| 【発明の名称】 |
作業機連結装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】涌田 毅 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町605番地 菱農エンジニアリング株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】作業機連結フレームの形状が複雑になることを回避し、作業機連結フレームの強度アップやコストダウンを図る。
【解決手段】走行機体1の後部に設けられる二点連結式のヒッチ部2に対し、三点連結式の作業機7を連結させると共に、走行機体1に設けられるリフトアーム3の油圧動作に応じて、作業機7を昇降させる作業機連結装置6であって、ヒッチ部2に上下回動自在に連結され、ヒッチ部2から後方に延出する左右一対のロワリンク13と、該ロワリンク13の後端部に一体的に設けられ、作業機7が連結される三点式の作業機連結フレーム14と、リフトロッド15を介してリフトアーム3に連結されるリフトアーム連結部16とを備え、リフトアーム連結部16がロワリンク13の前後方向中間部に設けられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の後部に設けられる二点連結式のヒッチ部に対し、三点連結式の作業機を連結させると共に、前記走行機体に設けられるリフトアームの油圧動作に応じて、前記作業機を昇降させる作業機連結装置であって、 該作業機連結装置は、前記ヒッチ部に上下回動自在に連結され、前記ヒッチ部から後方に延出する左右一対のロワリンクと、該ロワリンクの後端部に一体的に設けられ、前記作業機が連結される三点式の作業機連結フレームと、リフトロッドを介して前記リフトアームに連結されるリフトアーム連結部とを備え、該リフトアーム連結部が前記ロワリンクの前後方向中間部に設けられることを特徴とする作業機連結装置。 【請求項2】 前記左右のロワリンクを、筒状の補強部材を介して一体的に連結すると共に、前記補強部材に、前記リフトアーム連結部となる軸部材を挿通したことを特徴とする請求項1記載の作業機連結装置。 【請求項3】 前記ロワリンクの前後方向中間部と、前記作業機連結フレームの左右両端部とを、前記リフトアーム連結部を保護するガード部材を介して一体的に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の作業機連結装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクタ等に設けられ、走行機体と作業機の連結に用いられる作業機連結装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、走行機体の後部に設けられる二点連結式のヒッチ部に対し、三点連結式の作業機を連結させると共に、走行機体に設けられるリフトアームの油圧動作に応じて、作業機を昇降させる作業機連結装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の作業機連結装置は、ヒッチ部に上下回動自在に連結される左右一対のロワリンクと、該ロワリンクの後端部に一体的に設けられ、作業機が連結される三点式の作業機連結フレームと、リフトロッドを介してリフトアームに連結されるリフトアーム連結部とを備えて構成されている。 【特許文献1】特開2002−191204号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、特許文献1に記載の作業機連結装置では、リフトアーム連結部を作業機連結フレームに設けているため、作業機連結フレームの幅を左右のリフトアーム間隔に合わせて設定する必要があり、その結果、作業機連結フレームの形状が複雑になり、強度の低下やコストアップを招来するという不都合がある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、走行機体の後部に設けられる二点連結式のヒッチ部に対し、三点連結式の作業機を連結させると共に、前記走行機体に設けられるリフトアームの油圧動作に応じて、前記作業機を昇降させる作業機連結装置であって、該作業機連結装置は、前記ヒッチ部に上下回動自在に連結され、前記ヒッチ部から後方に延出する左右一対のロワリンクと、該ロワリンクの後端部に一体的に設けられ、前記作業機が連結される三点式の作業機連結フレームと、リフトロッドを介して前記リフトアームに連結されるリフトアーム連結部とを備え、該リフトアーム連結部が前記ロワリンクの前後方向中間部に設けられることを特徴とする。このように構成すれば、作業機連結フレームの形状が複雑になることを回避し、作業機連結フレームの強度アップやコストダウンを図ることができる。 また、前記左右のロワリンクを、筒状の補強部材を介して一体的に連結すると共に、前記補強部材に、前記リフトアーム連結部となる軸部材を挿通したことを特徴とする。このように構成すれば、作業機連結装置の剛性を高めることができるだけでなく、リフトアーム連結部の強度も向上させることができる。 また、前記ロワリンクの前後方向中間部と、前記作業機連結フレームの左右両端部とを、前記リフトアーム連結部を保護するガード部材を介して一体的に連結したことを特徴とする。このように構成すれば、リフトアーム連結部を保護しつつ、作業機連結装置の剛性を高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0005】 次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1の後部には、二点連結式のヒッチ部2及びリフトアーム3が設けられている。二点連結式のヒッチ部2は、後方に開口する左右一対の連結ブラケット4と、該連結ブラケット4に着脱自在に装着される抜止めピン5とを備えて構成されている。このように構成されたヒッチ部2には、通常、二点連結式の作業機が装着されるが、本発明の作業機連結装置6を介在させることにより、三点連結式の作業機7を装着することが可能になる。 【0006】 三点連結式の作業機7は、単一のトップピン8と、左右一対のロアピン9を備えており、これらのピン8、9が作業機連結装置6に係脱される。また、ロータリなどの作業機7は、前方に突出する入力軸10を備えており、この入力軸10を、ジョイント軸11を介して走行機体1のPTO軸12に連結することにより、作業機7に作業動力が伝動される。 【0007】 作業機連結装置6は、ヒッチ部2に上下回動自在に連結され、ヒッチ部2から後方に延出する左右一対のロワリンク13と、ロワリンク13の後端部に一体的に設けられ、作業機7が連結される三点式の作業機連結フレーム14と、リフトロッド15を介してリフトアーム3に連結されるリフトアーム連結部16と、ジョイント軸11と作業機7の入力軸10を自動的に連結させる伝動部17とを備えて構成されている。 【0008】 作業機連結装置6は、通常、走行機体1のヒッチ部2に予め装着される。作業機7を連結する場合は、作業機連結フレーム14の上部連結ブラケット18を作業機7のトップピン8に係合させた後、リフトアーム3で作業機連結装置6を上昇させる。すると、作業機連結フレーム14に設けられる左右一対の下部連結ブラケット19に作業機7のロアピン9が自動的に係合し、作業機7の連結が完了する。また、入力軸10を備える作業機7の場合は、ジョイント軸11のヨーク部11aに、作業機7の入力軸10が自動的に嵌入し、PTO軸12から作業機7への動力供給経路が確立される。 【0009】 次に、作業機連結装置6を構成するロワリンク13、作業機連結フレーム14、リフトアーム連結部16及び伝動部17について順次説明する。ロワリンク13は、左右一対の角パイプ20を有し、その前端部に平面視コ字状の連結プレート21を固設して構成される。連結プレート21には、左右方向を向く連結ピン22が固設されており、この連結ピン22を前記連結ブラケット4に嵌合し、抜止めピン5で抜止めすることにより、ロワリンク13がヒッチ部2に対して上下回動自在に連結される。 【0010】 作業機連結フレーム14は、ロアリンク13の後端側に固設される逆U字状のパイプフレーム23と、パイプフレーム23の中央上端部に固設される前述の上部連結ブラケット18と、パイプフレーム23の左右下端部に固設される前述の下部連結ブラケット19と、左右の下部連結ブラケット19に回動自在に設けられるフックプレート24と、左右のフックプレート24を連結し、かつ上部連結ブラケット18の長孔18aにガイドされる操作レバー25と、操作レバー25を介して左右のフックプレート24を下方に付勢するバネ26とを備えて構成されている。作業機7を着脱する場合は、操作レバー25を上方に操作し、フックプレート24を上方に回動させる。 【0011】 パイプフレーム23には、中央部に向けて突出する左右一対の伝動部ブラケット27が固設されており、その先端部間に伝動部17が構成されている。尚、左右の伝動部ブラケット27は、パイプ28で連結されると共に、ロアリンク13の後端部に一体的に連結されている。 【0012】 伝動部17は、伝動部ブラケット27から突出する左右一対のピン27aによって、前後回動自在に支持されるベアリングホルダ29を備える。ベアリングホルダ29は、ベアリング30を介して、ジョイント軸11のヨーク部11aを回転自在に支持している。ジョイント軸11の下方は、ロワリンク13に設けられる正面視凵字状のカバー31で覆われており、カバー31の側壁間には、ジョイント軸11を初期位置で支持する支持棒32が一体的に架設されている。つまり、ヨーク部11aの初期位置及び初期角度は支持棒32によって規定されており、カバー31を固定するボルト31aの挿通孔を長孔とすることにより、支持棒32の上下位置を調整し、ヨーク部11aの初期位置及び初期角度を変更できるようにしてある。 【0013】 上記のように初期位置及び初期角度が調整されたヨーク部11aは、内周面に六角スプラインを有すると共に、その入口部には、入力軸10を導き入れるテーパが形成されている。これにより、作業機7の連結時において、作業機7の入力軸10をヨーク部11aにスムーズに嵌入させることができる。入力軸10がヨーク部11aに嵌入すると、ジョイント軸11は、支持棒32から浮上り、PTO動力を作業機7に伝達する。また、ジョイント軸11の基端側折曲中心位置は、作業機連結装置6の回動中心となる連結ピン22の位置と側面視で略一致している。これにより、作業機7を昇降させても、ジョイント軸11に無理な荷重が作用することがなく、異音などの発生を防止することができる。 【0014】 リフトアーム連結部16は、ロワリンク13の前後方向中間部に設けられている。このように構成すると、作業機連結フレーム14にリフトアーム連結部16を設ける場合のように、作業機連結フレーム14の形状が複雑になることを回避し、作業機連結フレーム14の強度アップやコストダウンを図ることが可能になる。 【0015】 本実施形態のリフトアーム連結部16は、左右のロワリンク13を、筒状の補強部材33を介して一体的に連結すると共に、この補強部材33に軸部材34(リフトロッド連結軸)を挿通して構成されている。このように構成すると、作業機連結装置6の剛性を高めることができるだけでなく、リフトアーム連結部16の強度も向上させることができる。 【0016】 また、本実施形態では、ロワリンク13の前後方向中間部と、作業機連結フレーム14の左右両端部(下部連結ブラケット19)とをガード部材35を介して一体的に連結している。このガード部材35は、リフトアーム連結部16の左右外側方に位置するので、作業機連結装置6の剛性が高められるだけでなく、リフトアーム連結部16を保護することが可能になる。 【0017】 叙述の如く構成された本実施形態の作業機連結装置6は、走行機体1の後部に設けられる二点連結式のヒッチ部2に対し、三点連結式の作業機7を連結させると共に、走行機体1に設けられるリフトアーム3の油圧動作に応じて、作業機7を昇降させるものであって、ヒッチ部2に上下回動自在に連結され、ヒッチ部2から後方に延出する左右一対のロワリンク13と、該ロワリンク13の後端部に一体的に設けられ、作業機7が連結される三点式の作業機連結フレーム14と、リフトロッド15を介してリフトアーム3に連結されるリフトアーム連結部16とを備えて構成されるが、リフトアーム連結部16がロワリンク13の前後方向中間部に設けられているので、作業機連結フレーム14の形状が複雑になることを回避し、作業機連結フレーム14の強度アップやコストダウンを図ることができる。 【0018】 また、左右のロワリンク13を、筒状の補強部材33を介して一体的に連結すると共に、補強部材33に、リフトアーム連結部16となる軸部材34を挿通したので、作業機連結装置6の剛性を高めることができるだけでなく、リフトアーム連結部16の強度も向上させることができる。 【0019】 また、ロワリンク13の前後方向中間部と、作業機連結フレーム14の左右両端部とを、リフトアーム連結部16を保護するガード部材35を介して一体的に連結したので、リフトアーム連結部16を保護しつつ、作業機連結装置6の剛性を高めることができる。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】作業機非連結状態を示す作業機連結装置の側面図である。 【図2】作業機連結状態を示す作業機連結装置の側面図である。 【図3】作業機連結装置の平面図である。 【図4】作業機連結装置の背面図である。 【図5】作業機連結装置の斜視図である。 【図6】作業機連結前の伝動部を示す側面図である。 【図7】作業機連結後の伝動部を示す側面図である。 【図8】作業機上昇時の伝動部を示す側面図である。 【図9】伝動部とカバーの関係を示す要部断面図である。 【符号の説明】 【0021】 1 走行機体 2 ヒッチ部 3 リフトアーム 6 作業機連結装置 7 作業機 10 入力軸 11 ジョイント軸 13 ロワリンク 14 作業機連結フレーム 15 リフトロッド 16 リフトアーム連結部 17 伝動部 29 ベアリングホルダ 31 カバー 32 支持棒 33 補強部材 34 軸部材 35 ガード部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成16年9月8日(2004.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2006−75049(P2006−75049A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月23日(2006.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願2004−261157(P2004−261157) |
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