| 【発明の名称】 |
歩行型農作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇都宮 豊和 【住所又は居所】岡山県岡山市九蟠1119番地の1 オカネツ工業株式会社内
【氏名】鉄尾 良一 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】管理機等の歩行型農作業機において、ハンドル部の振動をなくし、強固に構成し乍ら、機体の運搬や格納時には、全体的に機体をコンパクトにし、オペレータの体格等に応じたハンドル高さ調節が容易に可能な歩行型農作業機を得る。
【解決手段】機体1にエンジン2,走行装置及びロータリKを備えた歩行型農作業機Hにおいて、機体1に設けたハンドルフレーム12に、作業位置から前方に折畳み自在に取付けたハンドル13を、折畳み時にその先端が車高より低い位置にて固定されるように構成した。また、ハンドルフレーム12に菊座22a,22bを介してハンドル13の回動位置を調整自在に固定し、ハンドル13の折畳み時にエンジン2及び機体1に接触しない位置に固定してなる。更に、菊座22a,22bは、ハンドル13を等間隔の回動位置にて固定してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体にエンジンを搭載すると共に、走行装置及びロータリを配設してなる歩行型農作業機において、 前記機体にハンドルフレームを取付け、かつ該ハンドルフレームに、作業位置から前方に折畳み自在にハンドルを取付け、 該ハンドルの折畳み時に、該ハンドルの先端が車高より低い位置にて前記ハンドルフレームに固定するように構成した、 歩行型農作業機。 【請求項2】 前記ハンドルフレームに、菊座を介して前記ハンドルの回動位置を調整自在に固定し、 前記ハンドルの折畳み時に、該ハンドルが前記エンジン及び機体に接触しない位置に、前記菊座にて固定してなる、 請求項1記載の歩行型農作業機。 【請求項3】 前記菊座は、前記ハンドルを等間隔の回動位置にて固定してなる、 請求項1又は2記載の歩行型農作業機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、管理機等の歩行型農作業機に係り、詳しくはそのハンドルの回動構成に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、機体にエンジンを搭載すると共に、走行装置及びロータリを配設してなる歩行型農作業機において、上方に突出させたハンドルを、回動自在に係止して収納状態にできる技術は知られている(特許文献1,2,3参照)。 【0003】 【特許文献1】特開2003−146256号公報 【特許文献2】特開2001−120003号公報 【特許文献3】特開2001−258302号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、従来公知の上記特許文献1に記載のものは、作業機の機体を車等で運搬する際に、ハンドル7を折畳んで機体をコンパクト化したものであるが、このものは、本体10の上部フレーム6後部に直接軸受部60と有段の係合ロッド62とを設けて、この低い位置で前記ハンドル7を前方に回動するようにしているので、ハンドル7が異常に長くなって作業時のオペレータの手元振動や車等での格納運搬時にハンドル7先端側の振動が大きくなるばかりか、ハンドル7全体が強度不足となりがちであり、しかもハンドル7の回動角度が有段であるため、オペレータの体格等に応じたハンドル7高さへの適応性も劣り作業性が悪くなるものである。 【0005】 また、特許文献2に記載のものは、車高より高いハンドル支柱5の頂部をハンドル6の回動支点としてオペレータの足元側へ向けて、フランジ板9で有段調節するようにしたものであり、この場合には、ハンドル6を回動しても全体的に余りコンパクトとならず、しかも、ハンドル6の回動角度が有段であることの欠点を前記文献同様に有するものであって、特許文献3のものは、ハンドル支持体22に延設したハンドル23の、車高より高い中途部を有段調節する回動支点としているので、前記特許文献2の有する欠点をそのまま有しているものである。 【0006】 そこで、本発明は、これら従来の諸不具合を改善し、ハンドル部の振動を極力なくし、強固に構成できるものであり乍ら、機体の運搬や格納時には、全体的に機体をコンパクトにできると共に、オペレータの体格等に応じたハンドル高さ調節が容易に可能な歩行型農作業機を得ることを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 請求項1に係る本発明は、機体(1)にエンジン(2)を搭載すると共に、走行装置(6)及びロータリ(K)を配設してなる歩行型農作業機(H)において、 前記機体(1)にハンドルフレーム(12)を取付け、かつ該ハンドルフレーム(12)に、作業位置から前方に折畳み自在にハンドル(13)を取付け、 該ハンドル(13)の折畳み時に、該ハンドル(13)の先端が車高より低い位置にて前記ハンドルフレーム(12)に固定するように構成した、 ことを第1の特徴とする歩行型農作業機にある。 【0008】 また、請求項2に係る本発明は、前記ハンドルフレーム(12)に、菊座(22a,22b)を介して前記ハンドル(13)の回動位置を調整自在に固定し、 前記ハンドル(13)の折畳み時に、該ハンドル(13)が前記エンジン(2)及び機体(1)に接触しない位置に、前記菊座(22a,22b)にて固定してなる、 ことを第2の特徴とする歩行型農作業機にある。 【0009】 更に、前記菊座(22a,22b)は、前記ハンドル(13)を等間隔の回動位置にて固定してなる、 ことを第3の特徴とする歩行型農作業機にある。 【0010】 なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。 【発明の効果】 【0011】 請求項1に係る本発明によると、歩行型農作業機で作業をする際のハンドル強度を向上させるものであり乍ら、運搬又は格納する等のためにハンドルを前方に折畳んだ際、ハンドルの先端が車高より低い位置となるので、自動車への搭載時又は格納時に邪魔にならないようにコンパクトに納まり、また運搬時にオペレータは楽な姿勢でハンドル先端部を持つことができ、歩行型農作業機の運搬が容易となる。 【0012】 また、請求項2に係る本発明によると、ハンドルの折畳み時に、ハンドルがエンジン、機体等に接触することがないので、運搬時又は格納時にハンドル並びにエンジン、機体等を破損することがない。 【0013】 更に、請求項3に係る本発明によると、ハンドルを菊座により作業位置と折畳み位置との間で等間隔で固定できるので、オペレータの体格に応じたハンドル位置に容易に調節することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、図面に沿って本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は歩行型農作業機(管理機)Hの全体側面図であり、1は農作業機の機体であって、該機体1の中央上部にはエンジン2が備えてあり、該エンジン2の動力を、その下方の前後方向に長いミッションケース3内にある車軸4及びその前方の耕耘軸5に伝達し、図2の要部平面図で明らかな如く、前記車軸4の左右両端側には走行装置としての車輪6,6を、また、前記耕耘軸5の左右方向両側には、ロータリKを構成する複数の耕耘爪7・を夫々装着して、圃場等での耕耘作業を行えるように構成されている。 【0015】 更に、前記ミッションケース3の前部上方には、図1に記載の如く、扇状に広がったプレート8に、その取付け姿勢がレバー9によって上下方向に調節自在となるゲージ輪10を前方に向けて装着している。そして、前記ゲージ輪10の高さを必要に応じて鎖線の上下各位置等に移動調節することにより、耕深調節等が行えるように構成されている。 【0016】 更にまた、図1で前記ミッションケース3の後部上方には、機体1上部の車高よりも低い位置にハンドルフレーム12を強固に装着し、該ハンドルフレーム12の頂部には、上方斜め後方に延びる運転操作用のハンドル13と、これに沿うようにして機体1の走行変速や耕耘作業等の切換えをオペレータOが運転操作位置から行えるようにした変速レバー14が延出されている。そして、該変速レバー14は、前記ハンドルフレーム12の頂部と略同一高さの中途部14aにてその延長部分を着脱できる構成となっている。 【0017】 なお、前記運転操作用のハンドル13装着部には角度調節装置15があって、オペレータOが自分の体格に応じたハンドル13高さ位置に取付角度を任意に調節したり、機体1の運搬時や格納時等にハンドル13を図1,2の鎖線状態の任意の位置に折畳んで、機体1全体がコンパクトな状態にできる構成となっている。 【0018】 ここで、16は前記変速レバー14の設定位置を案内する変速パネルであり、17は前記ロータリKの上部や両側部等を覆うロータリカバー、18の鎖線は、前記耕耘爪7・先端の回転軌跡を夫々示し、19は前記ハンドル13の上部側に装着されたクラッチで、クラッチ入り状態では前記ハンドル13の上部に沿う形状(図1,2の実線状態)となり、クラッチ切り状態では、起立した鎖線状態となる。更に、エンジン2からの動力は、前記変速レバー14を変速パネル16の適宜操作位置に変更させる操作により、前記ミッションケース3内に収納された変速装置20を変更させて前記左右の車輪6,6及びロータリK等に伝達されるものである。 【0019】 次に、前記ハンドル13の角度調節装置15部分の詳細について図2で説明するに、前記ハンドルフレーム12の上端部に、左右両端側に一体的な菊座22a,22aを備えた水平状の支持杆23を設け、その左右外側に前記菊座22a,22aと夫々係合する菊座22b,22bを一体的に備えたループ形状のハンドル13を設け、これらの両菊座22a・,22b・の各中心部の穴24・・・と前記支持杆23の内部を左右方向に貫通する長尺ボルト25を片側から挿通し、その反対側に設けたノブ26を左右方向に回動させることにより、左右一対の菊座22a,22b・・の係合,弛緩作用で、前記ハンドル13を任意の角度に回動させてから適宜位置で係合させることにより、ハンドル13の上下高さ位置を調節したり、図1,2の鎖線状態の如く大きく回動させて、運搬や格納状態の任意の位置に変姿させることが可能となるようになっている。なお、前記菊座22a,22bを作業位置と折畳み位置との間で等間隔に固定するようにすれば、オペレータOの体格に応じたハンドル13位置に容易に調節することができて作業性が良くなるものである。 【0020】 そしてこの時、前記ハンドル13は、強固なハンドルフレーム12の支持杆23にその両端で係止されているので、必要な長さ丈ですみ、農作業機で作業をする際のハンドル13の強度を向上させることができると共に、オペレータOの手元振動を抑制でき、しかも、前記ハンドル13の回動支点となる支持杆23の高さは、機体1の車高より低い位置で、ハンドル13の形状は、その内側が空間となるループ形状となっているので、機体1の中央部分上方にエンジン2や燃料タンク等の突出物があっても、これらを取り囲む状態に折畳むことができて、折畳んだハンドル13で囲む内部のものをガードする役目を果たし、運搬時や格納時に機体1を破損するようなことはなく、車等への搭載時や農閑期の格納時に、邪魔にならないよう全体的にコンパクトとなる。更に、機体1の運搬時に、オペレータOは、楽な姿勢でハンドル13の先端部を持つことが可能となって、機体1の運搬が楽となるものである。 【0021】 本発明のものは以上の構成よりなるもので、通常の農作業等を行う際には、ハンドル13を起立させた作業位置(図の実線位置)で行えば良いが、オペレータOによっては、体格等が異なる。このような時には、オペレータOの手前にある角度調節装置15のノブ26を緩めてハンドル13の左右装着部に備えた一対の菊座22a,22b・・の係止を一旦外し、ハンドル13の角度をオペレータOの体格に合わせた高さに調節した後、ノブ26を締めれば、前記一対の菊座22a,22b・・の係止により、適度な高さにハンドル13が固定される。 【0022】 また、機体1を乗用車のトランクや軽四の荷台等に搭載して運搬したり、農閑期で物置等に格納するような際には、前記角度調節装置15のノブ26を緩めて前記一対の菊座22a,22b・・の係止を外すと共に、ハンドル13を前方に大きく折畳んで折畳み位置(図の点線位置)に回動した後ノブ26を締めれば良い。そして、この時の一対の菊座22a,22bの係止は、ハンドル13の先端側が車高より低い位置に係止したり、エンジン2や機体1に接触しない任意の位置に係止出来るものである。なおこの際、前記変速レバー14は、その中途部14aで延長部分が着脱自在に構成されているので、延長部分を外すことにより、突起部分をなくすことが可能となる。 【0023】 要するに本発明は、歩行型農作業機Hで作業をする際のハンドル13の強度を向上させるものであり乍ら、機体1の運搬又は格納する等のためにハンドル13を前方に折畳んだ際、ハンドル13の先端が車高より低い位置となるので、車への搭載時又は格納時等になんら邪魔にならないようにコンパクトに納まり、また運搬時にオペレータOは楽な姿勢でハンドル13先端部を持つことができ、歩行型農作業機Hの運搬が容易となるものである。 【0024】 また、ハンドル13の折畳時に、ハンドル13がエンジン2、機体1等に接触することがないので、運搬時又は格納時にハンドル13並びにエンジン2、機体1等を破損するようなことがない。 【0025】 更に、ハンドル13を菊座22a,22bにより作業位置と折畳み位置との間で等間隔で固定できるので、オペレータOの体格に応じたハンドル13位置に容易に調節することができるものである。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】歩行型農作業機の全体側面図。 【図2】同上要部の平面図。 【符号の説明】 【0027】 1 機体 2 エンジン 12 ハンドルフレーム 13 ハンドル 15 角度調節装置 22a,22b 菊座 23 支持杆 26 ノブ H 歩行型農作業機(管理機) K ロータリ O オペレータ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成17年1月17日(2005.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開2006−191896(P2006−191896A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2005−9023(P2005−9023) |
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