に車輪を取付けて尾輪を形成し、ハンドルを押し下げてロータ部を持上げた状態で尾輪で走行するか、車軸に装着した耕耘爪を取外し車輪に付替えて走行していた。
【0003】
しかし、抵抗棒に車輪を取付け、ロータ部を持上げて手押しで走行するには労力が必要であるし、耕耘爪と車輪とを付替えるには、耕起作業と移動のたびに付替えの手間がかかるうえに、移動時には取外した耕耘爪を持運ばなければならず不便であるという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする問題点は、車軸と兼用の耕耘軸に耕耘爪を取付ける前進即耕型の歩行型管理作業機においては舗道などを走行させる際に車輪の取付けや移動などに労力と手間がかかっていた点である。すなわち本発明は、簡便な方法で車軸に車輪を取付けて余計な労力を必要とせずに舗道を走行することのできる歩行型管理作業機を提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1記載のごとく、機体中央の伝動ケースの下部出力側に挿通した耕耘軸の左右両端に車輪取付け孔を形成すると共に、この車輪取付け孔の周りに頭部が軸部より大きい複数本のピンを等間隔に配列し、さらに前記耕耘軸に放射状に取り付けた耕耘爪の回転半径よりも径の大きい一対の車輪のそれぞれ片側に車輪と一体に取付け板を固定すると共に、この取付け板には車輪の車軸周りに複数個の円弧状の長孔を等間隔に設け、この長孔に前記ピンの頭部より大きい挿入部を形成し、そして前記車輪の車軸を耕耘軸の車輪取付け孔に挿通すると共に、前記ピンの頭部を長孔の挿入部に挿入し長孔に沿って車輪を旋回することにより一対の車輪を耕耘軸の左右両端に取付け自在にしたことを特徴とする。
【0006】
請求項2記載のごとく、前記挿入部は、耕耘軸正転時において回転方向前側に長穴部分を有する。
【発明の効果】
【0007】
請求項1記載のごとく、耕耘軸の最外端両側に連結部を設けるとともに車輪に取付け板を設けたことにより、耕耘爪を取付けたままで耕耘軸に車輪を連結できるため、移動の際に耕耘爪を取外して持ち運ぶ必要がなく、また、車輪を駆動して楽に走行することができる。さらに、ピンの軸部よりも頭部を大きく形成したことにより、この頭部が長穴の縁に係止してピンが抜けて脱輪することがない。さらに、連結軸がピンよりも長く形成されているため、まず取付け板の連結軸を車輪取付け孔に挿入して互いの中心を合わせてから、いずれかを回転させてピンを挿入部に差込むことができ、簡便に車輪を耕耘軸に連結することができる。
【0008】
請求項2記載のごとく、長穴の途中部又は耕耘軸正転時後ろ側に挿入部を設けたことにより、耕耘軸に車輪を取付けて駆動しても走行時にピンは長穴の前端部に位置するため、走行時に挿入部からピンが抜けて脱輪するのを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る歩行型管理作業機について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明に係る歩行型管理作業機の全体側面図である。
【0010】
管理作業機1は、機体フレーム2にエンジン3を搭載し、機体中央の下方に延出する伝動ケース4の下部に耕耘作業部5を設けるとともに耕耘作業部の左右外端に車輪13を取付けて、ハンドル6によって操向する。エンジン3からの動力はギヤケース7と伝動ケース4を介して耕耘作業部5に伝えられる。また、機体フレーム2の後部には抵抗棒8が取付けられており、耕耘作業時には車輪13を取外して抵抗棒8を地中に押付けながら前方に走行する。
【0011】
図2は耕耘作業部5の正面図である。
伝動ケース4の左右に突設した耕耘軸10には耕耘爪11が放射状に取付けられている。さらに、耕耘軸10の外端両側には耕耘時に直進性を出すためのディスク12が取付けられ、ディスク12の左右外側に車輪13が取付けられている。この車輪13の径は耕耘爪11及びディスク12の径よりも大きく形成される。
【0012】
以下、車輪13とディスク12との取付機構について図3乃至図6を参照して説明する。図3は車輪13の内側面に取付けられた取付け板20を示す図であり、図4は取付け板20の側面図である。
【0013】
車輪13の内側面には取付け板20が設けられている。取付け板20は、中心に連結軸21を突設し、この連結軸21の周りに3つの円弧状の長穴22を設けて周を3等分する位置に配置すると共に長穴22の一端をさらに大きく円形状に切り欠いて挿入部23を形成してなる。挿入部23は、機体が前方に進行する向きである耕耘軸10の正転時に回転方向の後ろ側になるように形成するか、または長穴22の略中央に形成するとよい。
【0014】
次にディスク12の連結部25について図5及び図6を参照して説明する。図5はディスク12の外側面を示す図であり、図6はディスクの断面図である。
【0015】
ディスク12の外側面に連結部25が設けられている。連結部25は中心に設けられた車輪取付け孔26の周りに3本のピン27を突設し、各ピン27を周を等分するように配置して形成する。ピン27は、軸部28と、これよりも大きく形成された頭部29を有している。この頭部29は挿入部23よりは小さく、かつ長穴22よりは大きく形成して、取付け板20に設けられた挿入部23を通過し、挿入部23の他の長穴22の部分では通過しないようにする。また、ピン27は取付け板20の連結軸21よりも短く形成するとよい。
【0016】
このようにして形成したディスク12と取付け板20は、取付け板20の連結軸21をディスク12の車輪取付け孔26に挿入すると共にディスク12のピン27を取付け板20の長穴22の挿入部23から差込み、長穴22に沿ってピン27を回転させて連結する。
【0017】
上記のごとく構成した歩行型管理作業機1は以下のような効果を奏する。
【0018】
耕耘軸10に耕耘爪11を取付けたままで車輪13を連結できるため、取外した耕耘爪を持ち運ぶ必要がなく、また、耕耘軸10に車輪13を取付けているため楽に走行することができる。
【0019】
ピン27の頭部29が長穴22の幅よりも大きく形成されて長穴22や挿入部23の縁に係止するためピン27が抜けて脱輪するおそれがほとんどない。さらに、挿入部23が正転時に回転方向の後ろ側又は長穴22の途中部に配置されているため走行時にピン27が抜けるおそれはない。
【0020】
また、連結軸21がピン27よりも長く形成されているため、まず取付け板20の連結軸21をディスク12の車輪取付け孔26に挿入して互いの中心を合わせてから、いずれかを回転させてピン27を挿入部23に差込むことができ、ディスク12と車輪13とを簡便に連結することができる。
【0021】
本実施例においては耕耘軸10の最外端両側に連結部25を有するディスク12を取付け、ディスク12の外側に車輪13を設けたが、耕耘軸10の最外端両側に連結部を有する別の金具や、連結部を備えた棒爪や左右非対称の側板などのその他のアタッチメントを取付けてもよい。また、ピン27及び長穴22は3つ設けたが、2つ又は4つ以上設けてそれぞれが係合するように配置してもよい。さらに、本実施例では連結部25にピン27を突設し、取付け板20に長穴22を設けたが、連結部25に長穴22を設け、取付け板20にピン27を突設する構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る管理作業機の側面図である。
【図2】耕耘作業部の正面図である。
【図3】車輪の内側面を示す図である。
【図4】取付け板の側面図である。
【図5】ディスクの外側面を示す図である。
【図6】ディスクの断面図である。
【符号の説明】
【0023】
1 管理作業機
10 耕耘軸
11 耕耘爪
12 ディスク
13 車輪
20 取付け板
21 連結軸
22 長穴
23 差込部
25 連結部
26 車輪取付け孔
27 ピン
28 軸部
29 頭部
【出願人】 【識別番号】000113816
【氏名又は名称】マメトラ農機株式会社
【住所又は居所】埼玉県桶川市西2丁目9番37号
【出願日】 平成17年2月22日(2005.2.22)
【代理人】 【識別番号】100077779
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 哲郎

【識別番号】100078260
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 レイ子

【識別番号】100086450
【弁理士】
【氏名又は名称】菊谷 公男

【公開番号】 特開2006−230213(P2006−230213A)
【公開日】 平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願番号】 特願2005−45631(P2005−45631)