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【発明の名称】 刃付爪トング
【発明者】 【氏名】高田 富男

【要約】 【課題】園芸用の除草具に野菜、草花等の植え替え機能を持たせた刃付爪トングを提供する。

【解決手段】本発明は、園芸用除草具を形成せる本体に補助体を内設し、該補助体を本体に摺動自在に保持され、草根、菜根などの植え替え対象物を挟持部にて挟持して所定の場所に定植するとき押圧部により押圧することにより挟持体より対象物を離脱するようにした刃付爪トングを得ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板をU字状或いはV字状に折曲形成して中央部に屈曲部と、両端を自由端にして夫々先端を刃部として近接自在となるよう弾性を付与された挟持部とよりなる本体と、前記挟持部の夫々に内設して、該挟持部の長さ方向に摺動自在に設けた補助体とより構成したことを特徴とせる刃付爪トング。
【請求項2】
前記補助体は、挟持部の長さ方向に設けた溝或いはスリット孔等のガイド部に保持されて、長さ方向に移動可能にしたことを特徴とせる前記請求項1に記載せる刃付爪トング。
【請求項3】
前記補助体は、U字状或いはV字状をして、その先端に押圧部を設けて、前記刃部の方向に移動自在としたことを特徴とせる前記請求項2に記載せる刃付爪トング。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、園芸用の除草用或いは果菜、葉菜類の苗の植え替え等に用いる刃付爪トングに関するものである。
【背景技術】
【0002】
園芸用の除草具には、ピンセットのようなもので苗そのものを挟んで引き抜いたり、草根を直接掘り上げるなどしているものが多く、また、二又状の先端を鋭い刃状にして、草根の切断、引き抜き或いは草根が植えられた土壌を掘り上げ易くしたものが提唱されている。(例えば、特許文献1参照。)
【特許文献1】実公平7−11521号公報
【0003】
これらの作業を行う過程では、果菜、葉菜、草根などを直接挟んで移動させる場合は、それなりの目的は達成されるけれども、土壌と共に果菜、葉菜を植え替えする場合には、トングから離脱し難い欠点が生じていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、従来のトングでは、除草具としての機能に限られ、他の用途に適応できなかったので、本発明は除草作業に加えて、果菜、葉菜類の苗の植え替えをも行うようにし、土壌の種類によってもトングから植え替えの対象物が離脱容易にして利用者の利便性を向上したものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、金属板をU字状或いはV字状に折曲形成して中央部に屈曲部と、両端を自由端にして夫々先端を刃部として近接自在となるよう弾性を付与された挟持部とよりなる本体と、前記挟持部の夫々に内設して、該挟持部の長さ方向に摺動自在に設けた補助体とより構成したことを特徴とする。
【0006】
また、本発明による補助体は、挟持部の長さ方向に設けた溝或いはスリット孔等のガイド部に保持されて、長さ方向に移動可能にしたことを特徴とする。
【0007】
更に、本発明による補助体は、U字状或いはV字状をして、その先端に押圧部を設けて、前記刃部の方向に移動自在としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明による刃付爪トングは、本体に設けた挟持部に内設して、該挟持部の長さ方向に摺動自在に補助体を設けたので、園芸用の除草具としての利用に加え、果菜、葉菜類の苗の植え替えに利用することができ、土壌と共に苗類を本体から補助体によって直ちに離脱させることができる。
【0009】
また、本発明による補助体は、挟持部の長さ方向に設けた溝或いはスリット孔等のガイド部に保持されて、長さ方向に移動可能としたので、補助体は移動時には横ぶれすることなく直線的に確実に移動し、挟持部によって摘持された苗及び土壌を速やかに植え替えることができる。
【0010】
更に、補助体は、その先端部分を押圧部としているので、苗及び土壌を本体から確実に離脱させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明による刃付爪トングは、本体1と該本体に内設された補助体2により構成される。
【0012】
本体1は、長方形の金属板をU字状或いはV字状に折曲形成して中央部に屈曲部3を設け、両端を自由端にして夫々先端を刃部4,4として夫々外側から対向方向に押圧して近接自在となるよう弾性を付与して挟持部5,5を構成する。上記刃部4,4は、図5に示す如く外面よりテーパー状の刃面とし、内面を平坦状となる刃部として研磨が容易になるようにしている。
【0013】
夫々の挟持部5,5は、長さ方向の端縁は内側に捲装曲成して対向溝6,6を設け、更に各挟持部の側面腹部7,7には、その長さ方向にスリット孔8,8を設けている。このスリット孔は対向内面に凹設した溝9とすることも同様の技術目的で何れの場合でもガイド部となり、補助体2には、溝9に嵌合する突條10Aを形成する。
【0014】
補助体2は、前記本体1に内設して挟持部5,5に沿って摺動自在であり、本体1と同様U字状或いはV字状に屈曲された金属板で、その夫々の翼片10,10の先端に押圧部11,11が設けられ刃部4,4の方向に移動自在である。
【0015】
また、補助体2は、各翼片10,10の先端の一部を折曲して係合片12,12を設け、該係合片を前記スリット孔8,8に係合して摺動自在に案内される。
【0016】
補助体2の各翼片10,10は、挟持部5,5に設けた対向溝6,6に嵌合して長さ方向に移動自在に配設しており、この対向溝6,6が前記スリット孔8,8の機能を行う。
【0017】
本発明によると、本体1の挟持部5,5は、その先端の刃部4,4の何れか一方により草根を切断して、挟持部5,5によって挟持し所望の場所に捨てられる。
【0018】
また、挟持部5,5により、果菜、葉菜類の根付きの状態にて土壌を挟持し、これを他の場所に植え替えるに際して補助体2の翼片10,10を刃部4,4の方向に押圧することにより速やかに離脱して目的が達成される。このとき、押圧部11,11が土壌を挟持部5,5より離脱させることになる。
【0019】
上記本体1及び補助体2は、共に防錆効果の大きいステンレス鋼板が適切である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の刃付爪トングの分解斜視図。
【図2】同じく正面図。
【図3】図2A−A断面図。
【図4】他の実施例を示す断面図。
【図5】図2のB−B断面図。
【符号の説明】
【0021】
1 本体
2 補助体
3 屈曲部
4,4 刃部
5,5 挟持部
6,6 対向溝
7,7 腹部
8,8 スリット孔
9,9 ガイド部
10,10 翼片
11,11 押圧部
12,12 係合片
【出願人】 【識別番号】591264810
【氏名又は名称】高田 富男
【出願日】 平成16年10月30日(2004.10.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−122034(P2006−122034A)
【公開日】 平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願番号】 特願2004−344901(P2004−344901)