| 【発明の名称】 |
作業車の作業装置昇降操作装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤本 寛央 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】樋渡 章 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】梅本 享 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】作業装置昇降用のポジション制御弁がポジションレバー30や電動モータ31によって操作される作業車において、電動モータ31によるポジション制御弁の操作によって作業装置が上昇された後、ポジションレバー30をわずかに上昇側に操作すれば、電動モータ31による作業装置上昇保持を解除できるようにする。
【解決手段】ポジションレバー30の上昇側の操作限界を設定するストッパー61を、作用位置変更自在に設けてある。電動モータ31を操作する昇降制御手段は、ストッパー61の作用位置を検出するセンサ64、及びポジションレバー30の操作位置を検出するセンサ67の検出情報を基にストッパー61がストップ作用したことを検出し、この検出結果を基に、電動モータ31を下降操作側に操作する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業装置を昇降制御するポジション制御弁を、作業装置下降側に付勢された状態で備え、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してレバー用連動手段を介して連動されてポジション制御弁を人為操作するポジションレバー、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してモータ用連動手段を介して連動された電動モータを備え、 前記レバー用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記ポジションレバーに優先して前記電動モータによって操作されることを許容する連動融通を備え、 前記モータ用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記電動モータに優先して前記ポジションレバーによって操作されることを許容する連動融通を備えてある作業車の作業装置昇降操作装置であって、 前記ポジションレバーにストップ作用してポジションレバーの作業装置上昇側の操作限界を設定するストッパーを作用位置変更調節自在に備え、前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用したことを検出するストップ検出手段を備え、 前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用すると、前記電動モータがポジション制御弁を作業装置下降側に操作する状態になるように、前記ストップ検出手段の検出情報を基に前記電動モータを操作する昇降制御手段を備えてある作業車の作業装置昇降操作装置。 【請求項2】 前記ストッパーの作用位置を検出するストッパー位置検出センサ、及び、前記ポジションレバーの操作位置を検出するレバー位置検出センサを備え、 前記ストップ検出手段は、前記ストッパー位置検出センサ及び前記レバー位置検出センサによる検出情報を基に、前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用したことを検出するように構成してある請求項1記載の作業車の作業装置昇降操作装置。 【請求項3】 前記ポジション制御弁の前記ポジション操作軸の操作位置を検出する操作軸位置検出センサを備え、 前記昇降制御手段は、前記ストッパー位置検出センサの検出情報を基にして設定上昇制御目標高さを設定し、作業装置が前記設定上昇制御目標高さに上昇するように、前記設定上昇制御目標高さと、操作軸位置検出センサの検出情報とを基に前記電動モータを操作するように構成してある請求項1又は2記載の作業車の作業装置昇降操作装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、作業装置を昇降制御するポジション制御弁を、作業装置下降側に付勢された状態で備え、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してレバー用連動手段を介して連動されてポジション制御弁を人為操作するポジションレバー、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してモータ用連動手段を介して連動された電動モータを備え、前記レバー用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記ポジションレバーに優先して前記電動モータによって操作されることを許容する連動融通を備え、前記モータ用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記電動モータに優先して前記ポジションレバーによって操作されることを許容する連動融通を備えてある作業車の作業装置昇降操作装置に関する。 【背景技術】 【0002】 上記作業車は、例えば耕耘機の場合、ポジションレバーによってポジション制御弁を操作し、耕耘装置を所望高さの下降作業状態に下降操作するとともに設定して作業走行し、畦際など作業列の終端部に到達すると、電動モータを上げ側に操作して旋回走行し、旋回走行を終えると、電動モータを下げ側に操作する。すると、旋回走行の際、電動モータがポジションレバーに優先してポジション制御弁を上昇側に操作することにより、耕耘装置を地面に当たらないように上昇非作業状態に上昇させた状態で旋回走行することができ、旋回走行を終えると、ポジション制御弁がこれの付勢力によって下降側に切り換わって耕耘装置が下降し、耕耘装置をポジションレバーによって設定してある高さの下降作業状態に戻して次の作業列を先の作業列と同じ耕耘深さで作業をしていくことができるものである。 【0003】 この種の作業車の作業装置昇降操作装置において、従来、特許文献1に示されるように、ポジションレバー22が最上昇位置まで操作されると、ポジションレバー22に取り付けた操作片46によって操作される上限検出スイッチ46を備え、上昇操作スイッチ37を操作して電動モータ32が操作されると、この電動モータ32がポジション制御バルブ10を操作してロータリ耕耘装置3が大きく上昇し、この後、ポジションレバー22を最上昇位置まで操作すると、上限検出スイッチ41が操作されて電動モータ32が逆転作動され、モータアーム33がストッパ42に当接するまで回動操作されて駆動リンク34が長孔35(連動融通に相当)に沿って前方に移動し、ポジションレバー22を下降方向に操作すると、操作リンク23の前方移動に連れてポジションアーム19も下降方向Dに追従移動し、ポジション制御バルブ10が操作されてリフトアーム4がポジションレバー22の操作位置に対応した高さに移動するものがあった。 【0004】 つまり、電動モータ32によるポジション制御バルブ10の操作によってロータリ耕耘装置3を大きく上昇させた後は、ポジションレバー22を最上昇位置まで操作すると、電動モータ32がポジション制御バルブ10をリフトアーム下降側に操作する状態になって、ポジションレバー22によるポジション調節軸17の操作が可能になるように電動モータ32による作業装置上昇保持が解除され、ポジションレバー22によるポジション制御が可能になるものがあった。 【0005】 【特許文献1】特開2003−333902号公報(段落〔0043〕−〔0044〕段、図4) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 例えば耕耘作業にあっては、作業列によって耕耘深さを変更されることがあり、この場合、旋回走行を終えて次の作業列の作業に入る前に耕耘装置を所望の高さになるように昇降調節すれば、耕耘装置が作業列に進入した後に昇降調節するよりも、作業列を始端部から所望の耕耘深さになるようにして有利に作業を行なうことができる。 このように作業装置を昇降調節する場合、旋回走行に入る際に電動モータを操作して作業装置を上昇させていることから、電動モータによる作業装置上昇保持を解除してから、ポジションレバーを操作して昇降調節をすることになる。 上記した従来のものにあっては、ポジションレバーを最上昇位置に操作することによって電動モータによる作業装置上昇保持を解除することから、先の作業列で作業した際に作業装置高さを低く設定していた場合、ポジションレバーを最上昇位置まで大ストローク操作せねばならない煩わしさがあった。 【0007】 本発明の目的は、電動モータによる作業装置上昇保持の解除をポジションレバーによって行なうものでありながら、作業装置高さを高く設定した場合も、低く設定した場合もその解除操作を操作性よく行なうことが可能な作業車の作業装置昇降操作装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本第1発明にあっては、作業装置を昇降制御するポジション制御弁を、作業装置下降側に付勢された状態で備え、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してレバー用連動手段を介して連動されてポジション制御弁を人為操作するポジションレバー、前記ポジション制御弁のポジション操作軸に対してモータ用連動手段を介して連動された電動モータを備え、前記レバー用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記ポジションレバーに優先して前記電動モータによって操作されることを許容する連動融通を備え、前記モータ用連動手段に、前記ポジション制御弁が前記電動モータに優先して前記ポジションレバーによって操作されることを許容する連動融通を備えてある作業車の作業装置昇降操作装置において、 前記ポジションレバーにストップ作用してポジションレバーの作業装置上昇側の操作限界を設定するストッパーを作用位置変更調節自在に備え、前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用したことを検出するストップ検出手段を備え、前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用すると、前記電動モータがポジション制御弁を作業装置下降側に操作する状態になるように、前記ストップ検出手段の検出情報を基に前記電動モータを操作する昇降制御手段を備えてある。 【0009】 すなわち、耕耘深さを浅くするなど、作業装置高さを高く設定して作業をする場合、ストッパーをこれの調節範囲のうちの作業装置上昇側に調節しておく。すると、作業装置高さを設定したりその設定作業装置高さを変更したりするのに、ポジションレバーがストッパーによる操作障害を受けることがないようにしながらポジションレバーを操作して作業装置高さを所望高さに設定したり変更したりすることができる。そして、ポジションレバーを作業装置上昇側にストッパーによるストップ作用を受けるまで操作すると、ストッパーがストップ作用したことがストップ検出手段によって検出されてこの検出情報を基に昇降制御手段が電動モータの操作を実行し、電動モータがポジション制御弁を作業装置下降側に操作する状態になって、ポジションレバーによるポジション制御弁の操作が可能なようにモータ用連動手段の連動融通が作用するようになり、ポジションレバーを操作すれば、ポジション制御弁が作業装置下降側や上昇側に作動するようになる。このとき、ポジションレバーをこれの操作範囲の作業装置上昇側に位置させて作業装置高さを設定していることから、ポジションレバーをわずかに操作すれば、ポジションレバーがストッパーによるストップ作用を受け、ストップ検出手段が検出作用して昇降制御手段が電動モータの操作を実行する。 【0010】 耕耘深さを深くするなど、作業装置高さを低く設定して作業をする場合、ストッパーをこれの調節範囲のうちの作業装置下降側の適切な位置に調節しておく。すると、作業装置高さを設定したり、その設定作業装置高さを変更したりするのに、ポジションレバーがストッパーによる操作障害を受けることがないようにしながらポジションレバーを操作して作業装置高さを所望高さに設定したり変更したりすることができる。そして、ポジションレバーを作業装置上昇側にストッパーによるストップ作用を受けるまで操作すると、ストッパーがストップ作用したことがストップ検出手段によって検出されてこの検出情報を基に昇降制御手段が電動モータの操作を実行し、電動モータがポジション制御弁を作業装置下降側に操作する状態になって、ポジションレバーによるポジション制御弁の操作が可能なようにモータ用連動手段の連動融通が作用するようになり、ポジションレバーを操作すれば、ポジション制御弁が作業装置下降側や上昇側に作動するようになる。このとき、ストッパーをこれの調節範囲の作業装置上昇側ストロークエンドに位置させておくよりもポジションレバーをわずかに操作するだけでポジションレバーがストッパーによるストップ作用を受け、ストップ検出手段が検出作用して昇降制御手段が電動モータ操作を実行する。 【0011】 従って、本第1発明によれば、電動モータによる作業装置上昇保持をポジションレバーによって解除するものでありながら、作業装置高さを高低いずれの側に設定して作業する場合も、ストッパーを適切な位置に調節しておくことにより、ポジションレバーを小ストローク操作するだけで操作容易にかつ迅速に電動モータによる作業装置上昇保持を解除して作業装置高さの変更設定を楽に能率よく行なうことができる。 【0012】 本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記ストッパーの作用位置を検出するストッパー位置検出センサ、及び、前記ポジションレバーの操作位置を検出するレバー位置検出センサを備え、前記ストップ検出手段は、前記ストッパー位置検出センサ及び前記レバー位置検出センサによる検出情報を基に、前記ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用したことを検出するように構成してある。 【0013】 すなわち、ストッパーにストップ検出センサを設け、ストッパーがポジションレバーに対してストップ作用すると、ストップ検出センサもポジションレバーに対して接触するなど検出作用するように構成することによっても、本第1発明の作用効果を得られる。この場合、ストッパーの位置調節を行なうと、ストップ検出センサがストッパーと共に移動することから、ストップ検出センサの電線にその移動を許容する長さを備えさせる必要が生じる。これに対し、本第2発明は、ストッパー位置検出センサ及びレバー位置検出センサによる検出情報を基に、ストップ検出手段によってストッパーのストップ作用を検出するものであるから、ストッパー位置検出センサを固定部に設けるとともに、ストッパー位置検出センサの検出部を、連動リンクなどを介してストッパーに連動させ、ストッパー位置検出センサの電線にストッパーの移動のための長さを備えさせずに、ストッパーのストップ作用を検出することができる。 【0014】 従って、本第2発明によれば、ストッパー位置検出センサの電線を短尺化し、電線が振れ動きにくくて故障しにくいなど有利な状態に得られる。 【0015】 本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、前記ポジション制御弁の前記ポジション操作軸の操作位置を検出する操作軸位置検出センサを備え、前記昇降制御手段は、前記ストッパー位置検出センサの検出情報を基にして設定上昇制御目標高さを設定し、作業装置が前記設定上昇制御目標高さに上昇するように、前記設定上昇制御目標高さと、操作軸位置検出センサの検出情報とを基に前記電動モータを操作するように構成してある。 【0016】 すなわち、ポジションレバーによるポジション制御弁の操作によって作業装置を上昇操作する際、ポジションレバーがストッパーに当接すると、ポジションレバーは操作限界になり、作業装置はその操作限界に対応した位置を上昇限界としてそれ以上に上昇しなくなる。電動モータによって作業装置が上昇操作される際、ストッパー位置検出センサによる検出情報を基に設定上昇制御目標高さが設定され、この設定上昇制御目標高さまで作業装置が上昇操作される。これにより、ストッパーの操作位置に対応する作業装置上昇位置、及び、設定上昇制御目標高さを適切に設定することにより、作業装置がポジションレバーによって上昇操作された際の上昇限界と、電動モータによって上昇操作された際の上昇限界とが同一になる。 【0017】 従って、本第3発明によれば、ストッパーを適切な位置に調節しておくことにより、作業装置を電動モータによって上昇させて走行する場合も、ポジションレバーによって上昇させて走行する場合も、高く上げ過ぎて後に作業状態に下げるのに時間が掛かり過ぎる事態や、上げ不足があって機体が前後傾斜した際に作業装置が地面上に接地する事態を発生しにくいように作業装置を適切な高さに持ち上げながら走行することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、車体前部に配置したエンジン3が装備された原動部、車体後部に配置した運転座席4aが装備された運転部5を備えた自走車体の車体フレームの後部に、この車体フレームの後部を構成するミッションケース6の後部の両横側に設けたリフトアーム7を備えたリンク機構8を介してロータリ式の耕耘装置9を連結するとともに、前記エンジン3の駆動力を、前記ミッションケース6の後部に位置する動力取り出し軸10から回転軸11を介して耕耘装置9に伝達するように構成して、乗用型耕耘機を構成してある。 【0019】 この耕耘機にあっては、前記ミッションケース6内の上部に位置する単動形油圧シリンダで成るリフトシリンダ12を伸縮作動させると、このリフトシリンダ12が前記左右一対のリフトアーム7の基部に一体回転自在に連結している回転支軸13(図2参照)を介して左右のリフトアーム7をミッションケース6に対して上下に揺動操作してリンク機構8を車体フレームに対して上下に揺動操作することにより、耕耘装置9を耕耘ロータ9aが圃場に接地した下降作業状態と、耕耘ロータ9aが圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。ロータリ耕耘装置9を下降作業状態にして自走車体を走行させると、耕耘装置9が回動する耕耘ロータ9aによって圃場を耕耘していく。 【0020】 前記ミッションケース6の内部に設けたポジション制御弁20(図7参照)、図2の如き電動モータ31に連係させた昇降制御手段32(図9参照)、図1の如く運転座席4aの前方のステアリングホィール4bの横側近くに設けた昇降レバー33などを備えさせて、耕耘装置9を昇降操作するための昇降操作装置を構成してある。 【0021】 図7に示すように、ポジション制御弁20は、リフトシリンダ12に落下速度調整バルブVが付いた油路R1を介して接続された主スプール21、前記油路R1の主スプール21と落下速度調整バルブVとの間に接続された下降用バルブ22、主スプール21に油圧ポンプPから圧油を供給する油路R2に接続されたリリーフバルブ23及びアンロードバルブ24、主スプール21の端部に中間部が回動自在に連結された天秤形の連結リンク25、この連結リンク25の一端側に揺動アーム26aを介して連動連結されたポジション操作軸26、前記連結リンク25の他端側に揺動アーム27aを介して連動連結されたフィードバック操作軸27、主スプール21及び下降用バルブ22を切換え付勢してポジション制御弁20を耕耘装置下降側に付勢するスプリング28などを備えて構成してある。 【0022】 ポジション操作軸26が回動操作され、このポジション操作軸26の揺動アーム26aがポジション操作軸26の軸芯まわりで揺動操作されて連結リンク25をフィードバック操作軸27の揺動アーム27aと連結している部位を揺動支点にして揺動方向uに揺動操作し、連結リンク25が主スプール21を前記スプリング28に抗して摺動方向Uに摺動操作して上昇位置に切り換え操作すると、このとき、主スプール21に連結されている連動部材29が下降用バルブ22に対して相対移動して下降用バルブ22が閉じ位置に保持されることから、ポジション制御弁20は、油圧ポンプPからの圧油をリフトシリンダ12に供給して、リフトアーム7を上昇揺動させるべくリフトシリンダ12を伸張作動させるように上昇操作状態になる。 【0023】 ポジション操作軸26が回動操作され、このポジション操作軸26の揺動アーム26aが連結リンク25をフィードバック操作軸27の揺動アーム27aと連結している部位を揺動支点にして揺動方向dに揺動操作し、連結リンク25が主スプール21を摺動方向Dに摺動操作して下降位置に切り換え操作すると、このとき、前記連動部材29が下降用バルブ22に連動可能に係合して下降用バルブ22を開き位置に切換え操作することから、ポジション制御弁20は、リフトシリンダ12から圧油を排出して、耕耘装置9の重量によってリフトアーム7を下降揺動させるべくリフトシリンダ12を短縮作動させるように下降操作状態になる。 【0024】 ポジション操作軸26が上昇側と下降側のいずれに回動操作された場合も、ポジション操作軸26の回動操作後にフィードバック操作軸27が回動操作され、フィードバック操作軸27の揺動アーム27aがフィードバック操作軸27の軸芯まわりで揺動操作されて連結リンク25をポジション操作軸26の揺動アーム26aと連結している部位を揺動支点にして、先に連結リンク25がポジション操作軸26の揺動アーム26aによって操作された揺動方向とは逆の揺動方向に揺動操作すると、連結リンク25が主スプール21を摺動操作して中立位置に戻し操作し、このとき、主スプール21に連結されている連動部材29が下降用バルブ22に対して連動可能に係合して下降用バルブ22を閉じ位置に戻し操作したり、連動部材29が下降用バルブ22に対して相対移動して下降用バルブ22を閉じ位置に保持したりすることから、ポジション制御弁20は、リフトアーム7を先に上昇や下降操作した揺動位置に保持させるべくリフトシリンダ12を停止させるように中立状態になる。 【0025】 これにより、ポジション制御弁20は、ポジション操作軸26及びフィードバック軸27が回動操作されることにより、ポジション操作軸26の操作力によって上昇操作状態になったり、スプリング28の付勢力によって下降操作状態になったりしてリフトシリンダ12を伸縮作動するように制御し、これにより、リフトアーム7を上下揺動するように制御して耕耘装置9を下降作業状態に下降したり、上昇非作業状態に上昇するように昇降制御する。 【0026】 図2,3に示すように、ポジションレバー30の基端部が前記ミッションケース6の横壁部に固定のレバー支持部材34にレバー支軸35を介して回動自在に支持されており、ポジションレバー30は、レバー支軸35の車体横向きの軸芯35aまわりで、後輪フェンダー36に設けてあるレバーガイド37のガイド溝37aに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになっている。 【0027】 図2,3などに示すように、ポジションレバー30の基端側に一端部が連結ピン41aを介して回動自在に連結された連動リンク41と、ポジション制御弁20のポジション操作軸26のミッションケース6外に位置する端部に基部が一体回動自在に連結しているポジションアーム42とを備えて成るレバー用連動手段40により、ポジションレバー30をポジション制御弁20のポジション操作軸26に対して連動させてある。前記連動リンク41のポジションレバー30に連結している側とは反対側の端部は、ポジションアーム42に設けたレバー連動長孔43に対して摺動及び回動自在に係入した状態で連動リンク41に止着された連動ピン44を介してポジションアーム42に連動しており、レバー用連動手段40は、ポジションレバー30とポジション操作軸26を次の如く連動させている。 【0028】 すなわち、ポジションレバー30が車体後方側に揺動操作された場合、連動ピン44がレバー連動長孔43の車体後方側端部に位置してポジションアーム42に対して伝動可能に係合するまでは、連動リンク41とポジションアーム42とが相対移動して、ポジション操作軸26がポジションレバー30によって回動操作されず、連動ピン44がレバー連動長孔43の車体後方側端部でポジションアーム42に対して伝動可能に係合した後は、ポジション操作軸26がポジションレバー30によって車体後方側に回動操作されるように、そして、ポジションレバー30が車体前方側に揺動操作された場合、連動ピン44が車体前方側に移動してポジションアーム42がポジション制御弁20の付勢力のためにポジションレバー30に追従して車体前方側に回動操作され、ポジション操作軸26がポジションレバー30によって車体前方側に回動操作されることになるように、ポジションレバー30とポジション操作軸26を連動させている。 【0029】 ポジションレバー30の基部に摩擦機構45を設けてある。この摩擦機構45は、ポジションレバー30に対して摩擦による揺動抵抗を付与し、これにより、ポジションレバー30を操作された任意の操作位置にポジション制御弁20のスプリング28による付勢力に抗して保持するようになっている。 【0030】 図2,3などに示すように、電動モータ31は、ミッションケース6の横側壁部に固定されている。電動モータ31の出力軸31aに一体回転自在に連結されて、電動モータ31によって出力軸31aの軸芯まわりで正回転及び逆回転方向に揺動操作される駆動揺動アーム51と、この駆動揺動アーム51に一端部が連結ピン52aを介して回動自在に連結されている連動ロッド52と、前記ポジションアーム42とを備えて成るモータ用連動手段50により、電動モー31をポジション制御弁20のポジション操作軸26に連動させてある。前記連動ロッド52の駆動揺動アーム51に連結している側とは反対側のロッド端部54は、ポジションアーム42に設けたモータ連動長孔53に対して摺動及び回動自在に係入してポジションアーム42に連動しており、モータ用連動手段50は、電動モータ31とポジション操作軸26を次の如く連動させている。 【0031】 すなわち、電動モータ31が上げ操作側に駆動操作された場合、ロッド端部54がモータ連動長孔53の車体後方側端部に位置してポジションアーム42に対して伝動可能に係合するまでは、連動ロッド52とポジションアーム42が相対移動して、ポジション操作軸26が電動モータ31によって回動操作されず、ロッド端部54がモータ連動長孔53の車体後方側端部でポジションアーム42に対して伝動可能に係合した後は、ポジション操作軸26が電動モータ31によって車体後方側に回動操作されるように、そして、電動モータ31が下げ操作側に駆動操作された場合、ロッド端部54が車体前方側に移動してポジションアーム42がポジション制御弁20の付勢力のために電動モータ31の回動に追従して車体前方側に回動操作され、ポジション操作軸26が電動モータ31によって車体前方側に回動操作されるように、電動モータ31とポジション操作軸26を連動させている。 【0032】 ポジションアーム42のレバー連動長孔43は、レバー用連動手段40における連動融通となり、ポジション制御弁20がポジションレバー30に優先して電動モータ31によって操作されることを許容するように、ポジションアーム42が連動リンク41に対して相対移動することを許容する。 【0033】 ポジションアーム42のモータ連動長孔53は、モータ用連動手段50における連動融通となり、ポジション制御弁20が電動モータ31に優先してポジションレバー30によって操作されることを許容するように、ポジションアーム42が連動ロッド52に対して相対移動することを許容する。 【0034】 ポジション制御弁20のフィードバック操作軸27の端部を、ミッションケース6の前記ポジションレバー30が位置する側とは反対側の横壁部からミッションケース6外部に突出させるとともに、このフィードバック操作軸端部を、揺動リンク(図示せず)などを利用したフィードバック連動機構60(図7参照)を介して一方のリフトアーム7に連動させてある。 【0035】 フィードバック連動機構60は、耕耘装置9が上昇や下降操作されると、耕耘装置9が制御目標高さに上昇や下降するに伴ってポジション制御弁20が中立状態に戻るように、耕耘装置9の昇降操作のために揺動するリフトアーム7の作動をフィードバック操作軸27にフィードバックする。 【0036】 図2などに示すように、ポジションレバー30のための前記レバーガイド37に、ポジションレバー30に対するストッパー61を設けてある。図3,6に示すように、このストッパー61には、ストッパー61の下側にレバーガイド37のガイド溝37aを挿通したネジ軸62aを介して連結された固定部62を備えてある。ストッパー61を回転操作してネジ軸61aを回動操作することにより、ネジ軸61aによる固定部62のレバーガイド37への締め付けによってストッパー61がレバーガイド37に固定されたり、ネジ軸61aによる固定部62のレバーガイド37に対する締め付けが解除されて、ストッパー61をレバーガイド37のガイド溝37aに沿わせて移動操作したりできるようになっている。 【0037】 つまり、ストッパー61は、固定部62によってレバーガイド37に締め付け固定されることにより、ポジションレバー30に対して車体後方側からストップ作用してポジションレバー30の車体後方側(耕耘装置上昇側)での操作限界を設定するようになっている。また、ストッパー61をガイド溝37aに沿わせて移動調節することにより、ストッパー61のポジションレバー37に対する作用位置を耕耘装置上昇側(車体後方側)や、耕耘装置下降側(車体前方側)に変更調節することができるようになっている。 【0038】 図2などに示すように、前記ストッパー61の固定部62での連結部62aにロッド式の連動手段63を介して入力部としての操作アーム64aが連動されたストッパー位置検出センサ64を、レバーガイド37の横壁部に固定されたセンサ支持部材65に支持させてある。ストッパー61の位置調整が行なわれる際にストッパー位置センサ64をストッパー61と共に動かないように支持することができる固定部としてのセンサ支持部材65に支持せてある。 【0039】 ストッパー位置検出センサ64は、前記操作アーム64によって操作軸が回転操作されるポテンショメータによって構成してある。ストッパー61の位置変更調節が行なわれると、連動手段63がストッパー61の固定部62によって押し引き操作されて操作アーム64aを揺動操作するようになっている。これにより、ストッパー位置検出センサ64は、ストッパー61のレバーガイド37に対する位置に基づいてストッパー61の作用位置を検出し、この検出結果を電気信号にして昇降制御手段32に出力するようになっている。 【0040】 図2に示すように、ポジションレバー30の基部から延出された連動アーム66に操作アーム67aが連動されたレバー位置検出センサ67を、前記レバー支持部材34に支持させてある。 【0041】 レバー位置検出センサ67は、前記操作アーム67aによって操作軸が回転操作されるポテンショメータによって構成してある。ポジションレバー30が揺動操作されると、連動アーム66がポジションレバー30と共に揺動して操作アーム67aを揺動操作する。これにより、レバー位置検出センサ67は、連動アーム66の揺動位置に基づいてポジションレバー30の操作位置を検出し、この検出結果を電気信号にして昇降制御手段32に出力するようになっている。 【0042】 図2,3などに示すように、前記ポジションアーム42、このポジションアーム42のセンサ連動長孔70に摺動自在に係入した連動ピン71を介してポジションアーム42に操作アーム72aが連動された操作軸位置検出センサ72を、ミッションケース6の横壁部に固定のセンサ支持部材73に支持させてある。 【0043】 操作軸位置検出センサ72は、前記操作アーム72aによって操作軸が回転操作されるポテンショメータによって構成してある。ポジション操作軸26が回動操作されると、これに伴ってポテンショアーム42が揺動して連動ピン71を介して操作アーム72aを揺動操作するようになっている。これにより、操作軸位置検出センサ72は、ポテンショアーム42の揺動位置に基づいてポジション操作軸26の操作位置を検出し、この検出結果を電気信号にして昇降制御手段32に出力するようになっている。 【0044】 図8に示すように、前記昇降レバー33は、中立位置Nと、この中立位置Nよりも車体上方側に揺動した上げ位置UPと、中立位置Nよりも下降した下げ位置DNとに車体上下方向に揺動操作するように支持されているとともに中立位置Nに自動的に復帰するように付勢されている。昇降レバー33の基部付近に上昇スイッチ75及び下降スイッチ76を設けるとともに、上昇スイッチ75は、昇降レバー33が上げ位置UPに操作されると、オン操作されて耕耘装置9を上昇操作させるべき上昇指令を電気信号にして昇降制御手段32に出力するようになっている。下降スイッチ76は、昇降レバー33が下げ位置DNに操作されると、オン操作されて耕耘装置9を下降操作させるべき下降指令を電気信号にして昇降制御手段32に出力するようになっている。 【0045】 昇降制御手段32は、マイクロコンピュータを利用して構成してあり、ストップ検出手段77を備えているとともに、前記各検出スイッチ75,76及び前記各検出センサ64,67,72による検出情報を基に電動モータ31を操作するようになっている。 【0046】 すなわち、上昇スイッチ75から上昇指令を入力すると、このときの前記ストッパー位置検出センサ64による検出ストッパー位置を入力してこの検出ストッパー位置を基に設定上昇制御目標高さを設定し、電動モータ31がポジション操作軸26を上昇側に回動操作してポジション制御弁20を上昇操作状態に切り換え操作するように電動モータ31を上げ操作側に駆動操作する。このとき、操作軸位置検出センサ72による検出情報に基いてポジション操作軸26の操作ストロークの大きさを判断し、ポジション操作軸26の操作ストロークが設定上昇制御目標高さに対応したものになるまで電動モータ31がポジション操作軸26を上昇側に回動操作するように電動モータ31を上げ操作側に駆動操作する。また、このとき、ポジションレバー30がストッパー61に当接する操作位置よりも下降側の操作位置に位置されておれば、ポジションアーム42のレバー連動長孔43による連動融通のため、ポジションアーム42が位置されている操作位置に対応する連結高さよりも高い連結高さが設定上昇制御目標高さとして設定されることになる。耕耘装置9の連結高さが前記設定上昇制御目標高さになると、フィードバック連動機構60の作用によってポジション制御弁20が中立状態に戻し操作される。 【0047】 下降スイッチ76から下降指令を入力すると、電動モータ31がポジション制御弁20の付勢力によってポジション操作軸26を下降側に回動操作してポジション制御弁20を下降操作状態に切り換え操作するように電動モータ31を下げ操作側に駆動操作する。このとき、連動ロッド52が下降操作側のストロークエンドに至るまで電動モータ31を下げ操作側に駆動操作するが、連動リンク41の連動ピン44がレバー連動長孔43の後方側端部に位置してポジションアーム42に対してストップ作用すると、ポジションレバー30が連動リンク41を介してポジションアーム42をそれ以上に下降側に回動操作されないように支持する。耕耘装置9の連結高さがポジションレバー30の位置する操作位置に対応した連結高さになると、フィードバック連動機構60の作用によってポジション制御弁20が中立状態に戻し操作される。 【0048】 これにより、昇降制御手段32は、上昇操作スイッチ75から上昇指令を入力した場合、このときのストッパー位置検出センサ64による検出ストッパー位置を基に設定上昇制御目標高さを設定し、この設定上昇制御目標高さまで耕耘装置9が上昇操作されるように電動モータ31を上げ操作側に駆動操作し、耕耘装置9をストッパー61がセットされている位置に対応する連結高さまで上昇させる。下降操作スイッチ76から下降指令を入力した場合、電動モータ31を連動ロッド52が操作限界に位置するまで下げ操作側に駆動操作し、耕耘装置9をポジションレバー30が位置する操作位置に対応する連結高さまで下降させる。 【0049】 ポジションレバー30が車体後方側に揺動されると、ストップ検出手段77によって、レバー位置検出センサ67による検出レバー位置と、前記ストッパー位置検出センサ64による検出ストッパー位置とを基にしてストッパー61がポジションレバー30に対してストップ作用したか否かを検出する。すなわち、レバー位置検出センサ67が発揮する電気抵抗値と、ストッパー位置検出センサ64が発揮する電気抵抗値とを比較し、レバー位置検出センサ67とストッパー位置検出センサ64の電気抵抗値が同一またはほぼ同一になったと判断すると、ストッパー61がポジションレバー30に対してストップ作用したと検出する。そして、ストッパー61がポジションレバー30に対してストップ作用したと検出した場合、電動モータ31が下げ操作側に連動ロッド52のロッド端部54が下降操作側のストロークエンドに位置するまで回動するように電動モータ31を駆動操作する。すなわち、ポジション操作軸26が連動リンク52を介してポジションレバー30によって引っ張り支持されてポジション制御弁20が中立状態に保持されることになっても、電動モータ31としてはポジション制御弁20を下降操作状態に操作する状態、すなわち、ポジションレバー30によってポジション操作軸26を上昇側や下降側に操作することが可能となる状態になるように電動モータ31を操作する。 【0050】 つまり、作業を行なうに当たり、ポジションレバー30と昇降レバー33とによって耕耘装置9を昇降操作するようになっている。 すなわち、図3に示すように、ポジションレバー30をレバーガイド37のガイド溝37aのうち、このガイド溝37aの最も車体前方側端部に位置するフローティング位置Fよりも車体後方側で車体前後方向に揺動操作し、所望の耕耘深さに対応した操作位置に操作する。すると、電動モータ31が下げ操作側のストロークエンドにあって連動ロッド52のロッド端部54が下降側のストロークエンドに位置していることにより、かつ、モータ用連動手段50におけるモータ連動長孔53による連動融通が作用することにより、ポジション操作軸26が電動モータ31に優先して上昇側や下降側に操作されてポジション制御弁20が上昇操作状態や下降操作状態になって耕耘装置9を上昇や下降操作し、これに伴ってフィードバック連動機構60がフィードバック操作軸27を回動操作し、耕耘装置9がポジションレバー30の操作位置に対応した連結高さになるとポジション制御弁20が中立状態になる。これにより、耕耘装置9がポジションレバー30の操作位置に対応した連結高さになって所望の耕耘深さで耕耘するようにして作業走行することができる。 【0051】 畦際など作業列の終端部に到達すると、ポジションレバー30を操作しないで、昇降レバー33を上げ位置UPに上昇操作する。すると、上昇スイッチ75が上昇指令を出力し、この上昇指令を基に昇降制御手段32が図5の如く電動モータ31を上げ操作側に駆動操作して電動モータ31がポジション操作軸26を上昇側に、レバー用連動手段40におけるレバー連動長孔43による連動融通の作用によってポジションレバー30に優先して、ストッパー位置検出センサ64による検出情報を基に設定した設定上昇制御目標高さに対応した操作ストロークにわたって回動操作し、ポジション制御弁20が上昇操作状態になって耕耘装置9を上昇操作し、これに伴ってフィードバック連動機構60がフィードバック操作軸27を回動操作し、耕耘装置9が設定上昇制御目標高さの連結高さになるとポジション制御弁20が中立状態になる。これにより、耕耘装置9がストッパー61の調節位置に対応した連結高さの上昇非作業状態に上昇し、耕耘ロータ9aを地面に当たらないようにしながら次の作業列に向けて旋回走行することができる。このとき、ストッパー61を車体後方側に位置変更調節しておけば、昇降制御手段32によって設定される設定上昇制御目標高さが調節前よりも高く設定され、耕耘装置9が上昇非作業状態に上昇されたときの連結高さを調節前よりも高くすることができ、ストッパー61を車体前方側に位置するように位置変更調節しておけば、昇降制御手段32によって設定される設定上昇制御目標高さが調節前よりも低く設定され、耕耘装置9が上昇非作業状態に上昇されたときの連結高さを調節前よりも低くすることができる。 【0052】 旋回走行を終えて次の作業列に進入する際、ポジションレバー30を操作しないで、昇降レバー33を下げ位置DNに下降操作する。すると、下降スイッチ76が下降指令を出力し、この下降指令を基に昇降制御手段32が図3の如く電動モータ31を下げ操作側に駆動操作してポジション操作軸26をポジション制御弁20の付勢力によって下降側に、連動リンク41を介してポジションレバー30によって支持されるまで回動操作し、ポジション制御弁20が下降操作状態になって耕耘装置9を下降操作する。これに伴ってフィードバック連動機構60がフィードバック操作軸27を回動操作し、耕耘装置9がポジションレバー30の位置されている操作位置に対応した連結高さになると、ポジション制御弁20が中立状態になる。これにより、耕耘装置9がポジションレバー30の操作位置に対応した連結高さの下降作業状態になり、耕耘深さが先の作業列での耕耘深さと同一になるようにして耕耘作業を行なっていくことができる。 【0053】 旋回走行を終え、昇降レバー33を下げ位置DNに下降操作して耕耘装置9を下降操作するまでに耕耘深さを変更調節するなど、耕耘装置9の連結高さを調節する場合、先ず、図4の如くポジションレバー30を車体後方側にストッパー61に当接するまで揺動操作する。すると、昇降制御手段32がストップ検出手段77によってストッパー位置検出センサ64及びレバー位置検出センサ66による検出情報を基にストッパー61がポジションレバー30にストップ作用したと検出し、この検出結果に基づいて電動モータ31を下げ操作側に操作して、モータ用連動手段50の連動ロッド52のロッド端部54をモータ連動長孔53の車体前方側部分に位置してポジションアーム42に対してストップ作用しないように下降操作側のストロークエンドに操作し、電動モータ31による連動ロッド52を介してのポジションアーム42のロックが解除される。すなわち、電動モータ31による耕耘装置上昇保持が解除される。この後、ポジションレバー33を車体前後方向に揺動操作して所望の連結高さに対応する操作位置に操作すると、先に説明した如くポジション制御弁20を操作できるとともに、フィードバック連動機構60が作用して、耕耘装置9が所望の連結高さになる。この場合、ポジションレバー30がストッパー61に当接したときの操作位置がポジションレバー30の上昇操作側の操作限界になり、かつ、ポジションレバー30のこの操作限界に対応する耕耘装置9の上昇位置が、電動モータ31によるポジション制御弁20の操作によって耕耘装置9が上昇操作される際の上昇限界になっており、昇降レバー33を操作して耕耘装置9が上昇操作される際の上昇限界での連結高さと同じ連結高さを上昇限界の連結高さとして、ポジションレバー33によって昇降操作することができる。 【0054】 尚、ポジションレバー30をフローティング位置Fに操作すると、ポジション制御弁20が下降操作状態になるとともにフィードバック機構60が作用しなくなり、耕耘装置9に替えてプラウを連結した場合など、作業装置を接地反力によって自由に昇降するようにしながら作業することができる。 【0055】 図9は、別の実施形態を備えた昇降操作装置を示し、この昇降操作装置にあっては、ポジションレバー30に対するストッパー61の一端側の取付け端部61bが上限規制レバー80に回動自在に支持され、このストッパー61の他端側の作用部61cがポジションアーム42の長孔81に係入されている。 【0056】 上限規制レバー80は、ポジションレバー30の揺動軸芯35aと同一の軸芯まわりでレバーガイド37のガイド溝37bに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになっており、この上限規制レバー80を揺動操作すると、ストッパー61の取付け端部61bが上限規制レバー80によって移動操作されて、ストッパー61の作用部61cが長孔81に沿ってポジションアーム42に対して移動するようになっている。上限規制レバー80をガイド溝37bに沿って並んでいる複数個の位置決め突起82から選択した一つの位置決め突起82に係合させると、ストッパー61の取付け端部61bが上限規制レバー80を介して位置決め突起82によって受け止め支持され、ポジションレバー30が車体後方側(耕耘装置上昇側)に揺動操作されてポジションアーム42が揺動操作されるに伴い、ストッパー61の作用部61cが長孔81の端部に位置してポジションアーム42に対してストップ作用し、ストッパー61がポジションアーム42、連動リンク41を介してポジションレバー30に対してストップ作用して、ポジションレバー30の操作限界を設定する。 【0057】 これにより、上限規制レバー80をガイド溝37bに沿わせて車体前後方向に揺動操作して複数個の位置決め突起82に掛けかえることにより、ストッパー61のポジションレバー30に対する作用位置を変更調節し、ポジションレバー30によるポジション制御弁20の操作によって耕耘装置9が上昇操作される際、及び電動モータ31によるポジション制御弁20の操作によって耕耘装置9が上昇操作される際の上昇限界の連結高さを変更設定することができるようになっている。 【0058】 上限規制レバー80に操作軸が連動された回転式のポテンショメータで成るストッパー位置検出センサ64を設け、このストッパー位置検出センサ64により、上限規制レバー80の操作位置をストッパー64の作用位置として検出するようになっている。 【0059】 〔別実施形態〕 自走車体が後進操作されたことを検出する後進センサを備え、自走車体が後進されると、電動モータ31がポジション制御弁20を上昇側に操作して耕耘装置9が上昇操作されるように、昇降制御手段32が後進センサの検出情報を基に電動モータ31を操作するように構成した作業車にも本発明は適用することができる。 【0060】 ロータリ耕耘装置9に替えて培土装置など各種作業装置を連結された車両、また田植機やコンバインなどにも本発明は適用できる。従って、ロータリ耕耘装置9などを総称して作業装置9と呼称し、耕耘機、田植機、コンバインなどを総称して作業機と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【0061】 【図1】乗用型耕耘機の一部の側面図 【図2】ポジションレバー、電動モータ配設部の側面図 【図3】ポジションレバー、電動モータの作業時での操作状態を示す側面図 【図4】ポジションレバーの操作限界での操作状態を示す側面図 【図5】電動モータの上昇操作状態での側面図 【図6】ストッパー配設部の断面図 【図7】油圧回路図 【図8】耕耘装置昇降制御のブロック図 【図9】別の実施形態を備えた昇降操作装置のストッパー構造を示す側面図 【図10】上限規制レバーの操作位置を示す平面図 【符号の説明】 【0062】 9 作業装置 20 ポジション制御弁 26 ポジション操作軸 30 ポジションレバー 31 電動モータ 32 昇降制御手段 40 レバー用連動手段 43 レバー用連動手段の連動融通 50 モータ用連動手段 53 モータ用連動手段の連動融通 61 ストッパー 64 ストッパー位置検出センサ 66 レバー位置検出手段 72 操作軸位置検出センサ 77 ストップ検出手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年9月22日(2004.9.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−87333(P2006−87333A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月6日(2006.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−275506(P2004−275506) |
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