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【発明の名称】 ロータリ耕耘機
【発明者】 【氏名】涌田 健作
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【要約】 【課題】耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆い、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機であって、簡単な構成で、それだけ低コストで、しかも見栄えに影響することなく、前記ヒンジ部への土の付着を抑制できるロータリ耕耘機を提供する。

【解決手段】ロータリカバー210と、ヒンジ部220を介してロータリカバー210に回動自在に連結されたリヤカバー230とを備えたロータリ耕耘機100において、ロータリカバー210には、ヒンジ部220と、該ヒンジ部220との間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部220の車輌前方に配設された土ガード211とが設けられ、リヤカバー230には、隙間領域Hの一端側開口Pから他端側開口P’への土の侵入を防止する土付着防止部材230aが設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機において、
前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられており、
前記リヤカバーには、前記隙間領域の一端側開口から他端側開口への土の侵入を防止する土付着防止部材が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機。
【請求項2】
前記リヤカバーは、前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部に相対回転自在に外挿される軸受部材を有しており、
前記土付着防止部材は、前記ヒンジ部の軸線を基準にして径方向外方へ延びるように前記軸受部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機。
【請求項3】
前記リヤカバーは、前記ロータリカバーに対して、標準位置と、該標準位置から前記ヒンジ部回りに上方へ揺動された上昇位置とをとり得るように構成されており、
前記土付着防止部材は、前記リヤカバーが標準位置に位置する際には前記隙間領域内に位置し、且つ、前記リヤカバーの標準位置から上昇位置への移動によって、前記隙間領域内の土を掻き出すように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のロータリ耕耘機。
【請求項4】
前記リヤカバーは、前記ロータリカバーに対して、標準位置と、該標準位置から前記ヒンジ部回りに上方へ揺動された上昇位置とをとり得るように構成されており、
前記土付着防止部材は、前記リヤカバーが標準位置に位置する際に、それぞれ、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口近傍に位置する第1土付着防止部材及び前記隙間領域内に位置する第2土付着防止部材を含み、
前記第2土付着防止部材は、前記ロータリカバーの標準位置から上昇位置への移動によって、前記隙間領域内の土を掻き出すように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のロータリ耕耘機。
【請求項5】
耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機において、
前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられており、
さらに前記ロータリカバーには、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口を閉塞する土付着防止部材が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機。
【請求項6】
前記ロータリカバーには、前記隙間領域の耕耘部から離間された側の開口を閉塞する他の土付着防止部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のロータリ耕耘機。
【請求項7】
前記リヤカバーは、前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部に相対回転自在に外挿される軸受部材を有しており、
前記土付着防止部材は、自由端部が前記リヤカバーの軸受部材に当接するように前記土ガードに設けられた弾性部材とされていることを特徴とする請求項5又は6に記載のロータリ耕耘機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリ耕耘機に関する。
【背景技術】
【0002】
耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機においては、耕耘作業時に、耕耘部から飛散する土がロータリカバーやリヤカバー、或いはヒンジ部に付着し、耕耘作業に支障をきたすという問題がある。
【0003】
特に、ロータリカバーにおいて、ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられている場合、該隙間領域に土が侵入し、該ロータリカバーに設けられたヒンジ部に土が付着してしまうと、その付着した土がヒンジ部で硬化し、該硬化した土によりリヤカバーがヒンジ部に固着することで、ロータリカバーに対するリヤカバーの動きを阻害する場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような、ロータリカバーに設けられたヒンジ部への土の付着を防止するために、例えば、図8及び図9に示すように、耕耘部Bの上方を覆うロータリカバーCと、耕耘部Bの後方を覆うリヤカバーDであって、ヒンジ部Eを介してロータリカバーCに回動自在に連結されたリヤカバーDとを備えたロータリ耕耘機Aにおいて、ロータリカバーCには、ヒンジ部Eと、該ヒンジ部Eとの間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部Eの車輌前方に配設された土ガードFとが設けられており、ロータリカバーCと、該ロータリカバーCに対してヒンジ部Eを介して回動自在とされたリヤカバーDとの間において、ゴムのような部材Gをボルトやステー等の取付部材G’により取り付けることで、該隙間領域Hへの土の侵入を防止することが考えられるが、かかる部材Gを取り付けるためには、ボルトやステー等の取付部材G’が必要であり、従って、ヒンジ部Eへの土付着防止のための構成が複雑になり、ひいてはコストが高くつく。また、この部材GはロータリカバーCとリヤカバーDとの間で剥き出しの状態になっているので見栄えも悪い。なお、図9は図8におけるα部分を拡大したものである。
【0005】
そこで、本発明は、耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機であって、簡単な構成で、それだけ低コストで、しかも見栄えに影響することなく、前記ヒンジ部への土の付着を抑制できるロータリ耕耘機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するため、次の第1及び第2のロータリ耕耘機を提供する。
(1)第1のロータリ耕耘機
耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機において、前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられており、前記リヤカバーには、前記隙間領域の一端側開口から他端側開口への土の侵入を防止する土付着防止部材が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機。
【0007】
(2)第2のロータリ耕耘機
耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機において、前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられており、さらに前記ロータリカバーには、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口を閉塞する土付着防止部材が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機。
【0008】
本発明に係る第1のロータリ耕耘機において、前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードとが設けられており、前記リヤカバーには、前記隙間領域の一端側開口から他端側開口への土の侵入を防止する土付着防止部材が設けられているので、この土付着防止部材によって、前記隙間領域への土の侵入を抑え、さらには前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部への土の付着を抑制することができる。また、前記リヤカバーに設けられた前記土付着防止部材が、前記隙間領域への土の侵入を防止するので、前記リヤカバーや前記ロータリカバーとは別体とされた、前記ヒンジ部への土の付着を防止するための専用の部材を必要とせず、従って、ボルトやステー等の取付部材も不要である。これにより、前記ヒンジ部への土の付着を防止するための構成を簡素化でき、それだけコストを低減させることができる。さらに、前記リヤカバーに設けられた前記土付着防止部材が、前記隙間領域への土の侵入を防止するので、該土付着防止部材を前記ロータリカバーと前記リヤカバーとの間で隠蔽することができ、これにより外観からは見えないように、ひいては見栄えに影響しないようにすることができる。
【0009】
本発明に係る第2のロータリ耕耘機において、前記ロータリカバーには、前記ヒンジ部と、該ヒンジ部との間に隙間領域が画されるように該ヒンジ部の車輌前方に配設された土ガードと、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口を閉塞する土付着防止部材とが設けられているので、この土付着防止部材によって、前記隙間領域への土の侵入を抑え、さらには前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部への土の付着を抑制することができる。また、前記ロータリカバーに設けられた前記土付着防止部材が、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口を閉塞するので、前記リヤカバーや前記ロータリカバーとは別体とされた、前記ヒンジ部への土の付着を防止するための専用の部材を必要とせず、従って、ボルトやステー等の取付部材も不要である。これにより、前記ヒンジ部への土の付着を防止するための構成を簡素化でき、それだけコストを低減させることができる。さらに、前記ロータリカバーに設けられた前記土付着防止部材が、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口を閉塞するので、該土付着防止部材を前記ロータリカバーと前記リヤカバーとの間で隠蔽することができ、これにより外観からは見えないように、ひいては見栄えに影響しないようにすることができる。なお、本発明に係る第2のロータリ耕耘機において、前記ロータリカバーには、前記隙間領域の耕耘部から離間された側の開口を閉塞する他の土付着防止部材が設けられていてもよい。
【0010】
このように本発明に係る第1及び第2のロータリ耕耘機によると、簡単な構成で、それだけ低コストで、しかも見栄えに影響することなく、前記ヒンジ部への土の付着を抑制することができる。
【0011】
本発明に係る第1のロータリ耕耘機の具体的に態様として、前記リヤカバーが、前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部に相対回転自在に外挿される軸受部材を有していて、前記土付着防止部材が、前記ヒンジ部の軸線を基準にして径方向外方へ延びるように前記軸受部材に設けられている場合を例示できる。この場合、前記リヤカバーが、前記ロータリカバーに対して、標準位置と、該標準位置から前記ヒンジ部回りに上方へ揺動された上昇位置とをとり得るように構成されていてもよい。
【0012】
このように前記リヤカバーが、前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部に相対回転自在に外挿される軸受部材を有していて、前記土付着防止部材が、前記ヒンジ部の軸線を基準にして径方向外方へ延びるように前記軸受部材に設けられており、さらに前記リヤカバーが、前記ロータリカバーに対して、標準位置と、該標準位置から前記ヒンジ部回りに上方へ揺動された上昇位置とをとり得るように構成されている態様においては、耕耘作業時に、前記リヤカバーが上方に開ききる所定の回動位置或いは該回動位置付近まで回動した際には、特に前記隙間領域に土が侵入し易い。そこで、前記土付着防止部材が、前記リヤカバーが標準位置に位置する際には前記隙間領域内に位置し、且つ、前記リヤカバーの標準位置から上昇位置への移動によって、前記隙間領域内の土を掻き出すように構成されていることが好ましい。こうすることで、該土付着防止部材部材が、前記隙間領域に土が入りに難いように蓋のような役目を持つことになり、これにより土の侵入を確実に抑えることができ、また、たとえ前記隙間領域に土が侵入したとしても、例えば、耕耘作業時に前記リヤカバーが回動することで、該回動するリヤカバーに設けられた前記土付着防止部材部材によって、該隙間領域における土を掻き出すことができ、それだけ前記ヒンジ部への土の付着を抑制することができる。
【0013】
さらに好ましくは、前記土付着防止部材が、前記リヤカバーが標準位置に位置する際に、それぞれ、前記隙間領域の耕耘部に近接する側の開口近傍に位置する第1土付着防止部材及び前記隙間領域内に位置する第2土付着防止部材を含み、前記第2土付着防止部材が、前記ロータリカバーの標準位置から上昇位置への移動によって、前記隙間領域内の土を掻き出すように構成されている場合を例示できる。こうすることで、前記第1土付着防止部材が、前記隙間領域への土の侵入を前記開口近傍で阻止することができると共に、たとえ前記隙間領域に土が侵入したとしても、例えば、耕耘作業時に前記リヤカバーが回動することで、該回動するリヤカバーに設けられた前記第2土付着防止部材によって、該隙間領域における土を効率よく掻き出すことができ、それだけ前記ヒンジ部への土の付着を抑制することができる。
【0014】
本発明に係る第2のロータリ耕耘機の具体的に態様として、前記リヤカバーが、前記ロータリカバーに設けられた前記ヒンジ部に相対回転自在に外挿される軸受部材を有していて、前記土付着防止部材が、自由端部が前記リヤカバーの軸受部材に当接するように前記土ガードに設けられた弾性部材とされている場合を例示できる。こうすることで、前記土付着防止部材が、前記隙間領域に土が入りに難いように蓋のような役目を持つことになり、これにより土の侵入を確実に抑えることができる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明によると、耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うリヤカバーであって、ヒンジ部を介して前記ロータリカバーに回動自在に連結されたリヤカバーとを備えたロータリ耕耘機であって、簡単な構成で、それだけ低コストで、しかも見栄えに影響することなく、前記ヒンジ部への土の付着を抑制できるロータリ耕耘機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係るロータリ耕耘機の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態であるロータリ耕耘機100の概略側面図である。
【0017】
図1に示すように、ロータリ耕耘機100は、作業車輌の本機に付設されるようになっている。なお、本実施形態においては、該ロータリ耕耘機100はセンターロータリ型のものとされている。
【0018】
詳しくは、前記ロータリ耕耘機100は、本機に設けられたPTO軸に自在継ぎ手を介して作動連結される入力軸110と、伝動機構300(図1では図示せず、後述する図4参照)を介して前記入力軸110に作動連結された駆動軸120と、該駆動軸120に相対回転不能とされた耕耘爪131を有する耕耘部130と、本機に設けられたリフトアーム(図示省略)にリンク連結されるアッパーアーム140と、該アッパーアーム140に連結されるロータケース150であって、前記入力軸110及び前記駆動軸120を支持すると共に、前記伝動機構300を収容するロータケース150と、該ロータケース150の両側面にそれぞれ連結された一対のメインビーム160と、前記耕耘部130の上方を覆うロータリカバー210と、前記耕耘部130の後方を覆うリヤカバー230とを備えている。
【0019】
前記ロータリカバー210には、前記ヒンジ部220と、該ヒンジ部220との間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部220の車輌前方に配設された土ガード211とが設けられている。また、前記リヤカバー230は、前記耕耘部130の後方で、土壌を整地する為の整地用部材231を有しており、前記整地用部材231が土壌の高さの変化に対応して上下動し得るように、ヒンジ部220を介して前記ロータリカバー210に回動自在に連結されている。そして、前記リヤカバー230には、前記隙間領域Hの一端側開口Pから他端側開口P’への土の侵入を防止する土付着防止部材230aが設けられている。
【0020】
図2は図1に示すロータリ耕耘機100において前記リヤカバー230が前記ヒンジ部220を介して連結されている状態を示す概略側面図であって、図2(A)は前記リヤカバー230が下方位置に配置されている状態を示しており、図2(B)は前記リヤカバー230が上方に回動している状態を示している。また、図3は前記リヤカバー230がヒンジ部220を介して前記ロータリカバー210に連結される状態の分解斜視図を示している。
【0021】
図2及び図3に示すように、本実施形態では、前記リヤカバー230は、前記ロータリカバー210に設けられた前記ヒンジ部220に相対回転自在に外挿される軸受部材232を有していて、前記土付着防止部材230aは、前記ヒンジ部220の軸線を基準にして径方向外方へ延びるように前記軸受部材232に設けられている。なお、図3において、前記ヒンジ部220及び前記軸受部材232は一方側(図中左側)のみ記しており、他方側(図中右側)の前記ヒンジ部220及び前記軸受部材232は図示を省略してある。
【0022】
詳しくは、前記土付着防止部材230aは、前記隙間領域Hの車輌幅方向(図3中Y方向)全域に亘って延びており、車輌側面視において、前記隙間領域Hを横断するように板状に形成されている。なお、前記土付着防止部材230aは、本実施形態では、前記リヤカバー230と同じ材質のものであり、該リヤカバー230に一体的に形成されている。また、前記リヤカバー230は、前記ロータリカバー210に対して、標準位置(図2(A)参照)と、該標準位置から前記ヒンジ部220回りに上方へ揺動された上昇位置(図2(B)参照)とをとり得るように構成されている。
【0023】
さらに詳しくは、前記土付着防止部材230aは、前記リヤカバー230が前記標準位置に位置する際には前記隙間領域H内に位置し、且つ、前記リヤカバー230の前記標準位置から前記上昇位置への移動によって、例えば、前記リヤカバー230の耕耘作業時に上方(図2(B)中X1方向)へ開ききる所定の回動位置への回動によって、前記隙間領域H内の土を掻き出すように構成されている。なお、土付着防止部材として、前記土付着防止部材230aとは別に、さらに、図2中破線で示すように、前記リヤカバー230が前記標準位置に位置する際に前記隙間領域Hの耕耘部130に近接する側の開口P近傍に位置する第1土付着防止部材230a’を設けると共に、前記土付着防止部材230aを第2土付着防止部材とし、該第2土付着防止部材230aが、前記ロータリカバー210の前記標準位置から前記上昇位置への移動によって、前記隙間領域H内の土を掻き出すように構成されていてもよい。このとき、前記部材230a’は、土の侵入を防ぐための土付着防止部材である。
【0024】
ここで、前記リヤカバー230は、前記ヒンジ部220を介して前記ロータリカバー210に回動自在に連結されるのであるが、例えば、前記リヤカバー230の車輌幅方向Y中央部(図3中β参照)に前記ヒンジ部220を設けると、該中央部βでは車輌幅方向Y両端部に比べて土が侵入しやすく、これにより前記リヤカバー230の動きが低下しやすい。そこで、本実施形態では、前記ヒンジ部220を前記リヤカバー230の車輌幅方向Y両端部に設けている。こうすることで、前記リヤカバー230の車輌幅方向Y中央部で前記リヤカバー230の動きが低下することがないので、それだけ前記リヤカバー230の動きを良好に維持することができる。なお、本実施形態では、前記土付着防止部材230aは、前記隙間領域Hの車輌幅方向(図3中Y方向)全域に亘って延びているが、車輌幅方向Y中央部を除いた両端部分にのみ設けられていてもよい。
【0025】
図4は前記入力軸110からの駆動力を前記駆動軸120に伝達する伝動機構300を説明するための概略断面図である。
【0026】
図4において、符号301はチェーンケースであり、このチェーンケース301の外側を前記ロータリカバー150が覆っている。また、符号302は前記チェーンケース301に固定配置されたベアリングケースである。この伝動機構300では、前記ベアリングケース302に対して、その内側に設けられたボールベアリング303及びオイルシール304を介してヒンジ305が支持されており、前記ヒンジ305の前記カバー150内の軸端にはスプロケット306が固着されていると共に、前記スプロケット306には作業車輌の本機側の駆動スプロケット(図示せず)によって駆動されるチェーン307を巻回して、前記スプロケット306を本機側の動力により駆動するように構成されている。
【0027】
前記ヒンジ305の前記ベアリングケース302より内側の内端側は、前記駆動軸120の外端を当接させてボルト308によって前記駆動軸120に固定されている。前記駆動軸120には耕耘爪131が放射状に固設されている。
【0028】
ここで、オイルシールへの草・わら、糸等の外来物の侵入を防止するために、一般的にオイルシールを覆うダストカバーが設けられるのであるが、例えば、ダストカバーが円筒状に形成されていて、また、回転側のヒンジの外径が、固定配置されたダストカバーの外径より小さいと、該ヒンジの外径部分に巻き付きやすく、これにより、該巻き付いた草等の外来物が、ダストカバーの隙間から内部に侵入してしまうと、オイルシールが破壊され、オイル漏れを起こすといった不具合を招く。
【0029】
そこで、本実施形態では、ダストカバー310を前記ベアリングケース302に固定配置すると共に、回転側の前記ヒンジ305側に向かうに従って次第に外径を大きくしたテーパ形状に形成し、また、回転側の前記ヒンジ305の外径(図中d1参照)を、固定側の前記ダストカバー310の外径であって、最も前記ヒンジ305に近い側の外径(図中d2参照)より大きくしている。このように、前記ダストカバー310を前記テーパ形状に形成することで、草等の外来物Qを前記ダストカバー310の隙間310a以外に流れやすくすることができ、外来物Qを前記ダストカバー310の隙間310a付近に溜まりにくくすることができるので、前記ダストカバー310内への外来物の絶対量を少なくすることができる。また、草等の外来物Qは、糸巻き作用により、通常は大径側よりも小径側に巻き付こうとするため、回転側の前記ヒンジ305の前記外径d1を固定側の前記ダストカバー310の前記外径d2より大きくすることで、該外来物Qを、前記ヒンジ305に巻き付きにくくすることができると共に、前記ヒンジ305の外径d1より小径の前記外径d2を有する前記ダストカバー310の外側面に沿って該ダストカバー310側に流れやすくすることができる。これにより、前記ダストカバー310の隙間310aから外来物Qを内部に侵入しにくくすることができ、ひいては前記オイルシール304の破壊によるオイル漏れの発生を少なくすることができる。
【0030】
なお、伝動機構300において、前記チェーンケース301、前記スプロケット306及び前記チェーン307が組み込まれる側(以下、駆動側という)とは反対側(以下、従動側という)の構成は、前記チェーンケース301、前記スプロケット306及び前記チェーン307が組み込まれる以外は前記駆動側の構成と実質的に同様の構成をしている。
【0031】
ところで、コンクリート畦畔などから前記チェーンケース301や前記ベアリングケース302を保護する為のプロテクタが前記ベアリングケース302等に設けられることがある。特に、前記プロテクタの磨耗が早くなるような地域で使用される場合には、前記プロテクタに用いる材料の板厚を厚くしたり、標準組み込みのプロテクタにさらに鉄板を溶接した特製部材を設けることで対応することもある。しかしながら、前記プロテクタに用いる材料の板厚を厚くするにも限界がある。また、標準組み込みのプロテクタにさらに鉄板を溶接した特製部材を設けると、特注扱いの限定品になってコストアップになり、現場対応になる場合が多い。さらに、プロテクタの交換時期が分からないため、プロテクタが磨耗限界を超えても気がつかないで使用されることもある。
【0032】
そこで、本実施形態では、図5に示すように、ボルト320aによって前記ベアリングケース302に取り付けられた標準組み込みのプロテクタ320の外側にさらに簡易プロテクタ321が取り付けられている。図5は、伝動機構300の前記従動側において前記ベアリングケース302に取り付けられた標準組み込みのプロテクタ320の外側にさらに簡易プロテクタ321が取り付けられている状態を示している。なお、図5に示す前記従動側の構成では、前記チェーンケース301に代えてサイドサポータ330が設けられている。また、図示していないが、前記駆動側の前記ベアリングケース302にも前記従動側と同様に簡易プロテクタ321が設けられている。
【0033】
この簡易プロテクタ321は、該簡易プロテクタ321及び前記標準組み込みのプロテクタ320を貫通した2本のボルト322及び該ボルト322にそれぞれ取り付けられるナット323によって締め付けられることで、前記標準組み込みのプロテクタ320に取り付けられている。図6に示すように、簡易プロテクタ321においては、ボルト締め付け部Rに、ボルト頭部322aが半分程度潜る座繰り321aが設けられている。この簡易プロテクタ321は、廃材などを利用することができる。従って、安価なものとして提供することができる。また、ボルト322で締め付けるだけの簡単な構成で前記簡易プロテクタ321を前記標準組み込みのプロテクタ320に取り付け得るので、現場対応を行いやすい。さらに、前記簡易プロテクタ321のボルト締め付け部Rに前記ボルト頭部322aが半分程度潜る座繰り321aが設けられているので、該ボルト頭部322aが、前記簡易プロテクタ321の磨耗の伴って欠落し、該簡易プロテクタ321が前記ベアリングケース302から外れることで、該簡易プロテクタ321の交換時期を容易に視認することができる。
【0034】
以上説明したロータリ耕耘機100において、前記ロータリカバー210には、前記ヒンジ部220と、該ヒンジ部220との間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部220の車輌前方に配設された土ガード211とが設けられており、前記リヤカバー230には、前記隙間領域Hの一端側開口Pから他端側開口P’への土の侵入を防止する土付着防止部材230aが設けられているので、この土付着防止部材230aによって、前記隙間領域Hへの土の侵入を抑え、さらには前記ロータリカバー210に設けられた前記ヒンジ部220への土の付着を抑制することができる。また、前記リヤカバー230に設けられた前記土付着防止部材230aが、前記隙間領域Hへの土の侵入を防止するので、前記リヤカバー230や前記ロータリカバー210とは別体とされた、前記ヒンジ部220への土の付着を防止するための専用の部材を必要とせず、従って、ボルトやステー等の取付部材も不要である。これにより、前記ヒンジ部220への土の付着を防止するための構成を簡素化でき、それだけコストを低減させることができる。さらに、前記リヤカバー230に設けられた前記土付着防止部材230aが、前記隙間領域Hへの土の侵入を防止するので、該土付着防止部材230aを前記ロータリカバー210と前記リヤカバー230との間で隠蔽することができ、これにより外観からは見えないように、ひいては見栄えに影響しないようにすることができる。
【0035】
さらに、前記リヤカバー230が、前記ロータリカバー210に設けられた前記ヒンジ部220に相対回転自在に外挿される軸受部材232を有していて、前記土付着防止部材230aが、前記ヒンジ部220の軸線を基準にして径方向外方へ延びるように前記軸受部材232に設けられており、また、前記リヤカバー230が、前記ロータリカバー210に対して、前記標準位置(図2(A)参照)と、前記上昇位置(図2(B)参照)とをとり得るように構成されており、前記土付着防止部材230aが、前記リヤカバー230が前記標準位置に位置する際には前記隙間領域H内に位置し、且つ、前記リヤカバー230の前記標準位置から上昇位置への移動によって、前記隙間領域H内の土を掻き出すように構成されているので、該土付着防止部材部材230aが、前記隙間領域Hに土が入りに難いように蓋のような役目を持つことになり、これにより土の侵入を確実に抑えることができ、また、たとえ前記隙間領域Hに土が侵入したとしても、例えば、耕耘作業時に前記リヤカバー230が回動することで、該回動するリヤカバー230に設けられた前記土付着防止部材部材230aによって、該隙間領域Hにおける土を掻き出すことができ、それだけ前記ヒンジ部220への土の付着を抑制することができる。
【0036】
また、土付着防止部材として、前記土付着防止部材230aとは別に、さらに、図2中破線で示すように、前記リヤカバー230が前記標準位置に位置する際に前記開口P近傍に位置する第1土付着防止部材230a’を設けると共に、前記土付着防止部材230aを第2土付着防止部材とし、該第2土付着防止部材230aが、前記ロータリカバー210の前記標準位置から前記上昇位置への移動によって、前記隙間領域H内の土を掻き出すように構成されている場合には、前記第1土付着防止部材230a’が、前記隙間領域Hへの土の侵入を前記開口P近傍で阻止することができると共に、たとえ前記隙間領域Hに土が侵入したとしても、例えば、耕耘作業時に前記リヤカバー230が回動することで、該回動するリヤカバー230に設けられた前記第2土付着防止部材230aによって、該隙間領域Hにおける土を効率よく掻き出すことができ、それだけ前記ヒンジ部220への土の付着を抑制することができる。
【0037】
図7は本発明の他の実施形態に係るロータリ耕耘機においてリヤカバーがヒンジ部を介して連結されている状態を示す図であって、該リヤカバーが下方位置に配置されている状態を示している。
【0038】
このロータリ耕耘機100’は、土付着防止部材の配置構成が異なる以外は図1に示すロータリ耕耘機100と実質的に同様の構成のものである。以下、図7に示すロータリ耕耘機100’について、図1に示すロータリ耕耘機100とは異なる部分を中心に説明し、共通する部分の説明は省略する。
【0039】
図7に示すロータリ耕耘機100’は、入力軸、駆動軸、アッパーアーム、ロータケース、メインビーム(以上、図示省略)及び耕耘部130を備えている。これらの部材は、それぞれ図1に示すロータリ耕耘機100の前記入力軸110、前記駆動軸120、前記アッパーアーム140、前記ロータケース150、前記メインビーム160及び前記耕耘部130等と実質的に同様の構成をしており、以下同じ参照符号で説明する。
【0040】
ロータリ耕耘機100’はさらに、前記耕耘部130の上方を覆うロータリカバー210’と、前記耕耘部130の後方を覆うリヤカバー230’とを備えている。
【0041】
前記ロータリカバー210’には、前記ヒンジ部220と、該ヒンジ部220との間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部220の車輌前方に配設された土ガード211とが設けられている。そして、このロータリカバー210’には、前記隙間領域Hの耕耘部130に近接する側の開口Pを閉塞する土付着防止部材210aがさらに設けられている。
【0042】
前記リヤカバー230’は、図1に示すロータリ耕耘機100と同様、前記耕耘部130の後方で、土壌を整地する為の整地用部材231(図7では図示せず、図1参照)を有しており、前記整地用部材231が土壌の高さの変化に対応して上下動し得るように、ヒンジ部220を介して前記ロータリカバー210’に回動自在に連結されている。
【0043】
前記リヤカバー230’は、前記ロータリカバー210’に設けられた前記ヒンジ部220に相対回転自在に外挿される軸受部材232を有していて、前記土付着防止部材210aは、本実施形態では、自由端部が前記リヤカバー230’の軸受部材232に当接するように前記土ガード211に設けられた弾性部材とされている。なお、土付着防止部材210aは、本実施形態では、断面視三角形状のゴム部材を前記土ガード211に溶着したものとしている。また、前記リヤカバー230’に、図1乃至図3に示すような土付着防止部材(第2土付着防止部材)230aを設けてもよい。この場合、前記土ガード211に設けられた前記土付着防止部材210aはゴム部材であるので、例えば、前記リヤカバー230’が上昇するに際して前記リヤカバー230’に設けられた第2土付着防止部材230aが、容易に前記土ガード211に設けられた前記土付着防止部材210aを乗り越えることができる。また、前記ロータリカバー210’には、図7中破線で示すように、前記隙間領域Hの耕耘部130から離間された側の開口P’を閉塞する他の土付着防止部材210a’が設けられていてもよい。また、前記土付着防止部材210aは、前記隙間領域Hの車輌幅方向全域に亘って延びていてもよいし、車輌幅方向中央部を除いた両端部分にのみ設けられていてもよい。
【0044】
以上説明したロータリ耕耘機100’において、前記ロータリカバー210’には、前記ヒンジ部220と、該ヒンジ部220との間に隙間領域Hが画されるように該ヒンジ部220の車輌前方に配設された土ガード211と、前記隙間領域Hの耕耘部130に近接する側の開口Pを閉塞する土付着防止部材210aとが設けられているので、この土付着防止部材210aによって、前記隙間領域Hへの土の侵入を抑え、さらには前記ロータリカバー210’に設けられた前記ヒンジ部220への土の付着を抑制することができる。また、前記ロータリカバー210’に設けられた前記土付着防止部材210aが、前記開口Pを閉塞するので、前記リヤカバー230’や前記ロータリカバー210’とは別体とされた、前記ヒンジ部220への土の付着を防止するための専用の部材を必要とせず、従って、ボルトやステー等の取付部材も不要である。これにより、前記ヒンジ部220への土の付着を防止するための構成を簡素化でき、それだけコストを低減させることができる。さらに、前記ロータリカバー210’に設けられた前記土付着防止部材210aが、前記開口Pを閉塞するので、該土付着防止部材210aを前記ロータリカバー210’と前記リヤカバー230’との間で隠蔽することができ、これにより外観からは見えないように、ひいては見栄えに影響しないようにすることができる。
【0045】
さらに、前記リヤカバー230’が、前記ロータリカバー210’に設けられた前記ヒンジ部220に相対回転自在に外挿される軸受部材232を有していて、前記土付着防止部材210aが、自由端部が前記リヤカバー230’の軸受部材232に当接するように前記土ガード211に設けられた弾性部材とされているので、該土付着防止部材210aが、前記隙間領域Hに土が入りに難いように蓋のような役目を持つことになり、これにより土の侵入を確実に抑えることができる。
【0046】
このように、本実施形態に係るロータリ耕耘機100,100’によれば、簡単な構成で、それだけ低コストで、しかも見栄えに影響することなく、前記ヒンジ部220への土の付着を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の一実施形態であるロータリ耕耘機の概略側面図である。
【図2】図2は、図1に示すロータリ耕耘機においてリヤカバーがヒンジ部を介して連結されている状態を示す概略側面図であって、図2(A)は、リヤカバーが下方位置に配置されている状態を示す図であり、図2(B)は、リヤカバーが上方に回動している状態を示す図である。
【図3】図3は、リヤカバーがヒンジ部を介してロータリカバーに連結される状態を示す分解斜視図である。
【図4】図4は、入力軸からの駆動力を駆動軸に伝達する伝動機構を説明するための概略断面図である。
【図5】図5は、伝動機構の従動側においてベアリングケースに取り付けられた標準組み込みのプロテクタの外側にさらに簡易プロテクタが取り付けられている状態を示す分解斜視図である。
【図6】図6は、簡易プロテクタのボルト締め付け部を示す概略断面図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施形態に係るロータリ耕耘機においてリヤカバーがヒンジ部を介して連結されている状態を示す図であって、該リヤカバーが下方位置に配置されている状態を示す概略側面図である。
【図8】図8は、ロータリ耕耘機においてロータリカバーとリヤカバーとの間に、該リヤカバーや該ロータリカバーとは別体とされた、ヒンジ部への土の付着を防止するための部材が取り付けられている状態を示す図である。
【図9】図9は、図8におけるα部分を拡大した図である。
【符号の説明】
【0048】
100,100’…ロータリ耕耘機 130…耕耘部
210,210’…ロータリカバー 211…土ガード 220…ヒンジ部
230,230’…リヤカバー 230a…土付着防止部材(第2土付着防止部材)
230a’…第1土付着防止部材 210a,210a’…土付着防止部材
232…軸受部材 H…隙間領域 P…隙間領域の開口
【出願人】 【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
【出願日】 平成17年1月7日(2005.1.7)
【代理人】 【識別番号】100109427
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 活人

【識別番号】100108992
【弁理士】
【氏名又は名称】大内 信雄

【識別番号】100114410
【弁理士】
【氏名又は名称】大中 実

【公開番号】 特開2006−187250(P2006−187250A)
【公開日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願番号】 特願2005−2117(P2005−2117)