| 【発明の名称】 |
作業機ヒッチ構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】岸本 岳史 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】林 恵一 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡易な構成で、作業機の入れ替え時入力軸の外周に設けられているスプラインをユニバーサルジョイントのヨークの内周に設けられているスプラインと合わせる手間がなく、ワンタッチで作業機の入力軸とユニバーサルジョイントのヨークとを結合することのできる作業機のヒッチ構造を提供する。
【解決手段】トラクタのPTO軸5と作業機の入力軸6とをユニバーサルジョイント7を介して結合する作業機ヒッチ構造1において、入力軸6にスプライン嵌合し入力軸上を摺動可能なブッシュ2と、ブッシュ2のユニバーサルジョイント7側の端面に設けられた第一係合部31と、ユニバーサルジョイント7のブッシュ2側の端面に設けられた第一係合部31と係合可能な第二係合部32と、ブッシュ2をユニバーサルジョイント7の方向に押圧する押圧部材4と、を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタのPTO軸と作業機の入力軸とをユニバーサルジョイントを介して結合する作業機ヒッチ構造において、 前記入力軸にスプライン嵌合し前記入力軸上を摺動可能なブッシュと、 前記ブッシュの前記ユニバーサルジョイント側の端面に設けられた第一係合部と、 前記ユニバーサルジョイントの前記ブッシュ側の端面に設けられた前記第一係合部と係合可能な第二係合部と、 前記ブッシュを前記ユニバーサルジョイントの方向に押圧する押圧部材と、 を備えたことを特徴とする作業機ヒッチ構造。 【請求項2】 前記ユニバーサルジョイントの前記入力軸挿入部の内側に拡大内径部を設けたことを特徴とする請求項1記載の作業機ヒッチ構造。 【請求項3】 前記第一係合部と前記第二係合部とが前記入力軸の軸方向の段差形状を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の作業機ヒッチ構造。 【請求項4】 前記第一係合部と前記第二係合部とが前記入力軸の段差を傾けて所定の回転方向には係合するが逆方向には係合しない構成を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の作業機ヒッチ構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクタにユニバーサルジョイントを介して結合した作業機ヒッチ構造に関する。 【背景技術】 【0002】 トラクター作業機の連結装置としては、図3に示されるように、トラクタ1にロータリ耕耘機である作業機2を、2点ヒッチによる連結装置3により、着脱自在に連結したものが知られている。(特許文献1参照) 【0003】 トラクタ1に、この車体4上に、左右のリフトアーム5を有する作業機昇降装置である油圧装置6を備えている。 【0004】 左右の後輪7はフェンダ7Aで覆われており、左右のフェンダ7A間に運転席8が設けられ、車体4からはPTO軸9が突き出されている。 【0005】 上記2点ヒッチによる連結装置3は車体4の後面側に固着しているヒッチ台枠10に、作業機2から突出された左右のサポートアーム11をヒッチ部分で連結し、左右のサポートアーム11と左右のリフトアーム5とを連結することにより、昇降自在とされている。 【0006】 従来、上記したトラクター作業機において、作業機の連結構造即ち作業機のヒッチ構造は、作業機の入力軸とトラクタのPTO軸をユニバーサルジョイントを介して結合されているが、作業機の入れ替え時には、ユニバーサルジョイントを差し替えることを要する。即ち、作業機の入力軸の外周に設けられているスプラインをユニバーサルジョイントのヨークの内周に設けられているスプラインと合わせることを要する。 【特許文献1】特開2002−95304号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかし、上記従来技術では、作業機の入力軸の外周に設けられているスプラインをユニバーサルジョイントのヨークの内周に設けられているスプラインと合わせることが困難であるという問題点があった。 【0008】 そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、簡易な構成で、作業機の入れ替え時入力軸の外周に設けられているスプラインをユニバーサルジョイントのヨークの内周に設けられているスプラインと合わせる手間がなく、ワンタッチで作業機の入力軸とユニバーサルジョイントのヨークとを結合することのできる作業機のヒッチ構造を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、トラクタのPTO軸と作業機の入力軸とをユニバーサルジョイントを介して結合する作業機ヒッチ構造において、前記入力軸にスプライン嵌合し前記入力軸上を摺動可能なブッシュと、前記ブッシュの前記ユニバーサルジョイント側の端面に設けられた第一係合部と、前記ユニバーサルジョイントの前記ブッシュ側の端面に設けられた前記第一係合部と係合可能な第二係合部と、前記ブッシュを前記ユニバーサルジョイントの方向に押圧する押圧部材と、を備えたことを特徴とする作業機ヒッチ構造を提供する。 【0010】 上記構成によれば、作業機の入力軸をユニバーサルジョイントに装着するとき、スプライン同士を合わせる必要がなく、ブッシュの第一係合部とユニバーサルジョイントの第二係合部とを係合させるだけで装着がワンタッチで行える。 【0011】 請求項2に係る発明は、前記ユニバーサルジョイントの前記入力軸挿入部の内側に拡大内径部を設けたことを特徴とする請求項1記載の作業機ヒッチ構造を提供する。 【0012】 上記構成によれば、入力軸挿入部の内側に拡大内径部を有するので、入力軸を容易に挿入することができる。 【0013】 請求項3に係る発明は、前記第一係合部と前記第二係合部とが前記入力軸の軸方向の段差形状を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の作業機ヒッチ構造を提供する。 【0014】 上記構成によれば、段差形状を有している第一係合部と第二係合部とを係合させることにより、ユニバーサルジョイントと入力軸とを効率良く連結させることができる。 【0015】 請求項4に係る発明は、前記第一係合部と前記第二係合部とが前記入力軸の段差を傾けて所定の回転方向には係合するが逆方向には係合しない構成を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の作業機ヒッチ構造を提供する。 【0016】 上記構成によれば、第一係合部と第二係合部とが入力軸の段差を傾けて所定の回転方向には係合するが逆方向には係合しない構成を有しているので、ユニバーサルジョイントと入力軸とを駆動回転作用を利用することができるので、効率良く連結させることができる。 【発明の効果】 【0017】 上記作業機ヒッチ構造によると、簡易な構成で、作業機の入れ替え時入力軸の外周に設けられているスプラインをユニバーサルジョイントのヨークの内周に設けられているスプラインと合わせる手間がなく、ワンタッチで作業機の入力軸とユニバーサルジョイントのヨークとを結合することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【実施例1】 【0019】 図1及び図2を参照しつつ、本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造を説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造の一部断面図、 図2は、本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造における係合部の一部斜視図を示す。 【0020】 本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造1は、主に、作業機の入力軸6にスプライン嵌合するブッシュ2、このブッシュ2の端面に設けられた第二係合部である段差部32及びユニバーサルジョイント7の端面に設けられた第一係合部である段差部31を有している。これらの段差部31,32は、図2に示されるように、ブッシュ2の端面に設けられた段差部32における凹部320と凸部321とが各々、ユニバーサルジョイント7の端面に設けられた段差部31における凸部311と凹部310と嵌り合う構成とされている。ブッシュ2は、支持台41に取り付けられた押圧部材であるスプリング4によりユニバーサルジョイント7側に押圧されている。この押圧部材4の押圧力により上記第二係合部である段差部32と上記第一係合部である段差部31とが係合部3を構成している。 【0021】 ユニバーサルジョイント7の入力軸挿入部71の内周部には、内径を通常より拡大した拡大内径部72が設けられ、余裕を持って入力軸6が挿入可能になっている。ユニバーサルジョイント7は、軸受部13を介して支えられている。 【0022】 8は、回動中心で、リフトアーム12により、ロワーリンク14が回動するときの支点である。このロワーリンク14の回動により、作業機が持ち上げられたり、逆に降ろされたりする。 【0023】 5は、動力取出軸であるPTO軸で、11は、作業機側のべベルギヤ11で入力軸6からの駆動力を作業機のギヤケース16内のギヤ15へ伝動する機能を有している。 【0024】 次に、上記構成を有する本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造1の作用を説明する。 【0025】 作業機側の入力軸6をユニバーサルジョイント7の入力軸挿入部71に挿入するとき、入力軸挿入部71の内周側には拡大内径部72が設けられているので、従来のようなスプライン同士を合わせる必要がなく、入力軸6をユニバーサルジョイント7の入力軸挿入部71に容易に挿入することができる。 【0026】 入力軸6を挿入後、ユニバーサルジョイント7の端面に設けられた第一係合部31とブッシュ2の端面に設けられた第二係合部32とが係合させる。即ち、図2に示されるように、ブッシュ2の端面に設けられた凹部320と凸部321とが各々、ユニバーサルジョイント7の端面に設けられた凸部311と凹部310とに嵌り合うことにより、押圧部材4により押圧された状態で係合部3が構成されユニバーサルジョイント7とブッシュ2とが一体となり同期した動きが可能となる。その後、PTO軸からの動力はユニバーサルジョイント7、係合部3、ブッシュ2そして入力軸6へ伝達されることにより、PTO軸からの動力が作業機側へ伝達されることになる。 【0027】 このように、入力軸6をユニバーサルジョイント7に挿入するとき、スプライン同士を合わせる必要がなく、既にスプライン結合したブッシュ2の第二係合部32とユニバーサルジョイント7の第一係合部31とを係合させるだけであるので、入力軸6をユニバーサルジョイント7にワンタッチで装着することができる。 【0028】 尚、本実施例では、係合部3は、略直角即ち軸方向の段差形状の第一係合部31と第二係合部32とを係合させているが、略直角でなくとも多少段差を傾けて所定の回転方向には係合するが逆方向には係合しない構成とすることも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造の一部断面図。 【図2】本発明の第1実施例に係る作業機ヒッチ構造における係合部の一部斜視図。 【図3】従来技術に係るトラクター作業機の側面図。 【符号の説明】 【0030】 1 作業機ヒッチ構造 2 ブッシュ 21 ブッシュ側スプライン 3 係合部 31 第一係合部 310 凹部 311 凸部 32 第二係合部 320 凹部 321 凸部 4 押圧部材 41 支持台 5 PTO軸 6 入力軸 61 入力軸側スプライン 7 ユニバーサルジョイント 71 入力軸挿入部 72 拡大内径部 8 回動中心 9 平行ピン 10 U字溝 11 べベルギヤ 12 リフトアーム 13 軸受部 14 ロワーリンク 15 ギヤ 16 ギヤケース
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成16年7月1日(2004.7.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090893 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邊 敏
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| 【公開番号】 |
特開2006−14652(P2006−14652A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月19日(2006.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願2004−195324(P2004−195324) |
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