| 【発明の名称】 |
目土散布機 |
| 【発明者】 |
【氏名】薮田 定一
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| 【要約】 |
【課題】目土の漏れを効果的に防ぎ、また、簡易な構造をもって目土の移し変え機能と、目土散布機の設置安定化とを共に果たす目土散布機を提供する。
【解決手段】目土を収容保持すると共に、その下方側面に目土排出孔11を有したホッパー1の内部に、水平軸棒21の側面にらせん状の送り出し板22を固着した目土送り出しスクリュー2を、目土排出孔11からその先端が突出するように、軸回転可能に備え、また、ホッパー1を、目土排出孔11が目土の移し変え高さとなるように支持する支持架台3を具備する。また、目土排出孔11付近につまり検知センサー4を設け、さらに、つまり検知時に目土送り出しスクリューの回転速度を制御する制御手段5を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 目土を収容保持すると共にその下方側面に目土排出孔を有したホッパーの内部に、水平軸棒の側面にらせん状の送り出し板を固着した目土送り出しスクリューを、前記目土排出孔から先端が突出するように、軸回転可能に備えてなることを特徴とする目土散布機。 【請求項2】 目土排出孔が目土の移し変え高さとなるようにホッパーを支持する支持架台を具備する請求項1記載の目土散布機。 【請求項3】 目土排出孔付近につまり検知センサーを設け、つまり検知時に目土送り出しスクリューの回転速度を制御する制御手段を設けた請求項1又は2記載の目土散布機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ゴルフ場のフェアーウェイ等の目土を散布する目土散布機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 ゴルフ場のフェアーウェイ等の目土を散布する目土散布機に関して、従来、目土を保持しながら所定量ずつ吐出するホッパー1´と、このホッパーの吐出口11´の下部に設けたストラットコンベア式の目土繰り出し機構と、を備えてなるものが存在した(例えば、非特許文献1、図4、図5参照)。このストラットコンベアC´は、散布車の後方架台上の左右側方に沿う2列の輪状のチェーンと、この左右のチェーンを亘る複数枚のストラットバーとからなる。 【0003】 輪状のチェーンは、図5に示すように、架台の左右両端においてそれぞれ、前後方向に長く上下方向につぶれた偏平輪として設けられる。複数枚のストラットバーは、隣接する長辺同士が連なって前記左右のチェーン間に架設される。そして、ホッパーの吐出口から所定量が吐出された目土は、ストラットバー上に落下し、架台後方へ送られて各ストラットバーへの積載量ごとに分けて順に散布される。 【0004】 しかし、ホッパーから吐出される目土は落下の際、ストラットバーの前後左右から漏れ落ちてしまう。 【0005】 この漏れを抑制すべく、垂れゴムG´をホッパーの平面視側方及び後方へ沿うように設けている(図4)ものの、落下時の飛散によって完全に漏れをとめることができない。まして散布する目土が流動性の高い焼砂の場合は、わずかな隙間から目土が頻繁に漏れ出てしまう。 【0006】 また、目土をストラットバー上へある程度分散させて落下させるべく、ホッパー1´の吐出口11´は、目土繰り出し機構の上方へ、ある程度距離を開けて設ける必要がある。このため、目土散布機全体が高さ方向へ嵩高なものとなり、重心位置が高さ方向の比較的上方となる。従って、目土散布機を架台上に安定して設置させるためには、ホッパー1´の吐出口11´の設置高さを低くするほうが望ましい。 【0007】 しかしその一方で、図5に示すように、目土を小型の散布機やダンプ等へ移し変える必要があり、この移し変えは高さ方向の比較的高い位置から行う必要がある(図5)。 【0008】 この目土の移し変え機能と、前記目土散布機の設置安定化とを両立させるべく、目土繰り出し機構ごと架台から後方へ高く傾斜するように逆ダンプさせる逆ダンプ機構D´を設けていた。このような逆ダンプ機構D´は構造が複雑であり、目土を満載した散布機全体の重量を支えるべく強固で重量が大きなものとなる。また、生産コスト、作業コストの両方が高価なものとなっていた。さらに、これによって容易に分離可能とすることが出来ず、目土散布機の架台への固定構造を余儀なくされていた。 【非特許文献1】“TWT2000SSS 自走フェアウェイ用サンドスプレッダー”、ハマダゴルフ機器株式会社、〔平成16年10月6日検索〕、インターネット<URL:http://www.hamadagolf.co.jp/twt/2000SSS.htm> 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 そこで、本発明は、目土の漏れを効果的に防ぎ、また、簡易な構造をもって目土の移し変え機能と、目土散布機の設置安定化とを共に果たす目土散布機を、安価なものとして提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 (1)すなわち、本発明の目土散布機は、目土を収容保持すると共にその下方側面に目土排出孔11を有したホッパー1の内部に、水平軸棒21の側面にらせん状の送り出し板22を固着した目土送り出しスクリュー2を、前記目土排出孔11から先端が突出するように、軸回転可能に備えてなることを特徴とする。 【0011】 このようなものであれば、らせん状の送り出し板22によって目土が螺旋間隔ずつ連続的に送り出される。また略均一量ずつに分けられて、均等な散布ができる。 【0012】 (2)前記目土散布機は、目土排出孔11が目土の移し変え高さとなるようにホッパー1を支持する支持架台3を具備することが好ましい。 【0013】 このようなものであれば、逆ダンプ機構を設けることなく、簡易な構造をもって目土の移し変えを行うことが出来る。 【0014】 またここで、ホッパー1の側面下方に、支持架台3に載置した状態で、ホッパー1をトラック等の移動手段の架台へ固定することのできる固定手段12を設けてなるものとすれば、強固に架台へ固定されると共に、必要に応じて別架台に積み替えたり取り外すことができる。 【0015】 (3)前記目土散布機は、目土排出孔11付近につまり検知センサー4を設け、つまり検知時に目土送り出しスクリュー2の回転速度を制御する制御手段5を設けたものとすることが出来る。 【0016】 このようなものであれば、つまり検知センサー4の検知によって、つまり状態を知ることが出来、また、制御手段5によって、目土の連続的な送り出しに基づくつまり量の蓄積を抑制し、事故を防止することができる。 【発明の効果】 【0017】 本発明は、上述のような構成としたことで、目土の漏れを効果的に防ぎ、また、簡易な構造をもって目土の移し変え機能と、目土散布機の設置安定化とを共に果たす目土散布機を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例として示す各図と共に説明する。図1ないし図3に、本発明の目土散布機の実施例1を示す。また図2は、実施例1の後部拡大図であり、図3はその上方斜めからの説明図である。尚、図4及び図5は、従来の目土散布機の例を示す。 【0019】 本発明の目土散布機は、目土を収容保持すると共にその下方側面に目土排出孔2を有したホッパー1と、このホッパー1の下方側面に設けた目土排出孔2と、ホッパーの内部に水平軸回転可能に備えられ、この目土排出孔2から先端の一部が突出するようにされた目土送り出しスクリューと、ホッパーの下方でホッパーを載置して水平支持する支持架台と、を具備してなる。 【0020】 (ホッパー1) ホッパー1は、下方が目土送り出しスクリュー2を収納する上部開口の略箱型部であると共に、その略箱型部の上方へラッパ状に広がったラッパ状部が形成される。ラッパ状部は、前後に伸びてなる正面視逆ハの字状に傾斜した左右側面と、この左右側面の前後端同士を鉛直面でつなぐ前後面とから一体的に構成される。そして、この左右側面と前後面それぞれの上辺によって、上方開口を有する。このラッパ上部及びその上方開口によって、散布用の目土がホッパー1の内部へ容易に投入される。ホッパー1の前後面は垂直板からなると共に、上方開口となる上辺よりさらに上部に、前後方向に広がる前後斜向板が向かい合って一対固定される。 【0021】 前後面が垂直板からなることで、前後方向の盛土量を効率的に且つコンパクトに確保すると共に、一対の前後斜向板によって、目土の漏れや落下を前後いずれの方向にも防ぐものとしている。 【0022】 ホッパー1の内部には、縦向きの仕切板13が、それぞれホッパー1の幅方向に沿うようにして、略等間隔ごとに複数枚(実施例ではホッパー1を前後方向に略さん等分するように二枚)、ホッパー1の内側面のうち、略箱型部の側面上半からラッパ状部の側面八部高にまでかけて溶接固定される。この仕切板13は、略下三分の一高さの位置に、水平な折曲辺13Lを有して折れ曲がる。そして、折曲辺13L下方が垂直平板としてラッパ状部の内側面下半に固定されると共に、折曲辺13L上方が、前方に傾斜した傾斜平板としてラッパ状部の内側面八部高にまで固定される。さらには、折曲辺13L下方は正面視略倒立凹形状であり、折曲辺13L上方は正面視略扁平倒立台形状である。 【0023】 仕切板13によって、ホッパー1内部の目土が略等分に仕切られて、目土送り出しスクリューによる後方への目土の送り出しが連続的に行われても、極端な後方への送り出し量の偏りを防ぎ、またこれによる目詰まりを防止することが出来る。仕切板13の折曲辺13Lは、目土送り出しスクリュー2への土の供給を円滑にすると共に、目土送り出しスクリュー2自体の送り出し量の調整によって、仕切板13の直近で目詰まりが起こることを抑制するものである。 【0024】 ホッパー1の下方側面には、底面を下端とする略矩形の目土排出孔11が設けられる。実施例では、目土排出孔は、箱型部の後面中央に一つ設けられる。このほか、複数個も受けたものとしてもよい。 【0025】 ホッパー1の側面の高さ方向略中央の少なくとも前後端には、ホッパー1を、トラック等の自走手段の架台へ着脱自在に固定する固定手段12が設けられる。具体的には、側面下方において平面視前後左右に設けた締結材からなり、支持架台3に載置した状態で、下方斜め方向に張った状態で、移動手段たるトラックの架台上に固定される。固定手段12はまた、図1に示すような連結クランプ等の螺合による緊結構造のものであると、固定作業がより容易でありながら確実に固定することができる。 【0026】 (目土送り出しスクリュー2) 目土送り出しスクリュー2は、水平軸棒21の円柱側面に、らせん状の送り出し板22を固着してなる。ホッパー1の内部へ、水平軸回転可能に、また、前記目土排出孔2から先端の一部が突出するように備えられる。突出部分には、先端部分が露出しないように覆う略円筒形の外部カバーが設けられる。 【0027】 (支持架台3) 支持架台3は、ホッパー1を下端から水平支持して転倒を防止するものであると共に、ホッパー1を載置したときに、ホッパー1の目土排出孔11が目土の移し変え高さとなるようにするものである。載置状態で水平となるように支持するものであればその形状を問わないが、好ましくはホッパー1のラッパ状部を両側方から支えつつ前後方向に伸びる左右支持脚を有するものである。この左右支持脚は、頂面に傾斜当り面を有してなる。また、振動緩衝材を当り面に有する。また、架台左右側面には、固定手段12の緊結材を貫通させる貫通孔を設けている。 【0028】 ここで、目土の移し変え高さとは、例えば従来例を示す図5のように、他のトラック等の架台へ目土を移し変えるときに必要となる高さであり、移し変える目土量が多い場合、少なくとも2m弱の高さが必要である。 【0029】 (つまり検知センサー4) つまり検知センサー4は、つまりを光学、圧力、温度等の任意の状態要素の検知によって、目土送り出しスクリュー2による“つまり”の有無或いはその予兆状態を検知するものであり、目土排出孔11付近、さらにいえば少なくとも吐出口の手前に設けられることが望ましい。 【0030】 実施例では、目土排出孔11を出た目土送り出しスクリュー2の先端の外部カバー側面に第一のつまり検知センサー4aが設けられ、また、目土送り出しスクリュー2の先端から後方への延長位置に、第二のつまり検知センサー4bが設けられる。第一のつまり検知センサー4aは吐出口の上方に位置することで、略平面視にて吐出状態を検知するものである。第二のつまり検知センサー4bは目土送り出しスクリュー2の軸先端付近に位置することで、略正面視にて吐出口付近の状態を検知するものである。また、第二のつまり検知センサー4bは、下方の回転散布板7の回転軸の回転状態も同時に検知する。 【0031】 (制御手段5) 制御手段5は、つまり検知時に目土送り出しスクリュー2の回転速度を制御するものである。実施例では、目土送り出しスクリュー2の回転或いは回動駆動部に、駆動を調整するインバーターとして設けられる。 【0032】 (吐出口6) 吐出口6は、目土送り出しスクリュー2の後端下方に、送り出し板22の螺旋間隔と略同一或いはそれよりもやや長い前後長として、円筒形の外部カバーに設けられてなる。その下端には、レバーLと一体的に形成された下蓋が設けられる。このレバーは水平回動によって下蓋をスライドさせることが出来、吐出量を機械的に簡易に調節することができる。 【0033】 (回転散布板7) 回転散布板7は、吐出口の下方に設けられる水平回転板であり、上面には半径方向に沿うリブが複数本固着される。これを高速回転させながら目土を吐出させることで、より均等な、広範囲にらせん状に広がった吐出が可能となる。 【0034】 (防護バー8) 防護バー8は、高速回転する回転散布板7に接触しないように防護するための安全柵であり、回転散布板7より側方で且つわずか上方に、回転散布板7を取り囲む骨構造の棒材として構成される。吐出口の下方に設けられる水平回転板であり、上面には半径方向に沿うリブが複数本固着される。これを回転させながら目土を吐出させることで、より均等な、広範囲にらせん状に広がった吐出が可能となる。 【0035】 (反射縦板9) 反射縦板9は、架台後端の回転散布板7の前方に位置する縦方向板であり、高速回転する回転散布板7によって架台方向へ散布された目土を後方へ反射させるものである。 【産業上の利用可能性】 【0036】 このようにして得られた目土散布機は、主に、ゴルフ場などの土や砂の散布において好適に使用されるが、その他、土砂の均等散布が必要なサッカー、野球等のグラウンドをはじめとする種々の土・砂の散布に用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の実施例1の目土散布機を、トラックの架台に固定した状態を示す側方説明図である。 【図2】図1に示す実施例1の目土散布機の、後方部分の側面視拡大図である。 【図3】図2に示す実施例1の目土散布機の、上方やや前方から俯瞰した後方部分の略平面斜視拡大図である。 【図4】従来の目土散布機例の構造を示す側面視説明図である。 【図5】従来の目土散布機例の移し変えのダンプ構造を示す説明図である。 【符号の説明】 【0038】 1 ホッパー 11 目土排出孔 12 固定手段 13 仕切板 13L 折曲辺 2 目土送り出しスクリュー 21 軸棒 22 送り出し板 3 支持架台 4 つまり検知センサー 5 制御手段 6 吐出口 7 回転散布板 8 防護バー 9 反射縦板 L レバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】599157930 【氏名又は名称】有限会社 ヤブタ
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| 【出願日】 |
平成16年10月25日(2004.10.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
【識別番号】100119725 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 希世士
【識別番号】100129986 【弁理士】 【氏名又は名称】森田 拓生
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| 【公開番号】 |
特開2006−115814(P2006−115814A) |
| 【公開日】 |
平成18年5月11日(2006.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願2004−310247(P2004−310247) |
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